JPH07269779A - 断熱筐体及び真空断熱パネルの製造方法 - Google Patents
断熱筐体及び真空断熱パネルの製造方法Info
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- JPH07269779A JPH07269779A JP6057374A JP5737494A JPH07269779A JP H07269779 A JPH07269779 A JP H07269779A JP 6057374 A JP6057374 A JP 6057374A JP 5737494 A JP5737494 A JP 5737494A JP H07269779 A JPH07269779 A JP H07269779A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空断熱パネルを用いた断熱筐体において、
断熱性能の向上を図る。 【構成】 断熱筐体1の外殻体2を構成する内箱3と外
箱4との間に、真空断熱パネル5をこれらに挟持される
ように配設すると共に、真空断熱パネル5が配設された
以外の空間部に発泡成形体10及び発泡断熱材11を充
填した構成とする。真空断熱パネル5を用いた部分にお
いては、真空断熱パネル5だけで断熱層が構成されてい
るから、外殻体の厚さ方向に断熱性能の良い真空断熱パ
ネルとこれより断熱性能が劣る他の断熱材とが並設され
る場合に比べて、外殻体2の厚さに対する断熱性能の向
上を図ることができる。
断熱性能の向上を図る。 【構成】 断熱筐体1の外殻体2を構成する内箱3と外
箱4との間に、真空断熱パネル5をこれらに挟持される
ように配設すると共に、真空断熱パネル5が配設された
以外の空間部に発泡成形体10及び発泡断熱材11を充
填した構成とする。真空断熱パネル5を用いた部分にお
いては、真空断熱パネル5だけで断熱層が構成されてい
るから、外殻体の厚さ方向に断熱性能の良い真空断熱パ
ネルとこれより断熱性能が劣る他の断熱材とが並設され
る場合に比べて、外殻体2の厚さに対する断熱性能の向
上を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内箱と外箱との間に真
空断熱パネルと真空断熱パネル以外の断熱材とを設けて
構成される断熱筐体、及びこの断熱筐体に用いられる真
空断熱パネルの製造方法に関する。
空断熱パネルと真空断熱パネル以外の断熱材とを設けて
構成される断熱筐体、及びこの断熱筐体に用いられる真
空断熱パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷蔵庫に用いられる断熱筐体にお
いては、近年、断熱材として真空断熱パネルを用いるよ
うにしたものが考えられている。この断熱筐体は、例え
ば厚さが15〜25mm程度の複数個の真空断熱パネルを
外殻体を構成する外箱及び内箱のうちの一方に固定して
設け、その真空断熱パネルと外箱または内箱との間に形
成される空間部、及び真空断熱パネルが設けられた以外
の空間部に発泡ポリウレタンから成る発泡断熱材を充填
した構成となっている。
いては、近年、断熱材として真空断熱パネルを用いるよ
うにしたものが考えられている。この断熱筐体は、例え
ば厚さが15〜25mm程度の複数個の真空断熱パネルを
外殻体を構成する外箱及び内箱のうちの一方に固定して
設け、その真空断熱パネルと外箱または内箱との間に形
成される空間部、及び真空断熱パネルが設けられた以外
の空間部に発泡ポリウレタンから成る発泡断熱材を充填
した構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に真空
断熱パネルは、発泡ポリウレタン等の発泡断熱材と比較
すると断熱特性が良いことが知られている。しかしなが
ら、上記した従来構成のものでは、断熱性能の良い真空
断熱パネルと、これより断熱性能が劣る発泡断熱材と
を、外殻体の厚さ方向に二層となるように並設していた
ため、外殻体の厚さに対する断熱性能が、真空断熱パネ
ルだけで断熱層を構成する場合と比較して劣るという欠
点があった。
断熱パネルは、発泡ポリウレタン等の発泡断熱材と比較
すると断熱特性が良いことが知られている。しかしなが
ら、上記した従来構成のものでは、断熱性能の良い真空
断熱パネルと、これより断熱性能が劣る発泡断熱材と
を、外殻体の厚さ方向に二層となるように並設していた
ため、外殻体の厚さに対する断熱性能が、真空断熱パネ
ルだけで断熱層を構成する場合と比較して劣るという欠
点があった。
【0004】一方、従来より真空断熱パネルとしては厚
さが一定のものが一般的であり、一つのもので厚さが異
なる部分を有する構成のものはなかった。
さが一定のものが一般的であり、一つのもので厚さが異
なる部分を有する構成のものはなかった。
【0005】そこで、本発明の主たる目的は、断熱性能
の向上を図ることができる断熱筐体を提供することにあ
り、また、他の目的としては、厚さが異なる部分を有す
る真空断熱パネルを製造することができる真空断熱パネ
ルの製造方法を提供することにある。
の向上を図ることができる断熱筐体を提供することにあ
り、また、他の目的としては、厚さが異なる部分を有す
る真空断熱パネルを製造することができる真空断熱パネ
ルの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱筐体は、内
箱と外箱とを組み合わせて構成される外殻体と、非通気
性の外装材の収容部内に断熱性を有する充填材を収容す
ると共に、その収容部内の空気を排出して気密に構成さ
れ、前記内箱と外箱との間にこれらにより挟持されるよ
うに設けられた複数個の真空断熱パネルと、前記内箱と
外箱との間の空間部のうち前記真空断熱パネルが設けら
れた以外の空間部に充填された真空断熱パネル以外の断
熱材とを具備する構成に特徴を有する(請求項1)。
箱と外箱とを組み合わせて構成される外殻体と、非通気
性の外装材の収容部内に断熱性を有する充填材を収容す
ると共に、その収容部内の空気を排出して気密に構成さ
れ、前記内箱と外箱との間にこれらにより挟持されるよ
うに設けられた複数個の真空断熱パネルと、前記内箱と
外箱との間の空間部のうち前記真空断熱パネルが設けら
れた以外の空間部に充填された真空断熱パネル以外の断
熱材とを具備する構成に特徴を有する(請求項1)。
【0007】この場合、内箱に外箱とは反対側へ膨出す
る部品取付部を設けることが好ましい(請求項2)。断
熱材の少なくとも一部が現場発泡させる発泡断熱材であ
る場合、この発泡断熱材の原液を注入するための注入口
は、外箱にあって、隣り合った真空断熱パネルの突き合
わせ部分に対応する部位に設けることが好ましい(請求
項3)。
る部品取付部を設けることが好ましい(請求項2)。断
熱材の少なくとも一部が現場発泡させる発泡断熱材であ
る場合、この発泡断熱材の原液を注入するための注入口
は、外箱にあって、隣り合った真空断熱パネルの突き合
わせ部分に対応する部位に設けることが好ましい(請求
項3)。
【0008】真空断熱パネルは、外装材の外周部にその
外装材の一面と平坦に連なりかつ収容部の端面から側方
へ張り出す張出し部を有するように構成されたものを用
い、外殻体のコーナー部において、一方の真空断熱パネ
ルの張出し部を隣りの真空断熱パネルの収容部の端面に
重ね合わせるように配置することが好ましい(請求項
4)。
外装材の一面と平坦に連なりかつ収容部の端面から側方
へ張り出す張出し部を有するように構成されたものを用
い、外殻体のコーナー部において、一方の真空断熱パネ
ルの張出し部を隣りの真空断熱パネルの収容部の端面に
重ね合わせるように配置することが好ましい(請求項
4)。
【0009】外殻体の一つの壁に複数個の真空断熱パネ
ルを並べて用いるような場合において、真空断熱パネル
は、外装材の外周部にその外装材の一面と平坦に連なり
かつ収容部の端面から側方へ張り出す張出し部を有する
構成のものを用い、隣り合った2個の真空断熱パネル
は、張出し部が相手の真空断熱パネルの外装材の一面に
重ね合わせられる共に、収容部の端面同士が当接するよ
うに配置することが好ましい(請求項5)。この場合、
真空断熱パネルには、相手側の張出し部が重ね合わせら
れる一面にその張出し部を収容する凹部を設けることが
好ましい(請求項6)。
ルを並べて用いるような場合において、真空断熱パネル
は、外装材の外周部にその外装材の一面と平坦に連なり
かつ収容部の端面から側方へ張り出す張出し部を有する
構成のものを用い、隣り合った2個の真空断熱パネル
は、張出し部が相手の真空断熱パネルの外装材の一面に
重ね合わせられる共に、収容部の端面同士が当接するよ
うに配置することが好ましい(請求項5)。この場合、
真空断熱パネルには、相手側の張出し部が重ね合わせら
れる一面にその張出し部を収容する凹部を設けることが
好ましい(請求項6)。
【0010】また、同様な目的で、真空断熱パネルは、
外装材の外周部にその外装材の一面と平坦に連なりかつ
収容部の端面から側方へ張り出す張出し部を有するよう
に構成されると共に、収容部の端面は厚さ方向に対して
傾斜状に形成されたものを用い、隣り合った2個の真空
断熱パネルを収容部の端面同士が隙間を存して対向する
ように配置すると共に、その隙間に真空断熱パネル以外
の断熱材を充填する構成とすることもできる(請求項
7)。
外装材の外周部にその外装材の一面と平坦に連なりかつ
収容部の端面から側方へ張り出す張出し部を有するよう
に構成されると共に、収容部の端面は厚さ方向に対して
傾斜状に形成されたものを用い、隣り合った2個の真空
断熱パネルを収容部の端面同士が隙間を存して対向する
ように配置すると共に、その隙間に真空断熱パネル以外
の断熱材を充填する構成とすることもできる(請求項
7)。
【0011】この場合、真空断熱パネルの収容部の端面
を階段状に形成し、隣り合った2個の真空断熱パネルを
収容部の端面同士が隙間を存して対向するように配置す
ると共に、その隙間に真空断熱パネル以外の断熱材を充
填する構成とすることもできる(請求項8)。
を階段状に形成し、隣り合った2個の真空断熱パネルを
収容部の端面同士が隙間を存して対向するように配置す
ると共に、その隙間に真空断熱パネル以外の断熱材を充
填する構成とすることもできる(請求項8)。
【0012】真空断熱パネルとして厚さが異なる部分を
有するものを製造するには、深さの異なる成形部を有す
る成形治具を用い、前記成形部に発泡断熱材の原液及び
破泡剤を注入すると共に、成形部内を加圧して前記原液
を発泡させることにより連続気泡を有する充填材を成形
する成形工程と、この成形工程で成形された充填材を外
装材の収容部内に収容してその収容部内の空気を排出さ
せる真空引き工程と、真空引きした後、前記収容部の開
口部を気密にシールするシール工程とによって製造する
方法が好ましい(請求項9)。
有するものを製造するには、深さの異なる成形部を有す
る成形治具を用い、前記成形部に発泡断熱材の原液及び
破泡剤を注入すると共に、成形部内を加圧して前記原液
を発泡させることにより連続気泡を有する充填材を成形
する成形工程と、この成形工程で成形された充填材を外
装材の収容部内に収容してその収容部内の空気を排出さ
せる真空引き工程と、真空引きした後、前記収容部の開
口部を気密にシールするシール工程とによって製造する
方法が好ましい(請求項9)。
【0013】上記製造方法において、成形工程と真空引
き工程との間に、充填材の表面を削り取る削り取り工程
を行うことが好ましい(請求項10)。
き工程との間に、充填材の表面を削り取る削り取り工程
を行うことが好ましい(請求項10)。
【0014】一方、断熱筐体を廃棄する場合のことを考
慮して、外箱及び内箱のうちの少なくともどちらか一方
と断熱材との接触面に熱溶融性樹脂を設けたり(請求項
11)、真空断熱パネルと断熱材との接触面に熱溶融性
樹脂を設けたり(請求項12)、或いは外箱及び内箱の
うちの少なくともどちらか一方と真空断熱パネルとの接
触面に熱溶融性樹脂を設けたりすることが好ましい(請
求項13)。
慮して、外箱及び内箱のうちの少なくともどちらか一方
と断熱材との接触面に熱溶融性樹脂を設けたり(請求項
11)、真空断熱パネルと断熱材との接触面に熱溶融性
樹脂を設けたり(請求項12)、或いは外箱及び内箱の
うちの少なくともどちらか一方と真空断熱パネルとの接
触面に熱溶融性樹脂を設けたりすることが好ましい(請
求項13)。
【0015】
【作用】請求項1の断熱筐体によれば、断熱層として真
空断熱パネルを使用できる部分には真空断熱パネルを用
い、真空断熱パネルの使用が困難な部分については他の
断熱材を用いる。この場合、真空断熱パネルを用いた部
分においては、真空断熱パネルだけで断熱層が構成され
ているから、外殻体の厚さ方向に断熱性能の良い真空断
熱パネルとこれより断熱性能が劣る他の断熱材とが並設
される場合に比べて、外殻体の厚さに対する断熱性能の
向上を図ることができる。
空断熱パネルを使用できる部分には真空断熱パネルを用
い、真空断熱パネルの使用が困難な部分については他の
断熱材を用いる。この場合、真空断熱パネルを用いた部
分においては、真空断熱パネルだけで断熱層が構成され
ているから、外殻体の厚さ方向に断熱性能の良い真空断
熱パネルとこれより断熱性能が劣る他の断熱材とが並設
される場合に比べて、外殻体の厚さに対する断熱性能の
向上を図ることができる。
【0016】請求項2の断熱筐体によれば、内箱に設け
られた部品取付部は外箱とは反対側へ膨出させているか
ら、その部品取付部を利用して部品を取り付ける際に、
固定手段等で真空断熱パネルを傷付けないようにでき
る。
られた部品取付部は外箱とは反対側へ膨出させているか
ら、その部品取付部を利用して部品を取り付ける際に、
固定手段等で真空断熱パネルを傷付けないようにでき
る。
【0017】請求項3の断熱筐体によれば、発泡断熱材
の原液を注入するための注入口は、外箱にあって、隣り
合った真空断熱パネルの突き合わせ部分に対応する部位
に設けているので、原液の注入がしやすいと共に原液が
流れやすく、したがって発泡断熱材を外殻体内に充填し
やすい。
の原液を注入するための注入口は、外箱にあって、隣り
合った真空断熱パネルの突き合わせ部分に対応する部位
に設けているので、原液の注入がしやすいと共に原液が
流れやすく、したがって発泡断熱材を外殻体内に充填し
やすい。
【0018】請求項4の断熱筐体によれば、真空断熱パ
ネルを外殻体のコーナー部に極力寄せて配置することが
可能になり、真空断熱パネルの占有率を多くでき、ひい
ては断熱筐体全体の断熱性能の向上を図ることができ
る。
ネルを外殻体のコーナー部に極力寄せて配置することが
可能になり、真空断熱パネルの占有率を多くでき、ひい
ては断熱筐体全体の断熱性能の向上を図ることができ
る。
【0019】請求項5〜8の断熱筐体によれば、複数個
の真空断熱パネルを連結して使用することができる。し
たがって、真空断熱パネルとしては、モジュール化(規
格化)し、基本寸法の真空断熱パネルの組み合わせで複
数種類の寸法に対応させることが可能となる。
の真空断熱パネルを連結して使用することができる。し
たがって、真空断熱パネルとしては、モジュール化(規
格化)し、基本寸法の真空断熱パネルの組み合わせで複
数種類の寸法に対応させることが可能となる。
【0020】請求項9の真空断熱パネルの製造方法によ
れば、充填材として連続気泡を有する成形品を使用する
ことにより、厚さが異なる部分を有する真空断熱パネル
を容易に製造することができる。
れば、充填材として連続気泡を有する成形品を使用する
ことにより、厚さが異なる部分を有する真空断熱パネル
を容易に製造することができる。
【0021】請求項10の真空断熱パネルの製造方法に
よれば、成形された充填材の表面を削り取ることによ
り、表面に現れる空洞を多くでき、真空引きがしやすく
なる。また、表面を平らにできる。
よれば、成形された充填材の表面を削り取ることによ
り、表面に現れる空洞を多くでき、真空引きがしやすく
なる。また、表面を平らにできる。
【0022】請求項11〜13の断熱筐体によれば、断
熱筐体として使用する場合には、熱溶融性樹脂により各
部材が強固に接着されることにより、十分な強度を得る
ことができる。そして、廃棄に伴い断熱筐体を解体する
場合には、加熱により熱溶融性樹脂を溶融させることに
より、各部材を容易に分離することが可能となる。
熱筐体として使用する場合には、熱溶融性樹脂により各
部材が強固に接着されることにより、十分な強度を得る
ことができる。そして、廃棄に伴い断熱筐体を解体する
場合には、加熱により熱溶融性樹脂を溶融させることに
より、各部材を容易に分離することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を冷蔵庫の断熱筐体に適用した
第1実施例につき、図1ないし図10を参照して説明す
る。まず、図1において、断熱筐体1の外殻を構成する
外殻体2は、プラスチック製の内箱3と、鋼板製の外箱
4とを組み合わせて構成されている。
第1実施例につき、図1ないし図10を参照して説明す
る。まず、図1において、断熱筐体1の外殻を構成する
外殻体2は、プラスチック製の内箱3と、鋼板製の外箱
4とを組み合わせて構成されている。
【0024】断熱筐体1において、外殻体2の天井部、
背部、及び左右両側部には、それぞれ内箱3と外箱4と
の間にこれらに挟持されるように真空断熱パネル5が設
けられている(図6参照)。各部に配設された真空断熱
パネル5は、大きさは異なるが、基本的な構成は同じで
ある。
背部、及び左右両側部には、それぞれ内箱3と外箱4と
の間にこれらに挟持されるように真空断熱パネル5が設
けられている(図6参照)。各部に配設された真空断熱
パネル5は、大きさは異なるが、基本的な構成は同じで
ある。
【0025】すなわち、真空断熱パネル5は、非通気性
の外装材6の収容部7内に、断熱性を有する材料である
例えばパーライトやシリカの微粉末等より成る充填材8
を通気性を有する袋(図示せず)に入れた状態で収容
し、収容部7内の空気を開口部から真空引きにより排出
し、この後、その開口部を熱圧着などの手段により接合
することによって気密に構成されている。外装材6の外
周部には、この外装材6の一面と平坦に連なり、かつ収
容部7の端面7aから側方へ張り出す張出し部6aが形
成されている(図8参照)。
の外装材6の収容部7内に、断熱性を有する材料である
例えばパーライトやシリカの微粉末等より成る充填材8
を通気性を有する袋(図示せず)に入れた状態で収容
し、収容部7内の空気を開口部から真空引きにより排出
し、この後、その開口部を熱圧着などの手段により接合
することによって気密に構成されている。外装材6の外
周部には、この外装材6の一面と平坦に連なり、かつ収
容部7の端面7aから側方へ張り出す張出し部6aが形
成されている(図8参照)。
【0026】各真空断熱パネル5は外箱4の内面に例え
ば熱溶融性樹脂であるホットメルト(図示せず)により
接着固定されていると共に、各真空断熱パネル5の内箱
3側には5mm以下の軟質シート9(図2参照)が予め接
着されており、その軟質シート9を介して内箱3側と接
触している。
ば熱溶融性樹脂であるホットメルト(図示せず)により
接着固定されていると共に、各真空断熱パネル5の内箱
3側には5mm以下の軟質シート9(図2参照)が予め接
着されており、その軟質シート9を介して内箱3側と接
触している。
【0027】また、外殻体2内において、天井部の真空
断熱パネル5の前方、及び左右両側部の真空断熱パネル
の前方には、真空断熱パネル以外の断熱材として、例え
ば発泡ポリウレタンの成形品である発泡成形体10が充
填されている(図1には、発泡成形体10としては天井
部側のもののみ示す)。なお、この発泡成形体10を充
填する部分については、発泡成形体10に代えて、例え
ばグラスウール等の断熱材を充填してもよい。
断熱パネル5の前方、及び左右両側部の真空断熱パネル
の前方には、真空断熱パネル以外の断熱材として、例え
ば発泡ポリウレタンの成形品である発泡成形体10が充
填されている(図1には、発泡成形体10としては天井
部側のもののみ示す)。なお、この発泡成形体10を充
填する部分については、発泡成形体10に代えて、例え
ばグラスウール等の断熱材を充填してもよい。
【0028】そして、外殻体2内において、真空断熱パ
ネル5及び発泡成形体10を配設した以外の空間部に
は、真空断熱パネル以外の断熱材として、例えば発泡ポ
リウレタンから成る発泡断熱材11をいわゆる現場発泡
によって充填している。この場合、外殻体2の底部側は
形状が複雑となるため、発泡断熱材11のみとなってい
る。なお、冷却器12の除霜時において冷却器12から
滴下する除霜水を受けて庫外へ排出するための排水口1
3や、排水口13が氷結して詰まらないようにするため
の排水口ヒータ14、冷凍サイクルの配管(図示せず)
等は、発泡断熱材11を発泡充填する前に予め外殻体2
に固定しておく。
ネル5及び発泡成形体10を配設した以外の空間部に
は、真空断熱パネル以外の断熱材として、例えば発泡ポ
リウレタンから成る発泡断熱材11をいわゆる現場発泡
によって充填している。この場合、外殻体2の底部側は
形状が複雑となるため、発泡断熱材11のみとなってい
る。なお、冷却器12の除霜時において冷却器12から
滴下する除霜水を受けて庫外へ排出するための排水口1
3や、排水口13が氷結して詰まらないようにするため
の排水口ヒータ14、冷凍サイクルの配管(図示せず)
等は、発泡断熱材11を発泡充填する前に予め外殻体2
に固定しておく。
【0029】図6は外殻体2を後ろ側から見た斜視図で
あり、外箱4の背板部4aにおいて、上記発泡断熱材1
1の原液を注入するための注入口15を、隣り合った真
空断熱パネル5、5の突き合わせ部分に対応する部位、
この場合、天井部側と、底部側と、これらの中間部のコ
ーナー部に2個ずつ合計6個形成している。なお、注入
口15のうち、底部側の2個については、外箱4の底板
部4bに形成するようにしても良い。
あり、外箱4の背板部4aにおいて、上記発泡断熱材1
1の原液を注入するための注入口15を、隣り合った真
空断熱パネル5、5の突き合わせ部分に対応する部位、
この場合、天井部側と、底部側と、これらの中間部のコ
ーナー部に2個ずつ合計6個形成している。なお、注入
口15のうち、底部側の2個については、外箱4の底板
部4bに形成するようにしても良い。
【0030】各注入口15から発泡断熱材の原液を注入
すると、その原液が図6中矢印で示すように、真空断熱
パネル5及び発泡成形体10を配設した以外の空間部に
流れ込み、発泡して固形化する(斜線部分参照)。これ
により、真空断熱パネル5及び発泡成形体10を配設し
た以外の空間部に発泡断熱材11が充填されることにな
る。この発泡断熱材11を充填することにより、内箱
3、外箱4、真空断熱パネル5、及び発泡成形体10を
固定することができ、真空断熱パネル5だけで断熱層を
形成したときに生ずる剛性の低下を防止できる。
すると、その原液が図6中矢印で示すように、真空断熱
パネル5及び発泡成形体10を配設した以外の空間部に
流れ込み、発泡して固形化する(斜線部分参照)。これ
により、真空断熱パネル5及び発泡成形体10を配設し
た以外の空間部に発泡断熱材11が充填されることにな
る。この発泡断熱材11を充填することにより、内箱
3、外箱4、真空断熱パネル5、及び発泡成形体10を
固定することができ、真空断熱パネル5だけで断熱層を
形成したときに生ずる剛性の低下を防止できる。
【0031】このとき、真空断熱パネル5と外箱4との
間はホットメルトにより接着固定され、真空断熱パネル
5と内箱3との間は軟質シート9を介して両者が接触し
ているから、真空断熱パネル5と外箱4及び内箱3との
間には発泡断熱材11が浸入することはない。
間はホットメルトにより接着固定され、真空断熱パネル
5と内箱3との間は軟質シート9を介して両者が接触し
ているから、真空断熱パネル5と外箱4及び内箱3との
間には発泡断熱材11が浸入することはない。
【0032】また、外殻体2内に真空断熱パネル5を配
設する場合、発泡断熱材の原液を注入する場合のことを
考慮して、図7及び図8に示すように配置している。す
なわち、外殻体2の背部と天井部との間のコーナー部2
aにおいて、天井部側に配置される真空断熱パネル5
は、外装材6の張出し部6aが外箱4の天井部4cの内
面に接触するように配置し、そして、背部側に配置され
る真空断熱パネル5は、外装材6の張出し部6aが相手
側の真空断熱パネル5の収容部7の端面7aに重ね合う
ように配置している。このように配置することにより、
コーナー部2aにおいて、真空断熱パネル5同士を極力
寄せながらも、注入口15を邪魔しないようにできる。
設する場合、発泡断熱材の原液を注入する場合のことを
考慮して、図7及び図8に示すように配置している。す
なわち、外殻体2の背部と天井部との間のコーナー部2
aにおいて、天井部側に配置される真空断熱パネル5
は、外装材6の張出し部6aが外箱4の天井部4cの内
面に接触するように配置し、そして、背部側に配置され
る真空断熱パネル5は、外装材6の張出し部6aが相手
側の真空断熱パネル5の収容部7の端面7aに重ね合う
ように配置している。このように配置することにより、
コーナー部2aにおいて、真空断熱パネル5同士を極力
寄せながらも、注入口15を邪魔しないようにできる。
【0033】なお、詳細な図示はしないが、外殻体2の
背部と左右両側部との間のコーナー部2aにおいても、
各真空断熱パネル5を上記したのと同様に配置する。
背部と左右両側部との間のコーナー部2aにおいても、
各真空断熱パネル5を上記したのと同様に配置する。
【0034】一方、図2は、内箱3に部品としてのファ
ンモータ16を取り付けた部分の取付構造を示してい
る。ここで、内箱3には、外箱4とは反対側(庫内側)
へ膨出する部品取付部17を予め成形時に一体に形成し
ている。しかして、ファンモータ16は、支持具18に
支持されており、この支持具18を部品取付部17側に
設けられた当て板19に固定手段としてのボルト20及
びナット21により固定することによって内箱3に取付
固定している。この場合、部品取付部17の膨出寸法
は、ボルト20の端面と真空断熱パネル5とが干渉しな
い寸法に設定している。
ンモータ16を取り付けた部分の取付構造を示してい
る。ここで、内箱3には、外箱4とは反対側(庫内側)
へ膨出する部品取付部17を予め成形時に一体に形成し
ている。しかして、ファンモータ16は、支持具18に
支持されており、この支持具18を部品取付部17側に
設けられた当て板19に固定手段としてのボルト20及
びナット21により固定することによって内箱3に取付
固定している。この場合、部品取付部17の膨出寸法
は、ボルト20の端面と真空断熱パネル5とが干渉しな
い寸法に設定している。
【0035】なお、支持具18には内箱3とナット21
との間に位置させてクッションゴム22が介在され、ま
た、支持具18とファンモータ16との間にはブッシュ
23が設けられている。
との間に位置させてクッションゴム22が介在され、ま
た、支持具18とファンモータ16との間にはブッシュ
23が設けられている。
【0036】また、図3及び図4は内箱3に部品として
の冷却器12を取り付けた部分の取付構造を示してい
る。ここで、内箱3には、外箱4とは反対側(庫内側)
へ膨出する部品取付部25を予め成形時に一体に形成し
ている。しかして、冷却器12は、固定手段としてのプ
ラスチック製の弾性係合爪26aを有する固定具26を
部品取付部25に形成された係合孔25aに係合させる
ことによって内箱3に取付固定している。この場合も、
部品取付部25の膨出寸法は、固定具26の先端と真空
断熱パネル5とが干渉しない寸法に設定している。
の冷却器12を取り付けた部分の取付構造を示してい
る。ここで、内箱3には、外箱4とは反対側(庫内側)
へ膨出する部品取付部25を予め成形時に一体に形成し
ている。しかして、冷却器12は、固定手段としてのプ
ラスチック製の弾性係合爪26aを有する固定具26を
部品取付部25に形成された係合孔25aに係合させる
ことによって内箱3に取付固定している。この場合も、
部品取付部25の膨出寸法は、固定具26の先端と真空
断熱パネル5とが干渉しない寸法に設定している。
【0037】図5は内箱3の側面に部品としての棚レー
ル取付具27を取り付けた部分の取付構造を示してい
る。ここで、内箱3には、外箱4とは反対側(庫内側)
へ膨出する部品取付部28を予め成形時に一体に形成し
ている。しかして、棚レール取付具27は、部品取付部
28側に設けられた補強板29のねじ孔に固定手段とし
ての固定ねじ30を締め付けることによって内箱3に取
付固定している。この場合も、部品取付部25の膨出寸
法は、固定ねじ30の先端と真空断熱パネル5とが干渉
しない寸法に設定している。なお、補強板29部分には
接着剤31を塗布している。
ル取付具27を取り付けた部分の取付構造を示してい
る。ここで、内箱3には、外箱4とは反対側(庫内側)
へ膨出する部品取付部28を予め成形時に一体に形成し
ている。しかして、棚レール取付具27は、部品取付部
28側に設けられた補強板29のねじ孔に固定手段とし
ての固定ねじ30を締め付けることによって内箱3に取
付固定している。この場合も、部品取付部25の膨出寸
法は、固定ねじ30の先端と真空断熱パネル5とが干渉
しない寸法に設定している。なお、補強板29部分には
接着剤31を塗布している。
【0038】なお、断熱筐体1を冷蔵庫として使用する
場合には、内箱3の内部には、上記したファンモータ1
6、冷却器12、棚レール取付具27の他、図1に示さ
れるように、中間仕切壁32、ダンパ33、カバー34
等が取り付けられる。
場合には、内箱3の内部には、上記したファンモータ1
6、冷却器12、棚レール取付具27の他、図1に示さ
れるように、中間仕切壁32、ダンパ33、カバー34
等が取り付けられる。
【0039】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。まず、断熱筐体1において、
内箱3と外箱4との間の断熱層として真空断熱パネル5
を使用できる部分には真空断熱パネル5を用い、真空断
熱パネル5の使用が困難な部分については発泡成形体1
0及び発泡断熱材11を用いるようにしている。この場
合、真空断熱パネル5を用いた部分においては、真空断
熱パネル5だけで断熱層が構成されているから、外殻体
2の厚さ方向に断熱性能の良い真空断熱パネルとこれよ
り断熱性能が劣る他の断熱材とが並設される場合に比べ
て、外殻体2の厚さに対する断熱性能の向上を図ること
ができる。
効果を得ることができる。まず、断熱筐体1において、
内箱3と外箱4との間の断熱層として真空断熱パネル5
を使用できる部分には真空断熱パネル5を用い、真空断
熱パネル5の使用が困難な部分については発泡成形体1
0及び発泡断熱材11を用いるようにしている。この場
合、真空断熱パネル5を用いた部分においては、真空断
熱パネル5だけで断熱層が構成されているから、外殻体
2の厚さ方向に断熱性能の良い真空断熱パネルとこれよ
り断熱性能が劣る他の断熱材とが並設される場合に比べ
て、外殻体2の厚さに対する断熱性能の向上を図ること
ができる。
【0040】また、内箱3に設けられた部品取付部1
7、25、28は、外箱4とは反対側へ膨出させている
から、その部品取付部17、25、28を利用して各部
品(ファンモータ16、冷却器24、棚レール取付具2
7)を取り付ける際に、固定手段であるボルト20、固
定具26、固定ねじ30等で真空断熱パネル5を傷付け
ないようにできる。
7、25、28は、外箱4とは反対側へ膨出させている
から、その部品取付部17、25、28を利用して各部
品(ファンモータ16、冷却器24、棚レール取付具2
7)を取り付ける際に、固定手段であるボルト20、固
定具26、固定ねじ30等で真空断熱パネル5を傷付け
ないようにできる。
【0041】ちなみに、真空断熱パネル5は、非通気性
の外装材6で覆われているが、その外装材6は固い部品
のエッジ等が当たった場合に孔があきやすく、孔があく
と内部に空気や発泡ガス等が侵入して断熱性能が極端に
低下してしまうという事情がある。
の外装材6で覆われているが、その外装材6は固い部品
のエッジ等が当たった場合に孔があきやすく、孔があく
と内部に空気や発泡ガス等が侵入して断熱性能が極端に
低下してしまうという事情がある。
【0042】また、各真空断熱パネル5の一面には軟質
シート9を接着しているため、その軟質シート9によ
り、製造過程において真空断熱パネル5を保護すること
ができると共に、外箱4と内箱3との間の寸法のばらつ
きを吸収して外箱4や内箱3のぺこつきや表面の波打ち
などを防止でき、さらには真空断熱パネル5と内箱3と
の間に発泡断熱材11が浸入することを防止できるとい
う利点がある。
シート9を接着しているため、その軟質シート9によ
り、製造過程において真空断熱パネル5を保護すること
ができると共に、外箱4と内箱3との間の寸法のばらつ
きを吸収して外箱4や内箱3のぺこつきや表面の波打ち
などを防止でき、さらには真空断熱パネル5と内箱3と
の間に発泡断熱材11が浸入することを防止できるとい
う利点がある。
【0043】なお、その軟質シート9を厚くし過ぎる
と、結果的に内箱3と外箱4との間の距離、すなわち断
熱厚さが厚くなり、真空断熱パネル5による断熱特性の
効果がなくなり、逆に薄くし過ぎると、上記の効果がな
くなるため、軟質シート9の厚さとしては1mm〜5mmが
好ましい。
と、結果的に内箱3と外箱4との間の距離、すなわち断
熱厚さが厚くなり、真空断熱パネル5による断熱特性の
効果がなくなり、逆に薄くし過ぎると、上記の効果がな
くなるため、軟質シート9の厚さとしては1mm〜5mmが
好ましい。
【0044】発泡断熱材の原液を注入するための注入口
15は、外箱4の背板部4aにあって、隣り合った真空
断熱パネル5、5の突き合わせ部分に対応する部位に設
けているので、原液の注入がしやすいと共に原液が流れ
やすく、したがって発泡断熱材11を外殻体2内に充填
しやすい。
15は、外箱4の背板部4aにあって、隣り合った真空
断熱パネル5、5の突き合わせ部分に対応する部位に設
けているので、原液の注入がしやすいと共に原液が流れ
やすく、したがって発泡断熱材11を外殻体2内に充填
しやすい。
【0045】この場合、外殻体2のコーナー部2aにお
いて、真空断熱パネル5、5を図7及び図8に示すよう
に配置することにより、注入口15と干渉せずに、真空
断熱パネル5を外殻体2のコーナー部2aに極力寄せて
配置することが可能になり、真空断熱パネル5の占有率
を多くでき、ひいては断熱筐体1全体の断熱性能の向上
を図ることができる。しかも、断熱パネル5の張出し部
6aが注入口15の邪魔になるような位置にはないか
ら、原液の注入がしやすく、原液の流れもスムーズにで
きる。
いて、真空断熱パネル5、5を図7及び図8に示すよう
に配置することにより、注入口15と干渉せずに、真空
断熱パネル5を外殻体2のコーナー部2aに極力寄せて
配置することが可能になり、真空断熱パネル5の占有率
を多くでき、ひいては断熱筐体1全体の断熱性能の向上
を図ることができる。しかも、断熱パネル5の張出し部
6aが注入口15の邪魔になるような位置にはないか
ら、原液の注入がしやすく、原液の流れもスムーズにで
きる。
【0046】ちなみに、図9に示すように、外殻体2の
背部側に配置される真空断熱パネル5を、張出し部6a
が外箱4の背板部4aに接触するように配置した場合に
は、注入口15を塞がないように、張出し部6aが注入
口15よりも下方となるように配置する必要があるた
め、天井部側に配置される真空断熱パネル5と背部側に
配置される真空断熱パネル5との間の空間部35が大き
くなり、ひいてはコーナー部2aの断熱性能が低下して
しまう。
背部側に配置される真空断熱パネル5を、張出し部6a
が外箱4の背板部4aに接触するように配置した場合に
は、注入口15を塞がないように、張出し部6aが注入
口15よりも下方となるように配置する必要があるた
め、天井部側に配置される真空断熱パネル5と背部側に
配置される真空断熱パネル5との間の空間部35が大き
くなり、ひいてはコーナー部2aの断熱性能が低下して
しまう。
【0047】また、図10に示すように、真空断熱パネ
ル36として、外装材37の張出し部37aが収容部3
8の中央部分にある形態のものの場合にも、張出し部3
7aを注入口15から離すように配置する必要があり、
やはり天井部側に配置される真空断熱パネル36と背部
側に配置される真空断熱パネル36との間の空間部39
が大きくなり、ひいてはコーナー部2aの断熱性能が低
下してしまう。また、この場合、張出し部37aが空間
部39内に突出した状態となっているので、上記した第
1実施例に比べて、原液の流れがスムーズに行われなく
なるおそれもある。この点、本実施例によれば、上述し
たように、そのような不具合を解消できるものである。
ル36として、外装材37の張出し部37aが収容部3
8の中央部分にある形態のものの場合にも、張出し部3
7aを注入口15から離すように配置する必要があり、
やはり天井部側に配置される真空断熱パネル36と背部
側に配置される真空断熱パネル36との間の空間部39
が大きくなり、ひいてはコーナー部2aの断熱性能が低
下してしまう。また、この場合、張出し部37aが空間
部39内に突出した状態となっているので、上記した第
1実施例に比べて、原液の流れがスムーズに行われなく
なるおそれもある。この点、本実施例によれば、上述し
たように、そのような不具合を解消できるものである。
【0048】図11及び図12は本発明の第2実施例を
示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、外殻体2の前
部に第1実施例のような発泡成形体10を用いずに、前
部2bまで発泡断熱材11を充填する構成としている
(斜線部分参照)。
示したものであり、この第2実施例は上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、外殻体2の前
部に第1実施例のような発泡成形体10を用いずに、前
部2bまで発泡断熱材11を充填する構成としている
(斜線部分参照)。
【0049】この場合、側面部は真空断熱パネル5を2
個に分割して配置しており、それら真空断熱パネル5、
5の突き合わせ部分を中間仕切壁32(図12参照)に
対応させるようにしている。そして、それら真空断熱パ
ネル5、5間に対応する部位にも注入口15を形成して
いて、それら真空断熱パネル5、5間にも発泡断熱材1
1を充填するようにしている。このような構成の場合に
は、外殻体2の前部2b側へも発泡断熱材の原液が流れ
やすくなる。
個に分割して配置しており、それら真空断熱パネル5、
5の突き合わせ部分を中間仕切壁32(図12参照)に
対応させるようにしている。そして、それら真空断熱パ
ネル5、5間に対応する部位にも注入口15を形成して
いて、それら真空断熱パネル5、5間にも発泡断熱材1
1を充填するようにしている。このような構成の場合に
は、外殻体2の前部2b側へも発泡断熱材の原液が流れ
やすくなる。
【0050】図13は本発明の第3実施例を示したもの
である。この第3実施例では、第2実施例のように外殻
体2の側面部の壁に真空断熱パネルを複数個並べて配置
するような場合において、それら隣り合った真空断熱パ
ネル同士を連結する構造を示している。
である。この第3実施例では、第2実施例のように外殻
体2の側面部の壁に真空断熱パネルを複数個並べて配置
するような場合において、それら隣り合った真空断熱パ
ネル同士を連結する構造を示している。
【0051】真空断熱パネル40の外装材41は、プラ
スチックの成形品を主体とする非通気性の容器42と、
この容器42の外周部に収容部43の開口部を閉塞する
ように接合される非通気性のシート44とから構成され
ている。収容部43内には断熱性を有する充填材45が
充填されていると共に、その収容部43内は真空引きれ
て気密に保持されている。外装材41の外周部には、シ
ート44側の一面と平坦に連なりかつ収容部43の端面
43aから側方へ張り出す張出し部46が設けられ、ま
た、収容部43の端面43aは、収容部43の厚さ方向
に対して傾斜状に形成されている。
スチックの成形品を主体とする非通気性の容器42と、
この容器42の外周部に収容部43の開口部を閉塞する
ように接合される非通気性のシート44とから構成され
ている。収容部43内には断熱性を有する充填材45が
充填されていると共に、その収容部43内は真空引きれ
て気密に保持されている。外装材41の外周部には、シ
ート44側の一面と平坦に連なりかつ収容部43の端面
43aから側方へ張り出す張出し部46が設けられ、ま
た、収容部43の端面43aは、収容部43の厚さ方向
に対して傾斜状に形成されている。
【0052】しかして、隣り合った2個の真空断熱パネ
ル40、40は、張出し部46が相手の真空断熱パネル
40における外装材41の一面である容器42側に重ね
合わせられる共に、収容部43の端面43a同士が密着
するように配置されている。これら2個の真空断熱パネ
ル40、40間は、接着剤(図示せず)により接合する
と良い。
ル40、40は、張出し部46が相手の真空断熱パネル
40における外装材41の一面である容器42側に重ね
合わせられる共に、収容部43の端面43a同士が密着
するように配置されている。これら2個の真空断熱パネ
ル40、40間は、接着剤(図示せず)により接合する
と良い。
【0053】このような第3実施例によれば、複数個の
真空断熱パネル40を連結して使用することができるか
ら、真空断熱パネル40としては、基本寸法のものをモ
ジュール化し、基本寸法の真空断熱パネル40の組み合
わせで複数種類の寸法に対応させることが可能となる。
また、真空断熱パネル40間の連結部分の断熱性能の低
下を極力防止できる。
真空断熱パネル40を連結して使用することができるか
ら、真空断熱パネル40としては、基本寸法のものをモ
ジュール化し、基本寸法の真空断熱パネル40の組み合
わせで複数種類の寸法に対応させることが可能となる。
また、真空断熱パネル40間の連結部分の断熱性能の低
下を極力防止できる。
【0054】図14は本発明の第4実施例を示すもので
あり、この第4実施例は上記した第3実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、真空断熱パネル40の外装
材41において、相手側の張出し部46が重ね合わせら
れる容器42の一面にその張出し部46を収容する凹部
47を形成している。
あり、この第4実施例は上記した第3実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、真空断熱パネル40の外装
材41において、相手側の張出し部46が重ね合わせら
れる容器42の一面にその張出し部46を収容する凹部
47を形成している。
【0055】このような第4実施例によれば、連結され
た2個の真空断熱パネル40、40の外面に張出し部4
6による段差が生じないようにできる。したがって、外
殻体2内に配置する場合に配置しやすいという利点があ
る。
た2個の真空断熱パネル40、40の外面に張出し部4
6による段差が生じないようにできる。したがって、外
殻体2内に配置する場合に配置しやすいという利点があ
る。
【0056】図15は本発明の第5実施例を示すもので
あり、この第5実施例は上記した第3実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、真空断熱パネル40におけ
る収容部43の端面43bは、第3実施例の場合よりも
緩やかな傾斜状に形成している。そして、隣り合った2
個の真空断熱パネル40、40を、収容部43の端面4
3b間に空間部が形成されるように配置し、その空間部
に発泡ウレタン等の断熱材48を充填して2個の真空断
熱パネル40、40を連結している。
あり、この第5実施例は上記した第3実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、真空断熱パネル40におけ
る収容部43の端面43bは、第3実施例の場合よりも
緩やかな傾斜状に形成している。そして、隣り合った2
個の真空断熱パネル40、40を、収容部43の端面4
3b間に空間部が形成されるように配置し、その空間部
に発泡ウレタン等の断熱材48を充填して2個の真空断
熱パネル40、40を連結している。
【0057】図16は本発明の第6実施例を示すもので
あり、この第6実施例は上記した第5実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、真空断熱パネル40におけ
る収容部43の端面43cは、階段状に形成している。
そして、隣り合った2個の真空断熱パネル40、40
を、収容部43の端面43c間に空間部が形成されるよ
うに配置し、その空間部に発泡ウレタン等の断熱材48
を充填して2個の真空断熱パネル40、40を連結して
いる。
あり、この第6実施例は上記した第5実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、真空断熱パネル40におけ
る収容部43の端面43cは、階段状に形成している。
そして、隣り合った2個の真空断熱パネル40、40
を、収容部43の端面43c間に空間部が形成されるよ
うに配置し、その空間部に発泡ウレタン等の断熱材48
を充填して2個の真空断熱パネル40、40を連結して
いる。
【0058】一方、図17〜図19は本発明の第7実施
例を示したものであり、以下この第7実施例について説
明する。まず図17において、断熱筐体51は冷蔵庫に
用いられるもので、その外殻体52は、プラスチック製
の内箱53と、鋼板製の外箱54とを組み合わせて構成
されている。冷蔵庫として使用される場合には、内箱5
3内は、上から冷蔵室55、冷凍室56、及び野菜室5
7の3室に区画されるようになっている。
例を示したものであり、以下この第7実施例について説
明する。まず図17において、断熱筐体51は冷蔵庫に
用いられるもので、その外殻体52は、プラスチック製
の内箱53と、鋼板製の外箱54とを組み合わせて構成
されている。冷蔵庫として使用される場合には、内箱5
3内は、上から冷蔵室55、冷凍室56、及び野菜室5
7の3室に区画されるようになっている。
【0059】外殻体52の左右両側部において、内箱5
3と外箱54とで形成される空間部の厚さは、冷凍室5
6に対応する部分を他の冷蔵室55及び野菜室57に対
応する部分に比べて大きくなるように設定している。そ
して、その外殻体52の左右両側部にはそれぞれ1個の
真空断熱パネル58が配設されている。これら各真空断
熱パネル58は、その外殻体52の空間部に沿った形状
をなしており、したがって冷凍室56に対応する中間部
58aの厚さ寸法はと他の部分58bに比べて大きくな
るように設定されている。なお、外殻体52の天井部や
背部に配設される真空断熱パネル59は、第1実施例と
同様に厚さ寸法は一様のものを用いている(図1には背
部の真空断熱パネルは示されていない)。
3と外箱54とで形成される空間部の厚さは、冷凍室5
6に対応する部分を他の冷蔵室55及び野菜室57に対
応する部分に比べて大きくなるように設定している。そ
して、その外殻体52の左右両側部にはそれぞれ1個の
真空断熱パネル58が配設されている。これら各真空断
熱パネル58は、その外殻体52の空間部に沿った形状
をなしており、したがって冷凍室56に対応する中間部
58aの厚さ寸法はと他の部分58bに比べて大きくな
るように設定されている。なお、外殻体52の天井部や
背部に配設される真空断熱パネル59は、第1実施例と
同様に厚さ寸法は一様のものを用いている(図1には背
部の真空断熱パネルは示されていない)。
【0060】各真空断熱パネル58、59は、第1実施
例と同様に、外殻体52内において、内箱53と外箱5
4との間にこれらに挟持されるように配置されている。
なお、内箱53と外箱54との間の空間部において真空
断熱パネル58、59が配設された以外の空間部には、
図示はしないが発泡ウレタンからなる発泡断熱材が充填
されている。
例と同様に、外殻体52内において、内箱53と外箱5
4との間にこれらに挟持されるように配置されている。
なお、内箱53と外箱54との間の空間部において真空
断熱パネル58、59が配設された以外の空間部には、
図示はしないが発泡ウレタンからなる発泡断熱材が充填
されている。
【0061】ここで、上記真空断熱パネル58において
冷凍室56に対応する中間部58aの厚さ寸法を他の部
分58bに比べて大きく設定しているのは、冷凍室56
に対応する部分の断熱性能を他の部分より高くするため
である。
冷凍室56に対応する中間部58aの厚さ寸法を他の部
分58bに比べて大きく設定しているのは、冷凍室56
に対応する部分の断熱性能を他の部分より高くするため
である。
【0062】真空断熱パネル58は次のような構成とな
っている。図18にも示すように、外装材60は、プラ
スチックの成形品を主体とする非通気性の容器61と、
この容器61の外周部に収容部62の開口部を閉塞する
ように接合される非通気性のシート63とから構成され
ている。収容部62内には成形品から成る断熱性を有す
る充填材64が充填されていると共に、その収容部62
内は真空引きれて気密に保持されている。外装材60の
外周部には、シート63側の一面と平坦に連なりかつ収
容部62の端面62aから側方へ張り出す張出し部65
が設けられている。
っている。図18にも示すように、外装材60は、プラ
スチックの成形品を主体とする非通気性の容器61と、
この容器61の外周部に収容部62の開口部を閉塞する
ように接合される非通気性のシート63とから構成され
ている。収容部62内には成形品から成る断熱性を有す
る充填材64が充填されていると共に、その収容部62
内は真空引きれて気密に保持されている。外装材60の
外周部には、シート63側の一面と平坦に連なりかつ収
容部62の端面62aから側方へ張り出す張出し部65
が設けられている。
【0063】斯様な真空断熱パネル58の製造方法につ
いて、図19の(a)〜(d)を参照して説明する。成
形治具66は下型67と上型68とから構成され、これ
ら下型67と上型68との間に、深さの異なる成形部6
9が形成されている。上型68には、成形部69と連通
する注入口70が形成されている。
いて、図19の(a)〜(d)を参照して説明する。成
形治具66は下型67と上型68とから構成され、これ
ら下型67と上型68との間に、深さの異なる成形部6
9が形成されている。上型68には、成形部69と連通
する注入口70が形成されている。
【0064】成形工程:成形部69の内面に離型剤(図
示せず)を塗布した状態で、下型67と上型68とを合
わせた状態とし((a)参照)、この状態で破泡剤を含
有した発泡ウレタンの原液(図示せず)を注入口70か
ら成形部69内に注入し、成形部69内を加圧しながら
原液を発泡させる。これにより、成形部69内に連続気
泡を有した成形体71が成形される((b)参照)。こ
のとき、成形部69内を加圧することにより、破泡剤の
作用で気泡が破れ、連続した気泡となる。
示せず)を塗布した状態で、下型67と上型68とを合
わせた状態とし((a)参照)、この状態で破泡剤を含
有した発泡ウレタンの原液(図示せず)を注入口70か
ら成形部69内に注入し、成形部69内を加圧しながら
原液を発泡させる。これにより、成形部69内に連続気
泡を有した成形体71が成形される((b)参照)。こ
のとき、成形部69内を加圧することにより、破泡剤の
作用で気泡が破れ、連続した気泡となる。
【0065】取出し工程:成形完了後、成形体71を成
形治具66から取り出し((c)参照)、成形体71の
表面のうち、図19(c)中の上面71aを削り取る。
形治具66から取り出し((c)参照)、成形体71の
表面のうち、図19(c)中の上面71aを削り取る。
【0066】真空引き工程:上記成形体71を非通気性
の外装材60の収容部62内に収容し((d)参照)、
この状態で外装材60の開口部(図示せず)から収容部
62内の空気を排出させる真空引きを行う。このとき、
収容部62内に収容された成形体71(充填材64)
は、連続した気泡を有する構成であるから、成形体71
内も同時に真空引きされることになる。
の外装材60の収容部62内に収容し((d)参照)、
この状態で外装材60の開口部(図示せず)から収容部
62内の空気を排出させる真空引きを行う。このとき、
収容部62内に収容された成形体71(充填材64)
は、連続した気泡を有する構成であるから、成形体71
内も同時に真空引きされることになる。
【0067】シール工程:真空引きが完了したら、外装
材60の上記開口部を熱圧着等の手段により気密にシー
ルする。これにより、図18に示すような、異なる厚さ
を有する真空断熱パネル58を製造することができる。
材60の上記開口部を熱圧着等の手段により気密にシー
ルする。これにより、図18に示すような、異なる厚さ
を有する真空断熱パネル58を製造することができる。
【0068】上記した第7実施例によれば、充填材64
として連続気泡を有する成形体71を使用することによ
り、異なる厚さを有する真空断熱パネル58を容易に製
造することができる。
として連続気泡を有する成形体71を使用することによ
り、異なる厚さを有する真空断熱パネル58を容易に製
造することができる。
【0069】また、この製造方法において、成形された
成形体71(充填材64)の表面を削り取ることによ
り、表面に現れる空洞を多くでき、真空引きがしやすく
なる。また、表面を平らにできる。
成形体71(充填材64)の表面を削り取ることによ
り、表面に現れる空洞を多くでき、真空引きがしやすく
なる。また、表面を平らにできる。
【0070】図20は本発明の第8実施例を示したもの
であり、この第8実施例は第1実施例とは次の点が異な
っている。すなわち、外殻体2内に発泡断熱材11を充
填する前において、内箱3の外面(外箱4側の面)、外
箱4の内面(内箱3側の面)、及び真空断熱パネル5の
表面全体に、熱溶融性樹脂72(便宜上、太線で示す)
を塗布しておく。熱溶融性樹脂72としては、例えばエ
チレン−酢酸ビニル系の加熱溶融型接着剤「ME−12
5」(松村石油研究所製)、或いはエチレン−酢酸ビニ
ル系の加熱溶融型接着剤「HM−245」(セメダイン
(株)製)を使用する。この後、外殻体2内の空間部に
発泡断熱材の原液を注入して発泡させることにより発泡
断熱材11を充填する。この場合、外殻体2の底部にも
真空断熱パネル5を配設している。
であり、この第8実施例は第1実施例とは次の点が異な
っている。すなわち、外殻体2内に発泡断熱材11を充
填する前において、内箱3の外面(外箱4側の面)、外
箱4の内面(内箱3側の面)、及び真空断熱パネル5の
表面全体に、熱溶融性樹脂72(便宜上、太線で示す)
を塗布しておく。熱溶融性樹脂72としては、例えばエ
チレン−酢酸ビニル系の加熱溶融型接着剤「ME−12
5」(松村石油研究所製)、或いはエチレン−酢酸ビニ
ル系の加熱溶融型接着剤「HM−245」(セメダイン
(株)製)を使用する。この後、外殻体2内の空間部に
発泡断熱材の原液を注入して発泡させることにより発泡
断熱材11を充填する。この場合、外殻体2の底部にも
真空断熱パネル5を配設している。
【0071】このような構成とすることにより、内箱3
と各真空断熱パネル5との接触面、内箱3と発泡断熱材
11との接触面、外箱4と各真空断熱パネル5との接触
面、外箱4と発泡断熱材11との接触面、並びに各真空
断熱パネル5と発泡断熱材11との接触面に、それぞれ
熱溶融性樹脂72が介在された状態となる。
と各真空断熱パネル5との接触面、内箱3と発泡断熱材
11との接触面、外箱4と各真空断熱パネル5との接触
面、外箱4と発泡断熱材11との接触面、並びに各真空
断熱パネル5と発泡断熱材11との接触面に、それぞれ
熱溶融性樹脂72が介在された状態となる。
【0072】断熱筐体1の通常の状態では、熱溶融性樹
脂72による接着力により、内箱3、各真空断熱パネル
5、発泡断熱材11、及び外箱4の各部材が強固に接着
されるから、十分な強度を得ることができる。一方、断
熱筐体1を廃棄し、これを解体する場合には、断熱筐体
1を例えば約100℃まで加熱すると、熱溶融性樹脂7
2が溶融することにより、各部材を容易に分離すること
が可能となり、ひいては各部材の再利用も可能となる。
脂72による接着力により、内箱3、各真空断熱パネル
5、発泡断熱材11、及び外箱4の各部材が強固に接着
されるから、十分な強度を得ることができる。一方、断
熱筐体1を廃棄し、これを解体する場合には、断熱筐体
1を例えば約100℃まで加熱すると、熱溶融性樹脂7
2が溶融することにより、各部材を容易に分離すること
が可能となり、ひいては各部材の再利用も可能となる。
【0073】なお、熱溶融性樹脂72は、必ずしも内箱
3、外箱4及び真空断熱パネル5の全部の部材に塗布す
る必要はなく、それらのうちの一部の部材のみに塗布す
るようにしても良い。
3、外箱4及び真空断熱パネル5の全部の部材に塗布す
る必要はなく、それらのうちの一部の部材のみに塗布す
るようにしても良い。
【0074】また、熱溶融性樹脂72としては、加熱溶
融性の樹脂であれば、ポリエチレン等の接着剤(ホット
メルト)でもよく、また、ポリ塩化ビニリデンフィルム
等を用いてもよい。
融性の樹脂であれば、ポリエチレン等の接着剤(ホット
メルト)でもよく、また、ポリ塩化ビニリデンフィルム
等を用いてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を得る
ことができる。請求項1の断熱筐体によれば、断熱層と
して真空断熱パネルを使用できる部分には真空断熱パネ
ルを用い、真空断熱パネルの使用が困難な部分について
は他の断熱材を用いる。この場合、真空断熱パネルを用
いた部分においては、真空断熱パネルだけで断熱層が構
成されているから、外殻体の厚さ方向に断熱性能の良い
真空断熱パネルとこれより断熱性能が劣る他の断熱材と
が並設される場合に比べて、外殻体の厚さに対する断熱
性能の向上を図ることができる。
ことができる。請求項1の断熱筐体によれば、断熱層と
して真空断熱パネルを使用できる部分には真空断熱パネ
ルを用い、真空断熱パネルの使用が困難な部分について
は他の断熱材を用いる。この場合、真空断熱パネルを用
いた部分においては、真空断熱パネルだけで断熱層が構
成されているから、外殻体の厚さ方向に断熱性能の良い
真空断熱パネルとこれより断熱性能が劣る他の断熱材と
が並設される場合に比べて、外殻体の厚さに対する断熱
性能の向上を図ることができる。
【0076】請求項2の断熱筐体によれば、内箱に設け
られた部品取付部は外箱とは反対側へ膨出させているか
ら、その部品取付部を利用して部品を取り付ける際に、
固定手段等で真空断熱パネルを傷付けないようにでき
る。
られた部品取付部は外箱とは反対側へ膨出させているか
ら、その部品取付部を利用して部品を取り付ける際に、
固定手段等で真空断熱パネルを傷付けないようにでき
る。
【0077】請求項3の断熱筐体によれば、発泡断熱材
の原液を注入するための注入口は、外箱にあって、隣り
合った真空断熱パネルの突き合わせ部分に対応する部位
に設けているので、原液の注入がしやすいと共に原液が
流れやすく、したがって発泡断熱材を外殻体内に充填し
やすい。
の原液を注入するための注入口は、外箱にあって、隣り
合った真空断熱パネルの突き合わせ部分に対応する部位
に設けているので、原液の注入がしやすいと共に原液が
流れやすく、したがって発泡断熱材を外殻体内に充填し
やすい。
【0078】請求項4の断熱筐体によれば、真空断熱パ
ネルを外殻体のコーナー部に極力寄せて配置することが
可能になり、真空断熱パネルの占有率を多くでき、ひい
ては断熱筐体全体の断熱性能の向上を図ることができ
る。
ネルを外殻体のコーナー部に極力寄せて配置することが
可能になり、真空断熱パネルの占有率を多くでき、ひい
ては断熱筐体全体の断熱性能の向上を図ることができ
る。
【0079】請求項5〜8の断熱筐体によれば、複数個
の真空断熱パネルを連結して使用することができるか
ら、真空断熱パネルとしては基本寸法のものをモジュー
ル化し、基本寸法の真空断熱パネルの組み合わせで複数
種類の寸法に対応させることが可能となる。また、真空
断熱パネル間の断熱性能の低下を極力防止できる。
の真空断熱パネルを連結して使用することができるか
ら、真空断熱パネルとしては基本寸法のものをモジュー
ル化し、基本寸法の真空断熱パネルの組み合わせで複数
種類の寸法に対応させることが可能となる。また、真空
断熱パネル間の断熱性能の低下を極力防止できる。
【0080】請求項9の真空断熱パネルの製造方法によ
れば、充填材として連続気泡を有する成形品を使用する
ことにより、厚さが異なる部分を有する真空断熱パネル
を容易に製造することができる。
れば、充填材として連続気泡を有する成形品を使用する
ことにより、厚さが異なる部分を有する真空断熱パネル
を容易に製造することができる。
【0081】請求項10の真空断熱パネルの製造方法に
よれば、成形された充填材の表面を削り取ることによ
り、表面に現れる空洞を多くでき、真空引きがしやすく
なる。また、表面を平らにできる。
よれば、成形された充填材の表面を削り取ることによ
り、表面に現れる空洞を多くでき、真空引きがしやすく
なる。また、表面を平らにできる。
【0082】請求項11〜13の断熱筐体によれば、断
熱筐体として使用する場合には、熱溶融性樹脂により各
部材が強固に接着されることにより、十分な強度を得る
ことができる。そして、廃棄に伴い断熱筐体を解体する
場合には、加熱により熱溶融性樹脂を溶融させることに
より、各部材を容易に分離することが可能となる。
熱筐体として使用する場合には、熱溶融性樹脂により各
部材が強固に接着されることにより、十分な強度を得る
ことができる。そして、廃棄に伴い断熱筐体を解体する
場合には、加熱により熱溶融性樹脂を溶融させることに
より、各部材を容易に分離することが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例を示す断熱筐体の縦断側面
図
図
【図2】ファンモータの取り付け部分を示す縦断側面図
【図3】冷却器の取り付け部分を示す縦断側面図
【図4】図3における部品取付部部分の拡大縦断側面図
【図5】棚レール取付具の取り付け部分を示す縦断正面
図
図
【図6】外殻体を後ろ側から見た斜視図
【図7】外殻体の背部と天井部との間のコーナー部部分
を示す破断斜視図
を示す破断斜視図
【図8】図7の部分の縦断側面図
【図9】本発明に対する比較例を示す図7相当図
【図10】本発明に対する異なる比較例を示す図7相当
図
図
【図11】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図12】図11中イ−イ線に沿う横断平面図
【図13】本発明の第3実施例を示すもので、隣り合っ
た真空断熱パネルを連結した状態の断面図
た真空断熱パネルを連結した状態の断面図
【図14】本発明の第4実施例を示す図13相当図
【図15】本発明の第5実施例を示す図13相当図
【図16】本発明の第6実施例を示す図13相当図
【図17】本発明の第7実施例を示す断熱筐体の縦断正
面図
面図
【図18】厚さが異なる部分を有する真空断熱パネルの
縦断正面図
縦断正面図
【図19】図18の真空断熱パネルを製造する製造方法
を示す工程図
を示す工程図
【図20】本発明の第8実施例を示す断熱筐体の縦断側
面図
面図
1は断熱筐体、2は外殻体、3は内箱、4は外箱、5は
真空断熱パネル、6は外装材、6aは張出し部、7は収
容部、7aは端面、8は充填材、10は発泡成形体(断
熱材)、11は発泡断熱材(断熱材)、17、25、2
8は部品取付部、36は真空断熱パネル、37は外装
材、37aは張出し部、38は収容部、40は真空断熱
パネル、41は外装材、43は収容部、43a、43
b、43cは端面、45は充填材、46は張出し部、4
7は凹部、48は断熱材、51は断熱筐体、52は外殻
体、53は内箱、54は外箱、58、59は真空断熱パ
ネル、60は外装材、62は収容部、64は充填材、6
5は張出し部、66は成形治具、69は成形部、71は
成形体、72は熱溶融性樹脂である。
真空断熱パネル、6は外装材、6aは張出し部、7は収
容部、7aは端面、8は充填材、10は発泡成形体(断
熱材)、11は発泡断熱材(断熱材)、17、25、2
8は部品取付部、36は真空断熱パネル、37は外装
材、37aは張出し部、38は収容部、40は真空断熱
パネル、41は外装材、43は収容部、43a、43
b、43cは端面、45は充填材、46は張出し部、4
7は凹部、48は断熱材、51は断熱筐体、52は外殻
体、53は内箱、54は外箱、58、59は真空断熱パ
ネル、60は外装材、62は収容部、64は充填材、6
5は張出し部、66は成形治具、69は成形部、71は
成形体、72は熱溶融性樹脂である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三瓶 秀雄 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内 (72)発明者 朝倉 啓明 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社大阪事業所内 (72)発明者 藤井 加奈子 大阪府茨木市太田東芝町1番6号 株式会 社東芝大阪工場内
Claims (13)
- 【請求項1】 内箱と外箱とを組み合わせて構成される
外殻体と、 非通気性の外装材の収容部内に断熱性を有する充填材を
収容すると共に、その収容部内の空気を排出して気密に
構成され、前記内箱と外箱との間にこれらにより挟持さ
れるように設けられた複数個の真空断熱パネルと、 前記内箱と外箱との間の空間部のうち前記真空断熱パネ
ルが設けられた以外の空間部に充填された真空断熱パネ
ル以外の断熱材と、を具備してなる断熱筐体。 - 【請求項2】 内箱に、外箱とは反対側へ膨出する部品
取付部を設けたことを特徴とする請求項1記載の断熱筐
体。 - 【請求項3】 断熱材の少なくとも一部は現場発泡させ
る発泡断熱材であり、この発泡断熱材の原液を注入する
ための注入口を、外箱にあって、隣り合った真空断熱パ
ネルの突き合わせ部分に対応する部位に設けたことを特
徴とする請求項1記載の断熱筐体。 - 【請求項4】 真空断熱パネルは、外装材の外周部にそ
の外装材の一面と平坦に連なりかつ収容部の端面から側
方へ張り出す張出し部を有するように構成され、外殻体
のコーナー部において、一方の真空断熱パネルの張出し
部を隣りの真空断熱パネルの収容部の端面に重ね合わせ
たことを特徴とする請求項1または3記載の断熱筐体。 - 【請求項5】 真空断熱パネルは、外装材の外周部にそ
の外装材の一面と平坦に連なりかつ収容部の端面から側
方へ張り出す張出し部を有するように構成され、隣り合
った2個の真空断熱パネルは、張出し部が相手の真空断
熱パネルの外装材の一面に重ね合わせられる共に、収容
部の端面同士が当接するように配置されていることを特
徴とする請求項1記載の断熱筐体。 - 【請求項6】 真空断熱パネルは、相手側の張出し部が
重ね合わせられる一面にその張出し部を収容する凹部を
有することを特徴とする請求項5記載の断熱筐体。 - 【請求項7】 真空断熱パネルは、外装材の外周部にそ
の外装材の一面と平坦に連なりかつ収容部の端面から側
方へ張り出す張出し部を有するように構成されると共
に、収容部の端面は厚さ方向に対して傾斜状に形成さ
れ、隣り合った2個の真空断熱パネルを収容部の端面同
士が隙間を存して対向するように配置すると共に、その
隙間に真空断熱パネル以外の断熱材を充填したことを特
徴とする請求項1記載の断熱筐体。 - 【請求項8】 真空断熱パネルは、外装材の外周部にそ
の外装材の一面と平坦に連なりかつ収容部の端面から側
方へ張り出す張出し部を有するように構成されると共
に、収容部の端面は階段状に形成され、隣り合った2個
の真空断熱パネルを収容部の端面同士が隙間を存して対
向するように配置すると共に、その隙間に真空断熱パネ
ル以外の断熱材を充填したことを特徴とする請求項1記
載の断熱筐体。 - 【請求項9】 請求項1において、真空断熱パネルは、 深さの異なる成形部を有する成形治具を用い、前記成形
部に発泡断熱材の原液及び破泡剤を注入すると共に、成
形部内を加圧して前記原液を発泡させることにより連続
気泡を有する充填材を成形する成形工程と、 この成形工程で成形された充填材を外装材の収容部内に
収容してその収容部内の空気を排出させる真空引き工程
と、 真空引きした後、前記収容部の開口部を気密にシールす
るシール工程とによって製造されることを特徴とする真
空断熱パネルの製造方法。 - 【請求項10】 成形工程と真空引き工程との間に、充
填材の表面を削り取る削り取り工程を行うことを特徴と
する請求項9記載の真空断熱パネルの製造方法。 - 【請求項11】 外箱及び内箱のうちの少なくともどち
らか一方と断熱材との接触面に熱溶融性樹脂を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載の断熱筐体。 - 【請求項12】 真空断熱パネルと断熱材との接触面に
熱溶融性樹脂を設けたことを特徴とする請求項1または
11記載の断熱筐体。 - 【請求項13】 外箱及び内箱のうちの少なくともどち
らか一方と真空断熱パネルとの接触面に熱溶融性樹脂を
設けたことを特徴とする請求項1、11または12記載
の断熱筐体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057374A JPH07269779A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 断熱筐体及び真空断熱パネルの製造方法 |
CN95104549.0A CN1087417C (zh) | 1994-03-28 | 1995-03-28 | 绝热框体及真空绝热板的制造方法 |
KR1019950007041A KR0136956B1 (ko) | 1994-03-28 | 1995-03-28 | 단열 용기 및 진공 단열 패널의 제조 방법 |
US08/411,876 US5512345A (en) | 1994-03-28 | 1995-03-28 | Vacuum insulator casing and method of making vacuum insulator panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057374A JPH07269779A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 断熱筐体及び真空断熱パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07269779A true JPH07269779A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13053826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6057374A Pending JPH07269779A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 断熱筐体及び真空断熱パネルの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5512345A (ja) |
JP (1) | JPH07269779A (ja) |
KR (1) | KR0136956B1 (ja) |
CN (1) | CN1087417C (ja) |
Cited By (45)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0821593A (ja) * | 1994-07-11 | 1996-01-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 断熱構造体 |
JPH09126643A (ja) * | 1995-11-02 | 1997-05-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 血液保冷庫 |
JPH10205995A (ja) * | 1997-01-20 | 1998-08-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷蔵庫 |
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