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JPH07269539A - 締結部材 - Google Patents

締結部材

Info

Publication number
JPH07269539A
JPH07269539A JP5907294A JP5907294A JPH07269539A JP H07269539 A JPH07269539 A JP H07269539A JP 5907294 A JP5907294 A JP 5907294A JP 5907294 A JP5907294 A JP 5907294A JP H07269539 A JPH07269539 A JP H07269539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastening
screw
hole
plate
fastening member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5907294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashige Shirai
白井正成
Hiroshi Ogawa
宏 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5907294A priority Critical patent/JPH07269539A/ja
Publication of JPH07269539A publication Critical patent/JPH07269539A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事務機等の外装カバーの裏面に補強金具等の
部材を取付ける場合、セルフタッピング用の下孔に締結
ねじをねじ込んで該部材を取付けていたが、ねじ孔の損
耗等が生じると、外装カバーを新品と交換しなければな
らなかった。本発明の目的は、外装カバー等を交換する
必要のない締結部材を提供することである。 【構成】 第一の部材14と第二の部材10とをねじ9
で締結する場合、本発明の締結部材1の被拘束部6と変
形可能部4とを該部材10の筒状部11の穴12に挿入
し、該締結部材1の板状部2を部材14と筒状部11の
先端との間に挟みつけ、孔15及び3にねじ9を挿通
し、ねじ9を該部6のタッピング用下孔8にねじ込んで
ゆくと変形可能部4が半径方向外側へ張り出してきて筒
状部11の内壁面に圧接され、ねじ9と部材10及び1
4とが締結部材1を介して結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二つの部材をねじ締結す
る時に締結用ねじとともに使用される締結部材に関し、
特に、一方の部材にねじ孔を設ける必要なく両部材を締
結することを可能にする締結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、事務機等の外装カバーの内面側
にはヒンジ部材や補強金具及び位置決め金具等の部材が
取付けられており、従来は前記金具及び部材等を外装カ
バーに固定するために樹脂用ねじが使用されている。な
お、樹脂用ねじとは、セルフタッピングねじであり、樹
脂製の外装カバーに予め設けた下孔に該樹脂用ねじをね
じ込むことにより該下孔にねじを切りながら前記部材を
外装カバーに締結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の締結構
造では、樹脂製外装カバーと該カバーに締結された金具
類との間の締結保持力は該カバーのねじ孔(締結用ねじ
で形成されたタッピングねじ孔)の雌ねじ部と該締結用
ねじの雄ねじ部との螺合関係にのみ依存しているため、
該ねじ孔のねじ山やねじ溝が損耗すると該カバーと該金
具類との結合力は低下し、従って、外装カバーや該金具
類に破損が生じていなくても両者のうちいずれか一方を
交換しなければならなくなったり、また、両者を共に交
換しなければならなくなったりして非常に不経済な結果
をもたらすことになっていた。
【0004】本発明の目的は、前述した従来技術におけ
る問題点を解決し、互いに締結されるべき二部材の一方
に締結ねじを直接に螺合させずに両部材を締結すること
を可能にする締結部材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の問題を生じない締
結構造を実現するための一つの対策としては、たとえ
ば、二部材間の締結力を締結用ねじの螺合関係のみに依
存せずに他の係合構造にも分担させるようにすることが
考えられる。また、互いに締結される二部材のうち一方
が摩耗しやすい樹脂等の材料であれば、該部材にはねじ
孔を形成しないことが望ましい。
【0006】本発明は上記の如き発想に基づいてなされ
たものであり、本発明による締結部材は、締結用ねじと
螺合する被拘束部と、該締結用ねじとの螺合により半径
方向外側へ変形して被締結部材に摩擦係合する変形可能
部と、を有しており、本発明の締結部材を使用した締結
構造においては、互いに締結されるべき似部材のいずれ
にも締結用ねじを螺合させる必要はなく、従って、締結
後に一方の部材のねじ孔の摩耗によって両部材の締結力
が低下するという事態を招くことはなく、両部材を交換
しなければならなくなるという事態を招く恐れもない。
【0007】
【作用】本発明の締結部材1は、図3に示すように、第
一の部材14と第二の部材10の筒状部11の先端との
間で挟圧される板状部2と、該筒状部11内で拘束され
るとともに締結用ねじ9に螺合する被拘束部6と、半径
方向外側へ変形して該筒状部11に摩擦係合する変形可
能部4と、を有しており、該締結用ねじ9及び本発明の
締結部材1を介して両部材14及び10が結合される
が、部材10にねじ孔を設ける必要はないので両部材1
0及び14の結合力が低下した場合には本発明の締結部
材1だけを交換すればよい。
【0008】
【実施例】以下に図1〜図3を参照して本発明の締結部
材と、該締結部材を使用して二つの部材を締結する締結
構造について説明する。
【0009】図1において、14は締結用ねじ9を挿入
するための孔15を有した第一の部材、10は該第一の
部材に締結されるべき第二の部材、である。第二の部材
10の外面には非円形且つ非貫通の穴12を有した筒状
部11が突設されており、該穴12の周壁面には互いに
平行な平面13が形成されていて該穴12は非円形の穴
となっている。
【0010】1は本発明による締結部材である。該部材
1は、第一の部材14の下面に当接されるとともに該筒
状部11の先端面に乗る板状部2と、該穴12に挿入さ
れて該穴12内で回転しないように保持される被拘束部
6と、該板状部2と該拘束部6とを連結する変形可能部
4と、を有しており、これらの三部分は樹脂材料で一体
成形されている。
【0011】板状部2には第一の部材14の孔15に整
列するねじ挿通孔3が貫設されており、板状部2は該筒
状部11の先端面に載置される大径部と、該筒状部11
の穴12に嵌合する小径部(図1では隠されている)
と、を有している。
【0012】被拘束部6の外形形状は第二の部材10の
筒状部11の穴12の形状と同じに構成され、該被拘束
部6の外周部には該穴12の面13に面接触する二つの
軸方向平行面7が形成されている。また、被拘束部6の
中心には締結用ねじ9がねじ込まれるべきタッピング用
下孔8が貫設されている。
【0013】板状部2と被拘束部6との間に設けられて
いる変形可能部4は被拘束部6の外径と同一外径で且つ
薄肉の円筒体を軸線と平行な二つの平面で切欠いたよう
な形状となっており、軸線を挟んで互いに対向する二つ
の薄肉壁状部から構成され、該壁状部は該締結部材1に
軸線方向の圧縮力が加えられた時には軸心に対して半径
方向外側へ弾性変形可能となっており、該変形可能部4
の外周面には横断面形状が三角形のリブ(突条部)5が
周方向に沿って突設されている。このリブ5は変形可能
部4が前記穴12内で半径方向外側に弾性変形した時に
該穴12の円筒状内壁面に圧接されて締結部材1と第二
の部材10との間に摩擦係合による結合力を発生させる
部位となっている。
【0014】リブ5の位置で該変形可能部4に変形を生
じさせるために、該変形可能部4の肉厚はリブ5の位置
において最小になるように設計されており、板状部2と
被拘束部6に連なる部分において最も肉厚が大きくなっ
ている。
【0015】次に、図1〜図3を参照して、本発明の締
結部材1を用いて第一の部材14と第二の部材10とを
締結する時の作業手順を説明する。
【0016】まず、図2に示すように、本発明の締結部
材1を第二の部材10の筒状部11の穴12内に挿入
し、板状部2を該筒状部11の先端面上に乗せる。
【0017】次に、第一の部材14の孔15(すきま
孔)に締結用ねじ9の軸部を挿通した状態で該第一の部
材14を締結部材1の板状部2の上に載置するとともに
締結用ねじ9を該板状部2のねじ挿通孔3(すきま孔)
に挿通させる。この時、締結用ねじ9の先端が締結部材
1の被拘束部6のタッピング用下孔8の中に入り込み、
該ねじ9により部材14と部材10と締結部材1との位
置決めがなされる。
【0018】しかる後、締結用ねじ9をドライバー等の
工具で回転させて該ねじ9を該孔8にねじ込むと、ねじ
込みの進行に伴って被拘束部6は板状部2の方へ引き上
げられるため該変形可能部4は軸方向圧縮力を受けて最
も肉薄の部部であるリブ5の部分が外側へ折曲げられて
いき、リブ5は筒状部11の内壁面に圧接され、最終的
に図3の状態となって第一の部材14と第二の部材10
との締結が完成する。
【0019】以上のように、本発明の締結部材を用いる
ことにより、第二の部材にタッピング用下孔を設ける必
要なく(すなわち第二の部材に締結用ねじを直接にねじ
込む必要なく)第一の部材と第二の部材を締結すること
ができる。
【0020】なお、締結部材1と第二の部材10との結
合力を更に大きくするために、たとえば、筒状部11の
穴12の周壁面に該リブ5に係合する周方向溝を設けた
り、板状部2に該筒状部11に嵌着されるキャップ部分
を設けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の締結部
材によれば、互いに締結すべき二部材の一方のみに締結
用ねじの挿入孔(すきま孔)を貫設しておくだけで両部
材を締結することができるので、従来の締結構造のよう
に、他方の部材におけるねじ孔の損耗により両部材の締
結力がゆるみ、その結果、他方の部材を交換しなければ
ならなくなるという事態を招く恐れがなく、両部材の締
結力が低下した場合には本発明の締結部材のみを交換す
ればよいので非常に経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の締結部材1を使用して二つの部材14
及び10を締結する場合の各部材の斜視図。
【図2】図1に示した締結部材1を使用して二つの部材
14と10を締結するための第一の作業手順において該
締結部材1を第二の部材10にセットした状態を示す縦
断面図。
【図3】図2に示した作業手順に続いて第二の作業手順
を行なうことにより第一の部材と第二の部材10とが締
結された状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…締結部材 2…板状部 3…締結ねじ挿通孔 4…弾性変形可能
部 5…リブ 6…被拘束部 7…軸方向平行面 8…セルフタッピ
ング用下孔 9…締結用ねじ 10…第二の部材 11…筒状部 12…非円形穴 13…面 14…第一の部材 15…ねじ挿通穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の部材と第二の部材とを締結用ねじ
    を介して結合する締結構造に使用するための締結部材で
    あって、 該第一の部材に当接されるとともに該第一の部材と該第
    二の部材の一部との間に挟圧保持される板状部と、該板
    状部に貫設された締結用ねじ挿通孔と、該板状部に連設
    されるとともに該締結用ねじ挿入孔の軸線に沿って延在
    し該軸線に対する放射方向外側へ弾性変形可能な変形可
    能部と、該変形可能部に連設されるとともに該第二の部
    材の一部によって回転方向の動きを拘束される被拘束部
    と、該締結用ねじ挿通孔の軸線と同じ軸線を中心として
    該被拘束部に設けられた締結用ねじ螺入孔と、を有して
    成り、該板状部及び該変形可能部並びに該被拘束部が樹
    脂材料で一体成形されていることを特徴とする締結部
    材。
JP5907294A 1994-03-29 1994-03-29 締結部材 Pending JPH07269539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5907294A JPH07269539A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 締結部材

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JP5907294A JPH07269539A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 締結部材

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JPH07269539A true JPH07269539A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13102791

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JP5907294A Pending JPH07269539A (ja) 1994-03-29 1994-03-29 締結部材

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JP (1) JPH07269539A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102785816A (zh) * 2011-05-16 2012-11-21 范惠明 双片式镶嵌防伪铆合结构
JP2014066248A (ja) * 2007-07-02 2014-04-17 Borgwarner Inc 位相器用のスプール内に逆止弁を備えた同心カム
CN112436328A (zh) * 2020-11-13 2021-03-02 深圳市锦凌电子有限公司 一种具备快速拆卸卡设结构的连接器组件

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