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JPH07265982A - 自動クリンプ装置 - Google Patents

自動クリンプ装置

Info

Publication number
JPH07265982A
JPH07265982A JP6372594A JP6372594A JPH07265982A JP H07265982 A JPH07265982 A JP H07265982A JP 6372594 A JP6372594 A JP 6372594A JP 6372594 A JP6372594 A JP 6372594A JP H07265982 A JPH07265982 A JP H07265982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding structure
container
crimping
blade
crimp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6372594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Inoue
武明 井上
Tateyuki Ootsuka
楯征 大塚
Tetsuzo Harigai
哲三 針谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP6372594A priority Critical patent/JPH07265982A/ja
Publication of JPH07265982A publication Critical patent/JPH07265982A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】容器を簡単かつ適正にクリンプできるようにし
たクリンプ装置を提供する。 【構成】下保持構体2に保持させたセルAを上保持構体
1に保持させたクリンプ用刃13bでクリンプするに際
して、セルAをスプリング27を介して下保持構体2に
支持させるとともに、下保持構体2をモータ65により
駆動しその保持構体2が上保持構体1に対して所定位置
にまで接近したことをリミットスイッチ機構66で検出
して駆動を反転させる駆動機構6を付設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱分析に供せられる試
料等を充填した容器を封止する場合に好適に使用される
自動クリンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、粉末や繊維等の試料の熱分析を
行う場合には、図4〜図6に示すように、微小な有底筒
状容器aに試料bを充填し、しかる後、その容器aの開
口端に蓋cを装入して、容器周壁をクリンプ用刃により
クリンプし、試料bを封入するのが通例である。つま
り、試料bを容器aに封入する目的は、試料bがこぼれ
る事を防止するとともに、試料bを押えることにより該
試料b同士の隙間を少なくして熱伝導を良好にし、分析
精度を高める事にある。
【0003】しかして、従来のクリンプ装置は、図7に
示すように、上刃構体dと下刃構体mとから構成されて
いる。上刃構体dは、フレームFに軸eが摺動可能に嵌
合され、軸eの外周母線方向に設けた溝fにフレームF
から突設した回り止めgが係合されており、軸eを上下
摺動可能で回転不能に案内している。軸eの内周にはね
じ杆hが螺合させてあり、このねじ杆hにブロックiを
介してハンドルjの基端が一体に連結してある。そし
て、前記軸eの下端に、クリンプ用刃kをナットlによ
り締着している。一方、下刃構体mは、フレームFに台
座oを固定してあり、その台座oの上端面であって前記
クリンプ用刃kを受ける位置が刃状になっている。
【0004】そして、クリンプ操作を行う際には、容器
aを台座oにセットした後、ハンドルjを回してねじ杆
hを回転させることにより、回り止めした軸eをそのね
じ送り作用によって下方に移動させ、その刃を容器周壁
の外側に圧接して内側にクリンプする。クリンプが完了
したら、前記とは逆方向にハンドルjを回すことによ
り、クリンプ用刃kを台座oから上方に離反させ、元の
位置に戻すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成では、ハンドルjをその都度手で回転させなければ
ならないため、作業効率が悪く、多大な労力を要すると
いう問題がある。また、クリンプ荷重を適正化するため
に、構体の移動位置を確認しながらハンドル操作を行う
ようにしているが、人為的な作業であり且つ加減が難し
いため、クリンプ荷重が不足してクリンプが不完全にな
ったり、逆に過荷重を作用させることにより容器の底面
に凸状の変形部が生じて分析精度に悪影響を及ぼす等の
不都合が生じ易い。このような不都合は、容器内の試料
の性質や量ごとに適正クリンプ荷重が一律にならないこ
とを考えると尚更である。
【0006】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、容器を簡単かつ適正にクリンプでき
るようにしたクリンプ装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0008】すなわち、本発明に係るクリンプ装置は、
有底筒状容器の開口端に軸心方向からクリンプ用刃を有
する上保持構体を相対的に接近させ、その容器周壁にク
リンプ用刃から荷重を作用させて該周壁を内側に圧接し
クリンプするものにおいて、前記容器をスプリングを介
して下保持構体に支持させるとともに、上下何れか一方
の保持構体を軸方向移動可能で且つ回転不能に保持して
おき、その保持構体の軸心部に螺合し該保持構体をねじ
送りするねじ杆と、このねじ杆を回転付勢する駆動機
と、一方の保持構体が他方の保持構体に対して所定位置
にまで接近したことを検出してその旨の信号を出力する
リミットスイッチ機構とから構成される駆動機構を付設
したことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成により、駆動機構を作動させる
と、駆動機がねじ杆を回転駆動し、ねじ杆は一方の保持
構体をねじ送りして他方の保持構体に近付ける。する
と、下保持構体に保持されている容器の周壁に、上保持
構体に保持されているクリンプ用刃が接触し、さらにク
リンプ用刃が周壁を内側に向かって圧接する。このと
き、容器はスプリングを介して下保持構体に支持されて
いるため、クリンプ用刃が容器を圧接すると該容器がス
プリングを圧縮しながら徐々に没入し、このときクリン
プ荷重を受け止める力を次第に増大させながら、容器周
壁の内側へのクリンプ動作を実効あらしめる。しかも、
このような構成を前提にして、駆動機により一方の保持
構体を駆動し、その保持構体が所定位置に来たことをリ
ミットスイッチ機構を通じて検出するようにしているた
め、それ以降に駆動機を停止若しくは逆動作させるなど
して、他方の保持構体に対する異常接近を防ぐことがで
きる。したがって、本発明によると、容器を自動的にク
リンプすることができるだけでなく、保持構体を所定ク
リンプ荷重に対応する位置で確実に停止させて、クリン
プ不良の発生を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。
【0011】このクリンプ装置は、図1に示すように、
熱分析に供せられる微小カップ状容器たるセルAの開口
端の周壁を内側に向かってクリンプするために適用され
るもので、上保持構体1と、下保持構体2とを、フレー
ム3、4に一体に取り付けて構成されている。
【0012】フレーム3、4はケーシング5に固設され
たもので、フレーム3は上保持構体1を嵌装する孔3a
を有し、またフレーム4は前記孔3aの下方同一軸心位
置に下保持構体2を嵌装する孔4aを有している。
【0013】上保持構体1は、前記孔3aに嵌装され下
端中央に開口部が形成されたベース11と、このベース
11を前記フレーム3に懸吊支持させる懸吊杆12と、
前記ベース11の下端開口部を蓋封する位置にナット1
3aを介して締着され下端中央にクリンプ用刃13bを
下方に向けて突出させた刃形成部材13と、この刃形成
部材13のクリンプ用刃13bを包囲する位置に圧入さ
れたガイド14と、前記刃形成部材13の取り付け前に
該部材13の中心部に設けた孔に脱落不能で且つ上下摺
動可能に挿入した押さえ棒15と、この押さえ棒15と
前記ベース11の内方端との間に弾接したバネ16とか
ら構成されている。
【0014】下保持構体2は、前記フレーム4の孔4a
に摺動可能に嵌合し上端に開口部を有した移動軸21
と、その移動軸21の開口部にスプリング27を介して
摺動可能に嵌装したリング22と、このリング22の孔
に装着したガイド受け23と、このガイド受け23の中
心部に設けた孔に装入され止め輪24aを介して脱落防
止が図られた台座24と、この台座24の外周と前記ガ
イド受け23の内周との円環状の隙間に上下摺動可能に
嵌装され前記台座24の段部との間にスプリング25が
介設されたセルガイド26とから構成されている。この
セルガイド26は前記台座24の上端面よりも若干嵩高
い位置に配設され、セルAに対する適正な装着状態を担
保している。また、その装着空間に装着されるセルAは
前記クリンプ用刃13bに対峙する位置に位置決めされ
ている。
【0015】さらに、本実施例では、前記下保持構体2
を駆動機構6によって駆動するようにしている。この駆
動機構6を構成するにあたり、図1および図2に示すよ
うに、移動軸21の下端面にピン61aにより回り止め
した板61が取着してあり、そのピン61aによって移
動軸21を回転不能で且つ軸方向移動可能に案内してい
る。そして、駆動機構6を、前記ケーシング5に軸受6
2を介して軸支され前記移動軸21の軸心部に螺合して
該移動軸21をねじ送りするねじ杆62と、このねじ杆
62をギヤ63、64を介して回転駆動する駆動機たる
モータ65と、移動軸21がクリンプ用刃13bに対し
て所定位置にまで接近したことを検出して前記モータ6
5を逆転させるリミットスイッチ機構66とから構成し
ている。このリミットスイッチ機構66は、前記板61
の先端によって持ち上げられ得る位置に配設した変位棒
66aと、この変位棒66aの変位を読み取るポテンシ
ョメータ66bとからなり、このポテンショメータ66
bが予め設定された位置を検出して、モータ65に逆回
転動作を付与するようになっている。ガイド14とガイ
ド受け23とは互いに嵌合して軸心の整合が図られる。
【0016】なお、前記移動軸21の下端面には突起7
1が突設してあり、移動軸21が降下してその突起71
がケーシング5に固設したセンサ72内に挿入されたと
きにモータ65の駆動が停止されるようになっている。
また、何等かの原因で下方への行き過ぎが生じた場合に
は、前記板61がストッパ73に当接することによって
その移動が禁止されるようになっている。逆に、上方へ
の行き過ぎは、前記変位棒66aの下端に一体に取着し
た錘74がストッパ75に当接することによって禁止さ
れるようになっている。さらに、前記ケーシング5の上
壁には安全カバー76が枢着してあり、この安全カバー
76を、上保持構体1を包囲するセット完了位置と、上
保持構体1を表出させる調節位置との間で回動させ得る
ようにしている。そして、セット完了位置にまで回動す
ると、安全カバー76に一体に突設してある突起76a
がケーシング側に設置したセンサ77に挿入され、セッ
ト完了状態が検出されるようになっている。さらにま
た、図3は前記駆動機構6の制御盤78を示しており、
スイッチ78a、78bを通じて6段階で移動軸21の
停止位置を設定できるようになっている。なお、78c
はスタートボタン、78dはストップボタン、78eは
リセットボタンである。
【0017】以上において、セルAに対するクリンプは
次のように行われる。先ず、安全カバーを76開いて台
座24の上面に試料を装入したセルAをセットし、安全
カバー76を蓋着する。このときセンサ77がセット完
了を検出する。そして、所定クリンプ荷重に対応する停
止位置をボタン78a、78bで選択した後、スタート
ボタン78cを押す。これにより、モータ65が始動
し、その回転がギヤ64、63により減速してねじ杆6
2に伝えられる。そして、そのねじ杆62により移動軸
21がねじ送りされ、下保持構体2が上保持構体1に向
かって移動する。ある位置まで来ると、上方に待機して
いるクリンプ用刃13bに、下方から上昇したセルAの
周壁が接触し、さらにクリンプ用刃13bが周壁を内側
に折り曲げて圧接する。このとき、セルAは台座24、
ガイド受け23、リング22、スプリング27を介して
移動軸21に支持されているため、クリンプ用刃13b
がセルAを圧接するとセルAがスプリング27を圧縮し
ながら徐々に没入し、このときクリンプ荷重を受け止め
る力が次第に増大して、セル周壁の内側へのクリンプ動
作を実効あらしめる。そして、そのリミットスイッチ機
構66が移動軸21の所定位置への到達を検出すると、
変位計66bがその旨の信号を出力し、前記モータ65
が逆回転し始める。これにより、ねじ杆62が逆方向に
駆動され、移動軸21はそのときの最上昇位置から降下
し始めて、突起71がセンサ72に挿入されたときに駆
動が停止する。
【0018】したがって、本発明によると、セルAを自
動的にクリンプすることができるだけでなく、下保持構
体2に載置した容器Aを所定クリンプ荷重に対応する位
置で確実に停止させることができ、クリンプが不完全に
なったり、逆に過荷重によりセルAが変形する不具合を
確実に防止することが可能になる。
【0019】なお、本発明は前記実施例のみに限定され
るものではない。例えば、前記実施例では移動軸の位置
検出に変位計を用いているが、差動トランスを使用して
もよい。また、前記実施例ではクリンプ用刃を固定し、
セルを上動させるようにしているが、逆にセルを固定し
て、クリンプ用刃を降下させるようにしてもよい。な
お、蓋を容器に圧着してシールする方式の装置にも適用
できる。その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、下保持
構体に保持させた容器を上保持構体に保持させたクリン
プ用刃でクリンプするに際して、容器をスプリングを介
して下保持構体に支持させるとともに、一方の保持構体
を駆動機により駆動しその保持構体が他方の保持構体に
対して所定位置にまで接近したことをリミットスイッチ
機構で検出する駆動機構を付設したものである。したが
って、容器を自動的にクリンプすることができ、作業労
力を従来に比べて激減させることができるだけでなく、
容器にその種類に応じて最適なクリンプ荷重を作用させ
てクリンプ不良の発生を回避し歩留まりを向上させるこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1におけるII-II 線断面図。
【図3】図1におけるIII 矢視図。
【図4】従来のクリンプの手順を示す図。
【図5】図4に対応した図。
【図6】図4に対応した図。
【図7】従来のクリンプ装置を示す断面図。
【符号の説明】
A…容器(セル) 1…上保持構体 2…下保持構体 6…駆動機構 13b…クリンプ用刃 27…スプリング 62…ねじ杆 65…駆動機(モータ) 66…リミットスイッチ機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下保持構体に保持させた有底筒状容器の開
    口端に軸心方向からクリンプ用刃を有する上保持構体を
    相対的に接近させ、その容器周壁にクリンプ用刃から荷
    重を作用させて該周壁を内側に圧接しクリンプするもの
    において、 前記容器をスプリングを介して下保持構体に支持させる
    とともに、上下何れか一方の保持構体を軸方向移動可能
    で且つ回転不能に保持しておき、その保持構体の軸心部
    に螺合し該保持構体をねじ送りするねじ杆と、このねじ
    杆を回転付勢する駆動機と、一方の保持構体が他方の保
    持構体に対して所定位置にまで接近したことを検出して
    その旨の信号を出力するリミットスイッチ機構とから構
    成される駆動機構を付設したことを特徴とする自動クリ
    ンプ装置。
JP6372594A 1994-03-31 1994-03-31 自動クリンプ装置 Pending JPH07265982A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6372594A JPH07265982A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 自動クリンプ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6372594A JPH07265982A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 自動クリンプ装置

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JPH07265982A true JPH07265982A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13237672

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6372594A Pending JPH07265982A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 自動クリンプ装置

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