JPH07264657A - 移動無線通信装置 - Google Patents
移動無線通信装置Info
- Publication number
- JPH07264657A JPH07264657A JP6048867A JP4886794A JPH07264657A JP H07264657 A JPH07264657 A JP H07264657A JP 6048867 A JP6048867 A JP 6048867A JP 4886794 A JP4886794 A JP 4886794A JP H07264657 A JPH07264657 A JP H07264657A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- channel
- access channel
- control
- access
- channels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W76/00—Connection management
- H04W76/10—Connection setup
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W48/00—Access restriction; Network selection; Access point selection
- H04W48/20—Selecting an access point
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W56/00—Synchronisation arrangements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W8/00—Network data management
- H04W8/18—Processing of user or subscriber data, e.g. subscribed services, user preferences or user profiles; Transfer of user or subscriber data
- H04W8/183—Processing at user equipment or user record carrier
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用者の意思を無視した無線接続が極力行な
われないようにし、これにより知らないうちに割高な通
信料金を請求されたり、通話を行なえなくなるといった
不具合の発生を防止する。 【構成】 発着呼に伴うAチャネルの選択時に、受信電
界強度が大きい順に複数個のAチャネルを検出してその
番号をRAM34にベストリストとして一旦記憶し、こ
の記憶された各AチャネルをRAM34に記憶されてい
るPチャネルとそれぞれ比較して、上記各Aチャネルの
中にPチャネルと同一のチャネルが存在するか否かを判
定する。そして、Pチャネルと同一のAチャネルがあっ
た場合には、このAチャネルの番号をベストリストの最
上位位置に記憶し直し、以後この最上位に記憶されたA
チャネルを使用して基地局との間で発着呼のための無線
接続制御を実行するようにしている。
われないようにし、これにより知らないうちに割高な通
信料金を請求されたり、通話を行なえなくなるといった
不具合の発生を防止する。 【構成】 発着呼に伴うAチャネルの選択時に、受信電
界強度が大きい順に複数個のAチャネルを検出してその
番号をRAM34にベストリストとして一旦記憶し、こ
の記憶された各AチャネルをRAM34に記憶されてい
るPチャネルとそれぞれ比較して、上記各Aチャネルの
中にPチャネルと同一のチャネルが存在するか否かを判
定する。そして、Pチャネルと同一のAチャネルがあっ
た場合には、このAチャネルの番号をベストリストの最
上位位置に記憶し直し、以後この最上位に記憶されたA
チャネルを使用して基地局との間で発着呼のための無線
接続制御を実行するようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車無線電話
システムや携帯無線電話システムなどの移動無線通信シ
ステムに係わり、特にページングエリアとアクセスエリ
アとが共用されるシステムで移動局として使用される移
動無線通信装置に関する。
システムや携帯無線電話システムなどの移動無線通信シ
ステムに係わり、特にページングエリアとアクセスエリ
アとが共用されるシステムで移動局として使用される移
動無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動無線通信システムの一つとして、例
えばセルラ方式を採用した無線電話システムが知られて
いる。この種のシステムは、例えば図11に示す如く有
線電話網NWに接続された制御局CSと、この制御局C
Sに対しそれぞれ有線回線CL1〜CLnを介して接続
された複数の基地局BS1〜BSnと、移動局としての
複数の移動電話装置MS1〜MSmとから構成されてい
る。
えばセルラ方式を採用した無線電話システムが知られて
いる。この種のシステムは、例えば図11に示す如く有
線電話網NWに接続された制御局CSと、この制御局C
Sに対しそれぞれ有線回線CL1〜CLnを介して接続
された複数の基地局BS1〜BSnと、移動局としての
複数の移動電話装置MS1〜MSmとから構成されてい
る。
【0003】上記各基地局BS1〜BSnは、それぞれ
異なるエリアにセルと呼ばれる無線ゾーンE1〜Enを
形成する。移動電話装置MS1〜MSmは、自局が位置
している無線ゾーンの基地局に対し無線チャネルを介し
て接続され、さらにこの基地局から制御局CSを介して
有線電話網NWに接続される。そして、この状態で有線
電話網NWに接続された有線電話機と通話が可能とな
る。また、通話中に移動電話装置MS1〜MSmが他の
無線ゾーンに移動した場合には、制御局CSの制御によ
り無線チャネルが移動先の基地局の無線チャネルに切換
えられ、通話は継続される。すなわち、各移動電話装置
MS1〜MSmは、自局が属するシステムが形成するサ
ービスエリア内に存在している限り、近接する基地局を
介して他の電話機との間で通話が可能である。
異なるエリアにセルと呼ばれる無線ゾーンE1〜Enを
形成する。移動電話装置MS1〜MSmは、自局が位置
している無線ゾーンの基地局に対し無線チャネルを介し
て接続され、さらにこの基地局から制御局CSを介して
有線電話網NWに接続される。そして、この状態で有線
電話網NWに接続された有線電話機と通話が可能とな
る。また、通話中に移動電話装置MS1〜MSmが他の
無線ゾーンに移動した場合には、制御局CSの制御によ
り無線チャネルが移動先の基地局の無線チャネルに切換
えられ、通話は継続される。すなわち、各移動電話装置
MS1〜MSmは、自局が属するシステムが形成するサ
ービスエリア内に存在している限り、近接する基地局を
介して他の電話機との間で通話が可能である。
【0004】ところで、近年この種のセルラ無線電話シ
ステムは、首都圏やその他の大都市圏に限らず地方の都
市を中心とした地域にも構築されるようになってきてい
る。すなわち、同様の規格を有する複数のシステムが各
々異なる地域にサービスエリアを形成して無線通信サー
ビスを提供するようになっている。このような状況下に
あって、各システムの移動電話装置は、それぞれ他のシ
ステムのサービスエリア内では通話を行なえないか、ま
たは通話できたとしても料金が割高になるのが一般的で
ある。したがって加入者にとっては、自局が自己の属す
るシステムが形成するサービスエリア、つまりホームエ
リア内で使用することが望ましい。
ステムは、首都圏やその他の大都市圏に限らず地方の都
市を中心とした地域にも構築されるようになってきてい
る。すなわち、同様の規格を有する複数のシステムが各
々異なる地域にサービスエリアを形成して無線通信サー
ビスを提供するようになっている。このような状況下に
あって、各システムの移動電話装置は、それぞれ他のシ
ステムのサービスエリア内では通話を行なえないか、ま
たは通話できたとしても料金が割高になるのが一般的で
ある。したがって加入者にとっては、自局が自己の属す
るシステムが形成するサービスエリア、つまりホームエ
リア内で使用することが望ましい。
【0005】以下、このサービスエリアの確認表示機能
を備えた移動電話装置の動作例を簡単に説明する。装置
の電源を投入すると、装置は先ず装置内の各回路の動作
状態をイニシャライズし、次に着信信号などの制御信号
を受信するためのページングチャネル(以後Pチャネル
と称する)と呼ばれる制御チャネルを選択する。このP
チャネルの選択は、複数のPチャネルを順次受信してそ
の受信電界強度を測定し、受信電界強度が最も大きいも
のを検出することにより行なう。Pチャネルの選択が終
了すると、このPチャネルを受信回路に設定してワード
同期を確立し、以後待受動作状態となる。なお、待受状
態においてこのPチャネルはおよそ5分間隔毎に再設定
される。
を備えた移動電話装置の動作例を簡単に説明する。装置
の電源を投入すると、装置は先ず装置内の各回路の動作
状態をイニシャライズし、次に着信信号などの制御信号
を受信するためのページングチャネル(以後Pチャネル
と称する)と呼ばれる制御チャネルを選択する。このP
チャネルの選択は、複数のPチャネルを順次受信してそ
の受信電界強度を測定し、受信電界強度が最も大きいも
のを検出することにより行なう。Pチャネルの選択が終
了すると、このPチャネルを受信回路に設定してワード
同期を確立し、以後待受動作状態となる。なお、待受状
態においてこのPチャネルはおよそ5分間隔毎に再設定
される。
【0006】また、このとき上記Pチャネルにより送ら
れてくる制御信号からシステム情報を検出し、このシス
テム情報に含まれるシステム識別情報SIDpを記憶す
る。そして、この受信されたシステム識別情報SIDp
を、識別情報メモリ(ID−ROM)に予め記憶してあ
る自局が属するシステムの識別情報SIDHと比較す
る。そして、両識別情報SIDp,SIDHが一致した
場合には、この装置はホームエリア内に存在していると
判断する。一方、両識別情報SIDp,SIDHが一致
しなかった場合には、この装置は他のシステムのサービ
スエリア内に存在するものと判断し、LCD表示器にサ
ービスエリアが外れている旨、例えば“ROAM”を表
示させる。したがって、話者はこの“ROAM”表示を
見ることにより、自局が自身の属するシステムのサービ
スエリア内に位置しているか否かを確認することができ
る。
れてくる制御信号からシステム情報を検出し、このシス
テム情報に含まれるシステム識別情報SIDpを記憶す
る。そして、この受信されたシステム識別情報SIDp
を、識別情報メモリ(ID−ROM)に予め記憶してあ
る自局が属するシステムの識別情報SIDHと比較す
る。そして、両識別情報SIDp,SIDHが一致した
場合には、この装置はホームエリア内に存在していると
判断する。一方、両識別情報SIDp,SIDHが一致
しなかった場合には、この装置は他のシステムのサービ
スエリア内に存在するものと判断し、LCD表示器にサ
ービスエリアが外れている旨、例えば“ROAM”を表
示させる。したがって、話者はこの“ROAM”表示を
見ることにより、自局が自身の属するシステムのサービ
スエリア内に位置しているか否かを確認することができ
る。
【0007】一方、以上のような待受状態において発呼
あるいは着呼が発生すると、移動電話装置では次のよう
な無線接続制御が実行される。すなわち、移動電話装置
は先ず無線接続制御を行なうために必要なアクセスチャ
ネル(以後Aチャネルと呼称する)を選択する。このA
チャネルの選択は、複数のAチャネルを順次受信してそ
の受信電界強度を測定し、その中から受信電界強度が最
も大きいAチャネルを検出することにより行なう。Aチ
ャネルが選択されると移動電話装置は、次にこのAチャ
ネルを受信回路に設定してワード同期を確立し、以後こ
のAチャネルを使用して基地局との間で無線接続制御の
ための制御信号の授受を行なう。なお、ワード同期が確
立されなかった場合には、受信電界強度が次に大きいA
チャネルを選択してワード同期を確立し、ワード同期が
確立されると以後無線接続制御のための制御信号の授受
を行なう。
あるいは着呼が発生すると、移動電話装置では次のよう
な無線接続制御が実行される。すなわち、移動電話装置
は先ず無線接続制御を行なうために必要なアクセスチャ
ネル(以後Aチャネルと呼称する)を選択する。このA
チャネルの選択は、複数のAチャネルを順次受信してそ
の受信電界強度を測定し、その中から受信電界強度が最
も大きいAチャネルを検出することにより行なう。Aチ
ャネルが選択されると移動電話装置は、次にこのAチャ
ネルを受信回路に設定してワード同期を確立し、以後こ
のAチャネルを使用して基地局との間で無線接続制御の
ための制御信号の授受を行なう。なお、ワード同期が確
立されなかった場合には、受信電界強度が次に大きいA
チャネルを選択してワード同期を確立し、ワード同期が
確立されると以後無線接続制御のための制御信号の授受
を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の装置には次のような解決すべき課題があった。す
なわち、上記従来の移動局装置では、Aチャネルを選択
する場合に、先に述べたように複数のAチャネルを順次
受信してその受信電界強度を測定し、受信電界強度が最
も大きいものを選択するようにしている。このため、例
えば待受時のPチャネルを選択した時点と上記Aチャネ
ルのサーチを行なった時点とで電波状況が変化すると、
場合によっては待受中のPチャネルとは別のシステムの
Aチャネルが選択されてしまうことがある。
従来の装置には次のような解決すべき課題があった。す
なわち、上記従来の移動局装置では、Aチャネルを選択
する場合に、先に述べたように複数のAチャネルを順次
受信してその受信電界強度を測定し、受信電界強度が最
も大きいものを選択するようにしている。このため、例
えば待受時のPチャネルを選択した時点と上記Aチャネ
ルのサーチを行なった時点とで電波状況が変化すると、
場合によっては待受中のPチャネルとは別のシステムの
Aチャネルが選択されてしまうことがある。
【0009】例えば、待受時に選択されたPチャネルが
ホームエリアのものであり、ユーザがこのホームエリア
であることを確認した上で発呼操作を行なったとして
も、実際には他システムのサービスエリア(ロームエリ
ア)のAチャネルが選択され、この結果他社(他キャリ
ア)のシステムを介して通話リンクが形成されてしまう
ことがある。この場合、使用者には知らず知らずのうち
に割高な通話料金が請求されてしまうことになり、極め
て好ましくない。
ホームエリアのものであり、ユーザがこのホームエリア
であることを確認した上で発呼操作を行なったとして
も、実際には他システムのサービスエリア(ロームエリ
ア)のAチャネルが選択され、この結果他社(他キャリ
ア)のシステムを介して通話リンクが形成されてしまう
ことがある。この場合、使用者には知らず知らずのうち
に割高な通話料金が請求されてしまうことになり、極め
て好ましくない。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、使用者の意思を無視した
無線接続が極力行なわれないようにし、これにより使用
者とキャリアとの間のトラブルの発生を軽減することが
できる移動無線通信装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、使用者の意思を無視した
無線接続が極力行なわれないようにし、これにより使用
者とキャリアとの間のトラブルの発生を軽減することが
できる移動無線通信装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、サービスエリア内に設置された基地局と、
上記サービスエリア内を移動する移動局とを備え、これ
らの基地局と移動局との間で、互いに共用される着信呼
出制御用のページングチャネルと無線接続制御用のアク
セスチャネルとを選択的に使用して制御信号の伝送を行
なう移動無線通信システムにおいて上記移動局として使
用される移動無線通信装置において、待受中に所定の条
件に適合したページングチャネルを検出して記憶するた
めの第1の検出手段と、基地局との間の無線接続制御を
行なう際にアクセスチャネルを検出するための第2の検
出手段とに加えて、チャネル判定手段およびチャネル選
択手段を備えている。そして、チャネル判定手段によ
り、上記第2の検出手段により検出されたアクセスチャ
ネルを上記第1の検出手段に記憶されているページング
チャネルと比較して、このページングチャネルと同一の
アクセスチャネルが存在するか否かを判定し、この判定
手段によりページングチャネルと同一のアクセスチャネ
ルが存在すると判定された場合には、上記チャネル選択
手段によりこのアクセスチャネルを上記無線接続制御を
行なうためのアクセスチャネルとして優先的に選択する
ようにしたものである。
に本発明は、サービスエリア内に設置された基地局と、
上記サービスエリア内を移動する移動局とを備え、これ
らの基地局と移動局との間で、互いに共用される着信呼
出制御用のページングチャネルと無線接続制御用のアク
セスチャネルとを選択的に使用して制御信号の伝送を行
なう移動無線通信システムにおいて上記移動局として使
用される移動無線通信装置において、待受中に所定の条
件に適合したページングチャネルを検出して記憶するた
めの第1の検出手段と、基地局との間の無線接続制御を
行なう際にアクセスチャネルを検出するための第2の検
出手段とに加えて、チャネル判定手段およびチャネル選
択手段を備えている。そして、チャネル判定手段によ
り、上記第2の検出手段により検出されたアクセスチャ
ネルを上記第1の検出手段に記憶されているページング
チャネルと比較して、このページングチャネルと同一の
アクセスチャネルが存在するか否かを判定し、この判定
手段によりページングチャネルと同一のアクセスチャネ
ルが存在すると判定された場合には、上記チャネル選択
手段によりこのアクセスチャネルを上記無線接続制御を
行なうためのアクセスチャネルとして優先的に選択する
ようにしたものである。
【0012】また本発明は、第2の検出手段において、
基地局との間の無線接続制御を行なう際に複数のアクセ
スチャネルを受信電界強度の大きい順に検出し、かつチ
ャネル選択手段において、これらの検出されたアクセス
チャネルの中にページングチャネルと同一のチャネルが
存在する場合にはこのアクセスチャネルを無線接続制御
を行なうためのチャネルとして優先的に選択し、一方ペ
ージングチャネルと同一のアクセスチャネルが存在しな
い場合には受信電界強度に従ってアクセスチャネルを選
択使用することを特徴としている。
基地局との間の無線接続制御を行なう際に複数のアクセ
スチャネルを受信電界強度の大きい順に検出し、かつチ
ャネル選択手段において、これらの検出されたアクセス
チャネルの中にページングチャネルと同一のチャネルが
存在する場合にはこのアクセスチャネルを無線接続制御
を行なうためのチャネルとして優先的に選択し、一方ペ
ージングチャネルと同一のアクセスチャネルが存在しな
い場合には受信電界強度に従ってアクセスチャネルを選
択使用することを特徴としている。
【0013】さらに本発明は、チャネル選択手段におい
て、ページングチャネルと同一のアクセスチャネルが存
在しない場合には受信電界強度に従ってアクセスチャネ
ルを選択するとともに、この選択したアクセスチャネル
が使用者が希望する所定の条件にあったチャネルである
か否かを判定し、所定の条件にあったチャネルではない
と判定された場合にはその旨を表示する手段を備えてい
ることも特徴としている。
て、ページングチャネルと同一のアクセスチャネルが存
在しない場合には受信電界強度に従ってアクセスチャネ
ルを選択するとともに、この選択したアクセスチャネル
が使用者が希望する所定の条件にあったチャネルである
か否かを判定し、所定の条件にあったチャネルではない
と判定された場合にはその旨を表示する手段を備えてい
ることも特徴としている。
【0014】さらに本発明は、チャネル選択手段におい
て、選択したアクセスチャネルが使用者が希望する所定
の条件にあったチャネルではないと判定された場合には
その旨を表示し、この表示に対し使用者が使用を断念す
る旨の指示を入力しない場合に、当該アクセスチャネル
を無線接続制御のためのアクセスチャネルとして選択使
用することも特徴としている。
て、選択したアクセスチャネルが使用者が希望する所定
の条件にあったチャネルではないと判定された場合には
その旨を表示し、この表示に対し使用者が使用を断念す
る旨の指示を入力しない場合に、当該アクセスチャネル
を無線接続制御のためのアクセスチャネルとして選択使
用することも特徴としている。
【0015】
【作用】この結果本発明によれば、例えば発信や着信に
伴いアクセスチャネルを選択する際に、検出されたアク
セスチャネルがホームエリアのページングチャネルと同
一であればこのアクセスチャネルが無線接続制御用のア
クセスチャネルとして優先的に選択使用される。このた
め、例えばただ単に受信電界強度の大きいものから順に
アクセスチャネルを選択使用する場合に比べて、ホーム
エリアに接続される確率は高くなり、これにより使用者
の意図に反して例えばロームエリアのような希望しない
システムに接続されて、知らないうちに割高な通信料金
を請求されたり、また通話を行なえなかったりする不具
合は防止される。
伴いアクセスチャネルを選択する際に、検出されたアク
セスチャネルがホームエリアのページングチャネルと同
一であればこのアクセスチャネルが無線接続制御用のア
クセスチャネルとして優先的に選択使用される。このた
め、例えばただ単に受信電界強度の大きいものから順に
アクセスチャネルを選択使用する場合に比べて、ホーム
エリアに接続される確率は高くなり、これにより使用者
の意図に反して例えばロームエリアのような希望しない
システムに接続されて、知らないうちに割高な通信料金
を請求されたり、また通話を行なえなかったりする不具
合は防止される。
【0016】また本発明によれば、ホームエリアのペー
ジングチャネルと同一のアクセスチャネルが検出されな
かった場合には、受信電界強度の大きい順にアクセスチ
ャネルが選択されて無線接続制御が行なわれるので、例
えばロームエリアのように使用者の希望とは異なるエリ
アに接続される可能性はあるものの、少なくとも通話を
確実に行なうことが可能となる。
ジングチャネルと同一のアクセスチャネルが検出されな
かった場合には、受信電界強度の大きい順にアクセスチ
ャネルが選択されて無線接続制御が行なわれるので、例
えばロームエリアのように使用者の希望とは異なるエリ
アに接続される可能性はあるものの、少なくとも通話を
確実に行なうことが可能となる。
【0017】さらに本発明によれば、受信電界強度に従
ってアクセスチャネルを選択した場合には、この選択し
たアクセスチャネルが使用者が希望する所定の条件にあ
ったチャネルであるか否かが判定され、所定の条件にあ
ったチャネルではないと判定された場合にはその旨が表
示される。このため、例えばロームエリアのように希望
しないシステムのアクセスチャネルが選択された場合に
は、使用者はその旨を通話前に確認することができ、こ
れにより知らずにロームエリアに接続されて割高な通信
料金を請求される不具合は防止される。
ってアクセスチャネルを選択した場合には、この選択し
たアクセスチャネルが使用者が希望する所定の条件にあ
ったチャネルであるか否かが判定され、所定の条件にあ
ったチャネルではないと判定された場合にはその旨が表
示される。このため、例えばロームエリアのように希望
しないシステムのアクセスチャネルが選択された場合に
は、使用者はその旨を通話前に確認することができ、こ
れにより知らずにロームエリアに接続されて割高な通信
料金を請求される不具合は防止される。
【0018】さらに本発明によれば、所定の条件にあっ
たチャネルではないと判定された場合にはその旨が表示
され、この状態で使用者が使用を断念する旨の指示を入
力しない場合にのみ、当該アクセスチャネルが無線接続
制御のためのアクセスチャネルとして選択使用される。
このため、使用者は例えばロームエリアのような希望し
ないシステムによる通話を行ないたくなければこれを拒
否することができる。
たチャネルではないと判定された場合にはその旨が表示
され、この状態で使用者が使用を断念する旨の指示を入
力しない場合にのみ、当該アクセスチャネルが無線接続
制御のためのアクセスチャネルとして選択使用される。
このため、使用者は例えばロームエリアのような希望し
ないシステムによる通話を行ないたくなければこれを拒
否することができる。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に係わる移動電話装置の構成を示
す回路ブロック図である。この移動電話装置は、送信
系、受信系および制御系に大別される。尚、40は電源
回路であり、バッテリ41の出力を基に装置に必要な動
作電圧Vccを生成する。
1は本発明の一実施例に係わる移動電話装置の構成を示
す回路ブロック図である。この移動電話装置は、送信
系、受信系および制御系に大別される。尚、40は電源
回路であり、バッテリ41の出力を基に装置に必要な動
作電圧Vccを生成する。
【0020】先ず送信系は、送話器としてのマイクロホ
ン11と、音声符号器(SPCOD)12と、誤り訂正
符号器(CHCOD)13と、ディジタル変調器(MO
D)14と、乗算器15と、電力増幅器(PA)16
と、高周波スイッチ回路(SW)17と、アンテナ18
とから構成される。音声符号器12では、マイクロホン
11から出力されたのち図示しないA/D変換器により
ディジタル化されたディジタル送話信号の符号化が行な
われる。また誤り訂正符号器13では、上記音声符号器
12から出力された符号化ディジタル送話信号および後
述する制御回路30から出力されるディジタル制御信号
の誤り訂正符号化が行なわれる。ディジタル変調器14
では、上記誤り訂正符号器13から出力された符号化デ
ィジタル送信信号に応じた変調信号が発生される。乗算
器15では、この変調信号が周波数シンセサイザ(SY
N)31から出力された送信局部発振信号とミキシング
され、これにより無線周波信号に周波数変換される。そ
して電力増幅器16では、上記乗算器15から出力され
た無線周波信号が所定の送信電力に増幅される。高周波
スイッチ17は、制御回路30から指定された送信タイ
ムスロットの期間だけ導通状態となり、この期間に上記
電力増幅器16から出力された無線送信信号をアンテナ
18に供給してこのアンテナ18から図示しない基地局
に向けて送出する。
ン11と、音声符号器(SPCOD)12と、誤り訂正
符号器(CHCOD)13と、ディジタル変調器(MO
D)14と、乗算器15と、電力増幅器(PA)16
と、高周波スイッチ回路(SW)17と、アンテナ18
とから構成される。音声符号器12では、マイクロホン
11から出力されたのち図示しないA/D変換器により
ディジタル化されたディジタル送話信号の符号化が行な
われる。また誤り訂正符号器13では、上記音声符号器
12から出力された符号化ディジタル送話信号および後
述する制御回路30から出力されるディジタル制御信号
の誤り訂正符号化が行なわれる。ディジタル変調器14
では、上記誤り訂正符号器13から出力された符号化デ
ィジタル送信信号に応じた変調信号が発生される。乗算
器15では、この変調信号が周波数シンセサイザ(SY
N)31から出力された送信局部発振信号とミキシング
され、これにより無線周波信号に周波数変換される。そ
して電力増幅器16では、上記乗算器15から出力され
た無線周波信号が所定の送信電力に増幅される。高周波
スイッチ17は、制御回路30から指定された送信タイ
ムスロットの期間だけ導通状態となり、この期間に上記
電力増幅器16から出力された無線送信信号をアンテナ
18に供給してこのアンテナ18から図示しない基地局
に向けて送出する。
【0021】これに対し受信系は、受信回路(RX)2
1と、ディジタル復調器(DEM)22と、誤り訂正復
号器(CHDEC)23と、音声復号器(SPDEC)
24と、受話器としてのスピーカ25とから構成され
る。
1と、ディジタル復調器(DEM)22と、誤り訂正復
号器(CHDEC)23と、音声復号器(SPDEC)
24と、受話器としてのスピーカ25とから構成され
る。
【0022】受信回路21では、上記アンテナ18およ
び高周波スイッチ17により受信された受信高周波信号
を、中間周波信号またはベースバンド信号に周波数変換
するためのミキシング動作が行なわれる。ディジタル復
調器22では、上記受信回路21から出力された受信デ
ィジタル信号に対するワード同期、つまりビット同期お
よびフレーム同期がそれぞれとられるとともに、ディジ
タル復調が行なわれる。そして、上記ワード同期により
得られた同期信号は制御回路30に供給される。誤り訂
正復号器23では、上記ディジタル復調器22から出力
されたディジタル復調信号の誤り訂正復号化が行なわれ
る。この誤り訂正復号化により得られる信号は、符号化
ディジタル受話信号とディジタル制御情報とからなり、
このうち符号化ディジタル受話信号は音声復号器24に
入力され、またディジタル制御情報はチャネル設定や通
話などの種々制御のために制御回路30に取り込まれ
る。上記音声復号器24では、上記符号化ディジタル受
話信号の復号化処理が行なわれる。そして、この復号化
処理により復号されたディジタル受話信号は、図示しな
いD/A変換器によりアナログ受話信号に戻されたの
ち、受話増幅器を介してスピーカ25に供給されてこの
スピーカ25から拡声出力される。
び高周波スイッチ17により受信された受信高周波信号
を、中間周波信号またはベースバンド信号に周波数変換
するためのミキシング動作が行なわれる。ディジタル復
調器22では、上記受信回路21から出力された受信デ
ィジタル信号に対するワード同期、つまりビット同期お
よびフレーム同期がそれぞれとられるとともに、ディジ
タル復調が行なわれる。そして、上記ワード同期により
得られた同期信号は制御回路30に供給される。誤り訂
正復号器23では、上記ディジタル復調器22から出力
されたディジタル復調信号の誤り訂正復号化が行なわれ
る。この誤り訂正復号化により得られる信号は、符号化
ディジタル受話信号とディジタル制御情報とからなり、
このうち符号化ディジタル受話信号は音声復号器24に
入力され、またディジタル制御情報はチャネル設定や通
話などの種々制御のために制御回路30に取り込まれ
る。上記音声復号器24では、上記符号化ディジタル受
話信号の復号化処理が行なわれる。そして、この復号化
処理により復号されたディジタル受話信号は、図示しな
いD/A変換器によりアナログ受話信号に戻されたの
ち、受話増幅器を介してスピーカ25に供給されてこの
スピーカ25から拡声出力される。
【0023】一方制御系は、制御回路(CONT)30
と、周波数シンセサイザ(SYN)31と、システム識
別情報メモリ(ID−ROM)33と、制御データメモ
リ(RAM)34と、コンソールユニット(CU)35
と、表示駆動回路36と、液晶表示器(LCD)37と
から構成される。
と、周波数シンセサイザ(SYN)31と、システム識
別情報メモリ(ID−ROM)33と、制御データメモ
リ(RAM)34と、コンソールユニット(CU)35
と、表示駆動回路36と、液晶表示器(LCD)37と
から構成される。
【0024】周波数シンセサイザ31は、制御回路30
により指定された制御、通話および同期用の各チャネル
周波数に対応する局部発振信号を発生する。ID−RO
M33には、自装置が属するシステムのシステム識別情
報SIDHが予め記憶されている。RAM34は、ダイ
ヤルキーにより入力された電話番号や、基地局から各種
制御チャネルを介して送られたシステム識別情報などの
制御情報を必要に応じて記憶するために使用される。コ
ンソールユニット35には、ダイヤルキーや発呼要求キ
ーなどのキーパッドが設けられている。LCD表示器3
7は、表示駆動回路36により駆動されるもので、ダイ
ヤル番号などとともに、自己の属するシステムのサービ
スエリア、つまりホームエリア内に自装置が存在してい
るか否かを表わす情報を表示するために使用される。
により指定された制御、通話および同期用の各チャネル
周波数に対応する局部発振信号を発生する。ID−RO
M33には、自装置が属するシステムのシステム識別情
報SIDHが予め記憶されている。RAM34は、ダイ
ヤルキーにより入力された電話番号や、基地局から各種
制御チャネルを介して送られたシステム識別情報などの
制御情報を必要に応じて記憶するために使用される。コ
ンソールユニット35には、ダイヤルキーや発呼要求キ
ーなどのキーパッドが設けられている。LCD表示器3
7は、表示駆動回路36により駆動されるもので、ダイ
ヤル番号などとともに、自己の属するシステムのサービ
スエリア、つまりホームエリア内に自装置が存在してい
るか否かを表わす情報を表示するために使用される。
【0025】ところで、制御回路30は例えばマイクロ
コンピュータを主制御部として備えたもので、装置の初
期設定、発着呼および通話に係わる一連の制御などの通
常の制御機能に加えて、第1のエリア表示制御手段と、
第2のエリア表示制御手段とを備え、さらにチャネル判
定手段30aと、アクセスチャネル選択手段30bとを
備えている。
コンピュータを主制御部として備えたもので、装置の初
期設定、発着呼および通話に係わる一連の制御などの通
常の制御機能に加えて、第1のエリア表示制御手段と、
第2のエリア表示制御手段とを備え、さらにチャネル判
定手段30aと、アクセスチャネル選択手段30bとを
備えている。
【0026】第1のエリア表示制御手段は、待受状態に
おいて設定されるPチャネルを介して基地局から送られ
るシステム識別情報SIDpを検出してRAM34に記
憶するとともに、この検出されたシステム識別情報SI
Dpを、ID−ROM33に予め記憶してある自装置が
属するシステムのシステム識別情報SIDHと比較す
る。そして、SIDpとSIDHとが不一致の場合に
は、自装置は他社のシステムのサービスエリア(ローム
エリア)内に存在しているものと判断して、LCD表示
器37に例えば“ROAM”を表示させる。また、SI
DpとSIDHとが一致した場合には、自装置はホーム
エリア内に存在しているものと判断して、LCD表示器
37には上記“ROAM”を表示させない。
おいて設定されるPチャネルを介して基地局から送られ
るシステム識別情報SIDpを検出してRAM34に記
憶するとともに、この検出されたシステム識別情報SI
Dpを、ID−ROM33に予め記憶してある自装置が
属するシステムのシステム識別情報SIDHと比較す
る。そして、SIDpとSIDHとが不一致の場合に
は、自装置は他社のシステムのサービスエリア(ローム
エリア)内に存在しているものと判断して、LCD表示
器37に例えば“ROAM”を表示させる。また、SI
DpとSIDHとが一致した場合には、自装置はホーム
エリア内に存在しているものと判断して、LCD表示器
37には上記“ROAM”を表示させない。
【0027】第2のエリア表示制御手段は、発呼制御手
順中に設定されるアクセスチャネル(Aチャネル)を介
して基地局から送られるシステム識別情報SIDAを検
出し、この検出されたシステム識別情報SIDAをシス
テム識別情報SIDHと比較する。そして、SIDAが
SIDHと不一致になった場合には、自装置が他社のシ
ステムのサービスエリア内に存在していると判断して、
“ROAM”をLCD表示器37に表示させる。一方上
記SIDAがSIDHと一致した場合には、自装置がホ
ームエリア内に存在していると判断して、LCD表示器
37における“ROAM”の表示を消去させる。
順中に設定されるアクセスチャネル(Aチャネル)を介
して基地局から送られるシステム識別情報SIDAを検
出し、この検出されたシステム識別情報SIDAをシス
テム識別情報SIDHと比較する。そして、SIDAが
SIDHと不一致になった場合には、自装置が他社のシ
ステムのサービスエリア内に存在していると判断して、
“ROAM”をLCD表示器37に表示させる。一方上
記SIDAがSIDHと一致した場合には、自装置がホ
ームエリア内に存在していると判断して、LCD表示器
37における“ROAM”の表示を消去させる。
【0028】一方、チャネル判定手段30aは、発着呼
時にサーチした複数のAチャネルを待受中に受信してい
たPチャネルと比較し、上記各Aチャネルの中に上記P
チャネルと同一のチャネルが存在するか否かを判定する
ものである。
時にサーチした複数のAチャネルを待受中に受信してい
たPチャネルと比較し、上記各Aチャネルの中に上記P
チャネルと同一のチャネルが存在するか否かを判定する
ものである。
【0029】アクセスチャネル選択手段30bは、発着
呼時に各Aチャネルをスキャンしてその受信電界強度を
それぞれ測定し、この受信電界強度の大きい順に各受信
Aチャネルの番号をベストリストとしてRAM34に記
憶する。また、このベストリスト中にPチャネルと同一
のAチャネルが存在することが上記チャネル判定手段3
0aにより判定された場合には、このPチャネルと同一
のAチャネルをベストリストの最上位に記憶し直すもの
である。
呼時に各Aチャネルをスキャンしてその受信電界強度を
それぞれ測定し、この受信電界強度の大きい順に各受信
Aチャネルの番号をベストリストとしてRAM34に記
憶する。また、このベストリスト中にPチャネルと同一
のAチャネルが存在することが上記チャネル判定手段3
0aにより判定された場合には、このPチャネルと同一
のAチャネルをベストリストの最上位に記憶し直すもの
である。
【0030】次に、以上のように構成された装置の動作
を制御回路30の制御手順に従って説明する。図2はそ
のメインルーチンを示すフローチャートである。図示し
ない電源スイッチが投入されると、制御回路30は先ず
ステップ2aによりリセット動作を実行する。すなわ
ち、図3に示すごとく先ずステップ3aで回路各部の状
態がリセットされ、続いてステップ3bによりロック状
態の設定監視が行なわれる。ロック状態とは、第三者に
よる装置の不正使用を防止するためのものであり、ロッ
ク状態の設定操作が行なわれると装置はロック状態とな
って、以後特定のキー操作が行なわれない限り使用不可
能になる。なお、このロック状態が設定されている状態
でLCD表示器37には「LOCK」が表示される(ス
テップ3c)。一方、ロック状態の設定が行なわれなか
った場合には、LCD表示器37にはステップ3dにて
「NOSVC」が表示される。
を制御回路30の制御手順に従って説明する。図2はそ
のメインルーチンを示すフローチャートである。図示し
ない電源スイッチが投入されると、制御回路30は先ず
ステップ2aによりリセット動作を実行する。すなわ
ち、図3に示すごとく先ずステップ3aで回路各部の状
態がリセットされ、続いてステップ3bによりロック状
態の設定監視が行なわれる。ロック状態とは、第三者に
よる装置の不正使用を防止するためのものであり、ロッ
ク状態の設定操作が行なわれると装置はロック状態とな
って、以後特定のキー操作が行なわれない限り使用不可
能になる。なお、このロック状態が設定されている状態
でLCD表示器37には「LOCK」が表示される(ス
テップ3c)。一方、ロック状態の設定が行なわれなか
った場合には、LCD表示器37にはステップ3dにて
「NOSVC」が表示される。
【0031】そうしてリセットが完了すると、制御回路
30は次にステップ2bによりイニシャライズ動作を実
行する。すなわち、図4に示すごとく先ずステップ4a
でイニシャライズ用の複数の制御チャネル(Dチャネ
ル)をスキャンし、これにより受信電界強度が最も大き
いチャネルと次に大きいチャネルをそれぞれ選択する。
そして、ステップ4bにおいて上記受信電界強度が最も
大きいDチャネルに対するビット同期およびフレーム同
期、つまりワード同期を確立するための制御を行なう。
この制御により一定時間内にワード同期が確立される
と、ステップ4cに移行して、ここで上記Dチャネルを
介して基地局から送られた制御情報中からシステム識別
情報SIDdを検出して、ステップ4eでRAM34に
記憶する。なお、上記ステップ4bおよびステップ4c
において、それぞれ一定時間内にワード同期が確立でき
なかったり、またシステム識別情報が検出できなかった
場合には、ステップ4dに移行してここで受信電界強度
が次に大きいDチャネルを選択し、このDチャネルにつ
いて上記ステップ4b〜4eの制御を行なう。
30は次にステップ2bによりイニシャライズ動作を実
行する。すなわち、図4に示すごとく先ずステップ4a
でイニシャライズ用の複数の制御チャネル(Dチャネ
ル)をスキャンし、これにより受信電界強度が最も大き
いチャネルと次に大きいチャネルをそれぞれ選択する。
そして、ステップ4bにおいて上記受信電界強度が最も
大きいDチャネルに対するビット同期およびフレーム同
期、つまりワード同期を確立するための制御を行なう。
この制御により一定時間内にワード同期が確立される
と、ステップ4cに移行して、ここで上記Dチャネルを
介して基地局から送られた制御情報中からシステム識別
情報SIDdを検出して、ステップ4eでRAM34に
記憶する。なお、上記ステップ4bおよびステップ4c
において、それぞれ一定時間内にワード同期が確立でき
なかったり、またシステム識別情報が検出できなかった
場合には、ステップ4dに移行してここで受信電界強度
が次に大きいDチャネルを選択し、このDチャネルにつ
いて上記ステップ4b〜4eの制御を行なう。
【0032】そうしてイニシャライズが完了すると、制
御回路30は続いてステップ2cに移行してここで待受
動作を行なうための制御チャネル(Pチャネル)の選択
制御を実行する。
御回路30は続いてステップ2cに移行してここで待受
動作を行なうための制御チャネル(Pチャネル)の選択
制御を実行する。
【0033】すなわち、図5に示すごとく先ずステップ
5aで複数のPチャネルをスキャンし、これにより受信
電界強度が大きい順に複数個のチャネルをそれぞれ選択
する。次に、ステップ5bで上記受信電界強度が最大の
Pチャネルに対しワード同期を、つまりビット同期およ
びフレーム同期を確立するための制御を実行する。そし
て、一定時間内にワード同期が確立されると、ステップ
5cに移行して、ここで上記Pチャネルを介して基地局
から送られた制御情報の中からシステム識別情報SID
pを検出し、このSIDpをRAM34に記憶する。
5aで複数のPチャネルをスキャンし、これにより受信
電界強度が大きい順に複数個のチャネルをそれぞれ選択
する。次に、ステップ5bで上記受信電界強度が最大の
Pチャネルに対しワード同期を、つまりビット同期およ
びフレーム同期を確立するための制御を実行する。そし
て、一定時間内にワード同期が確立されると、ステップ
5cに移行して、ここで上記Pチャネルを介して基地局
から送られた制御情報の中からシステム識別情報SID
pを検出し、このSIDpをRAM34に記憶する。
【0034】なお、上記ステップ5bおよびステップ5
cにおいて、それぞれ一定時間内にワード同期が確立さ
れなかった場合や、一定時間内にシステム識別情報が検
出されなかった場合には、ステップ5dで受信電界強度
が次に大きいPチャネルを選択し、このPチャネルにつ
いてワード同期の確立およびシステム識別情報の検出を
行なう。また、上記ステップ5cにおいて、Pチャネル
から検出したシステム識別情報SIDpが、前記イニシ
ャライズ時にDチャネルから検出されたシステム識別情
報SIDdと一致しなかった場合には、そのままイニシ
ャライズ制御(ステップ2b)に戻る。
cにおいて、それぞれ一定時間内にワード同期が確立さ
れなかった場合や、一定時間内にシステム識別情報が検
出されなかった場合には、ステップ5dで受信電界強度
が次に大きいPチャネルを選択し、このPチャネルにつ
いてワード同期の確立およびシステム識別情報の検出を
行なう。また、上記ステップ5cにおいて、Pチャネル
から検出したシステム識別情報SIDpが、前記イニシ
ャライズ時にDチャネルから検出されたシステム識別情
報SIDdと一致しなかった場合には、そのままイニシ
ャライズ制御(ステップ2b)に戻る。
【0035】ところで制御回路30は、上記ステップ5
cにてシステム識別情報SIDpが検出されると、ステ
ップ5eに移行してここで第1のエリア表示制御を次の
ように実行する。図6はその制御手順および制御内容を
示すものである。
cにてシステム識別情報SIDpが検出されると、ステ
ップ5eに移行してここで第1のエリア表示制御を次の
ように実行する。図6はその制御手順および制御内容を
示すものである。
【0036】すなわち、制御回路30は先ずステップ6
aにおいて、上記Pチャネルから検出されたシステム識
別情報SIDpを、ID−ROM33に予め記憶されて
いる、自装置が属するシステムのシステム識別情報SI
DHと比較する。そして、両識別情報SIDpとSID
Hとが一致すると、自装置はホームエリア内に存在して
いるものと判断し、“ROAM”の表示は行なわない。
これに対し、SIDpとSIDHとが不一致になった場
合には、自装置は他のシステムのサービスエリア内に存
在しているものと判断し、ステップ6cに移行してここ
でLCD表示器37に“ROAM”を表示させる。
aにおいて、上記Pチャネルから検出されたシステム識
別情報SIDpを、ID−ROM33に予め記憶されて
いる、自装置が属するシステムのシステム識別情報SI
DHと比較する。そして、両識別情報SIDpとSID
Hとが一致すると、自装置はホームエリア内に存在して
いるものと判断し、“ROAM”の表示は行なわない。
これに対し、SIDpとSIDHとが不一致になった場
合には、自装置は他のシステムのサービスエリア内に存
在しているものと判断し、ステップ6cに移行してここ
でLCD表示器37に“ROAM”を表示させる。
【0037】したがって、使用者はこの“ROAM”表
示の有無により、自装置の現在位置がホームエリア内で
あるか、または他社のシステムのサービスエリア(ロー
ムエリア)内であるかを知ることができる。
示の有無により、自装置の現在位置がホームエリア内で
あるか、または他社のシステムのサービスエリア(ロー
ムエリア)内であるかを知ることができる。
【0038】かくしてエリアの識別表示が行なわれる。
なお、制御回路30は待受動作状態(ステップ2d)に
復帰する前にステップ5fに移行し、ここで上記選択さ
れたPチャネルのチャネル番号をRAM34に記憶す
る。
なお、制御回路30は待受動作状態(ステップ2d)に
復帰する前にステップ5fに移行し、ここで上記選択さ
れたPチャネルのチャネル番号をRAM34に記憶す
る。
【0039】さて、この待受動作状態において、Pチャ
ネルを介して基地局から着呼信号が到来したとする。そ
うすると、制御回路30はステップ2eに移行し、ここ
で着呼応答制御を実行する。
ネルを介して基地局から着呼信号が到来したとする。そ
うすると、制御回路30はステップ2eに移行し、ここ
で着呼応答制御を実行する。
【0040】すなわち、制御回路30は先ず通話チャネ
ルを確立するために使用するアクセスチャネルと呼ばれ
る複数の制御チャネル(Aチャネル)をスキャンし、受
信電界強度が大きい順に複数個のAチャネルを選択して
その番号をRAM34にベストリストとして一旦記憶す
る。そして、この記憶した各Aチャネルを、RAM34
に記憶されているPチャネルとそれぞれ比較し、これに
より上記各Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネ
ルが存在するか否かを判定する。この判定の結果、Pチ
ャネルと同一のAチャネルがあったとすると、このAチ
ャネルの番号をベストリストの最上位位置に記憶し直
す。なお、Pチャネルと同一のAチャネルが存在しなか
った場合には、ベストリストの記憶順序は変更しない。
かくして、Aチャネルの選択がなされる。
ルを確立するために使用するアクセスチャネルと呼ばれ
る複数の制御チャネル(Aチャネル)をスキャンし、受
信電界強度が大きい順に複数個のAチャネルを選択して
その番号をRAM34にベストリストとして一旦記憶す
る。そして、この記憶した各Aチャネルを、RAM34
に記憶されているPチャネルとそれぞれ比較し、これに
より上記各Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネ
ルが存在するか否かを判定する。この判定の結果、Pチ
ャネルと同一のAチャネルがあったとすると、このAチ
ャネルの番号をベストリストの最上位位置に記憶し直
す。なお、Pチャネルと同一のAチャネルが存在しなか
った場合には、ベストリストの記憶順序は変更しない。
かくして、Aチャネルの選択がなされる。
【0041】次に制御回路30は、上記選択したAチャ
ネルに対するワード同期を確立したのち、このAチャネ
ルを介して基地局へ着呼応答信号を返送する。そして、
この着呼応答信号の返送後に、基地局からの通話チャネ
ル指定信号の到来を待ち、通話チャネル指定信号が受信
されると、ショーテンドバーストを送信してタイムアラ
イメントの設定を行なったのち、上記通話チャネル指定
信号により指定された通話チャネル(SPチャネル)を
捕捉し設定する。そして、この状態で呼出信号の受信待
ち状態となる(ステップ2f)。
ネルに対するワード同期を確立したのち、このAチャネ
ルを介して基地局へ着呼応答信号を返送する。そして、
この着呼応答信号の返送後に、基地局からの通話チャネ
ル指定信号の到来を待ち、通話チャネル指定信号が受信
されると、ショーテンドバーストを送信してタイムアラ
イメントの設定を行なったのち、上記通話チャネル指定
信号により指定された通話チャネル(SPチャネル)を
捕捉し設定する。そして、この状態で呼出信号の受信待
ち状態となる(ステップ2f)。
【0042】この状態で、呼出信号が受信されると、例
えば図示しないサウンダからリンガ音が発生され、以後
制御回路30は使用者の応答待ち状態(ステップ2g)
になる。そして、このリンガ音により着呼の発生を認識
した使用者がオフフック操作して応答すると、制御回路
30はステップ2hに移行して以後通話制御を実行す
る。
えば図示しないサウンダからリンガ音が発生され、以後
制御回路30は使用者の応答待ち状態(ステップ2g)
になる。そして、このリンガ音により着呼の発生を認識
した使用者がオフフック操作して応答すると、制御回路
30はステップ2hに移行して以後通話制御を実行す
る。
【0043】なお、上記ステップ2fおよびステップ2
gで終話操作が行なわれた場合には、制御回路30はス
テップ2iに移行してここで通話チャネルによる受信状
態を解除し、かつステップ2jで送信系の動作を停止さ
せたのち、イニシャライズ動作に復帰する。また、上記
ステップ2f、2gおよび2hの状態で、フェージング
などの影響により受信電界強度が所定時間以上連続して
所定レベル以下に低下すると、制御回路30はステップ
2jに移行して、ここで送信系の動作を停止させたのち
イニシャライズ動作に復帰する。
gで終話操作が行なわれた場合には、制御回路30はス
テップ2iに移行してここで通話チャネルによる受信状
態を解除し、かつステップ2jで送信系の動作を停止さ
せたのち、イニシャライズ動作に復帰する。また、上記
ステップ2f、2gおよび2hの状態で、フェージング
などの影響により受信電界強度が所定時間以上連続して
所定レベル以下に低下すると、制御回路30はステップ
2jに移行して、ここで送信系の動作を停止させたのち
イニシャライズ動作に復帰する。
【0044】一方、前記待受動作状態(ステップ2d)
において、使用者が発呼要求キーを操作するかまたは音
声ダイヤルにより発呼要求を入力したとする。そうする
と制御回路30は、ステップ2kに移行してここで発呼
制御を次のように実行する。図7および図8はその制御
手順および制御内容を示すフローチャート、図10は発
呼制御手順中における基地局と移動電話装置との間の接
続シーケンスを示す図である。
において、使用者が発呼要求キーを操作するかまたは音
声ダイヤルにより発呼要求を入力したとする。そうする
と制御回路30は、ステップ2kに移行してここで発呼
制御を次のように実行する。図7および図8はその制御
手順および制御内容を示すフローチャート、図10は発
呼制御手順中における基地局と移動電話装置との間の接
続シーケンスを示す図である。
【0045】すなわち、制御回路30は先ずステップ7
aで発呼受付け時間を計時するためのタイマをスタート
させる。この発呼受付け時間は例えば12秒に設定され
ている。制御回路30は次にステップ7bで複数のAチ
ャネルをスキャンし、これにより受信電界強度が大きい
順に複数個のAチャネルを選択して、その番号をRAM
34にベストリストとして一旦記憶する(ステップ7
m)。そしてステップ7nにおいて、上記記憶した各A
チャネルを、RAM34に記憶されているPチャネルと
それぞれ比較し、これにより上記各Aチャネルの中にP
チャネルと同一のチャネルが存在するか否かを判定す
る。この判定の結果、Pチャネルと同一のAチャネルが
あったとすると、ステップ7oにおいてこのAチャネル
の番号をベストリストの最上位位置に記憶し直す。な
お、Pチャネルと同一のAチャネルが存在しなかった場
合には、ベストリストの記憶順序は変更しない。かくし
て、Aチャネルの選択がなされる。
aで発呼受付け時間を計時するためのタイマをスタート
させる。この発呼受付け時間は例えば12秒に設定され
ている。制御回路30は次にステップ7bで複数のAチ
ャネルをスキャンし、これにより受信電界強度が大きい
順に複数個のAチャネルを選択して、その番号をRAM
34にベストリストとして一旦記憶する(ステップ7
m)。そしてステップ7nにおいて、上記記憶した各A
チャネルを、RAM34に記憶されているPチャネルと
それぞれ比較し、これにより上記各Aチャネルの中にP
チャネルと同一のチャネルが存在するか否かを判定す
る。この判定の結果、Pチャネルと同一のAチャネルが
あったとすると、ステップ7oにおいてこのAチャネル
の番号をベストリストの最上位位置に記憶し直す。な
お、Pチャネルと同一のAチャネルが存在しなかった場
合には、ベストリストの記憶順序は変更しない。かくし
て、Aチャネルの選択がなされる。
【0046】続いて制御回路30は、ステップ7pに移
行してここで第2のエリア表示制御を実行する。すなわ
ち、制御回路30は、図9に示すごとく先ずステップ8
aにおいて、ベストリストの最上位に位置するAチャネ
ルの受信を行ない、このAチャネルから受信検出される
システム識別情報SIDAと、ID−ROM33に予め
記憶されている自装置が属するシステムのシステム識別
情報SIDHとを比較する。そして、SIDAとSID
Hとが不一致であると、ステップ8cにおいてLCD表
示器37に“ROAM”を表示させる。一方、SIDA
とSIDHとが一致した場合には、ステップ8cに移行
してここでLCD表示器37に表示中の“ROAM”を
消去させる。
行してここで第2のエリア表示制御を実行する。すなわ
ち、制御回路30は、図9に示すごとく先ずステップ8
aにおいて、ベストリストの最上位に位置するAチャネ
ルの受信を行ない、このAチャネルから受信検出される
システム識別情報SIDAと、ID−ROM33に予め
記憶されている自装置が属するシステムのシステム識別
情報SIDHとを比較する。そして、SIDAとSID
Hとが不一致であると、ステップ8cにおいてLCD表
示器37に“ROAM”を表示させる。一方、SIDA
とSIDHとが一致した場合には、ステップ8cに移行
してここでLCD表示器37に表示中の“ROAM”を
消去させる。
【0047】したがって、使用者はこの表示を見ること
により、いま装置がホームエリアの基地局に対し発呼し
ようとしているのか、またはロームエリアの基地局に対
し発呼しようとしているのかを知ることができる。
により、いま装置がホームエリアの基地局に対し発呼し
ようとしているのか、またはロームエリアの基地局に対
し発呼しようとしているのかを知ることができる。
【0048】この表示により接続先のシステムを確認し
た使用者が、一定時間(例えば3秒)内に発呼中止操作
を行なわなかったとする。そうすると、制御回路30は
ステップ7cで発呼意志があると判定してステップ7d
に移行し、ここで上記Aチャネルに対しワード同期を確
立するための制御を行なう。なお、上記一定時間内に発
呼中止操作が行なわれた場合にはイニシャライズ動作に
戻る。
た使用者が、一定時間(例えば3秒)内に発呼中止操作
を行なわなかったとする。そうすると、制御回路30は
ステップ7cで発呼意志があると判定してステップ7d
に移行し、ここで上記Aチャネルに対しワード同期を確
立するための制御を行なう。なお、上記一定時間内に発
呼中止操作が行なわれた場合にはイニシャライズ動作に
戻る。
【0049】上記ステップ7dでワード同期が確立され
ると、制御回路30はステップ7fで再度発呼意志の確
認を行ない、意志があればステップ7gでベストリスト
の最上位に位置するAチャネルを捕捉して設定する。な
お、このときの発呼意志の判定は、発呼フラグが“1”
であるか“0”であるかにより行なわれる。発呼フラグ
は、相手先の電話番号が入力されたのちに「SEND」
キーが押された場合に“1”にセットされる。
ると、制御回路30はステップ7fで再度発呼意志の確
認を行ない、意志があればステップ7gでベストリスト
の最上位に位置するAチャネルを捕捉して設定する。な
お、このときの発呼意志の判定は、発呼フラグが“1”
であるか“0”であるかにより行なわれる。発呼フラグ
は、相手先の電話番号が入力されたのちに「SEND」
キーが押された場合に“1”にセットされる。
【0050】上記Aチャネルを捕捉すると制御回路30
は、このAチャネルを介して基地局から送られる制御情
報中からシステム識別情報SIDAを検出する。そし
て、上記捕捉されたAチャネルを使用して、先に使用者
が入力した相手先の電話番号に対応する情報を含む発呼
信号を基地局に向けて送出する(ステップ7h)。な
お、一定時間以内に発信制御チャネルが捕捉できない場
合には、ステップ7iで捕捉失敗と判断してステップ7
fに戻る。
は、このAチャネルを介して基地局から送られる制御情
報中からシステム識別情報SIDAを検出する。そし
て、上記捕捉されたAチャネルを使用して、先に使用者
が入力した相手先の電話番号に対応する情報を含む発呼
信号を基地局に向けて送出する(ステップ7h)。な
お、一定時間以内に発信制御チャネルが捕捉できない場
合には、ステップ7iで捕捉失敗と判断してステップ7
fに戻る。
【0051】そして、上記発呼信号の送出を終了すると
制御回路30は、続いてステップ7jに移行し、ここで
第2のエリア表示制御を再度実行したのち、ステップ7
kに移行してここで発呼応答信号の返送監視を行なう。
そして、基地局から発呼応答信号が返送されると、制御
回路30は図10に示すごとくAチャネルのスロット同
期を確立したのち、ショーテンドバーストを送信してタ
イムアライメントを設定し、しかるのちステップ7lに
移行する。そして、このステップ7lにおいて、上記発
呼応答信号により指定された通話チャネル(SPチャネ
ル)を捕捉するための制御を行ない、このSPチャネル
の捕捉に成功すれば、以後通話状態(ステップ2h)に
移行する。なお、上記ステップ7kおよびステップ7l
において、それぞれ一定時間内に発呼応答信号の返送が
検出されなかったり、またSPチャネルの捕捉に失敗す
ると、イニシャライズ動作に復帰する。
制御回路30は、続いてステップ7jに移行し、ここで
第2のエリア表示制御を再度実行したのち、ステップ7
kに移行してここで発呼応答信号の返送監視を行なう。
そして、基地局から発呼応答信号が返送されると、制御
回路30は図10に示すごとくAチャネルのスロット同
期を確立したのち、ショーテンドバーストを送信してタ
イムアライメントを設定し、しかるのちステップ7lに
移行する。そして、このステップ7lにおいて、上記発
呼応答信号により指定された通話チャネル(SPチャネ
ル)を捕捉するための制御を行ない、このSPチャネル
の捕捉に成功すれば、以後通話状態(ステップ2h)に
移行する。なお、上記ステップ7kおよびステップ7l
において、それぞれ一定時間内に発呼応答信号の返送が
検出されなかったり、またSPチャネルの捕捉に失敗す
ると、イニシャライズ動作に復帰する。
【0052】以上のように本実施例の移動電話装置で
は、発呼および着呼に伴うAチャネルの選択時に、複数
のAチャネルをスキャンし、これにより受信電界強度が
大きい順に複数個のAチャネルを選択してその番号をR
AM34にベストリストとして一旦記憶している。そし
てこの記憶された各AチャネルをRAM34に記憶され
ているPチャネルとそれぞれ比較し、これにより上記各
Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネルが存在す
るか否かを判定する。この判定の結果、Pチャネルと同
一のAチャネルがあったとすると、このAチャネルの番
号をベストリストの最上位位置に記憶し直し、以後この
最上位に記憶されたAチャネルを使用して基地局との間
で発呼または着呼時の無線接続制御を実行するようにし
ている。
は、発呼および着呼に伴うAチャネルの選択時に、複数
のAチャネルをスキャンし、これにより受信電界強度が
大きい順に複数個のAチャネルを選択してその番号をR
AM34にベストリストとして一旦記憶している。そし
てこの記憶された各AチャネルをRAM34に記憶され
ているPチャネルとそれぞれ比較し、これにより上記各
Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネルが存在す
るか否かを判定する。この判定の結果、Pチャネルと同
一のAチャネルがあったとすると、このAチャネルの番
号をベストリストの最上位位置に記憶し直し、以後この
最上位に記憶されたAチャネルを使用して基地局との間
で発呼または着呼時の無線接続制御を実行するようにし
ている。
【0053】したがって本実施例であれば、サーチした
Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネルがある場
合には、たとえこのAチャネルよりも受信電界強度が大
きいAチャネルが他にあったとしても、上記Pチャネル
と同一のAチャネルがベストリストの最上位に設定さ
れ、このAチャネルを使用して無線接続制御が行なわれ
ることになる。このため、例えばただ単に受信電界強度
の大きいものから順にアクセスチャネルを選択使用する
従来の場合に比べて、ホームエリアに接続される確率は
高くなり、これにより使用者の意図に反してロームエリ
アに接続されて、知らず知らずのうちに割高な通信料金
を請求されたり、また通話を行なえなかったりする不具
合は防止される。
Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネルがある場
合には、たとえこのAチャネルよりも受信電界強度が大
きいAチャネルが他にあったとしても、上記Pチャネル
と同一のAチャネルがベストリストの最上位に設定さ
れ、このAチャネルを使用して無線接続制御が行なわれ
ることになる。このため、例えばただ単に受信電界強度
の大きいものから順にアクセスチャネルを選択使用する
従来の場合に比べて、ホームエリアに接続される確率は
高くなり、これにより使用者の意図に反してロームエリ
アに接続されて、知らず知らずのうちに割高な通信料金
を請求されたり、また通話を行なえなかったりする不具
合は防止される。
【0054】また本実施例では、ベストリストの最上位
に位置するAチャネルの決定後に、このAチャネルがロ
ームエリアのものか否かが判定され、ロームエリアのも
のだった場合にはその旨がLCD表示器37に表示され
ることになる。このため使用者は、この表示結果からA
チャネルとしてロームエリアのものが選択されたか否か
を接続に先立ち確認することができる。したがって、ロ
ームエリアの基地局に接続された場合には、通話を手短
に終了するなどの適切な対応を行なうことができる。
に位置するAチャネルの決定後に、このAチャネルがロ
ームエリアのものか否かが判定され、ロームエリアのも
のだった場合にはその旨がLCD表示器37に表示され
ることになる。このため使用者は、この表示結果からA
チャネルとしてロームエリアのものが選択されたか否か
を接続に先立ち確認することができる。したがって、ロ
ームエリアの基地局に接続された場合には、通話を手短
に終了するなどの適切な対応を行なうことができる。
【0055】さらに、エリア表示がなされたのち一定時
間内に発呼中止操作を行なえば、発呼接続制御は中止さ
れるので、例えば使用者の意思によりロームエリアのシ
ステムには接続したくない場合には、事前に発呼を中止
することができる。
間内に発呼中止操作を行なえば、発呼接続制御は中止さ
れるので、例えば使用者の意思によりロームエリアのシ
ステムには接続したくない場合には、事前に発呼を中止
することができる。
【0056】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例では、検出した複数の
Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネルが存在す
るか否かを判定し、存在しなかった場合には無条件に受
信電界強度の最も大きいAチャネルを選択してベストリ
ストの最上位に設定するようにしたが、Pチャネルと同
一のチャネルが存在しなかった場合に、検出したAチャ
ネルがホームエリアのものかロームエリアのものかを受
信電界強度が大きい順に判定し、ホームエリアのAチャ
ネルをベストリストの最上位に設定するようにしてもよ
い。このようにすると、ロームエリアのシステムに接続
される不具合をさらに少なくすることができる。
のではない。例えば、上記実施例では、検出した複数の
Aチャネルの中にPチャネルと同一のチャネルが存在す
るか否かを判定し、存在しなかった場合には無条件に受
信電界強度の最も大きいAチャネルを選択してベストリ
ストの最上位に設定するようにしたが、Pチャネルと同
一のチャネルが存在しなかった場合に、検出したAチャ
ネルがホームエリアのものかロームエリアのものかを受
信電界強度が大きい順に判定し、ホームエリアのAチャ
ネルをベストリストの最上位に設定するようにしてもよ
い。このようにすると、ロームエリアのシステムに接続
される不具合をさらに少なくすることができる。
【0057】また前記実施例では、ベストリストの最上
位に設定されたAチャネルがロームエリアのものだった
場合にその旨をLCD表示器37に表示するようにした
が、LED等の表示素子を点灯あるいは点滅させること
により表示させるようにしてもよく、さらには鳴音を発
生させたり音声合成技術を使用して上記接続先がローム
エリアになる旨のメッセージを音声出力するように構成
してもよい。
位に設定されたAチャネルがロームエリアのものだった
場合にその旨をLCD表示器37に表示するようにした
が、LED等の表示素子を点灯あるいは点滅させること
により表示させるようにしてもよく、さらには鳴音を発
生させたり音声合成技術を使用して上記接続先がローム
エリアになる旨のメッセージを音声出力するように構成
してもよい。
【0058】さらに、待受時にホームエリアの複数のペ
ージングチャネルを検出しておき、Aチャネルの選択時
にサーチして検出した複数のAチャネルを、上記複数の
Pチャネルと比較して同一のAチャネルがあるか否かを
判定するようにしてもよい。このようにすれば、ホーム
エリアのPチャネルと同一のAチャネルを選択できる確
率をさらに高めることができる。
ージングチャネルを検出しておき、Aチャネルの選択時
にサーチして検出した複数のAチャネルを、上記複数の
Pチャネルと比較して同一のAチャネルがあるか否かを
判定するようにしてもよい。このようにすれば、ホーム
エリアのPチャネルと同一のAチャネルを選択できる確
率をさらに高めることができる。
【0059】その他、装置の種類や回路構成、制御回路
による制御手順および制御内容、記憶するAチャネルの
数などについても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。
による制御手順および制御内容、記憶するAチャネルの
数などについても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、待受中に
所定の条件に適合したページングチャネルを検出して記
憶するための第1の検出手段と、基地局との間の無線接
続制御を行なう際にアクセスチャネルを検出するための
第2の検出手段とに加えて、チャネル判定手段およびチ
ャネル選択手段を備えている。そして、チャネル判定手
段により、上記第2の検出手段により検出されたアクセ
スチャネルを上記第1の検出手段に記憶されているペー
ジングチャネルと比較して、このページングチャネルと
同一のアクセスチャネルが存在するか否かを判定し、こ
の判定手段によりページングチャネルと同一のアクセス
チャネルが存在すると判定された場合には、上記チャネ
ル選択手段によりこのアクセスチャネルを上記無線接続
制御を行なうためのアクセスチャネルとして優先的に選
択するようにしたものである。
所定の条件に適合したページングチャネルを検出して記
憶するための第1の検出手段と、基地局との間の無線接
続制御を行なう際にアクセスチャネルを検出するための
第2の検出手段とに加えて、チャネル判定手段およびチ
ャネル選択手段を備えている。そして、チャネル判定手
段により、上記第2の検出手段により検出されたアクセ
スチャネルを上記第1の検出手段に記憶されているペー
ジングチャネルと比較して、このページングチャネルと
同一のアクセスチャネルが存在するか否かを判定し、こ
の判定手段によりページングチャネルと同一のアクセス
チャネルが存在すると判定された場合には、上記チャネ
ル選択手段によりこのアクセスチャネルを上記無線接続
制御を行なうためのアクセスチャネルとして優先的に選
択するようにしたものである。
【0061】したがって本発明によれば、使用者の意思
を無視した無線接続が極力行なわれないようにすること
ができ、これにより希望しないシステムに接続されて、
知らないうちに割高な通信料金を請求されたり、また通
話を行なえないといった不具合が発生しないようにする
ことができる。
を無視した無線接続が極力行なわれないようにすること
ができ、これにより希望しないシステムに接続されて、
知らないうちに割高な通信料金を請求されたり、また通
話を行なえないといった不具合が発生しないようにする
ことができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる移動電話装置の構成
を示す回路ブロック図。
を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の制御回路におけるメインル
ーチンを示すフローチャート。
ーチンを示すフローチャート。
【図3】図2に示したフローチャート中のリセット動作
の手順およびその内容を示すフローチャート。
の手順およびその内容を示すフローチャート。
【図4】図2に示したフローチャート中のイニシャライ
ズ動作の手順およびその内容を示すフローチャート。
ズ動作の手順およびその内容を示すフローチャート。
【図5】図2に示したフローチャート中のPチャネルの
選択動作に係わる制御手順およびその内容を示すフロー
チャート。
選択動作に係わる制御手順およびその内容を示すフロー
チャート。
【図6】図5に示したフローチャート中の第1のエリア
表示制御の手順およびその内容を示すフローチャート。
表示制御の手順およびその内容を示すフローチャート。
【図7】図2に示したフローチャート中の発呼制御の前
半部分における制御手順およびその制御内容を示すフロ
ーチャート。
半部分における制御手順およびその制御内容を示すフロ
ーチャート。
【図8】図2に示したフローチャート中の発呼制御の後
半部分における制御手順およびその制御内容を示すフロ
ーチャート。
半部分における制御手順およびその制御内容を示すフロ
ーチャート。
【図9】図7および図8に示したフローチャート中の第
2のエリア表示制御の手順およびその内容を示すフロー
チャート。
2のエリア表示制御の手順およびその内容を示すフロー
チャート。
【図10】発呼制御手順中における基地局と自動車電話
装置との間の接続シーケンスを示す図。
装置との間の接続シーケンスを示す図。
【図11】セルラ方式を採用した移動電話システムの概
略構成図。
略構成図。
NW…有線電話網 CS…制御局 CL,CL1〜CLn…有線回線 BS1,BS2,…基地局 MS1,MS2,…移動局 E1,E2,…無線ゾーン 11…マイクロホン 12…音声符号器(SPCOD) 13…誤り訂正符号器(CHCOD) 14…ディジタル変調器(MOD) 15…乗算器 16…送信電力増幅器(PA) 17…高周波スイッチ(SW) 18…アンテナ 21…受信回路(RX) 22…ディジタル復調器(DEMOD) 23…誤り訂正復号器(CHDEC) 24…音声復号器(SPDEC) 25…スピーカ 30…制御回路(CONT) 31…周波数シンセサイザ(SYN) 33…システム識別情報メモリ(ID−ROM) 34…制御データメモリ(RAM) 35…コンソールユニット(CU) 36…表示駆動回路 37…LCD表示器 40…電源回路 41…バッテリ 30a…チャネル判定手段 30b…アクセスチャネル選択手段
Claims (4)
- 【請求項1】 サービスエリア内に設置された基地局
と、前記サービスエリア内を移動する移動局とを備え、
これらの基地局と移動局との間で、互いに共用される着
信呼出制御用のページングチャネルと無線接続制御用の
アクセスチャネルとを選択的に使用して制御信号の伝送
を行なう移動無線通信システムにおいて前記移動局とし
て使用される移動無線通信装置において、 待受中に所定の条件に適合したページングチャネルを検
出して記憶するための第1の検出手段と、 基地局との間の無線接続制御を行なう際にアクセスチャ
ネルを検出するための第2の検出手段と、 この第2の検出手段により検出されたアクセスチャネル
を前記第1の検出手段に記憶されているページングチャ
ネルと比較し、このページングチャネルと同一のアクセ
スチャネルが存在するか否かを判定するための判定手段
と、 この判定手段により前記ページングチャネルと同一のア
クセスチャネルが存在すると判定された場合には、この
アクセスチャネルを前記無線接続制御を行なうためのア
クセスチャネルとして優先的に選択するチャネル選択手
段とを具備したことを特徴とする移動無線通信装置。 - 【請求項2】 第2の検出手段は、基地局との間の無線
接続制御を行なう際に複数のアクセスチャネルを受信電
界強度順に検出し、 かつチャネル選択手段は、これらの検出されたアクセス
チャネルの中にページングチャネルと同一のチャネルが
存在する場合にはこのアクセスチャネルを前記無線接続
制御を行なうためのチャネルとして優先的に選択し、一
方ページングチャネルと同一のアクセスチャネルが存在
しない場合には受信電界強度に従ってアクセスチャネル
を選択することを特徴とする請求項1に記載の移動無線
通信装置。 - 【請求項3】 チャネル選択手段は、ページングチャネ
ルと同一のアクセスチャネルが存在しない場合には受信
電界強度に従ってアクセスチャネルを選択するととも
に、この選択したアクセスチャネルが使用者が希望する
所定の条件にあったチャネルであるか否かを判定し、所
定の条件にあったチャネルではないと判定された場合に
はその旨を表示する手段を備えていることを特徴とする
請求項2に記載の移動無線通信装置。 - 【請求項4】 チャネル選択手段は、選択したアクセス
チャネルが使用者が希望する所定の条件にあったチャネ
ルではないと判定された場合にはその旨を表示し、この
表示に対し使用者が使用を断念する旨の指示を入力しな
い場合に、当該アクセスチャネルを無線接続制御のため
のアクセスチャネルとして選択することを特徴とする請
求項3に記載の移動無線通信装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6048867A JPH07264657A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 移動無線通信装置 |
US08/405,204 US5854980A (en) | 1994-03-18 | 1995-03-16 | Radio communication apparatus connected with a base station used in a service area prior to the others |
CN95104084A CN1073786C (zh) | 1994-03-18 | 1995-03-17 | 无线通信设备 |
US09/190,018 US6108543A (en) | 1994-03-18 | 1998-11-12 | Radio communication apparatus connected with a base station used in a service area prior to the others |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6048867A JPH07264657A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 移動無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07264657A true JPH07264657A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12815245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6048867A Pending JPH07264657A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 移動無線通信装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5854980A (ja) |
JP (1) | JPH07264657A (ja) |
CN (1) | CN1073786C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003506934A (ja) * | 1999-07-29 | 2003-02-18 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信システムの“境界領域”においてサービスを獲得する方法および装置 |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07264657A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-13 | Toshiba Corp | 移動無線通信装置 |
FI104780B (fi) * | 1997-02-28 | 2000-03-31 | Nokia Mobile Phones Ltd | Solukkoradiojärjestelmän solujen priorisointi |
JPH10327466A (ja) * | 1997-05-26 | 1998-12-08 | Toshiba Corp | 移動通信機における着呼制御方法および装置 |
ES2279576T3 (es) * | 1997-05-30 | 2007-08-16 | Qualcomm Incorporated | Procedimiento y aparato de radiomensajeria a un terminal inalambrico en un sistema de telecomunicaciones inalambrico. |
US6594491B2 (en) * | 1998-04-22 | 2003-07-15 | Qwest Communications International Inc. | Method and system for generating information-bearing audible tones |
US6253082B1 (en) * | 1998-07-30 | 2001-06-26 | The Whitaker Corporation | Method for selecting an alternate channel in a wireless communications system |
WO2001043468A1 (fr) * | 1999-12-08 | 2001-06-14 | Fujitsu Limited | Controleur de communications, controleur de station de base, et systeme de communications |
GB0000528D0 (en) * | 2000-01-11 | 2000-03-01 | Nokia Networks Oy | Location of a station in a telecommunications system |
US6708040B1 (en) | 2000-06-19 | 2004-03-16 | Rajiv Laroia | Link level support of wireless data |
JP4343700B2 (ja) * | 2002-02-19 | 2009-10-14 | アルカテル−ルーセント | 無線通信端末装置、ブロードキャスト及び受信の方法、およびブロードキャストシステム |
GB0207732D0 (en) * | 2002-04-03 | 2002-05-15 | Ttpcomm Ltd | Wireless communication terminals |
US20050176420A1 (en) * | 2004-02-05 | 2005-08-11 | James Graves | Wireless network detector |
US8401159B2 (en) * | 2005-11-30 | 2013-03-19 | On-Q Telecom Systems Co., Inc. | Data provision to a virtual personal assistant for handling calls in a communication system |
EP1955533A4 (en) * | 2005-11-30 | 2013-01-09 | On Q Telecom Systems Co Inc | VIRTUAL PERSONNEL ASSISTANT FOR CALL MANAGEMENT IN A COMMUNICATION SYSTEM |
US20080173561A1 (en) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | Jackson W Shaun | Portable electronic devices and carrying cases with built-in network detectors |
SE535001C2 (sv) * | 2010-01-21 | 2012-03-13 | Synapse Int Sa | Ett förfarande och system för att hantera en uppkoppling i en gränscell |
KR101735342B1 (ko) | 2010-12-10 | 2017-05-15 | 삼성전자 주식회사 | 듀얼 스탠바이 휴대 단말기의 통신 운용 방법 및 이를 지원하는 듀얼 스탠바이 휴대 단말기 |
CN102917330A (zh) * | 2012-10-17 | 2013-02-06 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 一种手机通话时提示漫游的方法及装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61212930A (ja) * | 1985-03-19 | 1986-09-20 | Oki Electric Ind Co Ltd | 広域移動通信システムにおける移動機 |
US5101500A (en) * | 1988-05-30 | 1992-03-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Radio telecommunication apparatus |
US4916728A (en) * | 1988-07-25 | 1990-04-10 | Gte Mobilnet Incorporated | Cellular telephone unit with prioritized frequency acquisition |
US4905301A (en) * | 1988-07-28 | 1990-02-27 | Motorola, Inc. | Selective system scan for multizone radiotelephone subscriber units |
US5153903A (en) * | 1990-11-05 | 1992-10-06 | Motorola, Inc. | Integrated paging and radiotelephone system having improved paging reliability |
EP0514360B1 (en) * | 1991-04-17 | 1998-06-17 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson | A cellular communication system with integrated paging system |
EP0611513B1 (en) * | 1991-11-08 | 1998-09-23 | Electronic Data Systems Corporation | Apparatus for detecting and preventing subscriber number cloning in a cellular mobile telephone system |
EP1585353A3 (en) * | 1992-01-29 | 2012-01-25 | Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited | Method of enabling radio telecommunication apparatus to be used in a radio telecommunication system |
US5444765A (en) * | 1992-03-23 | 1995-08-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Radio telephone apparatus having a service area confirmation |
US5442806A (en) * | 1993-06-08 | 1995-08-15 | Oki Telecom | Preferred carrier selection method for selecting any available cellular carrier frequency when neither home nor preferred cellular carrier frequencies are available |
JPH07264657A (ja) * | 1994-03-18 | 1995-10-13 | Toshiba Corp | 移動無線通信装置 |
US5517673A (en) * | 1994-09-20 | 1996-05-14 | Ericsson Inc. | Systems and methods for cellular radiotelephone system access without system identification comparison |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP6048867A patent/JPH07264657A/ja active Pending
-
1995
- 1995-03-16 US US08/405,204 patent/US5854980A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-17 CN CN95104084A patent/CN1073786C/zh not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-11-12 US US09/190,018 patent/US6108543A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003506934A (ja) * | 1999-07-29 | 2003-02-18 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信システムの“境界領域”においてサービスを獲得する方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1073786C (zh) | 2001-10-24 |
US5854980A (en) | 1998-12-29 |
US6108543A (en) | 2000-08-22 |
CN1124905A (zh) | 1996-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR960016879B1 (ko) | 무선전화장치 | |
US5444765A (en) | Radio telephone apparatus having a service area confirmation | |
US5101500A (en) | Radio telecommunication apparatus | |
US5842122A (en) | Apparatus and method for alternative radiotelephone system selection | |
JP3015417B2 (ja) | 移動無線通信システムとその無線移動局装置 | |
KR100225313B1 (ko) | 무선 전화 시스템 | |
JP2586631B2 (ja) | ドロツプした通話保護回路を具えるセルラー無線電話装置及び方法 | |
JPH07264657A (ja) | 移動無線通信装置 | |
KR970000563B1 (ko) | 이동무선통신장치 | |
JP2000278761A (ja) | 通信装置の表示方法、及びその表示制御プログラムを記録した媒体 | |
JPH07245775A (ja) | セルラ無線通信システムの移動局装置 | |
US6006107A (en) | Radio telecommunication apparatus and method having stored system identification numbers | |
JP3056869B2 (ja) | 移動無線通信装置 | |
JP3083752B2 (ja) | 緊急呼制御方式 | |
KR100722472B1 (ko) | 엑세스 포인트 기능이 구비된 이동통신단말기시스템 및 그제어방법 | |
US20040087323A1 (en) | Digital radio communications apparatus | |
KR920009152B1 (ko) | 구내 무선전화 시스템 | |
JP2001268640A (ja) | 携帯型通信装置 | |
JP3300703B2 (ja) | 移動無線通信システムとその無線移動局装置 | |
JP2001054170A (ja) | 移動無線端末装置 | |
KR970001859B1 (ko) | 셀룰라 단말기 도용검출 방법 | |
JP2869271B2 (ja) | ディジタルコードレス電話装置 | |
JP2975850B2 (ja) | デジタルコードレス電話装置 | |
JP3225031B2 (ja) | 移動無線通信システムとその無線移動局装置 | |
KR100242430B1 (ko) | 차세대 디지털 무선전화기에서 자동 기지국 스캔방법 |