JPH07261677A - 立体表示装置 - Google Patents
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- JPH07261677A JPH07261677A JP6050603A JP5060394A JPH07261677A JP H07261677 A JPH07261677 A JP H07261677A JP 6050603 A JP6050603 A JP 6050603A JP 5060394 A JP5060394 A JP 5060394A JP H07261677 A JPH07261677 A JP H07261677A
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Landscapes
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- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の薄膜EL表示器を使用して表示像を立体
的に表示することができる立体表示装置を提供する。 【構成】この立体表示装置は、複数の薄膜EL表示器
1、2、3が平行に重ね合せるように間隔をおいて配設
して構成され、各薄膜EL表示器1、2、3の間隔は、
観察者が各表示器の表示像を見たとき、表示像を遠近感
をもって視認されるように設定される。最後列に配置さ
れる薄膜EL表示器3を除く全ての薄膜EL表示器1、
2が可視光を透過させる透明構造を有している。
的に表示することができる立体表示装置を提供する。 【構成】この立体表示装置は、複数の薄膜EL表示器
1、2、3が平行に重ね合せるように間隔をおいて配設
して構成され、各薄膜EL表示器1、2、3の間隔は、
観察者が各表示器の表示像を見たとき、表示像を遠近感
をもって視認されるように設定される。最後列に配置さ
れる薄膜EL表示器3を除く全ての薄膜EL表示器1、
2が可視光を透過させる透明構造を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の薄膜EL(エレ
クトロルミネッセンス)表示器を使用して、文字、図形
等を立体的に表示する立体表示装置に関する。
クトロルミネッセンス)表示器を使用して、文字、図形
等を立体的に表示する立体表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自発光型の平面表示装置として、ガラス
等の透明基板上に、透明な下部電極を形成し、その上に
下部絶縁層を介して、活性物質を添加した薄膜の発光層
を形成し、その上に上部絶縁層を介して上部電極を形成
した積層構造の薄膜EL表示装置が知られている。
等の透明基板上に、透明な下部電極を形成し、その上に
下部絶縁層を介して、活性物質を添加した薄膜の発光層
を形成し、その上に上部絶縁層を介して上部電極を形成
した積層構造の薄膜EL表示装置が知られている。
【0003】また、この種の薄膜EL表示装置では、多
色表示を行うために、相違した発光色の発光層を持つ第
一の薄膜EL素子と第二の薄膜EL素子を、重ねて配置
すると共に、前側に位置する薄膜EL素子の両電極を全
て透明電極とし、第一の薄膜EL素子の発光色から第二
の薄膜EL素子の発光色まで、その中間色を含めて、複
数の色に表示することができる多色EL表示装置が、特
公平4−359号公報等で提案されている。
色表示を行うために、相違した発光色の発光層を持つ第
一の薄膜EL素子と第二の薄膜EL素子を、重ねて配置
すると共に、前側に位置する薄膜EL素子の両電極を全
て透明電極とし、第一の薄膜EL素子の発光色から第二
の薄膜EL素子の発光色まで、その中間色を含めて、複
数の色に表示することができる多色EL表示装置が、特
公平4−359号公報等で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、表示
の多様化の要請から、表示像を立体的に表示する表示装
置の要望が高まりつつあるが、従来のこの種の多色EL
表示装置は、多色表示はできるものの、2枚の薄膜EL
素子が極めて短い間隔で貼り合せて形成され、基本的に
平面表示装置として構成されているため、立体的な表示
像を表示することができない問題があった。
の多様化の要請から、表示像を立体的に表示する表示装
置の要望が高まりつつあるが、従来のこの種の多色EL
表示装置は、多色表示はできるものの、2枚の薄膜EL
素子が極めて短い間隔で貼り合せて形成され、基本的に
平面表示装置として構成されているため、立体的な表示
像を表示することができない問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、複数の薄膜EL表示器を使用して表示像を立体的に
表示することができる立体表示装置を提供することを目
的とする。
で、複数の薄膜EL表示器を使用して表示像を立体的に
表示することができる立体表示装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の立体表示装置は、複数の薄膜EL表示器が
平行に重ね合せるように間隔をおいて配設され、各薄膜
EL表示器の間隔は、観察者が各表示器の表示像を見た
とき、表示像を遠近感をもって視認されるように設定さ
れて構成される。
に、本発明の立体表示装置は、複数の薄膜EL表示器が
平行に重ね合せるように間隔をおいて配設され、各薄膜
EL表示器の間隔は、観察者が各表示器の表示像を見た
とき、表示像を遠近感をもって視認されるように設定さ
れて構成される。
【0007】ここで、最後列に配置される薄膜EL表示
器を除く全ての薄膜EL表示器が可視光を透過させる透
明構造を有しているように構成するとよい。
器を除く全ての薄膜EL表示器が可視光を透過させる透
明構造を有しているように構成するとよい。
【0008】また、薄膜EL表示器の全てが可視光を透
過させる透明構造を有しているように構成することもで
きる。
過させる透明構造を有しているように構成することもで
きる。
【0009】また、表示器にカラーフィルタを使用する
場合は、最後列に配置される薄膜EL表示器のみに光を
選択的に透過させるカラーフィルタを設けるとよい。
場合は、最後列に配置される薄膜EL表示器のみに光を
選択的に透過させるカラーフィルタを設けるとよい。
【0010】さらに、複数の薄膜EL表示器は、輝度の
低い薄膜EL表示器ほど前に位置するように順に配置す
るとよい。また、複数の薄膜EL表示器の表面に反射防
止膜を形成すると効果的である。
低い薄膜EL表示器ほど前に位置するように順に配置す
るとよい。また、複数の薄膜EL表示器の表面に反射防
止膜を形成すると効果的である。
【0011】
【作用・効果】このように複数の薄膜EL表示器を使用
した立体表示装置では、各薄膜EL表示器の薄膜EL素
子に、駆動回路から高周波の交流電圧が印加され、各薄
膜EL表示器に各種文字、図形等が各々の色で表示され
る。
した立体表示装置では、各薄膜EL表示器の薄膜EL素
子に、駆動回路から高周波の交流電圧が印加され、各薄
膜EL表示器に各種文字、図形等が各々の色で表示され
る。
【0012】例えば、立体表示装置を自動車用表示器と
して使用し、車速表示、ウオーニング表示、矢印表示等
を行う場合、速度や警報等の状態に応じて、その表示を
最前列の薄膜EL表示器から最後列の薄膜EL表示器へ
と順に表示を換えて表示する。このとき、後に配置され
た薄膜EL表示器から放射された表示像は、その前の薄
膜EL表示器を透過して出射され、最前列の薄膜EL表
示器から放射された表示像はそのまま出射される。
して使用し、車速表示、ウオーニング表示、矢印表示等
を行う場合、速度や警報等の状態に応じて、その表示を
最前列の薄膜EL表示器から最後列の薄膜EL表示器へ
と順に表示を換えて表示する。このとき、後に配置され
た薄膜EL表示器から放射された表示像は、その前の薄
膜EL表示器を透過して出射され、最前列の薄膜EL表
示器から放射された表示像はそのまま出射される。
【0013】各薄膜EL表示器の間隔は、観察者が各表
示器の表示像を見たとき、表示像を遠近感をもって視認
されるように設定されているため、観察者は、各薄膜E
L表示器に表示された表示像を遠近感をもって見ること
ができ、立体的に表示像を視認することができる。
示器の表示像を見たとき、表示像を遠近感をもって視認
されるように設定されているため、観察者は、各薄膜E
L表示器に表示された表示像を遠近感をもって見ること
ができ、立体的に表示像を視認することができる。
【0014】また、速度表示、ウオーニング表示、或は
矢印表示を、速度や警報等の状態に応じて後から前の表
示器に、或は前から後の表示器に移しながら表示すれ
ば、観察者には印象強くその表示を認識させることがで
きる。
矢印表示を、速度や警報等の状態に応じて後から前の表
示器に、或は前から後の表示器に移しながら表示すれ
ば、観察者には印象強くその表示を認識させることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】図1は立体表示装置の斜視図を示してい
る。この立体表示装置は、各々、青色、緑色、赤色に発
光するモノカラーの薄膜EL表示器1、2、3を、平行
に間隔をおいて重ね合うように、矩形箱形のフレーム4
内に保持させて構成される。
る。この立体表示装置は、各々、青色、緑色、赤色に発
光するモノカラーの薄膜EL表示器1、2、3を、平行
に間隔をおいて重ね合うように、矩形箱形のフレーム4
内に保持させて構成される。
【0017】3枚の薄膜EL表示器1、2、3は、各
々、図3の断面図に示す如く、ガラス基板10上に夫々
の色に発光する薄膜EL素子11又は12又は13を形
成し、その薄膜EL素子11又は12又は13を背面側
から覆うようにカバーガラス9を所定の間隔をおいて接
着し、その内部に防湿用の透明のシリコンオイルを封入
して構成される。
々、図3の断面図に示す如く、ガラス基板10上に夫々
の色に発光する薄膜EL素子11又は12又は13を形
成し、その薄膜EL素子11又は12又は13を背面側
から覆うようにカバーガラス9を所定の間隔をおいて接
着し、その内部に防湿用の透明のシリコンオイルを封入
して構成される。
【0018】最前列に位置する薄膜EL表示器1の薄膜
EL素子11は、図4の概略断面図に示すように、ガラ
ス基板10上に第一透明電極21を成膜形成し、第一透
明電極21上に第一絶縁層22を形成し、その第一絶縁
層22上に発光層23を形成し、その発光層23の上に
第二絶縁層24を形成した後、第二絶縁層24上に第二
透明電極25を形成して構成される。
EL素子11は、図4の概略断面図に示すように、ガラ
ス基板10上に第一透明電極21を成膜形成し、第一透
明電極21上に第一絶縁層22を形成し、その第一絶縁
層22上に発光層23を形成し、その発光層23の上に
第二絶縁層24を形成した後、第二絶縁層24上に第二
透明電極25を形成して構成される。
【0019】第一透明電極21と第二透明電極25は、
例えばITO(酸化インジウム・スズ)を電子ビーム蒸
着法或はスパッタ法により成膜し、フォトエッチング法
により所定の形状に形成される。
例えばITO(酸化インジウム・スズ)を電子ビーム蒸
着法或はスパッタ法により成膜し、フォトエッチング法
により所定の形状に形成される。
【0020】第一透明電極21と第二透明電極25は、
少なくとも一方が発光表示しようとする部分の形状、つ
まり7セグメントの数字、文字、或は図形の形状に分割
して形成される。なお、EL素子は上下電極の重なり部
分が発光するため、第一、第二透明電極の重なり部分が
表示形状となるように、電極を形成してもよい。また、
第一透明電極21と第二透明電極25は、ストライプ状
に形成し、各ストライプ状電極を直交するように縦横に
配置し、ドットマトリックス式の表示器を構成するよう
にしてもよい。
少なくとも一方が発光表示しようとする部分の形状、つ
まり7セグメントの数字、文字、或は図形の形状に分割
して形成される。なお、EL素子は上下電極の重なり部
分が発光するため、第一、第二透明電極の重なり部分が
表示形状となるように、電極を形成してもよい。また、
第一透明電極21と第二透明電極25は、ストライプ状
に形成し、各ストライプ状電極を直交するように縦横に
配置し、ドットマトリックス式の表示器を構成するよう
にしてもよい。
【0021】さらに、図示は省略してあるが、ガラス基
板10の縁部に、接続端子部が導電金属膜により形成さ
れ、第一透明電極21と第二透明電極25の延設部分が
接続端子部の各端子に接続される。
板10の縁部に、接続端子部が導電金属膜により形成さ
れ、第一透明電極21と第二透明電極25の延設部分が
接続端子部の各端子に接続される。
【0022】第一絶縁層22と第二絶縁層24は、例え
ば五酸化タンタルと酸化アルミニウムの混合物を材料と
して、高周波スパッタ法により成膜形成される。また、
発光層23は、青色発光が得られる材料、例えば硫化亜
鉛ZnSにTmをドープした発光材料を使用し、電子ビ
ーム蒸着法或はスパッタ法により成膜形成される。
ば五酸化タンタルと酸化アルミニウムの混合物を材料と
して、高周波スパッタ法により成膜形成される。また、
発光層23は、青色発光が得られる材料、例えば硫化亜
鉛ZnSにTmをドープした発光材料を使用し、電子ビ
ーム蒸着法或はスパッタ法により成膜形成される。
【0023】一方、2番目に位置する薄膜EL表示器2
の薄膜EL素子12は、図4の概略断面図に示すよう
に、上記薄膜EL表示器1の薄膜EL素子11と同様に
構成されるが、第一絶縁層22上に形成される発光層2
6は、緑色発光が得られる材料、例えば硫化亜鉛ZnS
にTbをドープした発光材料を使用し、電子ビーム蒸着
法或はスパッタ法により成膜形成される。
の薄膜EL素子12は、図4の概略断面図に示すよう
に、上記薄膜EL表示器1の薄膜EL素子11と同様に
構成されるが、第一絶縁層22上に形成される発光層2
6は、緑色発光が得られる材料、例えば硫化亜鉛ZnS
にTbをドープした発光材料を使用し、電子ビーム蒸着
法或はスパッタ法により成膜形成される。
【0024】最前列と2番目の薄膜EL表示器2、3の
薄膜EL素子12、13は、第一、第二透明電極を含め
て全ての層が透明体で構成されるため、後方に位置する
表示器からの表示光を透過させることができる。
薄膜EL素子12、13は、第一、第二透明電極を含め
て全ての層が透明体で構成されるため、後方に位置する
表示器からの表示光を透過させることができる。
【0025】さらに、最後列に位置する薄膜EL表示器
3の薄膜EL素子13は、図5の概略断面図に示すよう
に、ガラス基板10上に第一透明電極31を成膜形成
し、第一透明電極31上に第一絶縁層32を形成し、そ
の第一絶縁層32上に発光層33を形成し、その発光層
33の上に第二絶縁層34を形成した後、第二絶縁層3
4上に第二透明電極35を形成し、さらに、その上に第
三絶縁層36を介して赤色透過カラーフィルタ37を形
成して構成される。
3の薄膜EL素子13は、図5の概略断面図に示すよう
に、ガラス基板10上に第一透明電極31を成膜形成
し、第一透明電極31上に第一絶縁層32を形成し、そ
の第一絶縁層32上に発光層33を形成し、その発光層
33の上に第二絶縁層34を形成した後、第二絶縁層3
4上に第二透明電極35を形成し、さらに、その上に第
三絶縁層36を介して赤色透過カラーフィルタ37を形
成して構成される。
【0026】第一透明電極31と第二透明電極35は、
例えばITO(酸化インジウム・スズ)を電子ビーム蒸
着法或はスパッタ法により成膜し、フォトエッチング法
により所定の形状に形成される。
例えばITO(酸化インジウム・スズ)を電子ビーム蒸
着法或はスパッタ法により成膜し、フォトエッチング法
により所定の形状に形成される。
【0027】第一透明電極31と第二透明電極35は、
少なくとも一方が発光表示しようとする部分の形状、つ
まり7セグメントの数字、文字、或は図形の形状に分割
して形成される。なお、EL素子は上下電極の重なり部
分が発光するため、第一、第二透明電極の重なり部分が
表示形状となるように、電極を形成してもよい。また、
第一透明電極31と第二透明電極35は、ストライプ状
に形成し、各ストライプ状電極を直交するように縦横に
配置し、ドットマトリックス式の表示器を構成するよう
にしてもよい。
少なくとも一方が発光表示しようとする部分の形状、つ
まり7セグメントの数字、文字、或は図形の形状に分割
して形成される。なお、EL素子は上下電極の重なり部
分が発光するため、第一、第二透明電極の重なり部分が
表示形状となるように、電極を形成してもよい。また、
第一透明電極31と第二透明電極35は、ストライプ状
に形成し、各ストライプ状電極を直交するように縦横に
配置し、ドットマトリックス式の表示器を構成するよう
にしてもよい。
【0028】さらに、図示は省略してあるが、ガラス基
板10の縁部に、接続端子部が導電金属膜により形成さ
れ、第一透明電極31と第二透明電極35の延設部分が
接続端子部の各端子に接続される。
板10の縁部に、接続端子部が導電金属膜により形成さ
れ、第一透明電極31と第二透明電極35の延設部分が
接続端子部の各端子に接続される。
【0029】第一絶縁層32、第二絶縁層34、第三絶
縁層36は、例えば五酸化タンタルと酸化アルミニウム
の混合物を材料として、高周波スパッタ法により成膜形
成される。
縁層36は、例えば五酸化タンタルと酸化アルミニウム
の混合物を材料として、高周波スパッタ法により成膜形
成される。
【0030】また、発光層33は、例えば硫化亜鉛Zn
SにMnをドープした発光材料を使用し、電子ビーム蒸
着法により成膜形成される。この発光層33は橙黄色に
発光し、赤色透過フィルタ37を通して赤色光のみが薄
膜EL素子13から前方に放射されるように構成され
る。
SにMnをドープした発光材料を使用し、電子ビーム蒸
着法により成膜形成される。この発光層33は橙黄色に
発光し、赤色透過フィルタ37を通して赤色光のみが薄
膜EL素子13から前方に放射されるように構成され
る。
【0031】さらに、上記薄膜EL素子11、12、1
3を内蔵した各薄膜EL表示器1、2、3の前面には、
図2に示すように、反射防止膜(フィルタを含む)20
が取着される。
3を内蔵した各薄膜EL表示器1、2、3の前面には、
図2に示すように、反射防止膜(フィルタを含む)20
が取着される。
【0032】なお、各薄膜EL表示器1、2、3の輝度
は、青色に発光する薄膜EL表示器1の輝度が最も小さ
く、赤色に発光する薄膜EL表示器3の輝度が最も大き
い。このため、青色に発光する薄膜EL表示器1を最前
列に配置し、赤色に発光する薄膜EL表示器3を最後列
に配置すれば、相違する輝度レベルを均一化することが
できる。
は、青色に発光する薄膜EL表示器1の輝度が最も小さ
く、赤色に発光する薄膜EL表示器3の輝度が最も大き
い。このため、青色に発光する薄膜EL表示器1を最前
列に配置し、赤色に発光する薄膜EL表示器3を最後列
に配置すれば、相違する輝度レベルを均一化することが
できる。
【0033】このような構成の各薄膜EL表示器1、
2、3は、図6に示すように、矩形箱形のフレーム4の
各溝4aに差込むように装着される。これらの薄膜EL
表示器1、2、3は平行に間隔おいて配置されるが、そ
の間隔は、観察者が各表示器の表示を視認したとき、遠
近感を感じる距離、例えば5mm〜100mmに設定され
る。また、各薄膜EL表示器1、2、3の間隔は、必ず
しも等しくする必要はなく、表示器の大きさや表示状態
に応じて設定される。
2、3は、図6に示すように、矩形箱形のフレーム4の
各溝4aに差込むように装着される。これらの薄膜EL
表示器1、2、3は平行に間隔おいて配置されるが、そ
の間隔は、観察者が各表示器の表示を視認したとき、遠
近感を感じる距離、例えば5mm〜100mmに設定され
る。また、各薄膜EL表示器1、2、3の間隔は、必ず
しも等しくする必要はなく、表示器の大きさや表示状態
に応じて設定される。
【0034】このように構成された立体表示装置は、各
薄膜EL表示器1、2、3の接続端子部3に、図示しな
い駆動回路を接続し、駆動回路から高周波の交流電圧を
第一透明電極21、31と第二透明電極25、35に印
加して駆動され、各薄膜EL表示器1、2、3に各種文
字、図形等が各々の色で表示される。
薄膜EL表示器1、2、3の接続端子部3に、図示しな
い駆動回路を接続し、駆動回路から高周波の交流電圧を
第一透明電極21、31と第二透明電極25、35に印
加して駆動され、各薄膜EL表示器1、2、3に各種文
字、図形等が各々の色で表示される。
【0035】例えば、この立体表示装置を自動車用表示
器に使用し、車速表示、ウオーニング表示、矢印表示等
を行う場合、速度や警報等の状態に応じて、その表示を
最前列の薄膜EL表示器1、2番目の薄膜EL表示器
2、最後列の薄膜EL表示器3へと順に表示を換えて表
示する。
器に使用し、車速表示、ウオーニング表示、矢印表示等
を行う場合、速度や警報等の状態に応じて、その表示を
最前列の薄膜EL表示器1、2番目の薄膜EL表示器
2、最後列の薄膜EL表示器3へと順に表示を換えて表
示する。
【0036】このとき、図7に示すように、最後列の薄
膜EL表示器3から放射された赤色の表示像は、その前
の薄膜EL表示器1と2を通して出射され、2番目の薄
膜EL表示器2から放射された緑色の表示像は、その前
の薄膜EL表示器1を通して出射され、最前列の薄膜E
L表示器1から放射された青色の表示像は直接出射され
る。
膜EL表示器3から放射された赤色の表示像は、その前
の薄膜EL表示器1と2を通して出射され、2番目の薄
膜EL表示器2から放射された緑色の表示像は、その前
の薄膜EL表示器1を通して出射され、最前列の薄膜E
L表示器1から放射された青色の表示像は直接出射され
る。
【0037】各薄膜EL表示器1、2、3の間隔は、観
察者が各表示器の表示像を見たとき、表示像を遠近感を
もって視認されるように設定されているため、観察者
は、各薄膜EL表示器1、2、3に表示された表示像を
遠近感をもって見ることができ、立体的に表示像を視認
することができる。
察者が各表示器の表示像を見たとき、表示像を遠近感を
もって視認されるように設定されているため、観察者
は、各薄膜EL表示器1、2、3に表示された表示像を
遠近感をもって見ることができ、立体的に表示像を視認
することができる。
【0038】さらに、速度表示、ウオーニング表示、或
は矢印表示が速度や警報等の状態に応じて遠近感をもっ
て視認されるため、観察者には印象強くその表示を認識
させることができる。
は矢印表示が速度や警報等の状態に応じて遠近感をもっ
て視認されるため、観察者には印象強くその表示を認識
させることができる。
【0039】また、例えば、海の中の情景を表示するよ
うな場合、最前列の薄膜EL表示器1に魚を表示し、2
番目の薄膜EL表示器2に海草を表示し、最後列の薄膜
EL表示器3には岩などの背景を表示するようにすれ
ば、観察者は海の中の情景を遠近感や立体感をもって見
ることができる。
うな場合、最前列の薄膜EL表示器1に魚を表示し、2
番目の薄膜EL表示器2に海草を表示し、最後列の薄膜
EL表示器3には岩などの背景を表示するようにすれ
ば、観察者は海の中の情景を遠近感や立体感をもって見
ることができる。
【0040】なお、上記実施例では、3枚の薄膜EL表
示器1、2、3の発光色を相違させたが、2枚を同じ発
光色とし、或は3枚の薄膜EL表示器を同じ発光色とし
てもよい。
示器1、2、3の発光色を相違させたが、2枚を同じ発
光色とし、或は3枚の薄膜EL表示器を同じ発光色とし
てもよい。
【0041】また、上記実施例では、最後列にフィルタ
を持った不透明の薄膜EL表示器3を使用したが、全て
の薄膜EL表示器に透明な薄膜EL素子を使用して構成
することもできる。
を持った不透明の薄膜EL表示器3を使用したが、全て
の薄膜EL表示器に透明な薄膜EL素子を使用して構成
することもできる。
【0042】さらに、上記実施例では、モノカラーの薄
膜EL表示器を使用したが、図8に示すように、多色表
示型の薄膜EL表示器5を使用することもできる。この
薄膜EL表示器5は、ガラス基板16上に特定色に発光
する薄膜EL素子14を形成し、さらに、別のガラス基
板17上に他の色に発光する薄膜EL素子15を形成
し、それらのガラス基板16と17を、薄膜EL素子1
4、15を内側にして、ガラスビーズ18をその間に介
挿することによって一定間隔で重ね合せ、周縁部を接着
剤19で接着し、内部に防湿用のシリコンオイルを封入
して構成される。
膜EL表示器を使用したが、図8に示すように、多色表
示型の薄膜EL表示器5を使用することもできる。この
薄膜EL表示器5は、ガラス基板16上に特定色に発光
する薄膜EL素子14を形成し、さらに、別のガラス基
板17上に他の色に発光する薄膜EL素子15を形成
し、それらのガラス基板16と17を、薄膜EL素子1
4、15を内側にして、ガラスビーズ18をその間に介
挿することによって一定間隔で重ね合せ、周縁部を接着
剤19で接着し、内部に防湿用のシリコンオイルを封入
して構成される。
【図1】本発明の一実施例を示す立体表示装置の斜視図
である。
である。
【図2】薄膜EL表示器1、2、3の配置状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図3】薄膜EL表示器1、2、3の概略拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】薄膜EL素子11、12の概略拡大断面図であ
る。
る。
【図5】薄膜EL表示器13の概略拡大断面図である。
【図6】フレーム4の斜視図である。
【図7】薄膜EL表示器1、2、3の表示状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図8】他の実施例を示す多色型の薄膜EL表示器5の
概略拡大断面図である。
概略拡大断面図である。
1、2、3−薄膜EL表示器、 11、12、13−薄膜EL素子、 23、26、33−発光層、 20−反射防止膜、 37−赤色透過フィルタ。
フロントページの続き (72)発明者 服部 正 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の薄膜EL表示器が平行に重ね合せ
るように間隔をおいて配設され、該各薄膜EL表示器の
間隔は、観察者が該各表示器の表示像を見たとき、該表
示像を遠近感をもって視認されるように設定されている
ことを特徴とする立体表示装置。 - 【請求項2】 最後列に配置される薄膜EL表示器を除
く全ての前記薄膜EL表示器が可視光を透過させる透明
構造を有していることを特徴とする請求項1記載の立体
表示装置。 - 【請求項3】 前記薄膜EL表示器の全てが可視光を透
過させる透明構造を有していることを特徴とする請求項
1記載の立体表示装置。 - 【請求項4】 最後列に配置される前記薄膜EL表示器
のみに光を選択的に透過させるカラーフィルタを設けた
ことを特徴とする請求項1又は2記載の立体表示装置。 - 【請求項5】 前記複数の薄膜EL表示器が、輝度の低
い薄膜EL表示器ほど前に位置するように順に配置され
ていることを特徴とする請求項1記載の立体表示装置。 - 【請求項6】 前記複数の薄膜EL表示器の表面に反射
防止膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載
の立体表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6050603A JPH07261677A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 立体表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6050603A JPH07261677A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 立体表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07261677A true JPH07261677A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12863550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6050603A Pending JPH07261677A (ja) | 1994-03-22 | 1994-03-22 | 立体表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07261677A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005071693A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置およびその作製方法、および立体表示装置 |
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JP2019117789A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-07-18 | 株式会社テイデック | 三次元ディスプレイ装置 |
CN111755496A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-09 | 上海天马有机发光显示技术有限公司 | 显示面板、显示模组及其制作方法 |
-
1994
- 1994-03-22 JP JP6050603A patent/JPH07261677A/ja active Pending
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CN111755496A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-09 | 上海天马有机发光显示技术有限公司 | 显示面板、显示模组及其制作方法 |
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