JPH07260331A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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- JPH07260331A JPH07260331A JP4881494A JP4881494A JPH07260331A JP H07260331 A JPH07260331 A JP H07260331A JP 4881494 A JP4881494 A JP 4881494A JP 4881494 A JP4881494 A JP 4881494A JP H07260331 A JPH07260331 A JP H07260331A
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- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 野菜や果物等の長期保存を可能とする。
【構成】 本体内に形成された野菜室内には、生鮮野菜
類を収容する貯蔵容器が設けられ、貯蔵容器内は野菜類
の保存に適した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜95
%)とされる。野菜室の天井部に形成された凹部20内
にガス除去装置19を設ける。ガス除去装置19を、金
属板製のケース21内に、酸化チタンや酸化亜鉛等の光
触媒からなるガス分解部材22と、紫外線光源となるラ
ンプ23とを設けて構成する。ガス除去装置19の下面
に、多数個のスリット26aを有する保護カバー26を
設ける。光触媒に紫外線が照射されると、光触媒の表面
に活性種が発生し、エチレン,アセトアルデヒド等の植
物の成長促進成分や、アンモニア,トリメチルアミン等
の悪臭成分を分解,除去することができる。
類を収容する貯蔵容器が設けられ、貯蔵容器内は野菜類
の保存に適した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜95
%)とされる。野菜室の天井部に形成された凹部20内
にガス除去装置19を設ける。ガス除去装置19を、金
属板製のケース21内に、酸化チタンや酸化亜鉛等の光
触媒からなるガス分解部材22と、紫外線光源となるラ
ンプ23とを設けて構成する。ガス除去装置19の下面
に、多数個のスリット26aを有する保護カバー26を
設ける。光触媒に紫外線が照射されると、光触媒の表面
に活性種が発生し、エチレン,アセトアルデヒド等の植
物の成長促進成分や、アンモニア,トリメチルアミン等
の悪臭成分を分解,除去することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜や果物の長期保存
を可能とした冷蔵庫に関する。
を可能とした冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば家庭用の冷蔵庫にあって
は、生鮮野菜や果物を貯蔵するための専用の野菜室を備
えるものが供されてきている。このものでは、野菜室内
にいわゆる引出し式の貯蔵容器を出入可能に備え、その
貯蔵容器と野菜室の室壁との間に冷気を流通させると共
に、貯蔵容器を一定の密閉状態とすることにより、保存
に適した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜95%)で
野菜類を貯蔵することができるようになっている。これ
によれば、野菜や果物をある程度(例えば1週間)の期
間において新鮮な状態で保存することができる。
は、生鮮野菜や果物を貯蔵するための専用の野菜室を備
えるものが供されてきている。このものでは、野菜室内
にいわゆる引出し式の貯蔵容器を出入可能に備え、その
貯蔵容器と野菜室の室壁との間に冷気を流通させると共
に、貯蔵容器を一定の密閉状態とすることにより、保存
に適した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜95%)で
野菜類を貯蔵することができるようになっている。これ
によれば、野菜や果物をある程度(例えば1週間)の期
間において新鮮な状態で保存することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、野菜や果物
の老化を早める大きな要因として、野菜や果物自体から
放出される、植物の成長を促進させる成分(エチレン,
アセトアルデヒド等)があげられる。従って、野菜室
(貯蔵容器)内からそれらエチレン,アセトアルデヒド
等の植物の成長促進成分を効果的に除去することができ
れば、野菜や果物のより一層の長期保存が可能となるの
である。
の老化を早める大きな要因として、野菜や果物自体から
放出される、植物の成長を促進させる成分(エチレン,
アセトアルデヒド等)があげられる。従って、野菜室
(貯蔵容器)内からそれらエチレン,アセトアルデヒド
等の植物の成長促進成分を効果的に除去することができ
れば、野菜や果物のより一層の長期保存が可能となるの
である。
【0004】ところが、従来では、エチレンガス等の植
物の成長促進成分を効果的に除去する技術は十分に確立
されておらず、冷蔵庫にあっても、植物の成長促進成分
を除去するための対策は何らとられていなかった。
物の成長促進成分を効果的に除去する技術は十分に確立
されておらず、冷蔵庫にあっても、植物の成長促進成分
を除去するための対策は何らとられていなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、野菜や果物等から放出される成長促進
成分を効果的に除去することができ、野菜や果物等の長
期保存を可能とする冷蔵庫を提供するにある。
で、その目的は、野菜や果物等から放出される成長促進
成分を効果的に除去することができ、野菜や果物等の長
期保存を可能とする冷蔵庫を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、本体
内に食品等を貯蔵する貯蔵室を具備するものであって、
前記貯蔵室内または該貯蔵室に連通する連通路に、紫外
線が照射されることにより活性化し植物の成長促進成分
を分解する光触媒からなるガス分解部材と、このガス分
解部材に紫外線を照射するランプとを備えるガス除去装
置を設けた構成に特徴を有するものである(請求項1の
発明)。
内に食品等を貯蔵する貯蔵室を具備するものであって、
前記貯蔵室内または該貯蔵室に連通する連通路に、紫外
線が照射されることにより活性化し植物の成長促進成分
を分解する光触媒からなるガス分解部材と、このガス分
解部材に紫外線を照射するランプとを備えるガス除去装
置を設けた構成に特徴を有するものである(請求項1の
発明)。
【0007】この場合、本体内に、野菜や果物を貯蔵す
るための野菜用貯蔵室が設けられているものにあって
は、ガス除去装置を、前記野菜用貯蔵室の上部に設ける
ようにすれば効果的である(請求項2の発明)。また、
本体に、貯蔵室に冷気を循環供給するための冷気循環路
が設けられているものにあっては、ガス除去装置を、前
記冷気循環路に設けることもできる(請求項3の発
明)。
るための野菜用貯蔵室が設けられているものにあって
は、ガス除去装置を、前記野菜用貯蔵室の上部に設ける
ようにすれば効果的である(請求項2の発明)。また、
本体に、貯蔵室に冷気を循環供給するための冷気循環路
が設けられているものにあっては、ガス除去装置を、前
記冷気循環路に設けることもできる(請求項3の発
明)。
【0008】そして、ガス除去装置を、ガス分解部材と
ランプとを離間状態に備えて構成することができ(請求
項4の発明)、このとき、ガス分解部材を、ランプの下
方に凹状をなすように設けたり(請求項5の発明)、ガ
ス分解部材を、ランプの周囲を包囲する形態に設けるこ
ともできる(請求項6の発明)。さらには、ガス除去装
置を、ガス分解部材とランプとを密着状態に備えて構成
するようにしても良い(請求項7の発明)。
ランプとを離間状態に備えて構成することができ(請求
項4の発明)、このとき、ガス分解部材を、ランプの下
方に凹状をなすように設けたり(請求項5の発明)、ガ
ス分解部材を、ランプの周囲を包囲する形態に設けるこ
ともできる(請求項6の発明)。さらには、ガス除去装
置を、ガス分解部材とランプとを密着状態に備えて構成
するようにしても良い(請求項7の発明)。
【0009】
【作用】本発明者は、冷蔵庫において、野菜や果物から
放出されるエチレン,アセトアルデヒド等の植物の成長
促進成分を効果的に除去する技術を開発すべく、光触媒
技術に着目しながら実験,研究を重ねた結果、酸化チタ
ンや酸化亜鉛等の金属酸化物を代表とする光触媒と、紫
外線との組合わせにより、成長促進成分の分解に極めて
効果があることを知見し、本発明を完成させるに至った
のである。
放出されるエチレン,アセトアルデヒド等の植物の成長
促進成分を効果的に除去する技術を開発すべく、光触媒
技術に着目しながら実験,研究を重ねた結果、酸化チタ
ンや酸化亜鉛等の金属酸化物を代表とする光触媒と、紫
外線との組合わせにより、成長促進成分の分解に極めて
効果があることを知見し、本発明を完成させるに至った
のである。
【0010】即ち、光触媒に紫外線を照射すると、光触
媒の表面に活性種が発生し、種々の化学反応を起こす特
徴がある。特に、有機化合物を酸化分解する力が強く、
植物の成長促進成分(エチレン,アセトアルデヒド等)
や、悪臭成分(アンモニア,トリメチルアミン,メチル
メルカプタン,硫化水素等)を水や二酸化炭素等に分解
することができる。その光酸化分解の原理は次の通りで
ある。
媒の表面に活性種が発生し、種々の化学反応を起こす特
徴がある。特に、有機化合物を酸化分解する力が強く、
植物の成長促進成分(エチレン,アセトアルデヒド等)
や、悪臭成分(アンモニア,トリメチルアミン,メチル
メルカプタン,硫化水素等)を水や二酸化炭素等に分解
することができる。その光酸化分解の原理は次の通りで
ある。
【0011】
【化1】
【0012】従って、本発明の請求項1の冷蔵庫によれ
ば、貯蔵室内または該貯蔵室に連通する連通路に、光触
媒からなるガス分解部材と、このガス分解部材に紫外線
を照射するランプとを備えるガス除去装置を設けたの
で、貯蔵された野菜や果物から放出されるエチレン,ア
セトアルデヒド等の植物の成長促進成分は、貯蔵室内ま
たは連通路において、ガス除去装置によって分解,除去
されるようになり、以て、野菜や果物の成長(老化)の
進行を抑えることができる。
ば、貯蔵室内または該貯蔵室に連通する連通路に、光触
媒からなるガス分解部材と、このガス分解部材に紫外線
を照射するランプとを備えるガス除去装置を設けたの
で、貯蔵された野菜や果物から放出されるエチレン,ア
セトアルデヒド等の植物の成長促進成分は、貯蔵室内ま
たは連通路において、ガス除去装置によって分解,除去
されるようになり、以て、野菜や果物の成長(老化)の
進行を抑えることができる。
【0013】尚、植物の成長促進成分の除去の作用に加
えて、ガス除去装置による貯蔵室内の臭気成分の分解,
除去の効果も期待でき、しかも、ランプから照射される
紫外線による貯蔵室内の殺菌,防かびの効果も期待でき
る。また、ガス除去装置は、有害なオゾン等を発生する
こともないので、安全性にも優れるものとなる。
えて、ガス除去装置による貯蔵室内の臭気成分の分解,
除去の効果も期待でき、しかも、ランプから照射される
紫外線による貯蔵室内の殺菌,防かびの効果も期待でき
る。また、ガス除去装置は、有害なオゾン等を発生する
こともないので、安全性にも優れるものとなる。
【0014】この場合、植物の成長促進成分は空気より
も軽く、上昇する傾向にあるので、本体内に野菜や果物
を貯蔵するための野菜用貯蔵室が設けられているものに
あって、ガス除去装置を野菜用貯蔵室の上部に設けるよ
うにすれば(請求項2の発明)、植物の成長促進成分を
効率良く分解除去することができる。また、貯蔵室に冷
気を循環供給するための冷気循環路が設けられているも
のにあっては、植物の成長促進成分も、その冷気循環路
を通るようになるので、ガス除去装置を前記冷気循環路
に設けるようにすれば(請求項3の発明)、植物の成長
促進成分を均一且つ大量に分解除去することができる。
も軽く、上昇する傾向にあるので、本体内に野菜や果物
を貯蔵するための野菜用貯蔵室が設けられているものに
あって、ガス除去装置を野菜用貯蔵室の上部に設けるよ
うにすれば(請求項2の発明)、植物の成長促進成分を
効率良く分解除去することができる。また、貯蔵室に冷
気を循環供給するための冷気循環路が設けられているも
のにあっては、植物の成長促進成分も、その冷気循環路
を通るようになるので、ガス除去装置を前記冷気循環路
に設けるようにすれば(請求項3の発明)、植物の成長
促進成分を均一且つ大量に分解除去することができる。
【0015】そして、ガス除去装置を、ガス分解部材と
ランプとを離間状態に備えて構成するようにすれば(請
求項4の発明)、植物の成長促進成分を、ガス分解部材
とランプとの間を通すことにより、効率良く分解除去す
ることができる。このとき、ガス分解部材をランプの下
方に凹状をなすように設ければ(請求項5の発明)、紫
外線を効果的にガス分解部材に照射することができると
共に、ランプの破損時のガラスや水銀の落下を受けるこ
とができる。また、ガス分解部材をランプの周囲を包囲
する形態に設ければ(請求項6の発明)、紫外線を極め
て効果的にガス分解部材に照射することができると共
に、やはりランプの破損時のガラスや水銀の落下を受止
めることができる。
ランプとを離間状態に備えて構成するようにすれば(請
求項4の発明)、植物の成長促進成分を、ガス分解部材
とランプとの間を通すことにより、効率良く分解除去す
ることができる。このとき、ガス分解部材をランプの下
方に凹状をなすように設ければ(請求項5の発明)、紫
外線を効果的にガス分解部材に照射することができると
共に、ランプの破損時のガラスや水銀の落下を受けるこ
とができる。また、ガス分解部材をランプの周囲を包囲
する形態に設ければ(請求項6の発明)、紫外線を極め
て効果的にガス分解部材に照射することができると共
に、やはりランプの破損時のガラスや水銀の落下を受止
めることができる。
【0016】さらには、ガス除去装置を、ガス分解部材
とランプとを密着状態に備えて構成するようにすれば
(請求項7の発明)、ガス除去装置がコンパクト化され
ると共に、取扱い性や組付け性が良好なものとなる。
とランプとを密着状態に備えて構成するようにすれば
(請求項7の発明)、ガス除去装置がコンパクト化され
ると共に、取扱い性や組付け性が良好なものとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を家庭用冷蔵庫に適用したいく
つかの実施例について、図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,2,4,5に
対応)について、図1乃至図8を参照して説明する。図
4は本実施例に係る冷蔵庫の本体1の構成を概略的に示
しており、断熱箱体からなる本体1は、例えば金属板製
の外箱2内にプラスチック製の内箱3を配置し、それら
外箱2と内箱3との間にウレタンフォーム等の断熱材4
を充填して構成されている。この本体1内は、断熱性を
有する仕切壁5により上下に複数に区画され、以て、複
数個(例えば上下に4個)の貯蔵室6〜9が形成されて
いる。この場合、4つの貯蔵室6〜9は、上から順に、
冷蔵室6,上段冷凍室7,下段冷凍室8,野菜室9とさ
れている。
つかの実施例について、図面を参照しながら説明する。 (1)第1の実施例 まず、本発明の第1の実施例(請求項1,2,4,5に
対応)について、図1乃至図8を参照して説明する。図
4は本実施例に係る冷蔵庫の本体1の構成を概略的に示
しており、断熱箱体からなる本体1は、例えば金属板製
の外箱2内にプラスチック製の内箱3を配置し、それら
外箱2と内箱3との間にウレタンフォーム等の断熱材4
を充填して構成されている。この本体1内は、断熱性を
有する仕切壁5により上下に複数に区画され、以て、複
数個(例えば上下に4個)の貯蔵室6〜9が形成されて
いる。この場合、4つの貯蔵室6〜9は、上から順に、
冷蔵室6,上段冷凍室7,下段冷凍室8,野菜室9とさ
れている。
【0018】また、本体1内には、冷却手段としての周
知の冷凍サイクルが組込まれており、そのうち冷却器1
0が、本体1内の背部に設けられた冷却器室11内に配
設されている。そして、図示はしないが、本体1内に
は、前記冷却器室11からの冷気を上記各貯蔵室6〜9
に循環供給するための冷気循環路が設けられ、また、前
記冷却器室11内には冷気循環用のファン装置12が設
けられている。尚、本体1の前面には、前記各貯蔵室6
〜9を開閉するための断熱性を有する扉13〜16が夫
々設けられている。
知の冷凍サイクルが組込まれており、そのうち冷却器1
0が、本体1内の背部に設けられた冷却器室11内に配
設されている。そして、図示はしないが、本体1内に
は、前記冷却器室11からの冷気を上記各貯蔵室6〜9
に循環供給するための冷気循環路が設けられ、また、前
記冷却器室11内には冷気循環用のファン装置12が設
けられている。尚、本体1の前面には、前記各貯蔵室6
〜9を開閉するための断熱性を有する扉13〜16が夫
々設けられている。
【0019】そして、野菜用貯蔵室としての前記野菜室
9内には、生鮮野菜や果物等が貯蔵されるのであるが、
それら野菜や果物は、いわゆる引出し式の貯蔵容器17
内に収容されるようになっている。この貯蔵容器17
は、上面が開放した容器状をなし、前記扉16に連結さ
れてその扉16と一体的に出し入れされるようになって
いる。
9内には、生鮮野菜や果物等が貯蔵されるのであるが、
それら野菜や果物は、いわゆる引出し式の貯蔵容器17
内に収容されるようになっている。この貯蔵容器17
は、上面が開放した容器状をなし、前記扉16に連結さ
れてその扉16と一体的に出し入れされるようになって
いる。
【0020】このとき、冷気循環路を通って野菜室9内
に供給される冷気は、主として前記貯蔵容器17と野菜
室9の内壁との間を流通されるようになっている。ま
た、貯蔵容器17を野菜室9内に収納した状態では、シ
ール用パッキン18等により、貯蔵容器17が一定の密
閉状態とされ、内部の水分(蒸気)を逃がさないように
なっている。これにて、貯蔵容器17により、保存に適
した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜95%)で野菜
類を貯蔵することができるようになっている。
に供給される冷気は、主として前記貯蔵容器17と野菜
室9の内壁との間を流通されるようになっている。ま
た、貯蔵容器17を野菜室9内に収納した状態では、シ
ール用パッキン18等により、貯蔵容器17が一定の密
閉状態とされ、内部の水分(蒸気)を逃がさないように
なっている。これにて、貯蔵容器17により、保存に適
した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜95%)で野菜
類を貯蔵することができるようになっている。
【0021】さて、本実施例では、前記野菜室9の上部
に、野菜や果物から放出されるエチレン,アセトアルデ
ヒド等の植物の成長促進成分を除去するためのガス除去
装置19が設けられている。以下、このガス除去装置1
9について、主として図1乃至図3を参照して詳述す
る。
に、野菜や果物から放出されるエチレン,アセトアルデ
ヒド等の植物の成長促進成分を除去するためのガス除去
装置19が設けられている。以下、このガス除去装置1
9について、主として図1乃至図3を参照して詳述す
る。
【0022】まず、野菜室9の天井部を構成する仕切壁
5は、本体1に一体に設けられており、内箱3の内部に
断熱材4を充填して構成されている。この仕切壁5の下
面部つまり野菜室9の天井面部には、横方向に長い矩形
状の凹部20が設けられている。そして、この凹部20
部分に、ユニット化されたガス除去装置19が取付けら
れるようになっている。
5は、本体1に一体に設けられており、内箱3の内部に
断熱材4を充填して構成されている。この仕切壁5の下
面部つまり野菜室9の天井面部には、横方向に長い矩形
状の凹部20が設けられている。そして、この凹部20
部分に、ユニット化されたガス除去装置19が取付けら
れるようになっている。
【0023】このガス除去装置19は、ケース21内
に、ガス分解部材22と、紫外線光源となるランプ23
(以下紫外線ランプ23と称する)とを備えて構成され
ている。このうちケース21は、例えば金属板などの紫
外線を透過しない材料から、前記凹部20に嵌り込むよ
うな下面が開放した矩形箱状に形成されている。また、
前記紫外線ランプ23は、前記ケース21の底面に取付
けられた一対のランプソケット24,24に両端が支持
されることにより、ケース21内に左右に延びて取付け
られている。尚、前記ケース21は、紫外線を透過しな
い材料であれば、ガラスや、プラスチック板に金属メッ
キをしたものなどでも良く、紫外線からの内箱3の保護
を図ることができる。
に、ガス分解部材22と、紫外線光源となるランプ23
(以下紫外線ランプ23と称する)とを備えて構成され
ている。このうちケース21は、例えば金属板などの紫
外線を透過しない材料から、前記凹部20に嵌り込むよ
うな下面が開放した矩形箱状に形成されている。また、
前記紫外線ランプ23は、前記ケース21の底面に取付
けられた一対のランプソケット24,24に両端が支持
されることにより、ケース21内に左右に延びて取付け
られている。尚、前記ケース21は、紫外線を透過しな
い材料であれば、ガラスや、プラスチック板に金属メッ
キをしたものなどでも良く、紫外線からの内箱3の保護
を図ることができる。
【0024】そして、前記ガス分解部材22は、例えば
酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物からなる光触媒
を、この場合左右方向に長く延び側面が凹形をなす板状
に成形して構成されている。このガス分解部材22は、
前記ケース21の底面に取付けられたコ字状をなす2個
の取付金具25,25により、左右両端部が下方へ抜止
めされた状態に取付けられている。
酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物からなる光触媒
を、この場合左右方向に長く延び側面が凹形をなす板状
に成形して構成されている。このガス分解部材22は、
前記ケース21の底面に取付けられたコ字状をなす2個
の取付金具25,25により、左右両端部が下方へ抜止
めされた状態に取付けられている。
【0025】このとき、ガス分解部材22は、前記紫外
線ランプ23とは離間状態とされていると共に、紫外線
ランプ23の下方及び前後に配置されるようになってい
る。また、ガス分解部材22の上端部とケース21の底
面との間には隙間が形成されるようになっている。な
お、詳しくは後の作用説明にて述べるが、このガス分解
部材22は、紫外線が照射されることにより活性化し植
物の成長促進成分等を分解する作用を呈するものであ
る。
線ランプ23とは離間状態とされていると共に、紫外線
ランプ23の下方及び前後に配置されるようになってい
る。また、ガス分解部材22の上端部とケース21の底
面との間には隙間が形成されるようになっている。な
お、詳しくは後の作用説明にて述べるが、このガス分解
部材22は、紫外線が照射されることにより活性化し植
物の成長促進成分等を分解する作用を呈するものであ
る。
【0026】このように構成されたガス除去装置19
は、前記ケース21を前記凹部20に嵌め込んで例えば
ねじ止めすることにより、野菜室9の上部に取付けられ
ている。さらに、ガス除去装置19の下面部(ケース2
1の下面開口部)は、保護カバー26により覆われ、使
用者がガス分解部材22等に手を触れることがないよう
にされている。この保護カバー26は、例えば多数個の
スリット26aを有して構成され、両端の爪部26b,
26bにより、仕切壁5に取付けられている。前記スリ
ット26aは例えば多数個の円形孔等であっても良い。
は、前記ケース21を前記凹部20に嵌め込んで例えば
ねじ止めすることにより、野菜室9の上部に取付けられ
ている。さらに、ガス除去装置19の下面部(ケース2
1の下面開口部)は、保護カバー26により覆われ、使
用者がガス分解部材22等に手を触れることがないよう
にされている。この保護カバー26は、例えば多数個の
スリット26aを有して構成され、両端の爪部26b,
26bにより、仕切壁5に取付けられている。前記スリ
ット26aは例えば多数個の円形孔等であっても良い。
【0027】さらには、前記ランプソケット24から導
出されるリード線27は、仕切壁5(断熱材4)内を通
って図示しない給電路に接続され、前記紫外線ランプ2
3には、常時通電あるいは間欠通電されるようになって
いる。これにて、紫外線ランプ23が点灯し、ガス分解
部材22に向けて紫外線が照射されるようになってい
る。
出されるリード線27は、仕切壁5(断熱材4)内を通
って図示しない給電路に接続され、前記紫外線ランプ2
3には、常時通電あるいは間欠通電されるようになって
いる。これにて、紫外線ランプ23が点灯し、ガス分解
部材22に向けて紫外線が照射されるようになってい
る。
【0028】次に、上記構成の作用について述べる。各
種の食品等は、種類に応じて各貯蔵室6〜9に収容され
貯蔵される。そのうち、生鮮野菜や果物等は、野菜室9
の貯蔵容器17内に収容される。このとき、野菜や果物
は、保存に適した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜9
5%)で貯蔵されるようになる。
種の食品等は、種類に応じて各貯蔵室6〜9に収容され
貯蔵される。そのうち、生鮮野菜や果物等は、野菜室9
の貯蔵容器17内に収容される。このとき、野菜や果物
は、保存に適した温度(3〜5℃)及び湿度(90〜9
5%)で貯蔵されるようになる。
【0029】ここで、野菜や果物自体からは、植物の成
長を促進させる成分であるところのエチレンガス等が放
出され、もしこれが除去されないまま野菜室9(貯蔵容
器17)内にとどまるようなことがあると、野菜や果物
の老化を早めることになる。ところが、本実施例では、
野菜室9の上部にガス除去装置19を設けたことによ
り、植物の成長促進成分を効果的に除去することができ
るのである。
長を促進させる成分であるところのエチレンガス等が放
出され、もしこれが除去されないまま野菜室9(貯蔵容
器17)内にとどまるようなことがあると、野菜や果物
の老化を早めることになる。ところが、本実施例では、
野菜室9の上部にガス除去装置19を設けたことによ
り、植物の成長促進成分を効果的に除去することができ
るのである。
【0030】即ち、野菜や果物から発生されるエチレン
ガス等は、空気よりも軽くて上昇する傾向にあり、保護
カバー26のスリット26aを通ってガス除去装置19
内に侵入する。このとき、それらエチレンガス等は、ガ
ス分解部材22とケース21との間の隙間や、ガス分解
部材22の端面部の開口部からガス分解部材22と紫外
線ランプ23との間を通されるようになる。一方、ガス
除去装置19においては、光触媒からなるガス分解部材
22に紫外線ランプ23からの紫外線が照射され、これ
にて、ガス分解部材22の表面に活性種が発生し、種々
の化学反応特に有機化合物の酸化分解反応が顕著に行わ
れることになる。
ガス等は、空気よりも軽くて上昇する傾向にあり、保護
カバー26のスリット26aを通ってガス除去装置19
内に侵入する。このとき、それらエチレンガス等は、ガ
ス分解部材22とケース21との間の隙間や、ガス分解
部材22の端面部の開口部からガス分解部材22と紫外
線ランプ23との間を通されるようになる。一方、ガス
除去装置19においては、光触媒からなるガス分解部材
22に紫外線ランプ23からの紫外線が照射され、これ
にて、ガス分解部材22の表面に活性種が発生し、種々
の化学反応特に有機化合物の酸化分解反応が顕著に行わ
れることになる。
【0031】従って、貯蔵された野菜や果物から放出さ
れるエチレン,アセトアルデヒド等の植物の成長促進成
分は、ガス除去装置19によって水や二酸化炭素等に分
解されて除去されるようになり、以て、成長促進成分に
起因する野菜や果物の成長(老化)の進行が抑えられる
のである。
れるエチレン,アセトアルデヒド等の植物の成長促進成
分は、ガス除去装置19によって水や二酸化炭素等に分
解されて除去されるようになり、以て、成長促進成分に
起因する野菜や果物の成長(老化)の進行が抑えられる
のである。
【0032】また、ガス除去装置19は、植物の成長促
進成分の分解,除去だけでなく、悪臭成分(アンモニ
ア,トリメチルアミン,メチルメルカプタン,硫化水素
等)を分解,除去する作用も呈し、従って、併せて脱臭
効果も得ることができるのである。しかも、紫外線ラン
プ23から照射される紫外線による野菜室9内の殺菌,
防かびの効果も期待でき、さらには、ガス除去装置19
は、有害なオゾン等を発生することはないので、安全性
にも優れている。
進成分の分解,除去だけでなく、悪臭成分(アンモニ
ア,トリメチルアミン,メチルメルカプタン,硫化水素
等)を分解,除去する作用も呈し、従って、併せて脱臭
効果も得ることができるのである。しかも、紫外線ラン
プ23から照射される紫外線による野菜室9内の殺菌,
防かびの効果も期待でき、さらには、ガス除去装置19
は、有害なオゾン等を発生することはないので、安全性
にも優れている。
【0033】ちなみに、図5乃至図8は、光触媒によ
る、各有機化合物の分解能力を示すもので、時間経過に
伴う、エチレンガス(図5)、アセトアルデヒド(図
6)、アンモニア(図7)、メチルメルカプタン(図
8)の濃度の変化状況を示している。また、参考とし
て、紫外線(UVと略記)未照射の場合の濃度変化も併
せて示している。これら図5乃至図8からも理解できる
ように、光触媒と紫外線とを組合わせたガス除去装置1
9は、植物の成長促進成分(エチレン,アセトアルデヒ
ド)の分解,除去能力、及び、悪臭成分(アンモニア,
メチルメルカプタン)の分解,除去能力に極めて優れる
ものとなっている。
る、各有機化合物の分解能力を示すもので、時間経過に
伴う、エチレンガス(図5)、アセトアルデヒド(図
6)、アンモニア(図7)、メチルメルカプタン(図
8)の濃度の変化状況を示している。また、参考とし
て、紫外線(UVと略記)未照射の場合の濃度変化も併
せて示している。これら図5乃至図8からも理解できる
ように、光触媒と紫外線とを組合わせたガス除去装置1
9は、植物の成長促進成分(エチレン,アセトアルデヒ
ド)の分解,除去能力、及び、悪臭成分(アンモニア,
メチルメルカプタン)の分解,除去能力に極めて優れる
ものとなっている。
【0034】このように本実施例によれば、野菜室9の
上部に、光触媒からなるガス分解部材22と、このガス
分解部材22に紫外線を照射する紫外線ランプ23とを
備えるガス除去装置19を設けたので、野菜や果物等か
ら放出される成長促進成分を効果的に除去することがで
きる。この結果、温度及び湿度の制御と相俟って、野菜
室9内に収容された野菜や果物の成長(老化)の進行を
効果的に抑えることができ、植物の成長促進成分を除去
する対策が何らとられていなかった従来のものと比べ
て、十分長期間に渡って野菜や果物等を新鮮な状態で保
存することが可能となったのである。しかも、悪臭成分
の除去効果も得られるものである。
上部に、光触媒からなるガス分解部材22と、このガス
分解部材22に紫外線を照射する紫外線ランプ23とを
備えるガス除去装置19を設けたので、野菜や果物等か
ら放出される成長促進成分を効果的に除去することがで
きる。この結果、温度及び湿度の制御と相俟って、野菜
室9内に収容された野菜や果物の成長(老化)の進行を
効果的に抑えることができ、植物の成長促進成分を除去
する対策が何らとられていなかった従来のものと比べ
て、十分長期間に渡って野菜や果物等を新鮮な状態で保
存することが可能となったのである。しかも、悪臭成分
の除去効果も得られるものである。
【0035】また、特に本実施例では、ガス除去装置1
9を、野菜室9の上部に設けると共に、ガス分解部材2
2と紫外線ランプ23とを離間状態に設けるようにした
ので、植物の成長促進成分を、効率良く分解除去するこ
とができる。さらには、ガス分解部材22を紫外線ラン
プ23の下方に凹状をなすように設けたので、紫外線を
効果的にガス分解部材22に照射することができると共
に、万一、紫外線ランプ23が破損した時等に、ガラス
や水銀を受けることができ、野菜室9内に落下すること
を未然に防止することができるといった効果も得られる
ものである。
9を、野菜室9の上部に設けると共に、ガス分解部材2
2と紫外線ランプ23とを離間状態に設けるようにした
ので、植物の成長促進成分を、効率良く分解除去するこ
とができる。さらには、ガス分解部材22を紫外線ラン
プ23の下方に凹状をなすように設けたので、紫外線を
効果的にガス分解部材22に照射することができると共
に、万一、紫外線ランプ23が破損した時等に、ガラス
や水銀を受けることができ、野菜室9内に落下すること
を未然に防止することができるといった効果も得られる
ものである。
【0036】(2)第2の実施例 次に、本発明の第2の実施例(請求項1,2,4,6に
対応)について、図9乃至図11を参照して述べる。図
9及び図10は、本実施例に係るガス除去装置31を示
しており、このガス除去装置31は、上記第1の実施例
のガス除去装置19と同様に、野菜室9の上部(凹部2
0内)に位置して設けられている。以下、上記第1の実
施例と同一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略
し、異なる点についてのみ説明する。
対応)について、図9乃至図11を参照して述べる。図
9及び図10は、本実施例に係るガス除去装置31を示
しており、このガス除去装置31は、上記第1の実施例
のガス除去装置19と同様に、野菜室9の上部(凹部2
0内)に位置して設けられている。以下、上記第1の実
施例と同一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略
し、異なる点についてのみ説明する。
【0037】このガス除去装置31は、ガス分解部材3
2と、紫外線光源となる紫外線ランプ33とを備えて構
成されている。このうち紫外線ランプ33は、上端が凹
部20の上壁部にねじ止め等により取付けられた一対の
ランプソケット34,34に両端が支持されることによ
り、凹部20内に左右に延びて取付けられている。
2と、紫外線光源となる紫外線ランプ33とを備えて構
成されている。このうち紫外線ランプ33は、上端が凹
部20の上壁部にねじ止め等により取付けられた一対の
ランプソケット34,34に両端が支持されることによ
り、凹部20内に左右に延びて取付けられている。
【0038】また、ここでは、前記ランプソケット34
から導出されるリード線35は、やはり仕切壁5(断熱
材4)内を通って図示しない給電路に接続されるのであ
るが、この場合、仕切壁5内には断熱材4が存在しない
空間部36が形成され、前記リード線35は、その空間
部36において、長尺な部分が折畳まれた状態に収容さ
れるようになっている。これにて、ランプソケット34
等を凹部20から取外す際などに、リード線35を長く
引出せるようになっている。
から導出されるリード線35は、やはり仕切壁5(断熱
材4)内を通って図示しない給電路に接続されるのであ
るが、この場合、仕切壁5内には断熱材4が存在しない
空間部36が形成され、前記リード線35は、その空間
部36において、長尺な部分が折畳まれた状態に収容さ
れるようになっている。これにて、ランプソケット34
等を凹部20から取外す際などに、リード線35を長く
引出せるようになっている。
【0039】そして、前記ガス分解部材32は、やはり
例えば酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物からなる光
触媒から構成されるのであるが、図11にも示すよう
に、この場合左右方向に延び前記紫外線ランプ33より
径大な内径を有する円筒状に形成されている。また、こ
のガス分解部材32の左右両端部の上部側には、前記ラ
ンプソケット34が配置される切欠部32aが形成され
ている。
例えば酸化チタンや酸化亜鉛等の金属酸化物からなる光
触媒から構成されるのであるが、図11にも示すよう
に、この場合左右方向に延び前記紫外線ランプ33より
径大な内径を有する円筒状に形成されている。また、こ
のガス分解部材32の左右両端部の上部側には、前記ラ
ンプソケット34が配置される切欠部32aが形成され
ている。
【0040】このガス分解部材32は、2枚の金属製板
ばね材を下端部が開放したほぼ円形に組合わせてなる取
付金具37,37に両端部分が下方から嵌込み支持され
ることにより凹部20内に取付けられ、このとき、ガス
分解部材32は、前記紫外線ランプ33とは離間した状
態で、該紫外線ランプ33の周囲全体を包囲するように
なっている。これにて、紫外線ランプ33の紫外線が外
部に漏れないようになっている。尚、ガス除去装置31
の下面部(凹部20の開口部)は、やはり保護カバー2
6により覆われるようになっている。
ばね材を下端部が開放したほぼ円形に組合わせてなる取
付金具37,37に両端部分が下方から嵌込み支持され
ることにより凹部20内に取付けられ、このとき、ガス
分解部材32は、前記紫外線ランプ33とは離間した状
態で、該紫外線ランプ33の周囲全体を包囲するように
なっている。これにて、紫外線ランプ33の紫外線が外
部に漏れないようになっている。尚、ガス除去装置31
の下面部(凹部20の開口部)は、やはり保護カバー2
6により覆われるようになっている。
【0041】かかる構成によれば、野菜や果物から発生
される植物の成長促進成分は、保護カバー26のスリッ
ト26aを通ってガス除去装置31内に侵入し、ガス分
解部材32と紫外線ランプ33との間を通され、紫外線
の照射により活性化したガス分解部材32により分解,
除去される。また、ガス除去装置31により、悪臭成分
をも併せて分解,除去されるようになる。
される植物の成長促進成分は、保護カバー26のスリッ
ト26aを通ってガス除去装置31内に侵入し、ガス分
解部材32と紫外線ランプ33との間を通され、紫外線
の照射により活性化したガス分解部材32により分解,
除去される。また、ガス除去装置31により、悪臭成分
をも併せて分解,除去されるようになる。
【0042】従って、本実施例によれば、上記第1の実
施例と同様に、成長促進成分に起因する野菜や果物の成
長(老化)の進行が効果的に抑えられ、十分長期間に渡
って野菜や果物等を新鮮な状態で保存することが可能と
なり、また、悪臭成分をも除去することができる等の優
れた効果を得ることができる。
施例と同様に、成長促進成分に起因する野菜や果物の成
長(老化)の進行が効果的に抑えられ、十分長期間に渡
って野菜や果物等を新鮮な状態で保存することが可能と
なり、また、悪臭成分をも除去することができる等の優
れた効果を得ることができる。
【0043】そして、本実施例においては、ガス分解部
材32を紫外線ランプ33を包囲する形態に設けたの
で、紫外線の漏洩を防止することができると共に、紫外
線を極めて効果的にガス分解部材32に照射することが
できる。また、万一、紫外線ランプ33が破損した時等
に、ガラスや水銀を受けることができ、野菜室9内に落
下することを未然に防止することができるといった効果
も得られる。
材32を紫外線ランプ33を包囲する形態に設けたの
で、紫外線の漏洩を防止することができると共に、紫外
線を極めて効果的にガス分解部材32に照射することが
できる。また、万一、紫外線ランプ33が破損した時等
に、ガラスや水銀を受けることができ、野菜室9内に落
下することを未然に防止することができるといった効果
も得られる。
【0044】(3)第3の実施例 図12及び図13は本発明の第3の実施例(請求項1,
3に対応)に係るいわゆるファンクール式の冷蔵庫の本
体41を示すものであり、この本体41は、断熱箱体か
らなり、その内部には、仕切壁42及び43によって区
画されることより、上から順に冷蔵室44、冷凍室45
及び野菜室46の3個の貯蔵室が形成されている。
3に対応)に係るいわゆるファンクール式の冷蔵庫の本
体41を示すものであり、この本体41は、断熱箱体か
らなり、その内部には、仕切壁42及び43によって区
画されることより、上から順に冷蔵室44、冷凍室45
及び野菜室46の3個の貯蔵室が形成されている。
【0045】そして、図12に示すように、前記冷凍室
45の背壁部には、冷却器室47が形成され、この冷却
器室47内には、冷却器48が設けられていると共に、
その上部に位置してファン装置49が設けられている。
さらに、本体41には、各貯蔵室44,45,46に冷
気を循環供給するための冷気循環路が次のように設けら
れている。
45の背壁部には、冷却器室47が形成され、この冷却
器室47内には、冷却器48が設けられていると共に、
その上部に位置してファン装置49が設けられている。
さらに、本体41には、各貯蔵室44,45,46に冷
気を循環供給するための冷気循環路が次のように設けら
れている。
【0046】即ち、ファン装置49から送風される冷気
の一部は、冷凍室45の背壁上部に設けられた送風口5
0から冷凍室45内に直接的に供給され、その冷気は、
仕切壁43に形成された冷凍室用帰還路51(図13参
照)を通って冷却器室47の下部に戻される。一方、フ
ァン装置49から送風される冷気の残りの一部は、冷蔵
室44の背壁部を上方に延びて設けられた冷蔵室用送風
路52を通って冷蔵室44内に供給され、その冷気は、
冷蔵室用帰還路53を通って野菜室46内に供給され
る。そして、野菜室46内に供給された冷気は、野菜室
用帰還路54を通って冷却器室47の下部に戻されるの
である。
の一部は、冷凍室45の背壁上部に設けられた送風口5
0から冷凍室45内に直接的に供給され、その冷気は、
仕切壁43に形成された冷凍室用帰還路51(図13参
照)を通って冷却器室47の下部に戻される。一方、フ
ァン装置49から送風される冷気の残りの一部は、冷蔵
室44の背壁部を上方に延びて設けられた冷蔵室用送風
路52を通って冷蔵室44内に供給され、その冷気は、
冷蔵室用帰還路53を通って野菜室46内に供給され
る。そして、野菜室46内に供給された冷気は、野菜室
用帰還路54を通って冷却器室47の下部に戻されるの
である。
【0047】さて、本実施例では、図13に示すよう
に、前記冷気循環路の一部である冷蔵室用帰還路53
に、ガス除去装置55が設けられている。詳しい図示は
省略するが、このガス除去装置55も、上記第1及び第
2の実施例と同様に、光触媒からなるガス分解部材と、
そのガス分解部材に紫外線を照射するランプとを備えて
構成されている。尚、この場合、ガス分解部材の表面積
及びランプの紫外線出力は、冷蔵庫全体の内容積に対応
したものとされ、上記各実施例のものより大きく設定さ
れている。
に、前記冷気循環路の一部である冷蔵室用帰還路53
に、ガス除去装置55が設けられている。詳しい図示は
省略するが、このガス除去装置55も、上記第1及び第
2の実施例と同様に、光触媒からなるガス分解部材と、
そのガス分解部材に紫外線を照射するランプとを備えて
構成されている。尚、この場合、ガス分解部材の表面積
及びランプの紫外線出力は、冷蔵庫全体の内容積に対応
したものとされ、上記各実施例のものより大きく設定さ
れている。
【0048】かかる構成においては、ファン装置49に
よる強制対流によって、各貯蔵室44,45,46内の
空気が冷気循環路を循環するので、貯蔵された食品等か
ら発生する植物の成長促進成分や悪臭成分は、冷蔵室用
帰還路53に設けられたガス除去装置55を必ず通され
るようになり、ここで分解,除去されるようになる。こ
の場合、ガス除去装置55を強制的に通されることにな
るので、植物の成長促進成分や悪臭成分を均一且つ大量
に分解除去することができるのである。
よる強制対流によって、各貯蔵室44,45,46内の
空気が冷気循環路を循環するので、貯蔵された食品等か
ら発生する植物の成長促進成分や悪臭成分は、冷蔵室用
帰還路53に設けられたガス除去装置55を必ず通され
るようになり、ここで分解,除去されるようになる。こ
の場合、ガス除去装置55を強制的に通されることにな
るので、植物の成長促進成分や悪臭成分を均一且つ大量
に分解除去することができるのである。
【0049】従って、野菜室46において、成長促進成
分に起因する野菜や果物の成長(老化)の進行が効果的
に抑えられ、十分長期間に渡って野菜や果物等を新鮮な
状態で保存することが可能となる。成長促進成分及び悪
臭除去の効果は、野菜室46だけでなく全ての貯蔵室に
及ぶため、別途の脱臭装置を不要とすることができる等
の利点も得られるものである。
分に起因する野菜や果物の成長(老化)の進行が効果的
に抑えられ、十分長期間に渡って野菜や果物等を新鮮な
状態で保存することが可能となる。成長促進成分及び悪
臭除去の効果は、野菜室46だけでなく全ての貯蔵室に
及ぶため、別途の脱臭装置を不要とすることができる等
の利点も得られるものである。
【0050】(4)第4の実施例 最後に、図14は本発明の第4の実施例(請求項7に対
応)に係るガス除去装置61を示している。このガス除
去装置61が、上記各実施例におけるガス除去装置と異
なる点は、紫外線光源となる紫外線ランプ62の周囲
に、光触媒からなり例えばポーラス状とされることによ
り通気性を有するガス分解部材63を密着状態に設けた
ところにある。この場合、ガス除去装置61は、紫外線
ランプ62の表面にガス分解部材63を塗布などにより
設けたり、予め円筒状に成形したガス分解部材63を紫
外線ランプ62に嵌合することにより得ることができ
る。
応)に係るガス除去装置61を示している。このガス除
去装置61が、上記各実施例におけるガス除去装置と異
なる点は、紫外線光源となる紫外線ランプ62の周囲
に、光触媒からなり例えばポーラス状とされることによ
り通気性を有するガス分解部材63を密着状態に設けた
ところにある。この場合、ガス除去装置61は、紫外線
ランプ62の表面にガス分解部材63を塗布などにより
設けたり、予め円筒状に成形したガス分解部材63を紫
外線ランプ62に嵌合することにより得ることができ
る。
【0051】かかる構成によれば、ガス除去装置61自
体がコンパクト化され、狭いスペースにも配設すること
が可能となり、また、ランプとガス分解部材とを別々に
本体に組付けるような場合と比べて、取扱い性や組付け
性を良好とすることができるものである。
体がコンパクト化され、狭いスペースにも配設すること
が可能となり、また、ランプとガス分解部材とを別々に
本体に組付けるような場合と比べて、取扱い性や組付け
性を良好とすることができるものである。
【0052】尚、本発明は上記した各実施例に限定され
るものではなく、例えば専用の野菜用貯蔵室(野菜室)
を有しない冷蔵庫の場合には、野菜や果物が主として収
容される貯蔵室(冷蔵室)内にガス除去装置を設けるよ
うにすれば良い。また、貯蔵室に連通するもので、冷気
循環路とは異なった別の連通路内に、ガス除去装置を設
けることもでき、このとき、連通路の両端が貯蔵室に連
通するような場合には、ファン装置等によりその連通路
内を強制対流させるように構成すればより効果的とな
る。
るものではなく、例えば専用の野菜用貯蔵室(野菜室)
を有しない冷蔵庫の場合には、野菜や果物が主として収
容される貯蔵室(冷蔵室)内にガス除去装置を設けるよ
うにすれば良い。また、貯蔵室に連通するもので、冷気
循環路とは異なった別の連通路内に、ガス除去装置を設
けることもでき、このとき、連通路の両端が貯蔵室に連
通するような場合には、ファン装置等によりその連通路
内を強制対流させるように構成すればより効果的とな
る。
【0053】そして、冷気循環路内にガス除去装置を設
ける場合、ガス分解部材の表面に氷結や結露が生ずる虞
があるときには、その近傍にヒータを配置して、必要に
応じて加熱する構成としても良い。この場合、加熱のタ
イミングを、冷却器の除霜運転のタイミングと一致させ
ることができ、また、前記ヒータを除霜用ヒータと兼用
させる構成とすることもできる。
ける場合、ガス分解部材の表面に氷結や結露が生ずる虞
があるときには、その近傍にヒータを配置して、必要に
応じて加熱する構成としても良い。この場合、加熱のタ
イミングを、冷却器の除霜運転のタイミングと一致させ
ることができ、また、前記ヒータを除霜用ヒータと兼用
させる構成とすることもできる。
【0054】その他、家庭用冷蔵庫に限らず、業務用冷
蔵庫や生鮮野菜等の専用の貯蔵庫等にも適用することが
でき、さらには、ガス分解部材やランプの形状や構造等
についても種々の変形例が考えられるなど、本発明は要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。
蔵庫や生鮮野菜等の専用の貯蔵庫等にも適用することが
でき、さらには、ガス分解部材やランプの形状や構造等
についても種々の変形例が考えられるなど、本発明は要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るもので
ある。
【0055】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の冷蔵庫によれば、次のような優れた効果を得ることが
できる。即ち、請求項1の冷蔵庫によれば、貯蔵室内ま
たは該貯蔵室に連通する連通路に、紫外線が照射される
ことにより活性化し植物の成長促進成分を分解する光触
媒からなるガス分解部材と、このガス分解部材に紫外線
を照射するランプとを備えるガス除去装置を設けたの
で、野菜や果物等から放出される成長促進成分を効果的
に除去することができ、野菜や果物等の長期保存を可能
とすることができるものである。
の冷蔵庫によれば、次のような優れた効果を得ることが
できる。即ち、請求項1の冷蔵庫によれば、貯蔵室内ま
たは該貯蔵室に連通する連通路に、紫外線が照射される
ことにより活性化し植物の成長促進成分を分解する光触
媒からなるガス分解部材と、このガス分解部材に紫外線
を照射するランプとを備えるガス除去装置を設けたの
で、野菜や果物等から放出される成長促進成分を効果的
に除去することができ、野菜や果物等の長期保存を可能
とすることができるものである。
【0056】この場合、植物の成長促進成分は空気より
も軽く、上昇する傾向にあるので、本体内に野菜や果物
を貯蔵するための野菜用貯蔵室が設けられているものに
あって、ガス除去装置を野菜用貯蔵室の上部に設けるよ
うにすれば(請求項2の冷蔵庫)、植物の成長促進成分
を効率良く分解除去することができる。また、本体に貯
蔵室に冷気を循環供給するための冷気循環路が設けられ
ているものにあっては、植物の成長促進成分も、その冷
気循環路を通るようになるので、ガス除去装置を前記冷
気循環路に設けるようにすれば(請求項3の冷蔵庫)、
植物の成長促進成分を均一且つ大量に分解除去すること
ができる。
も軽く、上昇する傾向にあるので、本体内に野菜や果物
を貯蔵するための野菜用貯蔵室が設けられているものに
あって、ガス除去装置を野菜用貯蔵室の上部に設けるよ
うにすれば(請求項2の冷蔵庫)、植物の成長促進成分
を効率良く分解除去することができる。また、本体に貯
蔵室に冷気を循環供給するための冷気循環路が設けられ
ているものにあっては、植物の成長促進成分も、その冷
気循環路を通るようになるので、ガス除去装置を前記冷
気循環路に設けるようにすれば(請求項3の冷蔵庫)、
植物の成長促進成分を均一且つ大量に分解除去すること
ができる。
【0057】そして、ガス除去装置を、ガス分解部材と
ランプとを離間状態に備えて構成するようにすれば(請
求項4の冷蔵庫)、植物の成長促進成分を、ガス分解部
材とランプとの間を通すことにより、効率良く分解除去
することができる。このとき、ガス分解部材をランプの
下方に凹状をなすように設ければ(請求項5の冷蔵
庫)、紫外線を効果的にガス分解部材に照射することが
できると共に、ランプの破損時のガラスや水銀の落下を
受けることができる。また、ガス分解部材をランプの周
囲を包囲する形態に設ければ(請求項6の冷蔵庫)、紫
外線を極めて効果的にガス分解部材に照射することがで
きると共に、やはりランプの破損時のガラスや水銀の落
下を受止めることができる。
ランプとを離間状態に備えて構成するようにすれば(請
求項4の冷蔵庫)、植物の成長促進成分を、ガス分解部
材とランプとの間を通すことにより、効率良く分解除去
することができる。このとき、ガス分解部材をランプの
下方に凹状をなすように設ければ(請求項5の冷蔵
庫)、紫外線を効果的にガス分解部材に照射することが
できると共に、ランプの破損時のガラスや水銀の落下を
受けることができる。また、ガス分解部材をランプの周
囲を包囲する形態に設ければ(請求項6の冷蔵庫)、紫
外線を極めて効果的にガス分解部材に照射することがで
きると共に、やはりランプの破損時のガラスや水銀の落
下を受止めることができる。
【0058】さらには、ガス除去装置を、ガス分解部材
とランプとを密着状態に備えて構成するようにすれば
(請求項7の冷蔵庫)、ガス除去装置がコンパクト化さ
れると共に、取扱い性や組付け性が良好なものとなる。
とランプとを密着状態に備えて構成するようにすれば
(請求項7の冷蔵庫)、ガス除去装置がコンパクト化さ
れると共に、取扱い性や組付け性が良好なものとなる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、ガス除去
装置部分の縦断側面図
装置部分の縦断側面図
【図2】ガス除去装置部分の縦断正面図
【図3】ガス除去装置の底面図
【図4】冷蔵庫の概略的縦断側面図
【図5】光触媒によるエチレンガスの分解能力を示す特
性図
性図
【図6】光触媒によるアセトアルデヒドの分解能力を示
す特性図
す特性図
【図7】光触媒によるアンモニアの分解能力を示す特性
図
図
【図8】光触媒によるメチルメルカプタンの分解能力を
示す特性図
示す特性図
【図9】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図10】図2相当図
【図11】ガス分解部材の斜視図
【図12】本発明の第3の実施例を示す冷蔵庫本体の概
略的縦断側面図
略的縦断側面図
【図13】図12とは異なる断面における概略的縦断側
面図
面図
【図14】本発明の第4の実施例を示すガス除去装置の
要部の縦断側面図
要部の縦断側面図
図面中、1,41は本体、5,42,43は仕切壁、
6,44は冷蔵室,7,8,45は冷凍室、9,46は
野菜室(野菜用貯蔵室)、10,48は冷却器、11,
47は冷却器室、12,49はファン装置、17は貯蔵
容器、18はパッキン、19,31,55,61はガス
除去装置、20は凹部、21はケース、22,32,6
3はガス分解部材、23,33,62はランプ、24,
34はランプソケット、25,37は取付金具、52は
冷凍室用帰還路、53は冷蔵室用帰還路、54は野菜室
用帰還路を示す。
6,44は冷蔵室,7,8,45は冷凍室、9,46は
野菜室(野菜用貯蔵室)、10,48は冷却器、11,
47は冷却器室、12,49はファン装置、17は貯蔵
容器、18はパッキン、19,31,55,61はガス
除去装置、20は凹部、21はケース、22,32,6
3はガス分解部材、23,33,62はランプ、24,
34はランプソケット、25,37は取付金具、52は
冷凍室用帰還路、53は冷蔵室用帰還路、54は野菜室
用帰還路を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 本体内に食品等を貯蔵する貯蔵室を具備
するものにおいて、前記貯蔵室内または該貯蔵室に連通
する連通路に、紫外線が照射されることにより活性化し
植物の成長促進成分を分解する光触媒からなるガス分解
部材と、このガス分解部材に紫外線を照射するランプと
を備えるガス除去装置を設けたことを特徴とする冷蔵
庫。 - 【請求項2】 本体内には、野菜や果物を貯蔵するため
の野菜用貯蔵室が設けられていると共に、ガス除去装置
は、前記野菜用貯蔵室の上部に設けられていることを特
徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】 本体には、貯蔵室に冷気を循環供給する
ための冷気循環路が設けられていると共に、ガス除去装
置は、前記冷気循環路に設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項4】 ガス除去装置は、ガス分解部材とランプ
とを離間状態に備えていることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】 ガス分解部材は、ランプの下方に凹状を
なすように設けられていることを特徴とする請求項4記
載の冷蔵庫。 - 【請求項6】 ガス分解部材は、ランプの周囲を包囲す
る形態に設けられていることを特徴とする請求項4記載
の冷蔵庫。 - 【請求項7】 ガス除去装置は、ガス分解部材とランプ
とを密着状態に備えていることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4881494A JPH07260331A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4881494A JPH07260331A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260331A true JPH07260331A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12813685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4881494A Pending JPH07260331A (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07260331A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100450227B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-09-24 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 에틸렌 제거용 광촉매 반응기 |
JP2010207223A (ja) * | 2004-08-26 | 2010-09-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 帯電微粒子水によるエチレンガスの除去方法及び静電霧化装置 |
JP2015206466A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6972290B1 (ja) * | 2020-12-21 | 2021-11-24 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6977135B1 (ja) * | 2020-12-21 | 2021-12-08 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP4881494A patent/JPH07260331A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100450227B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-09-24 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 에틸렌 제거용 광촉매 반응기 |
JP2010207223A (ja) * | 2004-08-26 | 2010-09-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 帯電微粒子水によるエチレンガスの除去方法及び静電霧化装置 |
JP2015206466A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6972290B1 (ja) * | 2020-12-21 | 2021-11-24 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP6977135B1 (ja) * | 2020-12-21 | 2021-12-08 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2022098301A (ja) * | 2020-12-21 | 2022-07-01 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2022098302A (ja) * | 2020-12-21 | 2022-07-01 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷蔵庫 |
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