JPH0725678Y2 - 紫外線螢光分析計 - Google Patents
紫外線螢光分析計Info
- Publication number
- JPH0725678Y2 JPH0725678Y2 JP1987036254U JP3625487U JPH0725678Y2 JP H0725678 Y2 JPH0725678 Y2 JP H0725678Y2 JP 1987036254 U JP1987036254 U JP 1987036254U JP 3625487 U JP3625487 U JP 3625487U JP H0725678 Y2 JPH0725678 Y2 JP H0725678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- light source
- fluorescence
- detector
- ultraviolet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば大気中のSO2(硫黄酸化物)の濃度を
測定するために用いられる紫外線螢光分析法による紫外
線螢光分析計の改良技術に関するものである。
測定するために用いられる紫外線螢光分析法による紫外
線螢光分析計の改良技術に関するものである。
上記の紫外線螢光分析法による紫外線螢光分析計とし
て、螢光室を挟んで互いに相対応する位置のセル内部
に、紫外線照射光源と該光源の光量をモニターするため
の光源光量検出器とを配置すると共に、更に、前記光源
から光源光量検出器に至る光路に直交する方向で且つ前
記螢光室を挟んで互いに相対応する位置に、螢光検出器
と迷光減衰用の凹入部とを設けて成るものがある。
て、螢光室を挟んで互いに相対応する位置のセル内部
に、紫外線照射光源と該光源の光量をモニターするため
の光源光量検出器とを配置すると共に、更に、前記光源
から光源光量検出器に至る光路に直交する方向で且つ前
記螢光室を挟んで互いに相対応する位置に、螢光検出器
と迷光減衰用の凹入部とを設けて成るものがある。
かかる紫外線螢光分析計において、前記セル内部の螢光
室に試料ガスを導入すると共に、例えば215nm付近の波
長の紫外線を前記螢光室に照射させるように前記紫外線
照射光源を点灯させると、前記試料ガス中のSO2分子が
励起されると共に、前記励起されたSO2分子が紫外線螢
光を放出して基底状態に戻ることを繰り返す。
室に試料ガスを導入すると共に、例えば215nm付近の波
長の紫外線を前記螢光室に照射させるように前記紫外線
照射光源を点灯させると、前記試料ガス中のSO2分子が
励起されると共に、前記励起されたSO2分子が紫外線螢
光を放出して基底状態に戻ることを繰り返す。
このとき放出される紫外線螢光の強度は、励起したSO2
分子の数、即ち螢光室内に存在するSO2の濃度に比例す
るとことから、前記螢光検出器による紫外線螢光の検出
結果を基にして試料ガス中のSO2濃度を測定することが
できるのである。
分子の数、即ち螢光室内に存在するSO2の濃度に比例す
るとことから、前記螢光検出器による紫外線螢光の検出
結果を基にして試料ガス中のSO2濃度を測定することが
できるのである。
ところで、上記の紫外線螢光分析計のセルを例えばアル
ミニウムの鋳造製品にしてローコスト化が図られている
が、単に鋳離しの成型品であると、反射光による迷光の
増大とセル内面に対するSO2の吸着が問題になることか
ら、従来では、アルミ鋳造のセル内面にベルベット塗装
を施している。
ミニウムの鋳造製品にしてローコスト化が図られている
が、単に鋳離しの成型品であると、反射光による迷光の
増大とセル内面に対するSO2の吸着が問題になることか
ら、従来では、アルミ鋳造のセル内面にベルベット塗装
を施している。
しかし、かかる塗装処理では、測定対象の試料ガスが乾
燥ガスに特定される点で欠点があったのである。
燥ガスに特定される点で欠点があったのである。
即ち、試料ガスが湿っていると、そのガス中のH2Oが塗
装表面に結露吸着され、これにガス中のSO2が溶解され
てしまって、SO2の溶解損失が大であることから、真の
値とは掛け離れた測定結果しか得られない欠点があった
のである。
装表面に結露吸着され、これにガス中のSO2が溶解され
てしまって、SO2の溶解損失が大であることから、真の
値とは掛け離れた測定結果しか得られない欠点があった
のである。
あるいは、セルの内面に黒色のテフロン(商品名;デュ
ポン社)をコーティングすることで、上記の欠点を解消
する技術も提案されているのであるが、かかる手段にお
いては、セルの内面形状が複雑であって、これの内面を
一度にコーティングすることができないことから、当該
セルを複数個に分割して組み合わせる構成をとらざるを
得ず、而して、鋳造部品点数が多くなって、鋳造成型に
よるセル製造のローコスト化を充分に生かし切れない
上、極く僅かの組立誤差が測定面で致命的な光軸のずれ
に繋がる欠点がある。
ポン社)をコーティングすることで、上記の欠点を解消
する技術も提案されているのであるが、かかる手段にお
いては、セルの内面形状が複雑であって、これの内面を
一度にコーティングすることができないことから、当該
セルを複数個に分割して組み合わせる構成をとらざるを
得ず、而して、鋳造部品点数が多くなって、鋳造成型に
よるセル製造のローコスト化を充分に生かし切れない
上、極く僅かの組立誤差が測定面で致命的な光軸のずれ
に繋がる欠点がある。
本考案は、上記の実情に鑑みて極めて簡単な手段をもっ
て上記従来の欠点を解消せんことを目的としており、而
して本考案は、螢光室を挟んで互いに相対応する位置の
セル内部に、紫外線照射光源と該光源の光量をモニター
するための光源光量検出器とを配置すると共に、更に、
前記光源から光源光量検出器に至る光路に直交する方向
のセル内部に螢光検出器を設けて成る紫外線螢光分析計
において、前記螢光室内の試料ガスを加熱するためのヒ
ータを前記セルに設けると共に、該セルは、縦断面略十
字形状に一体成形してあり、さらに該セルの内面を電着
塗装の手段によって黒色に塗装してあることを特徴とす
る。
て上記従来の欠点を解消せんことを目的としており、而
して本考案は、螢光室を挟んで互いに相対応する位置の
セル内部に、紫外線照射光源と該光源の光量をモニター
するための光源光量検出器とを配置すると共に、更に、
前記光源から光源光量検出器に至る光路に直交する方向
のセル内部に螢光検出器を設けて成る紫外線螢光分析計
において、前記螢光室内の試料ガスを加熱するためのヒ
ータを前記セルに設けると共に、該セルは、縦断面略十
字形状に一体成形してあり、さらに該セルの内面を電着
塗装の手段によって黒色に塗装してあることを特徴とす
る。
上記の特徴構成によれば、螢光室内が加熱されること
で、当該試料ガスが湿っていてもガス中のH2Oがセル内
面に結露することが抑止され、セル内面に対するH2Oの
吸着と該H2OにSO2が溶解することによりSO2の溶解損失
が抑止される。
で、当該試料ガスが湿っていてもガス中のH2Oがセル内
面に結露することが抑止され、セル内面に対するH2Oの
吸着と該H2OにSO2が溶解することによりSO2の溶解損失
が抑止される。
そして、迷光低減のためのセル内面の黒色塗装が電着塗
装の手段によるものであるから、セルの内面形状が如何
に複雑であっても、当該セルの内面を一度に塗装処理で
きる。すなわち、電着塗装は、「電気の力」でセルの内
面(被塗装物)をあますことなく均一に塗装できること
から、セルの内面形状が如何に複雑であっても、当該セ
ルの内面、例えば、隠れた部分等の塗装しにくい部分や
隙間をも一挙に、かつ均一に塗装処理することができ
る。そのため、本願考案では、テフロンコーティング処
理よりも遥に塗装に費やす時間を短縮できるとともに、
迷光低減効果のバラツキを少なくできる。
装の手段によるものであるから、セルの内面形状が如何
に複雑であっても、当該セルの内面を一度に塗装処理で
きる。すなわち、電着塗装は、「電気の力」でセルの内
面(被塗装物)をあますことなく均一に塗装できること
から、セルの内面形状が如何に複雑であっても、当該セ
ルの内面、例えば、隠れた部分等の塗装しにくい部分や
隙間をも一挙に、かつ均一に塗装処理することができ
る。そのため、本願考案では、テフロンコーティング処
理よりも遥に塗装に費やす時間を短縮できるとともに、
迷光低減効果のバラツキを少なくできる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図
面は紫外線螢光分析計の断面を示し、図において、1は
電着塗装の手段(解離可能な水溶性塗料中で、被塗装物
を陽極として陰極との間に直流電圧をかけ、電気泳動に
より塗装する手段)で内面が黒色に塗装された縦断面略
十字形状のアルミニウム製鋳造セルであって、両端にフ
ランジ2a,2bが連設されたストレートの筒状部2に、軸
芯P2が前記筒状部2の軸芯P1に直交する互いに同芯状の
第1及び第2筒体3,4を一体連設して、両軸芯P1,P2の交
点Pの周部に螢光室5を形成すると共に、前記交点Pの
近くに焦点を位置させる集光レンズ6のホルダー7を、
前記筒状部2の一端側で且つ前記螢光室5の近傍に連設
してある。
面は紫外線螢光分析計の断面を示し、図において、1は
電着塗装の手段(解離可能な水溶性塗料中で、被塗装物
を陽極として陰極との間に直流電圧をかけ、電気泳動に
より塗装する手段)で内面が黒色に塗装された縦断面略
十字形状のアルミニウム製鋳造セルであって、両端にフ
ランジ2a,2bが連設されたストレートの筒状部2に、軸
芯P2が前記筒状部2の軸芯P1に直交する互いに同芯状の
第1及び第2筒体3,4を一体連設して、両軸芯P1,P2の交
点Pの周部に螢光室5を形成すると共に、前記交点Pの
近くに焦点を位置させる集光レンズ6のホルダー7を、
前記筒状部2の一端側で且つ前記螢光室5の近傍に連設
してある。
8は例えば215nm付近の波長の紫外線を照射する紫外線
照射光源で、該光源8を保持するホルダー9を前記筒状
部2の一端側のフランジ2aに取り付けると共に、該ホル
ダー9にシンクロナスモータMで回転されるチョッパー
10を保持させてあり、而して、前記チョッパー10の回転
によって、前記紫外線照射光源8より発せられる215nm
付近の波長の紫外線を前記螢光室5に導入された試料ガ
スに断続的に照射させることで、検出器からの出力を交
流化し、検出器のバックグラウンド補正を行い得るよう
になっている。
照射光源で、該光源8を保持するホルダー9を前記筒状
部2の一端側のフランジ2aに取り付けると共に、該ホル
ダー9にシンクロナスモータMで回転されるチョッパー
10を保持させてあり、而して、前記チョッパー10の回転
によって、前記紫外線照射光源8より発せられる215nm
付近の波長の紫外線を前記螢光室5に導入された試料ガ
スに断続的に照射させることで、検出器からの出力を交
流化し、検出器のバックグラウンド補正を行い得るよう
になっている。
11は前記光源8の光量をモニターするためのフォトダイ
オードまたは光電管から成る光源光量検出器で、該光源
光量検出器11のホルダー12が前記筒状部2の他端側のフ
ランジ2bに取り付けられている。
オードまたは光電管から成る光源光量検出器で、該光源
光量検出器11のホルダー12が前記筒状部2の他端側のフ
ランジ2bに取り付けられている。
13は螢光検出器で、そのホルダー14が前記第1筒体3の
フランジ3aに取り付けられ、かつ、前記螢光室5から該
螢光検出器13に至る径路の途中には、Oリング15によっ
て保持された色ガラスフィルター16と集光レンズ17とが
設けられており、前記螢光室5において、SO2分子から
放出された紫外線螢光の光量を検出して、その検出螢光
量を基にして前記試料ガス中のSO2濃度を測定する。
フランジ3aに取り付けられ、かつ、前記螢光室5から該
螢光検出器13に至る径路の途中には、Oリング15によっ
て保持された色ガラスフィルター16と集光レンズ17とが
設けられており、前記螢光室5において、SO2分子から
放出された紫外線螢光の光量を検出して、その検出螢光
量を基にして前記試料ガス中のSO2濃度を測定する。
18は前記第2筒体4の開口を閉じる蓋体であって、該蓋
体13と第2筒体4とで迷光減衰用の凹入部Aが形成され
ており、かつ、該蓋体18には凹面鏡19が付設されてい
て、前記螢光室5において全方位にわたって発生される
螢光のうち、前記螢光検出器13とは反対側の迷光減衰用
の凹入部Aに向かう螢光を前記螢光検出器13に向けて反
射させ、該螢光検出器に入射される螢光信号量を増大さ
せるように図られている。
体13と第2筒体4とで迷光減衰用の凹入部Aが形成され
ており、かつ、該蓋体18には凹面鏡19が付設されてい
て、前記螢光室5において全方位にわたって発生される
螢光のうち、前記螢光検出器13とは反対側の迷光減衰用
の凹入部Aに向かう螢光を前記螢光検出器13に向けて反
射させ、該螢光検出器に入射される螢光信号量を増大さ
せるように図られている。
20は前記螢光検出器13への迷光の侵入を防止するための
遮光筒で、その遊端が前記紫外線照射光源8から照射さ
れて集光レンズ6を通過した光束を遮らないように、前
記螢光室5の前記螢光検出器13に対する螢光の入口部b
に連設してある。
遮光筒で、その遊端が前記紫外線照射光源8から照射さ
れて集光レンズ6を通過した光束を遮らないように、前
記螢光室5の前記螢光検出器13に対する螢光の入口部b
に連設してある。
21は前記螢光室5を加熱する電熱式のヒーターで、前記
セル1の外面部で且つ螢光室5の近くに配備されてい
る。
セル1の外面部で且つ螢光室5の近くに配備されてい
る。
22は試料ガスの導入孔、23は試料ガスの導出孔である。
尚、前記集光レンズ6と光源光量検出器11及び色ガラス
フィルター16と凹面鏡19を除き、前記各種ホルダー9,1
2,14や蓋体18、遮光筒20など、試料ガスの接する分析計
構成部品の全てを、前記セル1と同様に電着塗装の手段
などによって黒色に塗装されている。
フィルター16と凹面鏡19を除き、前記各種ホルダー9,1
2,14や蓋体18、遮光筒20など、試料ガスの接する分析計
構成部品の全てを、前記セル1と同様に電着塗装の手段
などによって黒色に塗装されている。
上記構成の紫外線螢光分析計によれば、前記螢光室5に
対するヒーター21からの熱エネルギーの付与によって当
該螢光室5が加熱され、かつ、前記光源スリットaを通
して紫外線照射光源8から紫外線が螢光室5に向けて照
射されると共に、その光源8の光量が前記検出器11でモ
ニターされて光源光量が校正される。
対するヒーター21からの熱エネルギーの付与によって当
該螢光室5が加熱され、かつ、前記光源スリットaを通
して紫外線照射光源8から紫外線が螢光室5に向けて照
射されると共に、その光源8の光量が前記検出器11でモ
ニターされて光源光量が校正される。
而して、試料ガスに対する前記ヒーター21からの熱エネ
ルギーの付与によって、前記螢光室5に導入される試料
ガスが極端に湿っていても、該ガス中のH2Oが前記螢光
室5の内面に結露することを抑止できると共に、該H2O
の結露に伴うSO2の溶解損失も抑止できるのである。
ルギーの付与によって、前記螢光室5に導入される試料
ガスが極端に湿っていても、該ガス中のH2Oが前記螢光
室5の内面に結露することを抑止できると共に、該H2O
の結露に伴うSO2の溶解損失も抑止できるのである。
そして、上記螢光室内の試料ガスに紫外線が照射される
ことで励起されたガス中のSO2分子が基底状態に戻り、
この際SO2分子から螢光が発せられ、その螢光の一部が
直接的に前記螢光検出器13に入射されると共に、前記迷
光減衰用の凹入部Aに向かう螢光が凹面鏡19によって螢
光検出器13側に反射され、即ち、螢光信号量が増大され
て螢光検出器13に入射されるもので、当該螢光検出器13
において高感度でSO2濃度が測定される。
ことで励起されたガス中のSO2分子が基底状態に戻り、
この際SO2分子から螢光が発せられ、その螢光の一部が
直接的に前記螢光検出器13に入射されると共に、前記迷
光減衰用の凹入部Aに向かう螢光が凹面鏡19によって螢
光検出器13側に反射され、即ち、螢光信号量が増大され
て螢光検出器13に入射されるもので、当該螢光検出器13
において高感度でSO2濃度が測定される。
以上説明したように本考案は、以下に示す,の効果
の他に、ブラックテフロンコーティングの技術を用いる
ことでは決して得ることができないに示すような本願
考案に特有の効果を奏す。すなわち、本願考案によれ
ば、 螢光室内の試料ガスを加熱するためのヒータを前記セ
ルに設けると共に、従来のベルベット塗装あるいはブラ
ックテフロンコーティングの技術に代えて、セルの内面
を電着塗装の手段で黒色に塗装した点に特徴を有し、而
して、試料ガスが湿っていてもこれに熱エネルギーを付
与することで、該ガス中のH2Oがセル内面に結露するこ
とを抑止できると共に、結露に伴うSO2の溶解損失を抑
止できることから、測定対象の試料ガスが乾燥ガスに特
定されなくなり、ガス中のSO2濃度の測定を高精度で行
うことができる。
の他に、ブラックテフロンコーティングの技術を用いる
ことでは決して得ることができないに示すような本願
考案に特有の効果を奏す。すなわち、本願考案によれ
ば、 螢光室内の試料ガスを加熱するためのヒータを前記セ
ルに設けると共に、従来のベルベット塗装あるいはブラ
ックテフロンコーティングの技術に代えて、セルの内面
を電着塗装の手段で黒色に塗装した点に特徴を有し、而
して、試料ガスが湿っていてもこれに熱エネルギーを付
与することで、該ガス中のH2Oがセル内面に結露するこ
とを抑止できると共に、結露に伴うSO2の溶解損失を抑
止できることから、測定対象の試料ガスが乾燥ガスに特
定されなくなり、ガス中のSO2濃度の測定を高精度で行
うことができる。
しかも、迷光低減のためのセル内面の黒色塗装が電着
塗装の手段によるものであるから、セルの内面形状が如
何に複雑であっても、当該セルの内面を一挙に、かつ均
一に塗装処理することができ、勿論複数個のセルを一度
に塗装することも可能であり、而して、セルを鋳造製に
することに加えて更なるローコスト化を図れ、全体とし
て、簡単な改良でありながら従来欠点の悉くを解消する
ことができる。
塗装の手段によるものであるから、セルの内面形状が如
何に複雑であっても、当該セルの内面を一挙に、かつ均
一に塗装処理することができ、勿論複数個のセルを一度
に塗装することも可能であり、而して、セルを鋳造製に
することに加えて更なるローコスト化を図れ、全体とし
て、簡単な改良でありながら従来欠点の悉くを解消する
ことができる。
すなわち、本願考案では、セルは縦断面略十字形状に
一体成形してあるが、本願考案で用いた電着塗装の技術
に代えて、従来用いているブラックテフロンコーティン
グの技術で、このようなセルの内面を塗装する場合に
は、テフロンコーティング処理が難しく、塗装に多くの
時間を費やすことになり、一体成形では無くて複数個に
分割したものを組み合わせる構成のセルの内面を塗装す
る場合でも、部品点数が多くなり、よってテフロンコー
ティング処理に費やす時間もさらに大になる。これに対
し、本願考案では、一体成形されているセルの内面を
「電気の力」で塗装するので、セルの内面形状が如何に
複雑であっても、当該セルの内面を一挙にかつ均一に塗
装処理することができ、したがって、テフロンコーティ
ング処理よりも遥に塗装に費やす時間を短縮できるとと
もに、迷光低減効果のバラツキを少なくできる。そのた
め、セル内面の着色手段として、電着塗装の技術を用い
ることはテフロンコテーィングの技術を用いるよりも産
業上、大変有利である。
一体成形してあるが、本願考案で用いた電着塗装の技術
に代えて、従来用いているブラックテフロンコーティン
グの技術で、このようなセルの内面を塗装する場合に
は、テフロンコーティング処理が難しく、塗装に多くの
時間を費やすことになり、一体成形では無くて複数個に
分割したものを組み合わせる構成のセルの内面を塗装す
る場合でも、部品点数が多くなり、よってテフロンコー
ティング処理に費やす時間もさらに大になる。これに対
し、本願考案では、一体成形されているセルの内面を
「電気の力」で塗装するので、セルの内面形状が如何に
複雑であっても、当該セルの内面を一挙にかつ均一に塗
装処理することができ、したがって、テフロンコーティ
ング処理よりも遥に塗装に費やす時間を短縮できるとと
もに、迷光低減効果のバラツキを少なくできる。そのた
め、セル内面の着色手段として、電着塗装の技術を用い
ることはテフロンコテーィングの技術を用いるよりも産
業上、大変有利である。
図面は本考案の一実施例を示す紫外線螢光分析計全体の
断面図である。 1……セル、5……螢光室、8……紫外線照射光源、11
……光源光量検出器、13……螢光検出器、21……ヒータ
ー。
断面図である。 1……セル、5……螢光室、8……紫外線照射光源、11
……光源光量検出器、13……螢光検出器、21……ヒータ
ー。
Claims (1)
- 【請求項1】螢光室を挟んで互いに相対応する位置のセ
ル内部に、紫外線照射光源と該光源の光量をモニターす
るための光源光量検出器とを配置すると共に、更に、前
記光源から光源光量検出器に至る光路に直交する方向の
セル内部に螢光検出器を設けて成る紫外線螢光分析計に
おいて、前記螢光室内の試料ガスを加熱するためのヒー
タを前記セルに設けると共に、該セルは、縦断面略十字
形状に一体成形してあり、さらに該セルの内面を電着塗
装の手段によって黒色に塗装してあることを特徴とする
紫外線螢光分析計。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987036254U JPH0725678Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 紫外線螢光分析計 |
EP19880103389 EP0281963B1 (en) | 1987-03-11 | 1988-03-04 | Ultraviolet fluorescent analyzer |
DE19883881722 DE3881722T2 (de) | 1987-03-11 | 1988-03-04 | Analysegerät für UV-Fluoreszenz. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987036254U JPH0725678Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 紫外線螢光分析計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142743U JPS63142743U (ja) | 1988-09-20 |
JPH0725678Y2 true JPH0725678Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=30846489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987036254U Expired - Lifetime JPH0725678Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 紫外線螢光分析計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725678Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6631041B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2020-01-15 | 株式会社島津製作所 | 酸素濃度測定装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4045679A (en) | 1976-05-27 | 1977-08-30 | W. R. Grace & Co. | Fluorescent gas analyzer |
US4260890A (en) | 1979-06-25 | 1981-04-07 | Monitor Labs, Incorporated | Fluorescent gas analyzer |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP1987036254U patent/JPH0725678Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4045679A (en) | 1976-05-27 | 1977-08-30 | W. R. Grace & Co. | Fluorescent gas analyzer |
US4260890A (en) | 1979-06-25 | 1981-04-07 | Monitor Labs, Incorporated | Fluorescent gas analyzer |
US4260890B1 (ja) | 1979-06-25 | 1989-06-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63142743U (ja) | 1988-09-20 |
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