JPH0725147A - 感熱記録シート - Google Patents
感熱記録シートInfo
- Publication number
- JPH0725147A JPH0725147A JP5172994A JP17299493A JPH0725147A JP H0725147 A JPH0725147 A JP H0725147A JP 5172994 A JP5172994 A JP 5172994A JP 17299493 A JP17299493 A JP 17299493A JP H0725147 A JPH0725147 A JP H0725147A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording sheet
- protective layer
- blocking agent
- inorganic pigment
- ultraviolet blocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/46—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography characterised by the light-to-heat converting means; characterised by the heat or radiation filtering or absorbing means or layers
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発色性が良好で、白紙部が光等で黄変しにく
く、発色時の耐スティッキング性、印刷適性共に優れた
感熱記録シートを提供する。 【構成】 支持体上に感熱記録層及び保護層を順次積層
した感熱記録シートにおいて、保護層中に紫外線遮断剤
を含有し、且つ紫外線遮断剤が、酸化セリウムを無機顔
料からなる核粒子の上に被覆し、更に該無機顔料と同一
又は異質の無機顔料で被覆した3層構造を有するもので
あることを特徴とする感熱記録シート。
く、発色時の耐スティッキング性、印刷適性共に優れた
感熱記録シートを提供する。 【構成】 支持体上に感熱記録層及び保護層を順次積層
した感熱記録シートにおいて、保護層中に紫外線遮断剤
を含有し、且つ紫外線遮断剤が、酸化セリウムを無機顔
料からなる核粒子の上に被覆し、更に該無機顔料と同一
又は異質の無機顔料で被覆した3層構造を有するもので
あることを特徴とする感熱記録シート。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録シートに関
し、更に詳しくは、光等により黄変しにくく、且つ感熱
発色性、耐スティッキング性並びに印刷適性に優れた感
熱記録シートに関するものである。
し、更に詳しくは、光等により黄変しにくく、且つ感熱
発色性、耐スティッキング性並びに印刷適性に優れた感
熱記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感熱記録方式は、熱による瞬
間的な化学反応により発色画像を得るものであり、装置
も小型で記録速度も速く、騒音、環境汚染、メインテナ
ンス問題も少なく、コストも安い等の利点が有り、ファ
クシミリ、ワープロやラベル用途等に応用が進んでい
る。しかしながら、通常用いられている染料前駆体、酸
性物質を発色成分とした感熱記録方式では、光等により
白紙部分が黄変する問題が発生し、特に、長期間の保存
が要求される場合や、屋外で使用される場合では改良が
望まれていた。
間的な化学反応により発色画像を得るものであり、装置
も小型で記録速度も速く、騒音、環境汚染、メインテナ
ンス問題も少なく、コストも安い等の利点が有り、ファ
クシミリ、ワープロやラベル用途等に応用が進んでい
る。しかしながら、通常用いられている染料前駆体、酸
性物質を発色成分とした感熱記録方式では、光等により
白紙部分が黄変する問題が発生し、特に、長期間の保存
が要求される場合や、屋外で使用される場合では改良が
望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発色性が良
好で、光等による黄変がしにくく、耐スティッキング性
並びに印刷適性に優れた感熱記録シートを提供すること
を目的とする。
好で、光等による黄変がしにくく、耐スティッキング性
並びに印刷適性に優れた感熱記録シートを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明の感熱記録
シートを発明するに至った。即ち、支持体上に感熱発色
層及び保護層を順次積層した感熱記録シートにおいて、
該保護層中に紫外線遮断剤を含有してなり、該紫外線遮
断剤が、無機顔料からなる核粒子に酸化セリウムを被覆
し、該酸化セリウム被覆面に該無機顔料と同一又は異質
の無機顔料を被覆した3層構造からなることを特徴とす
るものである。
問題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明の感熱記録
シートを発明するに至った。即ち、支持体上に感熱発色
層及び保護層を順次積層した感熱記録シートにおいて、
該保護層中に紫外線遮断剤を含有してなり、該紫外線遮
断剤が、無機顔料からなる核粒子に酸化セリウムを被覆
し、該酸化セリウム被覆面に該無機顔料と同一又は異質
の無機顔料を被覆した3層構造からなることを特徴とす
るものである。
【0005】本発明の感熱記録シートにおいて、紫外線
遮断剤が、平均粒子径0.3〜8μmであることを特徴
とするものである。
遮断剤が、平均粒子径0.3〜8μmであることを特徴
とするものである。
【0006】又、本発明の感熱記録シートにおいて、紫
外線遮断剤が、保護層中に全固型分の30〜80重量%
含有してなることを特徴とするものである。
外線遮断剤が、保護層中に全固型分の30〜80重量%
含有してなることを特徴とするものである。
【0007】更に、本発明の感熱記録シートにおいて、
紫外線遮断剤の核粒子及び無機顔料が、シリカであるこ
とを特徴とするものである。
紫外線遮断剤の核粒子及び無機顔料が、シリカであるこ
とを特徴とするものである。
【0008】本発明の紫外線遮断剤は、平均粒子径が
0.3〜8μmである時、良好な結果を得ることができ
る。ここで、紫外線遮断剤の平均粒子径が0.3μmよ
り小さい場合、凝集しやすくなり保護層塗工液の安定性
に劣る為、光黄変防止効果が得にくくなる。一方、8μ
mを超えて大きい場合、表面平滑性の問題から保護層の
塗工量を多くする必要が有り、熱による発色性が劣るよ
うになる他、保護層の空隙が多くなり紫外線遮断効果が
得られにくくなる。
0.3〜8μmである時、良好な結果を得ることができ
る。ここで、紫外線遮断剤の平均粒子径が0.3μmよ
り小さい場合、凝集しやすくなり保護層塗工液の安定性
に劣る為、光黄変防止効果が得にくくなる。一方、8μ
mを超えて大きい場合、表面平滑性の問題から保護層の
塗工量を多くする必要が有り、熱による発色性が劣るよ
うになる他、保護層の空隙が多くなり紫外線遮断効果が
得られにくくなる。
【0009】又、3層構造の紫外線遮断剤が保護層中に
全固型分の30重量%未満では、効果が出にくく、80
重量%を超えて多い場合には、保護層の強度が劣る。
全固型分の30重量%未満では、効果が出にくく、80
重量%を超えて多い場合には、保護層の強度が劣る。
【0010】従来より、紫外線遮断剤に相当するものに
ついては、有機系化合物からなる紫外線吸収剤が一般的
に用いられていた。例えば、有機系化合物からなる紫外
線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェ
ノン系等があり、これらは、長期の耐光黄変効果を得よ
うとする場合、多量の有機系化合物が必要であり、又、
熱発色時に熱ヘッドと感熱記録シートが粘着するため、
異常な音が発生したり、発色画像に白抜けが発生する、
所謂スティッキング現象が起こり、改善の必要があっ
た。又、無機の酸化セリウム単独では、それ自身がやや
黄色味を帯びていることに加えて、熱発色感度低下や感
熱記録シート印刷時の強度が劣るようになる。酸化亜鉛
や酸化チタンでは、不透明な白色であるため、熱発色濃
度が劣り、不鮮明な発色画像になる。
ついては、有機系化合物からなる紫外線吸収剤が一般的
に用いられていた。例えば、有機系化合物からなる紫外
線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェ
ノン系等があり、これらは、長期の耐光黄変効果を得よ
うとする場合、多量の有機系化合物が必要であり、又、
熱発色時に熱ヘッドと感熱記録シートが粘着するため、
異常な音が発生したり、発色画像に白抜けが発生する、
所謂スティッキング現象が起こり、改善の必要があっ
た。又、無機の酸化セリウム単独では、それ自身がやや
黄色味を帯びていることに加えて、熱発色感度低下や感
熱記録シート印刷時の強度が劣るようになる。酸化亜鉛
や酸化チタンでは、不透明な白色であるため、熱発色濃
度が劣り、不鮮明な発色画像になる。
【0011】本発明の保護層に用いる紫外線遮断剤は、
3層構造の核粒子として無機顔料を使用するものであ
る。例えば、無機顔料としては、シリカ、タルク、マイ
カ、カオリン、炭酸カルシウム等を挙げることができ
る。該核粒子には、その表面に酸化セリウムを被覆し、
2層目を形成させる。更に、最上層の3層目には、該核
粒子と同一又は異質の無機顔料を使用して被覆し、必要
に応じて熱処理し、3層構造を形成するものである。こ
こで、核粒子及び3層目の無機顔料として、シリカが可
視光の透過性に優れていることから、特に好ましく用い
られる。
3層構造の核粒子として無機顔料を使用するものであ
る。例えば、無機顔料としては、シリカ、タルク、マイ
カ、カオリン、炭酸カルシウム等を挙げることができ
る。該核粒子には、その表面に酸化セリウムを被覆し、
2層目を形成させる。更に、最上層の3層目には、該核
粒子と同一又は異質の無機顔料を使用して被覆し、必要
に応じて熱処理し、3層構造を形成するものである。こ
こで、核粒子及び3層目の無機顔料として、シリカが可
視光の透過性に優れていることから、特に好ましく用い
られる。
【0012】本発明の感熱記録シートにおいて、保護層
には、上記の紫外線遮断剤と共に、タルク、クレー、カ
オリン、焼成カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム等の無機顔料、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン樹脂等の有機顔料
を併用することも可能である。又、顔料用の各種分散
剤、消泡剤等も添加出来る。
には、上記の紫外線遮断剤と共に、タルク、クレー、カ
オリン、焼成カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム等の無機顔料、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ポリスチレン樹脂等の有機顔料
を併用することも可能である。又、顔料用の各種分散
剤、消泡剤等も添加出来る。
【0013】本発明の保護層に用いる結合剤としては、
スチレン−ブタジェン共重合体、メタクリル酸メチル−
ブタジェン共重合体、メタクリル酸メチル−スチレン−
ブタジェン共重合体、アクリルニトリル−ブタジェン共
重合体、スチレン重合体、イソプレン重合体、ブタジェ
ン重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、
アクリル酸エステル重合体、酢酸ビニル−エチレン共重
合体、ウレタン系重合体、塩化ビニル重合体、塩化ビニ
リデン重合体等の疎水性高分子又はそれらの誘導体、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ポリアクリルアミド、澱粉、カゼイ
ン、ゼラチン等の水溶性高分子又はそれらの誘導体が挙
げられる。特に、保護層には、軟化点200〜350℃
の化合物を用いた場合、発色時に感熱記録シート表面が
熱ヘッドに付着する現象、即ちスティッキング現象に対
して効果が大きいことから好ましい。中でも、コア−シ
ェル構造を有し、コア部はガラス転移温度が50℃以下
程度の比較的軟らかい高分子ラテックスで、シェル部は
ガラス転移温度が55℃以上程度の比較的硬高分子にな
る少なくとも1種類のビニル系単量体を主体に重合して
得られる軟化点200〜350℃のものが好ましく用い
られる。その理由は、コア部で、耐薬品性、耐可塑剤
性、接着強度、耐水性の向上に効果を有し、シェル部
で、耐スティッキング性の向上と共に、耐薬品性、耐可
塑剤性の向上にも効果を有するためと考えられる。
スチレン−ブタジェン共重合体、メタクリル酸メチル−
ブタジェン共重合体、メタクリル酸メチル−スチレン−
ブタジェン共重合体、アクリルニトリル−ブタジェン共
重合体、スチレン重合体、イソプレン重合体、ブタジェ
ン重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、
アクリル酸エステル重合体、酢酸ビニル−エチレン共重
合体、ウレタン系重合体、塩化ビニル重合体、塩化ビニ
リデン重合体等の疎水性高分子又はそれらの誘導体、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ポリアクリルアミド、澱粉、カゼイ
ン、ゼラチン等の水溶性高分子又はそれらの誘導体が挙
げられる。特に、保護層には、軟化点200〜350℃
の化合物を用いた場合、発色時に感熱記録シート表面が
熱ヘッドに付着する現象、即ちスティッキング現象に対
して効果が大きいことから好ましい。中でも、コア−シ
ェル構造を有し、コア部はガラス転移温度が50℃以下
程度の比較的軟らかい高分子ラテックスで、シェル部は
ガラス転移温度が55℃以上程度の比較的硬高分子にな
る少なくとも1種類のビニル系単量体を主体に重合して
得られる軟化点200〜350℃のものが好ましく用い
られる。その理由は、コア部で、耐薬品性、耐可塑剤
性、接着強度、耐水性の向上に効果を有し、シェル部
で、耐スティッキング性の向上と共に、耐薬品性、耐可
塑剤性の向上にも効果を有するためと考えられる。
【0014】更に、保護層には、疎水性高分子や水溶性
高分子と反応して耐水化させるホルムアルデヒド、ポリ
アミド−エピクロルヒドリン樹脂、メラミン樹脂、メラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ア
ンモニウム等の耐水化剤や、高級脂肪酸、高級脂肪酸ア
ミド、高級脂肪酸金属塩、パラフィンワックス、マイク
ロクリスタルワックス、カルナウバワックス等の滑剤、
消泡剤、界面活性剤等を添加出来る。
高分子と反応して耐水化させるホルムアルデヒド、ポリ
アミド−エピクロルヒドリン樹脂、メラミン樹脂、メラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ア
ンモニウム等の耐水化剤や、高級脂肪酸、高級脂肪酸ア
ミド、高級脂肪酸金属塩、パラフィンワックス、マイク
ロクリスタルワックス、カルナウバワックス等の滑剤、
消泡剤、界面活性剤等を添加出来る。
【0015】保護層の塗工量としては、1〜10g/m
2が好ましく、少なくとも1層以上を塗工するものであ
る。ここで、塗工量が多すぎると発色性が劣り、塗工量
が少ないと均一な層が得られず保護層としての効果が得
にくくなる。
2が好ましく、少なくとも1層以上を塗工するものであ
る。ここで、塗工量が多すぎると発色性が劣り、塗工量
が少ないと均一な層が得られず保護層としての効果が得
にくくなる。
【0016】本発明の感熱発色層には、無色又は淡色の
染料前駆体と酸性物質の発色系の各化合物、芳香族イソ
シアネート化合物とイミノ化合物の発色系の各化合物、
並びに結合剤等、従来公知の各種化合物を使用すること
ができる。
染料前駆体と酸性物質の発色系の各化合物、芳香族イソ
シアネート化合物とイミノ化合物の発色系の各化合物、
並びに結合剤等、従来公知の各種化合物を使用すること
ができる。
【0017】染料前駆体としては、クリスタルバイオレ
ットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチル
アニリノフルオラン、2−(N−フェニル−N−エチ
ル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−メチルシクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン等が挙げられる。
ットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチル
アニリノフルオラン、2−(N−フェニル−N−エチ
ル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−メチルシクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン等が挙げられる。
【0018】酸性物質としては、4,4’−イソプロピ
リデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−クロルフェノール)、4,4’−イソプロピリデ
ンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4,
4’−セカンダリーブチリデンジフェノール、4,4’
−(1−メチル−ノルマルヘキシリデン)ジフェノー
ル、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノ
ール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、フェニル
−4−ヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシアセト
フェノン、サリチリ酸アニリド、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデン
ビス(2ーメチルフェノール)、4,4’−ベンジリデ
ンジフェノール、4,4’−チオビス(6−ターシアリ
ーブチル−3−メチルフェノール)、、4,4’−イソ
プロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4’
−エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−
シクロヘキシリデンビス(2−イソプロピルフェノー
ル)、2,2’−ジヒドロキシジフェニルプロパン、
2,2’−メチレンビス(4ークロロフェノール)、
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェノ
ール)−シクロヘキサン、2,2’−ビス(4’−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ノボラック型フェノール樹
脂、ハロゲン化ノボラック型フェノール樹脂、α−ナフ
トール、β−ナフトール、3,5−ジ−t−ブチルサリ
チル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、
3−メチル−5−t−ブチルサリチル酸、フタル酸モノ
アニリドパラエトキシ安息香酸、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4’−イソプ
ロピルオキシジフェニルスルフォン、ジ−(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン、2,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフォン、パラベンジルオキシ
安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸ベンジルエステルが
挙げられる。
リデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−クロルフェノール)、4,4’−イソプロピリデ
ンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4,
4’−セカンダリーブチリデンジフェノール、4,4’
−(1−メチル−ノルマルヘキシリデン)ジフェノー
ル、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノ
ール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、フェニル
−4−ヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシアセト
フェノン、サリチリ酸アニリド、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデン
ビス(2ーメチルフェノール)、4,4’−ベンジリデ
ンジフェノール、4,4’−チオビス(6−ターシアリ
ーブチル−3−メチルフェノール)、、4,4’−イソ
プロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4’
−エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−
シクロヘキシリデンビス(2−イソプロピルフェノー
ル)、2,2’−ジヒドロキシジフェニルプロパン、
2,2’−メチレンビス(4ークロロフェノール)、
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェノ
ール)−シクロヘキサン、2,2’−ビス(4’−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ノボラック型フェノール樹
脂、ハロゲン化ノボラック型フェノール樹脂、α−ナフ
トール、β−ナフトール、3,5−ジ−t−ブチルサリ
チル酸、3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、
3−メチル−5−t−ブチルサリチル酸、フタル酸モノ
アニリドパラエトキシ安息香酸、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4’−イソプ
ロピルオキシジフェニルスルフォン、ジ−(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルフォン、2,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフォン、パラベンジルオキシ
安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸ベンジルエステルが
挙げられる。
【0019】芳香族イソシアネート化合物としては、
2,6−ジクロロフェニルイソシアネート、p−クロロ
フェニルイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,
3−ジメチルベンゼン−4,6−ジイソシアネート、
1,4−ジメチルベンゼン−2,5−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,5−ジイシシアネー
ト、1−エトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネー
ト、ナフタリン−1,4−ジイソシアネート、ナフタリ
ン−1,5−ジイソシアネート、ナフタレン−1,3,
7−トリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4’−
トリイソシアネート、4,4’,4”−トリイソシアネ
ート−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン、p−ジ
メチルアミノフェニルイソシアネート等が挙げられる。
これらのイソシアネート基は、必要に応じてフェノール
類、ラクタム類、オキシム類等との付加化合物である、
所謂ブロックイソシアネートの形態で用いてもよく、
又、ジイソシアネートの形態で用いてもよいが、イソシ
アネート基が全てブロック化されている場合は、効果が
現れない場合がある。
2,6−ジクロロフェニルイソシアネート、p−クロロ
フェニルイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,
3−ジメチルベンゼン−4,6−ジイソシアネート、
1,4−ジメチルベンゼン−2,5−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,5−ジイシシアネー
ト、1−エトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネー
ト、ナフタリン−1,4−ジイソシアネート、ナフタリ
ン−1,5−ジイソシアネート、ナフタレン−1,3,
7−トリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4’−
トリイソシアネート、4,4’,4”−トリイソシアネ
ート−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン、p−ジ
メチルアミノフェニルイソシアネート等が挙げられる。
これらのイソシアネート基は、必要に応じてフェノール
類、ラクタム類、オキシム類等との付加化合物である、
所謂ブロックイソシアネートの形態で用いてもよく、
又、ジイソシアネートの形態で用いてもよいが、イソシ
アネート基が全てブロック化されている場合は、効果が
現れない場合がある。
【0020】イミノ化合物としては、3−イミノインド
リン−1−オン、3−イミノ−4,5,6,7−テトラ
クロロイソインドリン−1−オン、3−イミノ−4,
5,6,7−テトラブロモインドリン−1−オン、3−
イミノ−4,5,6,7−テトラフルオロイソインドリ
ン−1−オン、3−イミノ−5,6−ジクロロイソイン
ドリン−1−オン、3−イミノ−4,5,7−トリクロ
ロ−6−メトキシ−イソインドリン−1−オン、1−エ
トキシ−3−イミノイソインドリン、1,3−ジイミノ
イソインドリン、1,3−ジイミノ−4,5,6,7−
テトラクロロインドリン、1,3−ジイミノ−6−メト
キシイソインドリン、1,3−ジイミノ−6−シアノイ
ソインドリン、1,3−ジイミノ−4,7−ジチアゾリ
ル−5,5,6,6−テトラヒウドロイソインドリン、
1−イミノナフタル酸イミド、1−イミノジフェン酸イ
ミド、1−(5’,6’−ジクロロベンゾチアゾリル−
2’−イミノ)−3−イミノイソインドリン、1−
(6’−メチルベンゾチアゾリル−2’−イミノ)−3
−イミノイソインドリン、3−イミノ−1−スルホ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−6−クロロ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−5−ブロモナフ
トエ酸イミド、3−イミノ−2−メチル−4,5,6,
7−テトラクロロイソインドリン−1−オン等が挙げら
れる。
リン−1−オン、3−イミノ−4,5,6,7−テトラ
クロロイソインドリン−1−オン、3−イミノ−4,
5,6,7−テトラブロモインドリン−1−オン、3−
イミノ−4,5,6,7−テトラフルオロイソインドリ
ン−1−オン、3−イミノ−5,6−ジクロロイソイン
ドリン−1−オン、3−イミノ−4,5,7−トリクロ
ロ−6−メトキシ−イソインドリン−1−オン、1−エ
トキシ−3−イミノイソインドリン、1,3−ジイミノ
イソインドリン、1,3−ジイミノ−4,5,6,7−
テトラクロロインドリン、1,3−ジイミノ−6−メト
キシイソインドリン、1,3−ジイミノ−6−シアノイ
ソインドリン、1,3−ジイミノ−4,7−ジチアゾリ
ル−5,5,6,6−テトラヒウドロイソインドリン、
1−イミノナフタル酸イミド、1−イミノジフェン酸イ
ミド、1−(5’,6’−ジクロロベンゾチアゾリル−
2’−イミノ)−3−イミノイソインドリン、1−
(6’−メチルベンゾチアゾリル−2’−イミノ)−3
−イミノイソインドリン、3−イミノ−1−スルホ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−6−クロロ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−5−ブロモナフ
トエ酸イミド、3−イミノ−2−メチル−4,5,6,
7−テトラクロロイソインドリン−1−オン等が挙げら
れる。
【0021】結合剤としては、酸化澱粉、リン酸エステ
ル化澱粉、エーテル化澱粉等の澱粉類、ヒドロキシエチ
ルセルロース、メチレンセルロース、ポリビニルアルコ
ール、スチレンーアクリル、ポリアクリルアミド、カル
ボキシメチルセルロース、アラビアゴム、カゼイン等の
水溶性結合剤又はそれらの誘導体、スチレンーブタジェ
ン共重合体、アクリル酸エステル系重合体等の疎水性高
分子類が使用される。
ル化澱粉、エーテル化澱粉等の澱粉類、ヒドロキシエチ
ルセルロース、メチレンセルロース、ポリビニルアルコ
ール、スチレンーアクリル、ポリアクリルアミド、カル
ボキシメチルセルロース、アラビアゴム、カゼイン等の
水溶性結合剤又はそれらの誘導体、スチレンーブタジェ
ン共重合体、アクリル酸エステル系重合体等の疎水性高
分子類が使用される。
【0022】感熱発色層に使用される顔料としては、ケ
イソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸
化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素ーホルマリン樹脂
等が挙げられる。その他、添加剤としては、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属
塩、ステアリン酸アミド、パラフィン、酸化パラフィ
ン、ポリエチレン、酸化ポリエチレン等のワックス類、
ジオクチルスルホコハク酸塩等の湿潤剤、ベンゾフェノ
ン系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、保存性
向上剤、更に界面活性剤、蛍光染料等が用いられる。
イソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸
化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素ーホルマリン樹脂
等が挙げられる。その他、添加剤としては、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属
塩、ステアリン酸アミド、パラフィン、酸化パラフィ
ン、ポリエチレン、酸化ポリエチレン等のワックス類、
ジオクチルスルホコハク酸塩等の湿潤剤、ベンゾフェノ
ン系、ベンゾトリアゾール系等の紫外線吸収剤、保存性
向上剤、更に界面活性剤、蛍光染料等が用いられる。
【0023】本発明に用いられる支持体としては、紙が
用いられるが、合成紙、金属箔、ポリエチレン等による
ラミネート紙、ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ム、等を単独或はそれらを組み合わせたシートを用いる
ことも出来る。支持体は、感熱発色層を設ける前に発色
性の向上、印字時のカスのヘッド付着防止のために、結
合剤と顔料を主体の下塗り層を設けても良い。顔料とし
ては、カオリン、シリカ、クレー、焼成カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネ
シウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸アルミニウム、
ポリスチレン樹脂、ポリアクリル樹脂、メラミン樹脂、
尿素樹脂等が挙げられるが、特に高吸油性のものが好ま
しい。結合剤としては、上記保護層に用いられるものと
同一のものが使用できる。
用いられるが、合成紙、金属箔、ポリエチレン等による
ラミネート紙、ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ム、等を単独或はそれらを組み合わせたシートを用いる
ことも出来る。支持体は、感熱発色層を設ける前に発色
性の向上、印字時のカスのヘッド付着防止のために、結
合剤と顔料を主体の下塗り層を設けても良い。顔料とし
ては、カオリン、シリカ、クレー、焼成カオリン、タル
ク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネ
シウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸アルミニウム、
ポリスチレン樹脂、ポリアクリル樹脂、メラミン樹脂、
尿素樹脂等が挙げられるが、特に高吸油性のものが好ま
しい。結合剤としては、上記保護層に用いられるものと
同一のものが使用できる。
【0024】下塗り層、感熱発色層、保護層の塗工に用
いられる装置としては、エアーナイフコーター、グラビ
アコーター、ロールコーター、ロッドコーター、カーテ
ンコーター、ダイコーター、リップコーター、ブレード
コーター等が挙げられる。特に、感熱記録層と支持体と
の間の下塗り層を設ける場合には、紙の抄紙工程で使用
されるサイズプレス装置、ゲートロール装置等も用いる
ことができる。又、オフセット、シルクスクリーン等の
印刷法も用いられる。更に、塗工後、表面平滑性を改良
するために、マシンカレンダー、スーパーカレンダー、
グロスカレンダー、ブラッシング等が利用される。尚、
剥離ラベルとして使用する場合は、支持体の裏面に粘着
剤層と剥離紙を貼付するが、粘着剤としては、スチレン
−ブタジェン系高分子、アクリル酸エステル系高分子等
が使用できる。
いられる装置としては、エアーナイフコーター、グラビ
アコーター、ロールコーター、ロッドコーター、カーテ
ンコーター、ダイコーター、リップコーター、ブレード
コーター等が挙げられる。特に、感熱記録層と支持体と
の間の下塗り層を設ける場合には、紙の抄紙工程で使用
されるサイズプレス装置、ゲートロール装置等も用いる
ことができる。又、オフセット、シルクスクリーン等の
印刷法も用いられる。更に、塗工後、表面平滑性を改良
するために、マシンカレンダー、スーパーカレンダー、
グロスカレンダー、ブラッシング等が利用される。尚、
剥離ラベルとして使用する場合は、支持体の裏面に粘着
剤層と剥離紙を貼付するが、粘着剤としては、スチレン
−ブタジェン系高分子、アクリル酸エステル系高分子等
が使用できる。
【0025】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の部、及び%は重量部、及び重量%を示
す。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の部、及び%は重量部、及び重量%を示
す。
【0026】実施例1 [下塗り層塗液(A)の作製] 焼成カオリン(エンゲルハード社製、アンシレックス90) 100部 スチレン−ブタジェン系ラテックス 25部 リン酸エステル変性澱粉 5部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度45%の
下塗り層塗液を作製した。 [感熱発色層塗液の作製] (B)液の調製 3ージブチルアミノー6ーメチルー7ーアニリノフルオラン(固形) 12部 10%ホ゜リヒ゛ニルアルコール水溶液(日本合成化学社製、NM11)(固形1.8部) 18部 水 30部 (C)液の調製 4,4’ーイソプロピリデンジフェノール (固形) 40部 ステアリン酸アミド (固形) 20部 ステアリン酸亜鉛 (固形) 20部 10%ホ゜リヒ゛ニルアルコール水溶液(NM11) (固形5部) 50部 水 100部 (B)液と(C)液を別々にサンドグラインダーにて平
均粒子径が約2μとなるまで分散し、次の配合で感熱層
塗液を調製した。 炭酸カルシウム(白石工業製、Brt15) (固形) 8部 (C)液 30部 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) 40部 (B)液 12部 水 100部
下塗り層塗液を作製した。 [感熱発色層塗液の作製] (B)液の調製 3ージブチルアミノー6ーメチルー7ーアニリノフルオラン(固形) 12部 10%ホ゜リヒ゛ニルアルコール水溶液(日本合成化学社製、NM11)(固形1.8部) 18部 水 30部 (C)液の調製 4,4’ーイソプロピリデンジフェノール (固形) 40部 ステアリン酸アミド (固形) 20部 ステアリン酸亜鉛 (固形) 20部 10%ホ゜リヒ゛ニルアルコール水溶液(NM11) (固形5部) 50部 水 100部 (B)液と(C)液を別々にサンドグラインダーにて平
均粒子径が約2μとなるまで分散し、次の配合で感熱層
塗液を調製した。 炭酸カルシウム(白石工業製、Brt15) (固形) 8部 (C)液 30部 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) 40部 (B)液 12部 水 100部
【0027】[保護層塗液(D)の作製]コア部の高分
子ラテックスのガラス転移温度が10℃で、シェル部の
ガラス転移温度が80℃で軟化点が235℃の疎水性高
分子(L)を用いた次の配合で保護層塗液(D)を調製
した。 20%疎水性高分子(L)水分散液(固形) 58部 紫外線遮断剤(日本無機化学工業社製、S-3018、平均粒径1.9μm、核粒子及 び最外層の無機顔料共にシリカ。酸化セリウム含有率30%) 40部 20%ステアリン酸亜鉛分散液(固形) 2部 水 50部
子ラテックスのガラス転移温度が10℃で、シェル部の
ガラス転移温度が80℃で軟化点が235℃の疎水性高
分子(L)を用いた次の配合で保護層塗液(D)を調製
した。 20%疎水性高分子(L)水分散液(固形) 58部 紫外線遮断剤(日本無機化学工業社製、S-3018、平均粒径1.9μm、核粒子及 び最外層の無機顔料共にシリカ。酸化セリウム含有率30%) 40部 20%ステアリン酸亜鉛分散液(固形) 2部 水 50部
【0028】坪量60g/m2の紙の片面に、下塗り層
塗液(A)を固形で6g/m2塗工、乾燥後感熱記録層
塗液を固形で5g/m2塗工、 乾燥後保護層塗液(D)
を固形で3g/m2塗工、乾燥後スーパーカレンダー処
理して、本発明の感熱記録シートを得た。
塗液(A)を固形で6g/m2塗工、乾燥後感熱記録層
塗液を固形で5g/m2塗工、 乾燥後保護層塗液(D)
を固形で3g/m2塗工、乾燥後スーパーカレンダー処
理して、本発明の感熱記録シートを得た。
【0029】実施例2 実施例1の保護層塗液(D)の代わりに保護層塗液
(E)を用いた以外は同様にして、本発明の感熱記録シ
ートを得た。 [保護層塗液(E)の作製] 20%疎水性高分子(L)水分散液 (固形) 28部 紫外線遮断剤(日本無機化学工業社製、S−3018) 70部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 水 50部
(E)を用いた以外は同様にして、本発明の感熱記録シ
ートを得た。 [保護層塗液(E)の作製] 20%疎水性高分子(L)水分散液 (固形) 28部 紫外線遮断剤(日本無機化学工業社製、S−3018) 70部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 水 50部
【0030】実施例3 実施例1の保護層塗液(D)で用いる紫外線遮断剤S−
3018をT−2018(日本無機化学工業社製、平均
粒径7.8μmで、核粒子がタルク、最外層の無機顔料
がシリカ。酸化セリウム含有率20%)に代えて、保護
層塗液(F)を作製し、塗工量を8g/m2にした以外
は同様にして、本発明の感熱記録シートを得た。
3018をT−2018(日本無機化学工業社製、平均
粒径7.8μmで、核粒子がタルク、最外層の無機顔料
がシリカ。酸化セリウム含有率20%)に代えて、保護
層塗液(F)を作製し、塗工量を8g/m2にした以外
は同様にして、本発明の感熱記録シートを得た。
【0031】実施例4 実施例1の保護層塗液(D)の代わりに保護層塗液
(G)を用いた以外は同様にして感熱記録シートを得
た。 [保護層塗液(G)の作製] 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) (固形) 38部 紫外線遮断剤(S−3018の微粒品、平均粒径1.2μ、核粒子及び最外層の 無機顔料共にシリカ、酸化セリウム含有率30%) 60部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度15%の
保護層塗液を作製した。
(G)を用いた以外は同様にして感熱記録シートを得
た。 [保護層塗液(G)の作製] 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) (固形) 38部 紫外線遮断剤(S−3018の微粒品、平均粒径1.2μ、核粒子及び最外層の 無機顔料共にシリカ、酸化セリウム含有率30%) 60部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度15%の
保護層塗液を作製した。
【0032】比較例1 実施例1の保護層塗液(D)の代わりに保護層塗液
(H)を用いた以外は同様にして、感熱記録シートを得
た。 [保護層塗液(H)の作製] 酸化セリウム(平均粒子径、2μm) 30部 疎水性高分子(L)水分散液 (固形) 68部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度15%の
保護層塗液を作製した。
(H)を用いた以外は同様にして、感熱記録シートを得
た。 [保護層塗液(H)の作製] 酸化セリウム(平均粒子径、2μm) 30部 疎水性高分子(L)水分散液 (固形) 68部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度15%の
保護層塗液を作製した。
【0033】比較例2 実施例1の保護層塗液(D)の代わりに保護層塗液
(I)を用いた以外は同様にして、感熱記録シートを得
た。 [保護層塗液(I)の作製] ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チハ゛カ゛イキ゛ー社製、チヌヒ゛ンP) 30部 疎水性高分子(L)水分散液(固形) 68部 20%ステアリン酸亜鉛分散液(固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度25%の
保護層塗液を作製した。
(I)を用いた以外は同様にして、感熱記録シートを得
た。 [保護層塗液(I)の作製] ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チハ゛カ゛イキ゛ー社製、チヌヒ゛ンP) 30部 疎水性高分子(L)水分散液(固形) 68部 20%ステアリン酸亜鉛分散液(固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度25%の
保護層塗液を作製した。
【0034】比較例3 実施例1の保護層塗液(D)の代わりに保護層塗液
(J)を用いた以外は同様にして、感熱記録シートを得
た。 保護層塗液(J) 酸化亜鉛(本荘ケミカル製、亜鉛華3号) 40部 疎水性高分子(L)水分散液 (固形) 58部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度25%の
保護層塗液を作製した。
(J)を用いた以外は同様にして、感熱記録シートを得
た。 保護層塗液(J) 酸化亜鉛(本荘ケミカル製、亜鉛華3号) 40部 疎水性高分子(L)水分散液 (固形) 58部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 (固形) 2部 以上の配合に、水を加えて攪拌し、固形分濃度25%の
保護層塗液を作製した。
【0035】以上、実施例1〜4及び比較例1〜3で得
られた感熱記録シートを、以下の方法で評価し、評価結
果を表1に示す。尚、ガラス転移温度及び軟化点は、示
差熱分析装置、示差走査熱量測定装置にて測定した。
又、体積平均粒子径は、コールターカウンターで測定
し、電子顕微鏡にて確認した。 耐光黄変性:フェードメーター(カーボンアーク灯)に
て、12時間処理したシートを目視で評価した。黄変無
しを○、やや黄変有りを△、黄変大を×とした。 感熱発色性とスティッキング性:大倉電機製発色テスト
機でヘッド抵抗2800オームの熱ヘッドを用い、パル
ス巾1.2msecで発色させ、発色濃度をマクベス型
反射濃度計で測定した。数字の大きい程発色濃度が高い
ことを示す。又、発色時の音でスティッキング性を評価
した。音無しを○、やや音有りを△、音が大を×とし
た。 印刷適性:RI印刷機(明製作所製)にて、オフセット
用インキで印刷し、塗工層のはがれ(ピッキング)の程
度で評価した。ピッキングの発生無しを○、ややピッキ
ングの傾向ありを△、ピッキングが発生するを×とし
た。
られた感熱記録シートを、以下の方法で評価し、評価結
果を表1に示す。尚、ガラス転移温度及び軟化点は、示
差熱分析装置、示差走査熱量測定装置にて測定した。
又、体積平均粒子径は、コールターカウンターで測定
し、電子顕微鏡にて確認した。 耐光黄変性:フェードメーター(カーボンアーク灯)に
て、12時間処理したシートを目視で評価した。黄変無
しを○、やや黄変有りを△、黄変大を×とした。 感熱発色性とスティッキング性:大倉電機製発色テスト
機でヘッド抵抗2800オームの熱ヘッドを用い、パル
ス巾1.2msecで発色させ、発色濃度をマクベス型
反射濃度計で測定した。数字の大きい程発色濃度が高い
ことを示す。又、発色時の音でスティッキング性を評価
した。音無しを○、やや音有りを△、音が大を×とし
た。 印刷適性:RI印刷機(明製作所製)にて、オフセット
用インキで印刷し、塗工層のはがれ(ピッキング)の程
度で評価した。ピッキングの発生無しを○、ややピッキ
ングの傾向ありを△、ピッキングが発生するを×とし
た。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の感熱記録シートは、感熱発色層
上の保護層中に、特定な構造を有する紫外線遮断剤を含
有させることにより、感熱発色性が良好で、白紙部が光
等で黄変しにくく、発色時の耐スティッキング性、印刷
適性共に優れた特徴を持つ。
上の保護層中に、特定な構造を有する紫外線遮断剤を含
有させることにより、感熱発色性が良好で、白紙部が光
等で黄変しにくく、発色時の耐スティッキング性、印刷
適性共に優れた特徴を持つ。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に感熱発色層及び保護層を順次
積層した感熱記録シートにおいて、該保護層中に紫外線
遮断剤を含有してなり、該紫外線遮断剤が、無機顔料か
らなる核粒子に酸化セリウムを被覆し、該酸化セリウム
被覆面に該無機顔料と同一又は異質の無機顔料を被覆し
た3層構造からなることを特徴とする感熱記録シート。 - 【請求項2】 紫外線遮断剤が、平均粒子径0.3〜8
μmであることを特徴とする請求項1記載の感熱記録シ
ート。 - 【請求項3】 紫外線遮断剤が、保護層中に全固型分の
30〜80重量%含有してなることを特徴とする請求項
1又は2記載の感熱記録シート。 - 【請求項4】 紫外線遮断剤の核粒子及び無機顔料が、
シリカであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の感熱記録シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172994A JPH0725147A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 感熱記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172994A JPH0725147A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 感熱記録シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725147A true JPH0725147A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15952218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5172994A Pending JPH0725147A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 感熱記録シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725147A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0767074A3 (en) * | 1995-10-05 | 1998-01-07 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | A thermal recording medium |
JP2001096917A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-10 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 感熱記録体 |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP5172994A patent/JPH0725147A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0767074A3 (en) * | 1995-10-05 | 1998-01-07 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | A thermal recording medium |
JP2001096917A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-10 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 感熱記録体 |
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