JPH07245902A - マイクロモータ - Google Patents
マイクロモータInfo
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- JPH07245902A JPH07245902A JP6065492A JP6549294A JPH07245902A JP H07245902 A JPH07245902 A JP H07245902A JP 6065492 A JP6065492 A JP 6065492A JP 6549294 A JP6549294 A JP 6549294A JP H07245902 A JPH07245902 A JP H07245902A
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- Japan
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- bearing
- shaft
- bearing bush
- rotor
- cylindrical portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷力を考慮した構造を提供し、モータの振
動をできるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現す
ることによって記録用媒体に対する記録密度を高めるこ
とができるマイクロモータを提供する。 【構成】 基板21に設けられた円筒状のベアリングブ
ッシュ22と、ベアリングブッシュ22の内側に一対の
軸受23,24を介して回転自在に支持されたシャフト
25と、シャフト25に固定されたロータ26と、ロー
タ26の内周壁部内面に取付けられた環状のロータマグ
ネット28と、ベアリングブッシュ22の外側にロータ
マグネットに対向して配設されたステータ27とを具備
し、軸受23の外径を他方の軸受24の外径よりも大き
く形成し、ベアリングブッシュ22の内周部に前記負荷
側がこれと反対側より大径となる段部22aを設け、一
方の軸受23を段部22aによって位置決めする。
動をできるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現す
ることによって記録用媒体に対する記録密度を高めるこ
とができるマイクロモータを提供する。 【構成】 基板21に設けられた円筒状のベアリングブ
ッシュ22と、ベアリングブッシュ22の内側に一対の
軸受23,24を介して回転自在に支持されたシャフト
25と、シャフト25に固定されたロータ26と、ロー
タ26の内周壁部内面に取付けられた環状のロータマグ
ネット28と、ベアリングブッシュ22の外側にロータ
マグネットに対向して配設されたステータ27とを具備
し、軸受23の外径を他方の軸受24の外径よりも大き
く形成し、ベアリングブッシュ22の内周部に前記負荷
側がこれと反対側より大径となる段部22aを設け、一
方の軸受23を段部22aによって位置決めする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として光ディスク、
CD−ROM等のOA機器やAV機器、車載用電装機器
等に好適なマイクロモータに関する。
CD−ROM等のOA機器やAV機器、車載用電装機器
等に好適なマイクロモータに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、CD−ROM等を回転駆動
するための従来のマイクロモータについて、図3を用い
て説明する。図3は従来のマイクロモータを示す断面図
である。
するための従来のマイクロモータについて、図3を用い
て説明する。図3は従来のマイクロモータを示す断面図
である。
【0003】図3において、基板1に固定されたほぼ円
筒状のベアリングブッシュ2には上部より一方のスリー
ブ軸受3が内嵌され、下部より他方のスリーブ軸受4が
内嵌され、それぞれベアリングブッシュ2の中間部内周
の段部によって位置が規定される。スリーブ軸受3,4
を介してシャフト5が回転自在に支持されている。シャ
フト5の上部には略碗形のロータ6が圧入により固定さ
れ、シャフト5と共に回転するようになっている。ロー
タ6と上部スリーブ軸受3との間にはロータ6の円滑な
回転を確保するために、例えば、ポリスライダー等の潤
滑性の樹脂で形成されたワッシャ9が介装されている。
シャフト5の下端にはワッシャ12と抜け止めブッシュ
10が装着され、シャフト5の抜けを防止している。シ
ャフト5の上端部には、図外のターンテーブルが取り付
けられ、光ディスクやCD−ROM等の記録用媒体が載
置されるようになっている。
筒状のベアリングブッシュ2には上部より一方のスリー
ブ軸受3が内嵌され、下部より他方のスリーブ軸受4が
内嵌され、それぞれベアリングブッシュ2の中間部内周
の段部によって位置が規定される。スリーブ軸受3,4
を介してシャフト5が回転自在に支持されている。シャ
フト5の上部には略碗形のロータ6が圧入により固定さ
れ、シャフト5と共に回転するようになっている。ロー
タ6と上部スリーブ軸受3との間にはロータ6の円滑な
回転を確保するために、例えば、ポリスライダー等の潤
滑性の樹脂で形成されたワッシャ9が介装されている。
シャフト5の下端にはワッシャ12と抜け止めブッシュ
10が装着され、シャフト5の抜けを防止している。シ
ャフト5の上端部には、図外のターンテーブルが取り付
けられ、光ディスクやCD−ROM等の記録用媒体が載
置されるようになっている。
【0004】ベアリングブッシュ2の外周部には段部が
設けられ、ステータ7がベアリングブッシュ2の外周に
外嵌され、段部によって位置決めされ、ロータマグネッ
ト8に対向するようになっている。ベアリングブッシュ
2の下端部には、スリーブ軸受3,4に含浸された潤滑
油等がモータ外部へ飛散することを防止するため、キャ
ップ11が配設されている。
設けられ、ステータ7がベアリングブッシュ2の外周に
外嵌され、段部によって位置決めされ、ロータマグネッ
ト8に対向するようになっている。ベアリングブッシュ
2の下端部には、スリーブ軸受3,4に含浸された潤滑
油等がモータ外部へ飛散することを防止するため、キャ
ップ11が配設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】OA機器、AV機器、
車載用電装機器等は、益々小型化、高性能化が求められ
ている。とりわけ、光ディスク、CD−ROM等のOA
機器等は小型化が図られると共に、記憶容量の大容量化
並びに高密度化が図られる。それらに組み込まれるマイ
クロモータについても高性能化が求められてくる。従っ
て、記憶容量の大容量化の要請に応えるには、モータの
振動をできるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現
することによって、記録用媒体に対する記録密度を高め
ることが必要となってくる。
車載用電装機器等は、益々小型化、高性能化が求められ
ている。とりわけ、光ディスク、CD−ROM等のOA
機器等は小型化が図られると共に、記憶容量の大容量化
並びに高密度化が図られる。それらに組み込まれるマイ
クロモータについても高性能化が求められてくる。従っ
て、記憶容量の大容量化の要請に応えるには、モータの
振動をできるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現
することによって、記録用媒体に対する記録密度を高め
ることが必要となってくる。
【0006】しかしながら、前述した従来のマイクロモ
ータにあっては、シャフト5の回転を支持することのみ
に重点がおかれている構造であり、実際にマイクロモー
タを機器に取り付けた際にシャフト5の上端部に負荷力
が集中することに対しては何ら対策が施されていない。
この結果、シャフト5の上端部に負荷力が集中して作用
することによりシャフト5に径方向の振れが生じやす
く、がたや振動を発生する要因になっていた。
ータにあっては、シャフト5の回転を支持することのみ
に重点がおかれている構造であり、実際にマイクロモー
タを機器に取り付けた際にシャフト5の上端部に負荷力
が集中することに対しては何ら対策が施されていない。
この結果、シャフト5の上端部に負荷力が集中して作用
することによりシャフト5に径方向の振れが生じやす
く、がたや振動を発生する要因になっていた。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、負荷力を考慮した構造を提供し、モータの振動を
できるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現するこ
とによって、記録用媒体に対する記録密度を高めること
にある。
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、負荷力を考慮した構造を提供し、モータの振動を
できるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現するこ
とによって、記録用媒体に対する記録密度を高めること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るマイクロモータは、基板に設けられた
円筒状のベアリングブッシュと、該ベアリングブッシュ
の内側に一対の軸受を介して回転自在に支持されたシャ
フトと、該シャフトに固定されたロータと、該ロータの
周壁部内面に取付けられた環状のロータマグネットと、
前記ベアリングブッシュの外側に前記ロータマグネット
に対向して配設されたステータと、を具備したマイクロ
モータにおいて、前記ベアリングブッシュの外周に装着
された基板を有し、前記両軸受のうち、前記シャフトに
連結される負荷側の一方の軸受の外径を他方の軸受の外
径よりも大きく形成する。
に、本発明に係るマイクロモータは、基板に設けられた
円筒状のベアリングブッシュと、該ベアリングブッシュ
の内側に一対の軸受を介して回転自在に支持されたシャ
フトと、該シャフトに固定されたロータと、該ロータの
周壁部内面に取付けられた環状のロータマグネットと、
前記ベアリングブッシュの外側に前記ロータマグネット
に対向して配設されたステータと、を具備したマイクロ
モータにおいて、前記ベアリングブッシュの外周に装着
された基板を有し、前記両軸受のうち、前記シャフトに
連結される負荷側の一方の軸受の外径を他方の軸受の外
径よりも大きく形成する。
【0009】この場合、前記ベアリングブッシュの内周
部に前記負荷側がこれとの反対側より大径となる段部を
設け、前記一方の軸受を前記段部によって位置決めする
ことが望ましい。
部に前記負荷側がこれとの反対側より大径となる段部を
設け、前記一方の軸受を前記段部によって位置決めする
ことが望ましい。
【0010】また、前記ベアリングブッシュは前記基板
のプレス加工により一体成形され、該ベアリングブッシ
ュは基部側の大円筒部と先端部側の小円筒部とを有し、
前記大円筒部の内側に前記一方の軸受が内嵌され、前記
小円筒部の内側に前記他方の軸受を内嵌することもでき
る。
のプレス加工により一体成形され、該ベアリングブッシ
ュは基部側の大円筒部と先端部側の小円筒部とを有し、
前記大円筒部の内側に前記一方の軸受が内嵌され、前記
小円筒部の内側に前記他方の軸受を内嵌することもでき
る。
【0011】特に、前記ベアリングブッシュの先端には
内方への折曲部が形成され、前記他方の軸受は前記折曲
部に当接して位置決めされ、前記一方の軸受は前記大円
筒部と前記小円筒部との境界の段部に当接して位置決め
されているようにしたり、前記ステータは前記ベアリン
グブッシュの前記小円筒部の外側に外嵌され、前記段部
によりステータの位置を規定してもよい。
内方への折曲部が形成され、前記他方の軸受は前記折曲
部に当接して位置決めされ、前記一方の軸受は前記大円
筒部と前記小円筒部との境界の段部に当接して位置決め
されているようにしたり、前記ステータは前記ベアリン
グブッシュの前記小円筒部の外側に外嵌され、前記段部
によりステータの位置を規定してもよい。
【0012】
【作用】本発明のマイクロモータによれば、シャフトを
回転支持する一対の軸受のうち、負荷のかかる側の一方
の軸受の径を他方の軸受の径より大きくすることによ
り、負荷力がより大きく作用するシャフトの負荷側をよ
り強固に支持でき、径方向の振れを確実に防止でき、高
回転精度を実現することができる。また、軸受の耐久性
も上がるので、モータの寿命も延びる。
回転支持する一対の軸受のうち、負荷のかかる側の一方
の軸受の径を他方の軸受の径より大きくすることによ
り、負荷力がより大きく作用するシャフトの負荷側をよ
り強固に支持でき、径方向の振れを確実に防止でき、高
回転精度を実現することができる。また、軸受の耐久性
も上がるので、モータの寿命も延びる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。
について説明する。
【0014】図1は本発明に従うマイクロモータの第1
の実施例を示す断面図である。図1において、図示のマ
イクロモータは、モータケースを兼ねた金属製の基板2
1にほぼ円筒状のベアリングブッシュ22が固定され、
このベアリングブッシュ22の内側に一対のスリーブ軸
受23,24が上部より内嵌され、スリーブ軸受23,
24を介して、シャフト25が回転自在に支持されてい
る。シャフト25の上部には、図外のターンテーブルが
取り付けられ、光ディスクやCD−ROM等の記録用媒
体が載置されるようになっている。シャフト25の負荷
のかかる側つまり上部側のスリーブ軸受23はその外径
が他方のスリーブ軸受24より大きく形成されており、
この大径のスリーブ軸受23がベアリングブッシュ22
の内周部に設けられた段部22aに当接して位置が規定
される。負荷のかかる側のスリーブ軸受23の径が他方
のスリーブ軸受24の径より大きいので、負荷力による
シャフト25の半径方向の振れやがたが防止でき、モー
タの寿命も延びる。
の実施例を示す断面図である。図1において、図示のマ
イクロモータは、モータケースを兼ねた金属製の基板2
1にほぼ円筒状のベアリングブッシュ22が固定され、
このベアリングブッシュ22の内側に一対のスリーブ軸
受23,24が上部より内嵌され、スリーブ軸受23,
24を介して、シャフト25が回転自在に支持されてい
る。シャフト25の上部には、図外のターンテーブルが
取り付けられ、光ディスクやCD−ROM等の記録用媒
体が載置されるようになっている。シャフト25の負荷
のかかる側つまり上部側のスリーブ軸受23はその外径
が他方のスリーブ軸受24より大きく形成されており、
この大径のスリーブ軸受23がベアリングブッシュ22
の内周部に設けられた段部22aに当接して位置が規定
される。負荷のかかる側のスリーブ軸受23の径が他方
のスリーブ軸受24の径より大きいので、負荷力による
シャフト25の半径方向の振れやがたが防止でき、モー
タの寿命も延びる。
【0015】シャフト25の上部には略碗形のロータ2
6が固定され、シャフト25と共に回転するようになっ
ている。ロータ26の周壁部内周面には環状のロータマ
グネット28が装着され、ベアリングブッシュ22の外
側に外嵌されたステータ27に対向するようになってい
る。このロータマグネット28は、前記ロータ26の上
面の外周縁部に数カ所設けられた凹部26bによって位
置決めされている。ロータ26の中央部にはシャフト2
5を取り囲むように小円筒部26aがプレス加工により
設けられ、シャフト25の上部外周面に形成したDカッ
ト面25aを含む周面に前記小円筒部26aをかしめる
ことにより、シャフト25にロータ26が固定され、同
時に回り止めされる。ロータ26と上部スリーブ軸受2
3との間にはロータ26の円滑な回転を確保するため
に、例えば、ポリスライダー等の潤滑性の樹脂で形成さ
れたワッシャ29が介装されている。ベアリングブッシ
ュ22の下部には、スリーブ軸受23,24に含油した
潤滑油がモータ内部の不浄な空気がモータ外部へ飛散す
ることを防止するため、キャップ31が配設されてい
る。
6が固定され、シャフト25と共に回転するようになっ
ている。ロータ26の周壁部内周面には環状のロータマ
グネット28が装着され、ベアリングブッシュ22の外
側に外嵌されたステータ27に対向するようになってい
る。このロータマグネット28は、前記ロータ26の上
面の外周縁部に数カ所設けられた凹部26bによって位
置決めされている。ロータ26の中央部にはシャフト2
5を取り囲むように小円筒部26aがプレス加工により
設けられ、シャフト25の上部外周面に形成したDカッ
ト面25aを含む周面に前記小円筒部26aをかしめる
ことにより、シャフト25にロータ26が固定され、同
時に回り止めされる。ロータ26と上部スリーブ軸受2
3との間にはロータ26の円滑な回転を確保するため
に、例えば、ポリスライダー等の潤滑性の樹脂で形成さ
れたワッシャ29が介装されている。ベアリングブッシ
ュ22の下部には、スリーブ軸受23,24に含油した
潤滑油がモータ内部の不浄な空気がモータ外部へ飛散す
ることを防止するため、キャップ31が配設されてい
る。
【0016】ところで、従来のマイクロモータでは、モ
ータの回転精度を高めるため、モータのバランスが悪い
時に、ロータの外周面に切削等により数カ所の凹部を設
け、モータの回転のバランスをとっていた。このような
方法では、凹部の位置の地肌が露出することから錆やす
くなり、防錆加工をする手間がかかり、見栄えも良くな
い。また、従来のマイクロモータでは、シャフトの抜け
を防止するために、シャフトに抜け止めブッシュ等を使
用していたが、このような方法では、加工に手間がかか
り、組立作業性が良くない。
ータの回転精度を高めるため、モータのバランスが悪い
時に、ロータの外周面に切削等により数カ所の凹部を設
け、モータの回転のバランスをとっていた。このような
方法では、凹部の位置の地肌が露出することから錆やす
くなり、防錆加工をする手間がかかり、見栄えも良くな
い。また、従来のマイクロモータでは、シャフトの抜け
を防止するために、シャフトに抜け止めブッシュ等を使
用していたが、このような方法では、加工に手間がかか
り、組立作業性が良くない。
【0017】このような問題点に鑑み、実施例では、モ
ータのバランスが悪い時には、ロータ26の上面の外周
縁部に設けたロータマグネット位置決め用の凹部26b
に、パテを充填することによってモータのバランスをと
ることができ、簡単な作業で振れやがたを防止し、モー
タの回転精度を高めることができる。
ータのバランスが悪い時には、ロータ26の上面の外周
縁部に設けたロータマグネット位置決め用の凹部26b
に、パテを充填することによってモータのバランスをと
ることができ、簡単な作業で振れやがたを防止し、モー
タの回転精度を高めることができる。
【0018】また、実施例では、キャップ31上に浅皿
状のマグネット30を配設し、この中央の円形凹部30
aにシャフト25の下端部を嵌め込む構成としているた
め、マグネット30の吸引力によってシャフト25の抜
け止めをなしている。シャフト25の下端面はマグネッ
ト30に接しているが、回転時の摩擦を減らすために断
面円弧状となっている。マグネット30は例えばポリス
ライダーなどの潤滑性の樹脂で形成され、シャフト25
の回転時の摩擦を減らしている。
状のマグネット30を配設し、この中央の円形凹部30
aにシャフト25の下端部を嵌め込む構成としているた
め、マグネット30の吸引力によってシャフト25の抜
け止めをなしている。シャフト25の下端面はマグネッ
ト30に接しているが、回転時の摩擦を減らすために断
面円弧状となっている。マグネット30は例えばポリス
ライダーなどの潤滑性の樹脂で形成され、シャフト25
の回転時の摩擦を減らしている。
【0019】図2は本発明に従うマイクロモータの他の
実施例を示す断面図である。図2において、図示のマイ
クロモータでは、金属製基板41のプレス加工によりほ
ぼ円筒状のベアリングブッシュ42が一体成形されてい
る。このベアリングブッシュ42は、基部側(図面上
側)の大円筒部42aと、先端側(周面下側)の小円筒
部42bとを有しており、小円筒部42bの先端には内
方への折り曲げによる環状折曲部42cが形成されてい
る。ベアリングブッシュ42の内側には、一対のスリー
ブ軸受43,44を介して、シャフト45が回転自在に
支持されている。シャフト45の上部には、図外のター
ンテーブルが取り付けられ、光デイスクやCD−ROM
等の記録用媒体が載置されるようになっている。
実施例を示す断面図である。図2において、図示のマイ
クロモータでは、金属製基板41のプレス加工によりほ
ぼ円筒状のベアリングブッシュ42が一体成形されてい
る。このベアリングブッシュ42は、基部側(図面上
側)の大円筒部42aと、先端側(周面下側)の小円筒
部42bとを有しており、小円筒部42bの先端には内
方への折り曲げによる環状折曲部42cが形成されてい
る。ベアリングブッシュ42の内側には、一対のスリー
ブ軸受43,44を介して、シャフト45が回転自在に
支持されている。シャフト45の上部には、図外のター
ンテーブルが取り付けられ、光デイスクやCD−ROM
等の記録用媒体が載置されるようになっている。
【0020】シャフト45の負荷側のスリーブ軸受43
はその外径が他方のスリーブ軸受44より大きく形成さ
れている。そして、まず他方のスリーブ軸受44がベア
リングブッシュ42の小円筒部42bの内側に内嵌さ
れ、このスリーブ軸受44を環状折曲部42cに当接さ
せることにより位置決めされ、続いて一方のスリーブ軸
受43がベアリングブッシュ42の大円筒部42aの内
側に内嵌され、このスリーブ軸受43を大円筒部42a
と小円筒部42bとの境界の段部42d上面に当接させ
ることにより位置決めされている。従って、シャフト4
5の負荷のかかる側のスリーブ軸受43の径が他方のス
リーブ軸受44の径より大きいので、シャフト45の半
径方向の振れやがたが防止でき、モータの寿命も延び
る。
はその外径が他方のスリーブ軸受44より大きく形成さ
れている。そして、まず他方のスリーブ軸受44がベア
リングブッシュ42の小円筒部42bの内側に内嵌さ
れ、このスリーブ軸受44を環状折曲部42cに当接さ
せることにより位置決めされ、続いて一方のスリーブ軸
受43がベアリングブッシュ42の大円筒部42aの内
側に内嵌され、このスリーブ軸受43を大円筒部42a
と小円筒部42bとの境界の段部42d上面に当接させ
ることにより位置決めされている。従って、シャフト4
5の負荷のかかる側のスリーブ軸受43の径が他方のス
リーブ軸受44の径より大きいので、シャフト45の半
径方向の振れやがたが防止でき、モータの寿命も延び
る。
【0021】シャフト45の下方には略碗形のロータ4
6が固定され、シャフト45と共に回転するようになっ
ている。ロータ46の周壁部内周面には環状のロータマ
グネット48が、ベアリングブッシュ42の外側に外嵌
されたステータ47に対向するように装着され、前記ロ
ータ46の下面の外周縁部に数カ所設けられた凹部46
bによって位置決めされる。モータのバランスが悪い時
には、前記凹部46bに、パテを充填することによって
モータのバランスをとり、振れやがたを防止し、モータ
の回転精度を高める。
6が固定され、シャフト45と共に回転するようになっ
ている。ロータ46の周壁部内周面には環状のロータマ
グネット48が、ベアリングブッシュ42の外側に外嵌
されたステータ47に対向するように装着され、前記ロ
ータ46の下面の外周縁部に数カ所設けられた凹部46
bによって位置決めされる。モータのバランスが悪い時
には、前記凹部46bに、パテを充填することによって
モータのバランスをとり、振れやがたを防止し、モータ
の回転精度を高める。
【0022】ロータ46は、その中央部に設けた小円筒
部46aをシャフト45の下部外周面のDカット面を含
む周面にかしめることにより、シャフト45に固定さ
れ、回り止めされる。ロータ46と下部スリーブ軸受4
4との間にはロータ46の円滑な回転を確保するため
に、例えば、ポリスライダー等の潤滑性の樹脂で形成さ
れたワッシャ49が介装されている。基板41の上面に
は、キャップ50が配設されている。前記ステータ47
は、ベアリングブッシュ42の小円筒部42bの外周に
外嵌され、大円筒部42aとの境界の段部42d下面に
当接することにより位置決めされている。
部46aをシャフト45の下部外周面のDカット面を含
む周面にかしめることにより、シャフト45に固定さ
れ、回り止めされる。ロータ46と下部スリーブ軸受4
4との間にはロータ46の円滑な回転を確保するため
に、例えば、ポリスライダー等の潤滑性の樹脂で形成さ
れたワッシャ49が介装されている。基板41の上面に
は、キャップ50が配設されている。前記ステータ47
は、ベアリングブッシュ42の小円筒部42bの外周に
外嵌され、大円筒部42aとの境界の段部42d下面に
当接することにより位置決めされている。
【0023】以上、本発明に従うマイクロモータの実施
例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変更が可能である。例えば、シャフト25の抜け止
めのためのマグネット30はシャフト25に接触してい
なくてもよく、シャフト25と若干の間隙をもって対向
していてもよいし、マグネット30の形状も浅皿状で凹
部のない平面状等、他の形状であってもよい。
例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変更が可能である。例えば、シャフト25の抜け止
めのためのマグネット30はシャフト25に接触してい
なくてもよく、シャフト25と若干の間隙をもって対向
していてもよいし、マグネット30の形状も浅皿状で凹
部のない平面状等、他の形状であってもよい。
【0024】また、ロータ26,46の上(下)面の外
周縁部に設けられたロータマグネット28,48の位置
決めのための凹部26b,46bは、何個でもよいし、
シャフト25のDカット面は1面に限らず、2面以上で
あってもよい。
周縁部に設けられたロータマグネット28,48の位置
決めのための凹部26b,46bは、何個でもよいし、
シャフト25のDカット面は1面に限らず、2面以上で
あってもよい。
【0025】さらに、軸受はスリーブ軸受に限らず、玉
軸受等、どのようなものであってもよい。
軸受等、どのようなものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明のマイクロモ
ータでは、シャフトを回転自在に支持する一対の軸受の
うち、シャフトの負荷のかかる側である一方の軸受の外
径を他方の軸受より大きくしたことにより、シャフトの
径方向の振れを確実に防止でき、高回転精度を実現する
ことができる。従って、モータの回転精度が上がること
により、例えばCD−ROM等に通用した場合には、記
録媒体に対する記録密度を高めることができ、記録媒体
の読み出しエラー等の防止ができる。また、軸受の耐久
性も上がるので、モータの寿命も延びる。
ータでは、シャフトを回転自在に支持する一対の軸受の
うち、シャフトの負荷のかかる側である一方の軸受の外
径を他方の軸受より大きくしたことにより、シャフトの
径方向の振れを確実に防止でき、高回転精度を実現する
ことができる。従って、モータの回転精度が上がること
により、例えばCD−ROM等に通用した場合には、記
録媒体に対する記録密度を高めることができ、記録媒体
の読み出しエラー等の防止ができる。また、軸受の耐久
性も上がるので、モータの寿命も延びる。
【0027】また、ベアリングブッシュの内周部に段部
を設けることにより、これに一方の軸受を確実に位置決
めすることができ、シャフト負荷側の大径の一方の軸受
を確実に位置決めして固定できるため、より安定した回
転が得られる。さらに、基板のプレス加工によりベアリ
ングブッシュを一体成形する構成とすれば、部品点数の
削減が図れ、安価になるものであり、その上、このプレ
ス加工時にベアリングブッシュに大円筒部と小円筒部さ
らには折曲部を形成することにより、一方の軸受、他方
の軸受を確実に位置決めして固定でき、組立作業が非常
に簡単になり、ステータの組込も簡単かつ確実になる効
果が得られる。
を設けることにより、これに一方の軸受を確実に位置決
めすることができ、シャフト負荷側の大径の一方の軸受
を確実に位置決めして固定できるため、より安定した回
転が得られる。さらに、基板のプレス加工によりベアリ
ングブッシュを一体成形する構成とすれば、部品点数の
削減が図れ、安価になるものであり、その上、このプレ
ス加工時にベアリングブッシュに大円筒部と小円筒部さ
らには折曲部を形成することにより、一方の軸受、他方
の軸受を確実に位置決めして固定でき、組立作業が非常
に簡単になり、ステータの組込も簡単かつ確実になる効
果が得られる。
【図1】本発明に従うマイクロモータの第1の実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明に従うマイクロモータの他の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】従来のマイクロモータを示す断面図である。
21,41 基板 22,42 ベアリングブッシュ 22a,42d 段部 23,43 上部スリーブ軸受 24,44 下部スリーブ軸受 25,45 シャフト 26,46 ロータ 27,47 ステータ 28,48 ロータマグネット 42a 大円筒部 42b 小円筒部 42c 環状折曲部
Claims (5)
- 【請求項1】 基板に設けられた円筒状のベアリングブ
ッシュと、該ベアリングブッシュの内側に一対の軸受を
介して回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトに
固定されたロータと、該ロータの周壁部内面に取付けら
れた環状のロータマグネットと、前記ベアリングブッシ
ュの外側に前記ロータマグネットに対向して配設された
ステータと、を具備したマイクロモータにおいて、 前記ベアリングブッシュの外周に装着された基板を有
し、 前記両軸受のうち、前記シャフトに連結される負荷側の
一方の軸受の外径を他方の軸受の外径よりも大きく形成
したことを特徴とするマイクロモータ。 - 【請求項2】 前記ベアリングブッシュの内周部に前記
負荷側がこれとの反対側より大径となる段部を設け、前
記一方の軸受を前記段部によって位置決めすることを特
徴とする請求項1記載のマイクロモータ。 - 【請求項3】 前記ベアリングブッシュは前記基板のプ
レス加工により一体成形され、該ベアリングブッシュは
基部側の大円筒部と先端部側の小円筒部とを有し、前記
大円筒部の内側に前記一方の軸受が内嵌され、前記小円
筒部の内側に前記他方の軸受が内嵌されていることを特
徴とする請求項1記載のマイクロモータ。 - 【請求項4】 前記ベアリングブッシュの先端には内方
への折曲部が形成され、前記他方の軸受は前記折曲部に
当接して位置決めされ、前記一方の軸受は前記大円筒部
と前記小円筒部との境界の段部に当接して位置決めされ
ている請求項3記載のマイクロモータ。 - 【請求項5】 前記ステータは前記ベアリングブッシュ
の前記小円筒部の外側に外嵌され、前記段部によりステ
ータの位置が規定されている請求項3記載のマイクロモ
ータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6065492A JPH07245902A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | マイクロモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6065492A JPH07245902A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | マイクロモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245902A true JPH07245902A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13288655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6065492A Withdrawn JPH07245902A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | マイクロモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07245902A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6144124A (en) * | 1996-04-19 | 2000-11-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin DC brushless motor having an air gap formed therein |
WO2012157159A1 (ja) * | 2011-05-16 | 2012-11-22 | パナソニック株式会社 | モータおよびこのモータを備えたファンモータ |
WO2022210439A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | ダイキン工業株式会社 | モータ、圧縮装置、送風装置、および冷凍装置 |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP6065492A patent/JPH07245902A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6144124A (en) * | 1996-04-19 | 2000-11-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin DC brushless motor having an air gap formed therein |
WO2012157159A1 (ja) * | 2011-05-16 | 2012-11-22 | パナソニック株式会社 | モータおよびこのモータを備えたファンモータ |
JP5136731B2 (ja) * | 2011-05-16 | 2013-02-06 | パナソニック株式会社 | モータおよびこのモータを備えたファンモータ |
CN103155372A (zh) * | 2011-05-16 | 2013-06-12 | 松下电器产业株式会社 | 马达及具有该马达的风扇马达 |
US8604650B2 (en) | 2011-05-16 | 2013-12-10 | Panasonic Corporation | Motor and fan motor using the same motor |
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WO2022210439A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | ダイキン工業株式会社 | モータ、圧縮装置、送風装置、および冷凍装置 |
JP2022152165A (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-12 | ダイキン工業株式会社 | モータ、圧縮装置、送風装置、および冷凍装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |