JPH07245217A - インダクタンス素子及び該素子用コイル - Google Patents
インダクタンス素子及び該素子用コイルInfo
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- JPH07245217A JPH07245217A JP6056808A JP5680894A JPH07245217A JP H07245217 A JPH07245217 A JP H07245217A JP 6056808 A JP6056808 A JP 6056808A JP 5680894 A JP5680894 A JP 5680894A JP H07245217 A JPH07245217 A JP H07245217A
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- inductance element
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- H—ELECTRICITY
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- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/04—Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
- H01F2005/043—Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads having multiple pin terminals, e.g. arranged in two parallel lines at both sides of the coil
-
- H—ELECTRICITY
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- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/04—Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
- H01F2005/046—Details of formers and pin terminals related to mounting on printed circuits
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄形化や電流容量の増大を図ることができ、
特殊形状の磁芯を必要とせず、磁芯の固定やコイル端末
処理が確実かつ容易で基板への装着性の良好なインダク
タンス素子を得る。 【構成】 基板取付用の面装着端子4aと端末処理端子
4bとを有するとともに磁芯位置決め用の係合溝6を有
する磁芯取付用端子台5と、係合溝6で前記磁芯取付用
端子台5の内側に位置決め固定される一対のE型コア3
と、一対のE型コアの円柱状部3bの周囲に設けられて
いて平角線を環状に巻回してなるコイル1,2とを備
え、前記コイル1,2の引き出し端部に形成された穴1
b,2bに前記端末処理端子4bを挿通して接続した構
成である。
特殊形状の磁芯を必要とせず、磁芯の固定やコイル端末
処理が確実かつ容易で基板への装着性の良好なインダク
タンス素子を得る。 【構成】 基板取付用の面装着端子4aと端末処理端子
4bとを有するとともに磁芯位置決め用の係合溝6を有
する磁芯取付用端子台5と、係合溝6で前記磁芯取付用
端子台5の内側に位置決め固定される一対のE型コア3
と、一対のE型コアの円柱状部3bの周囲に設けられて
いて平角線を環状に巻回してなるコイル1,2とを備
え、前記コイル1,2の引き出し端部に形成された穴1
b,2bに前記端末処理端子4bを挿通して接続した構
成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄形で電流容量の大き
なチョークコイルやトランスを構成するのに適したイン
ダクタンス素子及び該素子用コイルに関する。
なチョークコイルやトランスを構成するのに適したイン
ダクタンス素子及び該素子用コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインダクタンス素子としては、以
下に述べる構成のものが知られている。
下に述べる構成のものが知られている。
【0003】a.ボビンに線材(ワイヤー)を巻回した
コイルを磁芯に組み込む構成、 b.ボビンレスコイルを磁芯に組み込む構成、 c.ドラム状や丸棒状の磁芯に線材を直接巻き込む構
成、 d.実開平5−13016号で提案されている構成であ
って、平角線のコイルの内側に内部コアを挿入し、それ
らを略箱型の外殻コア内に収納し、コイル端部を直接外
部接続用端子として引き出したもの、 e.実開平5−46252号で提案されている構成であ
って、鍔付きコアにコイルを設け、ガルウィング状端子
を植設した絶縁ベースの底面側切欠部に前記コアの鍔を
嵌合固定したもの。
コイルを磁芯に組み込む構成、 b.ボビンレスコイルを磁芯に組み込む構成、 c.ドラム状や丸棒状の磁芯に線材を直接巻き込む構
成、 d.実開平5−13016号で提案されている構成であ
って、平角線のコイルの内側に内部コアを挿入し、それ
らを略箱型の外殻コア内に収納し、コイル端部を直接外
部接続用端子として引き出したもの、 e.実開平5−46252号で提案されている構成であ
って、鍔付きコアにコイルを設け、ガルウィング状端子
を植設した絶縁ベースの底面側切欠部に前記コアの鍔を
嵌合固定したもの。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボビンを使
用するインダクタンス素子はボビンの肉厚の分だけ導体
の占積率が下がり、細い線材を使用しなければならず、
銅損が増大する。この銅損の増大は発熱増加及び効率低
下の原因となる。また、ボビンレスコイルは端末の処理
がしにくい問題がある。
用するインダクタンス素子はボビンの肉厚の分だけ導体
の占積率が下がり、細い線材を使用しなければならず、
銅損が増大する。この銅損の増大は発熱増加及び効率低
下の原因となる。また、ボビンレスコイルは端末の処理
がしにくい問題がある。
【0005】また、実開平5−13016号の構成は、
構造が非常に複雑で次のような問題点がある。
構造が非常に複雑で次のような問題点がある。
【0006】(1) 磁芯が内部コアと外殻コアとに分か
れているか、又は二分割されており、組立の際に接着そ
の他の手段による固定が必要である。
れているか、又は二分割されており、組立の際に接着そ
の他の手段による固定が必要である。
【0007】(2) コイル端部を直接外部接続用端子と
して引き出しており、需要者がプリント基板に取り付け
難い端子構造であり、表面実装に適した構造にもなって
いない。
して引き出しており、需要者がプリント基板に取り付け
難い端子構造であり、表面実装に適した構造にもなって
いない。
【0008】さらに、実開平5−46252号の構成
は、次のような問題点がある。
は、次のような問題点がある。
【0009】(1) 絶縁ベースに植設された端子がガル
ウィング状であって、端末処理端子と基板取付端子とを
共用しており、接続時のストレスにより端子浮きが発生
し易く、プリント基板への接続の信頼性が低下する恐れ
がある。
ウィング状であって、端末処理端子と基板取付端子とを
共用しており、接続時のストレスにより端子浮きが発生
し易く、プリント基板への接続の信頼性が低下する恐れ
がある。
【0010】(2) コイルに細い線を使用する場合、共
用端子では振動、衝撃が加わったときに、条件によって
は断線が発生する。
用端子では振動、衝撃が加わったときに、条件によって
は断線が発生する。
【0011】(3) 使用するコアが鍔付きのものである
が、コア強度(特に焼成前)に難があり、破損し易い。
が、コア強度(特に焼成前)に難があり、破損し易い。
【0012】(4) コア成型のための金型が複雑にな
り、均一に加圧しにくくなり、コアの密度バランスも悪
くなる。
り、均一に加圧しにくくなり、コアの密度バランスも悪
くなる。
【0013】本発明の第1の目的は、薄形化や電流容量
の増大を図ることができ、特殊形状の磁芯を必要とせ
ず、磁芯の固定やコイル端末処理が確実かつ容易で基板
への装着性の良好なインダクタンス素子を提供すること
にある。
の増大を図ることができ、特殊形状の磁芯を必要とせ
ず、磁芯の固定やコイル端末処理が確実かつ容易で基板
への装着性の良好なインダクタンス素子を提供すること
にある。
【0014】本発明の第2の目的は、薄形化や電流容量
の増大を図ることができ、端末処理が確実かつ容易なイ
ンダクタンス素子用コイルを提供することにある。
の増大を図ることができ、端末処理が確実かつ容易なイ
ンダクタンス素子用コイルを提供することにある。
【0015】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
の実施例において明らかにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインダクタンス素子は、基板取付端子と端
末処理端子とを有するとともに磁芯位置決め手段を有す
る磁芯取付用端子台と、該磁芯位置決め手段で前記磁芯
取付用端子台の内側に位置決め固定される磁芯と、該磁
芯の柱状部の周囲に設けられていて平角線を環状乃至矩
形筒状に巻回してなる少なくとも一つのコイルとを備
え、前記コイルの引き出し端部に形成された穴又は切欠
きに前記端末処理端子を挿通して接続した構成としてい
る。
に、本発明のインダクタンス素子は、基板取付端子と端
末処理端子とを有するとともに磁芯位置決め手段を有す
る磁芯取付用端子台と、該磁芯位置決め手段で前記磁芯
取付用端子台の内側に位置決め固定される磁芯と、該磁
芯の柱状部の周囲に設けられていて平角線を環状乃至矩
形筒状に巻回してなる少なくとも一つのコイルとを備
え、前記コイルの引き出し端部に形成された穴又は切欠
きに前記端末処理端子を挿通して接続した構成としてい
る。
【0017】前記コイルは前記平角線の幅広平面が巻回
軸に対してほぼ直角となるように巻回したものであるこ
とが望ましい。
軸に対してほぼ直角となるように巻回したものであるこ
とが望ましい。
【0018】前記磁芯は前記柱状部と前記磁芯位置決め
手段で位置決めされる外殻部とを有する構成としてもよ
い。
手段で位置決めされる外殻部とを有する構成としてもよ
い。
【0019】前記端末処理端子は前記コイルの引き出し
端部の穴又は切欠きに挿通される棒状端子部と平板状端
子部とを有していてもよい。
端部の穴又は切欠きに挿通される棒状端子部と平板状端
子部とを有していてもよい。
【0020】本発明のインダクタンス素子用コイルは、
平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ直角となるよう
に該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回し、引き出し端部
に穴又は切欠きを形成した構成である。
平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ直角となるよう
に該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回し、引き出し端部
に穴又は切欠きを形成した構成である。
【0021】
【作用】本発明のインダクタンス素子は、コイルを平角
線を用いたボビンレス構造とすることができ、ボビンを
使用しない分だけ導体の占積率を向上させることがで
き、また、平角線は薄形であっても断面積を大きく設定
でき、薄形のコイル構造としても巻き数をかせぐことが
でき、小形、薄形化及び電流容量の増大を図ることがで
きる。
線を用いたボビンレス構造とすることができ、ボビンを
使用しない分だけ導体の占積率を向上させることがで
き、また、平角線は薄形であっても断面積を大きく設定
でき、薄形のコイル構造としても巻き数をかせぐことが
でき、小形、薄形化及び電流容量の増大を図ることがで
きる。
【0022】また、磁芯取付用端子台は基板取付端子と
端末処理端子とを有し、コイル端末、すなわち平角線の
引き出し端部には前記端末処理端子に対応した穴又は切
欠きが形成されているので、各引き出し端部の穴又は切
欠きに端末処理端子を挿通し(さし込み)、はんだ付け
することでコイル端末と端末処理端子とを確実かつ容易
に接続することができる(コイル端末の位置ずれ等を発
生させずに接続ができる。)。
端末処理端子とを有し、コイル端末、すなわち平角線の
引き出し端部には前記端末処理端子に対応した穴又は切
欠きが形成されているので、各引き出し端部の穴又は切
欠きに端末処理端子を挿通し(さし込み)、はんだ付け
することでコイル端末と端末処理端子とを確実かつ容易
に接続することができる(コイル端末の位置ずれ等を発
生させずに接続ができる。)。
【0023】なお、平角線の引き出し端部に穴を形成し
た場合、端部の位置ずれ防止効果が一層確実になる。ま
た、前記平角線の引き出し端部に切欠きを形成する場
合、加工が容易である。
た場合、端部の位置ずれ防止効果が一層確実になる。ま
た、前記平角線の引き出し端部に切欠きを形成する場
合、加工が容易である。
【0024】また、基板取付端子と端末処理端子とが分
離されているため、プリント基板への装着性が良く、信
頼性の高いインダクタンス素子を作製できる。さらに、
磁芯取付用端子台は磁芯位置決め手段を有しており、磁
芯の磁芯取付用端子台への位置決め固定を容易に行うこ
とができる。
離されているため、プリント基板への装着性が良く、信
頼性の高いインダクタンス素子を作製できる。さらに、
磁芯取付用端子台は磁芯位置決め手段を有しており、磁
芯の磁芯取付用端子台への位置決め固定を容易に行うこ
とができる。
【0025】前記磁芯を、前記柱状部と前記磁芯位置決
め手段で位置決めされる外殻部とを有する構成とした場
合、前記柱状部を前記ボビンレス構造のコイルの中心の
貫通穴に挿入し、前記外殻部を確実に磁芯取付用端子台
で支持できる。
め手段で位置決めされる外殻部とを有する構成とした場
合、前記柱状部を前記ボビンレス構造のコイルの中心の
貫通穴に挿入し、前記外殻部を確実に磁芯取付用端子台
で支持できる。
【0026】前記端末処理端子が前記コイルの引き出し
端部の穴又は切欠きに挿通される棒状端子部と平板状端
子部とを有している場合、前記引き出し端部の穴又は切
欠きに棒状端子部を挿通して接続すると同時に、前記平
板状端子部を前記引き出し端部に面接触状態で接続で
き、接続面積を増加させ得る。また、前記引き出し端部
の穴又は切欠きの無いコイルの接続にも兼用できる。
端部の穴又は切欠きに挿通される棒状端子部と平板状端
子部とを有している場合、前記引き出し端部の穴又は切
欠きに棒状端子部を挿通して接続すると同時に、前記平
板状端子部を前記引き出し端部に面接触状態で接続で
き、接続面積を増加させ得る。また、前記引き出し端部
の穴又は切欠きの無いコイルの接続にも兼用できる。
【0027】また、本発明のインダクタンス素子用コイ
ルによれば、平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ直
角となるように該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回した
構造であるため、薄形のコイル構造としても巻き数をか
せぐことができ、小形、薄形化及び電流容量の増大を図
ることができる。また、引き出し端部に穴又は切欠きを
形成してあり、この穴を利用して端子側への接続を確実
かつ容易に実行できる。
ルによれば、平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ直
角となるように該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回した
構造であるため、薄形のコイル構造としても巻き数をか
せぐことができ、小形、薄形化及び電流容量の増大を図
ることができる。また、引き出し端部に穴又は切欠きを
形成してあり、この穴を利用して端子側への接続を確実
かつ容易に実行できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係るインダクタンス素子及び
該素子用コイルの実施例を図面に従って説明する。
該素子用コイルの実施例を図面に従って説明する。
【0029】図1乃至図4は本発明の第1実施例であっ
て、薄形、大電流容量のチョークコイルを構成した場合
を示す。これらの図に示すように、インダクタンス素子
としてのチョークコイルは、小径のボビンレスコイル1
と、大径のボビンレスコイル2と、一対のE型コア3か
ら成る磁芯と、複数個(例えば4個)の端子金具4を一
体に有する磁芯取付用端子台5とを備えている。
て、薄形、大電流容量のチョークコイルを構成した場合
を示す。これらの図に示すように、インダクタンス素子
としてのチョークコイルは、小径のボビンレスコイル1
と、大径のボビンレスコイル2と、一対のE型コア3か
ら成る磁芯と、複数個(例えば4個)の端子金具4を一
体に有する磁芯取付用端子台5とを備えている。
【0030】図5に示すように前記小径のボビンレスコ
イル1及び大径のボビンレスコイル2は、それぞれ平角
線(例えば平角銅線にエナメル被覆等の絶縁被覆を施し
たもの)をその幅広平面が巻回軸に対してほぼ直角にな
るように円環状(スパイラル状)に巻回したものであ
り、各コイル1,2の引き出し端部(端末)1a,2a
は円環状部分から直線的に延長して形成されており、各
端部1a,2aには穴1b,2bがあけられている。一
対のE型コア3から成る磁芯に対しては大径のボビンレ
スコイル2の内側貫通穴に小径のボビンレスコイル1を
同心状に組み合わせて用いる。
イル1及び大径のボビンレスコイル2は、それぞれ平角
線(例えば平角銅線にエナメル被覆等の絶縁被覆を施し
たもの)をその幅広平面が巻回軸に対してほぼ直角にな
るように円環状(スパイラル状)に巻回したものであ
り、各コイル1,2の引き出し端部(端末)1a,2a
は円環状部分から直線的に延長して形成されており、各
端部1a,2aには穴1b,2bがあけられている。一
対のE型コア3から成る磁芯に対しては大径のボビンレ
スコイル2の内側貫通穴に小径のボビンレスコイル1を
同心状に組み合わせて用いる。
【0031】前記磁芯を構成する一対のE型コア3は、
コ字状外殻部3aとこの内側中央部に位置する円柱状部
3bとを有するフェライト、圧粉磁芯(圧粉鉄心)等で
構成されている。
コ字状外殻部3aとこの内側中央部に位置する円柱状部
3bとを有するフェライト、圧粉磁芯(圧粉鉄心)等で
構成されている。
【0032】前記磁芯取付用端子台5は、方形枠状であ
って複数個の端子金具4を持つように絶縁樹脂の一体成
形等で構成され、相互に対向する内側側面に一対のE型
コア3のコ字状外殻部3aに係合する磁芯位置決め手段
としての係合溝6を有している。
って複数個の端子金具4を持つように絶縁樹脂の一体成
形等で構成され、相互に対向する内側側面に一対のE型
コア3のコ字状外殻部3aに係合する磁芯位置決め手段
としての係合溝6を有している。
【0033】前記端子金具4は、図6に示すように、金
属板を予めL字状に折り曲げ成形したもので、下部が基
板取付端子としての1個の幅広の面装着端子4aとなっ
ており、上部は2個に分岐した棒状(ピン状)の端末処
理端子4bとなっている。その面装着端子4aは、磁芯
取付用端子台5の底面に沿って外側に折り曲げられ、分
岐した端末処理端子4bは磁芯取付用端子台5の上面に
形成された溝部7の底面(底部)から垂直に突出してい
る。
属板を予めL字状に折り曲げ成形したもので、下部が基
板取付端子としての1個の幅広の面装着端子4aとなっ
ており、上部は2個に分岐した棒状(ピン状)の端末処
理端子4bとなっている。その面装着端子4aは、磁芯
取付用端子台5の底面に沿って外側に折り曲げられ、分
岐した端末処理端子4bは磁芯取付用端子台5の上面に
形成された溝部7の底面(底部)から垂直に突出してい
る。
【0034】小径のボビンレスコイル1、大径のボビン
レスコイル2及びE型コア3の磁芯取付用端子台5への
組み込みは以下のようにして行う。すなわち、図1のよ
うに、大径のボビンレスコイル2の内側貫通穴に小径の
ボビンレスコイル1を同心状に配し、小径のボビンレス
コイル1の中心の貫通穴に上下よりE型コア3の円柱状
部3bをそれぞれ挿入し、上下のE型コア3を突き合わ
せ一体化した状態で磁芯取付用端子台5の係合溝6に各
E型コア3のコ字状外殻部3aを嵌め込む。その際、接
着剤を併用することで一対のE型コア3を位置決め状態
で磁芯取付用端子台5へ固定することができる。このと
き、磁芯取付用端子台5とE型コア3の底面とを同一レ
ベルとすれば、表面実装タイプのチョークコイルを構成
できる。各コイル1,2の引き出し端部(端末)1a,
2aは必要に応じて高さを揃えるための折り曲げ等を加
えて、前記溝部7より突出している棒状の端末処理端子
4bに端部の穴1b,2bがはめられる(穴1b,2b
に端末処理端子4bが挿通される。)。その後、コイル
端部1a,2aと端末処理端子4bとをはんだ付け等で
接続する。なお、必要であれば、端末処理端子4bへの
接続後、引き出し端部1a,2aの余分な先端部分を切
除する。
レスコイル2及びE型コア3の磁芯取付用端子台5への
組み込みは以下のようにして行う。すなわち、図1のよ
うに、大径のボビンレスコイル2の内側貫通穴に小径の
ボビンレスコイル1を同心状に配し、小径のボビンレス
コイル1の中心の貫通穴に上下よりE型コア3の円柱状
部3bをそれぞれ挿入し、上下のE型コア3を突き合わ
せ一体化した状態で磁芯取付用端子台5の係合溝6に各
E型コア3のコ字状外殻部3aを嵌め込む。その際、接
着剤を併用することで一対のE型コア3を位置決め状態
で磁芯取付用端子台5へ固定することができる。このと
き、磁芯取付用端子台5とE型コア3の底面とを同一レ
ベルとすれば、表面実装タイプのチョークコイルを構成
できる。各コイル1,2の引き出し端部(端末)1a,
2aは必要に応じて高さを揃えるための折り曲げ等を加
えて、前記溝部7より突出している棒状の端末処理端子
4bに端部の穴1b,2bがはめられる(穴1b,2b
に端末処理端子4bが挿通される。)。その後、コイル
端部1a,2aと端末処理端子4bとをはんだ付け等で
接続する。なお、必要であれば、端末処理端子4bへの
接続後、引き出し端部1a,2aの余分な先端部分を切
除する。
【0035】この第1実施例によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
を得ることができる。
【0036】(1) 小径のボビンレスコイル1及び大径
のボビンレスコイル2は、平角線を用いたボビンレスコ
イルであり、薄形のコイル構造であっても巻線数を多く
することができる。例えば板厚0.1mm、幅2mmの平角
線の断面積は直径0.5mmの丸線(ラウンドワイヤー)
に相当し、銅損を少なくして巻数をかせぐことができ
る。また、ボビンを使用しないため、導体の占積率を上
げることができ、この点でも銅損の低減を図ることがで
きる。
のボビンレスコイル2は、平角線を用いたボビンレスコ
イルであり、薄形のコイル構造であっても巻線数を多く
することができる。例えば板厚0.1mm、幅2mmの平角
線の断面積は直径0.5mmの丸線(ラウンドワイヤー)
に相当し、銅損を少なくして巻数をかせぐことができ
る。また、ボビンを使用しないため、導体の占積率を上
げることができ、この点でも銅損の低減を図ることがで
きる。
【0037】(2) ボビンレスコイル1,2の引き出し
端部1a,2aに穴1b,2bが形成されているため、
この穴1b,2bに磁芯取付用端子台5の端末処理端子
4bを挿通し、はんだ付け等の接続作業を実行できる。
このため、引き出し端部1a,2aの位置ずれ等が発生
せず、ボビンレスコイル1,2と端末処理端子4bとの
接続を確実かつ容易に実行できる。
端部1a,2aに穴1b,2bが形成されているため、
この穴1b,2bに磁芯取付用端子台5の端末処理端子
4bを挿通し、はんだ付け等の接続作業を実行できる。
このため、引き出し端部1a,2aの位置ずれ等が発生
せず、ボビンレスコイル1,2と端末処理端子4bとの
接続を確実かつ容易に実行できる。
【0038】(3) プリント基板への取付端子となる面
装着端子4aと端末処理端子4bとが別々に形成されて
いるため、各コイル1,2の引き出し端部1a,2aの
端末処理が、非常に簡単になり、しかも端末処理時に端
子浮きは発生せず、プリント基板への装着性が良く、装
着の信頼性を確保できる。
装着端子4aと端末処理端子4bとが別々に形成されて
いるため、各コイル1,2の引き出し端部1a,2aの
端末処理が、非常に簡単になり、しかも端末処理時に端
子浮きは発生せず、プリント基板への装着性が良く、装
着の信頼性を確保できる。
【0039】(4) 磁芯取付用端子台5が磁芯位置決め
手段としての係合溝6を有しているため、磁芯としての
一対のE型コア3を容易かつ確実に位置決め固定でき
る。また、コアとして特殊形状のもの(例えば鍔付きの
もの)は必要なく、製造容易な一般的なコアを使用でき
る。
手段としての係合溝6を有しているため、磁芯としての
一対のE型コア3を容易かつ確実に位置決め固定でき
る。また、コアとして特殊形状のもの(例えば鍔付きの
もの)は必要なく、製造容易な一般的なコアを使用でき
る。
【0040】(5) 前記端子金具4は、上部の2個に分
岐した端末処理端子4bの下部は基板取付端子としての
1個の面装着端子4aとなっているため、小径のボビン
レスコイル1と大径のボビンレスコイル2とが電気的に
並列に接続されることになり、電流容量の増大を図るこ
とができる。また、端子台5の内側の空間を有効利用す
ることにもなる。
岐した端末処理端子4bの下部は基板取付端子としての
1個の面装着端子4aとなっているため、小径のボビン
レスコイル1と大径のボビンレスコイル2とが電気的に
並列に接続されることになり、電流容量の増大を図るこ
とができる。また、端子台5の内側の空間を有効利用す
ることにもなる。
【0041】なお、第1実施例において、図7のよう
に、小径のボビンレスコイル1及び大径のボビンレスコ
イル2の上下面とE型コア3内面との間の絶縁のために
絶縁シート8を挿入してもよい。
に、小径のボビンレスコイル1及び大径のボビンレスコ
イル2の上下面とE型コア3内面との間の絶縁のために
絶縁シート8を挿入してもよい。
【0042】図8は第1実施例で磁芯取付用端子台5の
代わりに使用可能な磁芯取付用端子台の変形例であり、
図8の磁芯取付用端子台5Aは磁芯位置決め手段として
の係合凸部9を有し、該係合凸部9間で第1実施例に示
す一対のE型コア3の外殻部3aを位置決め支持するよ
うになっている。なお、端子金具4は第1実施例と同様
であり、端子台5Aのその他の部分も第1実施例と同じ
でよい。
代わりに使用可能な磁芯取付用端子台の変形例であり、
図8の磁芯取付用端子台5Aは磁芯位置決め手段として
の係合凸部9を有し、該係合凸部9間で第1実施例に示
す一対のE型コア3の外殻部3aを位置決め支持するよ
うになっている。なお、端子金具4は第1実施例と同様
であり、端子台5Aのその他の部分も第1実施例と同じ
でよい。
【0043】図9は本発明の第2実施例を示す。この場
合、磁芯取付用端子台5Bの高さを磁芯の高さより小さ
くし、磁芯の取付位置を調節することにより、端子台5
Bにに一体成形等で固着された端子金具14の基板取付
端子14aを磁芯高さの中間に位置させている。端子金
具14は、端子台5Bの底面に沿って外側に突出した前
記基板取付端子14aを有するとともに溝部7の底面位
置から垂直に突出した棒状の端末処理端子14bを有し
ている。同心状に配置された小径のボビンレスコイル1
及び大径のボビンレスコイル2の各引き出し端部1a,
2aの穴1b,2bに端末処理端子14bを挿通し、コ
イル1,2及び端末処理端子14bをはんだ付け等で接
続する。その他の構成は、前述の第1実施例と同様であ
る。
合、磁芯取付用端子台5Bの高さを磁芯の高さより小さ
くし、磁芯の取付位置を調節することにより、端子台5
Bにに一体成形等で固着された端子金具14の基板取付
端子14aを磁芯高さの中間に位置させている。端子金
具14は、端子台5Bの底面に沿って外側に突出した前
記基板取付端子14aを有するとともに溝部7の底面位
置から垂直に突出した棒状の端末処理端子14bを有し
ている。同心状に配置された小径のボビンレスコイル1
及び大径のボビンレスコイル2の各引き出し端部1a,
2aの穴1b,2bに端末処理端子14bを挿通し、コ
イル1,2及び端末処理端子14bをはんだ付け等で接
続する。その他の構成は、前述の第1実施例と同様であ
る。
【0044】この第2実施例によれば、基板落とし込み
実装タイプのチョークコイルを構成できる。すなわち、
プリント基板40に磁芯取付用端子台5Bの外形に対応
した抜き穴41を形成しておくことにより、基板取付端
子14aをプリント基板40に装着できる。この第2実
施例では、磁芯取付用端子台5Bのプリント基板片面へ
の突出量を半減させることができる。なお、その他の作
用効果は前述の第1実施例と同様である。
実装タイプのチョークコイルを構成できる。すなわち、
プリント基板40に磁芯取付用端子台5Bの外形に対応
した抜き穴41を形成しておくことにより、基板取付端
子14aをプリント基板40に装着できる。この第2実
施例では、磁芯取付用端子台5Bのプリント基板片面へ
の突出量を半減させることができる。なお、その他の作
用効果は前述の第1実施例と同様である。
【0045】図10は本発明の第3実施例であってトラ
ンスを構成した場合を示す。この場合、磁芯取付用端子
台5の端子金具24は、図11に示すように、金属板を
予めL字状に折り曲げ成形したもので、下部が基板取付
端子としての1個の面装着端子24aとなっており、上
部も1個の棒状の端末処理端子24bとなっている。そ
の面装着端子24aは、磁芯取付用端子台5の底面に沿
って外側に折り曲げられ、端末処理端子24bは磁芯取
付用端子台5の上面に形成された溝部7の底面(底部)
に垂直に突出している。小径のボビンレスコイル1及び
大径のボビンレスコイル2の引き出し端部(端末)1
a,2aは必要に応じて高さを揃えるための折り曲げ等
を加えて、前記溝部7より突出している棒状の端末処理
端子24bに端部の穴1b,2bをはめ、(穴1b,2
bに端末処理端子24bを挿通し)、はんだ付け等で接
続する。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同様
である。
ンスを構成した場合を示す。この場合、磁芯取付用端子
台5の端子金具24は、図11に示すように、金属板を
予めL字状に折り曲げ成形したもので、下部が基板取付
端子としての1個の面装着端子24aとなっており、上
部も1個の棒状の端末処理端子24bとなっている。そ
の面装着端子24aは、磁芯取付用端子台5の底面に沿
って外側に折り曲げられ、端末処理端子24bは磁芯取
付用端子台5の上面に形成された溝部7の底面(底部)
に垂直に突出している。小径のボビンレスコイル1及び
大径のボビンレスコイル2の引き出し端部(端末)1
a,2aは必要に応じて高さを揃えるための折り曲げ等
を加えて、前記溝部7より突出している棒状の端末処理
端子24bに端部の穴1b,2bをはめ、(穴1b,2
bに端末処理端子24bを挿通し)、はんだ付け等で接
続する。なお、その他の構成は前述の第1実施例と同様
である。
【0046】この第3実施例の場合、小径のボビンレス
コイル1と大径のボビンレスコイル2とがそれぞれ独立
した端子金具24に接続されているから、2個の巻線を
有する薄形、大電流容量のトランスを構成できる。な
お、その他の作用効果は前述の第1実施例と同様であ
る。
コイル1と大径のボビンレスコイル2とがそれぞれ独立
した端子金具24に接続されているから、2個の巻線を
有する薄形、大電流容量のトランスを構成できる。な
お、その他の作用効果は前述の第1実施例と同様であ
る。
【0047】図12は本発明の第4実施例であってチョ
ークコイルを構成した場合を示す。この図において、か
なり幅広の平角線でその幅広平面が巻回軸に対してほぼ
直角になるように円環状(スパイラル状)に巻回してな
るボビンレスコイル11と、一対のE型コア3から成る
磁芯と、複数個(例えば4個)の幅広端子金具34を一
体に有する磁芯取付用端子台15とによりチョークコイ
ルが構成されている。
ークコイルを構成した場合を示す。この図において、か
なり幅広の平角線でその幅広平面が巻回軸に対してほぼ
直角になるように円環状(スパイラル状)に巻回してな
るボビンレスコイル11と、一対のE型コア3から成る
磁芯と、複数個(例えば4個)の幅広端子金具34を一
体に有する磁芯取付用端子台15とによりチョークコイ
ルが構成されている。
【0048】前記磁芯取付用端子台15は、方形枠状で
あって複数個の幅広端子金具34を持つように絶縁樹脂
の一体成形で構成され、相互に対向する内側側面に一対
のE型コア3のコ字状外殻部3aに係合する磁芯位置決
め手段としての係合溝6を有している。前記幅広端子金
具34は、図13に示すように、金属板を予めL字状に
折り曲げ成形したもので、下部が基板取付端子としての
1個の幅広の面装着端子34aとなっており、上部は2
個の棒状の端末処理端子34bとなっている。その面装
着端子34aは、磁芯取付用端子台5の底面に沿って外
側に折り曲げられ、端末処理端子34bは磁芯取付用端
子台15の上面に形成された溝部17の底面(底部)に
垂直に突出している。
あって複数個の幅広端子金具34を持つように絶縁樹脂
の一体成形で構成され、相互に対向する内側側面に一対
のE型コア3のコ字状外殻部3aに係合する磁芯位置決
め手段としての係合溝6を有している。前記幅広端子金
具34は、図13に示すように、金属板を予めL字状に
折り曲げ成形したもので、下部が基板取付端子としての
1個の幅広の面装着端子34aとなっており、上部は2
個の棒状の端末処理端子34bとなっている。その面装
着端子34aは、磁芯取付用端子台5の底面に沿って外
側に折り曲げられ、端末処理端子34bは磁芯取付用端
子台15の上面に形成された溝部17の底面(底部)に
垂直に突出している。
【0049】前記ボビンレスコイル11の引き出し端部
11aには端子金具34が有する2個の棒状の端末処理
端子34bに対応した2個の穴11bが形成されてい
る。
11aには端子金具34が有する2個の棒状の端末処理
端子34bに対応した2個の穴11bが形成されてい
る。
【0050】幅広のボビンレスコイル11の磁芯取付用
端子台15への組み込みは以下のようにして行う。すな
わち、ボビンレスコイル11の中心の貫通穴に上下より
E型コア3の円柱状部をそれぞれ挿入し、上下のE型コ
ア3を一体化した状態で磁芯取付用端子台15の係合溝
6に各E型コア3のコ字状外殻部3aを嵌め込む。その
際、接着剤を併用することで一対のE型コア3を位置決
め状態で磁芯取付用端子台15へ固定することができ
る。このとき、磁芯取付用端子台15とE型コア3の底
面とを同一レベルとすれば、表面実装タイプのチョーク
コイルを構成できる。各コイル11の引き出し端部(端
末)11aは必要に応じて高さを揃えるための折り曲げ
等を加えて、前記溝部17より突出している棒状の端末
処理端子34bに端部の穴11bをはめ、(穴11bに
端末処理端子34bを挿通し)、はんだ付け等で接続す
る。
端子台15への組み込みは以下のようにして行う。すな
わち、ボビンレスコイル11の中心の貫通穴に上下より
E型コア3の円柱状部をそれぞれ挿入し、上下のE型コ
ア3を一体化した状態で磁芯取付用端子台15の係合溝
6に各E型コア3のコ字状外殻部3aを嵌め込む。その
際、接着剤を併用することで一対のE型コア3を位置決
め状態で磁芯取付用端子台15へ固定することができ
る。このとき、磁芯取付用端子台15とE型コア3の底
面とを同一レベルとすれば、表面実装タイプのチョーク
コイルを構成できる。各コイル11の引き出し端部(端
末)11aは必要に応じて高さを揃えるための折り曲げ
等を加えて、前記溝部17より突出している棒状の端末
処理端子34bに端部の穴11bをはめ、(穴11bに
端末処理端子34bを挿通し)、はんだ付け等で接続す
る。
【0051】この第4実施例によれば、かなり幅広の平
角線を巻回したボビンレスコイル11を磁芯に装着する
ことにより、電流容量の増大を図ることができる。ま
た、1個の端子金具34に対して複数個の棒状の端末処
理端子34bを形成したことで、コイル引き出し端部1
1aと端子金具34との接続箇所を増やして接続部分の
抵抗を小さくすることができる。なお、その他の構成、
作用効果は前述の第1実施例と同様である。
角線を巻回したボビンレスコイル11を磁芯に装着する
ことにより、電流容量の増大を図ることができる。ま
た、1個の端子金具34に対して複数個の棒状の端末処
理端子34bを形成したことで、コイル引き出し端部1
1aと端子金具34との接続箇所を増やして接続部分の
抵抗を小さくすることができる。なお、その他の構成、
作用効果は前述の第1実施例と同様である。
【0052】図14及び図15は本発明の第5実施例で
あって、2個のボビンレスコイルを用いて薄形、大電流
容量のトランスを構成した場合であって、磁芯取付用端
子台5の両側に各コイルの引き出し端部が引き出される
ようにしたものを示す。すなわち、小径のボビンレスコ
イル1の引き出し端部1aは磁芯取付用端子台5の右側
の端子金具24の端末処理端子24bに、大径のボビン
レスコイル2の引き出し端部2aは磁芯取付用端子台5
の左側の端子金具24の端末処理端子24bに接続され
ることになり、各引き出し端部1a,2aの穴1b,2
bに端末処理端子24bを挿通した後、はんだ付け等で
引き出し端部1a,2aと端末処理端子24bとの接続
を行う。なお、その他の構成は前述の第3実施例と同様
である。
あって、2個のボビンレスコイルを用いて薄形、大電流
容量のトランスを構成した場合であって、磁芯取付用端
子台5の両側に各コイルの引き出し端部が引き出される
ようにしたものを示す。すなわち、小径のボビンレスコ
イル1の引き出し端部1aは磁芯取付用端子台5の右側
の端子金具24の端末処理端子24bに、大径のボビン
レスコイル2の引き出し端部2aは磁芯取付用端子台5
の左側の端子金具24の端末処理端子24bに接続され
ることになり、各引き出し端部1a,2aの穴1b,2
bに端末処理端子24bを挿通した後、はんだ付け等で
引き出し端部1a,2aと端末処理端子24bとの接続
を行う。なお、その他の構成は前述の第3実施例と同様
である。
【0053】この第5実施例によれば、複数のボビンレ
スコイルを有する薄形、大電流容量のトランスを構成す
ることができ、例えば1次側ボビンレスコイル1は磁芯
取付用端子台5の右側に導出し、2次側ボビンレスコイ
ル2は左側に導出でき、1次、2次間を絶縁隔離した
り、配線する上で好都合である。
スコイルを有する薄形、大電流容量のトランスを構成す
ることができ、例えば1次側ボビンレスコイル1は磁芯
取付用端子台5の右側に導出し、2次側ボビンレスコイ
ル2は左側に導出でき、1次、2次間を絶縁隔離した
り、配線する上で好都合である。
【0054】図16は本発明の第6実施例であって、2
個の同径のボビンレスコイルを用いて薄形、大電流容量
のトランスを構成した場合であって、磁芯取付用端子台
15の両側に各コイルの引き出し端部が引き出されるよ
うにしたものを示す。このトランスでは、図17に示す
ように、かなり幅広の平角線でその幅広平面が巻回軸に
対してほぼ直角になるように円環状(スパイラル状)に
巻回してなる同一外径のボビンレスコイル21,22を
上下方向に重ねて一対のE型コア3を突き合わせ一体化
した磁芯の内側に配置する。そして、ボビンレスコイル
21の引き出し端部21aに必要に応じて高さを揃える
ための折り曲げ等を加えて磁芯取付用端子台15の左側
の溝部17より導出し、該溝部17より垂直に突出して
いる複数の棒状端末処理端子34bにコイル引き出し端
部21aの複数の穴21bをはめ、(穴21bに端末処
理端子34bを挿通し)、はんだ付け等で接続する。ま
た、ボビンレスコイル22の引き出し端部22aに必要
に応じて高さを揃えるための折り曲げ等を加えて右側の
溝部17より導出し、複数の棒状端末処理端子34bに
コイル引き出し端部22aの複数の穴22bをはめ、
(穴22bに端末処理端子34bを挿通し)、はんだ付
け等で接続する。なお、その他の構成は、前述の第4実
施例と同様である。
個の同径のボビンレスコイルを用いて薄形、大電流容量
のトランスを構成した場合であって、磁芯取付用端子台
15の両側に各コイルの引き出し端部が引き出されるよ
うにしたものを示す。このトランスでは、図17に示す
ように、かなり幅広の平角線でその幅広平面が巻回軸に
対してほぼ直角になるように円環状(スパイラル状)に
巻回してなる同一外径のボビンレスコイル21,22を
上下方向に重ねて一対のE型コア3を突き合わせ一体化
した磁芯の内側に配置する。そして、ボビンレスコイル
21の引き出し端部21aに必要に応じて高さを揃える
ための折り曲げ等を加えて磁芯取付用端子台15の左側
の溝部17より導出し、該溝部17より垂直に突出して
いる複数の棒状端末処理端子34bにコイル引き出し端
部21aの複数の穴21bをはめ、(穴21bに端末処
理端子34bを挿通し)、はんだ付け等で接続する。ま
た、ボビンレスコイル22の引き出し端部22aに必要
に応じて高さを揃えるための折り曲げ等を加えて右側の
溝部17より導出し、複数の棒状端末処理端子34bに
コイル引き出し端部22aの複数の穴22bをはめ、
(穴22bに端末処理端子34bを挿通し)、はんだ付
け等で接続する。なお、その他の構成は、前述の第4実
施例と同様である。
【0055】この第6実施例によれば、複数のボビンレ
スコイルを有する薄形、大電流容量のトランスを構成す
ることができ、例えば1次側ボビンレスコイル21は磁
芯取付用端子台15の左側に導出し、2次側ボビンレス
コイル22は右側に導出でき、1次、2次間を絶縁隔離
したり配線する上で好都合である。
スコイルを有する薄形、大電流容量のトランスを構成す
ることができ、例えば1次側ボビンレスコイル21は磁
芯取付用端子台15の左側に導出し、2次側ボビンレス
コイル22は右側に導出でき、1次、2次間を絶縁隔離
したり配線する上で好都合である。
【0056】図18は本発明の第7実施例を示す。この
場合、ボビンレスコイル1,2は引き出し端子部1a,
2aに切欠き1c,2cを形成したものであり、端子金
具44は、図19に示すように、金属板を予めコ字状に
折り曲げると同時に棒状部分を成形したもので、下部が
基板取付端子としての面装着端子44aとなっており、
上部の端末処理端子は各ボビンレスコイル1,2の引き
出し端部の切欠き1c,2cに挿通可能な棒状端子部4
4bと平板状端子部44cとからなっている。そして、
磁芯取付用端子台5に取り付けられた端子金具44の面
装着端子44aは、磁芯取付用端子台5の底面に沿って
外側に折り曲げられ、棒状端子部44bは磁芯取付用端
子台5の上面に形成された溝部7の底面(底部)にから
垂直に突出し、平板状端子部44cは溝部7の底面に沿
って外側に折り曲げられている。
場合、ボビンレスコイル1,2は引き出し端子部1a,
2aに切欠き1c,2cを形成したものであり、端子金
具44は、図19に示すように、金属板を予めコ字状に
折り曲げると同時に棒状部分を成形したもので、下部が
基板取付端子としての面装着端子44aとなっており、
上部の端末処理端子は各ボビンレスコイル1,2の引き
出し端部の切欠き1c,2cに挿通可能な棒状端子部4
4bと平板状端子部44cとからなっている。そして、
磁芯取付用端子台5に取り付けられた端子金具44の面
装着端子44aは、磁芯取付用端子台5の底面に沿って
外側に折り曲げられ、棒状端子部44bは磁芯取付用端
子台5の上面に形成された溝部7の底面(底部)にから
垂直に突出し、平板状端子部44cは溝部7の底面に沿
って外側に折り曲げられている。
【0057】各コイル1,2の引き出し端部(端末)1
a,2aと端子金具44との接続は、前記溝部7より突
出している棒状端子部44bに端部の切欠き1c,2c
を嵌める(切欠き1c,2cに棒状端子部44bを挿通
する)とともに、引き出し端部1a,2aを平板状端子
部44c上に重ね合わせ、その後、コイル端部1a,2
aと棒状端子部44b及び平板状端子部44cとをはん
だ付け等で接続する。なお、その他の構成は前述の第5
実施例と同様である。
a,2aと端子金具44との接続は、前記溝部7より突
出している棒状端子部44bに端部の切欠き1c,2c
を嵌める(切欠き1c,2cに棒状端子部44bを挿通
する)とともに、引き出し端部1a,2aを平板状端子
部44c上に重ね合わせ、その後、コイル端部1a,2
aと棒状端子部44b及び平板状端子部44cとをはん
だ付け等で接続する。なお、その他の構成は前述の第5
実施例と同様である。
【0058】この第7実施例によれば、引き出し端部1
a,2aの切欠き1c,2cに棒状端子部44bを挿通
して接続すると同時に、前記平板状端子部44cを前記
引き出し端部1a,2aに面接触状態で接続でき、接続
面積を増加させ得る利点がある。また、平角線端部の切
欠き1c,2cは形成加工が容易な利点がある。その他
の作用効果は前述の第5実施例と同様である。
a,2aの切欠き1c,2cに棒状端子部44bを挿通
して接続すると同時に、前記平板状端子部44cを前記
引き出し端部1a,2aに面接触状態で接続でき、接続
面積を増加させ得る利点がある。また、平角線端部の切
欠き1c,2cは形成加工が容易な利点がある。その他
の作用効果は前述の第5実施例と同様である。
【0059】なお、第3、第4、第5、第6及び第7実
施例においても、第2実施例と同様の端子金具構造を採
用することにより、基板落とし込み実装タイプのインダ
クタンス素子を構成できる。
施例においても、第2実施例と同様の端子金具構造を採
用することにより、基板落とし込み実装タイプのインダ
クタンス素子を構成できる。
【0060】また、第2、第3、第4、第5、第6及び
第7実施例においても、図7のように、コイルと磁芯内
面との絶縁のために絶縁シートを配置する構造を採用し
ても良い。さらに、コイルが複数ある場合、コイル間に
も絶縁シートを配置する構造とすることもできる。
第7実施例においても、図7のように、コイルと磁芯内
面との絶縁のために絶縁シートを配置する構造を採用し
ても良い。さらに、コイルが複数ある場合、コイル間に
も絶縁シートを配置する構造とすることもできる。
【0061】また、棒状端子部と平板状端子部とを端末
処理端子として具備する第7実施例の端子金具と同様の
構成を、第1、第2、第4、第5又は第6実施例の端子
金具に適用することも可能であり、第7実施例に示した
コイル端部に穴の代わりに切欠きを形成する構成を第1
乃至第6実施例にも適用できる。
処理端子として具備する第7実施例の端子金具と同様の
構成を、第1、第2、第4、第5又は第6実施例の端子
金具に適用することも可能であり、第7実施例に示した
コイル端部に穴の代わりに切欠きを形成する構成を第1
乃至第6実施例にも適用できる。
【0062】さらに、各実施例の端子金具は面装着端子
を有するものであるが、プリント基板を貫通するピン端
子を有するものであっても差し支えない
を有するものであるが、プリント基板を貫通するピン端
子を有するものであっても差し支えない
【0063】磁芯としては、フェライト、圧粉磁芯(圧
粉鉄心)等のE型コア3同士を突き合わせたものを例示
したが、コ字状外殻部3a及び円柱状部3bの長い1個
のE型コアと平板コアとの組み合わせ構造としたり、磁
芯取付用端子台に係合可能な外殻部及び円柱状部を有す
るポット型コア(外殻部の一部を切り欠いたもの)同士
の突き合わせ構造、ポット型コアと平板コアとの組み合
わせ構造等を用いても良い。
粉鉄心)等のE型コア3同士を突き合わせたものを例示
したが、コ字状外殻部3a及び円柱状部3bの長い1個
のE型コアと平板コアとの組み合わせ構造としたり、磁
芯取付用端子台に係合可能な外殻部及び円柱状部を有す
るポット型コア(外殻部の一部を切り欠いたもの)同士
の突き合わせ構造、ポット型コアと平板コアとの組み合
わせ構造等を用いても良い。
【0064】また、ボビンレスコイルとして線材を円環
状に巻回したものを例示したが、楕円環状乃至長円環
状、さらには矩形筒状に線材を巻回したものを用いても
よい。また、ボビンレスコイルの中心貫通穴の形状に合
わせて磁芯の柱状部の断面形状も楕円状乃至長円状さら
には矩形状に設定できる。
状に巻回したものを例示したが、楕円環状乃至長円環
状、さらには矩形筒状に線材を巻回したものを用いても
よい。また、ボビンレスコイルの中心貫通穴の形状に合
わせて磁芯の柱状部の断面形状も楕円状乃至長円状さら
には矩形状に設定できる。
【0065】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインダク
タンス素子によれば、基板取付端子と端末処理端子とを
有するとともに磁芯位置決め手段を有する磁芯取付用端
子台と、該磁芯位置決め手段で前記磁芯取付用端子台の
内側に位置決め固定される磁芯と、該磁芯の柱状部の周
囲に設けられていて平角線を環状乃至矩形筒状に巻回し
てなる少なくとも一つのコイルとを備え、前記コイルの
引き出し端部に形成された穴又は切欠きに前記端末処理
端子を挿通して接続した構成としたので、次の通りの効
果を得ることができる。
タンス素子によれば、基板取付端子と端末処理端子とを
有するとともに磁芯位置決め手段を有する磁芯取付用端
子台と、該磁芯位置決め手段で前記磁芯取付用端子台の
内側に位置決め固定される磁芯と、該磁芯の柱状部の周
囲に設けられていて平角線を環状乃至矩形筒状に巻回し
てなる少なくとも一つのコイルとを備え、前記コイルの
引き出し端部に形成された穴又は切欠きに前記端末処理
端子を挿通して接続した構成としたので、次の通りの効
果を得ることができる。
【0067】(1) 前記コイルをボビンレス構造とする
ことができ、ボビンを使用しない分だけ導体の占積率を
向上させ、銅損の低減、発熱の低減、電流容量の増大を
図ることができ、併せて薄形化を図ることができる。ま
た、平角線は薄形であっても断面積を大きく設定でき、
薄形のコイル構造としても巻き数をかせぐことができ、
この点でも小形、薄形化及び電流容量の増大を図ること
ができる。
ことができ、ボビンを使用しない分だけ導体の占積率を
向上させ、銅損の低減、発熱の低減、電流容量の増大を
図ることができ、併せて薄形化を図ることができる。ま
た、平角線は薄形であっても断面積を大きく設定でき、
薄形のコイル構造としても巻き数をかせぐことができ、
この点でも小形、薄形化及び電流容量の増大を図ること
ができる。
【0068】(2) 磁芯取付用端子台は基板取付端子と
端末処理端子とを有し、コイル端末、すなわち平角線の
引き出し端部には前記端末処理端子に対応した穴又は切
欠きが形成されているので、各引き出し端部の穴又は切
欠きに端末処理端子を挿通し(さし込み)、はんだ付け
することでコイル端末と端末処理端子とを確実かつ容易
に接続することができ、コイル端末の位置ずれ等を発生
は無い。
端末処理端子とを有し、コイル端末、すなわち平角線の
引き出し端部には前記端末処理端子に対応した穴又は切
欠きが形成されているので、各引き出し端部の穴又は切
欠きに端末処理端子を挿通し(さし込み)、はんだ付け
することでコイル端末と端末処理端子とを確実かつ容易
に接続することができ、コイル端末の位置ずれ等を発生
は無い。
【0069】(3) 前記磁芯取付用端子台は磁芯位置決
め手段を有しており、磁芯の磁芯取付用端子台への位置
決め固定を容易に行うことができる。また、磁芯は特殊
形状のもの(例えば鍔付きのもの等)を必要とせず、一
般的な磁芯形状に対応できる。
め手段を有しており、磁芯の磁芯取付用端子台への位置
決め固定を容易に行うことができる。また、磁芯は特殊
形状のもの(例えば鍔付きのもの等)を必要とせず、一
般的な磁芯形状に対応できる。
【0070】(4) 磁芯取付用端子台に固定された端子
金具は基板取付端子と端末処理端子とを有しており、基
板取付端子と端末処理端子とが分離されているため、コ
イル端末処理時に基板取付端子に浮き上がりが発生する
ことはなく、プリント基板への装着性が良く、信頼性の
高いインダクタンス素子を作製できる。
金具は基板取付端子と端末処理端子とを有しており、基
板取付端子と端末処理端子とが分離されているため、コ
イル端末処理時に基板取付端子に浮き上がりが発生する
ことはなく、プリント基板への装着性が良く、信頼性の
高いインダクタンス素子を作製できる。
【0071】また、本発明のインダクタンス素子用コイ
ルは、平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ直角とな
るように該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回し、引き出
し端部に穴又は切欠きを形成しており、薄形のコイル構
造としても巻き数をかせぐことができ、小形、薄形化及
び電流容量の増大を図ることができる。また、引き出し
端部に穴又は切欠きを形成してあり、この穴又は切欠き
を利用して端子側への接続を確実かつ容易に実行でき
る。
ルは、平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ直角とな
るように該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回し、引き出
し端部に穴又は切欠きを形成しており、薄形のコイル構
造としても巻き数をかせぐことができ、小形、薄形化及
び電流容量の増大を図ることができる。また、引き出し
端部に穴又は切欠きを形成してあり、この穴又は切欠き
を利用して端子側への接続を確実かつ容易に実行でき
る。
【図1】本発明に係るインダクタンス素子の第1実施例
であってチョークコイルを構成した場合を示す分解斜視
図である。
であってチョークコイルを構成した場合を示す分解斜視
図である。
【図2】同斜視図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同正断面図である。
【図5】第1実施例で用いる小径及び大径のボビンレス
コイルの組み合わせ構造を示す斜視図である。
コイルの組み合わせ構造を示す斜視図である。
【図6】第1実施例で用いる端子金具を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】第1実施例等で採用可能なボビンレスコイルの
絶縁構造を示す分解斜視図である。
絶縁構造を示す分解斜視図である。
【図8】第1実施例で用いることのできる磁芯取付用端
子台の変形例を示す斜視図である。
子台の変形例を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す正断面図である。
【図10】本発明の第3実施例であってトランスを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図11】第3実施例で用いる端子金具を示す斜視図で
ある。
ある。
【図12】本発明の第4実施例であってチョークコイル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図13】第4実施例で用いる端子金具を示す斜視図で
ある。
ある。
【図14】本発明の第5実施例であってトランスを示す
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図15】同斜視図である。
【図16】本発明の第6実施例であってトランスを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図17】第6実施例で用いるコイル構造を示す斜視図
である。
である。
【図18】本発明の第7実施例であってトランスを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図19】第7実施例で用いる端子金具を示す斜視図で
ある。
ある。
1,2,11,21,22 ボビンレスコイル 1a,2a,11a,21a,22a 引き出し端部 1b,2b,11b,21b,22b 穴 1c,2c 切欠き 3 E型コア 4,14,24,34,44 端子金具 4a,24a,34a,44a 面装着端子 14a 基板取付端子 4b,14b,24b,34b 端末処理端子 5,5A,5B,15 磁芯取付用端子台 6 係合溝 7,17 溝部 8 絶縁シート 9 係合凸部 40 プリント基板 41 抜き穴 44b 棒状端子部 44c 平板状端子部
Claims (5)
- 【請求項1】 基板取付端子と端末処理端子とを有する
とともに磁芯位置決め手段を有する磁芯取付用端子台
と、該磁芯位置決め手段で前記磁芯取付用端子台の内側
に位置決め固定される磁芯と、該磁芯の柱状部の周囲に
設けられていて平角線を環状乃至矩形筒状に巻回してな
る少なくとも一つのコイルとを備え、前記コイルの引き
出し端部に形成された穴又は切欠きに前記端末処理端子
を挿通して接続したことを特徴とするインダクタンス素
子。 - 【請求項2】 前記コイルは前記平角線の幅広平面が巻
回軸に対してほぼ直角となるように巻回したものである
請求項1記載のインダクタンス素子。 - 【請求項3】 前記磁芯は前記柱状部と前記磁芯位置決
め手段で位置決めされる外殻部とを有するものである請
求項1又は2記載のインダクタンス素子。 - 【請求項4】 前記端末処理端子は前記コイルの引き出
し端部の穴又は切欠きに挿通される棒状端子部と平板状
端子部とを有している請求項1,2又は3記載のインダ
クタンス素子。 - 【請求項5】 平角線の幅広平面が巻回軸に対してほぼ
直角となるように該平角線を環状乃至矩形筒状に巻回
し、引き出し端部に穴又は切欠きを形成したことを特徴
とするインダクタンス素子用コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6056808A JPH07245217A (ja) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | インダクタンス素子及び該素子用コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6056808A JPH07245217A (ja) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | インダクタンス素子及び該素子用コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245217A true JPH07245217A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13037695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6056808A Pending JPH07245217A (ja) | 1994-03-03 | 1994-03-03 | インダクタンス素子及び該素子用コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07245217A (ja) |
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-
1994
- 1994-03-03 JP JP6056808A patent/JPH07245217A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031007 |