JPH07230394A - ウオッチドッグタイマ具備装置 - Google Patents
ウオッチドッグタイマ具備装置Info
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- JPH07230394A JPH07230394A JP6022306A JP2230694A JPH07230394A JP H07230394 A JPH07230394 A JP H07230394A JP 6022306 A JP6022306 A JP 6022306A JP 2230694 A JP2230694 A JP 2230694A JP H07230394 A JPH07230394 A JP H07230394A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウオッチドッグタイマに起因するシステムダ
ウンを防止する。 【構成】 中央処理装置1から第1所定時間未満の時間
間隔でパルスが入力されないと中央処理装置が暴走した
ものとして中央処理装置にリセット信号を出力するウオ
ッチドッグタイマ2を備えるウオッチドッグタイマ具備
装置において、ウオッチドッグタイマの出力するリセッ
ト信号の発生回数を計数する計数手段3と、ウオッチド
ッグタイマの出力した最後のリセット信号から第2所定
時間を経過すると計数手段の計数を初期化するクリア手
段4と、計数手段の計数が所定数に達したか否かを判定
する判定手段5と、判定手段が計数手段の計数は所定数
に達したと判定するときはリセット信号による中央処理
装置のリセットを阻止するリセット阻止手段6とを設け
ると共に、第1所定時間よりも第2所定時間を長くし
た。
ウンを防止する。 【構成】 中央処理装置1から第1所定時間未満の時間
間隔でパルスが入力されないと中央処理装置が暴走した
ものとして中央処理装置にリセット信号を出力するウオ
ッチドッグタイマ2を備えるウオッチドッグタイマ具備
装置において、ウオッチドッグタイマの出力するリセッ
ト信号の発生回数を計数する計数手段3と、ウオッチド
ッグタイマの出力した最後のリセット信号から第2所定
時間を経過すると計数手段の計数を初期化するクリア手
段4と、計数手段の計数が所定数に達したか否かを判定
する判定手段5と、判定手段が計数手段の計数は所定数
に達したと判定するときはリセット信号による中央処理
装置のリセットを阻止するリセット阻止手段6とを設け
ると共に、第1所定時間よりも第2所定時間を長くし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウオッチドッグタイマ
自身の異常が原因で出力されるリセット信号に対処した
ウオッチドッグタイマ具備装置に関するものである。
自身の異常が原因で出力されるリセット信号に対処した
ウオッチドッグタイマ具備装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電気装置にあっては殆どのものに
コンピュータが利用されていると言っても過言ではな
い。これらの、コンピュータを利用した各種装置は、内
部に中央処理装置(CPU)を備えている。しかしなが
ら、中央処理装置を備える各種装置にあっては、電気的
ノイズなどの影響でビットエラーなどを生じると、プロ
グラムをでたらめに実行してしまう暴走状態に陥る場合
がある。中央処理装置の暴走状態に陥った装置は、もは
や本来の機能を失ってしまい、何らかの処置を施さなけ
れば正常に復帰させることはできない。
コンピュータが利用されていると言っても過言ではな
い。これらの、コンピュータを利用した各種装置は、内
部に中央処理装置(CPU)を備えている。しかしなが
ら、中央処理装置を備える各種装置にあっては、電気的
ノイズなどの影響でビットエラーなどを生じると、プロ
グラムをでたらめに実行してしまう暴走状態に陥る場合
がある。中央処理装置の暴走状態に陥った装置は、もは
や本来の機能を失ってしまい、何らかの処置を施さなけ
れば正常に復帰させることはできない。
【0003】このような暴走状態に陥った装置を再び正
常に復帰させるには、装置の電源をオフして再びオンす
る電源リセットが最も単純で良く用いられる。しかしな
がら、装置の中央処理装置が暴走状態に陥り機能停止し
たことを人間が認知すると共に、該装置の電源リセット
の処置を人間が行うことは不合理である。
常に復帰させるには、装置の電源をオフして再びオンす
る電源リセットが最も単純で良く用いられる。しかしな
がら、装置の中央処理装置が暴走状態に陥り機能停止し
たことを人間が認知すると共に、該装置の電源リセット
の処置を人間が行うことは不合理である。
【0004】そこで、中央処理装置を利用する各種装置
にあっては、中央処理装置の暴走を監視すると共に暴走
時にはリセット信号を中央処理装置に自動的に入力し
て、該暴走状態に陥った中央処理装置を自動的にリセッ
ト(初期状態に戻して再始動)することが行われる。こ
の中央処理装置の暴走を監視すると共に暴走時にリセッ
ト信号を中央処理装置に自動的に入力するための常套手
段として、ウオッチドッグタイマが用いられる。
にあっては、中央処理装置の暴走を監視すると共に暴走
時にはリセット信号を中央処理装置に自動的に入力し
て、該暴走状態に陥った中央処理装置を自動的にリセッ
ト(初期状態に戻して再始動)することが行われる。こ
の中央処理装置の暴走を監視すると共に暴走時にリセッ
ト信号を中央処理装置に自動的に入力するための常套手
段として、ウオッチドッグタイマが用いられる。
【0005】ウオッチドッグタイマは計時機能を有して
いる。ウオッチドッグタイマはパルスが入力する毎に計
時値tをt=0に初期化して再び計時を開始する。ウオ
ッチドッグタイマは、計時値tが所定値Tに達する毎に
(t≧Tと成る毎に)リセット信号(通常は単一パルス
状の信号である)を中央処理装置のリセット入力端子に
出力する。つまり、計時値tが所定値Tに達する以前に
パルスが入力される状態にある期間にあっては、ウオッ
チドッグタイマはリセット信号を出力しない。しかし、
ウオッチドッグタイマは、入力するパルスとパルスとの
間隔が長く成って、計時値tと所定値Tとの間にt≧T
なる関係が生ずる毎にリセット信号を出力する。
いる。ウオッチドッグタイマはパルスが入力する毎に計
時値tをt=0に初期化して再び計時を開始する。ウオ
ッチドッグタイマは、計時値tが所定値Tに達する毎に
(t≧Tと成る毎に)リセット信号(通常は単一パルス
状の信号である)を中央処理装置のリセット入力端子に
出力する。つまり、計時値tが所定値Tに達する以前に
パルスが入力される状態にある期間にあっては、ウオッ
チドッグタイマはリセット信号を出力しない。しかし、
ウオッチドッグタイマは、入力するパルスとパルスとの
間隔が長く成って、計時値tと所定値Tとの間にt≧T
なる関係が生ずる毎にリセット信号を出力する。
【0006】また、ウオッチドッグタイマを具備する装
置にあっては、該装置の中央処理装置の実行するソフト
ウェアであるプログラムには、中央処理装置が正常に該
プログラムの通りに実行している場合、前記ウオッチド
ッグタイマの計時値tが所定値Tに達する以前に、該中
央処理装置の入出力ポートからウオッチドッグタイマに
対してパルスを入力するようなプログラムが組み込まれ
ている。
置にあっては、該装置の中央処理装置の実行するソフト
ウェアであるプログラムには、中央処理装置が正常に該
プログラムの通りに実行している場合、前記ウオッチド
ッグタイマの計時値tが所定値Tに達する以前に、該中
央処理装置の入出力ポートからウオッチドッグタイマに
対してパルスを入力するようなプログラムが組み込まれ
ている。
【0007】そこで、ウオッチドッグタイマ具備装置が
何らかの原因で暴走状態に陥ると、該装置の中央処理装
置は、ウオッチドッグタイマの計時値tが所定値Tに達
する以前に入出力ポートからウオッチドッグタイマに対
してパルスを入力する状態を、継続することができなく
成る。すると、ウオッチドッグタイマはリセット信号を
中央処理装置のリセット入力端子に入力する。すると、
該ウオッチドッグタイマ具備装置は、自動的にリセット
して正常に機能できるように成るのである。
何らかの原因で暴走状態に陥ると、該装置の中央処理装
置は、ウオッチドッグタイマの計時値tが所定値Tに達
する以前に入出力ポートからウオッチドッグタイマに対
してパルスを入力する状態を、継続することができなく
成る。すると、ウオッチドッグタイマはリセット信号を
中央処理装置のリセット入力端子に入力する。すると、
該ウオッチドッグタイマ具備装置は、自動的にリセット
して正常に機能できるように成るのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うにウオッチドッグタイマは計時機能を備えている。し
かしながら、計時には狂いがつきものである。例えば、
ウオッチドッグタイマの計時構成としては、その構成が
簡単で且つ安価であることから抵抗とコンデンサとの充
放電回路で構成されることが多く、コンデンサの充電電
圧で計時する場合が多い。該コンデンサとしては比較的
大きな容量を必要とするため電解コンデンサが使用され
る。しかしながら、電解コンデンサにあっては特に熱を
受ける環境下では容量抜けを生じ易くウオッチドッグタ
イマの時定数が変化する。つまり計時に狂いが生ずる。
このため、中央処理装置は所定のプログラムを正常に実
行して入出力ポートからウオッチドッグタイマに対して
パルスを正常に出力しているにもかかわらず、ウオッチ
ドッグタイマは中央処理装置に対してリセット信号を頻
発してしまい、かえってウオッチドッグタイマが仇にな
ってウオッチドッグタイマ具備装置が使用不能(システ
ムダウン)に陥ると言う問題点があった。
うにウオッチドッグタイマは計時機能を備えている。し
かしながら、計時には狂いがつきものである。例えば、
ウオッチドッグタイマの計時構成としては、その構成が
簡単で且つ安価であることから抵抗とコンデンサとの充
放電回路で構成されることが多く、コンデンサの充電電
圧で計時する場合が多い。該コンデンサとしては比較的
大きな容量を必要とするため電解コンデンサが使用され
る。しかしながら、電解コンデンサにあっては特に熱を
受ける環境下では容量抜けを生じ易くウオッチドッグタ
イマの時定数が変化する。つまり計時に狂いが生ずる。
このため、中央処理装置は所定のプログラムを正常に実
行して入出力ポートからウオッチドッグタイマに対して
パルスを正常に出力しているにもかかわらず、ウオッチ
ドッグタイマは中央処理装置に対してリセット信号を頻
発してしまい、かえってウオッチドッグタイマが仇にな
ってウオッチドッグタイマ具備装置が使用不能(システ
ムダウン)に陥ると言う問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、ウオッチド
ッグタイマ自身の不具合に起因するシステムダウンを防
止した、優れたウオッチドッグタイマ具備装置を提供す
ることにある。
成されたもので、その目的とするところは、ウオッチド
ッグタイマ自身の不具合に起因するシステムダウンを防
止した、優れたウオッチドッグタイマ具備装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、中央処
理装置から第1所定時間未満の時間間隔でパルスが入力
されないと前記中央処理装置が暴走したものとして該中
央処理装置にリセット信号を出力するウオッチドッグタ
イマを備えるウオッチドッグタイマ具備装置において、
ウオッチドッグタイマの出力するリセット信号の発生回
数を計数する計数手段と、ウオッチドッグタイマの出力
した最後のリセット信号から第2所定時間を経過すると
前記計数手段の計数を初期化するクリア手段と、前記計
数手段の計数が所定数に達したか否かを判定する判定手
段と、前記判定手段が前記計数手段の計数は所定数に達
したと判定するときは前記リセット信号による前記中央
処理装置のリセットを阻止するリセット阻止手段とを設
けると共に、前記第1所定時間よりも第2所定時間を長
くしたことを特徴とする。
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、中央処
理装置から第1所定時間未満の時間間隔でパルスが入力
されないと前記中央処理装置が暴走したものとして該中
央処理装置にリセット信号を出力するウオッチドッグタ
イマを備えるウオッチドッグタイマ具備装置において、
ウオッチドッグタイマの出力するリセット信号の発生回
数を計数する計数手段と、ウオッチドッグタイマの出力
した最後のリセット信号から第2所定時間を経過すると
前記計数手段の計数を初期化するクリア手段と、前記計
数手段の計数が所定数に達したか否かを判定する判定手
段と、前記判定手段が前記計数手段の計数は所定数に達
したと判定するときは前記リセット信号による前記中央
処理装置のリセットを阻止するリセット阻止手段とを設
けると共に、前記第1所定時間よりも第2所定時間を長
くしたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、前記クリ
ア手段を、中央処理装置の最後のリセットから第2所定
時間を経過すると前記計数手段の計数を初期化するもの
としたことを特徴とする。
ア手段を、中央処理装置の最後のリセットから第2所定
時間を経過すると前記計数手段の計数を初期化するもの
としたことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明にあっては、前記判定
手段が前記計数手段の計数は所定数に達したと判定する
ときは前記中央処理装置にマスク不可能割り込み信号を
出力する割り込み信号出力手段を付加したことを特徴と
する。
手段が前記計数手段の計数は所定数に達したと判定する
ときは前記中央処理装置にマスク不可能割り込み信号を
出力する割り込み信号出力手段を付加したことを特徴と
する。
【0013】
【作用】以上のように構成したことにより、請求項1記
載の発明にあっては、ウオッチドッグタイマは、中央処
理装置から第1所定時間未満の時間間隔でパルスが入力
されないと前記中央処理装置が暴走したものとして該中
央処理装置にリセット信号を出力する。計数手段は、ウ
オッチドッグタイマの出力するリセット信号の発生回数
を計数する。クリア手段は、ウオッチドッグタイマの出
力した最後のリセット信号から第2所定時間を経過する
と前記計数手段の計数を初期化する。判定手段は、前記
計数手段の計数が所定数に達したか否かを判定する。リ
セット阻止手段は、前記判定手段が前記計数手段の計数
は所定数に達したと判定するときは前記リセット信号に
よる前記中央処理装置のリセットを阻止する。しかも、
前記第1所定時間よりも第2所定時間の方を長くしてい
る。
載の発明にあっては、ウオッチドッグタイマは、中央処
理装置から第1所定時間未満の時間間隔でパルスが入力
されないと前記中央処理装置が暴走したものとして該中
央処理装置にリセット信号を出力する。計数手段は、ウ
オッチドッグタイマの出力するリセット信号の発生回数
を計数する。クリア手段は、ウオッチドッグタイマの出
力した最後のリセット信号から第2所定時間を経過する
と前記計数手段の計数を初期化する。判定手段は、前記
計数手段の計数が所定数に達したか否かを判定する。リ
セット阻止手段は、前記判定手段が前記計数手段の計数
は所定数に達したと判定するときは前記リセット信号に
よる前記中央処理装置のリセットを阻止する。しかも、
前記第1所定時間よりも第2所定時間の方を長くしてい
る。
【0014】従って、中央処理装置から第1所定時間未
満の時間間隔でパルスが正常にウオッチドッグタイマに
入力されているにもかかわらず、ウオッチドッグタイマ
の不具合によりウオッチドッグタイマからのリセット信
号が頻発するように成ると、ウオッチドッグタイマの出
力するリセット信号の最後のリセット信号から第2所定
時間を経過する迄の間に新たなリセット信号が出力され
るので、クリア手段は計数手段の計数を初期化すること
ができなく成り、計数手段の計数は所定数に達してしま
う。すると、判定手段は計数が所定数に達したと判定す
ることに成り、リセット阻止手段は前記リセット信号に
よる前記中央処理装置のリセットを阻止する。つまり、
ウオッチドッグタイマの不具合でリセット信号が頻発す
る場合にあっては、中央処理装置は該頻発するリセット
信号により頻繁にリセットすることは無い。
満の時間間隔でパルスが正常にウオッチドッグタイマに
入力されているにもかかわらず、ウオッチドッグタイマ
の不具合によりウオッチドッグタイマからのリセット信
号が頻発するように成ると、ウオッチドッグタイマの出
力するリセット信号の最後のリセット信号から第2所定
時間を経過する迄の間に新たなリセット信号が出力され
るので、クリア手段は計数手段の計数を初期化すること
ができなく成り、計数手段の計数は所定数に達してしま
う。すると、判定手段は計数が所定数に達したと判定す
ることに成り、リセット阻止手段は前記リセット信号に
よる前記中央処理装置のリセットを阻止する。つまり、
ウオッチドッグタイマの不具合でリセット信号が頻発す
る場合にあっては、中央処理装置は該頻発するリセット
信号により頻繁にリセットすることは無い。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、クリア手
段を、中央処理装置の最後のリセットから第2所定時間
を経過すると前記計数手段の計数を初期化するものとし
たので、中央処理装置から第1所定時間未満の時間間隔
でパルスが正常にウオッチドッグタイマに入力されてい
るにもかかわらず、ウオッチドッグタイマの不具合によ
りウオッチドッグタイマからのリセット信号が頻発する
ように成ると、中央処理装置も同じくリセットを頻繁に
生じるように成る。すると、中央処理装置の最後のリセ
ットから第2所定時間を経過する迄の間に新たなリセッ
トが生じるので、クリア手段は計数手段の計数を初期化
することができなく成り、計数手段の計数は所定数に達
してしまう。すると、判定手段は計数が所定数に達した
と判定することに成り、リセット阻止手段は前記リセッ
ト信号による前記中央処理装置のリセットを阻止するよ
うに成る。つまり、ウオッチドッグタイマの不具合でリ
セット信号が頻発する場合にあっては、中央処理装置は
該頻発するリセット信号により頻繁にリセットすること
は無い。
段を、中央処理装置の最後のリセットから第2所定時間
を経過すると前記計数手段の計数を初期化するものとし
たので、中央処理装置から第1所定時間未満の時間間隔
でパルスが正常にウオッチドッグタイマに入力されてい
るにもかかわらず、ウオッチドッグタイマの不具合によ
りウオッチドッグタイマからのリセット信号が頻発する
ように成ると、中央処理装置も同じくリセットを頻繁に
生じるように成る。すると、中央処理装置の最後のリセ
ットから第2所定時間を経過する迄の間に新たなリセッ
トが生じるので、クリア手段は計数手段の計数を初期化
することができなく成り、計数手段の計数は所定数に達
してしまう。すると、判定手段は計数が所定数に達した
と判定することに成り、リセット阻止手段は前記リセッ
ト信号による前記中央処理装置のリセットを阻止するよ
うに成る。つまり、ウオッチドッグタイマの不具合でリ
セット信号が頻発する場合にあっては、中央処理装置は
該頻発するリセット信号により頻繁にリセットすること
は無い。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、割り込み
信号出力手段は、前記判定手段が前記計数手段の計数は
所定数に達したと判定するときは、前記中央処理装置に
マスク不可能割り込み信号を出力する。従って、前記中
央処理装置は、ウオッチドッグタイマの出力するリセッ
ト信号が中央処理装置に入力されることが阻止されるよ
うに成ったことによる割り込み処理を、最優先で確実に
実行する。
信号出力手段は、前記判定手段が前記計数手段の計数は
所定数に達したと判定するときは、前記中央処理装置に
マスク不可能割り込み信号を出力する。従って、前記中
央処理装置は、ウオッチドッグタイマの出力するリセッ
ト信号が中央処理装置に入力されることが阻止されるよ
うに成ったことによる割り込み処理を、最優先で確実に
実行する。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るウオッチドッグタイマ具
備装置の概念を図1に基づいて、本発明に係るウオッチ
ドッグタイマ具備装置の一実施例を図2〜図4に基づい
てそれぞれ詳細に説明する。図1はウオッチドッグタイ
マ具備装置の要部を示す概念図、図2はウオッチドッグ
タイマ具備装置の要部を示すブロック図、図3はウオッ
チドッグタイマが正常に動作している場合を説明するタ
イミングチャート、図4はウオッチドッグタイマが異常
の場合を説明するタイミングチャートである。
備装置の概念を図1に基づいて、本発明に係るウオッチ
ドッグタイマ具備装置の一実施例を図2〜図4に基づい
てそれぞれ詳細に説明する。図1はウオッチドッグタイ
マ具備装置の要部を示す概念図、図2はウオッチドッグ
タイマ具備装置の要部を示すブロック図、図3はウオッ
チドッグタイマが正常に動作している場合を説明するタ
イミングチャート、図4はウオッチドッグタイマが異常
の場合を説明するタイミングチャートである。
【0018】なお、図3と図4とのそれぞれにおいて、
(a1)はウオッチドッグタイマの計時状態を示し、
(a2)はウオッチドッグタイマの出力するリセット信
号を示し、(b)はウオッチドッグタイマに入力するパ
ルスのタイミングとクリア手段が計数手段の計数を初期
化するタイミングとを示し、(c)は計数手段の計数の
状態を示し、(d)は判定手段が計数手段の計数は所定
数に達したと判定する時間帯を示している。
(a1)はウオッチドッグタイマの計時状態を示し、
(a2)はウオッチドッグタイマの出力するリセット信
号を示し、(b)はウオッチドッグタイマに入力するパ
ルスのタイミングとクリア手段が計数手段の計数を初期
化するタイミングとを示し、(c)は計数手段の計数の
状態を示し、(d)は判定手段が計数手段の計数は所定
数に達したと判定する時間帯を示している。
【0019】まず図1を用いて、本発明に係るウオッチ
ドッグタイマ具備装置の概念を説明する。このウオッチ
ドッグタイマ具備装置の要部は、中央処理装置1とウオ
ッチドッグタイマ2と計数手段3とクリア手段4と判定
手段5とリセット阻止手段6と割り込み信号出力手段7
とを含んで構成される。ウオッチドッグタイマ具備装置
には、ワープロ装置、自動予約システム装置、空調監視
制御装置など、コンピュータを利用した装置は全て含ま
れる。
ドッグタイマ具備装置の概念を説明する。このウオッチ
ドッグタイマ具備装置の要部は、中央処理装置1とウオ
ッチドッグタイマ2と計数手段3とクリア手段4と判定
手段5とリセット阻止手段6と割り込み信号出力手段7
とを含んで構成される。ウオッチドッグタイマ具備装置
には、ワープロ装置、自動予約システム装置、空調監視
制御装置など、コンピュータを利用した装置は全て含ま
れる。
【0020】中央処理装置1は、ウオッチドッグタイマ
具備装置を機能させるためのソフトウェアであるプログ
ラムを実行するものである。中央処理装置1は、ウオッ
チドッグタイマ2にパルスPを入力するための入出力ポ
ートIO1 、リセット信号(プログラムの最初から実行を
開始させる信号)を受けるためのリセット入力端子RESE
T 、最も優先度の高い割り込み信号を受けるためのマス
ク不可能割り込み入力端子NMI などを備えている。
具備装置を機能させるためのソフトウェアであるプログ
ラムを実行するものである。中央処理装置1は、ウオッ
チドッグタイマ2にパルスPを入力するための入出力ポ
ートIO1 、リセット信号(プログラムの最初から実行を
開始させる信号)を受けるためのリセット入力端子RESE
T 、最も優先度の高い割り込み信号を受けるためのマス
ク不可能割り込み入力端子NMI などを備えている。
【0021】ウオッチドッグタイマ2は、中央処理装置
1の入出力ポートIO1 から第1所定時間T1 未満の時間
間隔でパルスPが入力されないと、中央処理装置1が暴
走したものとしてリセット信号Rを出力する。計数手段
3は、ウオッチドッグタイマ2の出力するリセット信号
Rの発生回数を計数する。クリア手段4は、ウオッチド
ッグタイマ2の最後のリセット信号が出力されてから第
2所定時間T2 経過すると、計数手段3の計数Nを初期
化してN=0とする。しかも、第1所定時間T 1 と第2
所定時間T2 との間にはT1 <T2 成る関係が成立して
いる。
1の入出力ポートIO1 から第1所定時間T1 未満の時間
間隔でパルスPが入力されないと、中央処理装置1が暴
走したものとしてリセット信号Rを出力する。計数手段
3は、ウオッチドッグタイマ2の出力するリセット信号
Rの発生回数を計数する。クリア手段4は、ウオッチド
ッグタイマ2の最後のリセット信号が出力されてから第
2所定時間T2 経過すると、計数手段3の計数Nを初期
化してN=0とする。しかも、第1所定時間T 1 と第2
所定時間T2 との間にはT1 <T2 成る関係が成立して
いる。
【0022】判定手段5は、計数手段3の計数Nが所定
数N4 に達したか否かを判定する。リセット阻止手段6
は、判定手段5が計数手段3の計数Nは所定数N4 に達
したと判定するときは、リセット信号Rによる中央処理
装置1のリセットを阻止する。割り込み信号出力手段7
は、判定手段5が計数手段3の計数Nは所定数N4 に達
したと判定するときは、中央処理装置1のマスク不可能
割り込み入力端子NMIに割り込み信号を出力する。
数N4 に達したか否かを判定する。リセット阻止手段6
は、判定手段5が計数手段3の計数Nは所定数N4 に達
したと判定するときは、リセット信号Rによる中央処理
装置1のリセットを阻止する。割り込み信号出力手段7
は、判定手段5が計数手段3の計数Nは所定数N4 に達
したと判定するときは、中央処理装置1のマスク不可能
割り込み入力端子NMIに割り込み信号を出力する。
【0023】従って、ウオッチドッグタイマ2の時定数
を決定しているコンデンサCの容量抜けが生じてコンデ
ンサCの充電電圧Vの上昇が速まると、中央処理装置1
から第1所定時間T1 未満の時間間隔でパルスPが正常
にウオッチドッグタイマ2に入力されているにもかかわ
らず、ウオッチドッグタイマ2からのリセット信号Rは
頻発するように成る。
を決定しているコンデンサCの容量抜けが生じてコンデ
ンサCの充電電圧Vの上昇が速まると、中央処理装置1
から第1所定時間T1 未満の時間間隔でパルスPが正常
にウオッチドッグタイマ2に入力されているにもかかわ
らず、ウオッチドッグタイマ2からのリセット信号Rは
頻発するように成る。
【0024】すると、ウオッチドッグタイマ2の出力す
るリセット信号Rの最後のリセット信号Rから第2所定
時間T2 経過する迄の間に新たなリセット信号Rが出力
されるので、クリア手段4は計数手段3の計数Nを初期
化することができなく成り、計数手段3の計数Nは所定
数N4 に達してしまう。すると、判定手段5は計数Nが
所定数N4 に達したと判定することに成り、リセット阻
止手段6はリセット信号Rによる中央処理装置1のリセ
ットを阻止する。つまり、ウオッチドッグタイマ2から
ウオッチドッグタイマ2の不具合でリセット信号Rが頻
発しても、中央処理装置1は、判定手段5の計数Nが所
定数N4 に達する迄の暫くの間はリセットを繰り返して
システムダウンしているものの、判定手段5の計数Nが
所定数N 4 に達してしまえばリセットは生じなく成り、
ウオッチドッグタイマ具備装置は正常に機能するように
成る。
るリセット信号Rの最後のリセット信号Rから第2所定
時間T2 経過する迄の間に新たなリセット信号Rが出力
されるので、クリア手段4は計数手段3の計数Nを初期
化することができなく成り、計数手段3の計数Nは所定
数N4 に達してしまう。すると、判定手段5は計数Nが
所定数N4 に達したと判定することに成り、リセット阻
止手段6はリセット信号Rによる中央処理装置1のリセ
ットを阻止する。つまり、ウオッチドッグタイマ2から
ウオッチドッグタイマ2の不具合でリセット信号Rが頻
発しても、中央処理装置1は、判定手段5の計数Nが所
定数N4 に達する迄の暫くの間はリセットを繰り返して
システムダウンしているものの、判定手段5の計数Nが
所定数N 4 に達してしまえばリセットは生じなく成り、
ウオッチドッグタイマ具備装置は正常に機能するように
成る。
【0025】また、割り込み信号出力手段7は、判定手
段5が計数Nは所定数N4 に達したと判定すると、中央
処理装置1のマスク不可能割り込み入力端子NMI に割り
込み信号を出力する。従って、中央処理装置1は、ウオ
ッチドッグタイマ2の出力するリセット信号Rが中央処
理装置1に入力されることが阻止されるように成ったこ
とによる割り込み処理(ウオッチドッグタイマの異常報
知処理など)を最優先で確実に実行する。
段5が計数Nは所定数N4 に達したと判定すると、中央
処理装置1のマスク不可能割り込み入力端子NMI に割り
込み信号を出力する。従って、中央処理装置1は、ウオ
ッチドッグタイマ2の出力するリセット信号Rが中央処
理装置1に入力されることが阻止されるように成ったこ
とによる割り込み処理(ウオッチドッグタイマの異常報
知処理など)を最優先で確実に実行する。
【0026】次に、図2〜図4を用いてウオッチドッグ
タイマ具備装置の一実施例を説明する。図2に示すウオ
ッチドッグタイマ具備装置の要部にあっては、中央処理
装置1と、ウオッチドッグタイマ2と、リセット阻止手
段6と、割り込み信号出力手段7と、計数器30とを含
んで構成される。なお、図2においては、図1と同じ箇
所には同じ符号を付してあるので、同じ箇所の詳細な説
明は省略する。
タイマ具備装置の一実施例を説明する。図2に示すウオ
ッチドッグタイマ具備装置の要部にあっては、中央処理
装置1と、ウオッチドッグタイマ2と、リセット阻止手
段6と、割り込み信号出力手段7と、計数器30とを含
んで構成される。なお、図2においては、図1と同じ箇
所には同じ符号を付してあるので、同じ箇所の詳細な説
明は省略する。
【0027】計数器30は、図1に示した計数手段3と
クリア手段4と判定手段5とを兼ね備えたものである。
すなわち、計数器30は、被計数信号を入力するための
入力端子30a と、計数器30の計数Nを初期化するた
めの初期化端子30b と、計数器30の計数Nが所定数
N4 (この実施例においてはN4 =4としている)に達
するとHighに成る判定出力端子30c とを備えている。
クリア手段4と判定手段5とを兼ね備えたものである。
すなわち、計数器30は、被計数信号を入力するための
入力端子30a と、計数器30の計数Nを初期化するた
めの初期化端子30b と、計数器30の計数Nが所定数
N4 (この実施例においてはN4 =4としている)に達
するとHighに成る判定出力端子30c とを備えている。
【0028】リセット阻止手段6は、AND回路60
と、NOT回路61と、遅延回路62とから構成されて
いる。遅延回路62は、ウオッチドッグタイマ2から出
力されるリセット信号Rを僅かに遅延してAND回路6
0の一方の入力端子に伝達するためのものであり、計数
器30の計数Nをちょうど所定数N4 にするリセット信
号Rがウオッチドッグタイマ2から出力されたときに、
該リセット信号Rがリセット阻止手段6で阻止されるの
か否かの微妙なタイミングに成ることを防止して確実な
動作(この実施例においては確実な阻止動作)をさせる
ためのものである。
と、NOT回路61と、遅延回路62とから構成されて
いる。遅延回路62は、ウオッチドッグタイマ2から出
力されるリセット信号Rを僅かに遅延してAND回路6
0の一方の入力端子に伝達するためのものであり、計数
器30の計数Nをちょうど所定数N4 にするリセット信
号Rがウオッチドッグタイマ2から出力されたときに、
該リセット信号Rがリセット阻止手段6で阻止されるの
か否かの微妙なタイミングに成ることを防止して確実な
動作(この実施例においては確実な阻止動作)をさせる
ためのものである。
【0029】割り込み信号出力手段7は、判定出力端子
30c から得られる波形を中央処理装置1のマスク不可
能割り込み入力端子NMI に適した波形に整形する波形整
形回路(図示せず)などから構成されている。
30c から得られる波形を中央処理装置1のマスク不可
能割り込み入力端子NMI に適した波形に整形する波形整
形回路(図示せず)などから構成されている。
【0030】中央処理装置1は、リセットしてプログラ
ムの最初から実行を開始してから第2所定時間T2 を経
過すると、計数器30の計数Nの初期化を指示する初期
化信号を入出力ポートIO2 から計数器30の初期化端子
30b に出力するようにされている。また、中央処理装
置1は、マスク不可能割り込み入力端子NMI に割り込み
信号が入力されると、該割り込み処理として、入出力ポ
ートIO2 から計数器30の初期化端子30b に対する初
期化信号の出力を中止すると共に、ウオッチドッグタイ
マ異常の報知処理を実行するようにされている。
ムの最初から実行を開始してから第2所定時間T2 を経
過すると、計数器30の計数Nの初期化を指示する初期
化信号を入出力ポートIO2 から計数器30の初期化端子
30b に出力するようにされている。また、中央処理装
置1は、マスク不可能割り込み入力端子NMI に割り込み
信号が入力されると、該割り込み処理として、入出力ポ
ートIO2 から計数器30の初期化端子30b に対する初
期化信号の出力を中止すると共に、ウオッチドッグタイ
マ異常の報知処理を実行するようにされている。
【0031】上述のウオッチドッグタイマ具備装置の要
部は次のように接続されている。すなわち、中央処理装
置1の入出力ポートIO1 はウオッチドッグタイマ2のパ
ルス入力端子に接続されている。中央処理装置1の入出
力ポートIO2 は計数器30の初期化端子30b に接続さ
れている。ウオッチドッグタイマ2のリセット信号出力
端子は、遅延回路62を介してAND回路60の一方の
入力端子に接続されていると共に、計数器30の入力端
子30a に接続されている。計数器30の判定出力端子
30c は、NOT回路61を介してAND回路60の他
方の入力端子に接続されていると共に、割り込み信号出
力手段7を介して中央処理装置1のマスク不可能割り込
み入力端子NMI に接続されている。
部は次のように接続されている。すなわち、中央処理装
置1の入出力ポートIO1 はウオッチドッグタイマ2のパ
ルス入力端子に接続されている。中央処理装置1の入出
力ポートIO2 は計数器30の初期化端子30b に接続さ
れている。ウオッチドッグタイマ2のリセット信号出力
端子は、遅延回路62を介してAND回路60の一方の
入力端子に接続されていると共に、計数器30の入力端
子30a に接続されている。計数器30の判定出力端子
30c は、NOT回路61を介してAND回路60の他
方の入力端子に接続されていると共に、割り込み信号出
力手段7を介して中央処理装置1のマスク不可能割り込
み入力端子NMI に接続されている。
【0032】上述のウオッチドッグタイマ具備装置の要
部は次のように動作する。すなわち、通常時にあっては
中央処理装置1の入出力ポートIO1 は第1所定時間T1
未満の時間間隔tでパルスPをウオッチドッグタイマ2
に出力するので、ウオッチドッグタイマ2はリセット信
号Rを出力しない。しかし、電気的ノイズなどの影響で
ビットエラーが生じて中央処理装置1が暴走状態に成る
と、ウオッチドッグタイマ具備装置は機能を停止すると
共に入出力ポートIO1 からのパルスPは出力されなくな
る。
部は次のように動作する。すなわち、通常時にあっては
中央処理装置1の入出力ポートIO1 は第1所定時間T1
未満の時間間隔tでパルスPをウオッチドッグタイマ2
に出力するので、ウオッチドッグタイマ2はリセット信
号Rを出力しない。しかし、電気的ノイズなどの影響で
ビットエラーが生じて中央処理装置1が暴走状態に成る
と、ウオッチドッグタイマ具備装置は機能を停止すると
共に入出力ポートIO1 からのパルスPは出力されなくな
る。
【0033】すると、ウオッチドッグタイマ2は、図3
に示すように、リセット信号Rを出力するので、計数器
30は計数NをインクリメントしてN=1にするもの
の、計数器30の判定出力端子30c は図3(d)に示
すようにLow のままである。つまり、NOT回路61の
出力すなわちAND回路60の一方の入力はHighであ
り、リセット阻止手段6はリセット信号Rを阻止しない
状態にある。従って、中央処理装置1は、遅延回路62
を介すと共にAND回路60を介して入力されるリセッ
ト信号Rでリセットしてプログラムを最初から実行し暴
走状態は解除され正常状態に復帰する。そして、中央処
理装置1は、リセットしてから第2所定時間T2 を経過
した時点で、計数器30の計数Nの初期化を指示する初
期化信号を入出力ポートIO2 から計数器30の初期化端
子30b に出力する。すると、計数器30の計数Nは初
期化されN=0となる。
に示すように、リセット信号Rを出力するので、計数器
30は計数NをインクリメントしてN=1にするもの
の、計数器30の判定出力端子30c は図3(d)に示
すようにLow のままである。つまり、NOT回路61の
出力すなわちAND回路60の一方の入力はHighであ
り、リセット阻止手段6はリセット信号Rを阻止しない
状態にある。従って、中央処理装置1は、遅延回路62
を介すと共にAND回路60を介して入力されるリセッ
ト信号Rでリセットしてプログラムを最初から実行し暴
走状態は解除され正常状態に復帰する。そして、中央処
理装置1は、リセットしてから第2所定時間T2 を経過
した時点で、計数器30の計数Nの初期化を指示する初
期化信号を入出力ポートIO2 から計数器30の初期化端
子30b に出力する。すると、計数器30の計数Nは初
期化されN=0となる。
【0034】ところで、例えば、ウオッチドッグタイマ
2の時定数を決定しているコンデンサCの容量が経年変
化などを起こして容量抜けを生じたとすると、図4に示
すようにコンデンサCの充電電圧Vの上昇が速く成る。
すると、コンデンサCの充電電圧は、第1所定時間T1
を経過する以前に所定電圧V0 に達するように成る。す
ると、ウオッチドッグタイマ2は第1所定時間T1 より
短い時間間隔でリセット信号Rを頻発するように成る。
2の時定数を決定しているコンデンサCの容量が経年変
化などを起こして容量抜けを生じたとすると、図4に示
すようにコンデンサCの充電電圧Vの上昇が速く成る。
すると、コンデンサCの充電電圧は、第1所定時間T1
を経過する以前に所定電圧V0 に達するように成る。す
ると、ウオッチドッグタイマ2は第1所定時間T1 より
短い時間間隔でリセット信号Rを頻発するように成る。
【0035】すると、中央処理装置1の最後のリセット
から第2所定時間T2 を経過する迄の間に新たなリセッ
トを生じるので、中央処理装置1は入出力ポートIO2 か
ら初期化信号を計数器30の初期化端子30b に出力で
きない。そこで、計数器30の計数NはN=0からN=
3へと順次増加すると共に、中央処理装置1は3回リセ
ットを繰り返す。そして、計数器30の計数NがN=4
と成るリセット信号Rがウオッチドッグタイマ2から出
力されると、計数器30の計数NはN=4と成ると共に
判定出力端子30c はLow からHighに成る。
から第2所定時間T2 を経過する迄の間に新たなリセッ
トを生じるので、中央処理装置1は入出力ポートIO2 か
ら初期化信号を計数器30の初期化端子30b に出力で
きない。そこで、計数器30の計数NはN=0からN=
3へと順次増加すると共に、中央処理装置1は3回リセ
ットを繰り返す。そして、計数器30の計数NがN=4
と成るリセット信号Rがウオッチドッグタイマ2から出
力されると、計数器30の計数NはN=4と成ると共に
判定出力端子30c はLow からHighに成る。
【0036】すると、割り込み信号出力手段7は中央処
理装置1のマスク不可能割り込み入力端子NMI に割り込
み信号を入力する。また、NOT回路61の出力すなわ
ちAND回路60の一方の入力はLow に成るので、リセ
ット阻止手段6はリセット信号Rを阻止する状態と成
る。このとき、ウオッチドッグタイマ2から出力された
計数器30の計数NをN=4にしたリセット信号Rは、
AND回路60の一方の入力がLow に成ってから、遅延
回路62を介して僅かに遅れてAND回路60の他方の
入力をHighにする。従って、ウオッチドッグタイマ2か
ら出力された計数器30の計数NをN=4にしたリセッ
ト信号Rは、中央処理装置1のリセット入力端子RESET
には到達しない。
理装置1のマスク不可能割り込み入力端子NMI に割り込
み信号を入力する。また、NOT回路61の出力すなわ
ちAND回路60の一方の入力はLow に成るので、リセ
ット阻止手段6はリセット信号Rを阻止する状態と成
る。このとき、ウオッチドッグタイマ2から出力された
計数器30の計数NをN=4にしたリセット信号Rは、
AND回路60の一方の入力がLow に成ってから、遅延
回路62を介して僅かに遅れてAND回路60の他方の
入力をHighにする。従って、ウオッチドッグタイマ2か
ら出力された計数器30の計数NをN=4にしたリセッ
ト信号Rは、中央処理装置1のリセット入力端子RESET
には到達しない。
【0037】中央処理装置1は、計数器30の計数Nが
N=3と成った時点にリセットするものの、その後はリ
セットすることなくプログラムを実行する。そして、中
央処理装置1は、計数器30の計数NがN=4と成った
時点からは、割り込み信号出力手段7からの割り込み信
号により、該割り込み処理として、入出力ポートIO2か
ら計数器30の初期化端子30b に対する初期化信号の
出力を中止すると共に、ウオッチドッグタイマ異常の報
知処理を実行する。
N=3と成った時点にリセットするものの、その後はリ
セットすることなくプログラムを実行する。そして、中
央処理装置1は、計数器30の計数NがN=4と成った
時点からは、割り込み信号出力手段7からの割り込み信
号により、該割り込み処理として、入出力ポートIO2か
ら計数器30の初期化端子30b に対する初期化信号の
出力を中止すると共に、ウオッチドッグタイマ異常の報
知処理を実行する。
【0038】従って、計数器30の計数NがN=3と成
った時点から第2所定時間T2 を経過しても、中央処理
装置1は入出力ポートIO2 から計数器30の初期化端子
30 b への初期化信号を出力しないので、計数器30の
計数NはN=4の状態を継続し続けると共にリセット阻
止手段6はリセット信号Rを阻止し続け、中央処理装置
1はウオッチドッグタイマ異常の報知処理を実行し続け
る。そして、異常を認知した保守点検業者がウオッチド
ッグタイマ2の修理を行うことに成る。
った時点から第2所定時間T2 を経過しても、中央処理
装置1は入出力ポートIO2 から計数器30の初期化端子
30 b への初期化信号を出力しないので、計数器30の
計数NはN=4の状態を継続し続けると共にリセット阻
止手段6はリセット信号Rを阻止し続け、中央処理装置
1はウオッチドッグタイマ異常の報知処理を実行し続け
る。そして、異常を認知した保守点検業者がウオッチド
ッグタイマ2の修理を行うことに成る。
【0039】
【発明の効果】本発明のウオッチドッグタイマ具備装置
は上述のように構成したものであるから、請求項1記載
または請求項2記載の発明にあっては、ウオッチドッグ
タイマの不具合でリセット信号が頻発する場合でも中央
処理装置のリセットは阻止されてシステムダウンに陥る
ことは無く、請求項3記載の発明にあっては、前記効果
に加えて、中央処理装置にウオッチドッグタイマ異常に
よる割り込み処理を確実に実行させることのできる、優
れたウオッチドッグタイマ具備装置を提供できると言う
効果を奏する。
は上述のように構成したものであるから、請求項1記載
または請求項2記載の発明にあっては、ウオッチドッグ
タイマの不具合でリセット信号が頻発する場合でも中央
処理装置のリセットは阻止されてシステムダウンに陥る
ことは無く、請求項3記載の発明にあっては、前記効果
に加えて、中央処理装置にウオッチドッグタイマ異常に
よる割り込み処理を確実に実行させることのできる、優
れたウオッチドッグタイマ具備装置を提供できると言う
効果を奏する。
【図1】本発明に係るウオッチドッグタイマ具備装置の
要部を示す概念図である。
要部を示す概念図である。
【図2】本発明に係るウオッチドッグタイマ具備装置の
一実施例の要部を示すブロック図である。
一実施例の要部を示すブロック図である。
【図3】上記実施例のウオッチドッグタイマが正常に動
作している場合を説明するタイミングチャートである。
作している場合を説明するタイミングチャートである。
【図4】上記実施例のウオッチドッグタイマが異常の場
合を説明するタイミングチャートである。
合を説明するタイミングチャートである。
1 中央処理装置 2 ウオッチドッグタイマ 3 計数手段 4 クリア手段 5 判定手段 6 リセット阻止手段 7 割り込み信号出力手段 N 計数 N4 所定数 P パルス R リセット信号 T1 第1所定時間 T2 第2所定時間
Claims (3)
- 【請求項1】 中央処理装置から第1所定時間未満の時
間間隔でパルスが入力されないと前記中央処理装置が暴
走したものとして該中央処理装置にリセット信号を出力
するウオッチドッグタイマを備えるウオッチドッグタイ
マ具備装置において、ウオッチドッグタイマの出力する
リセット信号の発生回数を計数する計数手段と、ウオッ
チドッグタイマの出力した最後のリセット信号から第2
所定時間を経過すると前記計数手段の計数を初期化する
クリア手段と、前記計数手段の計数が所定数に達したか
否かを判定する判定手段と、前記判定手段が前記計数手
段の計数は所定数に達したと判定するときは前記リセッ
ト信号による前記中央処理装置のリセットを阻止するリ
セット阻止手段とを設けると共に、前記第1所定時間よ
りも第2所定時間を長くしたことを特徴とするウオッチ
ドッグタイマ具備装置。 - 【請求項2】 前記クリア手段を、中央処理装置の最後
のリセットから第2所定時間を経過すると前記計数手段
の計数を初期化するものとしたことを特徴とする請求項
1記載のウオッチドッグタイマ具備装置。 - 【請求項3】 前記判定手段が前記計数手段の計数は所
定数に達したと判定するときは前記中央処理装置にマス
ク不可能割り込み信号を出力する割り込み信号出力手段
を付加したことを特徴とする請求項1記載または請求項
2記載のウオッチドッグタイマ具備装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6022306A JPH07230394A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | ウオッチドッグタイマ具備装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6022306A JPH07230394A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | ウオッチドッグタイマ具備装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07230394A true JPH07230394A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12079065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6022306A Withdrawn JPH07230394A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | ウオッチドッグタイマ具備装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07230394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002024057A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Casio Comput Co Ltd | 分散処理型電子機器のシステムリセット方法及びその装置 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP6022306A patent/JPH07230394A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002024057A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Casio Comput Co Ltd | 分散処理型電子機器のシステムリセット方法及びその装置 |
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JPH0588943A (ja) | ウオツチドツグタイマ |
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