JPH0722907Y2 - 圧電振動子 - Google Patents
圧電振動子Info
- Publication number
- JPH0722907Y2 JPH0722907Y2 JP1989014669U JP1466989U JPH0722907Y2 JP H0722907 Y2 JPH0722907 Y2 JP H0722907Y2 JP 1989014669 U JP1989014669 U JP 1989014669U JP 1466989 U JP1466989 U JP 1466989U JP H0722907 Y2 JPH0722907 Y2 JP H0722907Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- electrode
- piezoelectric element
- plate
- element plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 圧電振動素子を基板に固着してなるストリップ型圧電振
動子に関し、 直列共振抵抗の低減を図った圧電振動子の提供を目的と
し、 圧電素板の両面に一対の電極が形成されてなる圧電振動
素子と、絶縁性の板の両端に引出電極が形成されてなる
基板を有し、少なくとも圧電振動素子の上面に位置する
電極と引出電極との間を、圧電素板の長さ方向端面に被
着することなく幅方向端面にのみ被着された導電性塗料
で接続するように構成する。
動子に関し、 直列共振抵抗の低減を図った圧電振動子の提供を目的と
し、 圧電素板の両面に一対の電極が形成されてなる圧電振動
素子と、絶縁性の板の両端に引出電極が形成されてなる
基板を有し、少なくとも圧電振動素子の上面に位置する
電極と引出電極との間を、圧電素板の長さ方向端面に被
着することなく幅方向端面にのみ被着された導電性塗料
で接続するように構成する。
本考案は圧電振動素子を基板に固着してなるストリップ
型圧電振動子に関する。
型圧電振動子に関する。
リチウムタンタレート(LiTaO3)やリチウムナイオベー
ト(LiNbO3)等の、圧電性単結晶をストリップ化してな
る圧電素板を用いた圧電振動子は、圧電素板の両面に形
成された電極に交流電界を印加すると、印加された交流
電界と等しい周波数の応力が圧電素板に生じ、印加電界
の周波数が圧電素板の固有振動数に合致すると共振し強
勢な振動が得られる。
ト(LiNbO3)等の、圧電性単結晶をストリップ化してな
る圧電素板を用いた圧電振動子は、圧電素板の両面に形
成された電極に交流電界を印加すると、印加された交流
電界と等しい周波数の応力が圧電素板に生じ、印加電界
の周波数が圧電素板の固有振動数に合致すると共振し強
勢な振動が得られる。
かかる圧電振動子は半導体集積回路素子等で直接駆動す
ることが可能であるが、圧電振動子は直列共振抵抗を有
し直列共振抵抗は回路損失を増大させる。したがって圧
電振動子の有する直列共振抵抗は小さいほど有利にな
る。そこで直列共振抵抗は小さい圧電振動子の実現が望
まれている。
ることが可能であるが、圧電振動子は直列共振抵抗を有
し直列共振抵抗は回路損失を増大させる。したがって圧
電振動子の有する直列共振抵抗は小さいほど有利にな
る。そこで直列共振抵抗は小さい圧電振動子の実現が望
まれている。
第3図は従来のストリップ型圧電振動子を示す斜視図で
ある。
ある。
図において圧電振動子は圧電振動素子1と圧電振動素子
1を搭載する基板2からなり、圧電振動素子1を搭載す
る基板2はセラミック等からなる板21と、板21の両端に
銀、パラジウム等の導体で形成された引出電極22とで構
成されている。
1を搭載する基板2からなり、圧電振動素子1を搭載す
る基板2はセラミック等からなる板21と、板21の両端に
銀、パラジウム等の導体で形成された引出電極22とで構
成されている。
また圧電振動素子1はストリップ化されたLiTaO3やLiNb
O3等の圧電素板11と、圧電素板11の両面にそれぞれ形成
された一対の電極12、13を有し、第1の電極12と第2の
電極13は中央部において圧電素板11を介して対向してい
る。
O3等の圧電素板11と、圧電素板11の両面にそれぞれ形成
された一対の電極12、13を有し、第1の電極12と第2の
電極13は中央部において圧電素板11を介して対向してい
る。
圧電振動素子1の基板2への搭載は圧電振動素子1が基
板2に載置され、圧電振動素子1の上面に位置する電極
12と引出電極22との間、および下面に位置する電極13と
引出電極22との間はそれぞれ、銀ペースト等の導電性塗
料3によって機械的且つ電気的に接続されている。
板2に載置され、圧電振動素子1の上面に位置する電極
12と引出電極22との間、および下面に位置する電極13と
引出電極22との間はそれぞれ、銀ペースト等の導電性塗
料3によって機械的且つ電気的に接続されている。
なお圧電素板11を介して第1の電極12の端部と対向して
いる第3の電極14、および圧電素板11を介して第2の電
極13の端部と対向している第4の電極15は、圧電振動素
子1と基板2の機械的接合強度を高めるための補助電極
である。
いる第3の電極14、および圧電素板11を介して第2の電
極13の端部と対向している第4の電極15は、圧電振動素
子1と基板2の機械的接合強度を高めるための補助電極
である。
従来の圧電振動子の場合圧電振動素子1の上面に位置す
る電極12および15と、圧電振動素子1の下面に位置する
電極13および14を引出電極22に接続する導電性塗料3
は、図示の如く圧電素板11の長さ方向端面に被着されて
いる。
る電極12および15と、圧電振動素子1の下面に位置する
電極13および14を引出電極22に接続する導電性塗料3
は、図示の如く圧電素板11の長さ方向端面に被着されて
いる。
しかし圧電素板の長さ方向端面に銀ペースト等の導電性
塗料が被着されると、圧電素板の内部を伝播される振動
エネルギが導電性塗料によって吸収され、圧電振動子の
直列共振抵抗を増大させるという問題があった。
塗料が被着されると、圧電素板の内部を伝播される振動
エネルギが導電性塗料によって吸収され、圧電振動子の
直列共振抵抗を増大させるという問題があった。
本考案の目的は直列共振抵抗の低減を図った圧電振動子
を提供することにある。
を提供することにある。
第1図は本考案によるストリップ型圧電振動子を示す斜
視図である。なお全図を通して同じ対象物は同一記号で
表している。
視図である。なお全図を通して同じ対象物は同一記号で
表している。
上記課題は圧電素板11の両面に、圧電素板11を挟んで対
抗する第1の電極12と第2の電極13がそれぞれ形成され
た圧電振動素子1と、絶縁性の板21の両端に引出電極22
が形成されたなる基板2を有し、少なくとも圧電振動素
子1の上面に位置する第1の電極12と、引出電極22との
間が、圧電素板11の第1の電極12と第2の電極13が形成
された電極形成面により挟まれた端面と、電極形成面に
被着された導電性塗料3を介して接続され、且つ、端面
に被着された導電性塗料3が、圧電素板11の長さ方向と
直交する端面に被着されることなく、長さ方向と平行な
端面にのみ被着されてなる本考案の圧電振動子によって
達成される。
抗する第1の電極12と第2の電極13がそれぞれ形成され
た圧電振動素子1と、絶縁性の板21の両端に引出電極22
が形成されたなる基板2を有し、少なくとも圧電振動素
子1の上面に位置する第1の電極12と、引出電極22との
間が、圧電素板11の第1の電極12と第2の電極13が形成
された電極形成面により挟まれた端面と、電極形成面に
被着された導電性塗料3を介して接続され、且つ、端面
に被着された導電性塗料3が、圧電素板11の長さ方向と
直交する端面に被着されることなく、長さ方向と平行な
端面にのみ被着されてなる本考案の圧電振動子によって
達成される。
第1図において少なくとも圧電振動子の上面に位置する
電極と引出電極との間を、圧電素板の長さ方向と直交す
る端面に被着することなく長さ方向と平行な端面にのみ
被着された、導電性塗料を介して接続することによって
振動エネルギを吸収する導電性塗料が無くなり、直列共
振抵抗の低減を図った圧電振動子を実現することができ
る。
電極と引出電極との間を、圧電素板の長さ方向と直交す
る端面に被着することなく長さ方向と平行な端面にのみ
被着された、導電性塗料を介して接続することによって
振動エネルギを吸収する導電性塗料が無くなり、直列共
振抵抗の低減を図った圧電振動子を実現することができ
る。
以下添付図により本考案の実施例について詳細に説明す
る。なお第2図は直列共振抵抗の分布を示す実験データ
である。
る。なお第2図は直列共振抵抗の分布を示す実験データ
である。
第1図に示す本考案になる圧電振動子と第3図に示す従
来の圧電振動子との相違点は、圧電振動素子1の上面に
位置する電極12および15を引出電極22に接続する方法の
差にある。即ち、電極12および15を引出電極22に接続す
る導電性塗料3が、圧電素板11の長さ方向端面に被着す
ることなく幅方向端面にのみ被着されている。
来の圧電振動子との相違点は、圧電振動素子1の上面に
位置する電極12および15を引出電極22に接続する方法の
差にある。即ち、電極12および15を引出電極22に接続す
る導電性塗料3が、圧電素板11の長さ方向端面に被着す
ることなく幅方向端面にのみ被着されている。
圧電振動子が有する直列共振抵抗は第2図に示す如く、
導電性塗料を被着する圧電素板の位置によって大きく変
化する。即ち、圧電振動素子の電極と基板上の引出電極
との間を導電性塗料で接続しただけで、長さ方向端面に
導電性塗料が無い場合の直列共振抵抗は実線で示す如く
最も小さい。
導電性塗料を被着する圧電素板の位置によって大きく変
化する。即ち、圧電振動素子の電極と基板上の引出電極
との間を導電性塗料で接続しただけで、長さ方向端面に
導電性塗料が無い場合の直列共振抵抗は実線で示す如く
最も小さい。
しかし導電性塗料が圧電素板の長さ方向端面片側に被着
されると、圧電振動子の直列共振抵抗は同図に一点鎖線
で示す如く大幅に増大し、導電性塗料が圧電素板の長さ
方向端面両側に被着されると、圧電振動子の直列共振抵
抗は同図に破線で示す如く更に増大する。
されると、圧電振動子の直列共振抵抗は同図に一点鎖線
で示す如く大幅に増大し、導電性塗料が圧電素板の長さ
方向端面両側に被着されると、圧電振動子の直列共振抵
抗は同図に破線で示す如く更に増大する。
この際、圧電素板の幅方向端面に被着された導電性塗料
は、圧電振動子が有する直列共振抵抗の増減には関与し
ない。したがって導電性塗料を圧電素板の長さ方向端面
に被着せず、圧電素板の幅方向端面にのみ被着してなる
本考案の圧電振動子は、直列共振抵抗を長さ方向端面に
導電性塗料が無い場合と同等になる。
は、圧電振動子が有する直列共振抵抗の増減には関与し
ない。したがって導電性塗料を圧電素板の長さ方向端面
に被着せず、圧電素板の幅方向端面にのみ被着してなる
本考案の圧電振動子は、直列共振抵抗を長さ方向端面に
導電性塗料が無い場合と同等になる。
このように少なくとも圧電振動素子の上面に位置する電
極と引出電極との間を、圧電素板の長さ方向端面に被着
することなく幅方向端面にのみ被着された、導電性塗料
を介して接続することによって振動エネルギを吸収する
導電性塗料が無くなり、直列共振抵抗の低減を図った圧
電振動子を実現することができる。
極と引出電極との間を、圧電素板の長さ方向端面に被着
することなく幅方向端面にのみ被着された、導電性塗料
を介して接続することによって振動エネルギを吸収する
導電性塗料が無くなり、直列共振抵抗の低減を図った圧
電振動子を実現することができる。
上述の如く本考案によれば直列共振抵抗の低減を図った
圧電振動子を提供することができる。
圧電振動子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案になるストリップ型圧電振動子を示す斜
視図、 第2図は直列共振抵抗の分布を示す実験データ、 第3図は従来のストリップ型圧電振動子を示す斜視図、 である。図において 1は圧電振動素子、2は基板、3は導電性塗料、11は圧
電素板、12、13、14は電極、21は板、22は引出電極、 をそれぞれ表す。
視図、 第2図は直列共振抵抗の分布を示す実験データ、 第3図は従来のストリップ型圧電振動子を示す斜視図、 である。図において 1は圧電振動素子、2は基板、3は導電性塗料、11は圧
電素板、12、13、14は電極、21は板、22は引出電極、 をそれぞれ表す。
Claims (1)
- 【請求項1】圧電素板(11)の両面に、該圧電素板(1
1)を挟んで対抗する第1の電極(12)と第2の電極(1
3)がそれぞれ形成された圧電振動素子(1)と、絶縁
性の板(21)の両端に引出電極(22)が形成されてなる
基板(2)を有し、 少なくとも該圧電振動素子(1)の上面に位置する該第
1の電極(12)と、該引出電極(22)との間が、該圧電
素板(11)の該第1の電極(12)と第2の電極(13)が
形成された電極形成面により挟まれた端面と、該電極形
成面に被着された導電性塗料(3)を介して接続され、
且つ、端面に被着された該導電性塗料(3)が、該圧電
素板(11)の長さ方向と直交する端面に被着されること
なく、該長さ方向と平行な端面にのみ被着されてなるこ
とを特徴とする圧電振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014669U JPH0722907Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 圧電振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014669U JPH0722907Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 圧電振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106725U JPH02106725U (ja) | 1990-08-24 |
JPH0722907Y2 true JPH0722907Y2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=31226078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989014669U Expired - Lifetime JPH0722907Y2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 圧電振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722907Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6244580Y2 (ja) * | 1978-07-10 | 1987-11-26 | ||
JPS60114427U (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-02 | 日本電気株式会社 | 圧電振動子実装構造 |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1989014669U patent/JPH0722907Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02106725U (ja) | 1990-08-24 |
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