JPH07227738A - 汎用型数値制御加工機による文字彫刻装置 - Google Patents
汎用型数値制御加工機による文字彫刻装置Info
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- JPH07227738A JPH07227738A JP4782594A JP4782594A JPH07227738A JP H07227738 A JPH07227738 A JP H07227738A JP 4782594 A JP4782594 A JP 4782594A JP 4782594 A JP4782594 A JP 4782594A JP H07227738 A JPH07227738 A JP H07227738A
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- Numerical Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 彫刻専用機を使用することなく、汎用型のN
C加工機を使用して被削材に所望の文字を簡単に、しか
も綺麗に彫刻することができる汎用型NC加工機による
文字彫刻装置を提供する。 【構成】 汎用型のNC加工機と、パソコン側で処理さ
れる前記NC加工機による文字彫刻用の文字形式等のデ
ザインをするレイアウト設定手段S2と、前記NC加工
機による文字彫刻用の文字データを作成するデータ作成
手段S3と、前記NC加工機に応じた各種加工データ及
び文字データを読込むデータ読込手段S4と、前記NC
加工機に使用される工具等の各種切削条件を選定する切
削条件選定手段S5と、前記各種切削条件及び文字デー
タから前記NC加工機用のGコードプログラムを作成す
るGコード変換手段S6と、前記Gコードプログラムを
前記NC加工機に送信する送信手段S7とを備えた構成
とする。
C加工機を使用して被削材に所望の文字を簡単に、しか
も綺麗に彫刻することができる汎用型NC加工機による
文字彫刻装置を提供する。 【構成】 汎用型のNC加工機と、パソコン側で処理さ
れる前記NC加工機による文字彫刻用の文字形式等のデ
ザインをするレイアウト設定手段S2と、前記NC加工
機による文字彫刻用の文字データを作成するデータ作成
手段S3と、前記NC加工機に応じた各種加工データ及
び文字データを読込むデータ読込手段S4と、前記NC
加工機に使用される工具等の各種切削条件を選定する切
削条件選定手段S5と、前記各種切削条件及び文字デー
タから前記NC加工機用のGコードプログラムを作成す
るGコード変換手段S6と、前記Gコードプログラムを
前記NC加工機に送信する送信手段S7とを備えた構成
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字彫刻装置に関する
ものであり、特に、彫刻専用機を使用することなく、汎
用型の数値制御加工機(以下、NC加工機という)を使
用して被削材に所望の文字を彫刻することができる汎用
型NC加工機による文字彫刻装置に関するものである。
ものであり、特に、彫刻専用機を使用することなく、汎
用型の数値制御加工機(以下、NC加工機という)を使
用して被削材に所望の文字を彫刻することができる汎用
型NC加工機による文字彫刻装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、機械部品、自動車部品等の加
工業者は、部品に種類等(製品名、製品番号、製造年月
日等)を彫刻する必要がある場合には、彫刻専用の機械
を使用している。このような彫刻専用機は、絵や文字等
の各種の彫刻ができる等の多くの機能を有している。ま
た、彫刻専用機を使用することなく、電気ペンや刻印を
使用して、製品名、製品番号、製造年月日等の各種の表
示をすることも可能である。
工業者は、部品に種類等(製品名、製品番号、製造年月
日等)を彫刻する必要がある場合には、彫刻専用の機械
を使用している。このような彫刻専用機は、絵や文字等
の各種の彫刻ができる等の多くの機能を有している。ま
た、彫刻専用機を使用することなく、電気ペンや刻印を
使用して、製品名、製品番号、製造年月日等の各種の表
示をすることも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
彫刻専用機は、価格が100万円から9千万円し、極め
て高価であるために、余り普及していなかった。しか
も、彫刻専用機は用途が限られており、例えば、エンジ
ン用、ガスボンベ用等に限定されているため、他の用途
に利用することができなかった。
彫刻専用機は、価格が100万円から9千万円し、極め
て高価であるために、余り普及していなかった。しか
も、彫刻専用機は用途が限られており、例えば、エンジ
ン用、ガスボンベ用等に限定されているため、他の用途
に利用することができなかった。
【0004】また、電気ペンや刻印を使用することもあ
ったが、電気ペンの場合には、手書きであるために、彫
刻の品質が低下するという欠点があり、刻印の場合に
は、金槌でたたいて刻印するために、英字や数字等の限
られた文字しか刻印できず、その刻印品質も必しもよい
ものではなかった。特に、精密部品に製品番号やロット
番号等を金槌により刻印すると、精密部品の寸法精度を
損なう虞れがあり、好ましくなかった。
ったが、電気ペンの場合には、手書きであるために、彫
刻の品質が低下するという欠点があり、刻印の場合に
は、金槌でたたいて刻印するために、英字や数字等の限
られた文字しか刻印できず、その刻印品質も必しもよい
ものではなかった。特に、精密部品に製品番号やロット
番号等を金槌により刻印すると、精密部品の寸法精度を
損なう虞れがあり、好ましくなかった。
【0005】通常、金型製造業においては、各種のNC
加工機が導入されており、製造工程での自動化は比較的
進んでいるが、金型の管理部門においては、上記のよう
な理由から金型に各種の刻印ができず、管理上の課題と
なっていた。新たに刻印工程を新設することは、コスト
の大幅な増加を招くためにできないというのが実状であ
った。
加工機が導入されており、製造工程での自動化は比較的
進んでいるが、金型の管理部門においては、上記のよう
な理由から金型に各種の刻印ができず、管理上の課題と
なっていた。新たに刻印工程を新設することは、コスト
の大幅な増加を招くためにできないというのが実状であ
った。
【0006】このため、どうしても刻印が必要な場合に
は、漢字等の文字を直線の集合としてとらえ、それぞれ
直線の長さを計った上で、NC加工機のGコードを作成
して対処していた。しかし、この方法では、必要文字の
座標を拾い出し、これらをもとにGコードでNCプログ
ラムを作成する必要があるために、1文字のGコードを
作成するのに、非常に多くの時間を要するという欠点が
あった。
は、漢字等の文字を直線の集合としてとらえ、それぞれ
直線の長さを計った上で、NC加工機のGコードを作成
して対処していた。しかし、この方法では、必要文字の
座標を拾い出し、これらをもとにGコードでNCプログ
ラムを作成する必要があるために、1文字のGコードを
作成するのに、非常に多くの時間を要するという欠点が
あった。
【0007】そこで、本発明は、彫刻専用機を使用する
ことなく、汎用型のNC加工機を使用して被削材に所望
の文字を簡単に、しかも綺麗に彫刻することができる汎
用型NC加工機による文字彫刻装置の提供を課題とする
ものである。
ことなく、汎用型のNC加工機を使用して被削材に所望
の文字を簡単に、しかも綺麗に彫刻することができる汎
用型NC加工機による文字彫刻装置の提供を課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
汎用型NC加工機による文字彫刻装置は、汎用型のNC
加工機と、前記NC加工機による文字彫刻用の文字形式
等のデザインをするレイアウト設定手段と、前記NC加
工機による文字彫刻用の文字データを作成するデータ作
成手段と、前記NC加工機に応じた各種加工データ及び
文字データを読込むデータ読込手段と、前記NC加工機
に使用される工具、被削材、工具径、彫込回数、彫込深
さ方向速度等の各種切削条件を選定する切削条件選定手
段と、前記各種切削条件及び文字データから前記NC加
工機用のGコードプログラムを作成するGコード変換手
段と、前記Gコードプログラムを前記NC加工機に送信
する送信手段とを備えたものである。
汎用型NC加工機による文字彫刻装置は、汎用型のNC
加工機と、前記NC加工機による文字彫刻用の文字形式
等のデザインをするレイアウト設定手段と、前記NC加
工機による文字彫刻用の文字データを作成するデータ作
成手段と、前記NC加工機に応じた各種加工データ及び
文字データを読込むデータ読込手段と、前記NC加工機
に使用される工具、被削材、工具径、彫込回数、彫込深
さ方向速度等の各種切削条件を選定する切削条件選定手
段と、前記各種切削条件及び文字データから前記NC加
工機用のGコードプログラムを作成するGコード変換手
段と、前記Gコードプログラムを前記NC加工機に送信
する送信手段とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明にかかる汎用型NC加工機
による文字彫刻装置は、汎用型のNC加工機と、前記N
C加工機による文字彫刻用の文字形式等のデザインをす
るレイアウト設定手段と、前記NC加工機による文字彫
刻用の文字データを作成するデータ作成手段と、前記N
C加工機に応じた各種加工データ及び文字データを読込
むデータ読込手段と、前記NC加工機に使用される工
具、被削材、工具径、彫込回数、彫込深さ方向速度等の
各種切削条件を選定する切削条件選定手段と、前記各種
切削条件及び文字データから前記NC加工機用のGコー
ドプログラムを作成するGコード変換手段と、前記Gコ
ードプログラムをフロッピーディスクに格納する格納手
段とを備えたものである。
による文字彫刻装置は、汎用型のNC加工機と、前記N
C加工機による文字彫刻用の文字形式等のデザインをす
るレイアウト設定手段と、前記NC加工機による文字彫
刻用の文字データを作成するデータ作成手段と、前記N
C加工機に応じた各種加工データ及び文字データを読込
むデータ読込手段と、前記NC加工機に使用される工
具、被削材、工具径、彫込回数、彫込深さ方向速度等の
各種切削条件を選定する切削条件選定手段と、前記各種
切削条件及び文字データから前記NC加工機用のGコー
ドプログラムを作成するGコード変換手段と、前記Gコ
ードプログラムをフロッピーディスクに格納する格納手
段とを備えたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明の汎用型NC加工機による文字
彫刻装置によれば、彫刻専用機を使用することなく、汎
用型のNC加工機を使用して被削材に所望の文字を彫刻
することができ、しかも、NC設計時に製品名、製造年
月日等の文字彫刻データをNCデータに展開することに
より、NC加工時に製品加工と同時に文字の彫刻加工が
できる。
彫刻装置によれば、彫刻専用機を使用することなく、汎
用型のNC加工機を使用して被削材に所望の文字を彫刻
することができ、しかも、NC設計時に製品名、製造年
月日等の文字彫刻データをNCデータに展開することに
より、NC加工時に製品加工と同時に文字の彫刻加工が
できる。
【0011】請求項2の発明の汎用型NC加工機による
文字彫刻装置によれば、彫刻専用機を使用することな
く、汎用型のNC加工機を使用して被削材に所望の文字
を彫刻することができ、しかも、NC設計時に製品名、
製造年月日等の文字彫刻データをNCデータに展開する
ことにより、NC加工時に製品加工と同時に文字の彫刻
加工ができるだけでなく、いつでも所望のときに、NC
加工機を使用して被削材に所望の文字を彫刻することが
できる。
文字彫刻装置によれば、彫刻専用機を使用することな
く、汎用型のNC加工機を使用して被削材に所望の文字
を彫刻することができ、しかも、NC設計時に製品名、
製造年月日等の文字彫刻データをNCデータに展開する
ことにより、NC加工時に製品加工と同時に文字の彫刻
加工ができるだけでなく、いつでも所望のときに、NC
加工機を使用して被削材に所望の文字を彫刻することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
図1は本発明の一実施例である汎用型NC加工機による
文字彫刻装置のハードウェア構成の外観を示す全体構成
図である。
図1は本発明の一実施例である汎用型NC加工機による
文字彫刻装置のハードウェア構成の外観を示す全体構成
図である。
【0013】図1において、1はエンドミル等の汎用型
のNC加工機であり、このNC加工機1には切削用の工
具1aが取付けられている。このNC加工機1を使用し
て被削材2である製品等に製品番号や製造年月日等の所
望の文字を彫刻する。また、NC加工機1のNC制御部
(図示せず)には信号送信線7を介してパーソナルコン
ピュータ(以下、パソコンという)が接続されている。
パソコンはパソコン本体3と、画面表示用のCRT4
と、データ入力等に使用される操作用のキーボード5及
びマウス6とによって構成されている。パソコンのデー
タはフロッピーディスク8に格納することができ、この
フロッピーディスク8はNC加工機1のNC制御部にも
使用できる。
のNC加工機であり、このNC加工機1には切削用の工
具1aが取付けられている。このNC加工機1を使用し
て被削材2である製品等に製品番号や製造年月日等の所
望の文字を彫刻する。また、NC加工機1のNC制御部
(図示せず)には信号送信線7を介してパーソナルコン
ピュータ(以下、パソコンという)が接続されている。
パソコンはパソコン本体3と、画面表示用のCRT4
と、データ入力等に使用される操作用のキーボード5及
びマウス6とによって構成されている。パソコンのデー
タはフロッピーディスク8に格納することができ、この
フロッピーディスク8はNC加工機1のNC制御部にも
使用できる。
【0014】なお、パソコンは通常のMS−DOS(マ
イクロソフト社の商標)マシンであり、パソコン上でB
ASIC言語を用いて容易にプログラムの変更等ができ
るようになっている。BASIC言語を採用したのは、
NC加工機1へ送るGコードはアスキーコードで表現
されており、このような文字列を扱うのに便利であるこ
と。彫刻用のデータは多くても数十文字であるので、
Gコード生成までの処理速度は遅くても支障がないこ
と。ソフトウェアの修正が容易であること等の理由に
よるものである。また、パソコンの操作を簡単に行なえ
るようにするために、CRT4に対話型メニュー形式で
表示し、キーボード5やマウス6を使用してカーソルを
目的のコマンドの場所に移動させて、コマンドの選択及
び実行を行なう。パラメータの入力は殆ど選択形式とな
っている。
イクロソフト社の商標)マシンであり、パソコン上でB
ASIC言語を用いて容易にプログラムの変更等ができ
るようになっている。BASIC言語を採用したのは、
NC加工機1へ送るGコードはアスキーコードで表現
されており、このような文字列を扱うのに便利であるこ
と。彫刻用のデータは多くても数十文字であるので、
Gコード生成までの処理速度は遅くても支障がないこ
と。ソフトウェアの修正が容易であること等の理由に
よるものである。また、パソコンの操作を簡単に行なえ
るようにするために、CRT4に対話型メニュー形式で
表示し、キーボード5やマウス6を使用してカーソルを
目的のコマンドの場所に移動させて、コマンドの選択及
び実行を行なう。パラメータの入力は殆ど選択形式とな
っている。
【0015】本実施例の汎用型NC加工機による文字彫
刻装置では、パソコン側で漢字辞書及びフォント(字
体)データから必要な文字の編集等を行ない、NC加工
機1用のGコードで記述されたプログラムを生成する。
漢字辞書及びフォント(字体)データはパソコン本体3
の外部メモリ(フロッピーディスク等)に記憶されてい
る。そして、NC加工機1側で前記プログラムをフロッ
ピーディスク8或いは信号送信線7(直列インターフェ
イスとしてRS−232Cを使用する)を介して受取
り、被削材2に文字を彫刻する。つまり、本実施例の汎
用型NC加工機による文字彫刻装置では、パソコンによ
り製品番号やロット番号等の文字をデザインし、その文
字列データをファイルに保存する。そして、そのデータ
を基にGコードに変換し、NC加工機1によって精密部
品等の被削材2に所望の文字を彫刻する。
刻装置では、パソコン側で漢字辞書及びフォント(字
体)データから必要な文字の編集等を行ない、NC加工
機1用のGコードで記述されたプログラムを生成する。
漢字辞書及びフォント(字体)データはパソコン本体3
の外部メモリ(フロッピーディスク等)に記憶されてい
る。そして、NC加工機1側で前記プログラムをフロッ
ピーディスク8或いは信号送信線7(直列インターフェ
イスとしてRS−232Cを使用する)を介して受取
り、被削材2に文字を彫刻する。つまり、本実施例の汎
用型NC加工機による文字彫刻装置では、パソコンによ
り製品番号やロット番号等の文字をデザインし、その文
字列データをファイルに保存する。そして、そのデータ
を基にGコードに変換し、NC加工機1によって精密部
品等の被削材2に所望の文字を彫刻する。
【0016】図2は本発明の一実施例である汎用型NC
加工機による文字彫刻装置のデータ処理動作の流れを示
すフローチャートであり、この一連の各処理はパソコン
側で行なわれる。
加工機による文字彫刻装置のデータ処理動作の流れを示
すフローチャートであり、この一連の各処理はパソコン
側で行なわれる。
【0017】図2に示すように、本実施例の汎用型NC
加工機による文字彫刻装置においては、まず、ステップ
S1で初期化を行ない、ステップS2で文字形式等のデ
ザインのレイアウトを設定し、ステップS3で文字彫刻
用の文字データを作成する。このステップS2のレイア
ウトの設定及びステップS3のデータ作成は後述する各
プログラムによって各々処理される。つまり、ステップ
S2では、彫刻文字の形式のデザインを行ない、ステッ
プS3では、文字列を入力し、彫刻文字のイメージを画
面に表示させ、そのデータをファイルに保存する。この
彫刻に使用する文字のフォントは、JIS規格に基づい
た第一水準漢字までのフォントを作成して用いる。個々
のフォントデータはすべて点列の扱いで構成されてい
る。そのフォントデータを一般のFEPにより文字を入
力し、読出す。
加工機による文字彫刻装置においては、まず、ステップ
S1で初期化を行ない、ステップS2で文字形式等のデ
ザインのレイアウトを設定し、ステップS3で文字彫刻
用の文字データを作成する。このステップS2のレイア
ウトの設定及びステップS3のデータ作成は後述する各
プログラムによって各々処理される。つまり、ステップ
S2では、彫刻文字の形式のデザインを行ない、ステッ
プS3では、文字列を入力し、彫刻文字のイメージを画
面に表示させ、そのデータをファイルに保存する。この
彫刻に使用する文字のフォントは、JIS規格に基づい
た第一水準漢字までのフォントを作成して用いる。個々
のフォントデータはすべて点列の扱いで構成されてい
る。そのフォントデータを一般のFEPにより文字を入
力し、読出す。
【0018】ここで、ステップS2のレイアウト設定プ
ログラムの詳細について説明する。図3は図2のデータ
処理動作中のレイアウト設定プログラムを示すフローチ
ャートであり、このプログラムに従って彫刻文字の形式
を順次設定する。なお、デフォルトの設定で形式をデザ
インする場合には、すぐに文字の入力を行なう。
ログラムの詳細について説明する。図3は図2のデータ
処理動作中のレイアウト設定プログラムを示すフローチ
ャートであり、このプログラムに従って彫刻文字の形式
を順次設定する。なお、デフォルトの設定で形式をデザ
インする場合には、すぐに文字の入力を行なう。
【0019】図3のステップS21では、文字列形式の
選択を行なう。つまり、彫刻文字を横書きにするか、縦
書きにするかを選択する。デフォルトは横書きとし、縦
書の場合には、枠の画面表示は横向のままで文字の向き
を90度回転させる。ステップS22では、枠サイズを
設定する。枠とは彫刻領域を決定する境界線であり、こ
のサイズの縦寸法と横寸法を決定する。枠のサイズによ
り文字のサイズも自動的に決定される。ステップS23
では、段数の設定を行なう。彫刻文字列を1段とするか
2段とするかの設定をする。なお、2段段組を行なう場
合には、枠を二分割するために文字のサイズが半分とな
るので注意を要する。ステップS24では、文字タイプ
を設定する。この文字タイプは標準、長体、平体の3種
類用意されている。長体は標準タイプの横幅を半分に、
平体は標準タイプの横幅を2倍に変形させたものであ
る。ステップS25では、文字のミラー反転を行なうか
否かを選択する。ミラー反転を選択した場合には、左右
が反転した文字となる。この項目により、NC工作機械
だけでなく、放電加工機の電極を彫刻することができ、
こうして作成した電極を用いれば突出した文字等にも対
応できる。
選択を行なう。つまり、彫刻文字を横書きにするか、縦
書きにするかを選択する。デフォルトは横書きとし、縦
書の場合には、枠の画面表示は横向のままで文字の向き
を90度回転させる。ステップS22では、枠サイズを
設定する。枠とは彫刻領域を決定する境界線であり、こ
のサイズの縦寸法と横寸法を決定する。枠のサイズによ
り文字のサイズも自動的に決定される。ステップS23
では、段数の設定を行なう。彫刻文字列を1段とするか
2段とするかの設定をする。なお、2段段組を行なう場
合には、枠を二分割するために文字のサイズが半分とな
るので注意を要する。ステップS24では、文字タイプ
を設定する。この文字タイプは標準、長体、平体の3種
類用意されている。長体は標準タイプの横幅を半分に、
平体は標準タイプの横幅を2倍に変形させたものであ
る。ステップS25では、文字のミラー反転を行なうか
否かを選択する。ミラー反転を選択した場合には、左右
が反転した文字となる。この項目により、NC工作機械
だけでなく、放電加工機の電極を彫刻することができ、
こうして作成した電極を用いれば突出した文字等にも対
応できる。
【0020】次に、図2のステップS3のデータ作成プ
ログラムの詳細について説明する。図4は図2のデータ
処理動作中のデータ作成プログラムを示すフローチャー
トであり、このプログラムは上述のレイアウト設定プロ
グラムによってすべての彫刻文字の形式を設定した後に
実行される。
ログラムの詳細について説明する。図4は図2のデータ
処理動作中のデータ作成プログラムを示すフローチャー
トであり、このプログラムは上述のレイアウト設定プロ
グラムによってすべての彫刻文字の形式を設定した後に
実行される。
【0021】まず、図4のステップS31で所望の彫刻
文字の文字列を入力する。この文字列の入力は市販のF
EPにより行なう(段組が2段の場合には1段ごとに入
力する)。そして、ステップS32で入力文字列のコー
ド(シフトJISコード)をもとに、文字の個数を認識
し、文字のサイズの決定と均等割付けのための位置決め
を行なう。その後、ステップS33で1文字ごとにフォ
ントディスクからフォントを取出し、ステップS34で
フォントデータを解析し、ステップS35でデザインに
応じた彫刻文字の形式となるように文字を変形し、ステ
ップS36でファイル保存を行なうとともに、ステップ
S37で該彫刻文字を画面に描画する。このステップS
33からステップS37の一連の動作は、ステップS3
8で文字列の終了と判断されるまで繰返し行なわれる。
なお、ファイル保存されるデータの精度はミクロン単位
であり、相当微細な彫刻文字データが作成できる。その
他の機能として、小さな彫刻文字をデザインするための
画面のズーム機能等を備えている。そして、このデータ
作成プログラムを実行した後、図2のデータ処理動作中
のステップS4に戻る。
文字の文字列を入力する。この文字列の入力は市販のF
EPにより行なう(段組が2段の場合には1段ごとに入
力する)。そして、ステップS32で入力文字列のコー
ド(シフトJISコード)をもとに、文字の個数を認識
し、文字のサイズの決定と均等割付けのための位置決め
を行なう。その後、ステップS33で1文字ごとにフォ
ントディスクからフォントを取出し、ステップS34で
フォントデータを解析し、ステップS35でデザインに
応じた彫刻文字の形式となるように文字を変形し、ステ
ップS36でファイル保存を行なうとともに、ステップ
S37で該彫刻文字を画面に描画する。このステップS
33からステップS37の一連の動作は、ステップS3
8で文字列の終了と判断されるまで繰返し行なわれる。
なお、ファイル保存されるデータの精度はミクロン単位
であり、相当微細な彫刻文字データが作成できる。その
他の機能として、小さな彫刻文字をデザインするための
画面のズーム機能等を備えている。そして、このデータ
作成プログラムを実行した後、図2のデータ処理動作中
のステップS4に戻る。
【0022】再び、図2に戻り、ステップS4で、上述
のようにして生成された表示用文字列をファイルから読
込むとともに、NC加工機としてエンドミルを使用した
場合の各種の加工データ(被削材の種類、ドリル径、切
削スピード等)を読込む。そして、ステップS5でNC
加工機に使用される工具等の各種切削条件を選定する。
この切削条件の選定は、初心者の便宜及び使い易さを考
慮して、メニューで選択する方法が採られている。
のようにして生成された表示用文字列をファイルから読
込むとともに、NC加工機としてエンドミルを使用した
場合の各種の加工データ(被削材の種類、ドリル径、切
削スピード等)を読込む。そして、ステップS5でNC
加工機に使用される工具等の各種切削条件を選定する。
この切削条件の選定は、初心者の便宜及び使い易さを考
慮して、メニューで選択する方法が採られている。
【0023】図5は本発明の一実施例である汎用型NC
加工機による文字彫刻装置の切削条件を示す説明図であ
り、メニューでの選択項目を示す一覧である。工具選択
については、最も汎用的に使用されているエンドミルと
刻印専用機のドリルとの二種類を選択できるように用意
する。また、被削材及び工具径についても、市販されて
いるものを選択できるようになっている。このメニュー
で適当なエンドミルの工具径及び被削材を選択すれば、
回転数、送り速度は標準の切削条件基準から自動的に設
定できる。一方、被削材が銅、プラスチック、アクリル
等の選択項目にない場合には、回転数、送り速度、彫込
回数、深さ方向の速度等は修正する方式によって対処で
きる。こうして、すべての被削材についても文字の彫刻
が可能になっている。
加工機による文字彫刻装置の切削条件を示す説明図であ
り、メニューでの選択項目を示す一覧である。工具選択
については、最も汎用的に使用されているエンドミルと
刻印専用機のドリルとの二種類を選択できるように用意
する。また、被削材及び工具径についても、市販されて
いるものを選択できるようになっている。このメニュー
で適当なエンドミルの工具径及び被削材を選択すれば、
回転数、送り速度は標準の切削条件基準から自動的に設
定できる。一方、被削材が銅、プラスチック、アクリル
等の選択項目にない場合には、回転数、送り速度、彫込
回数、深さ方向の速度等は修正する方式によって対処で
きる。こうして、すべての被削材についても文字の彫刻
が可能になっている。
【0024】続いて、図2のステップS6で前記各種切
削条件及び文字データから工具経路等を決定し、NC加
工機1用のGコードプログラムを作成する。このステッ
プS6のGコード変換処理は、Gコードに変換するN
Cコンパイラ機能(サブプログラム)と、実際にNC
加工機1を動作させるための命令(位置決め、モータ制
御、研削油の調整、サブプログラムの読出し等)を埋込
むNC加工機制御機能(メインプログラム)とからなっ
ている。本実施例の汎用型のNC加工機1による文字彫
刻装置においては、文字及び該文字を囲む枠をドリル等
で彫るだけであるので、Gコードのうち基本的な5つの
機能のみを使用している。図6は本発明の一実施例であ
る汎用型NC加工機による文字彫刻装置に使用されるG
コードと機能を示す対応図である。
削条件及び文字データから工具経路等を決定し、NC加
工機1用のGコードプログラムを作成する。このステッ
プS6のGコード変換処理は、Gコードに変換するN
Cコンパイラ機能(サブプログラム)と、実際にNC
加工機1を動作させるための命令(位置決め、モータ制
御、研削油の調整、サブプログラムの読出し等)を埋込
むNC加工機制御機能(メインプログラム)とからなっ
ている。本実施例の汎用型のNC加工機1による文字彫
刻装置においては、文字及び該文字を囲む枠をドリル等
で彫るだけであるので、Gコードのうち基本的な5つの
機能のみを使用している。図6は本発明の一実施例であ
る汎用型NC加工機による文字彫刻装置に使用されるG
コードと機能を示す対応図である。
【0025】各種のドリルで文字を彫刻する場合、常に
1回のパスで終了するとは限らない。そこで、NC加工
機制御機能のメインプログラムでは、複数回サブプログ
ラムを呼出して少しづつZ方向のオフセットを増加させ
ながら、彫刻する方法を採っている。この一例として、
Z方向へのオフセットを変化させながら8001番のサ
ブプログラムを4回呼び出すプログラムリストを図7に
示す。図7は本発明の一実施例である汎用型NC加工機
による文字彫刻装置のプログラムリスト例を示す図であ
る。
1回のパスで終了するとは限らない。そこで、NC加工
機制御機能のメインプログラムでは、複数回サブプログ
ラムを呼出して少しづつZ方向のオフセットを増加させ
ながら、彫刻する方法を採っている。この一例として、
Z方向へのオフセットを変化させながら8001番のサ
ブプログラムを4回呼び出すプログラムリストを図7に
示す。図7は本発明の一実施例である汎用型NC加工機
による文字彫刻装置のプログラムリスト例を示す図であ
る。
【0026】このリストでは、Z方向のオフセットを変
数Aに割当て0.15mmづつ変化させて、サブプログラ
ムの呼出しを行なっている。サブプログラム側ではこれ
を受けて、呼ばれるごとにZ方向への深さが変化して、
所望の深さに彫刻できる。なお、このサブプログラム側
は「山」と彫刻する場合のGコードプログラムの一例で
あり、図8に示す手順で彫刻が行なわれる。図8は本発
明の一実施例である汎用型NC加工機による文字彫刻装
置の彫刻例を示す説明図である。
数Aに割当て0.15mmづつ変化させて、サブプログラ
ムの呼出しを行なっている。サブプログラム側ではこれ
を受けて、呼ばれるごとにZ方向への深さが変化して、
所望の深さに彫刻できる。なお、このサブプログラム側
は「山」と彫刻する場合のGコードプログラムの一例で
あり、図8に示す手順で彫刻が行なわれる。図8は本発
明の一実施例である汎用型NC加工機による文字彫刻装
置の彫刻例を示す説明図である。
【0027】そして、完成したGコードデータを図2の
ステップS7でNC加工機1へ送信する。つまり、完成
したGコードプログラムをRS−232C経由でNC加
工機1のNC制御部に送信する。したがって、NC加工
機1は被削材2に所望の文字を彫刻することができる。
NC設計時に製品名、製造年月日等の文字彫刻データを
NCデータに展開すれば、NC加工時に製品加工と同時
に文字の彫刻加工ができる。
ステップS7でNC加工機1へ送信する。つまり、完成
したGコードプログラムをRS−232C経由でNC加
工機1のNC制御部に送信する。したがって、NC加工
機1は被削材2に所望の文字を彫刻することができる。
NC設計時に製品名、製造年月日等の文字彫刻データを
NCデータに展開すれば、NC加工時に製品加工と同時
に文字の彫刻加工ができる。
【0028】また、ステップS7に代えてステップS8
でGコードプログラムをMS−DOSフォーマットのテ
キストファイルとしてフロッピーディスク8に格納する
こともできる。ファイルの格納方法は、ユーザーがファ
イル名を入力すると、「.NC」という拡張子をファイ
ル名に付加して格納される。このフロッピーディスク8
を使用すれば、いつでも所望のときに、NC加工機1を
使用して被削材2に所望の文字を彫刻することができ
る。
でGコードプログラムをMS−DOSフォーマットのテ
キストファイルとしてフロッピーディスク8に格納する
こともできる。ファイルの格納方法は、ユーザーがファ
イル名を入力すると、「.NC」という拡張子をファイ
ル名に付加して格納される。このフロッピーディスク8
を使用すれば、いつでも所望のときに、NC加工機1を
使用して被削材2に所望の文字を彫刻することができ
る。
【0029】このように、本実施例の汎用型NC加工機
による文字彫刻装置は、汎用型のNC加工機1と、パソ
コン側で処理される前記NC加工機1による文字彫刻用
の文字形式等のデザインをする図3に示すレイアウト設
定プログラムからなるレイアウト設定手段(図2のステ
ップS2)と、前記NC加工機1による文字彫刻用の文
字データを作成する図4に示すデータ作成プログラムか
らなるデータ作成手段(図2のステップS3)と、前記
NC加工機1に応じた各種加工データ及び文字データを
読込むデータ読込手段(図2のステップS4)と、前記
NC加工機1に使用される工具、被削材、工具径、彫込
回数、彫込深さ方向速度等の図5に示すような各種切削
条件を選定する切削条件選定手段(図2のステップS
5)と、前記各種切削条件及び文字データから前記NC
加工機1用のGコードプログラムを作成するGコードに
変換するNCコンパイラ機能(サブプログラム)と実際
にNC加工機1を動作させるための命令を埋込むNC加
工機制御機能(メインプログラム)とからなるGコード
変換手段(図2のステップS6)と、前記Gコードプロ
グラムを前記NC加工機1にRS−232C経由で送信
する送信手段(図2のステップS7)とを備えている。
また、送信手段(図2のステップS7)に代えて、前記
Gコードプログラムをフロッピーディスク8に格納する
格納手段(図2のステップS8)を備えてもよい。
による文字彫刻装置は、汎用型のNC加工機1と、パソ
コン側で処理される前記NC加工機1による文字彫刻用
の文字形式等のデザインをする図3に示すレイアウト設
定プログラムからなるレイアウト設定手段(図2のステ
ップS2)と、前記NC加工機1による文字彫刻用の文
字データを作成する図4に示すデータ作成プログラムか
らなるデータ作成手段(図2のステップS3)と、前記
NC加工機1に応じた各種加工データ及び文字データを
読込むデータ読込手段(図2のステップS4)と、前記
NC加工機1に使用される工具、被削材、工具径、彫込
回数、彫込深さ方向速度等の図5に示すような各種切削
条件を選定する切削条件選定手段(図2のステップS
5)と、前記各種切削条件及び文字データから前記NC
加工機1用のGコードプログラムを作成するGコードに
変換するNCコンパイラ機能(サブプログラム)と実際
にNC加工機1を動作させるための命令を埋込むNC加
工機制御機能(メインプログラム)とからなるGコード
変換手段(図2のステップS6)と、前記Gコードプロ
グラムを前記NC加工機1にRS−232C経由で送信
する送信手段(図2のステップS7)とを備えている。
また、送信手段(図2のステップS7)に代えて、前記
Gコードプログラムをフロッピーディスク8に格納する
格納手段(図2のステップS8)を備えてもよい。
【0030】したがって、上記のような構成の汎用型N
C加工機1による文字彫刻装置では、パソコンにより漢
字を含む製品番号やロット番号等の文字をデザインし、
そのデータを彫刻用に変換して、更に、そのデータをも
とにGコードに変換し、NC加工機1によって精密部品
等の被削材2に所望の文字を彫刻することができるの
で、従来のように高価な彫刻専用機を使用することな
く、比較的安価な汎用型のNC加工機1を使用して被削
材2に所望の文字を簡単に彫刻できる。しかも、電気ペ
ンや刻印を使用する場合に比べ、彫刻の品質が向上し、
綺麗に彫刻できる。また、被削材2が精密部品の場合に
は、従来のように寸法精度を損なう虞れがないので、高
品質化、高付加価値化を実現できる。更に、NC設計時
に製品名、製造年月日等の文字彫刻データをNCデータ
に展開することにより、NC加工時に製品加工と同時に
文字の彫刻加工ができるので、彫刻加工時間を短縮でき
る。
C加工機1による文字彫刻装置では、パソコンにより漢
字を含む製品番号やロット番号等の文字をデザインし、
そのデータを彫刻用に変換して、更に、そのデータをも
とにGコードに変換し、NC加工機1によって精密部品
等の被削材2に所望の文字を彫刻することができるの
で、従来のように高価な彫刻専用機を使用することな
く、比較的安価な汎用型のNC加工機1を使用して被削
材2に所望の文字を簡単に彫刻できる。しかも、電気ペ
ンや刻印を使用する場合に比べ、彫刻の品質が向上し、
綺麗に彫刻できる。また、被削材2が精密部品の場合に
は、従来のように寸法精度を損なう虞れがないので、高
品質化、高付加価値化を実現できる。更に、NC設計時
に製品名、製造年月日等の文字彫刻データをNCデータ
に展開することにより、NC加工時に製品加工と同時に
文字の彫刻加工ができるので、彫刻加工時間を短縮でき
る。
【0031】特に、従来、NC加工機1で漢字等を彫刻
する場合には、Gコードプログラム作成に多くの時間を
要していたが、本実施例の装置を利用すれば、NC加工
機1のプログラムを知らなくても、パソコンがプログラ
ムを自動的に作成するので、従来に比べ極めて短時間
(1/10〜1/100)でプログラムの作成が可能に
なるとともに、彫刻文字の品質も向上する。
する場合には、Gコードプログラム作成に多くの時間を
要していたが、本実施例の装置を利用すれば、NC加工
機1のプログラムを知らなくても、パソコンがプログラ
ムを自動的に作成するので、従来に比べ極めて短時間
(1/10〜1/100)でプログラムの作成が可能に
なるとともに、彫刻文字の品質も向上する。
【0032】ところで、上記実施例では、精密部品の製
品番号やロット番号等を彫刻する場合を中心に説明した
が、他の様々な部品にも対応させることができる。ま
た、段数を拡張し、第2水準漢字への対応等、様々な機
能を増大させれば、より一層の高品質化、高付加価化を
実現することができる。
品番号やロット番号等を彫刻する場合を中心に説明した
が、他の様々な部品にも対応させることができる。ま
た、段数を拡張し、第2水準漢字への対応等、様々な機
能を増大させれば、より一層の高品質化、高付加価化を
実現することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の汎用型
NC加工機による文字彫刻装置は、高価な彫刻専用機を
使用することなく、比較的安価な汎用型のNC加工機を
使用して被削材に文字を彫刻することができるので、所
望の文字を簡単に、且つ、綺麗に彫刻でき、製品の高品
質化、高付加価値化を実現できる。しかも、NC設計時
に製品名、製造年月日等の文字彫刻データをNCデータ
に展開することにより、NC加工時に製品加工と同時に
文字の彫刻加工ができるので、彫刻加工時間を短縮で
き、コストダウンを実現できる。
NC加工機による文字彫刻装置は、高価な彫刻専用機を
使用することなく、比較的安価な汎用型のNC加工機を
使用して被削材に文字を彫刻することができるので、所
望の文字を簡単に、且つ、綺麗に彫刻でき、製品の高品
質化、高付加価値化を実現できる。しかも、NC設計時
に製品名、製造年月日等の文字彫刻データをNCデータ
に展開することにより、NC加工時に製品加工と同時に
文字の彫刻加工ができるので、彫刻加工時間を短縮で
き、コストダウンを実現できる。
【0034】請求項2の発明の汎用型NC加工機による
文字彫刻装置は、高価な彫刻専用機を使用することな
く、比較的安価な汎用型のNC加工機を使用して被削材
に文字を彫刻することができるので、所望の文字を簡単
に、且つ、綺麗に彫刻でき、製品の高品質化、高付加価
値化を実現できる。しかも、NC設計時に製品名、製造
年月日等の文字彫刻データをNCデータに展開すること
により、NC加工時に製品加工と同時に文字の彫刻加工
ができるので、彫刻加工時間を短縮でき、コストダウン
を実現できるだけでなく、いつでも所望のときに、NC
加工機を使用して被削材に所望の文字を彫刻することが
できるので、利用度が増す。
文字彫刻装置は、高価な彫刻専用機を使用することな
く、比較的安価な汎用型のNC加工機を使用して被削材
に文字を彫刻することができるので、所望の文字を簡単
に、且つ、綺麗に彫刻でき、製品の高品質化、高付加価
値化を実現できる。しかも、NC設計時に製品名、製造
年月日等の文字彫刻データをNCデータに展開すること
により、NC加工時に製品加工と同時に文字の彫刻加工
ができるので、彫刻加工時間を短縮でき、コストダウン
を実現できるだけでなく、いつでも所望のときに、NC
加工機を使用して被削材に所望の文字を彫刻することが
できるので、利用度が増す。
【図1】本発明の一実施例である汎用型NC加工機によ
る文字彫刻装置のハードウェア構成の外観を示す全体構
成図である。
る文字彫刻装置のハードウェア構成の外観を示す全体構
成図である。
【図2】本発明の一実施例である汎用型NC加工機によ
る文字彫刻装置のデータ処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。
る文字彫刻装置のデータ処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図3】図2のデータ処理動作中のレイアウト設定プロ
グラムを示すフローチャートである。
グラムを示すフローチャートである。
【図4】図2のデータ処理動作中のデータ作成プログラ
ムを示すフローチャートである。
ムを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例である汎用型NC加工機によ
る文字彫刻装置の切削条件を示す説明図である。
る文字彫刻装置の切削条件を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例である汎用型NC加工機によ
る文字彫刻装置に使用されるGコードと機能を示す対応
図である。
る文字彫刻装置に使用されるGコードと機能を示す対応
図である。
【図7】本発明の一実施例である汎用型NC加工機によ
る文字彫刻装置のプログラムリスト例を示す図である。
る文字彫刻装置のプログラムリスト例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例である汎用型NC加工機によ
る文字彫刻装置の彫刻例を示す説明図である。
る文字彫刻装置の彫刻例を示す説明図である。
1 NC加工機 1a 工具 2 被削材 3 パソコン本体 4 CRT 5 キーボード 6 マウス 7 信号送信線 8 フロッピーディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 尚則 岐阜県羽島郡笠松町北及47番地 岐阜県工 業技術センター内 (72)発明者 小森 弘 岐阜県各務原市上戸町7丁目1番11 株式 会社小森精機内 (72)発明者 小森 一弘 岐阜県各務原市上戸町7丁目1番11 株式 会社小森精機内 (72)発明者 鵜飼 正保 岐阜県各務原市上戸町7丁目1番11 株式 会社小森精機内
Claims (2)
- 【請求項1】 汎用型の数値制御加工機と、 前記数値制御加工機による文字彫刻用の文字形式等のデ
ザインをするレイアウト設定手段と、 前記数値制御加工機による文字彫刻用の文字データを作
成するデータ作成手段と、 前記数値制御加工機に応じた各種加工データ及び文字デ
ータを読込むデータ読込手段と、 前記数値制御加工機に使用される工具、被削材、工具
径、彫込回数、彫込深さ方向速度等の各種切削条件を選
定する切削条件選定手段と、 前記各種切削条件及び文字データから前記数値制御加工
機用のGコードプログラムを作成するGコード変換手段
と、 前記Gコードプログラムを前記数値制御加工機に送信す
る送信手段とを具備することを特徴とする汎用型数値制
御加工機による文字彫刻装置。 - 【請求項2】 汎用型の数値制御加工機と、前記数値制
御加工機による文字彫刻用の文字形式等のデザインをす
るレイアウト設定手段と、 前記数値制御加工機による文字彫刻用の文字データを作
成するデータ作成手段と、 前記数値制御加工機に応じた各種加工データ及び文字デ
ータを読込むデータ読込手段と、 前記数値制御加工機に使用される工具、被削材、工具
径、彫込回数、彫込深さ方向速度等の各種切削条件を選
定する切削条件選定手段と、 前記各種切削条件及び文字データから前記数値制御加工
機用のGコードプログラムを作成するGコード変換手段
と、 前記Gコードプログラムをフロッピーディスクに格納す
る格納手段とを具備することを特徴とする汎用型数値制
御加工機による文字彫刻装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4782594A JPH07227738A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 汎用型数値制御加工機による文字彫刻装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4782594A JPH07227738A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 汎用型数値制御加工機による文字彫刻装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07227738A true JPH07227738A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12786134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4782594A Pending JPH07227738A (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 汎用型数値制御加工機による文字彫刻装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07227738A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002052897A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-19 | Fine Metal Art:Kk | エンボス加工型形成方法とエンボス加工型 |
KR20050023070A (ko) * | 2003-08-29 | 2005-03-09 | 대한민국(창원대학교) | 퍼스널 컴퓨터를 이용한 공작기계 모터제어방법 |
JP2008505415A (ja) * | 2004-06-30 | 2008-02-21 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | Cnc工作機械制御プログラムを作成する方法 |
US9235205B2 (en) | 2003-02-13 | 2016-01-12 | Renishaw Plc | Method for producing a measurement probe path on a numerically controlled machine tool |
CN105234466A (zh) * | 2015-10-28 | 2016-01-13 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种槽特征侧铣加工刀轨生成方法 |
CN110816133A (zh) * | 2018-08-08 | 2020-02-21 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 刻字加工方法、cnc加工装置及计算机存储介质 |
CN115356988A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-18 | 中航贵州飞机有限责任公司 | 一种数控加工五轴程序自动分层方法 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP4782594A patent/JPH07227738A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002052897A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-19 | Fine Metal Art:Kk | エンボス加工型形成方法とエンボス加工型 |
US9235205B2 (en) | 2003-02-13 | 2016-01-12 | Renishaw Plc | Method for producing a measurement probe path on a numerically controlled machine tool |
KR20050023070A (ko) * | 2003-08-29 | 2005-03-09 | 대한민국(창원대학교) | 퍼스널 컴퓨터를 이용한 공작기계 모터제어방법 |
JP2008505415A (ja) * | 2004-06-30 | 2008-02-21 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | Cnc工作機械制御プログラムを作成する方法 |
US8195310B2 (en) | 2004-06-30 | 2012-06-05 | Renishaw Plc | Generation of a CNC machine tool control program |
JP2012178177A (ja) * | 2004-06-30 | 2012-09-13 | Renishaw Plc | Cnc工作機械制御プログラムを作成する方法 |
CN105234466A (zh) * | 2015-10-28 | 2016-01-13 | 成都飞机工业(集团)有限责任公司 | 一种槽特征侧铣加工刀轨生成方法 |
CN110816133A (zh) * | 2018-08-08 | 2020-02-21 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 刻字加工方法、cnc加工装置及计算机存储介质 |
CN115356988A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-18 | 中航贵州飞机有限责任公司 | 一种数控加工五轴程序自动分层方法 |
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