JPH0722497A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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- JPH0722497A JPH0722497A JP14617993A JP14617993A JPH0722497A JP H0722497 A JPH0722497 A JP H0722497A JP 14617993 A JP14617993 A JP 14617993A JP 14617993 A JP14617993 A JP 14617993A JP H0722497 A JPH0722497 A JP H0722497A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウエハS中に蓄積された電荷を速やかに放出
させることができ、ウエハSと静電チャック24との間
に作用する残留吸着力が大きい場合でも、ウエハSを傷
つけることなく容易にウエハSを離脱させることがで
き、また簡単な構造でありながらしかもウエハSの金属
による汚染を少なくすることができ、生産効率の向上、
ウエハSの歩留まりの向上及び低コスト化を図ることが
できる半導体製造装置10を提供すること。 【構成】 静電チャック24が内装された半導体製造装
置10において、静電チャック24からウエハSを離脱
させる離脱用ノックピン28aの少なくとも表面部が導
電性セラミックスにより被覆されている半導体製造装置
10。
させることができ、ウエハSと静電チャック24との間
に作用する残留吸着力が大きい場合でも、ウエハSを傷
つけることなく容易にウエハSを離脱させることがで
き、また簡単な構造でありながらしかもウエハSの金属
による汚染を少なくすることができ、生産効率の向上、
ウエハSの歩留まりの向上及び低コスト化を図ることが
できる半導体製造装置10を提供すること。 【構成】 静電チャック24が内装された半導体製造装
置10において、静電チャック24からウエハSを離脱
させる離脱用ノックピン28aの少なくとも表面部が導
電性セラミックスにより被覆されている半導体製造装置
10。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造装置に関し、
より詳細には静電気を利用してウエハを吸着させる静電
チャックを備え、CVDやエッチング等を行なうための
半導体製造装置に関する。
より詳細には静電気を利用してウエハを吸着させる静電
チャックを備え、CVDやエッチング等を行なうための
半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造過程の薄膜形成工程や
ドライエッチング工程等で使用される半導体製造装置に
おいては、ウエハを試料台に確実に密着させて所定温度
にコントロールすることが望まれており、リング状の押
え板や載置面に設けられた爪状の押え治具等を用い、ウ
エハ周辺部を前記試料台に押さえ付けていた。しかし、
これらの方法では前記ウエハと前記試料台との密着度が
不十分である。そこで近年、このような問題を解決する
ために、静電力による吸着作用を利用した試料保持装置
として静電チャックが開発され、該静電チャックが内装
された半導体製造装置が普及してきている。
ドライエッチング工程等で使用される半導体製造装置に
おいては、ウエハを試料台に確実に密着させて所定温度
にコントロールすることが望まれており、リング状の押
え板や載置面に設けられた爪状の押え治具等を用い、ウ
エハ周辺部を前記試料台に押さえ付けていた。しかし、
これらの方法では前記ウエハと前記試料台との密着度が
不十分である。そこで近年、このような問題を解決する
ために、静電力による吸着作用を利用した試料保持装置
として静電チャックが開発され、該静電チャックが内装
された半導体製造装置が普及してきている。
【0003】図5はこの種静電チャックが内装された半
導体製造装置を示した模式的断面図である。図中30は
半導体製造装置を示しており、処理室11の中央部には
ガス導入孔(図示せず)を有する上部電極12が配設さ
れており、上部電極12にはRF電源15が接続されて
いる。上部電極12はアルミナ等のセラミックによる絶
縁リング13を介して処理室11の上部電極保持部14
に固定されている。また処理室11の両側壁11bには
ウエハSの搬入孔16、搬出孔17が形成され、それぞ
れ閉塞装置16a、17aを用いて封止されるようにな
っている。また処理室11の下部壁11cには真空ポン
プ(図示せず)に接続された排気管18が接続され、ま
た下部壁11c側部には絶縁リング19が配設されてい
る。絶縁リング19上にはアルミニウム製の下部電極7
0が配設され、下部電極70には導線71を介してRF
電源72が接続されており、下部電極70上には上部電
極12に対向して静電チャック54が配設され、静電チ
ャック54上にはウエハSが載置されるようになってい
る。静電チャック54は絶縁体54aの内部に導電体層
54bが形成されることにより構成されており、導電体
層54bは導線73a及びスイッチ73を介してDC電
源75が接続されている。また、下部電極70における
導線73aが貫通する部分には絶縁筒70aが介装され
ている。また、静電チャック54内には流路76が形成
され、流路76には導入管76a及び導出管76bが接
続されており、冷却液が導入管76aより流路76を循
環して導出管76bから排出されることにより、静電チ
ャック54が冷却されるようになっている。また、静電
チャック54と下部電極70とは下部電極押えリング2
9を用いて絶縁リング19に固定されている。そして、
流路76に冷却液を循環させてウエハSを所定温度に設
定し、RF電源15、72をオンにして上部電極12及
び下部電極70に高周波電力を印加することにより、前
記ガス導入孔から供給された反応ガスがプラズマ化さ
れ、ウエハS上に処理が施されるようになっている。
導体製造装置を示した模式的断面図である。図中30は
半導体製造装置を示しており、処理室11の中央部には
ガス導入孔(図示せず)を有する上部電極12が配設さ
れており、上部電極12にはRF電源15が接続されて
いる。上部電極12はアルミナ等のセラミックによる絶
縁リング13を介して処理室11の上部電極保持部14
に固定されている。また処理室11の両側壁11bには
ウエハSの搬入孔16、搬出孔17が形成され、それぞ
れ閉塞装置16a、17aを用いて封止されるようにな
っている。また処理室11の下部壁11cには真空ポン
プ(図示せず)に接続された排気管18が接続され、ま
た下部壁11c側部には絶縁リング19が配設されてい
る。絶縁リング19上にはアルミニウム製の下部電極7
0が配設され、下部電極70には導線71を介してRF
電源72が接続されており、下部電極70上には上部電
極12に対向して静電チャック54が配設され、静電チ
ャック54上にはウエハSが載置されるようになってい
る。静電チャック54は絶縁体54aの内部に導電体層
54bが形成されることにより構成されており、導電体
層54bは導線73a及びスイッチ73を介してDC電
源75が接続されている。また、下部電極70における
導線73aが貫通する部分には絶縁筒70aが介装され
ている。また、静電チャック54内には流路76が形成
され、流路76には導入管76a及び導出管76bが接
続されており、冷却液が導入管76aより流路76を循
環して導出管76bから排出されることにより、静電チ
ャック54が冷却されるようになっている。また、静電
チャック54と下部電極70とは下部電極押えリング2
9を用いて絶縁リング19に固定されている。そして、
流路76に冷却液を循環させてウエハSを所定温度に設
定し、RF電源15、72をオンにして上部電極12及
び下部電極70に高周波電力を印加することにより、前
記ガス導入孔から供給された反応ガスがプラズマ化さ
れ、ウエハS上に処理が施されるようになっている。
【0004】このように構成された半導体製造装置30
を用い、ウエハSを吸着・保持させる場合、まずウエハ
Sを静電チャック54上に載せ、次にDC電源75をオ
ンにして静電チャック54の導電体層54bに直流電圧
を印加する。すると、静電チャック54は正または負に
帯電し、ウエハSと静電チャック54との間に静電力が
発生する。この静電力によりウエハSは静電チャック5
4の表面上に確実に吸着・保持されることとなる。
を用い、ウエハSを吸着・保持させる場合、まずウエハ
Sを静電チャック54上に載せ、次にDC電源75をオ
ンにして静電チャック54の導電体層54bに直流電圧
を印加する。すると、静電チャック54は正または負に
帯電し、ウエハSと静電チャック54との間に静電力が
発生する。この静電力によりウエハSは静電チャック5
4の表面上に確実に吸着・保持されることとなる。
【0005】また、成膜またはエッチング処理後にウエ
ハSを静電チャック54から離脱させる場合、まずDC
電源75をオフにして静電力を弱めることによりウエハ
Sと静電チャック54との吸着力を弱め、静電チャック
54からウエハSを離脱させる。
ハSを静電チャック54から離脱させる場合、まずDC
電源75をオフにして静電力を弱めることによりウエハ
Sと静電チャック54との吸着力を弱め、静電チャック
54からウエハSを離脱させる。
【0006】このように半導体製造装置30ではウエハ
Sと静電チャック54との密着度が得られるが、反面処
理後にウエハSを離脱させるのが難しいという問題があ
り、この問題を解決するための対策として、離脱用ノッ
クピンが内設された静電チャックが知られている。
Sと静電チャック54との密着度が得られるが、反面処
理後にウエハSを離脱させるのが難しいという問題があ
り、この問題を解決するための対策として、離脱用ノッ
クピンが内設された静電チャックが知られている。
【0007】このような静電チャック内に離脱用ノック
ピンが配設された半導体製造装置を用い、処理後のウエ
ハを離脱させる場合、まずDC電源をオフし、その後前
記離脱用ノックピンを用いて前記ウエハを裏面から押し
上げ、該ウエハを静電チャックから離脱させる。しかし
ながら、前記DC電源による印加停止直後では前記ウエ
ハ中に電荷がまだ残っており、前記静電チャックによる
吸着力が残存している。この残存吸着力は時間経過につ
れて減少するが、この減少率は前記ウエハの特性、処理
温度、印加電圧等により異なっている。電圧印加停止後
の残留吸着力が大きい場合、前記ウエハにおける前記離
脱用ノックピンとの接触部に押し上げ力が集中するた
め、この近傍に損傷が生じ、前記ウエハの歩留まりが低
下するという問題があった。
ピンが配設された半導体製造装置を用い、処理後のウエ
ハを離脱させる場合、まずDC電源をオフし、その後前
記離脱用ノックピンを用いて前記ウエハを裏面から押し
上げ、該ウエハを静電チャックから離脱させる。しかし
ながら、前記DC電源による印加停止直後では前記ウエ
ハ中に電荷がまだ残っており、前記静電チャックによる
吸着力が残存している。この残存吸着力は時間経過につ
れて減少するが、この減少率は前記ウエハの特性、処理
温度、印加電圧等により異なっている。電圧印加停止後
の残留吸着力が大きい場合、前記ウエハにおける前記離
脱用ノックピンとの接触部に押し上げ力が集中するた
め、この近傍に損傷が生じ、前記ウエハの歩留まりが低
下するという問題があった。
【0008】このような問題を解決するために、ウエハ
との接触部分の金属を露出させた離脱用ノックピンが内
設された静電チャックが提案されている(特開昭63−
281430号公報及び特開平4−117188号公
報)。
との接触部分の金属を露出させた離脱用ノックピンが内
設された静電チャックが提案されている(特開昭63−
281430号公報及び特開平4−117188号公
報)。
【0009】図6は特開昭63−281430号公報記
載の静電チャックを示した模式的断面図である。図中6
4は静電チャックを示しており、導電体64bの表面に
絶縁体層64aが形成され、導電体64bにDC電源6
5が接続されている。また、静電チャック64にはアー
スされた離脱用ノックピン68が昇降可能に内設されて
おり、この離脱用ノックピン68は本体68aがステン
レス等の金属を用いて形成され、本体68a表面がウエ
ハSとの接触部分を除いてアルミナ等からなる絶縁体層
68bで覆われている。
載の静電チャックを示した模式的断面図である。図中6
4は静電チャックを示しており、導電体64bの表面に
絶縁体層64aが形成され、導電体64bにDC電源6
5が接続されている。また、静電チャック64にはアー
スされた離脱用ノックピン68が昇降可能に内設されて
おり、この離脱用ノックピン68は本体68aがステン
レス等の金属を用いて形成され、本体68a表面がウエ
ハSとの接触部分を除いてアルミナ等からなる絶縁体層
68bで覆われている。
【0010】このような構成の静電チャック64を用い
てウエハSを離脱させる場合、まずDC電源65をオフ
にし、次に離脱用ノックピン68の金属露出部をウエハ
Sに当接させる。すると、ウエハSに蓄積された電荷が
放出され、静電チャック64とウエハSとの吸着力が弱
まる。この後、離脱用ノックピン68を用いてウエハS
を裏面から押し上げ、ウエハSを離脱させる。
てウエハSを離脱させる場合、まずDC電源65をオフ
にし、次に離脱用ノックピン68の金属露出部をウエハ
Sに当接させる。すると、ウエハSに蓄積された電荷が
放出され、静電チャック64とウエハSとの吸着力が弱
まる。この後、離脱用ノックピン68を用いてウエハS
を裏面から押し上げ、ウエハSを離脱させる。
【0011】また、特開平4−117188号公報記載
の静電チャックでは、該静電チャックにアースされた離
脱用ノックピンが昇降可能に内設され、該離脱用ノック
ピンにおけるウエハとの接触部分が金属導体を用いて形
成されている。
の静電チャックでは、該静電チャックにアースされた離
脱用ノックピンが昇降可能に内設され、該離脱用ノック
ピンにおけるウエハとの接触部分が金属導体を用いて形
成されている。
【0012】このような構成の前記静電チャックを用い
て前記ウエハを離脱させる場合、前記ウエハに前記離脱
用ノックピンの導体を当接させることにより、前記ウエ
ハに蓄積された電荷を放出させ、前記静電チャックと前
記ウエハとの吸着力を弱め、この後に前記離脱用ノック
ピンを用いて前記ウエハを裏面から押し上げ、該ウエハ
を離脱させる。
て前記ウエハを離脱させる場合、前記ウエハに前記離脱
用ノックピンの導体を当接させることにより、前記ウエ
ハに蓄積された電荷を放出させ、前記静電チャックと前
記ウエハとの吸着力を弱め、この後に前記離脱用ノック
ピンを用いて前記ウエハを裏面から押し上げ、該ウエハ
を離脱させる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した従来の静
電チャック64においては、アースされた本体68aを
ウエハSに接触させることにより、ウエハS内に蓄積さ
れた電荷が速やかに放出されるため、静電チャック64
とウエハSとの残留吸着力が大きい場合でもウエハSの
離脱が容易かつ安全に行なわれる。また、本体68a表
面に絶縁体層68bが形成されているため、プラズマに
よるウエハSの処理中、離脱用ノックピン68の損傷が
阻止される。
電チャック64においては、アースされた本体68aを
ウエハSに接触させることにより、ウエハS内に蓄積さ
れた電荷が速やかに放出されるため、静電チャック64
とウエハSとの残留吸着力が大きい場合でもウエハSの
離脱が容易かつ安全に行なわれる。また、本体68a表
面に絶縁体層68bが形成されているため、プラズマに
よるウエハSの処理中、離脱用ノックピン68の損傷が
阻止される。
【0014】しかしながら、絶縁体層68bが形成さ
れ、またウエハSとの接触部分の絶縁体層68bが平坦
に削られて本体68aを露出させた構成となっているた
め、離脱用ノックピン68の構造が複雑になり、製造に
手間がかかり、製造コストが高いという課題があった。
れ、またウエハSとの接触部分の絶縁体層68bが平坦
に削られて本体68aを露出させた構成となっているた
め、離脱用ノックピン68の構造が複雑になり、製造に
手間がかかり、製造コストが高いという課題があった。
【0015】しかも、離脱用ノックピン68におけるウ
エハSとの接触部分は金属本体68aが露出しており、
金属によりウエハSが汚染されるという課題があった。
エハSとの接触部分は金属本体68aが露出しており、
金属によりウエハSが汚染されるという課題があった。
【0016】また、上記した特開平4−117188号
公報記載の静電チャックにおいては、前記ウエハ内に蓄
積された電荷が速やかに放出されるため、前記静電チャ
ックと前記ウエハとの吸着力が大きい場合でも該ウエハ
の離脱が容易かつ安全に行なわれるものの、やはり前記
離脱用ノックピンにおける前記ウエハとの接触部分を構
成する金属により前記ウエハが汚染されるという課題が
あった。
公報記載の静電チャックにおいては、前記ウエハ内に蓄
積された電荷が速やかに放出されるため、前記静電チャ
ックと前記ウエハとの吸着力が大きい場合でも該ウエハ
の離脱が容易かつ安全に行なわれるものの、やはり前記
離脱用ノックピンにおける前記ウエハとの接触部分を構
成する金属により前記ウエハが汚染されるという課題が
あった。
【0017】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、ウエハ中に蓄積された電荷を速やかに放出さ
せることができ、該ウエハと静電チャックとの残留吸着
力が大きい場合でも、前記ウエハを傷つけることなく容
易に該ウエハを離脱させることができ、また簡単な構造
でありながらしかも該ウエハの金属による汚染を少なく
することができ、生産効率の向上、前記ウエハの歩留ま
りの向上及び低コスト化を図ることができる半導体製造
装置を提供することを目的としている。
のであり、ウエハ中に蓄積された電荷を速やかに放出さ
せることができ、該ウエハと静電チャックとの残留吸着
力が大きい場合でも、前記ウエハを傷つけることなく容
易に該ウエハを離脱させることができ、また簡単な構造
でありながらしかも該ウエハの金属による汚染を少なく
することができ、生産効率の向上、前記ウエハの歩留ま
りの向上及び低コスト化を図ることができる半導体製造
装置を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る半導体製造装置は、静電チャックが内装
された半導体製造装置において、前記静電チャックから
ウエハを離脱させる離脱用ノックピンの少なくとも表面
部が導電性セラミックスにより被覆されていることを特
徴としている(1)。
に本発明に係る半導体製造装置は、静電チャックが内装
された半導体製造装置において、前記静電チャックから
ウエハを離脱させる離脱用ノックピンの少なくとも表面
部が導電性セラミックスにより被覆されていることを特
徴としている(1)。
【0019】また本発明に係る半導体製造装置は、静電
チャックが内装された半導体製造装置において、前記静
電チャックからあるいは該静電チャックにウエハを搬送
する搬送用ウエハ爪の少なくとも表面部が導電性セラミ
ックスにより被覆されていることを特徴としている
(2)。
チャックが内装された半導体製造装置において、前記静
電チャックからあるいは該静電チャックにウエハを搬送
する搬送用ウエハ爪の少なくとも表面部が導電性セラミ
ックスにより被覆されていることを特徴としている
(2)。
【0020】
【作用】ウエハの電気抵抗値は通常1〜50Ω・cmで
ある。この値より十分低い0.01〜0.1Ω・cmの
電気抵抗値を有し、かつ接触により前記ウエハ表面に付
着する金属分子数が1011〜1012以下である導電性セ
ラミックスとして、TiO2 、V2 O3 、V2 O5 、V
O2 、TiNZnO及びPbO2 等が挙げられ、このよ
うな導電性セラミックスを電荷が蓄積された前記ウエハ
に接触させた場合、前記電荷が前記導電性セラミックス
中に速やかに放出され、また前記ウエハの金属汚染をほ
とんど生じさせない。
ある。この値より十分低い0.01〜0.1Ω・cmの
電気抵抗値を有し、かつ接触により前記ウエハ表面に付
着する金属分子数が1011〜1012以下である導電性セ
ラミックスとして、TiO2 、V2 O3 、V2 O5 、V
O2 、TiNZnO及びPbO2 等が挙げられ、このよ
うな導電性セラミックスを電荷が蓄積された前記ウエハ
に接触させた場合、前記電荷が前記導電性セラミックス
中に速やかに放出され、また前記ウエハの金属汚染をほ
とんど生じさせない。
【0021】したがって、上記した構成の半導体製造装
置(1)によれば、前記静電チャックから前記ウエハを
離脱させる前記離脱用ノックピンの少なくとも表面部が
前記導電性セラミックスにより被覆されているので、前
記ウエハに前記離脱用ノックピンが当接することによ
り、前記ウエハ中に蓄積された電荷が前記離脱用ノック
ピン表面の前記導電性セラミックスを介して速やかに放
出される。このため、前記ウエハと前記静電チャックと
の間に作用する残留吸着力が大きい場合でも、該吸着力
が短時間で弱められ、離脱がスムーズになり、前記ウエ
ハが傷つくことなく離脱され、したがって生産効率及び
前記ウエハの歩留まりの向上を図ることが可能となる。
置(1)によれば、前記静電チャックから前記ウエハを
離脱させる前記離脱用ノックピンの少なくとも表面部が
前記導電性セラミックスにより被覆されているので、前
記ウエハに前記離脱用ノックピンが当接することによ
り、前記ウエハ中に蓄積された電荷が前記離脱用ノック
ピン表面の前記導電性セラミックスを介して速やかに放
出される。このため、前記ウエハと前記静電チャックと
の間に作用する残留吸着力が大きい場合でも、該吸着力
が短時間で弱められ、離脱がスムーズになり、前記ウエ
ハが傷つくことなく離脱され、したがって生産効率及び
前記ウエハの歩留まりの向上を図ることが可能となる。
【0022】また、導電性セラミックスが接触しても前
記ウエハ表面への金属付着量は少なく、該ウエハの金属
汚染をほとんど生じさせない。
記ウエハ表面への金属付着量は少なく、該ウエハの金属
汚染をほとんど生じさせない。
【0023】さらに、導電性セラミックスは導電性を有
しており前記ウエハとの接触部分を削る必要がなくな
り、このため構造が簡単になり、製造工程が減り、低コ
スト化が図られる。
しており前記ウエハとの接触部分を削る必要がなくな
り、このため構造が簡単になり、製造工程が減り、低コ
スト化が図られる。
【0024】また、上記した構成の半導体製造装置
(2)によれば、前記静電チャックからあるいは該静電
チャックに前記ウエハを搬送する前記搬送用ウエハ爪の
少なくとも表面部が導電性セラミックスにより被覆され
ているので、前記ウエハに前記搬送用ウエハ爪が当接す
ることにより、前記ウエハ中に蓄積された電荷が前記搬
送用ウエハ爪表面の前記導電性セラミックスを介して速
やかに放出される。このため、前記ウエハと前記静電チ
ャックとの間に作用する残留吸着力が大きい場合でも、
該吸着力が短時間で弱められ、離脱がスムーズになり、
前記ウエハが傷つくことなく離脱され、したがって生産
効率及び前記ウエハの歩留まりの向上を図ることが可能
となる。
(2)によれば、前記静電チャックからあるいは該静電
チャックに前記ウエハを搬送する前記搬送用ウエハ爪の
少なくとも表面部が導電性セラミックスにより被覆され
ているので、前記ウエハに前記搬送用ウエハ爪が当接す
ることにより、前記ウエハ中に蓄積された電荷が前記搬
送用ウエハ爪表面の前記導電性セラミックスを介して速
やかに放出される。このため、前記ウエハと前記静電チ
ャックとの間に作用する残留吸着力が大きい場合でも、
該吸着力が短時間で弱められ、離脱がスムーズになり、
前記ウエハが傷つくことなく離脱され、したがって生産
効率及び前記ウエハの歩留まりの向上を図ることが可能
となる。
【0025】また、導電性セラミックスが接触しても前
記ウエハ表面への金属付着量は少なく、該ウエハの金属
汚染をほとんど生じさせない。
記ウエハ表面への金属付着量は少なく、該ウエハの金属
汚染をほとんど生じさせない。
【0026】さらに、導電性セラミックスは導電性を有
しており、前記ウエハとの接触部分を削る必要がなくな
り、このため構造が簡単になり、製造工程が減り、低コ
スト化が図られる。
しており、前記ウエハとの接触部分を削る必要がなくな
り、このため構造が簡単になり、製造工程が減り、低コ
スト化が図られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る半導体製造装置の実施例
を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機能
を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。図
1は実施例に係る半導体製造装置を示した模式的断面図
である。図中10は半導体製造装置を示しており、処理
室11の中央部にはガス導入孔(図示せず)を有する上
部電極12が配設されており、上部電極12にはRF電
源15が接続されている。上部電極12はアルミナ等の
セラミックによる絶縁リング13を介して処理室11の
上部電極保持部14に固定されている。また処理室11
の両側壁11bにはウエハSの搬入孔16、搬出孔17
が形成され、それぞれ閉塞装置16a、17aを用いて
封止されるようになっている。また処理室11の下部壁
11cには真空ポンプ(図示せず)に接続された排気管
18が接続され、また下部壁11c側部には絶縁リング
19が配設されている。絶縁リング19上にはアルミニ
ウム製の下部電極20が配設され、下部電極20には導
線21を介してRF電源22が接続されており、下部電
極20上には上部電極12に対向して静電チャック24
が配設され、静電チャック24上にはウエハSが載置さ
れるようになっている。静電チャック24は導電体24
bの周囲にアルミナ溶射等の手段により絶縁体層24a
が形成されることにより構成されており、導電体24b
には導線23a及びスイッチ23を介してDC電源25
が接続されている。また、下部電極20における導線2
3aが貫通する部分には絶縁筒20aが介装されてい
る。また、静電チャック24内には流路26が形成さ
れ、流路26には導入管26a及び導出管26bが接続
されており、冷却液が導入管26aより流路26を循環
して導出管26bから排出されることにより、静電チャ
ック24が冷却されるようになっている。また、静電チ
ャック24には空間部27が形成されており、空間部2
7内には主成分としてTiO2 を70%含み、バインダ
ーとしてSiO2 が添加された導電性セラミックスによ
り形成された複数個の離脱用ノックピン28aを有する
リフト台28bが配設され、リフト台28b下方には昇
降軸28cを介して駆動装置28dが配設され、リフト
台28bはアースされている。また、空間部27上方に
おける絶縁体層24a、導電体24bには離脱用ノック
ピン28aの挿通孔24cが形成されており、駆動装置
28dを駆動させると昇降軸28cが上昇し、静電チャ
ック24上に載置されているウエハSが離脱用ノックピ
ン28aにより押し上げられるようになっている。
を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機能
を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。図
1は実施例に係る半導体製造装置を示した模式的断面図
である。図中10は半導体製造装置を示しており、処理
室11の中央部にはガス導入孔(図示せず)を有する上
部電極12が配設されており、上部電極12にはRF電
源15が接続されている。上部電極12はアルミナ等の
セラミックによる絶縁リング13を介して処理室11の
上部電極保持部14に固定されている。また処理室11
の両側壁11bにはウエハSの搬入孔16、搬出孔17
が形成され、それぞれ閉塞装置16a、17aを用いて
封止されるようになっている。また処理室11の下部壁
11cには真空ポンプ(図示せず)に接続された排気管
18が接続され、また下部壁11c側部には絶縁リング
19が配設されている。絶縁リング19上にはアルミニ
ウム製の下部電極20が配設され、下部電極20には導
線21を介してRF電源22が接続されており、下部電
極20上には上部電極12に対向して静電チャック24
が配設され、静電チャック24上にはウエハSが載置さ
れるようになっている。静電チャック24は導電体24
bの周囲にアルミナ溶射等の手段により絶縁体層24a
が形成されることにより構成されており、導電体24b
には導線23a及びスイッチ23を介してDC電源25
が接続されている。また、下部電極20における導線2
3aが貫通する部分には絶縁筒20aが介装されてい
る。また、静電チャック24内には流路26が形成さ
れ、流路26には導入管26a及び導出管26bが接続
されており、冷却液が導入管26aより流路26を循環
して導出管26bから排出されることにより、静電チャ
ック24が冷却されるようになっている。また、静電チ
ャック24には空間部27が形成されており、空間部2
7内には主成分としてTiO2 を70%含み、バインダ
ーとしてSiO2 が添加された導電性セラミックスによ
り形成された複数個の離脱用ノックピン28aを有する
リフト台28bが配設され、リフト台28b下方には昇
降軸28cを介して駆動装置28dが配設され、リフト
台28bはアースされている。また、空間部27上方に
おける絶縁体層24a、導電体24bには離脱用ノック
ピン28aの挿通孔24cが形成されており、駆動装置
28dを駆動させると昇降軸28cが上昇し、静電チャ
ック24上に載置されているウエハSが離脱用ノックピ
ン28aにより押し上げられるようになっている。
【0028】また、静電チャック24と下部電極20と
は下部電極押えリング29を用いて絶縁リング19に固
定されている。そして、流路26に冷却液を循環させて
ウエハSを所定温度に設定し、RF電源15、22をオ
ンにして上部電極12及び下部電極20に高周波電力を
印加することにより、ガス導入孔から供給された反応ガ
スがプラズマ化され、ウエハSにエッチング処理がなさ
れるようになっている。
は下部電極押えリング29を用いて絶縁リング19に固
定されている。そして、流路26に冷却液を循環させて
ウエハSを所定温度に設定し、RF電源15、22をオ
ンにして上部電極12及び下部電極20に高周波電力を
印加することにより、ガス導入孔から供給された反応ガ
スがプラズマ化され、ウエハSにエッチング処理がなさ
れるようになっている。
【0029】このように構成された半導体製造装置10
を用い、ウエハSを吸着・保持させる場合、まずウエハ
Sを静電チャック24上に載せ、次にDC電源25をオ
ンにして静電チャック24の導電体24bに直流電圧を
印加する。すると静電チャック24は正または負に帯電
し、ウエハSと静電チャック24との間に静電力が発生
する。このため、ウエハSは静電チャック24の表面上
に確実に吸着・保持されることとなる。
を用い、ウエハSを吸着・保持させる場合、まずウエハ
Sを静電チャック24上に載せ、次にDC電源25をオ
ンにして静電チャック24の導電体24bに直流電圧を
印加する。すると静電チャック24は正または負に帯電
し、ウエハSと静電チャック24との間に静電力が発生
する。このため、ウエハSは静電チャック24の表面上
に確実に吸着・保持されることとなる。
【0030】また、例えばウエハS上をドライエッチン
グした後に、ウエハSを静電チャック24から離脱させ
る場合、まずDC電源25をオフにし、この後ウエハS
に離脱用ノックピン28aを当接させてウエハS中に蓄
積されている電荷を取ってやる。次に、駆動装置28d
を作動させて昇降軸28cを上昇させ、離脱用ノックピ
ン28aを押し上げ、静電チャック24からウエハSを
離脱させる。
グした後に、ウエハSを静電チャック24から離脱させ
る場合、まずDC電源25をオフにし、この後ウエハS
に離脱用ノックピン28aを当接させてウエハS中に蓄
積されている電荷を取ってやる。次に、駆動装置28d
を作動させて昇降軸28cを上昇させ、離脱用ノックピ
ン28aを押し上げ、静電チャック24からウエハSを
離脱させる。
【0031】上記したように本実施例に係る半導体製造
装置10にあっては、ウエハSに離脱用ノックピン28
aを当接させることにより、ウエハS中に蓄積された電
荷を離脱用ノックピン28a表面の前記導電性セラミッ
クスを介して速やかに放出させることができる。このた
め、ウエハSと静電チャック24との間に作用する残留
吸着力が大きい場合でも、該吸着力を短時間で弱めるこ
とができ、離脱をスムーズに行うことができ、ウエハS
を傷つけることなく、離脱させることができ、生産効率
及びウエハSの歩留まりの向上を図ることができる。ま
た、ウエハSのはねあがりによる位置ずれの発生をなく
すことができ、搬送トラブルの発生も防止することがで
きる。
装置10にあっては、ウエハSに離脱用ノックピン28
aを当接させることにより、ウエハS中に蓄積された電
荷を離脱用ノックピン28a表面の前記導電性セラミッ
クスを介して速やかに放出させることができる。このた
め、ウエハSと静電チャック24との間に作用する残留
吸着力が大きい場合でも、該吸着力を短時間で弱めるこ
とができ、離脱をスムーズに行うことができ、ウエハS
を傷つけることなく、離脱させることができ、生産効率
及びウエハSの歩留まりの向上を図ることができる。ま
た、ウエハSのはねあがりによる位置ずれの発生をなく
すことができ、搬送トラブルの発生も防止することがで
きる。
【0032】また、導電性セラミックスが接触してもウ
エハS表面への金属付着をほとんど生じさせない材質な
ので、ウエハSの金属汚染を少なくすることができる。
エハS表面への金属付着をほとんど生じさせない材質な
ので、ウエハSの金属汚染を少なくすることができる。
【0033】さらに、離脱用ノックピン28aにおける
ウエハSとの接触部分を削る必要をなくすことができ、
このため静電チャック24の構造を簡単にすることがで
き、製造工程を減らすことができ、低コスト化を図るこ
とができる。
ウエハSとの接触部分を削る必要をなくすことができ、
このため静電チャック24の構造を簡単にすることがで
き、製造工程を減らすことができ、低コスト化を図るこ
とができる。
【0034】図2は別の実施例に係る半導体製造装置を
概略的に示した図であり、図3は搬送用把持具を示した
断面図である。図中31は反応容器を示しており、反応
容器31によりプラズマ生成室32と処理室33とが形
成されている。プラズマ生成室32の周壁は2重構造に
なっており、その内部は冷却水を通流させる冷却室34
となっており、プラズマ生成室32左壁略中央部にはマ
イクロ波導入孔32aが形成され、このマイクロ波導入
孔32a左方には石英板32bが配設されており、石英
板32b左方に導波管32cが接続されている。また、
プラズマ生成室32の右方にはプラズマ引き出し窓32
dが形成され、プラズマ引き出し窓32dに臨ませて処
理室33が配設されている。処理室33の右側壁には処
理室33内を所定の圧力に設定するためのターボ分子ポ
ンプ35、ロータリーポンプ36が接続されている。さ
らに、プラズマ生成室32及びこれに接続された導波管
32cの一端部にわたる周囲にはこれらを囲繞する態様
でこれらと同心状に励磁コイル37が配設されている。
概略的に示した図であり、図3は搬送用把持具を示した
断面図である。図中31は反応容器を示しており、反応
容器31によりプラズマ生成室32と処理室33とが形
成されている。プラズマ生成室32の周壁は2重構造に
なっており、その内部は冷却水を通流させる冷却室34
となっており、プラズマ生成室32左壁略中央部にはマ
イクロ波導入孔32aが形成され、このマイクロ波導入
孔32a左方には石英板32bが配設されており、石英
板32b左方に導波管32cが接続されている。また、
プラズマ生成室32の右方にはプラズマ引き出し窓32
dが形成され、プラズマ引き出し窓32dに臨ませて処
理室33が配設されている。処理室33の右側壁には処
理室33内を所定の圧力に設定するためのターボ分子ポ
ンプ35、ロータリーポンプ36が接続されている。さ
らに、プラズマ生成室32及びこれに接続された導波管
32cの一端部にわたる周囲にはこれらを囲繞する態様
でこれらと同心状に励磁コイル37が配設されている。
【0035】一方、処理室33内にはプラズマ引き出し
窓32dと対向する位置に静電吸着によりウエハSを保
持する静電チャック38が配設されている。静電チャッ
ク38の内部には電極板39が埋設されており、電極板
39には接続線39a、マッチングボックス40を介し
てDC電源41が接続されている。また静電チャック3
8内には冷却液流路42が形成されており、冷却液流路
42の右方には2重磁気コイル38aが配設されてい
る。
窓32dと対向する位置に静電吸着によりウエハSを保
持する静電チャック38が配設されている。静電チャッ
ク38の内部には電極板39が埋設されており、電極板
39には接続線39a、マッチングボックス40を介し
てDC電源41が接続されている。また静電チャック3
8内には冷却液流路42が形成されており、冷却液流路
42の右方には2重磁気コイル38aが配設されてい
る。
【0036】また図中32eはプラズマ生成室32に連
通する反応ガス供給管を示しており、33bは処理室3
3に連通する反応ガス供給管を示しており、34a、3
4bは冷却水の供給管、排出管を示しており、42a、
42bは冷却液の供給管、排出管を示している。
通する反応ガス供給管を示しており、33bは処理室3
3に連通する反応ガス供給管を示しており、34a、3
4bは冷却水の供給管、排出管を示しており、42a、
42bは冷却液の供給管、排出管を示している。
【0037】さらに処理室33の下方にはウエハローデ
ィング室43が配設され、ウエハローディング室43内
にはウエハSが収容されたカセット43aが配置されて
おり、また静電チャック38とカセット43aとの間で
のウエハS移動のためのアース(図示せず)された搬送
用ロボット44が配設されている。
ィング室43が配設され、ウエハローディング室43内
にはウエハSが収容されたカセット43aが配置されて
おり、また静電チャック38とカセット43aとの間で
のウエハS移動のためのアース(図示せず)された搬送
用ロボット44が配設されている。
【0038】また、ウエハローディング室43の左方に
はウエハカセット室43bが形成され、ウエハカセット
室43b内にはウエハSが収容されたカセット43cが
配置されており、ウエハローディング室43及びウエハ
カセット室43b内を処理室33内と同じ圧力に維持す
るためにウエハカセット室43bにはターボ分子ポンプ
51及びロータリーポンプ52が接続されている。
はウエハカセット室43bが形成され、ウエハカセット
室43b内にはウエハSが収容されたカセット43cが
配置されており、ウエハローディング室43及びウエハ
カセット室43b内を処理室33内と同じ圧力に維持す
るためにウエハカセット室43bにはターボ分子ポンプ
51及びロータリーポンプ52が接続されている。
【0039】また、搬送用ロボット44は図3に示した
搬送用把持具45を備えており、把持具本体46両端に
はソレノイド47を介して搬送用ウエハ爪48が接続さ
れている。この搬送用ウエハ爪48は厚さが8mm、幅
が15mm、長さが200mmの金属を用いて本体48
aが形成され、本体48aの表面が主成分としてTiO
2 を70%含み、バインダーとしてSiO2 が添加され
た導電性セラミックスを用いて被覆されている。また、
搬送用ウエハ爪48は支軸49を支点として回動自在に
構成され、ソレノイド47の伸縮により搬送用ウエハ爪
48が開閉し、ウエハSが把持または開放されるように
なっている。また、把持具本体46の両端には搬送用ウ
エハ爪48とソレノイド47との接続側及び支軸49を
覆うカバー50が配設されている。
搬送用把持具45を備えており、把持具本体46両端に
はソレノイド47を介して搬送用ウエハ爪48が接続さ
れている。この搬送用ウエハ爪48は厚さが8mm、幅
が15mm、長さが200mmの金属を用いて本体48
aが形成され、本体48aの表面が主成分としてTiO
2 を70%含み、バインダーとしてSiO2 が添加され
た導電性セラミックスを用いて被覆されている。また、
搬送用ウエハ爪48は支軸49を支点として回動自在に
構成され、ソレノイド47の伸縮により搬送用ウエハ爪
48が開閉し、ウエハSが把持または開放されるように
なっている。また、把持具本体46の両端には搬送用ウ
エハ爪48とソレノイド47との接続側及び支軸49を
覆うカバー50が配設されている。
【0040】このような構成の半導体製造装置を用い、
ウエハSを吸着・保持させる場合、まずDC電源41を
オンにして静電チャック38内の電極板39に直流電圧
を印加する。すると、静電チャック38が正または負に
帯電し、ウエハSと静電チャック38との間に静電力が
発生する。このため、ウエハSは静電チャック38表面
上に確実に吸着・保持される。
ウエハSを吸着・保持させる場合、まずDC電源41を
オンにして静電チャック38内の電極板39に直流電圧
を印加する。すると、静電チャック38が正または負に
帯電し、ウエハSと静電チャック38との間に静電力が
発生する。このため、ウエハSは静電チャック38表面
上に確実に吸着・保持される。
【0041】また、成膜またはエッチング処理後にウエ
ハSを静電チャック38から離脱させる場合は、まずD
C電源41をオフにし、この後搬送用把持具45をウエ
ハS近傍に移動させ、搬送用ウエハ爪48を一旦開いた
後閉じてウエハSを把持させる。すると、搬送用ウエハ
爪48がウエハSに接触することによりウエハS中に蓄
積されていた電荷が速やかに放出され、これによりウエ
ハSと静電チャック38との吸着力が弱まり、この時点
でウエハSを静電チャック38から離脱させる。
ハSを静電チャック38から離脱させる場合は、まずD
C電源41をオフにし、この後搬送用把持具45をウエ
ハS近傍に移動させ、搬送用ウエハ爪48を一旦開いた
後閉じてウエハSを把持させる。すると、搬送用ウエハ
爪48がウエハSに接触することによりウエハS中に蓄
積されていた電荷が速やかに放出され、これによりウエ
ハSと静電チャック38との吸着力が弱まり、この時点
でウエハSを静電チャック38から離脱させる。
【0042】上記したように本実施例に係る半導体製造
装置では、ウエハSを搬送する搬送用ウエハ爪48の表
面部が導電性セラミックスにより被覆されているので、
ウエハSに搬送用ウエハ爪48が当接することにより、
ウエハS中に蓄積された電荷を搬送用ウエハ爪48表面
の前記導電性セラミックスを介して速やかに放出させる
ことができる。このため、ウエハSと静電チャック24
との残留吸着力が大きい場合でも、該吸着力を短時間で
弱めることができ、離脱をスムーズに行うことができ、
ウエハSを傷つけることなくウエハSを離脱させること
ができ、生産効率及びウエハSの歩留まりの向上を図る
ことができる。
装置では、ウエハSを搬送する搬送用ウエハ爪48の表
面部が導電性セラミックスにより被覆されているので、
ウエハSに搬送用ウエハ爪48が当接することにより、
ウエハS中に蓄積された電荷を搬送用ウエハ爪48表面
の前記導電性セラミックスを介して速やかに放出させる
ことができる。このため、ウエハSと静電チャック24
との残留吸着力が大きい場合でも、該吸着力を短時間で
弱めることができ、離脱をスムーズに行うことができ、
ウエハSを傷つけることなくウエハSを離脱させること
ができ、生産効率及びウエハSの歩留まりの向上を図る
ことができる。
【0043】また、導電性セラミックスが接触してもウ
エハS表面への金属付着をほとんど生じさせず、ウエハ
Sの金属汚染を少なくすることができる。
エハS表面への金属付着をほとんど生じさせず、ウエハ
Sの金属汚染を少なくすることができる。
【0044】さらに、搬送用ウエハ爪48におけるウエ
ハSとの接触部分を削る必要をなくすことができ、この
ため搬送用把持具45の構造を簡単にすることができ、
製造工程を減らすことができ、低コスト化を図ることが
できる。
ハSとの接触部分を削る必要をなくすことができ、この
ため搬送用把持具45の構造を簡単にすることができ、
製造工程を減らすことができ、低コスト化を図ることが
できる。
【0045】そのうえ、静電チャック38が水平でない
場合(図2参照)でも、ウエハSの離脱時には搬送用ウ
エハ爪48によりウエハSが把持されるので、ウエハS
を落下させることなく安全に離脱させることができる。
場合(図2参照)でも、ウエハSの離脱時には搬送用ウ
エハ爪48によりウエハSが把持されるので、ウエハS
を落下させることなく安全に離脱させることができる。
【0046】図4はさらに別の実施例に係る半導体製造
装置に装備された搬送用把持具を示した平面図である。
なお、実施例に係る半導体製造装置における搬送用把持
具以外の構成及び使用方法は図2に示した上記実施例の
ものと同様であるため、ここではその説明を省略する。
図中55は搬送用把持具を示しており、U字形状の把持
具本体56両端にはソレノイド57を介して、主成分と
してTiO2 を70%含み、バインダーとしてSiO2
が添加された導電性セラミックスにより形成された厚さ
が8mm、幅が15mm、長さが200mmの搬送用ウ
エハ爪58が接続されており、また把持具本体56両側
部には搬送用ウエハ爪58に接続された圧縮バネ61が
配設されている。搬送用ウエハ爪58は支軸59を中心
に回動自在に構成されており、ソレノイド57の伸縮及
び圧縮バネ61のバネ力により搬送用ウエハ爪58が開
閉し、ウエハSが把持または開放されるようになってい
る。
装置に装備された搬送用把持具を示した平面図である。
なお、実施例に係る半導体製造装置における搬送用把持
具以外の構成及び使用方法は図2に示した上記実施例の
ものと同様であるため、ここではその説明を省略する。
図中55は搬送用把持具を示しており、U字形状の把持
具本体56両端にはソレノイド57を介して、主成分と
してTiO2 を70%含み、バインダーとしてSiO2
が添加された導電性セラミックスにより形成された厚さ
が8mm、幅が15mm、長さが200mmの搬送用ウ
エハ爪58が接続されており、また把持具本体56両側
部には搬送用ウエハ爪58に接続された圧縮バネ61が
配設されている。搬送用ウエハ爪58は支軸59を中心
に回動自在に構成されており、ソレノイド57の伸縮及
び圧縮バネ61のバネ力により搬送用ウエハ爪58が開
閉し、ウエハSが把持または開放されるようになってい
る。
【0047】このような構成の搬送用把持具55が装備
された半導体製造装置を用い、成膜またはエッチング処
理後にウエハSを静電チャック38から離脱させる場
合、上記した別の実施例に係る離脱方法と同様に行な
う。
された半導体製造装置を用い、成膜またはエッチング処
理後にウエハSを静電チャック38から離脱させる場
合、上記した別の実施例に係る離脱方法と同様に行な
う。
【0048】上記したように本実施例に係る半導体製造
装置では、上記した別の実施例における半導体製造装置
(図2)における効果と同様の効果に加え、搬送用ウエ
ハ爪58が前記導電性セラミックスにより形成されてい
るので、ウエハSとの接触部分を削る必要をなくすこと
ができ、送用ウエハ爪58の構造をより簡単にすること
ができ、製造工程をより一層減らすことができ、低コス
ト化をより一層図ることができる。
装置では、上記した別の実施例における半導体製造装置
(図2)における効果と同様の効果に加え、搬送用ウエ
ハ爪58が前記導電性セラミックスにより形成されてい
るので、ウエハSとの接触部分を削る必要をなくすこと
ができ、送用ウエハ爪58の構造をより簡単にすること
ができ、製造工程をより一層減らすことができ、低コス
ト化をより一層図ることができる。
【0049】なお、上記した実施例ではTiO2 を主成
分とする導電性セラミックスを用いた場合について説明
したが、別の実施例ではその他V2 O3 、V2 O5 、V
O2、TiNZnO及びPbO2 等を主成分とする導電
性セラミックスを用いることができる。
分とする導電性セラミックスを用いた場合について説明
したが、別の実施例ではその他V2 O3 、V2 O5 、V
O2、TiNZnO及びPbO2 等を主成分とする導電
性セラミックスを用いることができる。
【0050】また、上記した実施例では半導体製造装置
が平行平板型プラズマ装置及び横型のECRプラズマ処
理装置である場合について説明したが、別の実施例では
半導体製造装置が別のエッチング装置や薄膜形成装置で
ある場合においても同様に本発明を適用することができ
る。
が平行平板型プラズマ装置及び横型のECRプラズマ処
理装置である場合について説明したが、別の実施例では
半導体製造装置が別のエッチング装置や薄膜形成装置で
ある場合においても同様に本発明を適用することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る半導体
製造装置にあっては、静電チャックからウエハを離脱さ
せる離脱用ノックピンの少なくとも表面部が導電性セラ
ミックスにより被覆されているので、前記ウエハに前記
離脱用ノックピンを当接させることにより、前記ウエハ
中に蓄積された電荷を前記離脱用ノックピン表面の前記
導電性セラミックスを介して速やかに放出させることが
できる。このため、前記ウエハと前記静電チャックとの
間に作用する残留吸着力が大きい場合でも、該吸着力を
短時間で弱めることができ、離脱をスムーズに行なうこ
とができ、前記ウエハを傷つけることなく離脱させるこ
とができ、また該ウエハの位置ずれが生じるのを防ぐこ
とができ、搬送トラブルの発生も防止することができ、
生産効率及び前記ウエハの歩留まりの向上を図ることが
できる。
製造装置にあっては、静電チャックからウエハを離脱さ
せる離脱用ノックピンの少なくとも表面部が導電性セラ
ミックスにより被覆されているので、前記ウエハに前記
離脱用ノックピンを当接させることにより、前記ウエハ
中に蓄積された電荷を前記離脱用ノックピン表面の前記
導電性セラミックスを介して速やかに放出させることが
できる。このため、前記ウエハと前記静電チャックとの
間に作用する残留吸着力が大きい場合でも、該吸着力を
短時間で弱めることができ、離脱をスムーズに行なうこ
とができ、前記ウエハを傷つけることなく離脱させるこ
とができ、また該ウエハの位置ずれが生じるのを防ぐこ
とができ、搬送トラブルの発生も防止することができ、
生産効率及び前記ウエハの歩留まりの向上を図ることが
できる。
【0052】また、導電性セラミックスが接触しても前
記ウエハ表面への金属付着をほとんど生じさせず、該ウ
エハの金属汚染を少なくすることができる。
記ウエハ表面への金属付着をほとんど生じさせず、該ウ
エハの金属汚染を少なくすることができる。
【0053】さらに、前記ウエハとの接触部分を削る必
要をなくすことができ、このため前記離脱用ノックピン
の構造を簡単にすることができ、製造工程を減らすこと
ができ、低コスト化を図ることができる。
要をなくすことができ、このため前記離脱用ノックピン
の構造を簡単にすることができ、製造工程を減らすこと
ができ、低コスト化を図ることができる。
【0054】また、本発明に係る半導体製造装置にあっ
ては、搬送用ウエハ爪の表面部が導電性セラミックスに
より被覆されているので、前記ウエハに前記搬送用ウエ
ハ爪を当接させることにより、前記ウエハ中に蓄積され
た電荷を前記搬送用ウエハ爪表面の前記導電性セラミッ
クスを介して速やかに放出させることができる。このた
め、前記ウエハと前記静電チャックとの吸着力が大きい
場合でも、該吸着力を短時間で弱めることができ、離脱
をスムーズに行なうことができ、前記ウエハを傷つける
ことなく離脱させることができ、生産効率及び前記ウエ
ハの歩留まりの向上を図ることができる。
ては、搬送用ウエハ爪の表面部が導電性セラミックスに
より被覆されているので、前記ウエハに前記搬送用ウエ
ハ爪を当接させることにより、前記ウエハ中に蓄積され
た電荷を前記搬送用ウエハ爪表面の前記導電性セラミッ
クスを介して速やかに放出させることができる。このた
め、前記ウエハと前記静電チャックとの吸着力が大きい
場合でも、該吸着力を短時間で弱めることができ、離脱
をスムーズに行なうことができ、前記ウエハを傷つける
ことなく離脱させることができ、生産効率及び前記ウエ
ハの歩留まりの向上を図ることができる。
【0055】また、導電性セラミックスが接触しても前
記ウエハ表面への金属付着をほとんど生じさせず、該ウ
エハの金属汚染を少なくすることができる。
記ウエハ表面への金属付着をほとんど生じさせず、該ウ
エハの金属汚染を少なくすることができる。
【0056】さらに、前記ウエハとの接触部分を削る必
要をなくすことができ、このため前記搬送用ノックピン
の構造を簡単にすることができ、製造工程を減らすこと
ができ、低コスト化を図ることができる。
要をなくすことができ、このため前記搬送用ノックピン
の構造を簡単にすることができ、製造工程を減らすこと
ができ、低コスト化を図ることができる。
【図1】本発明に係る半導体製造装置の一実施例を概略
的に示した断面図である。
的に示した断面図である。
【図2】別の実施例に係る半導体製造装置を概略的に示
した断面図である。
した断面図である。
【図3】別の実施例に係る半導体製造装置に装備された
搬送用把持具を概略的に示した水平断面図である。
搬送用把持具を概略的に示した水平断面図である。
【図4】さらに別の実施例に係る半導体製造装置に装備
された搬送用把持具を概略的に示した部分水平断面図で
ある。
された搬送用把持具を概略的に示した部分水平断面図で
ある。
【図5】従来の半導体製造装置を概略的に示した断面図
である。
である。
【図6】別の従来の半導体製造装置に装備された離脱用
ノックピンを概略的に示した断面図である。
ノックピンを概略的に示した断面図である。
10 半導体製造装置 24、38 静電チャック S ウエハ 28a 離脱用ノックピン 48、58 搬送用ウエハ爪
Claims (2)
- 【請求項1】 静電チャックが内装された半導体製造装
置において、前記静電チャックからウエハを離脱させる
離脱用ノックピンの少なくとも表面部が導電性セラミッ
クスにより被覆されていることを特徴とする半導体製造
装置。 - 【請求項2】 静電チャックが内装された半導体製造装
置において、前記静電チャックからあるいは該静電チャ
ックにウエハを搬送する搬送用ウエハ爪の少なくとも表
面部が導電性セラミックスにより被覆されていることを
特徴とする半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14617993A JPH0722497A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14617993A JPH0722497A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722497A true JPH0722497A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15401927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14617993A Pending JPH0722497A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722497A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01168244A (ja) * | 1987-12-02 | 1989-07-03 | John Labatt Ltd | 蛋白製品 |
JP2005101505A (ja) * | 2003-03-13 | 2005-04-14 | Ventec-Ges Fuer Venturekapital & Unternehmensberatung Mbh | 可動可搬型静電式基板保持器 |
JP2008263175A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-30 | Kyocera Corp | 真空吸着ノズル |
US8447177B2 (en) | 2007-09-12 | 2013-05-21 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Heat treatment apparatus heating substrate by irradiation with light |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04199730A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-20 | Toshiba Corp | 搬送装置 |
JPH04253356A (ja) * | 1991-01-28 | 1992-09-09 | Toshiba Corp | プッシャーピン付き静電チャック |
JPH0521584A (ja) * | 1991-07-16 | 1993-01-29 | Nikon Corp | 保持装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14617993A patent/JPH0722497A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04199730A (ja) * | 1990-11-29 | 1992-07-20 | Toshiba Corp | 搬送装置 |
JPH04253356A (ja) * | 1991-01-28 | 1992-09-09 | Toshiba Corp | プッシャーピン付き静電チャック |
JPH0521584A (ja) * | 1991-07-16 | 1993-01-29 | Nikon Corp | 保持装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01168244A (ja) * | 1987-12-02 | 1989-07-03 | John Labatt Ltd | 蛋白製品 |
JP2005101505A (ja) * | 2003-03-13 | 2005-04-14 | Ventec-Ges Fuer Venturekapital & Unternehmensberatung Mbh | 可動可搬型静電式基板保持器 |
JP2008263175A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-30 | Kyocera Corp | 真空吸着ノズル |
US8447177B2 (en) | 2007-09-12 | 2013-05-21 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Heat treatment apparatus heating substrate by irradiation with light |
US8781309B2 (en) | 2007-09-12 | 2014-07-15 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Heat treatment apparatus heating substrate by irradiation with light |
US9295107B2 (en) | 2007-09-12 | 2016-03-22 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Heat treatment apparatus heating substrate by irradiation with light |
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