JPH07223927A - 美爪料 - Google Patents
美爪料Info
- Publication number
- JPH07223927A JPH07223927A JP4044194A JP4044194A JPH07223927A JP H07223927 A JPH07223927 A JP H07223927A JP 4044194 A JP4044194 A JP 4044194A JP 4044194 A JP4044194 A JP 4044194A JP H07223927 A JPH07223927 A JP H07223927A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- nail
- trimethylsiloxy
- acid derivative
- cinnamic acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】顔料や染料の褪色が少なく、光沢性に優れた美
爪料を提供する。 【構成】一般式化1で表される単位を少なくとも1個も
つシロキサン類であって、前記シロキサン中に存在しう
る他の単位が、一般式化2で表されるシリコーン系桂皮
酸誘導体を含有する。 【化1】 【化2】O(4-m)/2 SiR3 m (R1 は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基ま
たはトリメチル シロキシ基、R2 は少なくとも2個の
炭素原子を有する二価の炭化水素基(酸素原子Oを有す
るものを含む)、Xはアルコキシ基、nは0〜3の整
数、aは2または3の整数を表す。)(R3 は炭素数1
〜4のアルキル基またはフェニル基またはトリメチルシ
ロキシ基、mは0〜3の整数を表す。)
爪料を提供する。 【構成】一般式化1で表される単位を少なくとも1個も
つシロキサン類であって、前記シロキサン中に存在しう
る他の単位が、一般式化2で表されるシリコーン系桂皮
酸誘導体を含有する。 【化1】 【化2】O(4-m)/2 SiR3 m (R1 は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基ま
たはトリメチル シロキシ基、R2 は少なくとも2個の
炭素原子を有する二価の炭化水素基(酸素原子Oを有す
るものを含む)、Xはアルコキシ基、nは0〜3の整
数、aは2または3の整数を表す。)(R3 は炭素数1
〜4のアルキル基またはフェニル基またはトリメチルシ
ロキシ基、mは0〜3の整数を表す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美爪料に関する。更に
詳しくは、顔料や染料の褪色が少なく、光沢性に優れた
美爪料に関する。
詳しくは、顔料や染料の褪色が少なく、光沢性に優れた
美爪料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に用いられている美爪料の機能とし
ては、(1)爪を健康に保つ、(2)物理的な衝撃や化
学物質から爪を保護する、(3)色材を配合してより美
しく見せるなどが挙げられる。このうち、(3)の機能
に関しては、色材である顔料や染料の褪色を防止すべく
紫外線吸収剤を含有した美爪料も存在している。しか
し、紫外線吸収剤を多量に配合することは、紫外線吸収
剤自身の基剤への溶解性が低いことや、塗膜の形成能や
はがれ、または光沢性にたいして悪影響を及ぼすという
理由から、実際上、褪色防止効果を十分に発揮できる量
の紫外線吸収剤を配合することは困難であるという問題
点があった。
ては、(1)爪を健康に保つ、(2)物理的な衝撃や化
学物質から爪を保護する、(3)色材を配合してより美
しく見せるなどが挙げられる。このうち、(3)の機能
に関しては、色材である顔料や染料の褪色を防止すべく
紫外線吸収剤を含有した美爪料も存在している。しか
し、紫外線吸収剤を多量に配合することは、紫外線吸収
剤自身の基剤への溶解性が低いことや、塗膜の形成能や
はがれ、または光沢性にたいして悪影響を及ぼすという
理由から、実際上、褪色防止効果を十分に発揮できる量
の紫外線吸収剤を配合することは困難であるという問題
点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記事
情に鑑み鋭意検討した結果、特定構造をもつシリコーン
系桂皮酸誘導体を含有してなる美爪料がかかる問題点を
回避し、更には優れた光沢性を有することを発見し、本
発明を完成するにいたった。
情に鑑み鋭意検討した結果、特定構造をもつシリコーン
系桂皮酸誘導体を含有してなる美爪料がかかる問題点を
回避し、更には優れた光沢性を有することを発見し、本
発明を完成するにいたった。
【0004】
【問題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式化3
般式化3
【0005】
【化3】 で表される単位を少なくとも1個もつシロキサン類であ
って、前記シロキサン中に存在しうる他の単位が、一般
式化4
って、前記シロキサン中に存在しうる他の単位が、一般
式化4
【0006】
【化4】O(4-m)/2 SiR3 m で表されるシリコーン系桂皮酸誘導体を含有することを
特徴とする美爪料に関する。
特徴とする美爪料に関する。
【0007】(R1 は炭素数1〜4のアルキル基または
フェニル基またはトリメチル シロキシ基、R2 は少な
くとも2個の炭素原子を有する二価の炭化水素基(酸素
原子Oを有するものを含む)、Xはアルコキシ基、nは
0〜3の整数、aは2または3の整数を表す。)(R3
は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基またはト
リメチルシロキシ基、mは0〜3の整数を表す。)
フェニル基またはトリメチル シロキシ基、R2 は少な
くとも2個の炭素原子を有する二価の炭化水素基(酸素
原子Oを有するものを含む)、Xはアルコキシ基、nは
0〜3の整数、aは2または3の整数を表す。)(R3
は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基またはト
リメチルシロキシ基、mは0〜3の整数を表す。)
【0008】以下、発明を詳細に説明する。上記一般式
化3で表されるシリコーン系桂皮酸誘導体は、特開平2
−167291号に記述したとおり、R1 の例として
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、フェニル、トリメチルシ
ロキシ基等が挙げられるが、原料の入手のし易さ等の理
由からメチル基またはその一部がフェニル基であるこ
と、又はトリメチルシロキシ基であることが好ましい。
R2 の例としては、
化3で表されるシリコーン系桂皮酸誘導体は、特開平2
−167291号に記述したとおり、R1 の例として
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、フェニル、トリメチルシ
ロキシ基等が挙げられるが、原料の入手のし易さ等の理
由からメチル基またはその一部がフェニル基であるこ
と、又はトリメチルシロキシ基であることが好ましい。
R2 の例としては、
【0009】−CH2 CH2 −,−CH2 CH2 CH2
−,−CH2 CH2 CH2 CH2 −,
−,−CH2 CH2 CH2 CH2 −,
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】
【化7】
【0013】
【化8】
【0014】−CH2 CH2 OCH2 CH2 −, ヘキシレン、シクロヘキシレン、デシレン基等が挙げら
れるが、溶解性を始めとする諸物性の観点から炭素数2
〜5のアルキレン基が好ましい。
れるが、溶解性を始めとする諸物性の観点から炭素数2
〜5のアルキレン基が好ましい。
【0015】Xの例としては、メトキシ、エトキシ、イ
ソプロポキシ基等が挙げられ、いずれも溶解性や吸収波
長に顕著な差異はないが、原料の入手のし易さ等の理由
から特にメトキシ基が好ましい。
ソプロポキシ基等が挙げられ、いずれも溶解性や吸収波
長に顕著な差異はないが、原料の入手のし易さ等の理由
から特にメトキシ基が好ましい。
【0016】一般式化4で表されることを特徴とするシ
ロキサン単位において、R3 の例としては、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
t−ブチル、フェニル、トリメチルシロキシ基等が挙げ
られるが、原料の入手のし易さ等の理由からメチル基ま
たはその一部がフェニル基であること、またはトリメチ
ルシロキシ基であることが好ましい。
ロキサン単位において、R3 の例としては、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
t−ブチル、フェニル、トリメチルシロキシ基等が挙げ
られるが、原料の入手のし易さ等の理由からメチル基ま
たはその一部がフェニル基であること、またはトリメチ
ルシロキシ基であることが好ましい。
【0017】本発明に用いられる前記シリコーン系桂皮
酸誘導体は、美爪料基剤、例えばセチルアルコール、流
動パラフィン、ラノリン、蜜蝋、ステアリン酸ブチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、エタノール、トル
エン等のいずれに対しても任意に混合溶解するため、こ
の配合量は、特には限定されないが、美爪料としての特
性を加味して適量配合される。通常は、0.005〜1
0重量%の範囲で用いられ、好ましくは0.1〜5重量
%の範囲で用いられる。
酸誘導体は、美爪料基剤、例えばセチルアルコール、流
動パラフィン、ラノリン、蜜蝋、ステアリン酸ブチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、エタノール、トル
エン等のいずれに対しても任意に混合溶解するため、こ
の配合量は、特には限定されないが、美爪料としての特
性を加味して適量配合される。通常は、0.005〜1
0重量%の範囲で用いられ、好ましくは0.1〜5重量
%の範囲で用いられる。
【0018】本発明の美爪料は、通常使用される美爪料
用の原料となる油性成分、有機溶剤、アルコール、精製
水および香料、抗酸化剤、色素、ビタミン類等を適宜配
合することができる。
用の原料となる油性成分、有機溶剤、アルコール、精製
水および香料、抗酸化剤、色素、ビタミン類等を適宜配
合することができる。
【0019】本発明の美爪料は、例えばネイルポリッシ
ュ、キューティクルリムーバー、ネイルエナメル、ネイ
ルクリーム、エナメル除去液、ベースコート等種々の形
態があり、常法によって製造できる。
ュ、キューティクルリムーバー、ネイルエナメル、ネイ
ルクリーム、エナメル除去液、ベースコート等種々の形
態があり、常法によって製造できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明について具体的
に説明する。尚、本発明は、これに限定されるものでは
ない。
に説明する。尚、本発明は、これに限定されるものでは
ない。
【0021】実施例1 重量% (1)トリエタノールアミン 10.0 (2)グリセリン 10.0 (3)シリコーン系桂皮酸誘導体1 1.0 3,4−ジメトキシ桂皮酸−〔3−トリス(トリメチ ルシロキシ)シリル−1−メチルプロピル〕エステル (4)精製水 to 100 上記処方で、キューティクルリムーバーを調製した。
【0022】実施例2 重量% (1)酸化錫 87.0 (2)粉末シリカ 8.0 (3)シリコーン系桂皮酸誘導体2 3.0 3,4,5−トリメトキシ桂皮酸−〔3−ビス(トリ メチルシロキシ)メチルシリルプロピル〕エステル (4)パルミチン酸エチル 2.0 上記処方で、ネイルポリッシュを調製した。
【0023】実施例3 重量% (1)ニトロセルロース 12.5 (2)アルキッド樹脂 11.0 (3)シリコーン系桂皮酸誘導体3 10.0 3,4,5−トリメトキシ桂皮酸−〔4−ビス(トリ メチルシロキシ)メチルシリル−3−メチルブチル〕 エステル (4)酢酸エチル 20.0 (5)酢酸ブチル 15.0 (6)エタノール 5.0 (7)トルエン 25.0 (8)顔料 1.0 ヘリンドンピンクCN:二酸化チタン=4:1 (9)酸化防止剤 0.5 (10)香料 適量 上記処方で、ネイルエナメルを調製した。
【0024】実施例4 重量% (1)ステアリン酸 2.0 (2)ミクロクリスタリンワックス 3.0 (3)ワセリン 7.0 (4)水添ラノリン 2.0 (5)流動パラフィン 22.0 (6)シリコーン系桂皮酸誘導体4 5.0 3,4,5−トリメトキシ桂皮酸−〔3−ビス(トリ メチルシロキシ)メチルシリル−1−メチルプロピル〕 エステル (7)ポリオキシエチレン(5)オレイン酸エステル 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)トリエタノールアミン 1.0 (10)粘土鉱物 0.3 (11)精製水 to 100 (12)防腐剤 適量 (13)香料 適量 上記処方で、ネイルクリームを調製した。
【0025】実施例5 重量% (1)アセトン 66.0 (2)酢酸エチル 20.0 (3)酢酸ブチル 5.0 (4)ラノリン誘導体 1.0 (5)シリコーン系桂皮酸誘導体5 2.0 3,4,5−トリメトキシ桂皮酸−〔4−ビス(トリ メチルシロキシ)メチルシリルブチル〕エステル (6)精製水 6.0 (7)染料 適量 (8)香料 適量 上記処方で、エナメルリムバーを調製した。
【0026】実施例6 重量% (1)エタノール 80.0 (2)アルキッド樹脂 9.0 (3)シリコーン系桂皮酸誘導体6 1.0 3,4,5−トリメトキシ桂皮酸−〔5−ビス(トリ メチルシロキシ)メチルシリル−3−オキサペンチル〕 エステル (4)酢酸エチル 5.0 (5)精製水 5.0 上記処方で、ベースコートを調製した。
【0027】比較例1 実施例1において、シリコーン系桂皮酸誘導体を精製水
にかえた以外は同様の処方のものを調製した。
にかえた以外は同様の処方のものを調製した。
【0028】比較例2 実施例2において、シリコーン系桂皮酸誘導体を酸化錫
にかえた以外は同様の処方のものを調製した。
にかえた以外は同様の処方のものを調製した。
【0029】比較例3−1 実施例3において、シリコーン系桂皮酸誘導体をトルエ
ンにかえた以外は同様の処方のものを調製した。
ンにかえた以外は同様の処方のものを調製した。
【0030】比較例3−2 実施例3において、シリコーン系桂皮酸誘導体をメトキ
シ桂皮酸オクチルにかえた以外は同様の処方のものを調
製した。
シ桂皮酸オクチルにかえた以外は同様の処方のものを調
製した。
【0031】比較例4 実施例4において、シリコーン系桂皮酸誘導体を流動パ
ラフィンにかえた以外は同様の処方のものを調製した。
ラフィンにかえた以外は同様の処方のものを調製した。
【0032】比較例5 実施例5において、シリコーン系桂皮酸誘導体をアセト
ンにかえた以外は同様の処方のものを調製した。
ンにかえた以外は同様の処方のものを調製した。
【0033】比較例6 実施例6において、シリコーン系桂皮酸誘導体をアルキ
ッド樹脂にかえた以外は同様の処方のものを調製した。
ッド樹脂にかえた以外は同様の処方のものを調製した。
【0034】性能評価試験 褪色防止効果試験、塗膜の光沢性試験および状態観察、
および爪の光沢性(艶)試験を以下のように実施し、得
られた美爪料を評価した。結果を表に示す。
および爪の光沢性(艶)試験を以下のように実施し、得
られた美爪料を評価した。結果を表に示す。
【0035】褪色防止効果試験 実施例3、比較例3−1、比較例3−2において、顔料
としてヘリンドンピンクCN:二酸化チタン=4:1を
用いて褪色防止効果試験を行った。方法は、各美爪料を
白紙上に塗布し、日光に3日間暴露した後、褪色の程度
(色あせ、くすみ)を肉眼にて10人に以下のように採
点させ、その平均点をそのサンプルの評価点とした。 色あせ,くすみが顕著に認められた : 2点 色あせ,くすみがわずかに認められた : 1点 色あせ,くすみがまったく認められなかった : 0点 また、30人の女性パネラーを10人ずつの3群に分
け、上記サンプルを爪に塗布してもらい、一週間後に褪
色の程度(色あせ、くすみ)を肉眼にて同様に採点さ
せ、その10人の平均点をそのサンプルの評価点とし
た。
としてヘリンドンピンクCN:二酸化チタン=4:1を
用いて褪色防止効果試験を行った。方法は、各美爪料を
白紙上に塗布し、日光に3日間暴露した後、褪色の程度
(色あせ、くすみ)を肉眼にて10人に以下のように採
点させ、その平均点をそのサンプルの評価点とした。 色あせ,くすみが顕著に認められた : 2点 色あせ,くすみがわずかに認められた : 1点 色あせ,くすみがまったく認められなかった : 0点 また、30人の女性パネラーを10人ずつの3群に分
け、上記サンプルを爪に塗布してもらい、一週間後に褪
色の程度(色あせ、くすみ)を肉眼にて同様に採点さ
せ、その10人の平均点をそのサンプルの評価点とし
た。
【0036】塗膜の光沢性試験 実施例3、比較例3−1および3−2(顔料としてヘリ
ンドンピンクCN:二酸化チタン=4:1を用いた)を
用いて塗膜の光沢性試験を行った。方法は、各美爪料を
黒紙上に採り、一定膜厚の皮膜を形成させた後肉眼によ
り観察した。判定は下記の基準により行った。 ○ : 光沢あり △ : やや光沢なし × : 光沢なし
ンドンピンクCN:二酸化チタン=4:1を用いた)を
用いて塗膜の光沢性試験を行った。方法は、各美爪料を
黒紙上に採り、一定膜厚の皮膜を形成させた後肉眼によ
り観察した。判定は下記の基準により行った。 ○ : 光沢あり △ : やや光沢なし × : 光沢なし
【0037】塗膜の状態観察 上記のように形成させた皮膜を肉眼により観察した。判
定は下記の基準により行った。 ○ : 平滑ではがれ、めくれが認められない △ : はがれ、めくれがやや認められる × : はがれ、めくれが顕著に認められる
定は下記の基準により行った。 ○ : 平滑ではがれ、めくれが認められない △ : はがれ、めくれがやや認められる × : はがれ、めくれが顕著に認められる
【0038】爪の光沢性試験 実施例1、2、4、5、6、および比較例1、2、4、
5、6を用いて爪の光沢性試験を行った。方法は、パネ
ル5人が各サンプルを一週間連続して片手に使用した
後、肉眼により爪自身の状態(光沢性)を未使用側と比
較しながら観察した。判定は下記の基準により行った。 ○ : 光沢あり △ : やや光沢なし × : 光沢なし 結果を表1に示す。塗膜の光沢性、状態等において本発
明はいずれも良好な結果であった。
5、6を用いて爪の光沢性試験を行った。方法は、パネ
ル5人が各サンプルを一週間連続して片手に使用した
後、肉眼により爪自身の状態(光沢性)を未使用側と比
較しながら観察した。判定は下記の基準により行った。 ○ : 光沢あり △ : やや光沢なし × : 光沢なし 結果を表1に示す。塗膜の光沢性、状態等において本発
明はいずれも良好な結果であった。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】以上の結果を総合的に考えると、本発明
で用いる特定構造を有するシリコーン系桂皮酸誘導体は
種々の美爪料基剤への溶解性がきわめて高く、これを配
合した美爪料は、その紫外線防御効果により色素の褪色
が少なく、他の紫外線吸収剤とは異なり塗膜の状態にも
悪影響がなく良好であり、更には塗膜や使用後の爪の光
沢性も良好であるという非常に優れた性質を有する。
で用いる特定構造を有するシリコーン系桂皮酸誘導体は
種々の美爪料基剤への溶解性がきわめて高く、これを配
合した美爪料は、その紫外線防御効果により色素の褪色
が少なく、他の紫外線吸収剤とは異なり塗膜の状態にも
悪影響がなく良好であり、更には塗膜や使用後の爪の光
沢性も良好であるという非常に優れた性質を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式化1 【化1】 (R1 は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基ま
たはトリメチルシロキシ基、R2 は少なくとも2個の炭
素原子を有する二価の炭化水素基(酸素原子Oを有する
ものを含む)、Xはアルコキシ基、nは0〜3の整数、
aは2または3の整数を表す。)で表される単位を少な
くとも1個もつシロキサン類であって、前記シロキサン
中に存在しうる他の単位が、一般式化2 【化2】O(4-m)/2 SiR3 m (R3 は炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基ま
たはトリメチルシロキシ基、mは0〜3の整数を表
す。)で表されるシリコーン系桂皮酸誘導体を含有する
ことを特徴とする美爪料。 - 【請求項2】前記化1においてXがメトキシ基である請
求項1記載の美爪料。 - 【請求項3】前記化1においてR1 がメチル基である請
求項1または2記載の美爪料。 - 【請求項4】前記化2においてR3 がメチル基である請
求項1乃至3記載の美爪料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4044194A JPH07223927A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 美爪料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4044194A JPH07223927A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 美爪料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07223927A true JPH07223927A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12580738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4044194A Withdrawn JPH07223927A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 美爪料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07223927A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2754175A1 (fr) * | 1996-10-07 | 1998-04-10 | Oreal | Utilisation d'un organopolysiloxane de nature elastomerique associe a une phase organique dans un produit de demaquillage des ongles |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP4044194A patent/JPH07223927A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2754175A1 (fr) * | 1996-10-07 | 1998-04-10 | Oreal | Utilisation d'un organopolysiloxane de nature elastomerique associe a une phase organique dans un produit de demaquillage des ongles |
EP0841059A1 (fr) * | 1996-10-07 | 1998-05-13 | L'oreal | Utilisation d'un organopolysiloxane de nature élastomérique associé à une phase organique dans un produit de démaquillage des ongles |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |