JPH07221698A - コードレス電話装置 - Google Patents
コードレス電話装置Info
- Publication number
- JPH07221698A JPH07221698A JP920694A JP920694A JPH07221698A JP H07221698 A JPH07221698 A JP H07221698A JP 920694 A JP920694 A JP 920694A JP 920694 A JP920694 A JP 920694A JP H07221698 A JPH07221698 A JP H07221698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- reception
- transmission
- electric field
- field strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 子機、親機の一方、又は両方で受信キャリア
の電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替え
を制御して、子機及び親機で高品位の通信を可能にす
る。 【構成】 アンテナ1からの受信信号における受信キャ
リアのレベルに比例した電圧値をRSSI回路17が出
力する。この場合、親機と子機が比較的近距離にあると
きは受信電界レベルが高いため、RSSI回路17の出
力電圧値は高くなる。この出力電圧に基づいて送信出力
制御回路10がドライブ増幅回路9及び電力増幅回路1
1の結合を疎結合に制御し、この制御で送信電力を低下
させる。この反対に親機と子機が遠距離にある場合は、
受信電界レベルが小さいため、RSSI回路17の出力
電圧値が小さくなり、送信出力制御回路10がドライブ
増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を密結合に制御
し、この制御で送信電力を増加させる。
の電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替え
を制御して、子機及び親機で高品位の通信を可能にす
る。 【構成】 アンテナ1からの受信信号における受信キャ
リアのレベルに比例した電圧値をRSSI回路17が出
力する。この場合、親機と子機が比較的近距離にあると
きは受信電界レベルが高いため、RSSI回路17の出
力電圧値は高くなる。この出力電圧に基づいて送信出力
制御回路10がドライブ増幅回路9及び電力増幅回路1
1の結合を疎結合に制御し、この制御で送信電力を低下
させる。この反対に親機と子機が遠距離にある場合は、
受信電界レベルが小さいため、RSSI回路17の出力
電圧値が小さくなり、送信出力制御回路10がドライブ
増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を密結合に制御
し、この制御で送信電力を増加させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチチャネルアクセ
ス(MCA)方式などに適用し、受信電界強度レベルに
対応して送信電力を可変するコードレス電話装置に関す
る。
ス(MCA)方式などに適用し、受信電界強度レベルに
対応して送信電力を可変するコードレス電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレス電話装置は、
子機の移動に伴う親機との距離で無線回線の接続におけ
る受信電界強度レベルが変動する。この変動にあって受
信電界強度レベルが高い場合、混変調が発生し易い。ま
た、受信電界強度レベルが低い場合、ノイズなどが発生
して通信品位が低下し、また、無線回線が接続断となっ
てしまう。このため、子機、親機の一方又は両方に受信
電界強度レベルに対応して、その送信電力を調整する制
御が行われている。
子機の移動に伴う親機との距離で無線回線の接続におけ
る受信電界強度レベルが変動する。この変動にあって受
信電界強度レベルが高い場合、混変調が発生し易い。ま
た、受信電界強度レベルが低い場合、ノイズなどが発生
して通信品位が低下し、また、無線回線が接続断となっ
てしまう。このため、子機、親機の一方又は両方に受信
電界強度レベルに対応して、その送信電力を調整する制
御が行われている。
【0003】図3は、このような従来のコードレス電話
装置の構成を示すブロック図である。図3において、こ
の例は局線に接続される親機と、この子機に無線回線を
通じて接続される子機を有している。子機はアンテナ1
と、このアンテナ1を送受信兼用で使用するためのアン
テナ共用器2と、受信信号を増幅する高周波(RF)増
幅器、ミキサ、バンドパスフィルタ(BPF)などを備
える受信RF回路3とが設けられている。さらに、リミ
ッタ増幅回路、検波回路を備えて受信RF回路3からの
中間周波信号から音声信号を復調する復調回路4と、コ
ンパンダ、秘話回路等を備える受信オーディオ(AF)
回路5と、受信RF回路3にローカル周波数信号を送出
する受信電圧制御発振器(VCO)6とが設けられてい
る。また、この子機には、受信VCO6からの局部発振
信号を安定化するPLL回路7と、PLL周波数シンセ
サイザを構成し、設定されたチャンネルに応じた受信の
ローカル周波数信号を決定し、かつ、送信周波数信号を
発信する送信VCO8と、送信VCO8からの送信周波
数信号を増幅するドライブ増幅回路9とが設けられてい
る。さらに、受信電界レベルに対応したノイズレベル判
定出力、すなわち、受信キャリア(受信周波数の電波)
が無い場合に高いノイズレベルを示し、また、受信キャ
リアが有る場合に低いノイズレベルの2段階のノイズレ
ベル判定出力によって送信電力の制御を行うための送信
出力制御回路10と、ドライブ増幅回路9からの送信周
波数信号を規定の電力まで増幅する電力増幅回路11
と、PLL周波数シンセサイザのチャンネルの設定、ノ
イズレベル判定出力によって受信キャリアの有無の判断
等を行う制御回路12とが設けられている。また、コン
パンダ及び秘話回路を備える送信AF回路13と、レシ
ーバ14と、テンキー15と、マイクロホン16と、ア
ンテナ1から入力する受信電界レベルに対応し、受信キ
ャリアが無い場合に高いノイズレベルを示し、また、受
信キャリアが有る場合に低いノイズレベルの2段階のノ
イズレベル判定出力である二つの電圧値を出力するレベ
ル判定回路18とが設けられている。
装置の構成を示すブロック図である。図3において、こ
の例は局線に接続される親機と、この子機に無線回線を
通じて接続される子機を有している。子機はアンテナ1
と、このアンテナ1を送受信兼用で使用するためのアン
テナ共用器2と、受信信号を増幅する高周波(RF)増
幅器、ミキサ、バンドパスフィルタ(BPF)などを備
える受信RF回路3とが設けられている。さらに、リミ
ッタ増幅回路、検波回路を備えて受信RF回路3からの
中間周波信号から音声信号を復調する復調回路4と、コ
ンパンダ、秘話回路等を備える受信オーディオ(AF)
回路5と、受信RF回路3にローカル周波数信号を送出
する受信電圧制御発振器(VCO)6とが設けられてい
る。また、この子機には、受信VCO6からの局部発振
信号を安定化するPLL回路7と、PLL周波数シンセ
サイザを構成し、設定されたチャンネルに応じた受信の
ローカル周波数信号を決定し、かつ、送信周波数信号を
発信する送信VCO8と、送信VCO8からの送信周波
数信号を増幅するドライブ増幅回路9とが設けられてい
る。さらに、受信電界レベルに対応したノイズレベル判
定出力、すなわち、受信キャリア(受信周波数の電波)
が無い場合に高いノイズレベルを示し、また、受信キャ
リアが有る場合に低いノイズレベルの2段階のノイズレ
ベル判定出力によって送信電力の制御を行うための送信
出力制御回路10と、ドライブ増幅回路9からの送信周
波数信号を規定の電力まで増幅する電力増幅回路11
と、PLL周波数シンセサイザのチャンネルの設定、ノ
イズレベル判定出力によって受信キャリアの有無の判断
等を行う制御回路12とが設けられている。また、コン
パンダ及び秘話回路を備える送信AF回路13と、レシ
ーバ14と、テンキー15と、マイクロホン16と、ア
ンテナ1から入力する受信電界レベルに対応し、受信キ
ャリアが無い場合に高いノイズレベルを示し、また、受
信キャリアが有る場合に低いノイズレベルの2段階のノ
イズレベル判定出力である二つの電圧値を出力するレベ
ル判定回路18とが設けられている。
【0004】次に、この従来例の動作について説明す
る。図3において、PLL回路7、受信VCO6、送信
VCO8、制御回路12により、コードレス電話装置の
子機は親機と同一のチャンネルとなるように送信周波数
と受信周波数が決定される。親機から送信される音声信
号を変調した送信電波は、アンテナ1で受信されて受信
RF回路3、復調回路4を通じて音声信号が復調され
る。この音声信号は受信AF回路5により、コンパン
ダ、秘話等の処理を行ってレシーバ14から音声出力す
る。また、マイクロホン16から入力した音声信号は、
送信AF回路13によってコンパンダ、秘話等の処理が
行われ、また、送信VCO8で変調が施され、さらに、
ドライブ増幅回路9、電力増幅回路11で増幅されてア
ンテナ1から送信される。この場合、アンテナ1から入
力される受信信号における受信キャリアの有無に対応し
たノイズレベル判定出力を、二つの電圧値としてレベル
判定回路18が出力する。ノイズが所定のレベル以下に
なって、ノイズレベル判定出力の電圧値が低くなると、
アンテナ1からの受信信号(受信キャリア)のレベルが
上昇したと判断し、送信出力制御回路10によって、ド
ライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧を低
下させる。すなわち、増幅度を低下させて、送信電力を
減少させる。また、レベル判定回路18からのノイズレ
ベル判定出力の電圧値が上昇すると、アンテナ1から入
力する受信キャリアが低下したと判断し、送信出力制御
回路10によって、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回
路11の印加電圧を上昇させる。すなわち、増幅度を上
げて、送信電力を増加させる。なお、このような回路は
親機にも設けられて、子機と同様に受信キャリアの有無
に対応して、送信電力を増加し、また低減する制御が行
われる。
る。図3において、PLL回路7、受信VCO6、送信
VCO8、制御回路12により、コードレス電話装置の
子機は親機と同一のチャンネルとなるように送信周波数
と受信周波数が決定される。親機から送信される音声信
号を変調した送信電波は、アンテナ1で受信されて受信
RF回路3、復調回路4を通じて音声信号が復調され
る。この音声信号は受信AF回路5により、コンパン
ダ、秘話等の処理を行ってレシーバ14から音声出力す
る。また、マイクロホン16から入力した音声信号は、
送信AF回路13によってコンパンダ、秘話等の処理が
行われ、また、送信VCO8で変調が施され、さらに、
ドライブ増幅回路9、電力増幅回路11で増幅されてア
ンテナ1から送信される。この場合、アンテナ1から入
力される受信信号における受信キャリアの有無に対応し
たノイズレベル判定出力を、二つの電圧値としてレベル
判定回路18が出力する。ノイズが所定のレベル以下に
なって、ノイズレベル判定出力の電圧値が低くなると、
アンテナ1からの受信信号(受信キャリア)のレベルが
上昇したと判断し、送信出力制御回路10によって、ド
ライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧を低
下させる。すなわち、増幅度を低下させて、送信電力を
減少させる。また、レベル判定回路18からのノイズレ
ベル判定出力の電圧値が上昇すると、アンテナ1から入
力する受信キャリアが低下したと判断し、送信出力制御
回路10によって、ドライブ増幅回路9及び電力増幅回
路11の印加電圧を上昇させる。すなわち、増幅度を上
げて、送信電力を増加させる。なお、このような回路は
親機にも設けられて、子機と同様に受信キャリアの有無
に対応して、送信電力を増加し、また低減する制御が行
われる。
【0005】このように従来例のコードレス電話装置で
も受信信号における受信キャリアの有無に対応して、送
信電力を増加し、また低減する制御が出来る。
も受信信号における受信キャリアの有無に対応して、送
信電力を増加し、また低減する制御が出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例の
コードレス電話装置は、送信電力の制御を行う際に、ノ
イズレベルの大小、すなわち、受信キャリアの有無でド
ライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧の制
御を行うために、送信電力を2段階にしか切り替えるこ
とが出来ない。このため、2段階で送信電力の切り替え
を行う際のドライブ増幅回路9の動作変化で送信VCO
8の出力インピーダンスが大きく変動してロック周波数
も変化してしまい、そのロック時に送信電波に雑音が重
畳して無線回線で接続される相手側(子機又は親機)で
受信音に雑音が発生するという問題があった。
コードレス電話装置は、送信電力の制御を行う際に、ノ
イズレベルの大小、すなわち、受信キャリアの有無でド
ライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の印加電圧の制
御を行うために、送信電力を2段階にしか切り替えるこ
とが出来ない。このため、2段階で送信電力の切り替え
を行う際のドライブ増幅回路9の動作変化で送信VCO
8の出力インピーダンスが大きく変動してロック周波数
も変化してしまい、そのロック時に送信電波に雑音が重
畳して無線回線で接続される相手側(子機又は親機)で
受信音に雑音が発生するという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、子機、親機の一方、又は両方で受信キャ
リアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り
替えを制御でき、送信電力の切り替え制御時の雑音発生
がなくなって、子機及び親機で高品位の通信が可能にな
る優れたコードレス電話装置の提供を目的とする。
るものであり、子機、親機の一方、又は両方で受信キャ
リアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り
替えを制御でき、送信電力の切り替え制御時の雑音発生
がなくなって、子機及び親機で高品位の通信が可能にな
る優れたコードレス電話装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のコードレス電話装置は、子機、親
機の一方又は両方に、無線回線を通じて送信を行う送信
信号処理手段と、無線回線を通じて受信を行う受信信号
処理手段と、受信信号処理手段で受信した受信信号にお
ける受信キャリアの電界強度に比例した電圧値を出力す
る受信電界強度レベル判定手段と、送信信号処理手段か
らの送信電力を受信電界強度レベル判定手段からの電圧
値に対応して可変する送信電力制御手段とを備える構成
としている。
に、請求項1に記載のコードレス電話装置は、子機、親
機の一方又は両方に、無線回線を通じて送信を行う送信
信号処理手段と、無線回線を通じて受信を行う受信信号
処理手段と、受信信号処理手段で受信した受信信号にお
ける受信キャリアの電界強度に比例した電圧値を出力す
る受信電界強度レベル判定手段と、送信信号処理手段か
らの送信電力を受信電界強度レベル判定手段からの電圧
値に対応して可変する送信電力制御手段とを備える構成
としている。
【0009】請求項2に記載のコードレス電話装置は、
送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路
を備え、かつ、ドライブ増幅回路からの送信高周波信号
を電力増幅回路に入力する際の結合度を、受信電界強度
レベル判定手段からの電圧値に対応して可変する可変容
量ダイオードを送信電力制御手段に備える構成である。
送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路
を備え、かつ、ドライブ増幅回路からの送信高周波信号
を電力増幅回路に入力する際の結合度を、受信電界強度
レベル判定手段からの電圧値に対応して可変する可変容
量ダイオードを送信電力制御手段に備える構成である。
【0010】請求項3に記載のコードレス電話装置は、
送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路
を備え、かつ、受信電界強度レベル判定手段からの電圧
値に対応してドライブ増幅回路の増幅度を可変する増幅
制御回路を送信電力制御手段に備える構成としている。
送信信号処理手段にドライブ増幅回路及び電力増幅回路
を備え、かつ、受信電界強度レベル判定手段からの電圧
値に対応してドライブ増幅回路の増幅度を可変する増幅
制御回路を送信電力制御手段に備える構成としている。
【0011】請求項4に記載のコードレス電話装置は、
受信電界強度レベル判定手段は、マルチチャネルアクセ
ス方式における制御チャネルの受信キャリアの受信電界
強度レベルを判定する構成としている。
受信電界強度レベル判定手段は、マルチチャネルアクセ
ス方式における制御チャネルの受信キャリアの受信電界
強度レベルを判定する構成としている。
【0012】
【作用】この構成の請求項1,2,3及び4記載のコー
ドレス電話装置は、子機、親機の一方又は両方で、受信
した受信信号における受信キャリアの電界強度に比例し
た電圧値に基づいて、送信電力を可変している。したが
って、子機、親機の一方、又は両方で受信キャリアの電
界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替えが制
御が行われて、送信電力の切り替え制御時の雑音発生が
なくなり、子機及び親機で高品位の通信が行われる。
ドレス電話装置は、子機、親機の一方又は両方で、受信
した受信信号における受信キャリアの電界強度に比例し
た電圧値に基づいて、送信電力を可変している。したが
って、子機、親機の一方、又は両方で受信キャリアの電
界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の切り替えが制
御が行われて、送信電力の切り替え制御時の雑音発生が
なくなり、子機及び親機で高品位の通信が行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明のコードレス電話装置の実施例
を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図及び
文章にあって従前の図3に示す従来例と同一の構成要素
には同一の符号を付した。
を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図及び
文章にあって従前の図3に示す従来例と同一の構成要素
には同一の符号を付した。
【0014】図1は、本発明のコードレス電話装置の実
施例の構成を示すブロック図である。図1において、こ
の例は局線に接続される親機と無線回線を通じて接続さ
れる子機である。この子機はアンテナ1と、アンテナ1
を送受信兼用で使用するためのアンテナ共用器2と、受
信信号を増幅する高周波(RF)増幅器、ミキサ、バン
ドパスフィルタ(BPF)などを備える受信RF回路3
とが設けられている。さらに、リミッタ増幅回路、検波
回路を備えて受信RF回路3からの中間周波信号から音
声信号を復調する復調回路4と、コンパンダ、秘話回路
等を備える受信オーディオ(AF)回路5と、受信RF
回路3にローカル周波数信号を送出する受信電圧制御発
振器(VCO)6とが設けられている。また、この子機
には、受信VCO6からの局部発振信号の周波数をロッ
クして安定化するPLL回路7と、PLL周波数シンセ
サイザを構成し、制御で設定されたチャンネルに応じた
受信のローカル周波数信号を決定し、かつ、送信周波数
信号を発信する送信VCO8と、この送信VCO8から
の送信周波数信号を増幅するドライブ増幅回路9とが設
けられている。さらに、受信電界レベルに応じたノイズ
レベル判定出力によって送信電力の制御を行うための送
信出力制御回路10と、ドライブ増幅回路9からの送信
周波数信号を規定の電力まで増幅する電力増幅回路11
と、PLL周波数シンセサイザのチャンネルの設定、ノ
イズレベル判定出力によって受信キャリア(受信周波数
の電波)有無の判断等を行う制御回路12とが設けられ
ている。また、コンパンダ及び秘話回路を備える送信A
F回路13と、レシーバ14と、テンキー15と、マイ
クロホン16と、アンテナ1から入力された受信電界レ
ベルに対応する電圧値を出力する受信電界強度レベル判
定(RSSI)回路17とが設けられている。
施例の構成を示すブロック図である。図1において、こ
の例は局線に接続される親機と無線回線を通じて接続さ
れる子機である。この子機はアンテナ1と、アンテナ1
を送受信兼用で使用するためのアンテナ共用器2と、受
信信号を増幅する高周波(RF)増幅器、ミキサ、バン
ドパスフィルタ(BPF)などを備える受信RF回路3
とが設けられている。さらに、リミッタ増幅回路、検波
回路を備えて受信RF回路3からの中間周波信号から音
声信号を復調する復調回路4と、コンパンダ、秘話回路
等を備える受信オーディオ(AF)回路5と、受信RF
回路3にローカル周波数信号を送出する受信電圧制御発
振器(VCO)6とが設けられている。また、この子機
には、受信VCO6からの局部発振信号の周波数をロッ
クして安定化するPLL回路7と、PLL周波数シンセ
サイザを構成し、制御で設定されたチャンネルに応じた
受信のローカル周波数信号を決定し、かつ、送信周波数
信号を発信する送信VCO8と、この送信VCO8から
の送信周波数信号を増幅するドライブ増幅回路9とが設
けられている。さらに、受信電界レベルに応じたノイズ
レベル判定出力によって送信電力の制御を行うための送
信出力制御回路10と、ドライブ増幅回路9からの送信
周波数信号を規定の電力まで増幅する電力増幅回路11
と、PLL周波数シンセサイザのチャンネルの設定、ノ
イズレベル判定出力によって受信キャリア(受信周波数
の電波)有無の判断等を行う制御回路12とが設けられ
ている。また、コンパンダ及び秘話回路を備える送信A
F回路13と、レシーバ14と、テンキー15と、マイ
クロホン16と、アンテナ1から入力された受信電界レ
ベルに対応する電圧値を出力する受信電界強度レベル判
定(RSSI)回路17とが設けられている。
【0015】図2は、送信出力制御回路10の詳細な構
成を示す回路図である。図2において、この例はドライ
ブ増幅回路9と電力増幅回路11との間に、RSSI回
路17からの電圧値で静電容量を可変して送信周波数信
号の通過量を制御する可変容量ダイオード(バリキャッ
プ)Vcが設けられている。さらに、可変容量ダイオー
ドVcの入力側にインピーダンス整合用のコンデンサC
1及び抵抗器Rが設けられている。また、可変容量ダイ
オードVcの出力側に直流遮断用のコンデンサC2が設
けられている。
成を示す回路図である。図2において、この例はドライ
ブ増幅回路9と電力増幅回路11との間に、RSSI回
路17からの電圧値で静電容量を可変して送信周波数信
号の通過量を制御する可変容量ダイオード(バリキャッ
プ)Vcが設けられている。さらに、可変容量ダイオー
ドVcの入力側にインピーダンス整合用のコンデンサC
1及び抵抗器Rが設けられている。また、可変容量ダイ
オードVcの出力側に直流遮断用のコンデンサC2が設
けられている。
【0016】次に、この実施例の動作について説明す
る。図1及び図2において、PLL回路7、受信VCO
6、送信VCO8、制御回路12により、当該子機は図
示しない親機と同一のチャンネルとなるように送信周波
数と受信周波数が決定される。親機から送信される音声
信号を変調した送信電波が、アンテナ1で受信され、受
信RF回路3、復調回路4を通じて音声信号を復調す
る。この復調した音声信号は受信AF回路5により、コ
ンパンダ、秘話等の処理を行いレシーバ14から音声出
力される。また、マイクロホン16から入力する音声信
号は、送信AF回路13によってコンパンダ、秘話等の
処理が行われ、さらに、送信VCO8で変調が施され、
さらに、ドライブ増幅回路9、電力増幅回路11で増幅
されてアンテナ1から送信される。この場合、RSSI
回路17がアンテナ1からの受信信号における受信キャ
リアのレベルに比例した電圧値を出力する。この場合、
親機と子機が比較的近距離にあるときは、受信電界レベ
ルが高いため、RSSI回路17の出力電圧値が高くな
る。この出力電圧に基づいて、送信出力制御回路10が
ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を疎結
合に制御し、この制御で送信電力を低下させる。この反
対に親機と子機が遠距離にある場合は、受信電界レベル
が小さいため、RSSI回路17の出力電圧値が小さく
なり、送信出力制御回路10がドライブ増幅回路9及び
電力増幅回路11の結合を密結合に制御し、この制御で
送信電力を増加させる。
る。図1及び図2において、PLL回路7、受信VCO
6、送信VCO8、制御回路12により、当該子機は図
示しない親機と同一のチャンネルとなるように送信周波
数と受信周波数が決定される。親機から送信される音声
信号を変調した送信電波が、アンテナ1で受信され、受
信RF回路3、復調回路4を通じて音声信号を復調す
る。この復調した音声信号は受信AF回路5により、コ
ンパンダ、秘話等の処理を行いレシーバ14から音声出
力される。また、マイクロホン16から入力する音声信
号は、送信AF回路13によってコンパンダ、秘話等の
処理が行われ、さらに、送信VCO8で変調が施され、
さらに、ドライブ増幅回路9、電力増幅回路11で増幅
されてアンテナ1から送信される。この場合、RSSI
回路17がアンテナ1からの受信信号における受信キャ
リアのレベルに比例した電圧値を出力する。この場合、
親機と子機が比較的近距離にあるときは、受信電界レベ
ルが高いため、RSSI回路17の出力電圧値が高くな
る。この出力電圧に基づいて、送信出力制御回路10が
ドライブ増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を疎結
合に制御し、この制御で送信電力を低下させる。この反
対に親機と子機が遠距離にある場合は、受信電界レベル
が小さいため、RSSI回路17の出力電圧値が小さく
なり、送信出力制御回路10がドライブ増幅回路9及び
電力増幅回路11の結合を密結合に制御し、この制御で
送信電力を増加させる。
【0017】この疎密の結合の制御は、送信出力制御回
路10における可変容量ダイオードVcの静電容量がR
SSI回路17の出力電圧値でが変化して行われる。し
たがって、受信キャリアの電界レベルが大きい場合に、
RSSI回路17の出力電圧値が高くなり、可変容量ダ
イオードVcの静電容量は小さくなって、ドライブ増幅
回路9及び電力増幅回路11が疎結合となる。これによ
ってドライブ増幅回路9から電力増幅回路11に入力さ
れる送信VCO8からの送信周波数信号が低減して、電
力増幅回路11からの送信電力が低下する。また、受信
キャリアの電界レベルが小さい場合に、RSSI回路1
7の出力電圧値が低くなり、可変容量ダイオードVcの
静電容量が増加して、ドライブ増幅回路9及び電力増幅
回路11が密結合となる。したがって、ドライブ増幅回
路9から電力増幅回路11に入力される送信VCO8か
らの送信周波数信号が増加して、電力増幅回路11から
の送信電力も増加する。
路10における可変容量ダイオードVcの静電容量がR
SSI回路17の出力電圧値でが変化して行われる。し
たがって、受信キャリアの電界レベルが大きい場合に、
RSSI回路17の出力電圧値が高くなり、可変容量ダ
イオードVcの静電容量は小さくなって、ドライブ増幅
回路9及び電力増幅回路11が疎結合となる。これによ
ってドライブ増幅回路9から電力増幅回路11に入力さ
れる送信VCO8からの送信周波数信号が低減して、電
力増幅回路11からの送信電力が低下する。また、受信
キャリアの電界レベルが小さい場合に、RSSI回路1
7の出力電圧値が低くなり、可変容量ダイオードVcの
静電容量が増加して、ドライブ増幅回路9及び電力増幅
回路11が密結合となる。したがって、ドライブ増幅回
路9から電力増幅回路11に入力される送信VCO8か
らの送信周波数信号が増加して、電力増幅回路11から
の送信電力も増加する。
【0018】このように、この実施例によれば、受信キ
ャリアの電界レベルに比例した出力電圧値をRSSI回
路17が出力し、その出力電圧値に対応して、ドライブ
増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を制御し、受信
電界レベルに比例した直線的な送信電力を送出すること
が出来る。さらに、直線的に送信電力を制御しているた
めドライブ増幅回路9の動作変化が少なくなり、送信V
CO8の出力インピーダンスが大きく変動しなくなる。
すなわち、送信VCO8のロック周波数の変化がなくな
り、送信電波に雑音が重畳せずに、無線回線で接続され
る相手側(子機又は親機)で受信音に雑音も発生しなく
なる。換言すれば、高品位の通話が可能になる。
ャリアの電界レベルに比例した出力電圧値をRSSI回
路17が出力し、その出力電圧値に対応して、ドライブ
増幅回路9及び電力増幅回路11の結合を制御し、受信
電界レベルに比例した直線的な送信電力を送出すること
が出来る。さらに、直線的に送信電力を制御しているた
めドライブ増幅回路9の動作変化が少なくなり、送信V
CO8の出力インピーダンスが大きく変動しなくなる。
すなわち、送信VCO8のロック周波数の変化がなくな
り、送信電波に雑音が重畳せずに、無線回線で接続され
る相手側(子機又は親機)で受信音に雑音も発生しなく
なる。換言すれば、高品位の通話が可能になる。
【0019】なお、この実施例では、ドライブ増幅回路
9及び電力増幅回路11の送信高周波信号の通過結合を
可変容量ダイオードVcで行っているが、他の例でも良
い。例えば、可変容量ダイオードVcを用いずに、コン
デンサC2のみでドライブ増幅回路9と電力増幅回路1
1との間を結合し、かつ、ドライブ増幅回路9の増幅度
をRSSI回路17からの出力電圧に対応して可変する
増幅度可変回路を用いても良い。この増幅度可変回路
は、例えば、トランジスタを用い、そのベースバイアス
電圧をRSSI回路17からの出力電圧で変化させてド
ライブ増幅回路9を駆動する。また、この実施例では子
機をもって説明したが、この実施例と同様の受信キャリ
アの電界強度レベルに対応して送信電力を制御する構成
を親機にも設けても良い。
9及び電力増幅回路11の送信高周波信号の通過結合を
可変容量ダイオードVcで行っているが、他の例でも良
い。例えば、可変容量ダイオードVcを用いずに、コン
デンサC2のみでドライブ増幅回路9と電力増幅回路1
1との間を結合し、かつ、ドライブ増幅回路9の増幅度
をRSSI回路17からの出力電圧に対応して可変する
増幅度可変回路を用いても良い。この増幅度可変回路
は、例えば、トランジスタを用い、そのベースバイアス
電圧をRSSI回路17からの出力電圧で変化させてド
ライブ増幅回路9を駆動する。また、この実施例では子
機をもって説明したが、この実施例と同様の受信キャリ
アの電界強度レベルに対応して送信電力を制御する構成
を親機にも設けても良い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1,2,3及び4記載のコードレス電話装置は子機、親
機の一方又は両方で受信した受信信号における受信キャ
リアの電界強度に比例した電圧値に基づいて、送信電力
を可変しているため、子機、親機の一方又は両方で受信
キャリアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の
切り替えが制御が行われて、送信電力の切り替え制御時
の雑音発生がなくなり、子機及び親機で高品位の通信が
可能になるという効果を有する。
1,2,3及び4記載のコードレス電話装置は子機、親
機の一方又は両方で受信した受信信号における受信キャ
リアの電界強度に比例した電圧値に基づいて、送信電力
を可変しているため、子機、親機の一方又は両方で受信
キャリアの電界強度に比例し、かつ、安定に送信電力の
切り替えが制御が行われて、送信電力の切り替え制御時
の雑音発生がなくなり、子機及び親機で高品位の通信が
可能になるという効果を有する。
【図1】本発明のコードレス電話装置の実施例における
子機の構成を示すブロック図
子機の構成を示すブロック図
【図2】本発明のコードレス電話装置の送信出力制御回
路の詳細な構成を示す回路図
路の詳細な構成を示す回路図
【図3】従来のコードレス電話装置における子機の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
7 PLL回路 8 送信VCO 9 ドライブ増幅回路 10 送信出力制御回路 12 制御回路 17 受信電界強度レベル判定(RSSI)回路 Vc 可変容量ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 子機、親機の一方又は両方に、無線回線
を通じて送信を行う送信信号処理手段と、無線回線を通
じて受信を行う受信信号処理手段と、前記受信信号処理
手段で受信した受信信号における受信キャリアの電界強
度に比例した電圧値を出力する受信電界強度レベル判定
手段と、前記送信信号処理手段からの送信電力を前記受
信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応して可変
する送信電力制御手段とを備えることを特徴とするコー
ドレス電話装置。 - 【請求項2】 送信信号処理手段にドライブ増幅回路及
び電力増幅回路を備え、かつ、前記ドライブ増幅回路か
らの送信高周波信号を電力増幅回路に入力する際の結合
度を、受信電界強度レベル判定手段からの電圧値に対応
して可変する可変容量ダイオードを送信電力制御手段に
備えることを特徴とする請求項1記載のコードレス電話
装置。 - 【請求項3】 送信信号処理手段にドライブ増幅回路及
び電力増幅回路を備え、かつ、受信電界強度レベル判定
手段からの電圧値に対応してドライブ増幅回路の増幅度
を可変する増幅制御回路を送信電力制御手段に備えるこ
とを特徴とする請求項1記載のコードレス電話装置。 - 【請求項4】 受信電界強度レベル判定手段は、マルチ
チャネルアクセス方式における制御チャネルの受信キャ
リアの受信電界強度レベルを判定することを特徴とする
請求項1記載のコードレス電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP920694A JPH07221698A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | コードレス電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP920694A JPH07221698A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | コードレス電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07221698A true JPH07221698A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11714006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP920694A Pending JPH07221698A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | コードレス電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07221698A (ja) |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP920694A patent/JPH07221698A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3310057B2 (ja) | ディジタル移動電話機の高周波回路構成 | |
JP2546347B2 (ja) | 無線送受信装置 | |
JPH0544209B2 (ja) | ||
CA2042950C (en) | Automatic power control circuit for use with a radio telecommunication apparatus | |
KR20010062802A (ko) | 송수신기 및 송수신기 내에서 무선주파수 신호 수신을위한 방법 | |
US6614837B1 (en) | Device system and method for low noise radio frequency transmission | |
JP4717309B2 (ja) | 多相受信機における改良、又は多相受信機に関する改良 | |
JPH07221698A (ja) | コードレス電話装置 | |
JP3432262B2 (ja) | 無線電話装置 | |
KR100365731B1 (ko) | 근거리 무선통신이 가능한 이동통신 단말기 | |
KR19990077494A (ko) | 증폭회로및송수신장치 | |
JP3753050B2 (ja) | 通信装置 | |
JPH0537409A (ja) | 移動通信装置 | |
JP3042250B2 (ja) | 双方向通信装置 | |
JP2933545B2 (ja) | 携帯電話機 | |
JP3954989B2 (ja) | スピーカ内蔵電話機、pllループゲイン調整方法、及びプログラム | |
KR950003653B1 (ko) | 단일의 전압제어 발진기(vco)를 이용한 전이중방식의 무선통신 시스템 | |
KR100343902B1 (ko) | 무선 전화와 이동 전화의 인터페이스 장치 | |
JPH01129535A (ja) | 移動無線電話装置 | |
KR100188983B1 (ko) | 소음레벨에 따라 자동으로 음량이 조절되는 스피커음량조절회로 | |
JP2001186043A (ja) | 無線送受信機 | |
KR950013304B1 (ko) | 탄성표면파 필터를 사용한 셀루라폰 송수신기용 중간주파회로 | |
JPH1169451A (ja) | 携帯電話装置 | |
JPH0448825A (ja) | セルラー受信機 | |
JPH1168697A (ja) | 携帯電話装置 |