JPH07213394A - 組立式陳列棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 組立・取付けが容易で、さまざな大きさ・形
状の陳列品に応じた、組立式陳列棚。 【構成】 対面し、起立したエッジフランジ９，１０を
その平坦部の片側のみで有する二つの棚受け１，２から
なる一対の棚受けであり、その起立したフランジは棚受
け腕部の間で支持される棚部１２のための端止め具とし
て機能するのに十分な高さであり、腕部の平坦部に乗っ
て、固定されており、端止め具は、棚部に支持されてい
る物品が不意に棚部から脇へ押出されるのを防いでい
る。組立式陳列棚において、棚部溝は、複数の物品をペ
ージめくりするように閲覧できるように整列させて、支
持する、棚部の上面にて設置される。また、棚部溝は、
棚支持用陳列板に平行に配置されるのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ、オーディオ、
及びコンパクトディスクのカセットなどの物品を複数
個、規則正しく陳列するための、陳列棚に関する。

【０００２】

【従来の技術】このような溝付き陳列板は、容易に入手
可能であり、卸売り市場や、小物の小売りの展示場で広
く使われている。棚受けや、フック、該溝付き板から直
角に突き出た水平腕部などの、棚部を支えるものを備え
る溝付き板のフック用溝に挿入するのに適した形状のい
ろいろな種類の棚受けが存在している。

【０００３】従来の前記水平腕部は、下部の板面接触す
る側に肩部を有して、形状が、堅牢な棒状や、端がスト
ラップ状である。そして該肩部は、水平な片持ち梁風の
部分で前記腕部を保持するために、溝付き板の外面にも
たれ掛かっている。上向きの外側端部が、支持された棚
部が不意に一対の支持用棚受けの前記外側端部の外側に
滑るのを防ぐために、棚部を支える棚受けの上に設けら
れている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、組立
・取付けが容易で、さまざな大きさ・形状の陳列品に応
じた、組立式陳列棚を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明
の第１の構成は、棚受けのフックを受け入れるために少
なくとも上方にくり抜かれた水平なフック用溝を備え
て、縦向きの陳列板に装着する、組立式陳列棚におい
て、前記陳列板から水平に、かつ、直角に突き出るよう
にされた腕部を有し、その腕部の各々が、平坦な、棚部
支持用の上面を備えており、かつ、前記腕部は、対面
し、起立したフランジを、該腕部自体の片側に備えてお
り、かつ、各々の腕部は、前記陳列板側の端部において
垂直に伸びた、壁面接触する面を有しており、かつ、前
記壁面接触する面は、その上方において陳列板上の所定
の位置にあるとき、溝付き陳列壁板の水平な溝のくり抜
かれた部分に引っかかるように上方に曲がったフック状
の端部を備えた、壁内で曲がった部分を有しているよう
な間隔を空けて配置された一対の棚受けと、陳列棚のひ
とつを形成するために、前記一対の棚受けの平坦な上面
に乗せて取付けられ、前記棚受け腕部上の、前記フラン
ジが、支持されている物品が不意に棚部から脇へ押出さ
れるのを防ぐための棚部外側における端止め具として作
用しているような棚部と、を含むことである。

【０００６】このとき、前記棚部は、平行に並んだ一群
の棚部溝をその上面に備え、前記棚部溝は複数のカセッ
トをページめくりのように閲覧可能に整列させて支持す
るようにしてあるとよい。

【０００７】さらには、前記フランジは、前記棚部溝の
底面よりも上方に伸びていることと共に、前記棚部溝
は、前記陳列板の外表面に平行であってもよい。また、
本発明の第２の構成は、フック型の棚受けを受け入れる
ために少なくとも上方にくり抜かれた水平なフック溝を
備えた、縦向きの壁型陳列板に装着する組立式陳列棚に
おいて、前記陳列板の表面から水平、かつ、直角に、突
き出るようにした腕部をもち、その各々の腕部が、平坦
に伸びた棚部支持用の上面と、他方の棚受け腕部上のフ
ランジに対称的に向かい合って自身の片側で起立したフ
ランジと、を有しており、かつ、各々の腕部は、フック
用溝のくり抜かれた部分にはまり、かつ、引っかかるよ
うにした縦方向に伸びる面を与えるために、後方に、か
つ、上方に屈曲した頂部を有する縦方向に伸びる板面接
触する面を、前記腕部の前記陳列板側の端部において有
するような間隔を空けて配置された一対の棚受けと、支
持中の物品が不意に脇へ押出されるのを防ぐために、外
側における端止め具として作用する前記フランジを備え
た前記棚受け腕部の前記平坦な上面に乗って、固定され
ており、その上面に複数のカセットをページめくりでき
る間隔で整列させて保持するような、複数の平行な棚部
溝を備えた棚部と、を含むことである。

【０００８】

【作用】本発明に従えば、以下のような組立式陳列棚が
得られる。すなわち、溝付き壁陳列部上で間隔を空けて
配置される、片持ち梁風の一対の端止め棚受けと、一対
の上述したような棚受けに固定された棚部本体とから成
るもの組立品であり、それぞれの棚受けは、幅広で、上
部が平坦な、片持ち梁風の、腕部本体を備えている。

【０００９】対面し、起立したエッジフランジをその平
坦部の片側のみで有する二つの棚受けからなる一対の棚
受けであり、その起立したフランジは前記棚受け腕部の
間で支持される棚部のための端止め具として機能するの
に十分な高さであり、前記腕部の平坦部に乗って、固定
されており、前記端止め具は、棚部に支持されている物
品が不意に棚部から脇へ押出されるのを防いでいる。

【００１０】前記組立式陳列棚において、前記棚部溝
は、複数の物品をページめくりするように閲覧できるよ
うに整列させて、支持する、前記棚部の上面にて設置さ
れる。すなわち、各棚部溝の幅は、物品間の間隔が陳列
状態で上記ページめくりするように閲覧できるような間
隔になるような、物品の種類に応じた幅であることが好
ましい。

【００１１】また、前記棚部の縦に切られた前記棚部溝
は、棚支持用陳列板に平行に配置されるのが好ましい。

【００１２】

【実施例】本発明の組立式陳列棚の完成時の状態を示す
図１を参照すると、前記組立式陳列棚は、対称的に向か
い合ったフランジ９、１０を備えた、狭く水平なストラ
ップ状腕部３、４から成る、棚受け１、２で構成されて
おり、そして、前記フランジ９、１０は、図に示すよう
に前記棚部のための端止め具として機能すべく、前記ス
トラップ状腕部の上に支持されて、陳列棚部１２のより
上方に垂直に突き出るほど十分に起立している。

【００１３】前記棚部１２は、溶接や、図のように粘着
片１１などの、適切な手段で前記棚受け３、４間上に、
固定されている。粘着片を用いると以下の利点がある。
すなわち、棚部を所望の大きさ、即ち長さに切断でき、
また、前記組立式陳列棚が利用されるべき位置に合わせ
て組み立てることができる点である。例えば、前記棚部
１２は、端から端まで使って、前記棚部１２の各水平な
棚部溝１３の中で、コンパクトディスクカセット２個を
保持する大きさにできる。

【００１４】前記棚受け１、２の、内側の、言い換えれ
ば壁内の端部は、図２に明らかなように前記溝付き壁部
１４のＴ字型フック用溝の中に引っかけられた、垂直に
綴じられたつまみ７、８を提供するために、まず上方
へ、次に内側に、そしてまた上方へ屈曲した、平坦かつ
水平な面部分の内側端部を有するが、このことは、溝付
き壁部を利用するために設けられた周知の棚受けの壁内
側端部の通常の構成である。

【００１５】壁部１４に装着された前記組立式陳列棚を
さらに固定するために、鋭角に曲げられたストラップ状
腕部４は、面で接触するための幅広の肩部と、搭載され
た棚部の重さに耐える広角の支持体とを提供するため
の、前記水平棚受けの上方屈曲端部の外側に固定され得
る。

【００１６】前記広角の支持体は、前記ストラップ状腕
部３、４に例えばスポット溶接で固定され得る。さら
に、前記ストラップ状腕部３、４の前記上方屈曲部は、
より堅固になるために、図２の１６のように、前記フラ
ンジ９、１０の上部に取付けるために曲げられたつまみ
を備え得る。

【００１７】カセット保持用の棚部１２は、あるいはト
レーであってもよいものだが、カセットをページめくり
できるように整列させて収容するために、テーブルや机
上での設置する際に有用である。前記棚部本体の溝の構
成に関するさらに詳細な情報としては、以下で参照でき
る。すなわち、オーストラリア特許第３２７／２６号、
アメリカ合衆国特許第４，８１９，８１３号である。

【００１８】カセットがページめくりするような閲覧が
できるように整列させて収容される方法は、よく知られ
ているが、本件発明による組立式陳列棚を構成する前記
支持棚受けとの組合せに関して述べた以外は、本件発明
の特徴ではない。

【００１９】本発明固有の形態を説明してきたが、以下
の点につき理解が必要である。すなわち、補正により本
件出願の請求の範囲が定義されるように、本件発明と範
囲及び精神とを伴にする設計変更が存在しうるであろう
ことである。

【００２０】例えば、前記組立式陳列棚の構成は、補強
用のリブやフランジによる多様化の可能性がある。前記
棚受けの腕部の水平なストラップ状腕部３、４の下部支
持体を省略することは、良好な、面接触と前記棚受けの
腕部の支持を提供するために、前記棚受けの腕自体を補
強することにより、可能である。それは、すなわち、前
記フランジを伸長することと、壁掛け用肩部を下方に伸
長することよって為される。

【００２１】

【発明の効果】本発明によれば、陳列すべき物品は、陳
列棚部自体の上面に設けられた、適当な大きさと幅の溝
の中に整列される。

【００２２】前記組立式陳列棚は、陳列棚部自体の本体
及びその両端の支持部からなり、縦向きで、断面がＬま
たはＴ字型で、かつ、縦方向には適当に間隔を空けて水
平に彫られたフック用溝を備えた形式の、溝穴付き陳列
板に容易に装着できるようになっている。一対の棚受け
間の間隔の変更が自在であるため、長さや、溝の幅の異
なる棚部をその間に乗せることで、組立・取付けが容易
で、陳列する物品の大きさに応じた、組立式陳列棚が得
られる。この際、上述の如く固定に粘着片を用いれば、
棚部の安定がある程度図られ、該間隔変更の自在性も同
時に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施例における組立式陳列棚の完成
時の斜視図である。

【図２】 溝付き陳列壁に装着された陳列棚の側断面図
である。

【符号の説明】

１、２ 棚受け ３、４ ストラップ状腕部 ７、８ つまみ ９、１０ フランジ １２ 棚部 １１ 粘着片 １３ 棚部溝 １４ 陳列板（壁）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 棚受けのフックを受け入れるために少な
   くとも上方にくり抜かれた水平なフック用溝を備えて、
   縦向きの陳列板に装着する、組立式陳列棚において、 前記陳列板から水平に、かつ、直角に突き出るようにさ
   れた腕部を有し、その腕部の各々が、平坦な、棚部支持
   用の上面を備えており、かつ、前記腕部は、対面し、起
   立したフランジを、該腕部自体の片側に備えており、か
   つ、各々の腕部は、前記陳列板側の端部において垂直に
   伸びた、壁面接触する面を有しており、かつ、前記壁面
   接触する面は、その上方において陳列板上の所定の位置
   にあるとき、溝付き陳列壁板の水平な溝のくり抜かれた
   部分に引っかかるように上方に曲がったフック状の端部
   を備えた、壁内で曲がった部分を有しているような間隔
   を空けて配置された一対の棚受けと、 陳列棚のひとつを形成するために、前記一対の棚受けの
   平坦な上面に乗せて取付けられ、前記棚受け腕部上の、
   前記フランジが、支持されている物品が不意に棚部から
   脇へ押出されるのを防ぐための棚部外側における端止め
   具として作用しているような棚部と、 を含むことを特徴とする組立式陳列棚。
2. 【請求項２】 請求項１において、前記棚部は、平行に
   並んだ一群の棚部溝をその上面に備え、前記棚部溝は複
   数のカセットをページめくりのように閲覧可能に整列さ
   せて支持するようにしたことを特徴とする組立式陳列
   棚。
3. 【請求項３】 請求項２において、前記フランジは、前
   記棚部溝の底面よりも上方に伸びていることと共に、 前記棚部溝は、前記陳列板の外表面に平行であることを
   特徴とする組立式陳列棚。
4. 【請求項４】 フック型の棚受けを受け入れるために少
   なくとも上方にくり抜かれた水平なフック溝を備えた、
   縦向きの壁型陳列板に装着する組立式陳列棚において、 前記陳列板の表面から水平、かつ、直角に、突き出るよ
   うにした腕部をもち、その各々の腕部が、平坦に伸びた
   棚部支持用の上面と、他方の棚受け腕部上のフランジに
   対称的に向かい合って自身の片側で起立したフランジ
   と、を有しており、かつ、各々の腕部は、フック用溝の
   くり抜かれた部分にはまり、かつ、引っかかるようにし
   た縦方向に伸びる面を与えるために、後方に、かつ、上
   方に屈曲した頂部を有する縦方向に伸びる板面接触する
   面を、前記腕部の前記陳列板側の端部において有するよ
   うな間隔を空けて配置された一対の棚受けと、 支持中の物品が不意に脇へ押出されるのを防ぐために、
   外側における端止め具として作用する前記フランジを備
   えた前記棚受け腕部の前記平坦な上面に乗って、固定さ
   れており、その上面に複数のカセットをページめくりで
   きる間隔で整列させて保持するような、複数の平行な棚
   部溝を備えた棚部と、 を含むことを特徴とする組立式陳列棚。