JPH07209358A - 空間電磁波解析装置 - Google Patents
空間電磁波解析装置Info
- Publication number
- JPH07209358A JPH07209358A JP190494A JP190494A JPH07209358A JP H07209358 A JPH07209358 A JP H07209358A JP 190494 A JP190494 A JP 190494A JP 190494 A JP190494 A JP 190494A JP H07209358 A JPH07209358 A JP H07209358A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic wave
- polarization
- spatial electromagnetic
- antennas
- radio wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims abstract description 31
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims abstract description 14
- 230000015654 memory Effects 0.000 abstract description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 239000013589 supplement Substances 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 空間的に存在する電波の空間的偏波ベクトル
情報を求める空間電磁波解析装置を提供する。 【構成】 8字指向特性アンテナ13a,13bにより
受信し、これら受信信号を中間周波信号に変換後、離散
フーリエ変換をする。固定アンテナ18の受信信号も中
間周波信号に変換後、離散フーリエ変換する。干渉器2
2で前者のフーリエ変換結果を、後者のそれVR で割算
してメモリ24,25にそれぞれ記録する。メモリ2
4,25のデータをそれぞれホログラム再生器27,2
8でホログラム再生演算を行い、その結果、をメモリ2
9,31に記録し、偏波演算器32で楕円偏波の長軸、
短軸の軸比を求める。各観測点の二次元平面に、輝度変
調し、色を変えて表示器33に表示する。
情報を求める空間電磁波解析装置を提供する。 【構成】 8字指向特性アンテナ13a,13bにより
受信し、これら受信信号を中間周波信号に変換後、離散
フーリエ変換をする。固定アンテナ18の受信信号も中
間周波信号に変換後、離散フーリエ変換する。干渉器2
2で前者のフーリエ変換結果を、後者のそれVR で割算
してメモリ24,25にそれぞれ記録する。メモリ2
4,25のデータをそれぞれホログラム再生器27,2
8でホログラム再生演算を行い、その結果、をメモリ2
9,31に記録し、偏波演算器32で楕円偏波の長軸、
短軸の軸比を求める。各観測点の二次元平面に、輝度変
調し、色を変えて表示器33に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は伝搬している電波、散
乱した電波、その他空間的に存在する電波の空間的偏波
ベクトルの情報、つまり、強度、軸比、軸方向、傾きな
どのパラメータを求める空間電磁波解析装置に関する。
乱した電波、その他空間的に存在する電波の空間的偏波
ベクトルの情報、つまり、強度、軸比、軸方向、傾きな
どのパラメータを求める空間電磁波解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不均一媒質中の電波伝搬、電波伝搬路中
に在る構造物による複雑な散乱などの電波伝搬環境の計
測、電子機器などから放射される不要電波の計測などは
従来においては次のようにして行われていた。即ち八木
アンテナやヘリカルアンテナ、ホーンアンテナなどのよ
うにビーム幅の狭い単一指向性、単一偏波のアンテナ
を、ビーム放射方向を軸心として回転させたり、方位方
向に回動したり、仰角方向に回動したりして、特定方向
の特定偏波の強度を調べていた。
に在る構造物による複雑な散乱などの電波伝搬環境の計
測、電子機器などから放射される不要電波の計測などは
従来においては次のようにして行われていた。即ち八木
アンテナやヘリカルアンテナ、ホーンアンテナなどのよ
うにビーム幅の狭い単一指向性、単一偏波のアンテナ
を、ビーム放射方向を軸心として回転させたり、方位方
向に回動したり、仰角方向に回動したりして、特定方向
の特定偏波の強度を調べていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来において八木アン
テナを用いる場合は直線偏波のみしか受信することがで
きず、またヘリカルアンテナを用いる場合は円偏波しか
受信できず、使用するアンテナによって観測できる偏波
情報が制限される。しかし実際には観測空間には各種の
偏波が存在し、これを知るには、水平偏波、垂直偏波、
右旋偏波、左旋偏波のそれぞれについて測定して、綜合
的に解析する必要があった。
テナを用いる場合は直線偏波のみしか受信することがで
きず、またヘリカルアンテナを用いる場合は円偏波しか
受信できず、使用するアンテナによって観測できる偏波
情報が制限される。しかし実際には観測空間には各種の
偏波が存在し、これを知るには、水平偏波、垂直偏波、
右旋偏波、左旋偏波のそれぞれについて測定して、綜合
的に解析する必要があった。
【0004】しかも、空間的な分布イメージが得られに
くかった。
くかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば8字指
向特性が直交されたアンテナ対にて観測面の各点で電波
が受信され、その受信されたアンテナ対の各出力信号は
それぞれ複素信号に変換され、また上記受信電波に対し
基準位相となる基準信号が得られ、この基準信号も基準
複素信号に変換され、この基準複素信号で観測面上の各
点で得られた各複素信号が割算されて受信電波の直交偏
波成分についての干渉データがそれぞれ得られ、これら
干渉データに対して、それぞれ観測面についてホログラ
ム再生演算が行われる。これらホログラム再生演算の結
果Ha (u,v)及びHb (u,v)を、それぞれ楕円
偏波の垂直成分及び水平成分とする偏波ベクトルが各観
測点(u,v)ごとに求められ、その偏波ベクトルの強
度、軸比、軸方向、傾きなどのパラメータが観測点ごと
に表示される。
向特性が直交されたアンテナ対にて観測面の各点で電波
が受信され、その受信されたアンテナ対の各出力信号は
それぞれ複素信号に変換され、また上記受信電波に対し
基準位相となる基準信号が得られ、この基準信号も基準
複素信号に変換され、この基準複素信号で観測面上の各
点で得られた各複素信号が割算されて受信電波の直交偏
波成分についての干渉データがそれぞれ得られ、これら
干渉データに対して、それぞれ観測面についてホログラ
ム再生演算が行われる。これらホログラム再生演算の結
果Ha (u,v)及びHb (u,v)を、それぞれ楕円
偏波の垂直成分及び水平成分とする偏波ベクトルが各観
測点(u,v)ごとに求められ、その偏波ベクトルの強
度、軸比、軸方向、傾きなどのパラメータが観測点ごと
に表示される。
【0006】
【実施例】図1にこの発明の実施例を示す。観測面11
の各点(x,y)で走査受信手段12により電波が受信
される。走査受信手段12は例えばDan Slate
r,“Near−Field Antenna Mea
surements”,Artech House,1
991に実例が示されているが、この手段に対しこの発
明では一偏波アンテナではなく、ダイポールアンテナや
ループアンテナのように8字指向特性をもつ一対のアン
テナ13a,13bが、その8字指向特性を直交させた
ものを用い、観測面11上の各点(x,y)に移動させ
て受信出力を取出すか、前記一対のアンテナ13a,1
3bが観測面11上の各点(x,y)にそれぞれ配さ
れ、その各点(x,y)のアンテナ対の各受信出力を順
次切替えて取出すようにされる。
の各点(x,y)で走査受信手段12により電波が受信
される。走査受信手段12は例えばDan Slate
r,“Near−Field Antenna Mea
surements”,Artech House,1
991に実例が示されているが、この手段に対しこの発
明では一偏波アンテナではなく、ダイポールアンテナや
ループアンテナのように8字指向特性をもつ一対のアン
テナ13a,13bが、その8字指向特性を直交させた
ものを用い、観測面11上の各点(x,y)に移動させ
て受信出力を取出すか、前記一対のアンテナ13a,1
3bが観測面11上の各点(x,y)にそれぞれ配さ
れ、その各点(x,y)のアンテナ対の各受信出力を順
次切替えて取出すようにされる。
【0007】走査受信手段12よりの受信信号は、その
一対のアンテナ13a,13bごとに複素信号に変換さ
れる。例えばアンテナ13a,13bの受信出力はスイ
ッチ14により切替えられて周波数変換器15に供給さ
れ、局部発振器16からの周波数fL の局部信号により
中間周波信号に変換され、その変換された中間周波信号
が離散フーリエ変換器17により離散フーリエ変換さ
れ、その変換結果として、各観測面11の各点(観測
点)(x,y)ごとにアンテナ13a,13bと対応し
た複素信号Va (x,y),Vb (x,y)が得られ
る。
一対のアンテナ13a,13bごとに複素信号に変換さ
れる。例えばアンテナ13a,13bの受信出力はスイ
ッチ14により切替えられて周波数変換器15に供給さ
れ、局部発振器16からの周波数fL の局部信号により
中間周波信号に変換され、その変換された中間周波信号
が離散フーリエ変換器17により離散フーリエ変換さ
れ、その変換結果として、各観測面11の各点(観測
点)(x,y)ごとにアンテナ13a,13bと対応し
た複素信号Va (x,y),Vb (x,y)が得られ
る。
【0008】一方、アンテナ13a,13bの受信信号
に対し基準位相となる基準信号が固定アンテナ18の受
信出力として用いられ、この基準信号も複素信号に変換
される。即ち固定アンテナ18の出力は周波数変換器1
9において局部発振器16からの局部信号により中間周
波信号に変換され、この変換された中間周波信号は離散
フーリエ変換器21で離散フーリエ変換され、その結果
として基準信号の基準複素信号VR が得られる。
に対し基準位相となる基準信号が固定アンテナ18の受
信出力として用いられ、この基準信号も複素信号に変換
される。即ち固定アンテナ18の出力は周波数変換器1
9において局部発振器16からの局部信号により中間周
波信号に変換され、この変換された中間周波信号は離散
フーリエ変換器21で離散フーリエ変換され、その結果
として基準信号の基準複素信号VR が得られる。
【0009】各観測点の複素信号Va (x,y),Vb
(x,y)は干渉器22で基準複素信号VR により割算
されてそれぞれ干渉データEa (x,y),Eb (x,
y)とされる。これら干渉データEa (x,y),Eb
(x,y)はスイッチ23で切替えられて干渉メモリ2
4,25に記憶される。その際に、制御部26により受
信した観測点(x,y)を示す情報をアドレスとしてメ
モリ24,25に記憶される。また制御部26はスイッ
チ14,23の切替え制御も行う。
(x,y)は干渉器22で基準複素信号VR により割算
されてそれぞれ干渉データEa (x,y),Eb (x,
y)とされる。これら干渉データEa (x,y),Eb
(x,y)はスイッチ23で切替えられて干渉メモリ2
4,25に記憶される。その際に、制御部26により受
信した観測点(x,y)を示す情報をアドレスとしてメ
モリ24,25に記憶される。また制御部26はスイッ
チ14,23の切替え制御も行う。
【0010】干渉データEa (x,y),Eb (x,
y)はそれぞれホログラム再生器27,28において観
測面11についてホログラム再生演算が次式により行わ
れる。 Ha (u,v) =∫∫Ea (x,y) exp{−j2π(ux+vy)}dxdy Hb (u,v) =∫∫Eb (x,y) exp{−j2π(ux+vy)}dxdy u,vはそれぞれ観測面11から観測点を見た方位、仰
角である。
y)はそれぞれホログラム再生器27,28において観
測面11についてホログラム再生演算が次式により行わ
れる。 Ha (u,v) =∫∫Ea (x,y) exp{−j2π(ux+vy)}dxdy Hb (u,v) =∫∫Eb (x,y) exp{−j2π(ux+vy)}dxdy u,vはそれぞれ観測面11から観測点を見た方位、仰
角である。
【0011】これらホログラム再生演算の結果H
a (u,v),Hb (u,v)はそれぞれホログラムメ
モリ29,31に記憶される。偏波演算器32で、これ
らホログラム再生演算結果Ha (u,v),Hb (u,
v)をそれぞれ楕円偏波の垂直成分、水平成分とする偏
波ベクトル、Hab(u,v,φ)を次式で各観測点
(u,v)について演算する。
a (u,v),Hb (u,v)はそれぞれホログラムメ
モリ29,31に記憶される。偏波演算器32で、これ
らホログラム再生演算結果Ha (u,v),Hb (u,
v)をそれぞれ楕円偏波の垂直成分、水平成分とする偏
波ベクトル、Hab(u,v,φ)を次式で各観測点
(u,v)について演算する。
【0012】Hab(u,v,φ)=Ha (u,v)cos
φ+Hb (u,v)sin φ つまりφ=0ということはこの偏波ベクトルHabは垂直
成分Ha (u,v)のみであり、φ=π/2では偏波ベ
クトルHabは水平成分Hb (u,v)のみである。各観
測点(u,v)について、偏波ベクトルHabの絶対値が
最大となるφMAと最小となるφMIとを求める。この時、
その観測点(u,v)で、|Hab(u,v,φMA)|は
楕円偏波の長軸であり、|Hab(u,v,φMI)|は楕
円偏波の短軸である。従ってその楕円偏波の軸比AR
(u,v)は次式で求まる。
φ+Hb (u,v)sin φ つまりφ=0ということはこの偏波ベクトルHabは垂直
成分Ha (u,v)のみであり、φ=π/2では偏波ベ
クトルHabは水平成分Hb (u,v)のみである。各観
測点(u,v)について、偏波ベクトルHabの絶対値が
最大となるφMAと最小となるφMIとを求める。この時、
その観測点(u,v)で、|Hab(u,v,φMA)|は
楕円偏波の長軸であり、|Hab(u,v,φMI)|は楕
円偏波の短軸である。従ってその楕円偏波の軸比AR
(u,v)は次式で求まる。
【0013】AR(u,v)=|Hab(u,v,φMA)
|/|Hab(u,v,φMI)| 軸比AR(u,v)=1.0の場合は円偏波であること
を示し、AR(u,v)が無限大の場合は直線偏波であ
ることを示す。更に楕円偏波の電波進行方向に対する傾
き角(前段の傾き)θ(u,v)は垂直成分Ha (u,
v)の位相と、水平成分Hb (u,v)の位相との差と
して得られる。
|/|Hab(u,v,φMI)| 軸比AR(u,v)=1.0の場合は円偏波であること
を示し、AR(u,v)が無限大の場合は直線偏波であ
ることを示す。更に楕円偏波の電波進行方向に対する傾
き角(前段の傾き)θ(u,v)は垂直成分Ha (u,
v)の位相と、水平成分Hb (u,v)の位相との差と
して得られる。
【0014】このように偏波演算器32では各観測点
(u,v)での偏波ベクトルHab(u,v,φ)からそ
の軸比AR(u,v)、回転角(長軸角度)φMA(u,v)
、その強度(長軸)|H(u,v,φMA)|、進行方
向に対する傾きθ(u,v)などが演算され、これら偏
波ベクトルHabのパラメータが表示器33にその観測点
(u,v)と共に表示される。例えば表示器33の表示
面をu,vの2次元平面とし、軸比AR(u,v)、回
転角φMA(u,v)/進行方向に対する傾きθ(u,
v)の1つがスイッチ34で選択されて色相変換器35
に入力され、その大きさに応じた色相信号に変換され、
その出力でカラー表示器33の表示色が制御され、また
強度|H(u,v,φMA)|に応じて表示器33の輝度
が制御される。
(u,v)での偏波ベクトルHab(u,v,φ)からそ
の軸比AR(u,v)、回転角(長軸角度)φMA(u,v)
、その強度(長軸)|H(u,v,φMA)|、進行方
向に対する傾きθ(u,v)などが演算され、これら偏
波ベクトルHabのパラメータが表示器33にその観測点
(u,v)と共に表示される。例えば表示器33の表示
面をu,vの2次元平面とし、軸比AR(u,v)、回
転角φMA(u,v)/進行方向に対する傾きθ(u,
v)の1つがスイッチ34で選択されて色相変換器35
に入力され、その大きさに応じた色相信号に変換され、
その出力でカラー表示器33の表示色が制御され、また
強度|H(u,v,φMA)|に応じて表示器33の輝度
が制御される。
【0015】例えば、電子機器よりの不要輻射をこの発
明装置により観測し、回転角φMAをスイッチ34で選択
した場合、図2に示すように表示された。この表示から
電子機器の左側部分から不要輻射があり、左下部分がピ
ンク色となっているのは長軸が横向き、つまり水平方向
であることが理解され、そのピンク色の上側部分の黄色
となっている部分は長軸が縦 、つまり垂直方向となっ
ていることが理解され、かつ黄色の部分でも、下部が明
るく、電波強度が強く、上部は淡く、強度が弱いもので
あることがわかる。
明装置により観測し、回転角φMAをスイッチ34で選択
した場合、図2に示すように表示された。この表示から
電子機器の左側部分から不要輻射があり、左下部分がピ
ンク色となっているのは長軸が横向き、つまり水平方向
であることが理解され、そのピンク色の上側部分の黄色
となっている部分は長軸が縦 、つまり垂直方向となっ
ていることが理解され、かつ黄色の部分でも、下部が明
るく、電波強度が強く、上部は淡く、強度が弱いもので
あることがわかる。
【0016】上述においてスイッチ14,23を省略し
てアンテナ13a,13bの各出力をそれぞれ各別の周
波数変換器で中間周波信号に変換し、それぞれ離散フー
リエ変換を各別に行い、干渉器22も二つ設けて、これ
ら干渉器の出力をそれぞれ干渉メモリ24,25へ供給
してもよい。干渉メモリ24,25の出力スイッチで切
替えて読み出し1個のホログラム再生器へ供給し、その
ホログラム再生演算結果をホログラムメモリ29,31
に切替え供給してもよい。前記例のように電子機器から
不要輻射を観測する場合で、その電子機器内の信号源が
1個の場合は、その信号源から、基準信号を取出し、固
定アンテナ18を省略してもよい。更に複素信号を得る
には、受信信号を直交検波し、その二つの検波出力を実
部と虚部としてもよい。この場合は、各周波数成分を得
るため、直交検波の局部信号周波数を順次変化させる必
要がある。更に、観測面11から比較的近い所について
のホログラム再生演算は別の公知の式によればよい。
てアンテナ13a,13bの各出力をそれぞれ各別の周
波数変換器で中間周波信号に変換し、それぞれ離散フー
リエ変換を各別に行い、干渉器22も二つ設けて、これ
ら干渉器の出力をそれぞれ干渉メモリ24,25へ供給
してもよい。干渉メモリ24,25の出力スイッチで切
替えて読み出し1個のホログラム再生器へ供給し、その
ホログラム再生演算結果をホログラムメモリ29,31
に切替え供給してもよい。前記例のように電子機器から
不要輻射を観測する場合で、その電子機器内の信号源が
1個の場合は、その信号源から、基準信号を取出し、固
定アンテナ18を省略してもよい。更に複素信号を得る
には、受信信号を直交検波し、その二つの検波出力を実
部と虚部としてもよい。この場合は、各周波数成分を得
るため、直交検波の局部信号周波数を順次変化させる必
要がある。更に、観測面11から比較的近い所について
のホログラム再生演算は別の公知の式によればよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、観
測面11の各点で、8字指向特性のアンテナの1組を、
その特性を直交させて、電波を受信し、これらの両受信
信号を複素信号に変換し、その複素信号をホログラム再
生演算し、これらを垂直成分、水平成分とする楕円偏波
として、解析することにより、電波源の電波の偏波状態
も知ることができる。
測面11の各点で、8字指向特性のアンテナの1組を、
その特性を直交させて、電波を受信し、これらの両受信
信号を複素信号に変換し、その複素信号をホログラム再
生演算し、これらを垂直成分、水平成分とする楕円偏波
として、解析することにより、電波源の電波の偏波状態
も知ることができる。
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】その表示例を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 観測面の各点で、8字指向特性が直交さ
れたアンテナ対にて電波を受信する走査受信手段と、 その走査受信手段で受信された、上記アンテナ対の各出
力信号をそれぞれ複素信号に変換する手段と、 上記受信電波に対し基準位相となる基準信号を得る手段
と、 上記基準信号を基準複素信号に変換する手段と、 上記基準複素信号で上記観測面上の各点より得られた各
複素信号を割算して上記受信電波の直交偏波成分につい
ての干渉データをそれぞれ得る手段と、 これら干渉データを、それぞれ上記観測面についてホロ
グラム再生演算を行う手段と、 これらホログラム再生演算の結果Ha (u,v)及びH
b (u,v)を、それぞれ楕円偏波の垂直成分及び水平
成分とする偏波ベクトルを各観測点(u,v)ごとに求
める手段と、 上記偏波ベクトルのパラメータを上記観測点(u,v)
ごとに表示する手段と、 を具備する空間電磁波解析装置。 - 【請求項2】 上記基準信号を得る手段は固定アンテナ
により電波を受信する手段であることを特徴とする請求
項1記載の空間電磁波解析装置。 - 【請求項3】 上記複素信号に変換する手段は、上記受
信電波を中間周波信号に変換する手段と、上記中間周波
信号を離散フーリエ変換する手段とよりなることを特徴
とする請求項1又は2記載の空間電磁波解析装置。 - 【請求項4】 上記表示器はその表示面をu,v平面と
し、その各u,vの位置において、上記偏波ベクトルの
強さに応じた輝度表示を行い、上記偏波ベクトルのその
他のパラメータで色相表示を行うものであることを特徴
とする請求項1乃至3の何れかに記載の空間電磁波解析
装置。 - 【請求項5】 上記走査受信手段は、上記直交されたア
ンテナを上記観測面の各点に移動位置させて、その両ア
ンテナの受信信号を出力する手段であることを特徴とす
る空間電磁波解析装置。 - 【請求項6】 上記走査受信手段は、上記直交されたア
ンテナが上記観測面の各点に配置され、その各点のアン
テナの受信信号を順次切替えて出力する手段であること
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の空間電磁
波解析装置。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP190494A JPH07209358A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 空間電磁波解析装置 |
DE69528479T DE69528479T2 (de) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Anzeigevorrichtung |
EP99203844A EP0977050B1 (en) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Display apparatus |
EP99203842A EP0977052B1 (en) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Non-contact type wave signal observation apparatus |
DE69517453T DE69517453T2 (de) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Berührungslose-Beobachtungsvorrichtung von Wellensignalen |
EP99203843A EP0977053B1 (en) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Non-contact type wave signal observation apparatus |
DE69528480T DE69528480T2 (de) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Kontaktlose Wellensignalbeobachtungsvorrichtung |
EP95400057A EP0667538B1 (en) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Non-contact type wave signal observation apparatus |
EP99203841A EP0981055B1 (en) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Non-contact type wave signal observation apparatus |
DE69528482T DE69528482T2 (de) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Kontaktlose Wellensignalbeobachtungsvorrichtung |
US08/371,885 US5656932A (en) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Non-contact type wave signal observation apparatus |
DE69528481T DE69528481T2 (de) | 1994-01-12 | 1995-01-12 | Kontaktlose Wellensignalbeobachtungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP190494A JPH07209358A (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 空間電磁波解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07209358A true JPH07209358A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11514572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP190494A Pending JPH07209358A (ja) | 1994-01-12 | 1994-01-13 | 空間電磁波解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07209358A (ja) |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP190494A patent/JPH07209358A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0977052B1 (en) | Non-contact type wave signal observation apparatus | |
Bennett et al. | Microwave holographic metrology of large reflector antennas | |
WO2018147025A1 (ja) | 物体検知装置、物体検知方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
CN211061611U (zh) | 一种车载雷达测试装置 | |
CN112083234A (zh) | 阵列天线总辐射功率测量方法、装置以及计算机存储介质 | |
JP2018063146A (ja) | アンテナ測定装置 | |
KR100252153B1 (ko) | 파원상 가시화방법 | |
CN112327061A (zh) | 一种喇叭天线方向图校准系统和方法 | |
EP1320758B1 (en) | Microwave holographic measuring method and apparatus | |
JP2011102709A (ja) | 放射電力測定装置、放射電力測定方法 | |
US6822574B2 (en) | Ionosonde | |
GB2323674A (en) | Estimating three-dimensional distribution of wave sources | |
JP2000214201A (ja) | アンテナ測定方法及び測定装置 | |
Smith et al. | An indirect holographic method for determining antenna radiation patterns and imaging antenna fields | |
JPH07209358A (ja) | 空間電磁波解析装置 | |
Cumming | Radiation measurements at radio frequencies: a survey of current techniques | |
JP2006234602A (ja) | 電磁界測定装置 | |
RU2192652C1 (ru) | Способ распознавания целей и устройство для его осуществления | |
Smith et al. | Microwave indirect holographic imaging using an adaptation of optical techniques | |
JP3431036B2 (ja) | 複素波動干渉情報の表示装置 | |
RU2416108C1 (ru) | Способ комплексной локации цели | |
JP3257221B2 (ja) | 非接触形信号観測装置 | |
US6163293A (en) | Radio wave receiving apparatus having an improved antenna resolution | |
Slater | Personal Near-field System 1987, Radio Camera 2019 | |
JP3257220B2 (ja) | 伝達関数非接触測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020827 |