JPH07206011A - 易開口性袋体 - Google Patents
易開口性袋体Info
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- JPH07206011A JPH07206011A JP6023432A JP2343294A JPH07206011A JP H07206011 A JPH07206011 A JP H07206011A JP 6023432 A JP6023432 A JP 6023432A JP 2343294 A JP2343294 A JP 2343294A JP H07206011 A JPH07206011 A JP H07206011A
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- Japan
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- bag
- opening
- bag body
- embossing
- thermoplastic resin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F1/00—Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
- B31F1/07—Embossing, i.e. producing impressions formed by locally deep-drawing, e.g. using rolls provided with complementary profiles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F—MECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31F2201/00—Mechanical deformation of paper or cardboard without removing material
- B31F2201/07—Embossing
- B31F2201/0707—Embossing by tools working continuously
- B31F2201/0715—The tools being rollers
- B31F2201/0723—Characteristics of the rollers
- B31F2201/0738—Cross sectional profile of the embossments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性樹脂
である包装材料の開口不良を改良し作業性を向上させ
る。 【構成】 袋体の開口部2の一部、又は全部にエンボス
処理1を施すことにより、袋体の内面同士の接触面積を
減少させ、よって開口をし易くした易開口性袋体。
である包装材料の開口不良を改良し作業性を向上させ
る。 【構成】 袋体の開口部2の一部、又は全部にエンボス
処理1を施すことにより、袋体の内面同士の接触面積を
減少させ、よって開口をし易くした易開口性袋体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容物を包装する際の
安定した作業性による効率向上や歩留りの向上する口開
き性が良好な易開口性袋体に関するものである。
安定した作業性による効率向上や歩留りの向上する口開
き性が良好な易開口性袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より袋体を供給し、内容物を包装す
る際には、手作業であれ、自動包装機械であれいわゆる
給袋式包装を実施する場合には袋体の開口性は作業性や
歩留りに直結する重要なファクターである。すなわち、
手作業による内容物の包装の際には、開口に要する時間
が作業性・生産性に直結し、又機械による内容物包装の
際には、開口不良が機械停止となり、さらに内容物の破
損にまで至る事がある。
る際には、手作業であれ、自動包装機械であれいわゆる
給袋式包装を実施する場合には袋体の開口性は作業性や
歩留りに直結する重要なファクターである。すなわち、
手作業による内容物の包装の際には、開口に要する時間
が作業性・生産性に直結し、又機械による内容物包装の
際には、開口不良が機械停止となり、さらに内容物の破
損にまで至る事がある。
【0003】従来、袋体の開口性を向上させる手段とし
ては、袋体を形成する包装材料の最内面の形成材料に、
アンチブロッキング剤(以下AB剤と記載する)やスリ
ップ剤(以下SL剤と記載する)を添加して袋体の開口
部分の開口性を向上させるのが一般的であった。
ては、袋体を形成する包装材料の最内面の形成材料に、
アンチブロッキング剤(以下AB剤と記載する)やスリ
ップ剤(以下SL剤と記載する)を添加して袋体の開口
部分の開口性を向上させるのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
いて、シリカ、ゼオライト、タルク等よりなるAB剤の
添加は、袋体の各種物性(透明性、袋体強度、ヒートシ
ール性等)を低下させるという問題や、コスレによるキ
ズが袋体に発生するという問題があった。又AB剤によ
るコストアップも大きな問題であつた。
いて、シリカ、ゼオライト、タルク等よりなるAB剤の
添加は、袋体の各種物性(透明性、袋体強度、ヒートシ
ール性等)を低下させるという問題や、コスレによるキ
ズが袋体に発生するという問題があった。又AB剤によ
るコストアップも大きな問題であつた。
【0005】脂肪酸アミド等よりなるSL剤は、袋体の
内面で粉状になり開口性を付与するものであるが、添加
のバランスが難しく、量が少なければ開口性不良とな
り、逆に量が多ければ粉吹き(添加剤が層表面に移行し
て外観不良やヒートシール不良等の原因となる現象)の
問題が発生する。又、温度感受性が高いため、季節的な
温度変動によりスリップ性が変化する場合があった。
又、袋体の内面で粉状となるため、ヒートシール性を阻
害する場合があった。
内面で粉状になり開口性を付与するものであるが、添加
のバランスが難しく、量が少なければ開口性不良とな
り、逆に量が多ければ粉吹き(添加剤が層表面に移行し
て外観不良やヒートシール不良等の原因となる現象)の
問題が発生する。又、温度感受性が高いため、季節的な
温度変動によりスリップ性が変化する場合があった。
又、袋体の内面で粉状となるため、ヒートシール性を阻
害する場合があった。
【0006】あるいは袋体を形成する包装材料を製膜す
る際に、前記AB剤やSL剤の他に、帯電防止剤や防曇
剤等の添加剤を使用した場合には、それらの効果を阻害
することがあった。又、表面で粉状となるため精密電子
部材等の異物を嫌う内容物には使用出来ないという欠点
もあった。当然、これらAB剤やSL剤の添加によるコ
ストアップも大きな問題であった。
る際に、前記AB剤やSL剤の他に、帯電防止剤や防曇
剤等の添加剤を使用した場合には、それらの効果を阻害
することがあった。又、表面で粉状となるため精密電子
部材等の異物を嫌う内容物には使用出来ないという欠点
もあった。当然、これらAB剤やSL剤の添加によるコ
ストアップも大きな問題であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み、鋭意研
究の結果、本発明者らは袋体の開口部に相当する一部ま
たは全部にエンボス処理を施すことにより、特別な添加
剤処方を行うことなく安定した開口性を付与できること
を見いだし、本発明に想到した。すなわち、本考案の易
開口性袋体は、下記(1)、(2)に記載の各発明を包
含するものである。 (1) 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性樹脂で
ある包装材料により構成される袋体であって、該包装材
料の一部又は全部にエンボス処理が施されており、該エ
ンボス処理は、少なくとも袋体の開口部に相当する位置
の一部又は全部を含むものであることを特徴とする易開
口性袋体。 (2) 前記エンボス処理が、前記熱可塑性樹脂の融点
以下の温度帯で行われることを特徴とする上記(1)記
載の易開口性袋体。
究の結果、本発明者らは袋体の開口部に相当する一部ま
たは全部にエンボス処理を施すことにより、特別な添加
剤処方を行うことなく安定した開口性を付与できること
を見いだし、本発明に想到した。すなわち、本考案の易
開口性袋体は、下記(1)、(2)に記載の各発明を包
含するものである。 (1) 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性樹脂で
ある包装材料により構成される袋体であって、該包装材
料の一部又は全部にエンボス処理が施されており、該エ
ンボス処理は、少なくとも袋体の開口部に相当する位置
の一部又は全部を含むものであることを特徴とする易開
口性袋体。 (2) 前記エンボス処理が、前記熱可塑性樹脂の融点
以下の温度帯で行われることを特徴とする上記(1)記
載の易開口性袋体。
【0008】
【作用】最内層が熱可塑性樹脂で構成する袋体の開口部
の一部または全域に渡って少なくとも片側の内面にエン
ボス処理を施すことにより、当該袋体の開口性が向上す
る。
の一部または全域に渡って少なくとも片側の内面にエン
ボス処理を施すことにより、当該袋体の開口性が向上す
る。
【0009】以下本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明において使用する包装材料としては、少なく
とも最内層の形成材料を熱可塑性樹脂で構成したものが
好ましい。ここで、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン等を挙げることができ、特に
ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)が
好適に使用できる。少なくとも最内層の形成材料を熱可
塑性材料で構成することにより、袋体にヒートシール性
を付与できる。具体的な構成としては、例えば、ポリエ
チレンおよび/またはポリプロピレンの単層フィルム、
あるいはナイロン、ポリエチレンテレフタレート等のフ
ィルムを積層し、外側からNy/PE、PET/PEの
ような構成にする場合、あるいは、共押出し製膜法によ
り、次のような構成のフィルム、すなわち、 (外層)PP1 /PP2 /(内層) (外層)PP1 /PP0 /PP2 (内層) この場合のPP1 は、ホモタイプのポリプロピレンで、
融点が高く、剛性のあるグレードとし、PP2 は、エチ
レンとプロピレンの共重合体で、低温ヒートシール性の
グレードとし、PP0 は、ホモタイプのPPで、透明性
の良いグレードのPP等の多層フィルムの場合もある。
る。本発明において使用する包装材料としては、少なく
とも最内層の形成材料を熱可塑性樹脂で構成したものが
好ましい。ここで、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン等を挙げることができ、特に
ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)が
好適に使用できる。少なくとも最内層の形成材料を熱可
塑性材料で構成することにより、袋体にヒートシール性
を付与できる。具体的な構成としては、例えば、ポリエ
チレンおよび/またはポリプロピレンの単層フィルム、
あるいはナイロン、ポリエチレンテレフタレート等のフ
ィルムを積層し、外側からNy/PE、PET/PEの
ような構成にする場合、あるいは、共押出し製膜法によ
り、次のような構成のフィルム、すなわち、 (外層)PP1 /PP2 /(内層) (外層)PP1 /PP0 /PP2 (内層) この場合のPP1 は、ホモタイプのポリプロピレンで、
融点が高く、剛性のあるグレードとし、PP2 は、エチ
レンとプロピレンの共重合体で、低温ヒートシール性の
グレードとし、PP0 は、ホモタイプのPPで、透明性
の良いグレードのPP等の多層フィルムの場合もある。
【0010】ここで、エンボス処理を施される箇所は、
少なくとも袋体の開口部に相当する一部あるいは全部が
望ましい.エンボス処理を施す好ましい位置および様態
を図1〜図3に示す。ここで、図1は袋体を形成する両
側の包装材料の開口部にエンボス処理を施した形態、図
2は片側の包装材料の開口部にエンボス処理を施した形
態、図3は片側の包装材料の開口部の一部にエンボス処
理を施した形態である。本発明においては、図1または
図2の位置へのエンボス処理が好適に採択できる。
少なくとも袋体の開口部に相当する一部あるいは全部が
望ましい.エンボス処理を施す好ましい位置および様態
を図1〜図3に示す。ここで、図1は袋体を形成する両
側の包装材料の開口部にエンボス処理を施した形態、図
2は片側の包装材料の開口部にエンボス処理を施した形
態、図3は片側の包装材料の開口部の一部にエンボス処
理を施した形態である。本発明においては、図1または
図2の位置へのエンボス処理が好適に採択できる。
【0011】エンボスの形状としては、点状、線状、連
続波形等、種々の形が利用できる。これらの形を、エン
ボスロールに、予めエンボス処理をする位置に、彫刻し
ておく。包装材料に施されるエンボス処理の手法として
は特に限定されないが、例えばエンボスロール同士、エ
ンボスロールとゴムロール等の組み合わせされた加圧ロ
ール間に包装材料を通すことによりエンボスが形成され
る。この際に、エンボス処理は、前記熱可塑性樹脂の融
点以下の温度帯で行われることが望ましい。エンボス処
理が融点以上の温度帯で行われると、最内層を形成する
熱可塑性樹脂が一旦溶融するため、開口部をヒートシー
ルする際の強度が低下する恐れがあるので好ましくな
い。具体的には、本発明の利用される用途における最内
層の形成材料である熱可塑性樹脂の融点は、その樹脂の
種類、重合度、またグレードにより異なるが、常温でも
エンボスは可能であるが、本発明の目的に会う最適のエ
ンボス形状をうるためには、エンボスロールをなるべ
く、高温に加温するのが望ましいが、上述の理由によ
り、当該の材料構成の最内層樹脂の融点に達しない範囲
の温度に適度に加温したエンボスロールを用いて、エン
ボス処理をおこなう。
続波形等、種々の形が利用できる。これらの形を、エン
ボスロールに、予めエンボス処理をする位置に、彫刻し
ておく。包装材料に施されるエンボス処理の手法として
は特に限定されないが、例えばエンボスロール同士、エ
ンボスロールとゴムロール等の組み合わせされた加圧ロ
ール間に包装材料を通すことによりエンボスが形成され
る。この際に、エンボス処理は、前記熱可塑性樹脂の融
点以下の温度帯で行われることが望ましい。エンボス処
理が融点以上の温度帯で行われると、最内層を形成する
熱可塑性樹脂が一旦溶融するため、開口部をヒートシー
ルする際の強度が低下する恐れがあるので好ましくな
い。具体的には、本発明の利用される用途における最内
層の形成材料である熱可塑性樹脂の融点は、その樹脂の
種類、重合度、またグレードにより異なるが、常温でも
エンボスは可能であるが、本発明の目的に会う最適のエ
ンボス形状をうるためには、エンボスロールをなるべ
く、高温に加温するのが望ましいが、上述の理由によ
り、当該の材料構成の最内層樹脂の融点に達しない範囲
の温度に適度に加温したエンボスロールを用いて、エン
ボス処理をおこなう。
【0012】本発明におけるエンボス処理は、図4に示
す如く、袋体内面に向かう微細突起が形成されるように
処理を行うのが好ましい。微細突起を袋体内面に向かっ
て形成することにより、開口部付近での包装材料同士の
接触面積が低下して、開口性を向上せしめる。このよう
な微細突起の形成は、袋体を形成する包装材料の外側に
エンボスロールを配置し、エンボス処理を行うことで実
現できる。易開口性袋体を得ることを目的とした微細突
起の高さAは、5μm〜500μm程度の範囲が好まし
い。微細突起の高さが5μm未満であると、開口性の向
上が期待できず、また、微細突起の高さが500μmを
超えても開口性効果は増大せず、またエンボス処理が困
難になる。
す如く、袋体内面に向かう微細突起が形成されるように
処理を行うのが好ましい。微細突起を袋体内面に向かっ
て形成することにより、開口部付近での包装材料同士の
接触面積が低下して、開口性を向上せしめる。このよう
な微細突起の形成は、袋体を形成する包装材料の外側に
エンボスロールを配置し、エンボス処理を行うことで実
現できる。易開口性袋体を得ることを目的とした微細突
起の高さAは、5μm〜500μm程度の範囲が好まし
い。微細突起の高さが5μm未満であると、開口性の向
上が期待できず、また、微細突起の高さが500μmを
超えても開口性効果は増大せず、またエンボス処理が困
難になる。
【0013】本発明の易開口性袋体の製造方法につい
て、図5を用いて説明する。まず、包装材料11の開口
部に相当する位置に連続的にエンボスロール12とゴム
ロール13を用いてエンボス処理を施す。前記エンボス
処理後の包装材料11上に別の包装材料14を重ねて、
袋体のボトム部分を連続的に溶断シール装置16を用い
て溶断シールすることで、本発明の易開口性袋体を作成
することができる。ここで、溶断シール装置15および
16の代わりに、ヒートシール装置を用いることも可能
である。
て、図5を用いて説明する。まず、包装材料11の開口
部に相当する位置に連続的にエンボスロール12とゴム
ロール13を用いてエンボス処理を施す。前記エンボス
処理後の包装材料11上に別の包装材料14を重ねて、
袋体のボトム部分を連続的に溶断シール装置16を用い
て溶断シールすることで、本発明の易開口性袋体を作成
することができる。ここで、溶断シール装置15および
16の代わりに、ヒートシール装置を用いることも可能
である。
【0014】
【実施例】次に、本発明における易開口性袋体の製造方
法と、それによって得られた易開口性袋体について説明
する。 (実施例1)まず、無延伸ポリプロピレンフィルム(以
下CPPフィルムと標記する)を通常のTダイ法にて5
0μmの厚さにて製膜した。上記CPPフィルムを31
0mm幅にスリットし、図5に示される11および14
とした。図5に示される製袋機を用いて、包装材料11
の開口部から10mmの位置に、連続的に10mm幅で
エンボス処理を施した。この時の微細突起の密度は16
ケ/cm2 、突起の高さは約20μmであった。エンボ
ス処理後の包装材料11上に包装材料14を重ね、開口
部から300mmの位置(ボトム部)を連続的に溶断シ
ールした。さらに、サイド部を間欠的に200mm幅毎
に溶断シールし、本発明の易開口性袋体を作成した(図
6)。
法と、それによって得られた易開口性袋体について説明
する。 (実施例1)まず、無延伸ポリプロピレンフィルム(以
下CPPフィルムと標記する)を通常のTダイ法にて5
0μmの厚さにて製膜した。上記CPPフィルムを31
0mm幅にスリットし、図5に示される11および14
とした。図5に示される製袋機を用いて、包装材料11
の開口部から10mmの位置に、連続的に10mm幅で
エンボス処理を施した。この時の微細突起の密度は16
ケ/cm2 、突起の高さは約20μmであった。エンボ
ス処理後の包装材料11上に包装材料14を重ね、開口
部から300mmの位置(ボトム部)を連続的に溶断シ
ールした。さらに、サイド部を間欠的に200mm幅毎
に溶断シールし、本発明の易開口性袋体を作成した(図
6)。
【0015】(比較例)上記実施例1で用いたCPPフ
ィルムおよび製袋機を用いて、エンボス処理を施さずに
比較例1の包装体を作成した。
ィルムおよび製袋機を用いて、エンボス処理を施さずに
比較例1の包装体を作成した。
【0016】(ブロッキング度の測定)上記実施例1お
よび比較例1の袋体の開口部から30mm幅をカット
し、25mm×40mmの部分に5kg/cm2 の圧力
がかかるように金属板間に挟み、30℃の雰囲気中に1
2時間保持した。保持後の剥離強度を測定した結果、実
施例1は50g/10cm2 であったのに対し、比較例
1は500g/cm2 であった。
よび比較例1の袋体の開口部から30mm幅をカット
し、25mm×40mmの部分に5kg/cm2 の圧力
がかかるように金属板間に挟み、30℃の雰囲気中に1
2時間保持した。保持後の剥離強度を測定した結果、実
施例1は50g/10cm2 であったのに対し、比較例
1は500g/cm2 であった。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、仮着性の袋
体の一部または全部にエンボス処理が施され、そしてそ
のエンボス処理は少なくとも当該袋体の開口部の一部ま
たは全部を含むことにより、袋の開口性は飛躍的に向上
し、安定した包装作業を実現し、歩留りの向上をもたら
す。
体の一部または全部にエンボス処理が施され、そしてそ
のエンボス処理は少なくとも当該袋体の開口部の一部ま
たは全部を含むことにより、袋の開口性は飛躍的に向上
し、安定した包装作業を実現し、歩留りの向上をもたら
す。
【図1】本発明の易開口性袋体の一実施例を示す概略図
である。
である。
【図2】本発明の易開口性袋体の一実施例を示す概略図
である。
である。
【図3】本発明の易開口性袋体の一実施例を示す概略図
である。
である。
【図4】エンボス処理の一例を示す概略図である。
【図5】製袋機の一例を示す概略図である。
【図6】実施例1で作成した易開口性袋体の概略図であ
る。
る。
1 エンボス処理部 2 開口部 3 シール部 11 包装材料 12 エンボスロール 13 ゴムロール 14 包装材料 15 溶断シール装置(ボトム部) 16 溶断シール装置(サイド部) 17 袋体
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも最内層の形成材料が熱可塑性
樹脂である包装材料により構成される袋体であって、該
包装材料の一部又は全部にエンボス処理が施されてお
り、該エンボス処理は、少なくとも袋体の開口部に相当
する位置の一部又は全部を含むものであることを特徴と
する易開口性袋体。 - 【請求項2】 前記エンボス処理が、前記熱可塑性樹脂
の融点以下の温度帯で行われることを特徴とする易開口
性袋体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023432A JPH07206011A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 易開口性袋体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6023432A JPH07206011A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 易開口性袋体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206011A true JPH07206011A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=12110349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6023432A Withdrawn JPH07206011A (ja) | 1994-01-26 | 1994-01-26 | 易開口性袋体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07206011A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010131857A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Fujimori Kogyo Co Ltd | フィルムのエンボス成形装置、エンボス成形方法、および製袋方法 |
US20100233428A1 (en) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | Keith Joseph Stone | Article having a seal and process for forming the same |
US20110223388A1 (en) * | 2010-03-11 | 2011-09-15 | Keith Joseph Stone | Process for making a film/nonwoven laminate |
JP2015212089A (ja) * | 2015-05-25 | 2015-11-26 | 大日本印刷株式会社 | 突起版胴の製造方法 |
WO2017119231A1 (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | 東洋製罐株式会社 | 樹脂製包装材の立体成形方法及び樹脂製包装材 |
-
1994
- 1994-01-26 JP JP6023432A patent/JPH07206011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010131857A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Fujimori Kogyo Co Ltd | フィルムのエンボス成形装置、エンボス成形方法、および製袋方法 |
US20100233428A1 (en) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | Keith Joseph Stone | Article having a seal and process for forming the same |
US9271879B2 (en) * | 2009-03-13 | 2016-03-01 | The Procter & Gamble Company | Article having a seal and process for forming the same |
US10543637B2 (en) | 2009-03-13 | 2020-01-28 | The Procter & Gamble Company | Article having a seal and process for forming the same |
US20110223388A1 (en) * | 2010-03-11 | 2011-09-15 | Keith Joseph Stone | Process for making a film/nonwoven laminate |
US9079324B2 (en) * | 2010-03-11 | 2015-07-14 | The Procter & Gamble Company | Process for making a film/nonwoven laminate |
JP2015212089A (ja) * | 2015-05-25 | 2015-11-26 | 大日本印刷株式会社 | 突起版胴の製造方法 |
WO2017119231A1 (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | 東洋製罐株式会社 | 樹脂製包装材の立体成形方法及び樹脂製包装材 |
TWI687326B (zh) * | 2016-01-05 | 2020-03-11 | 日商東洋製罐股份有限公司 | 樹脂製包裝材的立體成形方法、樹脂製包裝材、囊袋及密封材 |
US10759134B2 (en) | 2016-01-05 | 2020-09-01 | Toyo Seikan Co., Ltd. | Method for three-dimensionally shaping resin packaging member, and resin packaging member |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |