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JPH07204792A - ツインドラム式連続鋳造装置 - Google Patents

ツインドラム式連続鋳造装置

Info

Publication number
JPH07204792A
JPH07204792A JP6005688A JP568894A JPH07204792A JP H07204792 A JPH07204792 A JP H07204792A JP 6005688 A JP6005688 A JP 6005688A JP 568894 A JP568894 A JP 568894A JP H07204792 A JPH07204792 A JP H07204792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
drum
annular body
thin
continuous casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6005688A
Other languages
English (en)
Inventor
Kisaburo Tanaka
喜三郎 田中
Keiichi Yamamoto
恵一 山本
Hideaki Takatani
英明 高谷
Takashi Yamane
孝 山根
Yoichi Wakiyama
洋一 脇山
Takahiro Matsumoto
▲隆▼博 松本
Ritsuo Hashimoto
律男 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6005688A priority Critical patent/JPH07204792A/ja
Priority to TW083111888A priority patent/TW253853B/zh
Priority to EP95100439A priority patent/EP0664173B1/en
Priority to DE69511296T priority patent/DE69511296T2/de
Priority to CN95101421A priority patent/CN1061276C/zh
Priority to KR1019950001023A priority patent/KR0183500B1/ko
Priority to US08/377,053 priority patent/US5560421A/en
Publication of JPH07204792A publication Critical patent/JPH07204792A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/06Lubricating, cooling or heating rolls
    • B21B27/08Lubricating, cooling or heating rolls internally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/30Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll camber control
    • B21B37/32Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll camber control by cooling, heating or lubricating the rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/0648Casting surfaces
    • B22D11/0651Casting wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
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    • B22D11/0637Accessories therefor
    • B22D11/068Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces
    • B22D11/0682Accessories therefor for cooling the cast product during its passage through the mould surfaces by cooling the casting wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
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    • B21B27/06Lubricating, cooling or heating rolls
    • B21B27/08Lubricating, cooling or heating rolls internally
    • B21B2027/083Lubricating, cooling or heating rolls internally cooling internally

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水冷ドラムの熱変形を迅速、かつ、滑らかに
補正することができるようにしたツインドラム式連続鋳
造装置を提供する。 【構成】 ツインドラム式連続鋳造装置における水冷ド
ラム1の幅方向の外周寄りに薄肉部1Aを形成させてあ
る。この薄肉部1Aと軸4との間の空間部B内に環状体
5が挿設されている。環状体5の内部には加熱水流通溝
5aが形成されている。また水冷ドラム1内には冷却水
を流す給水路1b、水冷路1c、排水路1dが形成され
ている。環状体5と水冷ドラム1の端面の間には空間部
がある。連続鋳造による水冷ドラム1の熱変形は、環状
体5に熱水を通して生ずる環状体5の変形を薄肉部1A
に伝えて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水冷ドラムの熱負荷に
よる形状の変化を制御するようにしたツインドラム式連
続鋳造装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】薄板連続鋳造装置の一種である従来のツ
インドラム式連続鋳造装置(特開平2−104449
号)の要部を図8,図9に示す。これらの図に示すよう
に、矢印のように互いに反対方向に回転する一対の水冷
ドラム01と、一対のサイドダム02から成る鋳型部に
溶鋼Rを連続して供給して水冷ドラム01の外周面によ
って冷却凝固させ、薄板鋳片Wを連続鋳造する。水冷ド
ラム01の内部には給水口01aと排水口01eと、多
数の給水路01b、水冷ドラム01の外周面に沿って水
冷路01c、排水路01dが設けられている。また、水
冷ドラム01の両端部にはその全周にわたってヒータブ
ロック03がそれぞれ内設されている。
【0003】この鋳造装置では、鋳型部に溶鋼Rを供給
すると水冷ドラム01外周部が熱膨張してその両端部が
ロール幅方向に伸長し、これに伴い図10の(a)に点
線で示すように半径方向にδだけ短縮変形する。従っ
て、双方の水冷ドラム01の間隔も両端部が中央部より
も2δだけ広くなり、鋳造される鋳片Wの両端部も2δ
だけ厚くなってその板形状が悪くなる。
【0004】そこで、冷却水を供給口01aから水冷路
01cへ供給してドラム外周を冷却すると同時に、ヒー
タブロック03に通電してドラム両端部を加熱し、図1
0(b)に点線で示すように端部を半径方向にδだけ伸
長変形させて上記溶鋼Rによる熱変形を相殺させること
により、双方のロール全幅における間隔を等しくする。
この際、鋳片W出口には板形状検出器(図示せず)が設
置されていて、鋳片Wの全幅にわたる板厚が刻々検出さ
れ、その検出信号に基づいて上記ヒータブロック03の
発熱量を調整してドラム両端部の熱膨張量を調整し、鋳
片Wの板形状を良好に制御するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の連続鋳造装置では、水冷ドラム外表面の形状制御をド
ラム両端部に内設したヒータブロック03で同部を加熱
膨張させて行う方式を採用しているのであるが、被加熱
体のドラム01の熱容量が大きいために対象とするドラ
ム外表面の形状の変形応答が遅く、このために連続鋳造
される鋳片を適正時期に制御できない問題があった。
【0006】また、ヒータブロック03を水冷ドラム0
1に内設しているために、ヒータブロック03による加
熱が不均一となり、連続鋳造される鋳型形状を適正に制
御できない問題があった。本発明は、従来の装置にみら
れたこれらの欠点を解消し、水冷ドラムの熱変形を迅速
に、かつ、滑らかに補正することにより板形状の良好な
鋳片を連続鋳造できるようにしたツインドラム式連続鋳
造装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段と作用】本発明は、互いに
反対方向に回転する一対の水冷ドラムによって形成され
る鋳型部に溶融金属を連続的に供給して板状鋳片を連続
鋳造するツインドラム式連続鋳造装置における前記課題
を解決するため、前記水冷ドラムの幅方向両端部外周寄
りに薄肉部を延設し、その薄肉部と軸との間に、内部に
加熱水流通溝を有する薄肉環状体を前記水冷ドラムの端
面との間に空間を存在させて挿設した構成を採用する。
この空間を形成するドラム外周側の壁面をドラム端面側
に広がるように勾配を持たせてよい。
【0008】本発明によるツインドラム式連続鋳造装置
は前記した構成の水冷ドラムを有しているので、鋳片用
板形状検出器の信号に基づいて、薄肉環状体の加熱水流
通溝に加熱水を供給すると薄肉環状体は即座に加熱され
て膨張し、これによって水冷ドラム両端部の薄肉部が変
形されてドラム外径が適正に制御される。また、薄肉環
状体と水冷ドラム端面との間に空間を存在させているの
で、水冷ドラム表面プロファイル形状が滑らかな曲面で
変形し、鋳片の形状を中央部で平坦又は凸となる形状に
制御することができる。また、そのような空間を設ける
ことにより薄肉環状体の膨張・収縮によって生ずる熱応
力変化を小さくすることができる。
【0009】また、他の本発明によるツインドラム式連
続鋳造装置では、その水冷ドラムを前記した構成とする
ことに加えて、その水冷ドラムに挿設する薄肉環状体の
加熱水流通溝を周方向に複数に分割する仕切板を設け、
その分割された各溝に通ずる加熱水の供給口と排出口を
それぞれ設けた構成を採用する。この仕切板は薄肉環状
体内の加熱水流通溝が周方向に対称に複数個に分割され
るように配設するのが好ましい。
【0010】このように構成したツインドラム式連続鋳
造装置とすることによって、複数個に分割された薄肉環
状体の加熱水流通溝には、加熱水がそれぞれ同時に供給
・排出されるので薄肉環状体及び軸は周方向に均等に熱
膨張し、これによって水冷ドラム両端部の薄肉部も周方
向に均等に変形し、より適正な形状制御が行われるもの
となる。
【0011】その制御状況を図5に示している。制御の
開始は、鋳片クラウンが不感帯域を外れたことを検知す
ると直ちに行なわれる。従来法では、鋳片クラウンの補
正速度が遅いため、鋳片クラウン値が不感帯設置範囲か
ら大きく変化し、良好な鋳片を得るまで時間を要した
が、本発明では、補正速度が早いため、直ちに不感帯設
置範囲まで補正される。
【0012】更にまた、本発明によるツインドラム式連
続鋳造装置においては、水冷ドラムを前記した構成をも
つものとすることに加えて、その水冷ドラムの外周面に
初期クラウンを形成しておく。このようにすると薄肉環
状体による水冷ドラムの補正変形はその分だけ小さくて
よいので、加熱水による小さい温度変化で鋳片形状の確
保が容易に行えるものとなる。これにより水冷ドラム及
び薄肉環状体にかゝる負荷を小さくでき、装置の耐久性
が大きく向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明による装置を図示した実施例に
基づいて具体的に説明する。
【0014】(第1実施例)図1〜図4には本発明の一
実施例によるツインドラム式連続鋳造装置の要部構成を
示している。本装置は、図4に示すように相反する矢印
方向に回転する一対の水冷ドラム1と、一対のサイドダ
ム2から成る鋳型部に溶鋼Rを連続して供給し、水冷ド
ラム1の外表面により冷却凝固させて薄板鋳片Wを連続
鋳造する。鋳片W出口には例えば放射線厚さ計にて中央
及び両側の三点以上の鋳片厚さを計測する板形状検出器
12が設置されており、刻々検出される信号に基づいて
水冷ドラム1外表面のプロファイル形状が制御され、こ
れによって鋳片Wの形状制御が行われる。
【0015】水冷ドラム1は直径1200mm,幅133
0mmとし図1〜図3に示すように、その両端部に中心側
肉厚が120mm,両端部が100mmとした勾配15をも
つ薄肉部1Aが延設され、水冷ドラム1内部には給水路
1b、排水路1d及びドラム外周表面に沿って水冷路1
cが設けられ、冷却水が冷却水供給管7より給水口1a
と給水路1bを経て水冷路1cに供給されてドラム外周
表面を冷却し、排水路1dと排水口1eを経て冷却水排
出管8より排出されるようになっている。なお6a,6
b,6cはそれぞれ水冷ドラム1内部に冷却水の流入室
と排出室を区画する隔壁6を構成する隔壁である。
【0016】また軸4と上記薄肉部1Aとの間に形成さ
れた空間Bには、その内部に隙間5mm加熱水流通溝5a
が形成され厚さ20mmの支柱部5bを有する薄肉の環状
体5が挿入されている。環状体5と空間B内のドラム端
面との間には、ドラム1の軸方向に60mm間隔の空間部
が形成されている。環状体5には加熱水供給管9より給
水路9aを経て加熱水流通溝5aに加熱水を供給して環
状体5を熱膨張させ、排水路10aを経て加熱水排出管
10より排出するようになっている。
【0017】図2はこの加熱水の流通経路を示す図であ
り、上記加熱水流通溝5aは仕切板11によって周方向
に二分割されていて、加熱水供給管9より供給された加
熱水は給水路9aを経て各供給口5cよりそれぞれの分
割溝へ均等に流れ、各排出口5dより排水路10aを経
て加熱水排出管10より排水されるようになっている。
図示したものでは加熱水流通溝5aを仕切板11により
二分割しているが、仕切板11による加熱水流通溝5a
の分割は、環状体を均等に加熱するため、必要に応じ周
方向で対称に更に多数に分割しても良い。また、環状体
5における加熱水流通溝5aは図3に示すように複数列
に設けてもよい。
【0018】次に本実施例による装置の作用について説
明する。一対の水冷ドラム1とサイドダム2とで形成し
た前記鋳型部に溶鋼Rを供給して薄帯鋳片Wを連続鋳造
すると、前述のように(図10(a)参照)双方の水冷
ドラム1の鋳型部は熱負荷を受けて変形し、薄板鋳片W
の両端部(全幅の約30%相当部分)は最大2×δだけ
厚くなり、その板厚形状を悪化させる。
【0019】そこで、本実施例による装置では、冷却水
供給管7より冷却水を供給して水冷ドラム1外周を冷却
すると共に、板形状検出器12(図4)によって連続鋳
造される鋳片Wの板の両端部の板厚と板の中央部の最大
板厚の差2×δを刻々検出し、制御装置13に送信す
る。制御装置13はこの信号に基づいて環状体5の加熱
水流通溝5aに供給される加熱水の供給量、水温等を、
予め求めておいた水温差とドラム変形量との関係から設
定して制御する。
【0020】これによって環状体5は熱膨張して水冷ド
ラム1の両端部を半径方向にそれぞれδだけ変形させ
る。水冷ドラム1には空間部Bを設けると共にその薄肉
部1Aの肉厚を120mmと薄くしているのでドラム外周
面は滑らかな曲面で変形する。このようにして溶鋼Rに
よる水冷ドラム1両端部の変形δが相殺され、かつ、鋳
型部の間隙は中央部で若干大きい滑らかな形状となり板
形状の良好な薄板鋳片Wが連続鋳造される。
【0021】この際、環状体5は、支柱部5bの厚さを
20mmとした薄肉に形成されているのでその中の加熱水
流通溝5aを流れる熱水による熱応答性が良く、また水
冷ドラム1両端部は薄肉状に延設されているので、環状
体5の熱膨張変形に伴なう変形応答性が良く、従って刻
々送られる制御装置13の制御信号によってオンライン
でほぼ2μm/sec の変形速度でδが変化して良好な鋳
片プロファイルの形状制御を行うことができる。
【0022】また、環状体5の加熱水流通溝5aは仕切
板11によって周方向に二分割されているので、加熱水
は同時にそれぞれの分割溝に供給されて環状体5は周方
向で均一に膨張するようになり、従ってドラム1両端部
も周方向に均一に変形し、より良好な鋳片プロファイル
の形状制御ができる。以上説明した第1実施例における
水冷ドラムの形状制御は先に図5により説明したように
迅速に行われる。
【0023】(第2実施例)第1実施例の場合と同様の
ツインドラム式連続鋳造装置において、その水冷ドラム
は直径1200mm、幅1330mmとすると共に、水冷ド
ラム及び薄肉環状体の図6に示す各部の寸法を表1の値
として本発明の効果を検討した。本発明による装置では
水冷ドラム形状の補正制御を開始した後の補正速度が早
いため、鋳片クラウンは早期に正規値まで復帰した。ま
た、1〜8のいずれの実施例も有効な補正量δ′を得
て、鋳片形状を平坦あるいは中央部が若干凸の形状とす
ることができた。
【0024】
【表1】
【0025】(第3実施例)鋳造前に図7に示すように
水冷ドラムに初期クラウン1Xを加工形成しておき、そ
の後鋳造施工する。これにより鋳片形状の確保が小さい
加熱水の温度変化すなわちドラムスリーブ及び薄肉環状
体への負荷を小さくして鋳造できる。装置はドラム外表
面に初期クラウン1Xを設けるほかは、実施例1と同じ
とした。このように初期クラウン1Xを加工形成してお
いた水冷ドラム1を用いて鋳造を開始すると、水冷ドラ
ム1の鋳型部は熱負荷を受けて変形し、鋳片Wの両端部
は約2δだけ厚くする変形を生じるが、予めδより少し
小さい値にドラムの初期クラウン1Xを形成しているの
で薄肉環状体5による補正変形は小さくて良い。すなわ
ち加熱水による温度変化ΔTが小さくて所要の鋳片クラ
ウンを得ることができるので水冷ドラム1及び薄肉環状
体5にかかる負荷は小さくでき、耐久性が著しく向上す
る。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ツインドラム式連続鋳造装置では、水冷ドラムの幅方向
両端部外周寄りに薄肉部を延設し、この薄肉部と軸との
間に、内部に加熱水流通溝を有する薄肉環状体を挿設
し、連続鋳造される鋳片のクラウン値を刻々検出し、こ
の信号に基づいて薄肉環状体内の加熱水流通溝に供給す
る加熱水の供給量、水温等を制御するようにし、また、
薄肉環状体とドラムスリーブの間に空間を設けたので水
冷ドラム両端部の形状が滑らかに補正されて鋳型部形状
が平行又は中央部隙間を若干大きくするように制御され
るのでこれによって板形状の良好な薄板鋳片をオンライ
ンで連続鋳造することができる。また、薄肉環状体内の
加熱水流通溝を流れる流体を温水又は冷水とし、かつ、
環状体を薄肉構造としたので、環状体への熱伝達時間が
早くなり、数秒という制御時間でオンラインによる鋳片
クラウン形状の補正が可能となった。
【0027】また、環状体の加熱水流通溝を周方向に複
数に分割された構造とすることによって、加熱水は同時
にそれぞれの分割溝に供給され、環状体の熱膨張従って
水冷ドラム両端部の変形が周方向で均一に行われ、これ
によって、鋳片の形状制御がより良好に行われるという
効果がある。また、水冷ドラムの外周面に初期クラウン
を形成しておけば少い温度制御でドラムの形状補正を行
えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるツインドラム式連続鋳
造装置の要部を示す断面図。
【図2】図1に示した装置における水冷ドラムの加熱水
流通経路を示す断面図。
【図3】薄肉環状体の加熱水流通溝を複数個とした例を
示す断面図。
【図4】本発明の一実施例によるツインドラム式連続鋳
造装置における水冷ドラムの形状制御の概要を示す側面
図。
【図5】本発明の一実施例によるツインドラム式連続鋳
造装置における水冷ドラムの形状制御の時間的変化を示
す説明図。
【図6】水冷ドラム及び薄肉環状体の寸法表示を示す部
分的断面図。
【図7】初期クラウンを設けた水冷ドラムを部分的に示
した断面図。
【図8】従来のツインドラム式連続鋳造装置を一部断面
で示す平面図。
【図9】図8に示す装置の側面図。
【図10】ツインドラム式連続鋳造装置における水冷ド
ラムの熱変形を示す説明図で(a)は熱変形が生じた状
態、(b)はそれを補正した状態を示している。
【符号の説明】
1 水冷ドラム 1A 薄肉部 2 サイドダム 4 軸 5 環状体 5a 加熱水流通溝 5b 支持部 5c 加熱水供給口 5d 加熱水排出口 6 隔壁 7 冷却水供給管 8 冷却水排水管 9 加熱水供給管 10 加熱水排出管 11 仕切板 12 板形状検出器 13 制御装置 15 勾配 R 溶鋼 W 鋳片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 孝 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 脇山 洋一 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 松本 ▲隆▼博 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 橋本 律男 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反対方向に回転する一対の水冷ド
    ラムによって形成される鋳型部に溶融金属を連続的に供
    給して板状鋳片を連続鋳造するツインドラム式連続鋳造
    装置において、前記水冷ドラムの幅方向両端部外周寄り
    に薄肉部を延設し、その薄肉部と軸との間に、内部に加
    熱水流通溝を有する薄肉環状体を前記水冷ドラムの端面
    との間に空間を存在させて挿設したことを特徴とするツ
    インドラム式連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 前記薄肉環状体の加熱水流通溝を周方向
    に複数に分割する仕切板を設け、その分割された各溝に
    通ずる加熱水の供給口と排出口をそれぞれ設けたことを
    特徴とする請求項1記載のツインドラム式連続鋳造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記水冷ドラムの外周面に初期クラウン
    を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のツイ
    ンドラム式連続鋳造装置。
JP6005688A 1994-01-24 1994-01-24 ツインドラム式連続鋳造装置 Withdrawn JPH07204792A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6005688A JPH07204792A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 ツインドラム式連続鋳造装置
TW083111888A TW253853B (ja) 1994-01-24 1994-12-19
EP95100439A EP0664173B1 (en) 1994-01-24 1995-01-12 Twin drum type continuous casting apparatus and method
DE69511296T DE69511296T2 (de) 1994-01-24 1995-01-12 Doppelrollen Stranggiessvorrichtung und -verfahren
CN95101421A CN1061276C (zh) 1994-01-24 1995-01-20 双转鼓式连铸设备与连铸方法
KR1019950001023A KR0183500B1 (ko) 1994-01-24 1995-01-21 쌍드럼식연속주조장치 및 연속주조방법
US08/377,053 US5560421A (en) 1994-01-24 1995-01-23 Twin drum type continuous casting apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6005688A JPH07204792A (ja) 1994-01-24 1994-01-24 ツインドラム式連続鋳造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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