JPH07204722A - 自動レベル調整装置によるストリップ位置制御方法 - Google Patents
自動レベル調整装置によるストリップ位置制御方法Info
- Publication number
- JPH07204722A JPH07204722A JP6013206A JP1320694A JPH07204722A JP H07204722 A JPH07204722 A JP H07204722A JP 6013206 A JP6013206 A JP 6013206A JP 1320694 A JP1320694 A JP 1320694A JP H07204722 A JPH07204722 A JP H07204722A
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- Japan
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- strip
- strip position
- reduction
- rolling mill
- control method
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧延機の入側に於けるストリップの幅方向位
置をより一層高精度に制御し得るストリップ位置制御方
法を提供する。 【構成】 PID機能を有するコントローラ6にてスト
リップ位置検出装置4からの信号を演算し、この演算値
に基づいて圧延機に於ける自動レベル調整装置の圧下装
置5を駆動制御することにより、ストリップ位置がずれ
た側の圧下量を相対的に大きくしてストリップ位置の修
正を行うようにする。
置をより一層高精度に制御し得るストリップ位置制御方
法を提供する。 【構成】 PID機能を有するコントローラ6にてスト
リップ位置検出装置4からの信号を演算し、この演算値
に基づいて圧延機に於ける自動レベル調整装置の圧下装
置5を駆動制御することにより、ストリップ位置がずれ
た側の圧下量を相対的に大きくしてストリップ位置の修
正を行うようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷間圧延機の入側に於
て実施するストリップ位置制御方法に関する。
て実施するストリップ位置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷間圧延機に於けるストリップの
幅方向位置制御は、冷間圧延機の入側に設置されたステ
アリングロールによって行われている。このステアリン
グロールは、ストリップとの相対位置を変化させること
によってストリップの位置を制御するものであり、一般
に、ステアリングロールの出側に設けられたストリップ
位置検出装置の信号に基づいて自動制御が行われてい
る。
幅方向位置制御は、冷間圧延機の入側に設置されたステ
アリングロールによって行われている。このステアリン
グロールは、ストリップとの相対位置を変化させること
によってストリップの位置を制御するものであり、一般
に、ステアリングロールの出側に設けられたストリップ
位置検出装置の信号に基づいて自動制御が行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステア
リングロールと圧延機最前段との距離が10mを超える
場合に、ストリップが有するキャンバー等の外乱がある
と、ステアリングロールだけで圧延機の入側に於けるス
トリップ位置を十分に制御することができず、ストリッ
プの幅方向のずれが増大しがちであった。
リングロールと圧延機最前段との距離が10mを超える
場合に、ストリップが有するキャンバー等の外乱がある
と、ステアリングロールだけで圧延機の入側に於けるス
トリップ位置を十分に制御することができず、ストリッ
プの幅方向のずれが増大しがちであった。
【0004】本発明は、上記従来技術の不都合を解決す
るべく案出されたものであり、その主な目的は、圧延機
の入側に於けるストリップの幅方向位置をより一層高精
度に制御し得るストリップ位置制御方法を提供すること
にある。
るべく案出されたものであり、その主な目的は、圧延機
の入側に於けるストリップの幅方向位置をより一層高精
度に制御し得るストリップ位置制御方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、PID機能を有するコントローラにてスト
リップ位置検出装置からの信号を演算し、この演算値に
基づいて圧延機に於ける自動レベル調整装置の圧下装置
を駆動制御することにより、ストリップ位置がずれた側
の圧下量を相対的に大きくしてストリップ位置の修正を
行うようにすることによって達成される。
明によれば、PID機能を有するコントローラにてスト
リップ位置検出装置からの信号を演算し、この演算値に
基づいて圧延機に於ける自動レベル調整装置の圧下装置
を駆動制御することにより、ストリップ位置がずれた側
の圧下量を相対的に大きくしてストリップ位置の修正を
行うようにすることによって達成される。
【0006】
【作用】例えばストリップ位置がワークサイドにずれた
ときは、ワークサイドの圧下量を増加させると共に、ド
ライブサイドの圧下量を減少させることにより、ドライ
ブサイド方向への力がストリップに加わるので、ストリ
ップ位置が修正される。
ときは、ワークサイドの圧下量を増加させると共に、ド
ライブサイドの圧下量を減少させることにより、ドライ
ブサイド方向への力がストリップに加わるので、ストリ
ップ位置が修正される。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面に示された具体的実施例に
基づいて本発明を詳細に説明する。
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0008】図1に於て、熱延鋼板であるストリップ1
は、酸洗工程を通過してスケールを除去された後、冷間
圧延機に送り込まれる。
は、酸洗工程を通過してスケールを除去された後、冷間
圧延機に送り込まれる。
【0009】冷間圧延機の最前段に於てストリップ1の
表裏各面に直接接触するワークロール2は、それぞれバ
ックアップロール3にて支持されている。このバックア
ップロール3に於けるワークサイドとドライブサイドと
の各端には、ワークロール2の圧下位置(2つのワーク
ロール間の隙間寸法)を変化させるための油圧機器から
なる圧下装置5が設けられている。
表裏各面に直接接触するワークロール2は、それぞれバ
ックアップロール3にて支持されている。このバックア
ップロール3に於けるワークサイドとドライブサイドと
の各端には、ワークロール2の圧下位置(2つのワーク
ロール間の隙間寸法)を変化させるための油圧機器から
なる圧下装置5が設けられている。
【0010】冷間圧延機の入側には、ストリップ位置検
出装置4が設置されており、これによってストリップ1
の幅方向位置が検出される。このストリップ位置検出装
置4からの信号をPID機能の有するコントローラ6に
入力して演算することにより、2つの圧下装置5のそれ
ぞれに圧下指令値が出力される。
出装置4が設置されており、これによってストリップ1
の幅方向位置が検出される。このストリップ位置検出装
置4からの信号をPID機能の有するコントローラ6に
入力して演算することにより、2つの圧下装置5のそれ
ぞれに圧下指令値が出力される。
【0011】ここで例えばストリップ位置がワークサイ
ドにずれたときは、ワークサイドの圧下量を増加させる
(2つのワークロール2間の隙間を小さくする)と共
に、ドライブサイドの圧下量を減少させる(2つのワー
クロール2間の隙間を大きくする)ことにより、ドライ
ブサイド方向への力がストリップ1に加わり、ストリッ
プ位置が修正される。無論、反対方向へのずれについて
は、2つの圧下装置5のそれぞれに対する圧下指令値が
上記とは逆の関係となる。
ドにずれたときは、ワークサイドの圧下量を増加させる
(2つのワークロール2間の隙間を小さくする)と共
に、ドライブサイドの圧下量を減少させる(2つのワー
クロール2間の隙間を大きくする)ことにより、ドライ
ブサイド方向への力がストリップ1に加わり、ストリッ
プ位置が修正される。無論、反対方向へのずれについて
は、2つの圧下装置5のそれぞれに対する圧下指令値が
上記とは逆の関係となる。
【0012】図2は、本発明によって制御されたストリ
ップ位置の経時変化を示しており、図3は、その圧下位
置差の経時変化を示している。なお、冷間圧延機入側の
速度は、100〜300mpmである。
ップ位置の経時変化を示しており、図3は、その圧下位
置差の経時変化を示している。なお、冷間圧延機入側の
速度は、100〜300mpmである。
【0013】図2の縦軸に表すストリップ位置偏差は、
ストリップ位置検出装置の出力であり、ワークサイドに
ストリップ1がずれた場合を正とし、その反対を負とし
ている。
ストリップ位置検出装置の出力であり、ワークサイドに
ストリップ1がずれた場合を正とし、その反対を負とし
ている。
【0014】図3の縦軸に表す圧下位置差は、コントロ
ーラ6の2つの圧下装置に対する指令値の差であり、ワ
ークサイドの圧下位置からドライブサイドの圧下位置を
引いたものである。
ーラ6の2つの圧下装置に対する指令値の差であり、ワ
ークサイドの圧下位置からドライブサイドの圧下位置を
引いたものである。
【0015】図2に於けるストリップ位置が0になるよ
うに、図3に於ける圧下位置差が変動している。図2よ
り、ストリップ位置偏差の最大値は20mmである。
うに、図3に於ける圧下位置差が変動している。図2よ
り、ストリップ位置偏差の最大値は20mmである。
【0016】図4に、本発明の自動レベル制御方法を採
用していない例を示す。この場合のストリップ位置偏差
の最大値は、60mmである。
用していない例を示す。この場合のストリップ位置偏差
の最大値は、60mmである。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、圧延機入側
に於けるストリップ位置の偏差を従来方法の約30%に
まで減少させることができ、ストリップ位置制御の精度
を高めるうえに大きな効果が得られる。
に於けるストリップ位置の偏差を従来方法の約30%に
まで減少させることができ、ストリップ位置制御の精度
を高めるうえに大きな効果が得られる。
【図1】本発明が適用された装置の模式的構成図。
【図2】本発明によるストリップ位置偏差の経時変化を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図3】本発明による圧下位置差の経時変化を示すグラ
フ。
フ。
【図4】従来技術によるストリップ位置偏差の経時変化
を示すグラフ。
を示すグラフ。
【符号の説明】 1 ストリップ 2 ワークロール 3 バックアップロール 4 ストリップ位置検出装置 5 圧下装置 6 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 PID機能を有するコントローラにてス
トリップ位置検出装置からの信号を演算し、この演算値
に基づいて圧延機に於ける自動レベル調整装置の圧下装
置を駆動制御することにより、ストリップ位置がずれた
側の圧下量を相対的に大きくしてストリップ位置の修正
を行うことを特徴とする自動レベル調整装置によるスト
リップ位置制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013206A JPH07204722A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 自動レベル調整装置によるストリップ位置制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6013206A JPH07204722A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 自動レベル調整装置によるストリップ位置制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07204722A true JPH07204722A (ja) | 1995-08-08 |
Family
ID=11826689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6013206A Withdrawn JPH07204722A (ja) | 1994-01-11 | 1994-01-11 | 自動レベル調整装置によるストリップ位置制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07204722A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999012670A1 (en) * | 1997-09-11 | 1999-03-18 | Kvaerner Technology & Research Limited | Hot flat rolling mill stand and control method and apparatus therefor |
EP1040878A3 (de) * | 1999-04-01 | 2003-01-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Einrichtung zum Walzen eines Metallbandes, insbesondere eines gespaltenen Metallbandes |
CN104070068A (zh) * | 2013-03-27 | 2014-10-01 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种四辊平整机组湿平整快速自由变规格轧制方法 |
-
1994
- 1994-01-11 JP JP6013206A patent/JPH07204722A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999012670A1 (en) * | 1997-09-11 | 1999-03-18 | Kvaerner Technology & Research Limited | Hot flat rolling mill stand and control method and apparatus therefor |
EP1040878A3 (de) * | 1999-04-01 | 2003-01-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Einrichtung zum Walzen eines Metallbandes, insbesondere eines gespaltenen Metallbandes |
CN104070068A (zh) * | 2013-03-27 | 2014-10-01 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种四辊平整机组湿平整快速自由变规格轧制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |