JPH0720374B2 - インバ−タ制御装置 - Google Patents
インバ−タ制御装置Info
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- JPH0720374B2 JPH0720374B2 JP62134984A JP13498487A JPH0720374B2 JP H0720374 B2 JPH0720374 B2 JP H0720374B2 JP 62134984 A JP62134984 A JP 62134984A JP 13498487 A JP13498487 A JP 13498487A JP H0720374 B2 JPH0720374 B2 JP H0720374B2
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P7/00—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
- H02P7/06—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current
- H02P7/18—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
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- H02P7/28—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
- H02P7/285—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
- H02P7/292—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual DC dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using static converters, e.g. AC to DC
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of AC power input into DC power output; Conversion of DC power input into AC power output
- H02M7/42—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/505—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means
- H02M7/515—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means using semiconductor devices only
- H02M7/525—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means using semiconductor devices only with automatic control of output waveform or frequency
- H02M7/527—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means using semiconductor devices only with automatic control of output waveform or frequency by pulse width modulation
- H02M7/529—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a thyratron or thyristor type requiring extinguishing means using semiconductor devices only with automatic control of output waveform or frequency by pulse width modulation using digital control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルス幅変調方式の可変電圧・可変周波数型
インバータに係り、特に、誘導電動機を用いた電気車に
好適なインバータ制御装置に関する。
インバータに係り、特に、誘導電動機を用いた電気車に
好適なインバータ制御装置に関する。
近年、直流電力を可変電圧・可変周波数の交流電力に変
換し、駆動用誘導電動機に供給するようにした、いわゆ
るVVVF型のパルス幅変調方式インバータが車両用に広く
用いられているが、このとき、誘導電動機のトルク特性
を考慮して出力交流の1サイクル期間内に含まれるスイ
ツチング・パルス数を特定の関係に保つと共に、電流リ
ツプルの観点から出力周波数の低域では1サイクル内で
のパルス数を多く、反対に高域ではパルス数を少なくす
るため、パルス数の切替制御を行なう方式のものが従来
から知られており、その例を特開昭57−129170号公報に
みることができる。なお、このときでの、1サイクル内
でのパルス数としては、上記したトルク特性の観点か
ら、45パルス→27パルス→15パルス→9パルス→5パル
ス→3パルス→1パルスというように、飛び飛びの値と
して切替えるのが一般的であり、このときの1サイクル
当りのパルス数をパルスモードという。従つて、1サイ
クル当り3パルスなら、3パルスモードとなる。
換し、駆動用誘導電動機に供給するようにした、いわゆ
るVVVF型のパルス幅変調方式インバータが車両用に広く
用いられているが、このとき、誘導電動機のトルク特性
を考慮して出力交流の1サイクル期間内に含まれるスイ
ツチング・パルス数を特定の関係に保つと共に、電流リ
ツプルの観点から出力周波数の低域では1サイクル内で
のパルス数を多く、反対に高域ではパルス数を少なくす
るため、パルス数の切替制御を行なう方式のものが従来
から知られており、その例を特開昭57−129170号公報に
みることができる。なお、このときでの、1サイクル内
でのパルス数としては、上記したトルク特性の観点か
ら、45パルス→27パルス→15パルス→9パルス→5パル
ス→3パルス→1パルスというように、飛び飛びの値と
して切替えるのが一般的であり、このときの1サイクル
当りのパルス数をパルスモードという。従つて、1サイ
クル当り3パルスなら、3パルスモードとなる。
第3図にVVVF型パルス幅変調方式インバータ制御装置の
従来例を示す。
従来例を示す。
この第3図において、1は回転周波数演算部で、図示し
てないパルスジエネレータにより検出されてくる誘導電
動機の回転数検出信号PGに基づいて回転周波数frを演算
するものであり、以下、2は電流基準ICと出力電流IMよ
りすべり周波数fsを演算するすべり周波数演算部、Aは
上記回転周波数frとすべり周波数fsとを合成(fr+fs=
f)して出力周波数fを導出する加算器である。また、
3は上記出力周波数fと電源電圧EdよりパルスモードN
を選択するパルスモード選択部、4は上記出力周波数
f、電源電圧Ed及びパルスモードNにより変調率αを演
算する変調率演算部である。さらに、5は上記出力周波
数f、変調率α及びパルスモードNを入力としパルス幅
変調制御を行なう最終的にゲート信号GATEを出力するパ
ルス幅変調制御部である。
てないパルスジエネレータにより検出されてくる誘導電
動機の回転数検出信号PGに基づいて回転周波数frを演算
するものであり、以下、2は電流基準ICと出力電流IMよ
りすべり周波数fsを演算するすべり周波数演算部、Aは
上記回転周波数frとすべり周波数fsとを合成(fr+fs=
f)して出力周波数fを導出する加算器である。また、
3は上記出力周波数fと電源電圧EdよりパルスモードN
を選択するパルスモード選択部、4は上記出力周波数
f、電源電圧Ed及びパルスモードNにより変調率αを演
算する変調率演算部である。さらに、5は上記出力周波
数f、変調率α及びパルスモードNを入力としパルス幅
変調制御を行なう最終的にゲート信号GATEを出力するパ
ルス幅変調制御部である。
以上の説明から分かる様に、従来技術では、出力周波数
fと電源電圧EdよりパルスモードNを選択する様になつ
ていた。
fと電源電圧EdよりパルスモードNを選択する様になつ
ていた。
ところで、一般に、誘導電動機の制御では、周波数に対
する出力交流電圧の比が一定になる様な制御を行なう。
第4図はこのような場合での出力交流電圧と出力周波数
の関係を示す一例である。そして、このことは、インバ
ータの直流電源電圧Edが変化しても一定に保たれる。
する出力交流電圧の比が一定になる様な制御を行なう。
第4図はこのような場合での出力交流電圧と出力周波数
の関係を示す一例である。そして、このことは、インバ
ータの直流電源電圧Edが変化しても一定に保たれる。
しかしながら、インバータから取り出し得る出力交流の
最大電圧は、直流電源電圧Edによつて影響を受け、図示
の様に直流電源電圧Edが高ければ出力交流電圧の最大値
も高く、逆に電流電源電圧が低ければ出力交流電圧の最
大値も低くなる。
最大電圧は、直流電源電圧Edによつて影響を受け、図示
の様に直流電源電圧Edが高ければ出力交流電圧の最大値
も高く、逆に電流電源電圧が低ければ出力交流電圧の最
大値も低くなる。
上記の制御を行なつた場合での、インバータのパルス幅
制御特性の一例を第5図に示す。
制御特性の一例を第5図に示す。
この第5図は、インバータの出力交流電圧率(上記し
た、そのときでの直流電源電圧のもとでインバータから
取り出し得る最大交流電圧値に対する、そのときにイン
バータから取り出そうとしている交流電圧値の比)と出
力周波数との関係を示したものであり、このように、出
力交流電圧率と直流電源電圧との積が交流出力電圧とい
う関係にあるため、前述の様に、出力交流電圧と出力周
波数の関係を一定に保つためには、直流電源電圧が低い
ときには出力交流電圧率を高くし、逆に直流電源電圧が
高いときには出力交流電圧率を低くしなければならな
い。
た、そのときでの直流電源電圧のもとでインバータから
取り出し得る最大交流電圧値に対する、そのときにイン
バータから取り出そうとしている交流電圧値の比)と出
力周波数との関係を示したものであり、このように、出
力交流電圧率と直流電源電圧との積が交流出力電圧とい
う関係にあるため、前述の様に、出力交流電圧と出力周
波数の関係を一定に保つためには、直流電源電圧が低い
ときには出力交流電圧率を高くし、逆に直流電源電圧が
高いときには出力交流電圧率を低くしなければならな
い。
以上の様な制御を行なう場合、直流電源電圧と出力周波
数とによつて、パルスモードを決めようとした場合のパ
ルスモード切替特性図を第6図に示す。後で詳述する
が、各パルスモードにおける出力最大変調率には制限が
あるために、直流電源電圧が低い場合、第5図に示すご
とく高い出力交流電圧率を出力しなければならないた
め、結果として、大きな変調率を出力せねばならない。
以上の関係から、直流電源電圧が低ければ、低い出力周
波数でパルスモードをパルス数が少ない方に切替える必
要があり、逆に直流電源電圧が高ければ、かなり高い出
力周波数までパルスモードをパルス数が多いままに保つ
ことができる。
数とによつて、パルスモードを決めようとした場合のパ
ルスモード切替特性図を第6図に示す。後で詳述する
が、各パルスモードにおける出力最大変調率には制限が
あるために、直流電源電圧が低い場合、第5図に示すご
とく高い出力交流電圧率を出力しなければならないた
め、結果として、大きな変調率を出力せねばならない。
以上の関係から、直流電源電圧が低ければ、低い出力周
波数でパルスモードをパルス数が少ない方に切替える必
要があり、逆に直流電源電圧が高ければ、かなり高い出
力周波数までパルスモードをパルス数が多いままに保つ
ことができる。
なお、この様に、高い変調率が保たれるようにパルスモ
ードの切替えを行なうのは、出力電流のリツプルをなる
べく小さく抑えたいためであることは言うまでもない。
ードの切替えを行なうのは、出力電流のリツプルをなる
べく小さく抑えたいためであることは言うまでもない。
ところで、以上の様に構成されたパルス幅変調制御方式
では、種々の特性の異なる誘導電動機とインバータ装置
とを組合せる場合には、第4図に示す、出力交流電圧と
出力周波数との関係が異なる場合に、当然、第6図に示
すパルスモード切替特性を設計し直す必要がある。
では、種々の特性の異なる誘導電動機とインバータ装置
とを組合せる場合には、第4図に示す、出力交流電圧と
出力周波数との関係が異なる場合に、当然、第6図に示
すパルスモード切替特性を設計し直す必要がある。
このように、従来技術では、出力交流電圧と出力周波数
の比例関係として異なつたものを必要とする場合には、
その都度、それに合わせてパルスモード切替特性も異な
つたものを必要とし、汎用性に乏しいという問題点があ
つた。
の比例関係として異なつたものを必要とする場合には、
その都度、それに合わせてパルスモード切替特性も異な
つたものを必要とし、汎用性に乏しいという問題点があ
つた。
本発明の目的は、インバータと組合わすべき誘導電動機
の変更などにより、出力交流電圧と出力周波数との比例
関係が変つた場合でも、そのままで自動的にパルスモー
ド切替制御が得られ、別途、パルスモード切替特性につ
いての設定を要しないようにしたインバータ制御装置を
提供することにある。
の変更などにより、出力交流電圧と出力周波数との比例
関係が変つた場合でも、そのままで自動的にパルスモー
ド切替制御が得られ、別途、パルスモード切替特性につ
いての設定を要しないようにしたインバータ制御装置を
提供することにある。
上記目的は、パルスモードの切替制御を出力交流電圧率
に関連した信号と出力周波数に応じて行なうようにして
達成される。
に関連した信号と出力周波数に応じて行なうようにして
達成される。
インバータの出力交流電圧率を取り込むことにより、常
に出力電流リツプル率が最小になるようなパルスモード
切替が自動的に得られ、パルスモード切替特性の変更を
要しない。つまり、従来技術でパルスモード切替特性の
変更を要したのは、直流電源電圧と出力周波数からパル
スモード切替制御を行なつていたからであり、このとき
には、出力交流電圧と出力周波数の関係が変化した場合
でも、パルスモードの切替制御には何も変化をもたらす
ことができなかつたからである。
に出力電流リツプル率が最小になるようなパルスモード
切替が自動的に得られ、パルスモード切替特性の変更を
要しない。つまり、従来技術でパルスモード切替特性の
変更を要したのは、直流電源電圧と出力周波数からパル
スモード切替制御を行なつていたからであり、このとき
には、出力交流電圧と出力周波数の関係が変化した場合
でも、パルスモードの切替制御には何も変化をもたらす
ことができなかつたからである。
以下、本発明によるインバータ制御装置について、図示
の実施例により詳細に説明する。
の実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例で、図において、1はパルスジ
エネレータで検出された、図示してない誘導電動機の回
転数検出信号PGより回転周波数frを演算する回転周波数
演算部、2は電流基準ICと出力電流IMに基づいてすべり
周波数fsを演算するすべり周波数演算部、Aは上記回転
周波数frとすべり周波数fsとを合成(fr+fs=f)して
出力周波数fを導出する加算器である。なお、以上は第
3図の従来例と同じである。
エネレータで検出された、図示してない誘導電動機の回
転数検出信号PGより回転周波数frを演算する回転周波数
演算部、2は電流基準ICと出力電流IMに基づいてすべり
周波数fsを演算するすべり周波数演算部、Aは上記回転
周波数frとすべり周波数fsとを合成(fr+fs=f)して
出力周波数fを導出する加算器である。なお、以上は第
3図の従来例と同じである。
次に、6は出力交流電圧率演算部で、出力周波数と直流
電源電圧Edから、第4図に示すごとき出力交流電圧を得
るための出力交流電圧率VCを演算する働きをする。な
お、出力交流電圧率とは、前述した後に、直流電源電圧
との積により出力交流電圧を導出できる一種のパラメー
タである。
電源電圧Edから、第4図に示すごとき出力交流電圧を得
るための出力交流電圧率VCを演算する働きをする。な
お、出力交流電圧率とは、前述した後に、直流電源電圧
との積により出力交流電圧を導出できる一種のパラメー
タである。
7はパルスモード演算部で、出力交流電圧率VCと出力周
波数fとによつて、第10図に示すごとき特性に基づき、
パルスモードNを出力する働きをする。
波数fとによつて、第10図に示すごとき特性に基づき、
パルスモードNを出力する働きをする。
8は変調率演算部で、出力交流電圧率VCとパルスモード
Nとを入力し、第9図に示す特性に基づいて変調率αを
出力する働きをする。
Nとを入力し、第9図に示す特性に基づいて変調率αを
出力する働きをする。
こうして得られた変調率αとパルスモードNは加算器A
からの出力周波数fと共にパルス幅変調制御部5に入力
され、これらに基づいてパルス幅変調された所定のゲー
ト信号GATEが出力され、第2図に示すインバータ主回路
の各スイツチング素子のゲートに供給されることによ
り、インバータとしての動作が得られることになるの
で、結局、この実施例では、これら変調率演算部8とパ
ルス幅変調制御部5により、ゲート信号発生手段が構成
されていることになる。
からの出力周波数fと共にパルス幅変調制御部5に入力
され、これらに基づいてパルス幅変調された所定のゲー
ト信号GATEが出力され、第2図に示すインバータ主回路
の各スイツチング素子のゲートに供給されることによ
り、インバータとしての動作が得られることになるの
で、結局、この実施例では、これら変調率演算部8とパ
ルス幅変調制御部5により、ゲート信号発生手段が構成
されていることになる。
次に、この実施例の動作について説明する。
まず、第7図により、インバータのパルス幅変調につい
て説明する。
て説明する。
第7図に示すように、同期した正弦波変調波Sと三角波
搬送波Dを比較することにより所定のパルス列Pを得、
このとき正弦波の波高値と三角波の波高値の比率(変調
率)を制御することによりパルス幅を制御する。なお、
この第7図では、1サイクル内に含まれるパルス数が3
個であることから、上記したように、3パルスモードと
名付けられる。そして、このパルス列Pが第2図に示す
インバータ装置の各アームのスイツチング素子に入力さ
れる。
搬送波Dを比較することにより所定のパルス列Pを得、
このとき正弦波の波高値と三角波の波高値の比率(変調
率)を制御することによりパルス幅を制御する。なお、
この第7図では、1サイクル内に含まれるパルス数が3
個であることから、上記したように、3パルスモードと
名付けられる。そして、このパルス列Pが第2図に示す
インバータ装置の各アームのスイツチング素子に入力さ
れる。
ところで、この様な変調方式では、変調率を大きくして
ゆくことにより、第7図のパルス列Pに示すオフの期間
toffが短くなつてゆく。
ゆくことにより、第7図のパルス列Pに示すオフの期間
toffが短くなつてゆく。
一方、インバータ装置のスイツチング素子には、これ以
上短時間にオフからオンへとスイツチングを行なうと、
破壊してしまうという最小オフ時間TOFFが定められてい
る。よつて、各パルスモードにおいて、上記のスイツチ
ング素子の最小オフ時間TOFFの制限により出力周波数に
対する最大変調率が一義的に決められ、下式のようにな
る。
上短時間にオフからオンへとスイツチングを行なうと、
破壊してしまうという最小オフ時間TOFFが定められてい
る。よつて、各パルスモードにおいて、上記のスイツチ
ング素子の最小オフ時間TOFFの制限により出力周波数に
対する最大変調率が一義的に決められ、下式のようにな
る。
α1−TOFF×f×2×N (但し、γは変調率、fは出力周波数、Nは1サイクル
内に含まれる三角波搬送波数) 以上から求めた、各パルスモードにおける出力周波数と
最大変調率の関係を第8図に示す。
内に含まれる三角波搬送波数) 以上から求めた、各パルスモードにおける出力周波数と
最大変調率の関係を第8図に示す。
さらに、変調率と出力交流電圧率との関係は、パルスモ
ードによつて異なる。これは、各パルスモードにおける
基本波成分と変調率との比率が異なるためで、これらの
関係を第9図に示す。これは同じ変調率でもパルスモー
ドによつて出力交流電圧率が異なるために、パルスモー
ド切替前後において、出力交流電圧率を連続に制御する
ためには、第8図に示す様に、変調率を不連続に制御し
なければならないことを意味する。
ードによつて異なる。これは、各パルスモードにおける
基本波成分と変調率との比率が異なるためで、これらの
関係を第9図に示す。これは同じ変調率でもパルスモー
ドによつて出力交流電圧率が異なるために、パルスモー
ド切替前後において、出力交流電圧率を連続に制御する
ためには、第8図に示す様に、変調率を不連続に制御し
なければならないことを意味する。
第9図に示す出力交流電圧率と変調率の関係を用いて、
第8図の出力周波数と最大変調率の関係を、出力周波数
と出力交流電圧率との関係で示したものが第10図であ
る。
第8図の出力周波数と最大変調率の関係を、出力周波数
と出力交流電圧率との関係で示したものが第10図であ
る。
第10図によつて出力交流電圧率が決まれば、出力周波数
との関係によつて、制御すべきパルスモードは、簡単に
選択される。すなわち、第10図において、縦の線により
領域を区分することによつて、パルス数と出力周波数の
積を一定に保つことができるので、インバータのスイツ
チング周波数を制限することができる。これは、スイツ
チングによつてインバータ装置に発生するスイツチング
損失を抑制することができるので、インバータ装置の熱
容量の設計上必要となる。
との関係によつて、制御すべきパルスモードは、簡単に
選択される。すなわち、第10図において、縦の線により
領域を区分することによつて、パルス数と出力周波数の
積を一定に保つことができるので、インバータのスイツ
チング周波数を制限することができる。これは、スイツ
チングによつてインバータ装置に発生するスイツチング
損失を抑制することができるので、インバータ装置の熱
容量の設計上必要となる。
従つて、この第1図の実施例によれば、出力交流電圧と
出力周波数の関係を表わす特性を変更させたときでも、
それに応じて自動的に、常に出力電流リツプル率が最小
になるようなパルスモードの切替制御が得られ、パルス
モード切替特性の設定変更を不要にできる。
出力周波数の関係を表わす特性を変更させたときでも、
それに応じて自動的に、常に出力電流リツプル率が最小
になるようなパルスモードの切替制御が得られ、パルス
モード切替特性の設定変更を不要にできる。
第10図により、出力交流電圧率と出力周波数の関係から
パルスモードを選択する方法を述べたが、変調率と出力
周波数の関係からパルスモードを選択することも可能で
ある。
パルスモードを選択する方法を述べたが、変調率と出力
周波数の関係からパルスモードを選択することも可能で
ある。
本発明によれば、出力周波数に対する出力交流電圧の関
係が異なつた場合でも、それに応じて常に自動的にパル
スモード切替制御が追従してゆくから、組合わせられる
誘導電動機の特性に応じてパルスモード切替特性の変更
を要せず、常に出力電流リツプルが最小値となるような
パルスモードの選択が得られ、電気車などのスムースな
制御に役立つ汎用性に富んだインバータ制御装置を提供
することができる。
係が異なつた場合でも、それに応じて常に自動的にパル
スモード切替制御が追従してゆくから、組合わせられる
誘導電動機の特性に応じてパルスモード切替特性の変更
を要せず、常に出力電流リツプルが最小値となるような
パルスモードの選択が得られ、電気車などのスムースな
制御に役立つ汎用性に富んだインバータ制御装置を提供
することができる。
第1図は本発明によるインバータ制御装置の一実施例を
示すブロツク図、第2図はインバータ主回路の構成図、
第3図は従来例を示すブロツク図、第4図は出力周波数
と出力交流電圧の関係を示す特性図、第5図は出力周波
数と出力交流電圧率の関係を示す特性図、第6図はパル
スモードの切替特性図、第7図はパルス幅制御の説明
図、第8図は出力周波数と変調率の関係を示す説明図、
第9図は出力交流電圧率と変調率の関係を示す特性図、
第10図は本発明の一実施例におけるパルスモード切替制
御特性図である。 1……回転周波数演算部、2……すべり周波数演算部、
4,8……変調率演算部、5……パルス幅変調制御部、6
……出力交流電圧率、7,9……パルスモード演算部。
示すブロツク図、第2図はインバータ主回路の構成図、
第3図は従来例を示すブロツク図、第4図は出力周波数
と出力交流電圧の関係を示す特性図、第5図は出力周波
数と出力交流電圧率の関係を示す特性図、第6図はパル
スモードの切替特性図、第7図はパルス幅制御の説明
図、第8図は出力周波数と変調率の関係を示す説明図、
第9図は出力交流電圧率と変調率の関係を示す特性図、
第10図は本発明の一実施例におけるパルスモード切替制
御特性図である。 1……回転周波数演算部、2……すべり周波数演算部、
4,8……変調率演算部、5……パルス幅変調制御部、6
……出力交流電圧率、7,9……パルスモード演算部。
Claims (4)
- 【請求項1】直流を交流に変換して誘導電動機を制御す
るインバータの制御装置において、 前記直流の電圧と前記インバータの出力周波数とを入力
し、前記直流の電圧に対する前記インバータの出力交流
電圧の比を表わす出力交流電圧率を演算する出力交流電
圧率演算手段と、 この出力交流電圧率及び前記出力周波数に基づいて、交
流出力の1サイクル期間内に含まれるスイッチングパル
スの数を切替制御するための切替制御信号を出力するパ
ルスモード演算手段と、 この切替制御信号と前記出力交流電圧率及び前記出力周
波数とに基づいてゲート信号を出力するゲート信号発生
手段とを設け、 このゲート信号により前記インバータの主回路スイッチ
ング素子を制御するように構成したことを特徴とするイ
ンバータ制御装置。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 前記パルスモード演算手段は、 前記インバータの出力周波数が予定の周波数になったと
き、前記出力交流電圧率に因らずに、前記切替制御信号
を出力する領域を有するように構成されていることを特
徴とするインバータ制御装置。 - 【請求項3】直流を交流に変換して誘導電動機を制御す
るインバータの制御装置において、 前記直流の電圧と前記インバータの出力周波数とを入力
し、前記直流の電圧に対する前記インバータの出力交流
電圧の比を表わす出力交流電圧率を演算する出力交流電
圧率演算手段と、 この出力交流電圧率及び前記出力周波数に基づいて、交
流出力の1サイクル期間内に含まれるスイッチングパル
スの数を切替制御するための切替制御信号を出力するパ
ルスモード演算手段と、 この切替制御信号と前記出力交流電圧率に基づいて変調
率を出力する変調率演算手段と、 この変調率と前記出力周波数及び前記切替制御信号に基
づいてゲート信号を出力するパルス幅変調手段とを設
け、 このゲート信号により前記インバータの主回路スイッチ
ング素子を制御するように構成したことを特徴とするイ
ンバータ制御装置。 - 【請求項4】特許請求の範囲第3項において、 前記パルスモード演算手段は、 前記インバータの出力周波数が予定の周波数になったと
き、前記出力交流電圧率に因らずに、前記切替制御信号
を出力する領域を有するように構成されていることを特
徴とするインバータ制御装置。
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- 1988-06-01 KR KR1019880006588A patent/KR930003236B1/ko not_active Expired - Fee Related
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