JPH07185530A - 塩素濃度自動制御システム - Google Patents
塩素濃度自動制御システムInfo
- Publication number
- JPH07185530A JPH07185530A JP34922693A JP34922693A JPH07185530A JP H07185530 A JPH07185530 A JP H07185530A JP 34922693 A JP34922693 A JP 34922693A JP 34922693 A JP34922693 A JP 34922693A JP H07185530 A JPH07185530 A JP H07185530A
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- JP
- Japan
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- water
- chlorine
- chlorine concentration
- way valve
- concentration
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- Physical Water Treatments (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】給水管から活性炭フィルターを通過する流路
(ストレート方向とする)と活性炭フィルターを通過し
ない流路(バイパス方向とする)とに分配された水がイ
コール%特性を有する三方弁により合流し、配水される
塩素除去方法であって、配水される水中の遊離塩素濃度
を測定し、その測定値に応じて三方弁のストレート方向
とバイパス方向との弁の開放割合を自動的に制御して二
つの流路からの水の混合割合を調節することにより塩素
濃度を調節する塩素濃度自動制御システム。 【効果】本発明により、水道水中の塩素濃度の制御が自
動的に且つ精度良く行うことができるので、殺菌効果に
必要最低限の塩素濃度に抑えることができ、カルキ臭を
感じない美味しい水を提供することができる。
(ストレート方向とする)と活性炭フィルターを通過し
ない流路(バイパス方向とする)とに分配された水がイ
コール%特性を有する三方弁により合流し、配水される
塩素除去方法であって、配水される水中の遊離塩素濃度
を測定し、その測定値に応じて三方弁のストレート方向
とバイパス方向との弁の開放割合を自動的に制御して二
つの流路からの水の混合割合を調節することにより塩素
濃度を調節する塩素濃度自動制御システム。 【効果】本発明により、水道水中の塩素濃度の制御が自
動的に且つ精度良く行うことができるので、殺菌効果に
必要最低限の塩素濃度に抑えることができ、カルキ臭を
感じない美味しい水を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道水中の塩素濃度自動
制御システム及び総合的な水道水の浄化システムに関す
る。
制御システム及び総合的な水道水の浄化システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
一般消費者の間で安全且つ美味しい水に対する需要が高
まっている。
一般消費者の間で安全且つ美味しい水に対する需要が高
まっている。
【0003】そこで、例えば赤水の発生原因となる酸
素、カルキ臭のもととなる塩素についての水道水からの
除去方法が種々研究されている。
素、カルキ臭のもととなる塩素についての水道水からの
除去方法が種々研究されている。
【0004】浄水場にて殺菌の目的で塩素の添加が行わ
れており、上水道では最終段階においても0.1ppm
の塩素濃度を必要としている。しかし、同時に塩素は水
の味及び臭いに影響を及ぼす成分であるため、その含有
量は必要最低限に抑制されることが望まれている。
れており、上水道では最終段階においても0.1ppm
の塩素濃度を必要としている。しかし、同時に塩素は水
の味及び臭いに影響を及ぼす成分であるため、その含有
量は必要最低限に抑制されることが望まれている。
【0005】水の浄化法の一つとして、赤水の発生原因
となる酸素などの気体除去に中空糸膜がその取扱上の利
便性から多用されている。
となる酸素などの気体除去に中空糸膜がその取扱上の利
便性から多用されている。
【0006】本発明者も、中空糸膜を用いた気液分離装
置を特開平3−47520号公報及び特開平3−213
188号公報又は特願平4−248945号等で開示
し、赤水の発生原因となる酸素の除去だけでなく、発ガ
ン物質であるトリハロメタンをも除去でき、更にはこれ
らの疎水性気体の除去が効率良く且つ装置の保守管理も
容易である装置を提供した。
置を特開平3−47520号公報及び特開平3−213
188号公報又は特願平4−248945号等で開示
し、赤水の発生原因となる酸素の除去だけでなく、発ガ
ン物質であるトリハロメタンをも除去でき、更にはこれ
らの疎水性気体の除去が効率良く且つ装置の保守管理も
容易である装置を提供した。
【0007】ところが、塩素は親水性の気体であるため
上記中空糸膜では塩素の除去はできない。塩素の除去方
法としては活性炭による吸着が最も効果的であると認め
られており、活性炭フィルターを使用した塩素濃度制御
システムが考えられている。代表的なものは、図4に示
す如くハウジングを設けて活性炭フィルターを通過する
流路…Aと活性炭フィルターを取り付けいていない流路
…Bとの二路に均等に水を分配させ、その後合流させる
ものである。
上記中空糸膜では塩素の除去はできない。塩素の除去方
法としては活性炭による吸着が最も効果的であると認め
られており、活性炭フィルターを使用した塩素濃度制御
システムが考えられている。代表的なものは、図4に示
す如くハウジングを設けて活性炭フィルターを通過する
流路…Aと活性炭フィルターを取り付けいていない流路
…Bとの二路に均等に水を分配させ、その後合流させる
ものである。
【0008】しかし、上記場合には一律に水道水中の塩
素濃度を半減させるので、既に塩素濃度が十分に低い場
合には規準値以下になってしまう。このように、従来塩
素の含有量の制御は極めて困難であった。
素濃度を半減させるので、既に塩素濃度が十分に低い場
合には規準値以下になってしまう。このように、従来塩
素の含有量の制御は極めて困難であった。
【0009】そこで、本発明は水道水中の塩素濃度を必
要最低限に管理することが容易であり、従って、カルキ
臭のない美味しい水が提供できる塩素制御システムを提
供することを目的とする。更には、赤水の発生し難く且
つ発ガン物質であるトリハロメタンを減少させた、安全
且つ美味しい水道水が提供できる浄水システムを提供す
ることを目的とする。
要最低限に管理することが容易であり、従って、カルキ
臭のない美味しい水が提供できる塩素制御システムを提
供することを目的とする。更には、赤水の発生し難く且
つ発ガン物質であるトリハロメタンを減少させた、安全
且つ美味しい水道水が提供できる浄水システムを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的に
従い鋭意研究をした結果、次に示す本発明を完成させ
た。
従い鋭意研究をした結果、次に示す本発明を完成させ
た。
【0011】即ち、本発明は給水管から活性炭フィルタ
ーを通過する流路(ストレート方向とする)と活性炭フ
ィルターを通過しない流路(バイパス方向とする)とに
分配された水がイコール%特性を有する三方弁により合
流し、配水される塩素除去方法であって、配水される水
中の遊離塩素濃度を測定し、その測定値に応じて三方弁
のストレート方向とバイパス方向との弁の開放割合を自
動的に制御して二つの流路からの水の混合割合を調節す
ることにより塩素濃度を調節することを特徴とする塩素
濃度自動制御システムである。
ーを通過する流路(ストレート方向とする)と活性炭フ
ィルターを通過しない流路(バイパス方向とする)とに
分配された水がイコール%特性を有する三方弁により合
流し、配水される塩素除去方法であって、配水される水
中の遊離塩素濃度を測定し、その測定値に応じて三方弁
のストレート方向とバイパス方向との弁の開放割合を自
動的に制御して二つの流路からの水の混合割合を調節す
ることにより塩素濃度を調節することを特徴とする塩素
濃度自動制御システムである。
【0012】本塩素濃度自動制御システムは末端の給水
栓における塩素濃度を0.1ppm〜0.3ppmに維
持することができ、殺菌効果を有しながらもカルキ臭を
感じさせない水を提供できる。
栓における塩素濃度を0.1ppm〜0.3ppmに維
持することができ、殺菌効果を有しながらもカルキ臭を
感じさせない水を提供できる。
【0013】更には、本発明は上記システムにより塩素
濃度が制御された水を、必要に応じて來雑物除去フィル
ターを通過させた後に、気液分離装置、即ち高分子物質
製中空糸膜を多数本並設したユニットを容器内に複数配
設してあり、中空糸膜の一端から他端へと水を流通させ
容器内を負圧にして疎水性気体を中空糸膜を介して透過
除去させる装置を通過させ、酸素、トリハロメタン等を
減少させた総合的な浄水システムを提供するものであ
る。
濃度が制御された水を、必要に応じて來雑物除去フィル
ターを通過させた後に、気液分離装置、即ち高分子物質
製中空糸膜を多数本並設したユニットを容器内に複数配
設してあり、中空糸膜の一端から他端へと水を流通させ
容器内を負圧にして疎水性気体を中空糸膜を介して透過
除去させる装置を通過させ、酸素、トリハロメタン等を
減少させた総合的な浄水システムを提供するものであ
る。
【0014】
【作用】本発明の特徴は残留塩素計による測定値に従
い、自動的に三方弁の開放割合を比例制御し、塩素除去
能力のある活性炭フィルターを経由する流路…Aと活性
炭フィルターを通過しないバイパス路…Bからの水量の
割合を比例制御により選択することにある。即ち、一連
の浄化処理を終えた水中の塩素濃度が所望範囲を超える
場合には、活性炭フィルターを経由する流路…Aからの
水の割合を多く配水するようにし、逆に塩素濃度が必要
最低限度を下回る場合にはバイパス路…Bからの水を多
く配水するようにする。
い、自動的に三方弁の開放割合を比例制御し、塩素除去
能力のある活性炭フィルターを経由する流路…Aと活性
炭フィルターを通過しないバイパス路…Bからの水量の
割合を比例制御により選択することにある。即ち、一連
の浄化処理を終えた水中の塩素濃度が所望範囲を超える
場合には、活性炭フィルターを経由する流路…Aからの
水の割合を多く配水するようにし、逆に塩素濃度が必要
最低限度を下回る場合にはバイパス路…Bからの水を多
く配水するようにする。
【0015】本発明により、従来では不可能であった、
上述の如く流路Aと流路Bとの水量の割合が任意に変更
できるので、常に所望の塩素濃度に保つことができる。
従って、殺菌効果に必要最低限の濃度範囲、好ましくは
0.1〜0.3ppmという、極めて幅の狭い濃度範囲
に保つことができカルキ臭のない美味しい水を提供する
ことができる。0.1ppm未満では現在の法制下では
殺菌作用が不十分であると認識されており、逆に0.3
ppmを超えるとカルキ臭を感じるようになる。厚生省
おいしい水委員会にても同趣旨の発表がなされている。
上述の如く流路Aと流路Bとの水量の割合が任意に変更
できるので、常に所望の塩素濃度に保つことができる。
従って、殺菌効果に必要最低限の濃度範囲、好ましくは
0.1〜0.3ppmという、極めて幅の狭い濃度範囲
に保つことができカルキ臭のない美味しい水を提供する
ことができる。0.1ppm未満では現在の法制下では
殺菌作用が不十分であると認識されており、逆に0.3
ppmを超えるとカルキ臭を感じるようになる。厚生省
おいしい水委員会にても同趣旨の発表がなされている。
【0016】
【好適な実施態様】本発明の実施態様について図1を参
照しながら説明する。給水された水の流路は活性炭フィ
ルター…1を通過する流路…Aと通過しないバイパス路
…Bとに分けられ、その後合流する。合流点には三方弁
…2が設けられ、それぞれの流路からの水量を調節す
る。三方弁…2には、ストレート方向…Aとバイパス方
向…Bとの弁の関係がイコール%特性になっているもの
を用いる。
照しながら説明する。給水された水の流路は活性炭フィ
ルター…1を通過する流路…Aと通過しないバイパス路
…Bとに分けられ、その後合流する。合流点には三方弁
…2が設けられ、それぞれの流路からの水量を調節す
る。三方弁…2には、ストレート方向…Aとバイパス方
向…Bとの弁の関係がイコール%特性になっているもの
を用いる。
【0017】三方弁により合流した水は各戸へ配水され
るが、その一部は塩素濃度の測定、残留塩素計…3によ
る測定に供される。残留塩素計は殺菌の為に添加された
塩素の中、有機物質と結合していない、塩素(C
l2)、次亜塩素酸(HClO)、次亜塩素酸イオン
(ClO-)等のカルキ臭の原因となる遊離状態にある
塩素を洩れなく測定できる装置を選択する。
るが、その一部は塩素濃度の測定、残留塩素計…3によ
る測定に供される。残留塩素計は殺菌の為に添加された
塩素の中、有機物質と結合していない、塩素(C
l2)、次亜塩素酸(HClO)、次亜塩素酸イオン
(ClO-)等のカルキ臭の原因となる遊離状態にある
塩素を洩れなく測定できる装置を選択する。
【0018】この測定値に応じて上記三方弁…2の二つ
の流路の開放割合を指示調整器…4を介して自動的に制
御し、活性炭フィルター…1を通過する水量の調節によ
り塩素濃度を所望の濃度範囲に制御することができる。
の流路の開放割合を指示調整器…4を介して自動的に制
御し、活性炭フィルター…1を通過する水量の調節によ
り塩素濃度を所望の濃度範囲に制御することができる。
【0019】本発明の三方弁としては、例えばトキメッ
ク製のバルブアクチュエータSKD62を適用すること
ができ、その構造を図2に示す。バルブステム…21を引
き上げるとインナーバルブ…22が上昇し、その移動量に
応じてストレート方向…Aとバイパス方向…Bの流量が
調節される。
ク製のバルブアクチュエータSKD62を適用すること
ができ、その構造を図2に示す。バルブステム…21を引
き上げるとインナーバルブ…22が上昇し、その移動量に
応じてストレート方向…Aとバイパス方向…Bの流量が
調節される。
【0020】本発明の残留塩素計としては、例えば株式
会社オーヤラックス製のFRD−II型残留塩素計を適用
することができる。当該装置は回転電極式ポーラログラ
フ法を測定原理とし、指示極(回転電極)と対極の電極
間に電圧(加電圧)を印加して遊離塩素を電解還元し、
このとき流れる電流(拡散電流)を測定し遊離塩素濃度
を求める装置である。
会社オーヤラックス製のFRD−II型残留塩素計を適用
することができる。当該装置は回転電極式ポーラログラ
フ法を測定原理とし、指示極(回転電極)と対極の電極
間に電圧(加電圧)を印加して遊離塩素を電解還元し、
このとき流れる電流(拡散電流)を測定し遊離塩素濃度
を求める装置である。
【0021】上記残留塩素計による測定値に基づき、上
記三方弁のバルブステム…21を上下させてインナーバル
ブ…22の開放割合を制御すれば、活性炭フィルターを通
過する水量の調節ができ、常に一定量の塩素濃度を有す
るカルキ臭のない美味しい水を提供できる。
記三方弁のバルブステム…21を上下させてインナーバル
ブ…22の開放割合を制御すれば、活性炭フィルターを通
過する水量の調節ができ、常に一定量の塩素濃度を有す
るカルキ臭のない美味しい水を提供できる。
【0022】上述のように塩素濃度は末端となる給水栓
において0.1〜0.3ppmであることが好ましく、
このためには支持調整器…4における設定範囲はこれよ
り狭くすることが好ましい。
において0.1〜0.3ppmであることが好ましく、
このためには支持調整器…4における設定範囲はこれよ
り狭くすることが好ましい。
【0023】本発明は、水の浄化のための他の装置を組
み合わせれば、総合的な浄水システムとして利用でき
る。例えば図3に示される浄水システムが挙げられる。
み合わせれば、総合的な浄水システムとして利用でき
る。例えば図3に示される浄水システムが挙げられる。
【0024】塩素濃度が調節された水を高分子物質製中
空糸膜を多数本並設したユニットを容器内に複数配設し
てあり、中空糸膜の一端から他端へと水を流通させ容器
内を負圧にして疎水性気体を中空糸膜を介して透過除去
させる気液分離装置…8を通過させれば、赤水の発生原
因となる酸素及び浄水場での塩素の添加により給水過程
の間に生成する発ガン物質であるトリハロメタンを減少
させることができる。
空糸膜を多数本並設したユニットを容器内に複数配設し
てあり、中空糸膜の一端から他端へと水を流通させ容器
内を負圧にして疎水性気体を中空糸膜を介して透過除去
させる気液分離装置…8を通過させれば、赤水の発生原
因となる酸素及び浄水場での塩素の添加により給水過程
の間に生成する発ガン物質であるトリハロメタンを減少
させることができる。
【0025】中空糸膜のピンホール発生防止又は汚染防
止のために気液分離装置を通過させる前に來雑物除去フ
ィルター…7を通過させ、混入した微細なゴミを除去す
ることが好ましい。特には1〜15μm程度の範囲内に
ある異なる2種類のフィルター、例えば12μmと5μ
m又は10μmと3μmなどの2種類のフィルターで処
理することが好ましい。
止のために気液分離装置を通過させる前に來雑物除去フ
ィルター…7を通過させ、混入した微細なゴミを除去す
ることが好ましい。特には1〜15μm程度の範囲内に
ある異なる2種類のフィルター、例えば12μmと5μ
m又は10μmと3μmなどの2種類のフィルターで処
理することが好ましい。
【0026】上記の浄水システムによりカルキ臭はもと
より鉄錆びの味も感じる事無く、より美味しく、且つ安
全な水を提供することができる。
より鉄錆びの味も感じる事無く、より美味しく、且つ安
全な水を提供することができる。
【0027】気液分離装置としては、本発明者が以前に
開示した、特開平3−47520号公報及び特開平3−
213188号公報又は特願平4−248945号等に
記載された装置が、気体の除去効率も良く且つ装置の保
守管理も容易であり好ましい。
開示した、特開平3−47520号公報及び特開平3−
213188号公報又は特願平4−248945号等に
記載された装置が、気体の除去効率も良く且つ装置の保
守管理も容易であり好ましい。
【0028】以下に実施例を挙げて、本発明の塩素濃度
の自動制御コントロールについて更に詳しく説明する。
但し、本発明はこれに限定されるものではない。
の自動制御コントロールについて更に詳しく説明する。
但し、本発明はこれに限定されるものではない。
【0029】
【実施例1】図1において、残留塩素計…3の測定範囲
を0〜1mg/Lとする。この時、残留塩素濃度が0の
時に4mAの信号が出力され、残留塩素濃度が1mg/
Lの時に20mAの信号が出力される。
を0〜1mg/Lとする。この時、残留塩素濃度が0の
時に4mAの信号が出力され、残留塩素濃度が1mg/
Lの時に20mAの信号が出力される。
【0030】指示調整器…4はこの信号を受けて演算
し、残留塩素濃度を指示する。同時に、設定値(残留塩
素濃度)及び比例帯に応じて三方弁の開度を調節する電
圧信号を出力する。ここで、設定値を0.20mg/
L、比例帯を5%に設定すると、測定した残留塩素濃度
が0.20mg/Lの時に活性炭…1を通過する流路…
A及びバイパス路…Bにおける流量はそれぞれ50%ず
つである。
し、残留塩素濃度を指示する。同時に、設定値(残留塩
素濃度)及び比例帯に応じて三方弁の開度を調節する電
圧信号を出力する。ここで、設定値を0.20mg/
L、比例帯を5%に設定すると、測定した残留塩素濃度
が0.20mg/Lの時に活性炭…1を通過する流路…
A及びバイパス路…Bにおける流量はそれぞれ50%ず
つである。
【0031】測定した残留塩素濃度が0.18mg/L
になった時には、三方弁のバイパス側…Bがより大きく
開かれ55%の流量となり、活性炭側…Aは45%に絞
られる。一方、測定値が0.22mg/Lになった時に
は、三方弁の活性炭側…Aが大きく開かれ55%の流量
となり、バイパス側…Bは45%に絞られる。
になった時には、三方弁のバイパス側…Bがより大きく
開かれ55%の流量となり、活性炭側…Aは45%に絞
られる。一方、測定値が0.22mg/Lになった時に
は、三方弁の活性炭側…Aが大きく開かれ55%の流量
となり、バイパス側…Bは45%に絞られる。
【0032】上記の様な比例動作によって設定された残
留塩素濃度は、給水栓末端で0.1〜0.3mg/L
(ppm)に保持することができる。
留塩素濃度は、給水栓末端で0.1〜0.3mg/L
(ppm)に保持することができる。
【0033】活性炭側…Aとバイパス側…Bの管径はそ
れぞれ25Aを使用した。この径の流量は約103L/
min、管内流量は2.5〜3m/secとした。このため、
一方が全閉の状態となっても流量は確保される。活性炭
側とバイパス側の少なくともどちらか一方は常に開の状
態で水が管内を流れているため、水の停滞減少は発生せ
ず、常に新鮮な水を提供できる。
れぞれ25Aを使用した。この径の流量は約103L/
min、管内流量は2.5〜3m/secとした。このため、
一方が全閉の状態となっても流量は確保される。活性炭
側とバイパス側の少なくともどちらか一方は常に開の状
態で水が管内を流れているため、水の停滞減少は発生せ
ず、常に新鮮な水を提供できる。
【0034】
【発明の効果】本発明により、水道水中の塩素濃度の制
御が自動的に且つ精度良く行うことができるので、殺菌
効果に必要最低限の塩素濃度に抑えることができ、カル
キ臭を感じない美味しい水を提供することができる。
御が自動的に且つ精度良く行うことができるので、殺菌
効果に必要最低限の塩素濃度に抑えることができ、カル
キ臭を感じない美味しい水を提供することができる。
【0035】更には、本発明の浄水システムにより、美
味しく安全な水を安定して提供できる。
味しく安全な水を安定して提供できる。
【図1】本発明の塩素自動制御システムの一実施態様を
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図2】本発明の塩素自動制御システムに適用すること
ができる三方弁の一例を示す縦断面図である。
ができる三方弁の一例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の浄水システムの一実施態様を示すフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図4】従来の水道水の塩素濃度制御システムを示すフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
1…活性炭フィルター 2…三方弁 3…残留塩素計 4…指示調整器 5…來雑物除去フィルター 6…減圧弁 7…流量計 8…気液分離装置 21…バルブステム 22…インナーバルブ 23…スプリング 24…グランドパッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/58 L
Claims (4)
- 【請求項1】給水管から活性炭フィルターを通過する流
路(ストレート方向とする)と活性炭フィルターを通過
しない流路(バイパス方向とする)とに分配された水が
イコール%特性を有する三方弁により合流し、配水され
る塩素除去方法であって、配水される水中の遊離塩素濃
度を測定し、その測定値に応じて三方弁のストレート方
向とバイパス方向との弁の開放割合を自動的に制御して
二つの流路からの水の混合割合を調節することにより塩
素濃度を調節することを特徴とする塩素濃度自動制御シ
ステム。 - 【請求項2】末端の給水栓における塩素濃度が0.1p
pm〜0.3ppmに維持されることを特徴とする請求
項1記載の塩素濃度自動制御システム。 - 【請求項3】請求項1記載のシステムにより塩素濃度が
制御された水を、更に気液分離装置、即ち高分子物質製
中空糸膜を多数本並設したユニットを容器内に複数配設
してあり、中空糸膜の一端から他端へと水を流通させ容
器内を負圧にして疎水性気体を中空糸膜を介して透過除
去させる装置を通過させることを特徴とする浄水システ
ム。 - 【請求項4】請求項1記載のシステムにより塩素濃度が
制御された水を、気液分離装置を通過させる前に、來雑
物除去フィルター通過させることを特徴とする請求項3
記載の浄水システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34922693A JPH07185530A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 塩素濃度自動制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34922693A JPH07185530A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 塩素濃度自動制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07185530A true JPH07185530A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18402336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34922693A Withdrawn JPH07185530A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 塩素濃度自動制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07185530A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100658941B1 (ko) * | 1998-10-20 | 2006-12-19 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 조수 장치 및 조수 방법 |
JP2009515094A (ja) * | 2005-11-09 | 2009-04-09 | キャタピラー インコーポレイテッド | 可変圧力噴射用の多源燃料システム |
CN116102194A (zh) * | 2022-12-05 | 2023-05-12 | 苏州立升净水科技有限公司 | 饮用水净化系统 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP34922693A patent/JPH07185530A/ja not_active Withdrawn
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