JPH0718488Y2 - ボールエンドミル - Google Patents
ボールエンドミルInfo
- Publication number
- JPH0718488Y2 JPH0718488Y2 JP11893690U JP11893690U JPH0718488Y2 JP H0718488 Y2 JPH0718488 Y2 JP H0718488Y2 JP 11893690 U JP11893690 U JP 11893690U JP 11893690 U JP11893690 U JP 11893690U JP H0718488 Y2 JPH0718488 Y2 JP H0718488Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- cutting edge
- rear end
- hemispherical portion
- end mill
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Milling Processes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、被削材の溝入れ加工等に用いられるボール
エンドミルに関する。
エンドミルに関する。
[従来の技術] 従来、2以上の切刃を備えた多刃式エンドミルにおいて
は、すべての切刃の工具軸線に対するねじれ角が互いに
等しく、かつ工具先端から後端まで一定に設定されるこ
とが通例であった。
は、すべての切刃の工具軸線に対するねじれ角が互いに
等しく、かつ工具先端から後端まで一定に設定されるこ
とが通例であった。
ところが、このように各切刃のねじれ角が完全に一致す
るエンドミルでは、被削材の切削時に各切刃から伝達さ
れる振動の周期が一定となるためにびびり振動が生じ易
いという欠点がある。そこで、このような欠点を解消す
べく、例えば特開昭63−89213号公報に掲載されている
ように、複数の切刃の少なくとも一つのねじれ角を他の
切刃のねじれ角と異なる角度に設定し、各切刃から伝達
される振動周期を不規則に変化させることで振動の打ち
消し合いを図ったエンドミルが提案されている。
るエンドミルでは、被削材の切削時に各切刃から伝達さ
れる振動の周期が一定となるためにびびり振動が生じ易
いという欠点がある。そこで、このような欠点を解消す
べく、例えば特開昭63−89213号公報に掲載されている
ように、複数の切刃の少なくとも一つのねじれ角を他の
切刃のねじれ角と異なる角度に設定し、各切刃から伝達
される振動周期を不規則に変化させることで振動の打ち
消し合いを図ったエンドミルが提案されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、被削材の溝入れ等に使用されるエンドミルの
一種として、工具先端が半球状に丸められ、この半球部
の頂点まで切刃が延長されたいわゆるボールエンドミル
が知られているが、このようなボールエンドミルに上述
したねじれ角の変格を施したのみでは、いまだ十分なび
びり振動低減効果を得られないことがあり、特に半球部
分のみを使用して切削を行う場合にその傾向が大きい。
一種として、工具先端が半球状に丸められ、この半球部
の頂点まで切刃が延長されたいわゆるボールエンドミル
が知られているが、このようなボールエンドミルに上述
したねじれ角の変格を施したのみでは、いまだ十分なび
びり振動低減効果を得られないことがあり、特に半球部
分のみを使用して切削を行う場合にその傾向が大きい。
すなわち、上記ボールエンドミルの半球部分では、切刃
がその先端に向かうほど漸次工具径方向中心側へ湾曲し
てゆくため、切削速度が切刃の先端側へ向かうほど小さ
くなり、切刃先端で0となる。従って、単純に一部の切
刃のねじれ角を他の切刃と異なる角度に設定するだけの
従来例では、ねじれ角に差を設けたことによる振動の周
期差が半球部の頂点に向かうほど相対的に小さくなり、
この結果、振動打ち消し効果が切刃先端に向かうほど減
少してしまうのである。
がその先端に向かうほど漸次工具径方向中心側へ湾曲し
てゆくため、切削速度が切刃の先端側へ向かうほど小さ
くなり、切刃先端で0となる。従って、単純に一部の切
刃のねじれ角を他の切刃と異なる角度に設定するだけの
従来例では、ねじれ角に差を設けたことによる振動の周
期差が半球部の頂点に向かうほど相対的に小さくなり、
この結果、振動打ち消し効果が切刃先端に向かうほど減
少してしまうのである。
この考案は、このような背景の下になされたもので、ボ
ールエンドミルの半球部におけるびびり振動の発生を防
止して、加工精度や加工能率の向上を図ることができる
ボールエンドミルを提供することを目的とする。
ールエンドミルの半球部におけるびびり振動の発生を防
止して、加工精度や加工能率の向上を図ることができる
ボールエンドミルを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するためにこの考案は、工具外周に形成
される複数の切刃のうち、少なくとも1の切刃の半球部
におけるねじれ角を他の切刃のねじれ角と異なる角度に
設定し、かつ、ねじれ角の差を当該半球部の後端から先
端側へ向かうに従って漸次大きくなるように変化させた
ものである。
される複数の切刃のうち、少なくとも1の切刃の半球部
におけるねじれ角を他の切刃のねじれ角と異なる角度に
設定し、かつ、ねじれ角の差を当該半球部の後端から先
端側へ向かうに従って漸次大きくなるように変化させた
ものである。
この場合、振動低減効果を一層効果的に発揮させるに
は、上記半球部の後端における上記切刃の周方向ピッチ
が不等分に設定することが好適である。
は、上記半球部の後端における上記切刃の周方向ピッチ
が不等分に設定することが好適である。
[作用] 上記構成によれば、切刃間のねじれ角の差が半球部の先
端側へ向かうほど増加しているので、各切刃から伝達さ
れる振動周期の差が半球部頂点に向かうほど増大し、こ
のため半球部における切削速度が切刃先端に向かうほど
小さくなっても、振動打ち消し効果が失われない。
端側へ向かうほど増加しているので、各切刃から伝達さ
れる振動周期の差が半球部頂点に向かうほど増大し、こ
のため半球部における切削速度が切刃先端に向かうほど
小さくなっても、振動打ち消し効果が失われない。
また、特に半球部の後端における切刃の周方向ピッチを
不等分に設定した場合には、半球部において各切刃から
伝達される振動周期の差が一層大きくなり、びびり振動
が一層効果的に抑制される。
不等分に設定した場合には、半球部において各切刃から
伝達される振動周期の差が一層大きくなり、びびり振動
が一層効果的に抑制される。
[実施例] 以下、図面を参照して、本考案の一実施例を説明する。
第1図ないし第3図において符号1は工具本体である。
この工具本体1は、高速度鋼や超硬合金等を素材として
全体を軸状に一体成形してなるものである。この工具本
体1の先端側に半球部2が形成されており、該半球部2
の頂点P0すなわち半球部2と工具軸線Oとの交差点から
工具本体1の後端側へ向かう工具外周には工具軸線Oの
回りに捩れる2条の切刃3、4が形成されている。
この工具本体1は、高速度鋼や超硬合金等を素材として
全体を軸状に一体成形してなるものである。この工具本
体1の先端側に半球部2が形成されており、該半球部2
の頂点P0すなわち半球部2と工具軸線Oとの交差点から
工具本体1の後端側へ向かう工具外周には工具軸線Oの
回りに捩れる2条の切刃3、4が形成されている。
これら切刃3、4は、いずれも工具外周部に形成される
螺旋溝5、6の壁面と工具外周面7との稜線部を鋭利に
研削加工することによって形成されてなるもので、いず
れの捩れ方向も工具正面視において右捩れ、すなわち工
具軸方向後端側へ向かうに従って漸次工具回転方向(第
1図中矢印A方向)と反対方向へ捩れるように定められ
ている。
螺旋溝5、6の壁面と工具外周面7との稜線部を鋭利に
研削加工することによって形成されてなるもので、いず
れの捩れ方向も工具正面視において右捩れ、すなわち工
具軸方向後端側へ向かうに従って漸次工具回転方向(第
1図中矢印A方向)と反対方向へ捩れるように定められ
ている。
ここで、第4図に示すように、上記切刃3、4のうち一
方の切刃3のねじれ角φ1は半球部2の先端P0から半球
部後端P1を経て切刃後端P2に至るまで一定とされてい
る。これに対して他方の切刃4は上記一方の切刃3と同
様に工具軸線回りに捩れる螺旋状に形成されてはいるも
のの、そのねじれ角が一方の切刃3と異なるものとなっ
ている。
方の切刃3のねじれ角φ1は半球部2の先端P0から半球
部後端P1を経て切刃後端P2に至るまで一定とされてい
る。これに対して他方の切刃4は上記一方の切刃3と同
様に工具軸線回りに捩れる螺旋状に形成されてはいるも
のの、そのねじれ角が一方の切刃3と異なるものとなっ
ている。
すなわち、第4図に示すように上記他方の切刃4のねじ
れ角は、まず半球部2の後端P1から切刃後端P2に至る間
が一定のねじれ角φ2に設定され、しかもその大きさは
上記一方の切刃3のねじれ角φ1よりも大きくなってい
る。そして、半球部後端P1から半球部頂点P0すなわち切
刃4先端までの間のねじれ角は切刃先端に向かうに従っ
て漸次増加せしめられ、切刃先端P1におけるねじれ角φ
3が最も大きくなっている。これにより第5図に示すよ
うに、工具軸線方向から正面視において切刃4が描く曲
線は、一方の切刃3が描く曲線よりも曲率が大きいもの
となっている。なお、これらねじ角φ1〜φ3の差は工
具径や被削材の材質その他の切削条件に応じて適宜定め
られるが、切刃4の後端側のねじれ角φ2と切刃4の先
端のねじれ角φ3との差が30°〜60°の範囲となるよう
に定めることが好適である。
れ角は、まず半球部2の後端P1から切刃後端P2に至る間
が一定のねじれ角φ2に設定され、しかもその大きさは
上記一方の切刃3のねじれ角φ1よりも大きくなってい
る。そして、半球部後端P1から半球部頂点P0すなわち切
刃4先端までの間のねじれ角は切刃先端に向かうに従っ
て漸次増加せしめられ、切刃先端P1におけるねじれ角φ
3が最も大きくなっている。これにより第5図に示すよ
うに、工具軸線方向から正面視において切刃4が描く曲
線は、一方の切刃3が描く曲線よりも曲率が大きいもの
となっている。なお、これらねじ角φ1〜φ3の差は工
具径や被削材の材質その他の切削条件に応じて適宜定め
られるが、切刃4の後端側のねじれ角φ2と切刃4の先
端のねじれ角φ3との差が30°〜60°の範囲となるよう
に定めることが好適である。
さらに、第1図及び第5図から明らかなように、切刃
3、4の周方向ピッチは半球部後端P1において不等分と
なるように、すなわち第1図においてα°≠β°(α>
β)となるように定められている。これら切刃3、4の
ピッチ差(α−β)は、上述したねじれ角φ1〜φ3と
同様に切削条件等に応じて適宜定められるが、切刃3、
4が半球部後端P1において等ピッチをなすように切刃4
を配置した場合(第5図に2点鎖線l1で示す。)を基準
として、工具回転方向へθ=10°ずれた位置(第5図中
に2点鎖線l2で示す)、及び工具回転方向と反対方向へ
θ=10°ずれた位置(第5図中実線で示す。)を限界と
する範囲内に定めることが好ましい。周方向ピッチ差θ
が10°を越えると、切刃3、4に加わる切削抵抗の差が
大きくなり過ぎて切削抵抗のバランスが崩れ、かえって
びびり振動を成長させるおそれが生じるからである。な
お、このように切刃3、4を半球部後端P1において不等
分となるように配置することは必ずしも必要でなく、ね
じれ角φ1〜φ3の変格による振動低減効果で十分な場
合は等ピッチとなるようにしても構わない。
3、4の周方向ピッチは半球部後端P1において不等分と
なるように、すなわち第1図においてα°≠β°(α>
β)となるように定められている。これら切刃3、4の
ピッチ差(α−β)は、上述したねじれ角φ1〜φ3と
同様に切削条件等に応じて適宜定められるが、切刃3、
4が半球部後端P1において等ピッチをなすように切刃4
を配置した場合(第5図に2点鎖線l1で示す。)を基準
として、工具回転方向へθ=10°ずれた位置(第5図中
に2点鎖線l2で示す)、及び工具回転方向と反対方向へ
θ=10°ずれた位置(第5図中実線で示す。)を限界と
する範囲内に定めることが好ましい。周方向ピッチ差θ
が10°を越えると、切刃3、4に加わる切削抵抗の差が
大きくなり過ぎて切削抵抗のバランスが崩れ、かえって
びびり振動を成長させるおそれが生じるからである。な
お、このように切刃3、4を半球部後端P1において不等
分となるように配置することは必ずしも必要でなく、ね
じれ角φ1〜φ3の変格による振動低減効果で十分な場
合は等ピッチとなるようにしても構わない。
以上のように構成されたボールエンドミルにあっては、
まず、工具外周部における切刃3のねじれ角φ1と切刃
4の半球部後端P1から後方部分のねじれ角φ2とが異な
っているため、被削材切削時にこれら切刃3、4から伝
達される振動の周期が工具軸線方向において不規則に変
化し、この結果、互いの振動が打ち消し合ってびびり振
動の成長が妨げられる。
まず、工具外周部における切刃3のねじれ角φ1と切刃
4の半球部後端P1から後方部分のねじれ角φ2とが異な
っているため、被削材切削時にこれら切刃3、4から伝
達される振動の周期が工具軸線方向において不規則に変
化し、この結果、互いの振動が打ち消し合ってびびり振
動の成長が妨げられる。
しかも、半球部2においては、切刃4のねじれ角と切刃
3のねじれ角φ1との差が半球部後端P1から頂点P0に向
かうに従って漸次増大しているため、各切刃3、4から
伝達される振動周期の差が工具先端側に向かう程拡大す
る。このため、半球部頂点P0に向かうに従って切刃3、
4の切削速度が減少してもこれを補うに十分な振動打ち
消し効果が得られ、この結果、びびり振動の成長が確実
に抑制される。
3のねじれ角φ1との差が半球部後端P1から頂点P0に向
かうに従って漸次増大しているため、各切刃3、4から
伝達される振動周期の差が工具先端側に向かう程拡大す
る。このため、半球部頂点P0に向かうに従って切刃3、
4の切削速度が減少してもこれを補うに十分な振動打ち
消し効果が得られ、この結果、びびり振動の成長が確実
に抑制される。
さらに、半球部2の後端P1における切刃3、4の周方向
ピッチが不等分に設定されているので、半球部2におい
て切刃3、4が被削材に交互に切り込まれるときの間隔
が不等分となり、この結果、同一周波数の振動の成長が
一層妨げられて振動低減効果がより効果的に発揮され
る。
ピッチが不等分に設定されているので、半球部2におい
て切刃3、4が被削材に交互に切り込まれるときの間隔
が不等分となり、この結果、同一周波数の振動の成長が
一層妨げられて振動低減効果がより効果的に発揮され
る。
なお、本実施例では特に2枚刃のボールエンドミルを例
に挙げて説明したが、本考案はこれに限るものではな
く、3枚あるいはそれ以上の切刃が形成されたボールエ
ンドミルであっても同様に適用し得るものである。ま
た、本実施例では特に切刃3、4が工具本体1と一体成
形されるいわゆるソリッドエンドミルについて説明した
が、その他切刃チップをろう付け接合したろう付け式ボ
ールエンドミルや、スローアウェイチップを着脱自在に
装着したスローアウェイ式ボールエンドミルにも用いら
れることは勿論である。
に挙げて説明したが、本考案はこれに限るものではな
く、3枚あるいはそれ以上の切刃が形成されたボールエ
ンドミルであっても同様に適用し得るものである。ま
た、本実施例では特に切刃3、4が工具本体1と一体成
形されるいわゆるソリッドエンドミルについて説明した
が、その他切刃チップをろう付け接合したろう付け式ボ
ールエンドミルや、スローアウェイチップを着脱自在に
装着したスローアウェイ式ボールエンドミルにも用いら
れることは勿論である。
さらに、本実施例では特に切刃3、4の半球部2以外の
部分のねじれ角φ1、φ2をも変化させているが、例え
ば半球部2のみで溝入れ加工等を行うボールエンドミル
であれば、半球部2以外の部分のねじれ角を等しく設定
しても構わない。
部分のねじれ角φ1、φ2をも変化させているが、例え
ば半球部2のみで溝入れ加工等を行うボールエンドミル
であれば、半球部2以外の部分のねじれ角を等しく設定
しても構わない。
さらにまた、ねじれ角φ1、φ2の大小についても、上
記実施例では切刃4の等ねじれ角部分のねじれ角φ2が
切刃3のねじれ角φ1よりも大きくなっているが、逆に
φ2がφ1よりも小さくなるように設定しても良い。
記実施例では切刃4の等ねじれ角部分のねじれ角φ2が
切刃3のねじれ角φ1よりも大きくなっているが、逆に
φ2がφ1よりも小さくなるように設定しても良い。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案は、工具外周に形成され
る複数の切刃のうち少なくとも1の切刃の半球部におけ
るねじれ角を、他の切刃のねじれ角と異なる角度に設定
し、かつねじれ角の差を当該半球部の後端から先端側へ
向かうに従って漸次大きくなるように変化させたもので
あるから、切刃先端側へ向かうほど切削速度が低下する
半球部でも十分なびびり振動の打ち消し合い作用が得ら
れ、この結果、被削材の加工精度や加工効率を大幅に高
めることができるという優れた効果を奏する。
る複数の切刃のうち少なくとも1の切刃の半球部におけ
るねじれ角を、他の切刃のねじれ角と異なる角度に設定
し、かつねじれ角の差を当該半球部の後端から先端側へ
向かうに従って漸次大きくなるように変化させたもので
あるから、切刃先端側へ向かうほど切削速度が低下する
半球部でも十分なびびり振動の打ち消し合い作用が得ら
れ、この結果、被削材の加工精度や加工効率を大幅に高
めることができるという優れた効果を奏する。
そして、特に半球部後端における切刃の周方向ピッチを
不等分に設定した場合には、半球部における振動の打ち
消し合いを一層効果的に発揮させて、びびり振動の成長
をより確実に抑制できるという効果が得られる。
不等分に設定した場合には、半球部における振動の打ち
消し合いを一層効果的に発揮させて、びびり振動の成長
をより確実に抑制できるという効果が得られる。
第1図ないし第5図はいずれも本考案の一実施例を示す
もので、第1図は工具を軸線方向先端側から見た状態を
示す正面図、第2図は第1図のII方向からの矢視図、第
3図は第2図のIII方向からの矢視図、第4図は工具外
周の展開図、第5図は工具の正面視形状を簡略化して示
す図である。 1……工具本体、2……半球部、3・4……切刃、φ1
・φ2・φ3……ねじれ角、α、β……切刃の周方向ピ
ッチ、θ……切刃の周方向ピッチ差。
もので、第1図は工具を軸線方向先端側から見た状態を
示す正面図、第2図は第1図のII方向からの矢視図、第
3図は第2図のIII方向からの矢視図、第4図は工具外
周の展開図、第5図は工具の正面視形状を簡略化して示
す図である。 1……工具本体、2……半球部、3・4……切刃、φ1
・φ2・φ3……ねじれ角、α、β……切刃の周方向ピ
ッチ、θ……切刃の周方向ピッチ差。
Claims (3)
- 【請求項1】先端側に半球部が形成された工具本体の外
周に、上記半球部の頂点から当該工具本体の後端側へ向
かって延びる複数の切刃が形成されてなるボールエンド
ミルにおいて、 上記切刃のうち少なくとも1の切刃の半球部におけるね
じれ角を、他の切刃のねじれ角と異なる角度に設定し、
かつ、ねじれ角の差を当該半球部の後端から先端側へ向
かうに従って漸次大きくなるように変化させたことを特
徴とするボールエンドミル。 - 【請求項2】上記半球部の後端における上記切刃の周方
向ピッチが不等分に設定されていることを特徴とする請
求項1記載のボールエンドミル。 - 【請求項3】上記半球部の後端における上記切刃の周方
向ピッチ差が、これら切刃を周方向へ等ピッチで配置し
た場合の切刃位置から周方向へ±10°の範囲でずれるよ
うに設定されていることを特徴とする請求項2記載のボ
ールエンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11893690U JPH0718488Y2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | ボールエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11893690U JPH0718488Y2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | ボールエンドミル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0476310U JPH0476310U (ja) | 1992-07-03 |
JPH0718488Y2 true JPH0718488Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=31866909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11893690U Expired - Lifetime JPH0718488Y2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | ボールエンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718488Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101953386B1 (ko) * | 2018-05-25 | 2019-02-28 | 홍승렬 | 소프트 챔퍼 엔드밀 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11156622A (ja) * | 1997-11-25 | 1999-06-15 | Hitachi Tool Eng Ltd | 球状刃エンドミル |
JP2006224254A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Izumo Sangyo Kk | ボールエンドミル |
JP6714248B1 (ja) * | 2019-11-06 | 2020-06-24 | 株式会社ジーベックテクノロジー | 面取りカッターおよびワークの面取り方法 |
-
1990
- 1990-11-14 JP JP11893690U patent/JPH0718488Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101953386B1 (ko) * | 2018-05-25 | 2019-02-28 | 홍승렬 | 소프트 챔퍼 엔드밀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0476310U (ja) | 1992-07-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
R154 | Certificate of patent or utility model (reissue) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154 |