[go: up one dir, main page]

JPH07184141A - 選局装置 - Google Patents

選局装置

Info

Publication number
JPH07184141A
JPH07184141A JP5328916A JP32891693A JPH07184141A JP H07184141 A JPH07184141 A JP H07184141A JP 5328916 A JP5328916 A JP 5328916A JP 32891693 A JP32891693 A JP 32891693A JP H07184141 A JPH07184141 A JP H07184141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
circuit
oscillation
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5328916A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Minazu
勝登 水津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5328916A priority Critical patent/JPH07184141A/ja
Priority to US08/361,510 priority patent/US5552838A/en
Publication of JPH07184141A publication Critical patent/JPH07184141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Receiver Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 受信周波数が正規規定周波数に対してオフセ
ットの量が多い場合も、最小時間で周波数補正ができ、
正規同調を得ることを可能とする。 【構成】 放送信号と予め決められた周波数の差のある
発振回路3の信号とを混合して出力するヘテロダイン受
信機6と、その出力信号7を復調しベースバンド信号と
して出力する復調回路手段8と、その出力端子に接続さ
れ、ヘテロダイン信号の周波数を測定し、周波数測定デ
ータとして出力する測定回路手段23と、発振回路に接
続され、発振信号と放送信号との周波数差を検出し、こ
の検出結果に基づき制御電圧17を生成、供給して発振
回路の発振周波数を変化させるPLL回路20と、測定
回路手段によって周波数測定された周波数測定データを
入力とし、発振回路の発振周波数を変えるべくPLL回
路を制御するマイクロプロセッサ21とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機等の電子機器に用いられる選局装置に関し、特に正
規周波数で送信されていない放送信号を受信する場合に
おいても、周波数補正する時間を短縮して正規同調を行
うことが可能な選局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラーテレビジョン受像機等の
電子機器における選局装置は、可変ダイオードを使用し
た電子チューナが用いられるとともにこの電子チューナ
をドライブさせるようにして選局動作するものが主流と
なっている。
【0003】このような電子チューナを用いて構成され
る選局装置は、例えば電圧シンセサイザー方式のもの
や、或いはPLL(Phase Look Loop、
位相ロックループの略)シンセサイザー方式のものがあ
る。
【0004】上記PLLシンセサイザー方式の選局装置
は、一般に局部発振周波数を分周し、基準周波数とCP
Uからのデータでプリスケーラの出力をさらに分周した
ものとの間で位相比較し、そのエラー出力電圧により電
子チューナをドライブして選局を行うものであり、前記
電圧シンセサイザー方式の選局装置に比べ、プリセット
をまったく必要としないという大きな利点を持ってい
る。
【0005】そこで、このようなPLLシンセサイザー
方式を用いた従来における選局装置を図5に示す。
【0006】図5は従来における選局装置の一例を示す
ブロック図である。
【0007】図5に示すように、テレビジョン信号を受
信するアンテナ1によって受信されたテレビジョン受信
機信号は、RFアンプ2に供給され、このRFアンプ2
で増幅された後に混合器4に出力する。ここで、混合器
4は、別に設けられた発振周波数の可変が可能な発振器
(Voltage controlled Oscil
latorといい、以下VOCと略記)3から供給され
る発振周波数数と、前記供給されたテレビジョン信号の
周波数とを混合して元の二つの周波数の差に等しいうな
り周波数としてのビート信号を生成し、IFアンプ5に
供給するとともにこのIFアンプ5にて増幅されIF回
路8に出力するようになっている。
【0008】つまり、受信されたテレビジョン信号は、
RFアンプ2で増幅した後にVCO3からの信号と混合
器4でヘテロダインされて出力するようになっており、
前記RFアンプ2、VCO3、混合器4及びIFアンプ
5とで、いわゆるスーパヘテロダイン方式のチューナ6
を構成している。
【0009】前記チューナ6の役割は、要するにアンテ
ナ1の出力の多数の電波群から、特定の信号を選択し、
IF信号7として出力するようにVCO3の発振周波数
を制御し、混合器4で得られるビート信号を調整するよ
うに動作するものである。
【0010】この段階における入力信号と出力信号との
周波数の関係は、例えばfIFを中間周波数、fVCO
を発振周波数、fRFを入力信号周波数とした場合に
は、 fIF = fVCO − fRF … (1) となり、このような周波数の関係になっている。
【0011】上記チューナ6の出力は、信号処理をする
為にこのチューナ6と接続されているIF回路8に導か
れ、IF回路8を構成するIFアンプ9で増幅された後
に映像信号検波器10によってベースバンド映像信号と
して復調され、出力端子30より映像増幅段(図示せ
ず)に出力するようになっている。
【0012】ここで、前記IFアンプ9の出力端と接続
しているAFT信号検波器11は、回路形式は記述しな
いがIF回路8に入力されたIF信号の周波数が正規周
波数に比べて、どのような周波数にあるか、つまり正規
周波数に比べて高い周波数であるか低い周波数であるか
を判別する信号(AFT信号)を出力する。したがって
受信機においては、このAFT信号をAFT信号検出回
路22によって検出することにより、現在の受信信号周
波数の状況が認識することができるようになっており、
このAFT信号はマイクロプロセッサ21に供給する。
【0013】一方、前記チューナ6のVCO3には、P
LL回路を構成するプリスケーラ12が接続されてい
る。つまりこれは、前記VCO3の発振周波数を決定す
る為に、PLL回路20と接続されており、動作はVC
O3の信号を検出しプリスケーラ12で分周した後に、
可変分周器13で分周した信号と高精度の固定発振器1
4からの信号とを位相比較器16によって位相比較を行
い、当位相比較結果により、ループプフィルタ18を用
いて前記VCO3の制御電圧17を得、この制御電圧1
7によりVCO3の発振周波数を可変するように動作す
る。
【0014】データラッチ19は、可変分周器13の分
周比をマイクロプロセッサ21から取り込む為のもので
ある。
【0015】このように、前記プリスケーラ12、可変
分周器13、固定発振器14、固定分周器15、位相比
較器16、制御電圧17、ループフィルタ18、及びデ
ータラッチ19とは、一つの回路ブロックとしてPLL
回路20を構成するものであり、このPLL回路20を
用いることで前記VCO3の発振周波数を制御するよう
にしている。
【0016】ここで、例えばプリスケーラ12の分周比
が、1/8で、可変分周器13の分周比をN、位相比較
器16の比較周波数を7.8125Khzとした場合の
PLL回路20がロックした場合のVCO3の発振周波
数(fVCO)は、 fVCO=N×7.8125×8=N×62.5(Khz)…(2) と示すことができる。
【0017】ところで、上記のように構成した回路で、
希望とするチャンネルを受信する場合の動作を次に説明
する。
【0018】先ず、マイクロプロセッサ21にて日本の
複数ある放送チャンネルの内、例えば1チャンネルを希
望とするチャンネルとして受信する場合においては、こ
の1チャンネルの受信周波数(fRF)は、91.25
Mhzであり、この受信周波数(fRF)に同調をとる
場合、中間周波数(fIF)は、58.75Mhzであ
るから、式(1)により、 fVCO=fIF+fRF=150(Mhz) となる。
【0019】したがって、式(2)より、 N=150、000/62.5=2400…(3) となり、すなわちこのデータをマイクロプロセッサ21
を用いて演算を行いデータラッチ19に供給し設定する
ように動作すれば、その結果VCO3の発振周波数を変
化させ、つまり1チャンネルの受信周波数(fRF)に
同調することができるようにしている。
【0020】そこで、このような回路構成の選局装置に
おいて、放送信号が例えば正規fRF周波数ではなく、
任意にオフセットされていた場合に、この任意にオフセ
ットされている信号の放送周波数fSIGを91.5M
hzとし、上記のように現在同調されている1チャンネ
ルの放送周波数91.25Mhzから、前記fSIGの
91.5Mhzの放送周波数を同調する時には、前記式
(3)のデータ(N=2400)に基づいて受信を行
い、AFT信号検波器11の出力を検出回路22を介し
てマイクロプロセッサ21へ導き、現在の受信周波数、
つまり1チャンネルの周波数数(91.25Mhz)が
規定した周波数とを比べて、高いか低いかを検出し、当
然fSIGに比べて、低い周波数を受信していることか
ら、分周データ(N)を増加して再度受信を行い、以後
数回繰り返して丁度良い周波数、すなわち放送周波数f
SIGを受信するように動作する。
【0021】また、放送信号が例えば1チャンネルの放
送周波数から2チャンネルの放送周波数を受信する場合
において、この2チャンネルの放送信号が予め規定され
た一定の周波数(f0とする)ではなく、任意にオフセ
ットされている場合に関し、この任意にオフセットされ
ている信号の放送周波数fSIGとし、双方の信号周波
数が、例えば f0=97.25Mhz、 fSIG=97.25Mh
z であった場合には、受信器はチャンネル2の信号周波数
=fSIGを認識することができないから、先ずチャン
ネル2の規定周波数=f0を受信すべく分周比を演算し
データラッチ19に設定する。PLL回路20のロック
周波数が変化しチューナ6が上記規定周波数f0に同調
した状態においては、前記AFT信号検波器11から当
状態では信号周波数に対して低い周波数に同調がとれて
いることを認識する信号が出力される。当信号をマイク
ロプロセッサ21で検出し分周比を任意の時間毎に漸増
させて、PLL回路20のロック周波数を変更するよう
に動作し、その後AFT信号検波器11の出力からチュ
ーナ6が放送信号に正規状態で同調がとれていることを
知らせる信号が出力され、この信号に基づきマイクロプ
ロセッサ21が検出し分周比の変更を停止させ、つまり
オフセットされている放送周波数(fSIG)を正常に
受信することができるように動作する。
【0022】しかしながら、このような従来における選
局装置では、1チャンネルの放送周波数から例えば、規
定周波数f0を2チャンネルの放送周波数とし、しかも
受信を希望する放送周波数fSIGが、このf0の放送
周波数よりも大きく離れている場合には、例えば図2に
示すように、1チャンネルの放送周波数数を受信されて
いる状態から2チャンネルの規定周波数f0を受信する
時間、つまりt0−t1間の時間がかかるが、この2チ
ャンネルの周波数f0から希望するfSIGの周波数を
受信するためには、幾度もの校正回数があり、このため
図示されてるようにt1−t3間の時間という長い時間
が必要となってしまういう問題点があり、このようなシ
ステムを用いた選局装置に関し、現状ではこのような問
題点を解消するような提案はなされていない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来にお
ける選局装置では、受信しようとする放送信号周波数が
正規規定周波数に対してオフセット量が多い場合には、
VCOの発振周波数を調整する可変分周器に対し、この
可変分周器の分周比を補正する回数が増大してしまい、
正規同調を得るためには長時間の同調期間を必要となる
問題点がある。
【0024】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、受信しようとする放送信号周波数が正規規
定周波数に対してオフセットの量が多い場合において
も、最小時間で周波数補正ができるとともに、正規同調
を得ることが可能な選局装置の提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる選局装置は、放送信号を受信するために放送信号と
予め決められた周波数の差のある発振回路の信号との相
方の信号を混合してビート成分を得、ヘテロダイン信号
として出力するヘテロダイン受信機と、前記ヘテロダイ
ン受信機からの出力信号を復調し、ベースバンド信号と
して出力する復調回路手段と、前記ヘテロダイン受信機
の出力端子に接続されるとともに、ヘテロダイン信号の
周波数を測定し、周波数測定データとして出力する測定
回路手段と、前記ヘテロダイン受信機の発振回路に接続
され、この発振回路の発振信号と放送信号との周波数差
を検出するとともに、この検出結果に基づき制御電圧を
生成し且つ供給するようにして前記発振回路の発振周波
数を変化させるPLL回路と、前記測定回路手段によっ
て周波数測定された周波数測定データを入力とし、この
周波数測定データに基づき、前記発振回路の発振周波数
を変えるべく前記PLL回路を制御するマイクロプロセ
ッサとを具備したことを特徴とする。
【0026】請求項2記載の本発明による選局装置は、
放送信号を受信するために放送信号を予め決められた周
波数の差のある第1の発振回路の信号との相方の信号を
混合してビート成分を得、ヘテロダイン信号として出力
するヘテロダイン受信機と、前記ヘテロダイン受信機か
らの出力信号を復調し、ベースバンド信号として出力す
る復調回路手段と、前記ヘテロダイン受信機の発振回路
に接続され、この発振回路の発振信号と放送信号との周
波数差を検出するとともに、この検出結果に基づき制御
電圧を生成し且つ供給するようにして前記発振回路の発
振周波数を任意に変化させる第1のPLL回路と、前記
ヘテロダイン受信機の出力端子に接続されるとともに第
2の発振回路を設けて構成され、前記ヘテロダイン受信
機の出力端子からのヘテロダイン信号の周波数と第2の
発振回路による発振周波数とが同位相の信号周波数とな
るように、前記第2の発振回路の発振周波数を変えて出
力する第2のPLL回路と、前記第2のPLL回路に接
続されるとともに、この第2のPLL回路の出力信号の
周波数を測定する測定回路手段と、前記測定回路手段に
よって周波数測定された周波数測定データを入力とし、
この周波数測定データに基づき、前記発振回路の発振周
波数を変えるべく前記第1のPLL回路を制御するマイ
クロプロセッサとを具備したことを特徴とする。
【0027】請求項3記載の本発明による選局装置は、
請求項2記載の選局装置であって、上記第2のPLL回
路をヘテロダイン受信機の出力信号としてのIF信号を
復調する復調回路手段に接続して構成したことを特徴と
する。
【0028】
【作用】本発明においては、ヘテロダイン受信機により
同調された信号の周波数から測定回路手段を用いること
により、明確に前記信号の周波数を測定することができ
る。また、任意にオフセットされた放送信号を受信する
場合には、この放送信号を前記測定回路手段を用いて周
波数測定し、この測定された周波数測定データに基づ
き、マイクロプロセッサ及びPLL回路を用いることに
より、前記任意にオフセットされた周波数と、規定周波
数もしくは前回同調された信号の周波数との比較を行
い、周波数差を得ることができ、しかもこの周波数差に
対応するように前記ヘテロダイン受信機の発振回路によ
る発振周波数を制御することができるため、任意の周波
数の信号に同調すべく一度に補正することができる。
【0029】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係る選局装置の第1実施例を示すブロック
図であり、図5と同様な要素の構成用件には同一の符号
を付している。
【0030】図1に示すように、テレビジョン信号を受
信するアンテナ1によって受信されたテレビジョン受信
機信号は、RFアンプ2に供給され、このRFアンプ2
で増幅された後に混合器4に出力する。ここで、混合器
4は、別に設けられた発振周波数の可変が可能な発振器
(VCO)3から供給される発振周波数数と、前記供給
されたテレビジョン信号の周波数とを混合して元の二つ
の周波数の差に等しいうなり周波数としてのビート信号
を生成し、IFアンプ5に供給するとともにこのIFア
ンプ5にて増幅されIF回路8に出力するようになって
いる。
【0031】つまり、受信されたテレビジョン信号は、
RFアンプ2で増幅した後にVCO3からの信号と混合
器4でヘテロダインされて出力するようになっており、
前記RFアンプ2、VCO3、混合器4及びIFアンプ
5とで、いわゆるスーパヘテロダイン方式のチューナ6
を構成している。
【0032】前記チューナ6の役割は、要するにアンテ
ナ1の出力の多数の電波群から、特定の信号を選択し、
IF信号7として出力するようにVCO3の発振周波数
を制御し、混合器4で得られるビート信号を調整するよ
うに動作するものである。
【0033】上記チューナ6の出力は、信号処理をする
為にこのチューナ6と接続されているIF回路8に導か
れ、IF回路8を構成するIFアンプ9で増幅された後
に映像信号検波器10によってベースバンド映像信号と
して復調され、出力端子30より映像増幅段(図示せ
ず)に出力するようになっている。
【0034】そこで、本実施例においては、前記チュー
ナ6の出力端に周波数カウンタ23を接続して設け、チ
ューナ6の出力信号の信号周波数に基づき周波数カウン
タ23及びマイクロプロセッサ21を用いて、従来技術
と同様に可変分周器の分周比を設定するようにしたこと
を特徴としている。
【0035】前記周波数カウンタ23は、上記のように
チューナ6の出力信号、つまりIF信号の信号周波数を
測定し、この測定結果を信号のデータとして出力するも
のであり、この周波数カウンタ23によって入力信号
(IF信号)の信号周波数を測定することにより、現在
の受信信号周波数の状況が認識することができるように
なっており、この測定信号データはマイクロプロセッサ
21に供給する。
【0036】一方、前記チューナ6のVCO3には、従
来技術と同様にPLL回路を構成するプリスケーラ12
が接続されている。つまりこれは、前記VCO3の発振
周波数を決定する為に、PLL回路20と接続されてお
り、動作はVCO3の信号を検出しプリスケーラ12で
分周した後に、可変分周器13で分周した信号と高精度
の固定発振器14からの信号とを位相比較器16によっ
て位相比較を行い、当位相比較結果により、ループプフ
ィルタ18を用いて前記VCO3の制御電圧17を得、
この制御電圧17によりVCO3の発振周波数を可変す
るように動作する。
【0037】データラッチ19は、可変分周器13の分
周比をマイクロプロセッサ21から取り込む為のもので
ある。
【0038】このように、前記プリスケーラ12、可変
分周器13、固定発振器14、固定分周器15、位相比
較器16、制御電圧17、ループフィルタ18、及びデ
ータラッチ19とは、一つの回路ブロックとしてPLL
回路20を構成するものであり、このPLL回路20を
用いることで前記VCO3の発振周波数を制御するよう
にしている。
【0039】次に、本実施例における選局装置の動作を
図2を参照しながら詳細に説明する。
【0040】尚、1チャンネルの信号周波数が同調され
た状態から、例えばオフセットされた任意の放送周波数
fSIGを91.5Mhzとし、この放送周波数fSI
Gに同調する場合について説明する。
【0041】先ず最初に、マイクロプロセッサ21を用
いて1チャンネルの放送信号周波数、91.25Mhz
に同調させる。この場合、VCO3の発振周波数が15
0Mhzの周波数を発振させるべく、前記マイクロプロ
セッサ21の制御により、可変分周器13の分周比Nが
2400となるようにデータランチ19に設定する。そ
の結果、1チャンネルの信号周波数、91.25Mhz
について同調することができる。
【0042】そこで、この1チャンネルの信号周波数を
受信している状態から、任意にオフセットされた放送信
号周波数fSIG、91.5Mhzに同調をとる場合に
は、現在1チャンネルの放送信号周波数に同調している
ため、VCO3は150Mhzの発振周波数を発振して
いる。ここで、送信されている放送信号周波数fSIG
は、91.5Mhzであるから、チューナ6の出力信号
(IF信号)の周波数は、 fIF = 150 − 91,5 =58.5Mhz である。
【0043】そのため、正規信号の中間周波数(fI
F)と比較した場合、現在1チャンネルの放送信号を受
信している周波数とは、 △fIF= 58.75 − 58.5 =0.25Mhz…(3) の周波数差がある。
【0044】したがって、この周波数分の差をVCO3
に対してシフトするようにすれば、現在送信されている
オフセットされた放送信号周波数fSIGの信号を良好
に且つ適切に受信することが可能となる。
【0045】つまり、1チャンネルの受信周波数が9
1.25Mhzの時、VCO3の発振周波数fVCOは
150Mhzであるから、可変分周器の分周比Nが24
00に設定している状態であり、この状態から、前記式
(3)により算出した放送信号周波数fSIGとの周波
数差分(0.25Mhz)に対応する分周比N、すなわ
ち、△N=4を割り出し、この△N分を補正するように
可変分周器13を制御すれば良く、つまりマイクロプロ
セッサ21を用いて上記のような△Nの分周比データを
データランチ19に設定すれば良い。
【0046】これにより、例えば図2に示すように1チ
ャンネルの放送信号周波数の受信状態から規定周波数の
2チャンネルの放送信号周波数を受信し、その後任意に
オフセットされた放送信号周波数fSIGを受信し同調
するまでの時間を従来技術に比べて極めて縮小すること
ができる。つまり本実施例によれば、規定周波数f0
(図6参照)で示す2チャンネルの同調時t1から放送
信号周波数fSIGの同調時t3までの同調時間を省略
することができ、良好なオフセットされた任意の放送信
号周波数の同調を得ることができるとともに、選局装置
の性能向上を図ることができることは明かである。
【0047】図3は本発明に係る選局装置の第2実施例
を示すブロック図であり、図1に示す装置との同様な要
素の構成用件には同一符号を付すとともに説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。
【0048】図3に示すように本実施例においては、例
えば前記実施例と同様にチューナ6の出力信号の信号周
波数を測定する周波数カウンタ23を設け、さらにこの
周波数カウンタ23による信号周波数のカウント測定動
作が良好に行われるために、この周波数カウント23と
前記チューナ6との間に、チューナ6の出力信号を引き
込み動作するIF−PLL回路27を設けたことを特徴
としている。
【0049】ここで、前記実施例では図1に示すよう
に、チューナ6の出力信号を周波数カウンタ23を用い
て直接周波数測定する方法であったが、放送信号が例え
ば過変調であった場合においては、前記周波数カウンタ
23による周波数カウント動作に影響を及ぼす場合があ
る。
【0050】そこで、本実施例では、このような問題点
も解消すべく、チューナ6の出力信号の信号周波数を、
周波数カウンタ23を用いて直接測定する代わりにチュ
ーナ6の出力信号に引き込み動作するIF−VCO24
を設け、このIFVCO24の発振周波数回路の出力を
前記周波数カウンタ23に接続し且つ確実に周波数測定
するようにしている。
【0051】図3に示すように上記IF−PLL回路2
7は、チューナ6の出力信号の周波数とIFVCO24
により発振する周波数との位相差の比較を行うIF比較
器25と、このIF比較器25による位相の比較結果に
基づき、発振周波数コントロール電圧を生成し出力する
電圧発生回路26と、この電圧発生回路26から供給さ
れる発振周波数コントロール電圧に応じた周波数を発振
するとともに、発振する周波数を可変することが可能な
IF−VCO24とで構成されている。
【0052】また、周波数カウンタ23は前記IF−P
LL回路27の出力信号の周波数をカウントし、この周
波数カウントデータを前記実施例と同様にマイクロプロ
セッサ21に供給するように構成されている。
【0053】次に、本実施例における動作を図3を参照
しながら詳細に説明する。尚、本実施例におけるチュー
ナ、IF回路及びPLL回路の動作は、前記実施例と同
様に動作するものであり、説明を省略するとともに主要
部としてのIF−PLL回路の動作を説明する。
【0054】例えば、図3に示すチューナ6の出力信号
の信号周波数が、例えば正規周波数であった場合には、
前記チューナ6の出力信号を入力信号とするIF位相比
較器25は、このチューナ6からの入力信号の周波数
と、予め規定周波数を発振しているIFVCO24によ
り発振された信号周波数との位相比較を行い、つまり、
同位相であるため電圧発生器26は、前記IF位相比較
器25の位相比較結果に基づき一定の発振周波数コント
ロール電圧を前記IFVCO24に供給する。
【0055】これにより、IFVCO24は前記一定の
発振周波数コントロール電圧に応じた周波数を発振し、
つまり正規周波数を発振する。その後、前記IFVC0
24によって正規周波数で発振された信号は、周波数カ
ウンタ23によって周波数カウント(測定)され、すな
わち確実に周波数測定された信号の周波数測定データを
マイクロプロセッサ21に供給することができる。
【0056】また、チューナ6の出力信号が、例えば任
意の周波数であった場合においては、前記IF位相比較
器24は、入力するチューナ6の出力信号の周波数と前
記IFVCO24から発振される信号の周波数とを常時
位相比較を行っており、しかも一定の時定数をもって周
波数変動を抑制するように構成されているため、この場
合には前記IFVCO24の出力信号の周波数と前記チ
ューナ6の出力信号の周波数との位相が比較され、この
位相比較結果によって電圧発生回路26からの発振周波
数コントロール電圧が変化し、つまりIF−VCO24
の発振周波数はチューナ6の出力周波数と同位相となる
ような周波数の信号を出力する。
【0057】これにより、チューナ6の出力信号の周波
数が任意の周波数であった場合においても、このチュー
ナ6の出力信号周波数を確実に前記周波数カウンタ23
に供給することができるとともに、この周波数カウンタ
23を用いて極めて正確に周波数カウントされ、上記同
様マイクロプロセッサ21に放送信号の周波数カウント
データを供給することができる。
【0058】したがって、本実施例によれば、チューナ
6の出力信号の周波数が規定周波数或いは任意の周波数
であった場合においても、IF−PLL回路27及び周
波数カウンタ23を用いることにより、前記チューナ6
の出力信号の周波数に応じて確実に周波数測定すること
ができ、しかも微少入力信号すなわち弱電界入力時や変
調度の高い信号を受信した際にも安定した周波数測定を
行うことができる。
【0059】また、極めて確実に周波数測定された周波
数カウントデータをマイクロプロセッサ21に供給する
ことができる。これにより、この周波数カウントデータ
に基づきマイクロプロセッサ21を用いて、前記第1実
施例と同様に可変分周器13の分周比、つまり△N分の
補正データをデータランチ19に供給することで、可変
分周器13の分周比が変えられ、その結果チューナ6の
VCO3が前記周波数カウントデータに基づいた発振周
波数を発振することができることにより、良好な放送信
号の同調を得ることができる。
【0060】図4は本発明に係る選局装置の第3実施例
を示すブロック図であり、図3に示す装置と同様な構成
要素には同一の符号を付すとともに説明を省略し、異な
る部分のみ説明する。
【0061】図4に示すように本実施例においては、例
えば上記第2実施例で用いたIF−PLL回路27(図
3参照)をIF信号の同期型復調に使用されるための基
準IF信号を生成する発振回路8(図3参照)内に設
け、すなわち兼用していることを特徴としている。
【0062】これは、前記第1及び第2実施例の特徴と
するチューナ6の出力信号から直接入力信号として周波
数測定せずに、チューナ6の出力信号をIF回路及びI
F−PLL回路で構成された回路部80に供給して、周
波数測定を行うものであり、つまり、前記チューナ6の
出力信号はIFアンプ9に供給され、このIFアンプ9
で所定レベルで増幅された信号を入力信号として、IF
位相比較器25に供給し、前記実施例と同様に電圧発生
器26及びIFVCO24を用いて正確な信号周波数を
得、すなわち周波数カウンタ23を用いて正確な周波数
測定データを得ることができる。また、その後の動作は
前記実施例と同様に動作するとともに、同様な効果を得
ることができることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、正
規周波数で送信されていない放送信号を受信する場合に
おいても、同調するまでの時間が長くなることなく速や
かに、しかも確実に正規同調することが可能となり、こ
れにより選局性或いは同調性の向上は勿論のこと、幅広
い周波数の放送チャンネルを良好に選局することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る選局装置の第1実施例を示
すブロック図。
【図2】図2は図1に示す装置の動作を説明する説明
図。
【図3】図3は本発明に係る選局装置の第2実施例を示
すブロック図。
【図4】図4は本発明に係る選局装置の第3実施例を示
すブロック図。
【図5】図5は従来における選局装置を示すブロック
図。
【図6】図6は図5に示す選局装置の動作を説明する説
明図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…RFアンプ 3…VCO(発振周波数) 4…周波数混合器 5…IFアンプ 6…チューナ 7…チューナ出力信号 8…IF回路 9…IFアンプ 10…映像信号検波器 11…AFT信号発生器 12…プリスケーラ 13…可変分周器 14…固定発振器 15…固定分周器 16…位相比較器 17…VCO制御電圧 18…ループフィルタ 19…データクラッチ 20…PLL回路 21…マイクロプロセッサ 22…AFT信号検出回路 23…周波数カウンタ 24…IF−VCO 25…IF位相比較器 26…IF−VCPフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送信号を受信するために放送信号と予め
    決められた周波数の差のある発振回路の信号との相方の
    信号を混合してビート成分を得、ヘテロダイン信号とし
    て出力するヘテロダイン受信機と、 前記ヘテロダイン受信機からの出力信号を復調し、ベー
    スバンド信号として出力する復調回路手段と、 前記ヘテロダイン受信機の出力端子に接続されるととも
    に、ヘテロダイン信号の周波数を測定し、周波数測定デ
    ータとして出力する測定回路手段と、 前記ヘテロダイン受信機の発振回路に接続され、この発
    振回路の発振信号と放送信号との周波数差を検出すると
    ともに、この検出結果に基づき制御電圧を生成し且つ供
    給するようにして前記発振回路の発振周波数を変化させ
    るPLL回路と、 前記測定回路手段によって周波数測定された周波数測定
    データを入力とし、この周波数測定データに基づき、前
    記発振回路の発振周波数を変えるべく前記PLL回路を
    制御するマイクロプロセッサと、 を具備したことを特徴とする選局装置。
  2. 【請求項2】放送信号を受信するために放送信号を予め
    決められた周波数の差のある第1の発振回路の信号との
    相方の信号を混合してビート成分を得、ヘテロダイン信
    号として出力するヘテロダイン受信機と、 前記ヘテロダイン受信機からの出力信号を復調し、ベー
    スバンド信号として出力する復調回路手段と、 前記ヘテロダイン受信機の発振回路に接続され、この発
    振回路の発振信号と放送信号との周波数差を検出すると
    ともに、この検出結果に基づき制御電圧を生成し且つ供
    給するようにして前記発振回路の発振周波数を任意に変
    化させる第1のPLL回路と、 前記ヘテロダイン受信機の出力端子に接続されるととも
    に第2の発振回路を設けて構成され、前記ヘテロダイン
    受信機の出力端子からのヘテロダイン信号の周波数と第
    2の発振回路による発振周波数とが同位相の信号周波数
    となるように、前記第2の発振回路の発振周波数を変え
    て出力する第2のPLL回路と、 前記第2のPLL回路に接続されるとともに、この第2
    のPLL回路の出力信号の周波数を測定する測定回路手
    段と、 前記測定回路手段によって周波数測定された周波数測定
    データを入力とし、この周波数測定データに基づき、前
    記発振回路の発振周波数を変えるべく前記第1のPLL
    回路を制御するマイクロプロセッサと、 を具備したことを特徴とする選局装置。
  3. 【請求項3】上記第2のPLL回路は、ヘテロダイン受
    信機の出力信号としてのIF信号を復調する復調回路手
    段に接続して構成したことを特徴とする請求項2記載の
    選局装置。
JP5328916A 1993-12-24 1993-12-24 選局装置 Pending JPH07184141A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5328916A JPH07184141A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 選局装置
US08/361,510 US5552838A (en) 1993-12-24 1994-12-22 Apparatus for tuning offset signals by controlling a tuner based on a difference in frequency of signals tuned by that tuner

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5328916A JPH07184141A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 選局装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07184141A true JPH07184141A (ja) 1995-07-21

Family

ID=18215532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5328916A Pending JPH07184141A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 選局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07184141A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0545342B1 (en) Method of calibrating a superheterodyne receiver
EP0441593B1 (en) Automatic frequency control circuit
GB2222040A (en) Receiver synchronization
US5552838A (en) Apparatus for tuning offset signals by controlling a tuner based on a difference in frequency of signals tuned by that tuner
JP2002540669A (ja) 周波数シンセサイザ
US4061980A (en) Radio receiver with plural converters and frequency control
KR930002043B1 (ko) Fm 수신기의 자동 주파수 제어장치
US5706315A (en) Automatic frequency control device for tuning an intermediate frequency signal to a target frequency
JP3048136B2 (ja) 無線選択呼出受信機
US6006078A (en) Receiver with improved lock-up time and high tuning stability
US5203032A (en) Station selecting apparatus
KR100717134B1 (ko) 자동 주파수 제어 루프 회로
JP4089003B2 (ja) 受信機及び受信方法
US5724105A (en) Television signal receiver
US4163259A (en) Windowed tuning system with synchronous detector
US4245351A (en) AFT Arrangement for a phase locked loop tuning system
JPH07184141A (ja) 選局装置
KR950009407B1 (ko) 디지탈 선국 장치와 선국 제어방법
JP3053838B2 (ja) 映像中間周波回路
US6628345B1 (en) Automatic frequency tuning circuit
JPS6131647B2 (ja)
JPH0856315A (ja) 選局装置
JP2733089B2 (ja) 周波数誤差検出回路
KR890002594B1 (ko) 위성방송과 tv방송 입체형 수신기의 튜닝회로
JP2897263B2 (ja) チューナ