JPH07177442A - 顔面または頭部装着型ディスプレイ装置 - Google Patents
顔面または頭部装着型ディスプレイ装置Info
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- JPH07177442A JPH07177442A JP4346998A JP34699892A JPH07177442A JP H07177442 A JPH07177442 A JP H07177442A JP 4346998 A JP4346998 A JP 4346998A JP 34699892 A JP34699892 A JP 34699892A JP H07177442 A JPH07177442 A JP H07177442A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化、軽量化、低コスト化を図り、かつ表
示画面を有効利用して画面のアスペクト比が異なる映像
信号に対応することを可能にする。 【構成】 顔面または頭部装着型ディスプレイ装置にお
いて、画面アスペクト比4:3のLCDを複数枚使って
画面アスペクト比16:9をカバーできるように配置す
るか、またはLCD1枚とLCDまたはミラーと連結し
た振動素子とを使用し、画面アスペクト比16:9と
4:3の映像信号に対応した表示回路をそれぞれ設け
て、LCDを複数枚使う場合はLCDの配置に合わせて
分割した映像信号を送り、LCDを振動させる場合は振
動の周期に合わせて分割した映像信号を送り、HDTV
方式とNTSC方式の切り替えは、表示エリアの切り替
えまたは振動を与えるか止めるかで行うことを特徴とす
る。
示画面を有効利用して画面のアスペクト比が異なる映像
信号に対応することを可能にする。 【構成】 顔面または頭部装着型ディスプレイ装置にお
いて、画面アスペクト比4:3のLCDを複数枚使って
画面アスペクト比16:9をカバーできるように配置す
るか、またはLCD1枚とLCDまたはミラーと連結し
た振動素子とを使用し、画面アスペクト比16:9と
4:3の映像信号に対応した表示回路をそれぞれ設け
て、LCDを複数枚使う場合はLCDの配置に合わせて
分割した映像信号を送り、LCDを振動させる場合は振
動の周期に合わせて分割した映像信号を送り、HDTV
方式とNTSC方式の切り替えは、表示エリアの切り替
えまたは振動を与えるか止めるかで行うことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画面のアスペクト比が異
なる映像信号に対応することができる顔面または頭部装
着型ディスプレイ装置に関するものである。
なる映像信号に対応することができる顔面または頭部装
着型ディスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のテレビジョン放送の規格はNTS
C方式とされており、これに対してより高品位の画像を
得るため放送方式を変更し、ハイビジョン(HDTV)
方式とすることが提案されている。
C方式とされており、これに対してより高品位の画像を
得るため放送方式を変更し、ハイビジョン(HDTV)
方式とすることが提案されている。
【0003】図15(a)は、NTSC方式のテレビ画
面を模式的に表したもので、画面のアスペクト比は4:
3であり、1フレームの水平走査線の数は525本とな
っている。また、図15(b)はHDTV方式のテレビ
画面を模式的に表しており、画面のアスペクト比は1
6:9で、1フレームの水平走査線の数は1125本と
されている。このようにHDTV方式のTV信号はNT
SC方式のTV信号とは異なるため、従来のNTSC方
式のTV受像器でそのまま受信することはできない。
面を模式的に表したもので、画面のアスペクト比は4:
3であり、1フレームの水平走査線の数は525本とな
っている。また、図15(b)はHDTV方式のテレビ
画面を模式的に表しており、画面のアスペクト比は1
6:9で、1フレームの水平走査線の数は1125本と
されている。このようにHDTV方式のTV信号はNT
SC方式のTV信号とは異なるため、従来のNTSC方
式のTV受像器でそのまま受信することはできない。
【0004】そこで、HDTV方式のTV信号をNTS
C方式のTV信号に変換し、NTSC方式のTV受像器
で受信することが提案されている。しかし、この提案で
は、受像器の表示画面上で映像の映らない部分ができる
ため、表示面の有効利用が不十分である。
C方式のTV信号に変換し、NTSC方式のTV受像器
で受信することが提案されている。しかし、この提案で
は、受像器の表示画面上で映像の映らない部分ができる
ため、表示面の有効利用が不十分である。
【0005】また、特開平1−264482号では、図
15(c)に示すようにNTSC方式のTV受像器を横
4台、縦3台の計12台を使って1つの画面を構成し、
アスペクト比を16:9としてHDTV方式の映像を表
示できるようにしている。この方式では、各TV受像器
の水平走査線の数が525本であるため、画面全体に1
つの画像を表示するためには1575(=525×3)
本の水平走査線が必要になるが、HDTV方式の水平走
査線の数は1125本であるため、これを1575本に
増加する必要がある。このため、HDTV方式の5本の
水平走査線から7本のNTSC方式の水平走査線を生成
して水平走査線の数を増加し、こうして生成した157
5本の水平走査線のうち最初の525本を上段の4台1
1〜14に供給し、次の525本を中段の受像器21〜
24に供給し、最後の525本を下段の受像器31〜3
4にそれぞれ供給して走査するようにしている。
15(c)に示すようにNTSC方式のTV受像器を横
4台、縦3台の計12台を使って1つの画面を構成し、
アスペクト比を16:9としてHDTV方式の映像を表
示できるようにしている。この方式では、各TV受像器
の水平走査線の数が525本であるため、画面全体に1
つの画像を表示するためには1575(=525×3)
本の水平走査線が必要になるが、HDTV方式の水平走
査線の数は1125本であるため、これを1575本に
増加する必要がある。このため、HDTV方式の5本の
水平走査線から7本のNTSC方式の水平走査線を生成
して水平走査線の数を増加し、こうして生成した157
5本の水平走査線のうち最初の525本を上段の4台1
1〜14に供給し、次の525本を中段の受像器21〜
24に供給し、最後の525本を下段の受像器31〜3
4にそれぞれ供給して走査するようにしている。
【0006】しかしながら、図15(c)に示すもので
は、表示装置の台数が多いため、装置全体が大型化し、
さらにコストも増加してしまう。また、特開平4−17
7986号では、図16に示すように円形の液晶セル1
を構成し、画面のアスペクト比によって液晶セル1の駆
動開始点となる画素と駆動終了点となる画素を選定し
て、画面アスペクト比の切り替えを行い、NTSC方式
の映像信号に対しては図16(a)、HDTV方式に対
しては図16(b)のように表示することを提案してい
る。しかしこの提案では、表示面の有効利用が不十分に
なるという問題がある。
は、表示装置の台数が多いため、装置全体が大型化し、
さらにコストも増加してしまう。また、特開平4−17
7986号では、図16に示すように円形の液晶セル1
を構成し、画面のアスペクト比によって液晶セル1の駆
動開始点となる画素と駆動終了点となる画素を選定し
て、画面アスペクト比の切り替えを行い、NTSC方式
の映像信号に対しては図16(a)、HDTV方式に対
しては図16(b)のように表示することを提案してい
る。しかしこの提案では、表示面の有効利用が不十分に
なるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、小型化、軽量化、低コスト化を図
り、かつ表示画面を有効利用することができる画面のア
スペクト比が異なる映像信号に対応することが可能な顔
面または頭部装着型ディスプレイ装置を提供することを
目的とする。
みてなされたもので、小型化、軽量化、低コスト化を図
り、かつ表示画面を有効利用することができる画面のア
スペクト比が異なる映像信号に対応することが可能な顔
面または頭部装着型ディスプレイ装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、顔
面または頭部装着型ディスプレイ装置において、画面ア
スペクト比4:3の液晶ディスプレイ(LCD)を複数
枚使って画面アスペクト比16:9をカバーできるよう
に配置するか、またはLCD1枚とLCDまたはミラー
と連結した振動素子とを使用し、画面アスペクト比1
6:9と4:3の映像信号に対応した表示回路をそれぞ
れ設けて、LCDを複数枚使う場合はLCDの配置に合
わせて分割した映像信号を送り、LCDを振動させる場
合は振動の周期に合わせて分割した映像信号を送り、H
DTV方式とNTSC方式の切り替えは、表示エリアの
切り替えまたは振動を与えるか止めるかで行う。このよ
うな構成とすることにより、軽量化、小型化、低コスト
化を図り、かつ表示画面の有効利用を図ることが可能と
なる。
面または頭部装着型ディスプレイ装置において、画面ア
スペクト比4:3の液晶ディスプレイ(LCD)を複数
枚使って画面アスペクト比16:9をカバーできるよう
に配置するか、またはLCD1枚とLCDまたはミラー
と連結した振動素子とを使用し、画面アスペクト比1
6:9と4:3の映像信号に対応した表示回路をそれぞ
れ設けて、LCDを複数枚使う場合はLCDの配置に合
わせて分割した映像信号を送り、LCDを振動させる場
合は振動の周期に合わせて分割した映像信号を送り、H
DTV方式とNTSC方式の切り替えは、表示エリアの
切り替えまたは振動を与えるか止めるかで行う。このよ
うな構成とすることにより、軽量化、小型化、低コスト
化を図り、かつ表示画面の有効利用を図ることが可能と
なる。
【0009】
【実施例】以下において、図1に示すような凹面鏡、L
CD、バックライトからなる頭部装着型ディスプレイ
(FMD)を用いて説明するが、本発明は、顔面装着型
ディスプレイ(HMD)にも適用可能である。FMDで
は、左右両眼に対応してLCD10が装着され、バック
ライト11で照明されたLCDの表示画像が凹面鏡12
で反射されて眼球13に結像されるようになっている。
以下では簡単のために、図1における片側のLCDにつ
いて説明する。
CD、バックライトからなる頭部装着型ディスプレイ
(FMD)を用いて説明するが、本発明は、顔面装着型
ディスプレイ(HMD)にも適用可能である。FMDで
は、左右両眼に対応してLCD10が装着され、バック
ライト11で照明されたLCDの表示画像が凹面鏡12
で反射されて眼球13に結像されるようになっている。
以下では簡単のために、図1における片側のLCDにつ
いて説明する。
【0010】図2〜図6は本発明の第1の実施例を示す
図である。図2は画面アスペクト比4:3のLCD10
を2枚を隣接させて上辺、下辺が揃うように横に並べ、
16:9の画面アスペクト比をカバーできるようにした
例である。即ち、図2(A)はHDTV方式で、斜線部
を除く表示領域についてa:b=16:9とし、斜線部
分が未使用領域となる。図2(B)はNTSC方式で、
2枚のLCD10の50%のエリアを使用して表示す
る。
図である。図2は画面アスペクト比4:3のLCD10
を2枚を隣接させて上辺、下辺が揃うように横に並べ、
16:9の画面アスペクト比をカバーできるようにした
例である。即ち、図2(A)はHDTV方式で、斜線部
を除く表示領域についてa:b=16:9とし、斜線部
分が未使用領域となる。図2(B)はNTSC方式で、
2枚のLCD10の50%のエリアを使用して表示す
る。
【0011】図3はLCDを縦長にし、互いに隣接させ
て上辺、下辺が揃うように3枚横に並べ、アスペクト比
16:9、4:3をカバーできるようにしたもので、図
3(A)はHDTV方式、図3(B)はNTSC方式の
場合である。このようにアスペクト比4:3のLCDを
上辺および下辺が揃うようにして複数枚隣接させて横に
並べた場合の表示回路は、例えば、図6に示すように、
入力された映像信号がHDTV方式かNTSC方式かを
判別回路21で判別し、切替回路20により以後の映像
信号処理系統を切り替えるようにして構成する。切替回
路20で切り替えられたNTSC方式あるいはHDTV
方式の映像信号はそれぞれに対応して設けられたA/D
変換器22,23でA/D変換され、フレームメモリ2
4,25に各方式の画面単位のデータが記憶され、表示
駆動回路26,27でメモリからのデータを読み出し、
図2あるいは図3で示されたような構成のLCDに対し
て画像データが送られる。このとき、NTSC方式の場
合は画面アスペクト比が4:3に、HDTV方式の場合
は16:9になるように処理される。
て上辺、下辺が揃うように3枚横に並べ、アスペクト比
16:9、4:3をカバーできるようにしたもので、図
3(A)はHDTV方式、図3(B)はNTSC方式の
場合である。このようにアスペクト比4:3のLCDを
上辺および下辺が揃うようにして複数枚隣接させて横に
並べた場合の表示回路は、例えば、図6に示すように、
入力された映像信号がHDTV方式かNTSC方式かを
判別回路21で判別し、切替回路20により以後の映像
信号処理系統を切り替えるようにして構成する。切替回
路20で切り替えられたNTSC方式あるいはHDTV
方式の映像信号はそれぞれに対応して設けられたA/D
変換器22,23でA/D変換され、フレームメモリ2
4,25に各方式の画面単位のデータが記憶され、表示
駆動回路26,27でメモリからのデータを読み出し、
図2あるいは図3で示されたような構成のLCDに対し
て画像データが送られる。このとき、NTSC方式の場
合は画面アスペクト比が4:3に、HDTV方式の場合
は16:9になるように処理される。
【0012】ところで、通常、LCDの表示面の領域は
LCD基板サイズよりも小さい。即ち、図4に示すよう
にLCD基板10aに対して表示面10bは若干小さい
ため、LCDを横に並べた時にそのつなぎめ部分では表
示面の途切れ目Eが生じる。この途切れ目は表示画面の
中央に位置するため目立ってしまう。そこで、図4に示
すように2枚のガラスの平行平板15をLCDに対して
斜めに配置し、上側のLCDの表示面を下方へシフトさ
せ、一方下側のLCDの表示面を上方へシフトさせて各
表示面の端部を一致させて両画像を連結すれば途切れ目
Eをなくすことができる。
LCD基板サイズよりも小さい。即ち、図4に示すよう
にLCD基板10aに対して表示面10bは若干小さい
ため、LCDを横に並べた時にそのつなぎめ部分では表
示面の途切れ目Eが生じる。この途切れ目は表示画面の
中央に位置するため目立ってしまう。そこで、図4に示
すように2枚のガラスの平行平板15をLCDに対して
斜めに配置し、上側のLCDの表示面を下方へシフトさ
せ、一方下側のLCDの表示面を上方へシフトさせて各
表示面の端部を一致させて両画像を連結すれば途切れ目
Eをなくすことができる。
【0013】図5はビームスプリッタ17を使って分割
された画像を連結する例を示し、各LCDの表示面の端
部が一致あるいは一部重なるようにビームスプリッタで
連結することにより同様に途切れ目をなくすことができ
る。なお、この場合は一方のLCDの画像を反転させて
おくことが必要である。
された画像を連結する例を示し、各LCDの表示面の端
部が一致あるいは一部重なるようにビームスプリッタで
連結することにより同様に途切れ目をなくすことができ
る。なお、この場合は一方のLCDの画像を反転させて
おくことが必要である。
【0014】このように本実施例によれば、画面アスペ
クト比4:3のLCDを複数枚使って画面アスペクト比
16:9の映像が見られると共に、アスペクト比4:3
への切り替えも可能である。なお、図示は省略するが、
アスペクト比16:9のLCDを2枚使って4:3の画
面アスペクト比を同様の方法で得ることも可能である。
クト比4:3のLCDを複数枚使って画面アスペクト比
16:9の映像が見られると共に、アスペクト比4:3
への切り替えも可能である。なお、図示は省略するが、
アスペクト比16:9のLCDを2枚使って4:3の画
面アスペクト比を同様の方法で得ることも可能である。
【0015】図7は本発明の他の実施例を示す図で、F
MDの構成は第1実施例と同じである。本実施例ではア
スペクト比4:3のLCDを3枚使い、図7のLCD1
の裏面側にLCD2とLCD3を並べ、各LCDの上辺
および下辺が揃うように配置する。図6に示したと同様
の映像処理回路を用い、HDTV方式の場合には3つの
LCDの配置に合わせて映像を分割し、画面アスペクト
比が16:9になるように表示させる。この時、LCD
1の端部において、表示面の途切れ目が生ずるが、端部
では人間の目の視細胞の数が少なく解像度が落ちるた
め、それほど目立つことはない。また、NTSC方式の
場合は3つのLCDのうち中央に位置するLCD1のみ
を駆動させて画面アスペクト比4:3で表示させる。
MDの構成は第1実施例と同じである。本実施例ではア
スペクト比4:3のLCDを3枚使い、図7のLCD1
の裏面側にLCD2とLCD3を並べ、各LCDの上辺
および下辺が揃うように配置する。図6に示したと同様
の映像処理回路を用い、HDTV方式の場合には3つの
LCDの配置に合わせて映像を分割し、画面アスペクト
比が16:9になるように表示させる。この時、LCD
1の端部において、表示面の途切れ目が生ずるが、端部
では人間の目の視細胞の数が少なく解像度が落ちるた
め、それほど目立つことはない。また、NTSC方式の
場合は3つのLCDのうち中央に位置するLCD1のみ
を駆動させて画面アスペクト比4:3で表示させる。
【0016】本実施例においてもLCDの表示面が基板
サイズよりも小さい場合の分割された映像の連結は、例
えば、図8に示すように、3角プリズム18a,18
b,18cを組合わせた断面矩形の複合プリズム18を
用い、LCD2、LCD3を対向する各長辺側に、LC
D1を短辺側に配置してLCD2、LCD3の表示画像
の一部がLCD1と重なるように連結する。この場合、
LCD1の表示画像はLCD2,LCD3と画像が重な
るため、明るい画面となる。図9は同様に複合プリズム
18を使ってよりコンパクトにして映像の連結を示した
もので、複合プリズムの矩形断面の対向する短辺にLC
D2,LCD3を配置し、LCD2、LCD3の表示画
像の一部がLCD1と重なるように連結する。
サイズよりも小さい場合の分割された映像の連結は、例
えば、図8に示すように、3角プリズム18a,18
b,18cを組合わせた断面矩形の複合プリズム18を
用い、LCD2、LCD3を対向する各長辺側に、LC
D1を短辺側に配置してLCD2、LCD3の表示画像
の一部がLCD1と重なるように連結する。この場合、
LCD1の表示画像はLCD2,LCD3と画像が重な
るため、明るい画面となる。図9は同様に複合プリズム
18を使ってよりコンパクトにして映像の連結を示した
もので、複合プリズムの矩形断面の対向する短辺にLC
D2,LCD3を配置し、LCD2、LCD3の表示画
像の一部がLCD1と重なるように連結する。
【0017】図10、図11は本発明の他の実施例を示
す図で、FMDの構成は上記各実施例と同じである。本
実施例においては、縦横比4:3のLCDを2枚上辺と
下辺が揃うようにして矢印Aで示すようにスライド可能
に横に並べたもので、HDTV方式の場合、図10
(A)に示すようにLCD1,LCD2を左右にスライ
ドさせて画面サイズの縦横比を16:9になるように重
ね合わせ、NTSC方式の場合は2枚を完全に重ね合わ
せて4:3になるようにする。なお、本実施例において
は、図11に示すように、2枚のLCDをスライドさせ
るための移動機構30を有しており、判別回路21でH
DTVかNTSC方式かを判別した時に移動機構30に
よりLCDをスライドするようにする。本実施例では、
NTSC方式の信号が入力される時は映像の分割が必要
なくなるため、その処理のための余分な回路をなくすこ
とができる。
す図で、FMDの構成は上記各実施例と同じである。本
実施例においては、縦横比4:3のLCDを2枚上辺と
下辺が揃うようにして矢印Aで示すようにスライド可能
に横に並べたもので、HDTV方式の場合、図10
(A)に示すようにLCD1,LCD2を左右にスライ
ドさせて画面サイズの縦横比を16:9になるように重
ね合わせ、NTSC方式の場合は2枚を完全に重ね合わ
せて4:3になるようにする。なお、本実施例において
は、図11に示すように、2枚のLCDをスライドさせ
るための移動機構30を有しており、判別回路21でH
DTVかNTSC方式かを判別した時に移動機構30に
よりLCDをスライドするようにする。本実施例では、
NTSC方式の信号が入力される時は映像の分割が必要
なくなるため、その処理のための余分な回路をなくすこ
とができる。
【0018】次に、図12〜図14により本発明の他の
実施例を説明する。本実施例においてもFMDの構成は
上記各実施例と同じであるが、LCDを1枚使い、画面
アスペクト比を16:9と4:3の両方に対応させよう
とするものである。LCDは横方向にスライド可能にな
っていて振動素子31と連結している。HDTV方式の
場合は図12(A)に示すように、振動素子31により
LCDを1/15sec以下の周期で左右に振動させ、
このとき映像信号は振動周期に合わせてLCDが左側位
置、右側位置にあるとき、それぞれ分割したものを送
り、LCDが左側位置、右側位置にあるときの左端から
右端までの横の長さa:縦bの比率が16:9になるよ
うにする。振動周期が1/15sec以下であるため、
残像により人間の目には1つの画面として見ることがで
きる。もちろん周期が短いほど滑らかでちらつきが少な
い画面アスペクト比16:9の映像が得られる。NTS
C方式の場合は、図12(B)に示すように、振動を停
止し、映像信号を分割しないでLCDへ送る。これによ
り画面アスペクト比4:3の映像が得られる。
実施例を説明する。本実施例においてもFMDの構成は
上記各実施例と同じであるが、LCDを1枚使い、画面
アスペクト比を16:9と4:3の両方に対応させよう
とするものである。LCDは横方向にスライド可能にな
っていて振動素子31と連結している。HDTV方式の
場合は図12(A)に示すように、振動素子31により
LCDを1/15sec以下の周期で左右に振動させ、
このとき映像信号は振動周期に合わせてLCDが左側位
置、右側位置にあるとき、それぞれ分割したものを送
り、LCDが左側位置、右側位置にあるときの左端から
右端までの横の長さa:縦bの比率が16:9になるよ
うにする。振動周期が1/15sec以下であるため、
残像により人間の目には1つの画面として見ることがで
きる。もちろん周期が短いほど滑らかでちらつきが少な
い画面アスペクト比16:9の映像が得られる。NTS
C方式の場合は、図12(B)に示すように、振動を停
止し、映像信号を分割しないでLCDへ送る。これによ
り画面アスペクト比4:3の映像が得られる。
【0019】また、図13に示すように画面アスペクト
比4:3のLCD10に対して斜めに配置したミラー3
2を振動素子31で矢印のようにP点を中心に所定周期
で回転させれば、光線の反射角度が変わるので、画面ア
スペクト比を変えることができる。この場合も画面アス
ペクト比16:9の映像を得る場合にはミラーの回転周
期に合わせて分割した映像信号をLCDに送るようにす
る。NTSC方式の場合は、振動を停止し、映像信号を
分割しないでLCDへ送れば、画面アスペクト比4:3
の映像が得られる。なお、ミラーは端部P点を中心に回
転させるだけでなく、中央部を中心に回転させても、あ
るいは平行にシフトさせるように振動させてもよい。さ
らに図示は省略するが1次元の表示素子を使い、ミラー
32のチルトあるいはシフトにより副走査方向の走査を
行って、所定の画面アスペクト比を得るようにすること
も可能である。
比4:3のLCD10に対して斜めに配置したミラー3
2を振動素子31で矢印のようにP点を中心に所定周期
で回転させれば、光線の反射角度が変わるので、画面ア
スペクト比を変えることができる。この場合も画面アス
ペクト比16:9の映像を得る場合にはミラーの回転周
期に合わせて分割した映像信号をLCDに送るようにす
る。NTSC方式の場合は、振動を停止し、映像信号を
分割しないでLCDへ送れば、画面アスペクト比4:3
の映像が得られる。なお、ミラーは端部P点を中心に回
転させるだけでなく、中央部を中心に回転させても、あ
るいは平行にシフトさせるように振動させてもよい。さ
らに図示は省略するが1次元の表示素子を使い、ミラー
32のチルトあるいはシフトにより副走査方向の走査を
行って、所定の画面アスペクト比を得るようにすること
も可能である。
【0020】図12、図13の実施例においては、図1
4に示すように映像信号の種類を判別回路21で判別し
たときに振動素子およびその駆動回路からなる振動機構
36を設けてLCDおよびミラーからなる表示部35を
駆動するようにする。本実施例によれば、LCDの枚数
が1枚のままで実現できるため、より小型化、軽量化が
図れる。
4に示すように映像信号の種類を判別回路21で判別し
たときに振動素子およびその駆動回路からなる振動機構
36を設けてLCDおよびミラーからなる表示部35を
駆動するようにする。本実施例によれば、LCDの枚数
が1枚のままで実現できるため、より小型化、軽量化が
図れる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、市販の画
面アスペクト比4:3のLCDを用い、画面アスペクト
比4:3と16:9の映像信号に容易に対応することが
でき、かつ小型化、軽量化、低コスト化を図ることが可
能となる。
面アスペクト比4:3のLCDを用い、画面アスペクト
比4:3と16:9の映像信号に容易に対応することが
でき、かつ小型化、軽量化、低コスト化を図ることが可
能となる。
【図1】本発明のFMDの全体構成を示す図である。
【図2】画面アスペクト比4:3のLCD2枚を横に並
べた例を示す図である。
べた例を示す図である。
【図3】LCDを縦長にして3枚横に並べた例を示す図
である。
である。
【図4】平行平板を使った画面連結を説明する図であ
る。
る。
【図5】ビームスプリッタを使った画面連結を説明する
図である。
図である。
【図6】表示回路を説明する図である。
【図7】1枚のLCDの裏側に2枚LCDを横に並べた
例を示す図である。
例を示す図である。
【図8】複合プリズムを用いた画面連結を説明する図で
ある。
ある。
【図9】複合プリズムを用いた画面連結を説明する図で
ある。
ある。
【図10】2枚のLCDをスライド可能に横に並べた例
を示す図である。
を示す図である。
【図11】表示回路を説明する図である。
【図12】1枚のLCDを振動させて画面アスペクト比
16:9を実現するようにした例を示す図である。
16:9を実現するようにした例を示す図である。
【図13】ミラーを回転させて画面アスペクト比を変え
るようにした例を説明する図である。
るようにした例を説明する図である。
【図14】表示回路を説明する図である。
【図15】画面のアスペクト比が異なる映像信号に対応
する従来方式を説明するための図である。
する従来方式を説明するための図である。
【図16】画面のアスペクト比が異なる映像信号に対応
する従来方式を説明するための図である。
する従来方式を説明するための図である。
10…LCD 11…バックライト 12…凹面鏡 10a…LCD基板 10b…表示面 17…ビームスプリッタ 18…複合プリズム 20…切り換え回路 21…判別回路 22,23…A/D変換回路 24,25…フレームメモリ 26,27…表示駆動回路 30…移動機構 31…振動素子 36…振動機構
Claims (2)
- 【請求項1】 映像を表示する液晶表示素子と、上記映
像を観察者の眼球に投影する投影光学系とを有する顔面
または頭部装着型ディスプレイにおいて、上記液晶表示
素子はNTSC方式の映像信号で駆動するアスペクト比
4:3の液晶パネルを以下の(a)または(b)のよう
に配置した複数の液晶パネルから構成され、上記液晶表
示素子を駆動するアスペクト比の異なった映像信号を判
別し、判別結果に応じて各映像信号に対応した表示回路
を選択する映像処理手段とを有することを特徴とする顔
面または頭部装着型ディスプレイ装置。 (a)複数の液晶パネルによって形成された映像が複数
のパネルの全ての上側長辺と下側長辺とを一致させ、か
つ少なくとも1対のパネルの短辺を隣接するように形成
される。 (b)複数の液晶パネルによって形成された映像が複数
のパネルの全ての上側短辺と下側短辺とを一致させ、か
つ少なくとも1対のパネルの長辺を隣接するように形成
される。 - 【請求項2】 映像を表示する液晶表示素子と、上記映
像を観察者の眼球に投影する投影光学系とを有する顔面
または頭部装着型ディスプレイにおいて、上記液晶表示
素子は、NTSC方式の映像信号で駆動するアスペクト
比4:3の液晶パネルによって構成され、上記液晶パネ
ルによって表示される映像を振動させる振動手段と、上
記振動によって上記映像のをアスペクト比が16:9と
なるように振動を制御する振動制御手段とを設けたこと
を特徴とする顔面または頭部装着型ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4346998A JPH07177442A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 顔面または頭部装着型ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4346998A JPH07177442A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 顔面または頭部装着型ディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177442A true JPH07177442A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18387235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4346998A Withdrawn JPH07177442A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 顔面または頭部装着型ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07177442A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007256960A (ja) * | 2007-04-12 | 2007-10-04 | Olympus Corp | 頭部装着型映像表示装置 |
US7701511B2 (en) | 2005-04-13 | 2010-04-20 | Funai Electric Co., Ltd. | Digital television broadcast signal receiver |
WO2013085928A1 (en) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Small Sheridan Martin | Displaying virtual data as printed content |
US9165381B2 (en) | 2012-05-31 | 2015-10-20 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Augmented books in a mixed reality environment |
US9182815B2 (en) | 2011-12-07 | 2015-11-10 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Making static printed content dynamic with virtual data |
US9229231B2 (en) | 2011-12-07 | 2016-01-05 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Updating printed content with personalized virtual data |
JP2017026943A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 株式会社東芝 | 画像表示装置及び画像処理装置 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4346998A patent/JPH07177442A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9182815B2 (en) | 2011-12-07 | 2015-11-10 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Making static printed content dynamic with virtual data |
US9229231B2 (en) | 2011-12-07 | 2016-01-05 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Updating printed content with personalized virtual data |
US9165381B2 (en) | 2012-05-31 | 2015-10-20 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Augmented books in a mixed reality environment |
JP2017026943A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 株式会社東芝 | 画像表示装置及び画像処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |