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JPH07174504A - 液膜厚さ測定装置 - Google Patents

液膜厚さ測定装置

Info

Publication number
JPH07174504A
JPH07174504A JP32277893A JP32277893A JPH07174504A JP H07174504 A JPH07174504 A JP H07174504A JP 32277893 A JP32277893 A JP 32277893A JP 32277893 A JP32277893 A JP 32277893A JP H07174504 A JPH07174504 A JP H07174504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
transparent
liquid
thickness
water film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32277893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Sakai
洋一 酒井
Hiroshi Noguchi
博史 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP32277893A priority Critical patent/JPH07174504A/ja
Publication of JPH07174504A publication Critical patent/JPH07174504A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】路面上の水膜厚さを、簡便に且つ正確に測定す
ることのできる装置を提供する。 【構成】透明体2の下端面を、測定の基準となる基準面
3a,3bとし、両基準面3a,3bの間を階段状に切
削加工して目盛面4とした。目盛面4と基準面3との間
および隣合う目盛面4の間にスリット5を形成した。透
明体2の下端面以外の面は透明に研磨し、目盛面は切削
加工のまま半透明にした。目盛面4のうち水膜の厚さ以
上基準面から凹んでいるものは、水に接触して透明に見
えるため、透明に見える目盛面4のうち凹み寸法が最大
のものの寸法が水膜の厚さとして読み取られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面上の水膜等の厚さ
を、簡便且つ正確に測定することのできる装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、路面上の水膜の厚さを簡便且つ
正確に測定できる装置として好適なものがなく、路面か
ら定規を立てて測定していた。また、特開昭56−85
13号公報には、図3(a),(b)に示すように、容
器内の所定位置に設置され、且つ容器内に貯蔵される液
体Aより屈折率の小さい三角プリズムPと、この三角プ
リズムPと光源とを結ぶ光ファイバH1 と、この三角プ
リズムPと表示パネルとを結ぶ光ファイバH2 とで構成
される液量検出器が開示されている。
【0003】この液量検出器においては、三角プリズム
Pの一側面P1 を液面と平行に且つ最低基準線Lに合わ
せて配置しているため、光ファイバH1 から導入された
光は、液面が最低基準線L以上である場合には、図3
(a)のように、三角プリズムPと液体Aとの境界面で
屈折して液体A内に向かうが、液面が最低基準線L以下
になると、図3(b)のように、三角プリズムP内で全
反射して光ファイバH2に入り、ここから表示パネルに
向かう。これにより、液面が最低基準線L以下になると
表示パネルの警告ランプが点灯するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記液量検出器の原理
を応用して路面の水膜厚さを測定することは全く不可能
ではないが、一般道の雨天時の水膜厚さは0.5〜1.
0mm程度であるため、三角プリズムを極端に小型化し
ないと測定できないことや、水より屈折率の小さい三角
プリズムを作製することは困難であること等から、路面
上の水膜厚さを簡便に測定する装置としては不向きであ
る。
【0005】また、路面から定規を立てて測定すること
は煩雑であり、しかも正確に測定できない問題点があっ
た。本発明は、このような従来技術の問題点に着目して
なされたものであり、路面上の水膜厚さを、簡便に且つ
正確に測定することのできる装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、透明体の一面に、測定の基準とする基準
面と、この基準面より所定寸法だけ凹み、且つ所定の面
粗度に形成された複数の目盛面とを設け、隣合う前記目
盛面の間にスリットを設けるとともに、当該透明体の前
記一面以外の少なくとも一つの面を透明に形成したこと
を特徴とする液膜厚さ測定装置を提供する。
【0007】前記所定の面粗度とは、例えば透明な面の
凹凸より粗い凹凸の面となる面粗度を言う。
【0008】
【作用】この装置の目盛面は、所定の面粗度、例えばす
りガラスのように半透明に見えるような面粗度に形成さ
れているため、当該目盛面は透明な面より比較的大きな
凹凸面になっている。したがって、この目盛面に液体が
接触すると、前記凹凸面に液体が入り込んで透明に見え
るようになる。
【0009】そのため、この装置の基準面を測定される
液膜下の基盤(路面等)に当てると、基準面からの凹み
寸法が当該液膜の厚さ以下である目盛面は、液体の接触
により透明に見えるようになる。したがって、前記透明
面から透明体を通して前記目盛面を見た時に、透明に見
える目盛面のうち基準面からの凹み寸法が最大である目
盛面の前記凹み寸法が、液膜厚さとして読み取られる。
【0010】また、隣合う目盛面の間にスリットを設け
たことにより、液体の表面張力によって、基準面からの
凹み寸法が液膜の厚さより大きい目盛面に、当該液膜を
なす液体が接触することが防止されるため、正確な測定
が行われる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1はこの実施例における液膜厚さ測定装置を示
す斜視図であり、図2はこの装置の使用状態を示す正面
図である。図1から分かるように、この液膜厚さ測定装
置1は、アクリル樹脂などの透明材料により、三対の平
行な側面で構成される直方体に形成された透明体2から
なり、この透明体2の細長い長方形からなる下端面を、
以下のようにして基準面と目盛面とに加工し、この下端
面以外の面は研磨により透明に加工した。
【0012】すなわち、前記下端面をなす長方形の長さ
方向両端部は測定の基準面3a,3bとして残し、両基
準面3a,3bの間を階段状に切削加工することによ
り、基準面3a,3bから平行にそれぞれ所定寸法だけ
凹んだ複数の目盛面4を形成し、目盛面4と基準面3と
の間および隣合う目盛面4の間に、目盛面4より小さな
幅で目盛面4に対して垂直にスリット5を形成した。ま
た、図示されていないが、この透明体2の正面の各目盛
面4に対応する位置には、それぞれ対応する凹み寸法の
値が表示してある。
【0013】なお、各目盛面4は切削加工されたままの
半透明な状態にしてあるため、透明な面より比較的大き
な凹凸面になっている。そのため、この目盛面4に水等
の液体が接触すると、前記凹凸面に液体が入り込んで透
明に見えるようになる。図2に示すように、この装置1
により路面6の水膜7の厚さを測定する場合には、この
装置1の両基準面3a,3bを測定される水膜7の下の
路面6に当てる。これにより、この例においては、基準
面3a,3bからの凹み寸法が水膜7の厚さ以下である
目盛面4a,4b,4cは、水に接触して透明に見える
ようになる。ここで、各目盛面間にはスリット5がある
ため、表面張力によって目盛面4cより凹み寸法の大き
な目盛面4d〜4gに水膜7が接触することがない。
【0014】したがって、透明体2の上側や正面側から
この透明体2を通して目盛面4を見ると、目盛面4a〜
4cは透明に見え、目盛面4d〜4gは半透明のままに
見える。これにより、水膜7の厚さは目盛面4cの寸法
以上であって目盛面4dの寸法未満の値として、簡単且
つ正確に測定される。そして、この例においては、隣合
う目盛面4間の基準面3からの凹み寸法の差を小さくす
ることにより、測定精度を上げることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の液膜
厚さ測定装置は、すりガラス状の面が水に接触すること
により透明に見えることを利用したものであり、透明体
の一面に基準面と所定の面粗度の目盛面とを形成するこ
と等により簡単に作製され、路面上の水膜厚さを簡便に
且つ正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における液膜厚さ測定装置の一例を示す
斜視図である。
【図2】図1の液膜厚さ測定装置の使用状態を示す正面
図である。
【図3】液膜厚さ測定装置に関連する従来技術を示す概
要図であり、(a)は通常状態を(b)は液量不足状態
を示す。
【符号の説明】
1 液膜厚さ測定装置 2 透明体 3a,3b基準面 4 目盛面 4a〜4g目盛面 5 スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明体の一面に、測定の基準とする基準
    面と、この基準面より所定寸法だけ凹み、且つ所定の面
    粗度に形成された複数の目盛面とを設け、隣合う前記目
    盛面の間にスリットを設けるとともに、当該透明体の前
    記一面以外の少なくとも一つの面を透明に形成したこと
    を特徴とする液膜厚さ測定装置。
JP32277893A 1993-12-21 1993-12-21 液膜厚さ測定装置 Pending JPH07174504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32277893A JPH07174504A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 液膜厚さ測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32277893A JPH07174504A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 液膜厚さ測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07174504A true JPH07174504A (ja) 1995-07-14

Family

ID=18147542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32277893A Pending JPH07174504A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 液膜厚さ測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07174504A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150663A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Jfe Steel Kk 鋼帯形状検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150663A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Jfe Steel Kk 鋼帯形状検出装置

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