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JPH07170077A - 射出成形回路部品の製造方法 - Google Patents

射出成形回路部品の製造方法

Info

Publication number
JPH07170077A
JPH07170077A JP31670093A JP31670093A JPH07170077A JP H07170077 A JPH07170077 A JP H07170077A JP 31670093 A JP31670093 A JP 31670093A JP 31670093 A JP31670093 A JP 31670093A JP H07170077 A JPH07170077 A JP H07170077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric conductor
injection
circuit
molded circuit
spacing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31670093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Asano
秀樹 浅野
Yoshiyuki Ando
好幸 安藤
Toshiyuki Oaku
俊幸 大阿久
Akira Sato
亮 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP31670093A priority Critical patent/JPH07170077A/ja
Publication of JPH07170077A publication Critical patent/JPH07170077A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/34Electrical apparatus, e.g. sparking plugs or parts thereof
    • B29L2031/3493Moulded interconnect devices, i.e. moulded articles provided with integrated circuit traces
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0284Details of three-dimensional rigid printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/144Stacked arrangements of planar printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気導体回路を多層化して配線を高密度化す
る。 【構成】 表面に電気導体回路5,6,7,8を有する
複数の射出成形回路部材1,2,3,4に、位置決め孔
10を形成すると共にスペーシング突起11及びスペー
シング突起受穴12を形成し、これら射出成形回路部材
1,2,3,4を積層すると共にこれらの位置決め孔1
0に位置決めピン14を挿入し、スペーシング突起11
とスペーシング突起受穴12とで形成されている射出成
形回路部材1,2,3,4間の間隙15,16,17に
樹脂20を充填・固化して回路部材1,2,3,4を多
層化し、その後、前記位置決めピン14により形成され
ている貫通孔18の内面に電気導体被膜を形成して、各
射出成形回路部材1,2,3,4の表面に形成されてい
る電気導体回路5,6,7,8を相互に電気的に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形回路部品の製造
方法に係り、特に多層化した射出成形回路部品の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形回路部品は、図11に示
すように、貫通孔30を有する射出成形品31の両面に
電気導体回路32を設けると共に貫通孔30の内面に電
気導体被膜を形成して、両面の電気導体回路32を電気
的に接続するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記射出成
形回路部品では、射出成形品の両面に電気導体回路を設
けて、貫通孔により両面の電気導体回路を電気的に接続
することができるにすぎないので、配線の密度が射出成
形品の両面に限定され、それ以上密度を大きくすること
ができなかった。
【0004】本発明の目的は、前記した従来技術の課題
を解消し、電気導体回路を多層化して配線を高密度化で
きる新規な射出成形回路部品の製造方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の射出成形回路部品の製造方法は、表面に電
気導体回路を有する複数の射出成形回路部材に、これら
回路部材を積層したとき、直線状に配置されかつ前記電
気導体回路の一部が内面に形成されている位置決め孔を
形成すると共に、回路部材間に所定の間隙が形成される
ようにスペーシング突起及びこのスペーシング突起が嵌
合するスペーシング突起受穴を形成し、これら射出成形
回路部材を積層すると共にこれらの位置決め孔に位置決
めピンを挿入し、これら回路部材間の間隙に樹脂を充填
・固化して回路部材を多層化し、その後、前記位置決め
ピンにより形成されている貫通孔の内面に電気導体被膜
を形成して、各射出成形回路部材の表面に形成されてい
る電気導体回路を相互に電気的に接続したものである
(請求項1)。
【0006】また、前記スペーシング突起及びスペーシ
ング突起受穴に、前記射出成形回路部材の表面に形成さ
れている電気導体回路の一部を形成することが好ましい
(請求項2)。さらに、前記スペーシング突起の先端部
に、突起方向に沿って割れ目を設けることが好ましい
(請求項3)。さらにまた、前記スペーシング突起受穴
が、前記スペーシング突起の先端を受ける受座とその受
座より径の小さい貫通孔とからなることが好ましい(請
求項4)。また、前記射出成形回路部材の両面に前記電
気導体回路を設けると共に、この射出成形回路部材に、
内面に両面の電気導体回路を電気的に接続する電気導体
被膜を有する貫通孔を設けることが好ましい(請求項
5)。
【0007】射出成形回路部材を形成するための方法と
しては、(a) 無電解めっき用触媒を配合した樹脂(配合
樹脂)を一次射出成形した後、これに、電気導体回路を
形成するためのパターンを露出させるように無電解めっ
き用触媒を配合していない樹脂(非配合樹脂)を二次射
出成形し、しかる後に、露出している樹脂(配合樹脂)
の表面に無電解めっき法により電気導体回路を形成する
方法、(b) 非配合樹脂を一次射出成形した後、配合樹脂
を電気導体回路を形成するためのパターンを構成するよ
うに二次射出成形し、しかる後に、配合樹脂の表面に無
電解めっき法により電気導体回路を形成する方法、(c)
樹脂の射出成形品の表面に電気導体被膜を形成し、この
電気導体被膜上の電気導体回路として残る部分にレジス
ト膜を形成した後、化学的にレジスト膜のない部分の電
気導体被膜を除去することにより電気導体回路を形成す
る方法、(d) 樹脂の射出成形品の表面に無電解めっき用
感光性触媒を塗布し、電気導体回路を形成するためのパ
ターン部のみに光を照射し、残余の部分の感光性触媒を
洗浄した後、無電解めっき法により電気導体回路を形成
する方法などがあるが、特にこれらに限定するものでは
なく、広汎な手法で射出成形回路部材を形成することが
できる。
【0008】射出成形回路部材間の間隙に樹脂を充填す
る方法としては、注型,トランスファ成形,射出成形,
反応射出成形等の方法があるが、特にこれらに限定する
ものではなく、広汎な手法を適用することができる。
【0009】射出成形回路部材のベース樹脂としては、
前記(a),(b) の方法の場合には、配合樹脂としてポリス
ルホン,ポリエーテルスルフォン,ポリアリルスルフォ
ン,ポリエーテルイミド,ポリオキシ安息香酸系液晶ポ
リマ,射出成形用エポキシ樹脂及びこれらに無機充填剤
を配合したもの等があるが、特にこれらに限定するもの
ではない。非配合樹脂としては、配合樹脂と同じ群のも
の以外にポリフェニレンスルフィド,ポリブチレンテレ
フタレート,ポリエチレンテレフタレート及びこれらに
無機充填剤を配合したもの等があるが、特にこれらに限
定するものではない。配合樹脂と非配合樹脂は同じもの
を用いても良いが、できるだけ異種のものを用いること
が好ましい。前記(C),(d) の方法の場合には、射出成形
回路部材Eのベース樹脂として、ポリスルフォン,ポリ
エーテルスルフォン、ポリエーテルイミド,ポリオキシ
安息香酸系液晶ポリマ,射出成形用エポキシ樹脂及びこ
れらに無機充填剤を配合したもの等があるが、特にこれ
らに限定するのものではない。なお、上記樹脂は単体で
用いてもよく、電気絶縁性が保たれるのであれば、無機
粉末,無機繊維等を配合して用いることができる。ま
た、組合せる複数個の射出成形回路部材は、構成要件を
満足している限り、形状が異ってもよく、ベース樹脂の
材質が異ってもよい。
【0010】
【作用】電気導体回路、位置決め孔、スペーシング突起
及びスペーシング突起受穴を有する複数の射出成形回路
部材を積層すると共にこれらの位置決め孔に位置決めピ
ンを挿入し、これら回路部材間の間隙に樹脂を充填・固
化して回路部材を多層化し、その後、前記位置決めピン
により形成されている貫通孔の内面に電気導体被膜を形
成して、各射出成形回路部材の表面に形成されている電
気導体回路を相互に電気的に接続することにより、電気
導体回路を層間接続した多層化した射出成形回路部品を
形成することができ、配線密度を高くできる(請求項
1)。
【0011】また、スペーシング突起及びスペーシング
突起受穴に電気導体回路の一部を形成することにより、
これらを嵌合させたとき、それぞれの射出成形回路部材
の電気導体回路が電気的に接続されるので、各射出成形
回路部材の電気導体回路を電気的により確実に接続する
ことが可能となる(請求項2)。
【0012】さらに、スペーシング突起の先端部に、突
起方向に沿って割れ目を設けることにより、割れ目の存
在によるばね作用によりスペーシング突起受穴との嵌合
性が向上し、これにより、前記のようにスペーシング突
起及びスペーシング突起受穴に電気導体回路の一部を形
成することで電気的な接続の信頼性を高くすることがで
きる(請求項3)。
【0013】さらにまた、前記スペーシング突起受穴
が、前記スペーシング突起の先端を受ける受座と貫通孔
とからなっており、前記のようにスペーシング突起及び
スペーシング突起受穴に電気導体回路の一部を形成する
ことで、スペーシング突起とスペーシング突起受穴を嵌
合させたとき、スペーシング突起の存在する側の射出成
形回路部材の片面の電気導体回路をスペーシング突起受
穴の存在する側の射出成形回路部材の両面の電気導体回
路を接続することができる(請求項4)。
【0014】また、前記射出成形回路部材の両面に前記
電気導体回路を設けると共に、この射出成形回路部材
に、内面に両面の電気導体回路を電気的に接続する電気
導体被膜を有する貫通孔を設けることにより、3個以上
の射出成形回路部材を多層化する場合、中間に位置する
射出成形回路部材の両面に電気導体回路を設け、内面に
電気導体被膜を有する貫通孔で接続しておくと、樹脂を
充填する時、この貫通孔を介して樹脂が流動するため充
填が容易となる。また、樹脂の固化後には、この貫通孔
で各射出成形回路部材を固着することができる(請求項
5)。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0016】(実施例1)先ず、図1〜図4に示す4種
の射出成形回路部材1,2,3,4を形成した。ベース
樹脂としてはガラス繊維を20重量%配合したポリエーテ
ルスルフォンを用い、無電解めっき用触媒としては、パ
ラジウムを0.1 重量%吸着させたカオリンを10重量%配
合して、前記の方法(d) により、それぞれ両面に電気導
体回路5,6,7,8を形成した。電気導体は無電解銅
めっき膜を用い、平均膜厚0.025mmとした。これら射出
成形回路部材1,2,3,4には、両面の電気導体回路
5,6,7,8を電気的に接続するように内面に電気導
体被膜を有する貫通孔9が形成されている。
【0017】また、射出成形回路部材1,2,3,4に
は、これらを上から図1、図2、図3、図4に示す順に
積層したときに、直線状に配置され、かつ、前記電気導
体回路5,6,7,8の一部が内面に形成されている位
置決め孔10が形成されている。さらに、射出成形回路
部材1,2,3,4には、これらを積層したときに、回
路部材1,2,3,4間に所定の間隙が形成されるよう
にそれぞれ複数個のスペーシング突起11及び/または
複数個のスペーシング突起受穴12が形成されている。
具体的には、射出成形回路部材(積層時、上に回路部材
がある回路部材)2,3,4の上面には、所定の位置に
複数個のスペーシング突起11が突設されている。ま
た、射出成形回路部材(積層時、下に回路部材がある回
路部材)1,2,3の下面には、下に位置される回路部
材2,3,4に突出されているスペーシング突起11が
積層時嵌合するスペーシング突起受穴12が複数設けら
れ、回路部材1,2,3,4を積層したときスペーシン
グ突起11とスペーシング突起受穴12が嵌合して回路
部材1,2,3,4間に所定の間隙が形成されるように
なっている。
【0018】次に、これら射出成形回路部材1,2,
3,4を上から図1、図2、図3、図4に示す順に積層
すると共にスペーシング突起11とスペーシング突起受
穴12とを嵌合させる。これを図5に示すように金型1
3内に入れ、それぞれの射出成形回路部材1,2,3,
4の位置決め孔10を、金型13内に設置されている位
置決めピン14で固定しセットする。セット後、スペー
シング突起11とスペーシング突起受穴12とで形成さ
れている射出成形回路部材1,2,3,4間の間隙1
5,16,17に、射出成形法により樹脂20(図6参
照)を充填した。充填する樹脂20としてガラス繊維を
20重量%配合したポリオキシ安息香酸系液晶ポリマを用
いた。なお、射出成形回路部材間の3つの間隙は0.45〜
0.5mm 以内とした。このように、3個以上の射出成形回
路部材1,2,3,4を多層化する場合に、中間に位置
する射出成形回路部材2,3の両面に電気導体回路6,
7を設け、内面に電気導体被膜を有する貫通孔9で接続
しておくことにより、樹脂20を充填する時、貫通孔9
を介して樹脂20が流動するため充填が容易となる。ま
た、樹脂20の固化後には、貫通孔9で各射出成形回路
部材1,2,3,4を固着することができる。
【0019】離型後、位置決めピン14により形成され
ている貫通孔以外をレジストで被覆し、貫通孔の内面の
ポリオキシ安息香酸系液晶ポリマを苛性ソーダ水溶液で
粗化し、洗浄した。その後、無電解めっき用触媒を塗布
し、無電解銅めっきを施し、図6に示すように貫通孔1
8の内面に電気導体被膜を形成して4種の射出成形回路
部材1,2,3,4の両面に形成されている電気導体回
路5,6,7,8を電気的に接続した多層化した射出成
形回路部品19を得ることができた。なお、貫通孔の内
面に電気導体被膜を形成する時に他の部分を被膜したレ
ジスト膜は、その電気導体被膜形成後、除去した。
【0020】このようにして得られた本発明に係る射出
成形回路部品19は、回路部材1,2,3,4間の各間
隙15,16,17にはピンホールやショートモールド
を発生せず、各射出成形部材1,2,3,4の変形も少
なく、電気導体回路5,6,7,8の断線もなく、層間
剥離がない良好な多層化されたものであった。
【0021】従って、電気導体回路5,6,7,8を層
間接続した多層化した射出成形回路部品19を形成する
ことができ、配線密度を高くすることができる。
【0022】また、この射出成形回路部品19は金型1
3を用いて成形するので形状の自由度が大きく、構造部
品と電気回路部品を一体化することができる。すなわ
ち、従来とあまり変らない自由度で構造部品の機能を併
せ持つ三次元形状の高密度配線可能な射出成形回路部品
19を形成することができる。よって電気導体回路5,
6,7,8を小形・高集積化することができる。
【0023】さらに、電気導体回路5,6,7,8の層
間樹脂厚さは、絶縁特性が許容される範囲内で薄くする
ことができるので、全体の厚さを構造部品として要求さ
れる機械特性を得られる範囲内で多層化を行なうことに
より、電気導体回路5,6,7,8を小形・高集積化し
たことにより従来技術を用いた場合よりも軽量化するこ
とができる。
【0024】さらにまた、本発明の射出成形回路部品1
9を用いた電気・電子機器は、電気導体回路部品の点数
を電気導体回路5,6,7,8の高集積化により低減す
ることができるので、組立工程を合理化することができ
る。
【0025】(実施例2)この実施例2は、図7に示す
ように、スペーシング突起11とスペーシング突起受穴
12に無電解銅めっき被膜21を形成し、電気導体回路
の一部を構成するようにした例であり、これにより、こ
れらスペーシング突起11とスペーシング突起受穴12
を嵌合させたとき、それぞれの射出成形回路部材の表面
に形成されている電気導体回路が電気的に接続されるの
で、貫通孔9以外にも接続点を設けることができる。こ
のため、各射出成形回路部材の電気導体回路を電気的に
より確実に接続することができると共に、電気導体回路
の設計が容易となり、かつ電気導体回路の配線を単純化
することができる。また、これ以外は上記実施例1と同
じ方法で射出成形回路部品を形成した。その結果、抵抗
値が低い電気的に良好な接続部が得られた。また、ピン
ホール,ショートモールド,電気導体回路の断線や層間
剥離のない良好な多層化された射出成形回路部品を得る
ことができた。
【0026】(実施例3)この実施例3は、図8に示す
ように、スペーシング突起11の先端部に、突出方向に
沿って割れ目22を設けた例であり、このスペーシング
突起11を図9に示すように弾性変形させた状態で、ス
ペーシング突起受穴12と嵌合させることにより、割れ
目22の存在によるばね作用によりスペーシング突起受
穴12との嵌合性が向上し、割れ目22のないものより
も射出成形回路部材の組立て(積層)が容易となり、作
業性が向上する。また、実施例2の場合と同様にスペー
シング突起11とスペーシング突起受穴12に無電解銅
めっき被膜を形成し、電気導体回路の一部を構成するよ
うにして、スペーシング突起とスペーシング突起受穴を
嵌合させて実施例1と同じ方法で射出成形回路部品を形
成した。その結果、割れ目22の存在によるばね作用に
よりスペーシング突起受穴12との嵌合性が向上し、抵
抗値が低い電気的に良好な接続部が得られ、電気的な接
続の信頼性を高くすることができた。また、ピンホー
ル,ショートモールド,電気導体回路の断線や層間剥離
のない良好な射出成形回路部品を得ることができた。
【0027】(実施例4)この実施例4は、図10に示
すように、スペーシング突起受穴12をスペーシング突
起11の先端を受ける受座23とその受座23より径が
小さい貫通孔24からなるようにした例であり、これに
より、前記実施例2のように、スペーシング突起11及
びスペーシング突起受孔12が電気導体回路の一部を構
成するようにすると、スペーシング突起11とスペーシ
ング突起受穴12を嵌合させたとき、スペーシング突起
11の存在する側の射出成形回路部材の片面の電気導体
回路をスペーシング突起受穴の存在する側の射出成形回
路部材の両面の電気導体回路を接続することができる。
また、これ以外は上記実施例2と同じ方法で射出成形回
路部品を形成した。その結果、抵抗値が低い電気的に良
好な接続部が得られた。また、ピンホール,ショートモ
ールド,電気導体回路の断線や層間剥離のない良好な多
層化された射出成形回路部品を得ることができた。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば次のような
優れた効果を奏する。
【0029】1)請求項1の構成によれば、電気導体回
路を層間接続した多層化した射出成形回路部品を形成す
ることができ、配線密度を高くできる。
【0030】2)請求項2の構成によれば、各射出成形
回路部材の電気導体回路を電気的により確実に接続する
ことができる。
【0031】3)請求項3の構成によれば、スペーシン
グ突起とスペーシング突起受穴との嵌合性が向上する。
【0032】4)請求項4の構成によれば、スペーシン
グ突起及びスペーシング突起受孔が、射出成形回路部材
の表面に形成されている電気導体回路の一部を形成して
いる場合、スペーシング突起とスペーシング突起受穴を
嵌合させたとき、スペーシング突起の存在する側の射出
成形回路部材の片面の電気導体回路をスペーシング突起
受穴の存在する側の射出成形回路部材の両面の電気導体
回路を接続することができる。
【0033】5)請求項5の構成によれば、樹脂を充填
する時、貫通孔を介して樹脂が流動するため充填が容易
となる。また、樹脂の固化後には、貫通孔で各射出成形
回路部材を固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形回路部材の一例を示す断面図
である。
【図2】本発明の射出成形回路部材の他の例を示す断面
図である。
【図3】本発明の射出成形回路部材の他の例を示す断面
図である。
【図4】本発明の射出成形回路部材の他の例を示す断面
図である。
【図5】図1〜図4に示す射出成形回路部材を金型内に
装着した状態を示す断面図である。
【図6】本発明の射出成形回路部品の一例を示す断面図
である。
【図7】本発明の射出成形回路部品のスペーシング突起
とスペーシング突起受穴を嵌合させた状態を示す断面図
である。
【図8】本発明のスペーシング突起の先端部に割れ目を
設けた一例を示す断面図である。
【図9】図8に示すスペーシング突起をスペーシング突
起受穴に嵌合させた状態を示す断面図である。
【図10】本発明のスペーシング突起受穴の他の例を示
す断面図である。
【図11】従来の射出成形回路部品の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1,2,3,4 射出成形回路部材 5,6,7,8 電気導体回路 10 位置決め孔 11 スペーシング突起 12 スペーシング突起受穴 14 位置決めピン 15,16,17 間隙 18 貫通孔 20 樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 亮 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に電気導体回路を有する複数の射出
    成形回路部材に、これら回路部材を積層したとき、直線
    状に配置されかつ前記電気導体回路の一部が内面に形成
    されている位置決め孔を形成すると共に、回路部材間に
    所定の間隙が形成されるようにスペーシング突起及びこ
    のスペーシング突起が嵌合するスペーシング突起受穴を
    形成し、これら射出成形回路部材を積層すると共にこれ
    らの位置決め孔に位置決めピンを挿入し、これら回路部
    材間の間隙に樹脂を充填・固化して回路部材を多層化
    し、その後、前記位置決めピンにより形成されている貫
    通孔の内面に電気導体被膜を形成して、各射出成形回路
    部材の表面に形成されている電気導体回路を相互に電気
    的に接続したことを特徴とする射出成形回路部品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記スペーシング突起及びスペーシング
    突起受穴に、前記射出成形回路部材の表面に形成されて
    いる電気導体回路の一部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載の射出成形回路部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記スペーシング突起の先端部に、突起
    方向に沿って割れ目を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の射出成形回路部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記スペーシング突起受穴が、前記スペ
    ーシング突起の先端を受ける受座とその受座より径の小
    さい貫通孔とからなることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の射出成形回路部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記射出成形回路部材の両面に前記電気
    導体回路を設けると共に、該射出成形回路部材に、内面
    に両面の電気導体回路を電気的に接続する電気導体被膜
    を有する貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の射出成形回路部品の製造方法。
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