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JPH07168386A - レーザープリンター用粘着シートおよびその製造方法 - Google Patents

レーザープリンター用粘着シートおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH07168386A
JPH07168386A JP34199993A JP34199993A JPH07168386A JP H07168386 A JPH07168386 A JP H07168386A JP 34199993 A JP34199993 A JP 34199993A JP 34199993 A JP34199993 A JP 34199993A JP H07168386 A JPH07168386 A JP H07168386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base paper
adhesive
layer
release
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34199993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Kida
雄一郎 木田
Toshio Ochiai
敏男 落合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kakoh Seishi KK
Original Assignee
Nippon Kakoh Seishi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kakoh Seishi KK filed Critical Nippon Kakoh Seishi KK
Priority to JP34199993A priority Critical patent/JPH07168386A/ja
Publication of JPH07168386A publication Critical patent/JPH07168386A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザープリンターによる記録時の加熱によ
ってカールや静電気の発生がなく、シートの走行性やス
タッカー適性に優れ、かつ、印刷適性および印字適性の
付与された粘着シートおよびその製造方法を提供する。 【構成】 粘着基紙および剥離基紙の一面に、それぞれ
合成樹脂エマルジョンを塗被してJIS−Z−0208
による透湿度が0〜50g/m2 ・24Hrとなる合成
樹脂塗被層を設け、該合成樹脂塗被層上に顔料および接
着剤を主成分とする顔料塗被液を塗被して、粘着シート
基紙および剥離シート基紙を得、該剥離シート基紙の他
の面に目止め層を介して剥離層を設け、該剥離層上に粘
着剤を塗被した粘着層を設け、該粘着層面と前述の粘着
シート基紙の基紙面とを粘着貼合するレーザープリンタ
ー用粘着シートの製造方法、ならびにそれによって得ら
れたレーザープリンター用粘着シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザープリンターに
よる記録に供される粘着シートおよびその製造方法に関
するものであって、より詳しくは、レーザープリンター
記録時にカールの発生および静電気の発生がなく、シー
トの走行性およびスタッカー適性が優れ、且つ、印刷適
性および印字適性の付与された粘着シートおよびその製
造方法に関するものである。
【0002】レーザープリンターによる記録は、電子写
真記録方式の原理でトナーを転写し熱定着されるもので
あるが、従来は、上質紙や連続フォーム用紙が使用され
ていた。しかし、最近は、その取り扱いの簡便さからダ
イカットされた粘着シートや粘着連続フォームシートが
使用されるようになってきた。この粘着シートおよび粘
着連続フォームシートとしては、主として、上質紙やグ
ラシン紙をベースとしたもの、裏面にポリエチレンをラ
ミネートしたもの、合成樹脂加工したもの、導電性顔料
塗被層を設けたもの(特開平3−252486号公報)
等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
粘着シートや粘着連続フォームシートをレーザープリン
ターに供すると、記録時にプリンター内部で発生する熱
や、トナー定着時の加熱(150〜200℃)によって
粘着シートおよび粘着連続フォームシートに熱伸縮カー
ルや脱湿カールを起こしたり、また、静電気が発生して
記録紙の走行性不良やスタッカーでの紙詰まりを起こし
たり、さらには給紙時の滑り不良のために機械停止を起
こしたりする欠点があった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、レーザープリ
ンターに供した場合にも、記録時にプリンター内部で発
生する熱や、トナー定着時の加熱によって粘着シートお
よび粘着連続フォームシートに熱伸縮カールや脱湿カー
ルを起こしたりせず、また、静電気の発生を抑制したレ
ーザープリンター用粘着シートおよびその製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために提案されたものであって、粘着基紙および
剥離基紙の双方に、特定の構成から塗被層を形成した点
に特徴を有するものである。すなわち、本発明によれ
ば、粘着基紙および剥離基紙の一面に、それぞれ合成樹
脂塗被層を介して顔料塗被層を形成し、該剥離基紙の他
の面には、目止め層を介して剥離層および粘着層を順次
形成すると共に、前記粘着基紙の他の面に、該粘着層が
相対して粘着貼合してなることを特徴とするレーザープ
リンター用粘着シートが提供される。前記合成樹脂塗被
層のJIS−Z−0208による透湿度は、0〜50g
/m2 ・24Hrであることが前記目的を達成する上で
好ましい。また、本発明によれば、粘着基紙および剥離
基紙の一面に、それぞれ合成樹脂エマルジョンを塗被し
てJIS−Z−0208による透湿度が0〜50g/m
2・24Hrとなる合成樹脂塗被層を設け、該合成樹脂
塗被層上に顔料および接着剤を主成分とする顔料塗被液
を塗被して、粘着シート基紙および剥離シート基紙を
得、該剥離シート基紙の他面に目止め層を介して剥離層
を設け、該剥離層上に粘着剤を塗被した粘着層を設け、
該粘着層面と前述の粘着シート基紙の基紙面とを粘着貼
合することを特徴とするレーザープリンター用粘着シー
トの製造方法が提供される。
【0006】
【発明の具体的な説明】本発明のレーザープリンター用
粘着シートおよびその製造方法について以下に詳細に開
示する。本発明の第1の技術的特徴は、粘着基紙および
剥離基紙の一面に、それぞれ合成樹脂エマルジョンを塗
被した合成樹脂塗被層を介して顔料および接着剤を主成
分とする顔料塗被層を形成させた点にある。この際、合
成樹脂塗被層のJIS−Z−0208による透湿度が0
〜50g/m2 ・24Hrとなるように形成することが
好ましい。透湿度をこの範囲に規定することによって、
本発明の粘着シートをレーザープリンターで使用する
際、記録時に内部で発生する熱や、トナー定着時の加熱
によって、粘着基紙および剥離基紙に含まれる水分の移
動および水分の低下を抑え、かつ、カールを防止するこ
とができる。この顔料塗被層は、後述するように本発明
のレーザープリンター用粘着シートの表裏面を構成する
ものであり、良好な印刷適性を持つばかりでなく、レー
ザープリンターによる記録時の加熱によってもカールし
たりすることがなく、さらに静電気の発生も抑制された
ものである。
【0007】前記剥離シート基紙の他の面には、目止め
層を介して剥離層を設け、更にその上に粘着剤を塗被し
た粘着層を設けてある。そして、この粘着層面は、前記
粘着シート基紙の基紙面と相対して粘着貼合され、全体
としてレーザープリンター用粘着シートを構成するもの
である。
【0008】<粘着基紙>本発明に使用される粘着基紙
としては、通常の粘着シートに使用される上質紙、グラ
シン紙、アート紙、コート紙、樹脂含浸紙等、およびこ
れ等を着色したもので、坪量30〜160g/m2 、好
ましくは50〜100g/m2 のものが用いられる。
【0009】<粘着基紙への合成樹脂塗被層の形成>粘
着基紙の一面には、熱による基紙の水分の移動および低
下を抑え、かつ、カール防止を目的として、高防湿性を
有する合成樹脂塗被層が形成される。これに用いられる
合成樹脂としては、スチレン系、スチレン−ブタジエン
系、アクリル系、ビニル系、ビニリデン系等のエマルジ
ョンが、単独および/または複合して用いられ、中でも
スチレン−ブタジエン系、アクリル系の合成樹脂エマル
ジョンが好ましく用いられる。これらのエマルジョン
は、ロッドコーター、ブレードコーター、ロールコータ
ー等により絶乾換算で5〜20g/m2 、好ましくは8
〜15g/m2 塗被したのち、通常、120℃、1分間
程度乾燥してJIS−Z−0208による透湿度が0〜
50g/m2 ・24Hrである合成樹脂塗被層が形成さ
れる。透湿度が前記範囲を超えるものは、粘着基紙に含
まれる水分の移動および水分の低下により脱湿カール現
象が派生し好ましくない。
【0010】<粘着基紙への顔料塗被層の形成>前述の
合成樹脂塗被層の表面には、ブロッキングおよび静電気
の防止、印刷適性および印字適性の付与の目的で顔料塗
被層が設けられる。この顔料塗被層は、顔料と接着剤を
含むものであり、必要に応じて、分散剤や助剤等が配合
される。顔料としては、アート紙、コート紙の製造に通
常使用される各種クレー、炭酸カルシウム、タルク、二
酸化チタン、水酸化アルミニウム等が単独または複合し
て用いられる。
【0011】また、接着剤としては、アート紙、コート
紙の製造に使用されるカゼイン、ポリビニルアルコー
ル、各種澱粉、ポリアクリルアミド、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、スチレン・ブタジエン
ラテックス、メチルメタクリレート、アルリロニトリル
・ブタジエンラテックス、アクリルエマルジョン等が用
いられる。さらに、必要に応じて、トリポリリン酸ソー
ダ、ピロリン酸ソーダ等の顔料分散剤、また、各種添加
剤、助剤等が併用して用いられ、全体として35〜50
%濃度の顔料塗被液として調製される。
【0012】塗被にはエアーナイフコーター、ロールコ
ーター、ブレードコータ−等により塗被量を絶乾換算で
5〜25g/m2 、好ましくは10〜20g/m2 塗被
して、通常、150℃、1分間程度乾燥し、更に、スー
パーキャレンダー等により表面を平滑化させることによ
り顔料塗被層が形成され粘着シート基紙が得られる。ま
た、高防湿性を有する合成樹脂塗被層の表面は、一般に
撥水性があり、顔料、塗料が均一に塗被されない場合に
は、必要により、フッ素系あるいはアセチレン系等の界
面活性剤を合成樹脂塗被層および顔料塗被層に0.5〜
3重量%程度添加してもよい。
【0013】<剥離基紙>本発明に使用される剥離基紙
としては、通常の剥離紙に使用される上質紙、クラフト
紙、グラシン紙、アート紙、コート紙等、およびこれ等
を着色したもので、坪量が30〜160g/m2 、好ま
しくは50〜100g/m2 のものが用いられる。
【0014】<剥離基紙への合成樹脂塗被層の形成>剥
離基紙の一面には、前記粘着基紙と同様に、熱による基
紙の水分の移動および低下を抑え、かつ、カール防止を
目的として、高防湿性を有する合成樹脂塗被層が設けら
れるが、これに用いられる合成樹脂には、粘着基紙に用
いられるものと同様に、スチレン系、スチレン−ブタジ
エン系、アクリル系、ビニル系、ビニリデン系等のエマ
ルジョンが、単独および/または複合して用いられ、中
でもスチレンーブタジエン系、アクリル系の合成樹脂エ
マルジョンが好ましく用いられる。この合成樹脂エマル
ジョンは、ロッドコーター、ブレードコーター、ロール
コーター等により絶乾換算して5〜20g/m2 、好ま
しくは8〜15g/m2塗被したのち、通常、120
℃、1分間乾燥してJIS−Z−0208による透湿度
が0〜50g/m2 ・24Hrである合成樹脂塗被層が
形成される。この剥離基紙への合成樹脂塗被層の透湿度
が前記範囲を超える場合には、粘着基紙と同様に水分の
移動および水分の低下により脱湿カール現象が派生し好
ましくない。
【0015】<剥離基紙への顔料塗被層の形成>前述の
合成樹脂塗被層の表面には、ブロッキングおよび静電気
防止、印刷性の付与の目的で顔料塗被層が設けられる。
この顔料塗被層は、顔料と接着剤を含み、必要に応じて
分散剤や他の助剤が混合されたものからなる。顔料とし
て、アート紙、コート紙の製造に使用される各種クレ
ー、炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、水酸化ア
ルミニウム等が単独または複合して用いられる。また、
接着剤としては、アート紙、コート紙の製造に使用され
るカゼイン、ポリビニルアルコール、各種澱粉、ポリア
クリルアミド、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、スチレン・ブタジエンラテックス、メチルメ
タクリレート、アクリロニトリル・ブタジエンラテック
ス、アクリルエマルジョン等が用いられる。
【0016】さらに、必要に応じて、トリポリリン酸ソ
ーダ、ピロリン酸ソーダ等の顔料分散剤、また、各種添
加剤、助剤、着色剤等が併用して用いられ、35〜50
%濃度の顔料塗被液として調製される。尚、ここで用い
られる顔料塗被液は、粘着基紙に用いられる顔料塗被液
と同一のものでもよいが、コストダウンの目的で安価な
材料を選択して用いたものおよび粘着基紙に設けられる
顔料塗被層と区別をつける目的で着色されたもの等が好
ましく用いられる。
【0017】塗被には、エアーナイフコーター、ロール
コーター、ブレードコーター等により塗被量を絶乾換算
で5〜25g/m2 、好ましくは10〜20g/m2
被して、通常、150℃、1分間程度乾燥し、更に、ス
ーパーキャレンダー等により表面を平滑化させることに
より顔料塗被層は形成され剥離シート基紙が得られる。
また、高防湿性を有する合成樹脂塗被層の表面は、一般
に撥水性があり、顔料、塗料が均一に塗被されない場合
には、必要により、フッ素系あるいはアセチレン系等の
界面活性剤を合成樹脂塗被層および顔料塗被層に0.5
〜3重量%程度添加してもよい。
【0018】<剥離基紙への目止め層の形成>剥離基紙
の他の面には、あとでこの表面に塗被される剥離剤の剥
離基紙への浸透を抑える目的で目止め層が形成される。
目止め層は、ポリビニルアルコール、澱粉等の塗被、ま
たはポリエチレン、ポリプロピレン等のラミネートによ
り形成される。このうち、一般的には、ポリエチレンの
ラミネートが用いられ、膜厚は10〜30μm、好まし
くは12〜20μmに処理される。また、ポリエチレン
のラミネートに当たっては、剥離基紙の表面にコロナ放
電処理を行うことによって剥離基紙とポリエチレンラミ
ネートの密着性を高めることができる。
【0019】<剥離基紙への剥離層の形成>前述の目止
め層の表面には剥離層が設けられる。剥離剤としては、
通常剥離紙に用いられているシリコーン樹脂、ポリエス
テル樹脂、フッ素樹脂等が用いられ、なかでもシリコー
ン樹脂が好ましく用いられる。この剥離層は、前記樹脂
をロールコーター、グラビヤコーター、ロッドコーター
等により絶乾換算で0.05〜2.5g/m2 、好まし
くは0.1〜1.5g/m2 塗被され、通常、120
℃、30秒間程度乾燥することによって形成される。
【0020】<粘着層の形成>剥離層の表面には、粘着
剤を塗被、乾燥して粘着層が設けられる。粘着剤として
は、通常の粘着シートに用いられるアクリル系、合成ゴ
ムおよび天然ゴム系、酢酸ビニル系のものが用いられる
が、一般的には、アクリル系が好ましく用いられる。こ
れら粘着層は、前記粘着剤をロールコーター、バーコー
ター、エアーナイフコーター等により絶乾換算で8〜3
0g/m2 、好ましくは12〜20g/m2 塗被され、
通常、100℃、1分間程度乾燥して形成される。
【0021】<レーザープリンター用粘着シートの形成
>粘着層の表面には、前述した、合成樹脂塗被層を介し
て顔料塗被層を形成した粘着シート基紙の基紙面を粘着
貼合して粘着シートが形成され、適宜、事務用紙のサイ
ズにカットされたり、フォーム印刷機に用いられる連続
フォームシートに仕立てられてレーザープリンター用に
供される。
【0022】
【実施例】次に、実施例、比較例により本発明を具体的
に説明するが、これは本発明の効果を説明するためのも
ので、これによって本発明が限定されるものではない。
【0023】<実施例1>粘着基紙として、坪量70g
/m2 の上質紙を用い、その一面にOP−390(スチ
レン・ブタジエンラテックス 一方社油脂工業社製)を
用い、ロッドコーターにより絶乾換算10g/m2 塗被
し、120℃、1分間乾燥して合成樹脂塗被層を設け、
該合成樹脂塗被層の表面に、下記の顔料塗被配合組成−
1による顔料塗被液を用いてエアーナイフコーターで絶
乾換算10g/m2 塗被し、150℃、1分間乾燥させ
た後、スーパーキャレンダーにて3ニップ処理により表
面を平滑化させて顔料塗被層を設け粘着シート基紙を得
た。
【0024】次に、これとは別に剥離基紙として、坪量
70g/m2 の上質紙を用い、その一面に粘着基紙に行
ったと同様にして、合成樹脂塗被層、下記の顔料塗被配
合組成−2による顔料塗被層を設け、該裏面を同様に平
滑化処理を施したのち、その粘着基紙の他の面(基紙
面)にラミネーターでUPポリエチレン205(ポリエ
チレン樹脂 東ソー社製)を厚さ18μmラミネートし
て目止め層を形成した。ついで、該ラミネート表面にB
Y24−312(シリコーン樹脂 東芝シリコーン社
製)とSRX−212(架橋剤 東芝シリコーン社製)
の混合物を絶乾換算0.3g/m2 塗被し、120℃、
30秒間乾燥して剥離層を設け、更に、該剥離層面にB
PS−4819(アクリル2液型粘着剤 東洋インキ製
造社製)とBHS−8515(架橋剤 東洋インキ製造
社製)の混合物をロールコーターで絶乾換算16g/m
2 塗被し、100℃、1分間乾燥して粘着層を設けた。
こうして得られた剥離基紙の粘着層と、前記粘着シート
基紙の基紙面とを粘着貼合してレーザープリンター用粘
着シートを得た。
【0025】 [顔料塗被配合組成−1] αグロス(クレー ECC社製) 100重量部 トリポリリン酸ソーダ(分散剤 三井東圧化学社製) 1重量部 エースC(酸化澱粉 王子コーンスターチ社製) 5重量部 ラテックスML501(スチレン・ブタジエンラテックス 三井東圧化学社製) 30重量部 テトロニック701(消泡剤 第一工業製薬社製) 0.1重量部 ノブコートC−104(滑剤 三洋化成工業社製) 0.4重量部 上記配合で40%重量濃度とする。
【0026】 [顔料塗被配合組成−2] αグロス(クレー ECC社製) 70重量部 ソフトン1500(重質炭酸カルシウム 備北粉化社製) 30重量部 トリポリリン酸ソーダ(分散剤 三井東圧化学社製) 1重量部 エースC(酸化澱粉 王子コーンスターチ社製) 4重量部 ラテックスML501(スチレン・ブタジエンラテックス 三井東圧化学社製) 28重量部 テトロニック701(消泡剤 第一工業製薬社製) 0.1重量部 ノブコートC−104(滑剤 三洋化成工業社製) 0.4重量部 TB1500バイオレット(着色剤 大日精化社製) 0.01重量部 上記配合で40%重量濃度とする。
【0027】<実施例2>実施例1で粘着基紙に設けら
れる顔料塗被配合組成−1を下記の顔料塗被配合組成−
3に置き代えた他は実施例1と同様にしてレーザープリ
ンター用粘着シートを得た。 [顔料塗被配合組成−3] αグロス(クレー ECC社製) 70重量部 ブリリアントS−15(軽質炭酸カルシウム 備北粉化社製)30重量部 アロンT−40(分散剤 東圧合成化学社製) 1重量部 エースC(酸化澱粉 王子コーンスターチ社製) 5重量部 ラテックスL−1622(スチレン・ブタジエンラテックス 旭化成化学工業社製) 35重量部 テトロニック701(消泡剤 第一工業製薬社製) 0.1重量部 ノブコートC−104(滑剤 三洋化成工業社製) 0.4重量部 上記配合で40%重量濃度とする。
【0028】<実施例3>実施例1の合成樹脂塗被層を
形成するOP−390をラテックスL−536B(塩化
ビニリデン系合成樹脂エマルジョン 旭化成工業社製)
に置き代え、塗被量を絶乾換算15g/m2 とした他は
実施例1と同様にしてレーザープリンター用粘着シート
を得た。
【0029】<実施例4>粘着基紙として、坪量60g
/m2 の未晒クラフト紙を用い、その一面にOP−39
0(スチレン・ブタジエンラテックス 一方社油脂工業
社製)を用いロッドコーターにより絶乾換算13g/m
2 塗被し、120℃、1分間乾燥して合成樹脂塗被層を
設け、該合成樹脂塗被層の表面に、前記の顔料塗被配合
組成−1による顔料塗被液を用いてエアーナイフコータ
ーで絶乾換算15g/m2 塗被し、150℃、1分間乾
燥させた後、スーパーキャレンダーにて3ニップ処理に
より表面を平滑化させて顔料塗被層を設け粘着シート基
紙を得た。
【0030】次に、これとは別に剥離基紙として、坪量
60g/m2 の未晒クラフト紙を用い、その一面に粘着
基紙に行ったと同様にして合成樹脂塗被層、顔料塗被層
を設け、該表面を同様に平滑化処理を施したのち、その
粘着基紙の他の面(基紙面)にラミネーターでUPポリ
エチレン205(ポリエチレン樹脂 東ソー社製)を厚
さ20μmラミネートして目止め層を設け、該ラミネー
ト表面にBY24−312(シリコーン樹脂 東芝シリ
コーン社製)とSRX−212(架橋剤 東芝シリコー
ン社製)の混合物を絶乾換算0.3g/m2 塗被し、1
20℃、30秒間乾燥して剥離層を設け、更に、該剥離
層面にBPS−4819(アクリル2液型粘着剤 東洋
インキ製造社製)とBHS−8515(架橋剤 東洋イ
ンキ製造社製)の混合物をロールコーターで絶乾換算1
6g/m2 塗被し100℃、1分間乾燥して粘着層を設
けた。得られた剥離基紙の粘着層と前記粘着シート基紙
の基紙面とを粘着貼合してレーザープリンター用粘着シ
ートを得た。
【0031】<比較例1>実施例1の粘着基紙および剥
離基紙に対して顔料塗被層の形成を省略した他は実施例
1と同様にしてレーザープリンター用粘着シートを得
た。
【0032】<比較例2>実施例1の粘着基紙および剥
離基紙に対して合成樹脂塗被層の形成を省略した他は実
施例1と同様にしてレーザープリンター用粘着シートを
得た。
【0033】<比較例3>粘着基紙として、坪量70g
/m2 の未晒クラフト紙をそのまま用い、これとは別に
剥離基紙として、坪量60g/m2 の未晒クラフト紙を
用い、その両面にラミネータでUPポリエチレン205
(ポリエチレン樹脂 東ソー社製)を厚さ20μmラミ
ネートし、その一面にBY24−312(シリコーン樹
脂 東芝シリコーン社製)とSRX−212(架橋剤
東芝シリコーン社製)の混合物を絶乾換算0.5g/m
2 塗被し、120℃、30秒間乾燥して剥離層を設け、
該剥離層面にBPS−4819(アクリル2液型粘着剤
東洋インキ製造社製)とBHS−8515(架橋剤
東洋インキ製造社製)の混合物を該剥離層面にロールコ
ーターで絶乾換算16g/m2 塗被し、100℃、1分
間乾燥して粘着層を形成した。次いでこの粘着層面と前
記未晒クラフト紙とを粘着貼合してレーザープリンター
用粘着シートを得た。
【0034】
【試験方法】実施例1〜4、比較例1〜3によって得ら
れた試料をもとにして、次の試験項目、試験方法、判定
基準により試験を行った。 1.粘着シート透湿度の測定 JIS−Z−0208(カップ法)による測定。単位:
g/m2 ・24Hr 2.顔料塗被面の表面電気抵抗値の測定。単位:オーム 東圧電波工業社製、SM−10E型を用いて20℃、8
0%RHの環境下で24時間調湿した粘着シートのレー
ザープリント面の表面電気抵抗値を測定した。 3.粘着シートのレーザープリンター適性試験 試験にはIBM社製3827型レーザープリンターを用
いて次の各試験を行った。 3−1給紙適性 レーザープリンター透紙前のA4判粘着シートを表裏別
々に各1枚床置きして、各々その四隅の最大カール量を
物差しで測定した。単位:mm 判定基準 2mm以下・・・○ 2〜5mm・・・△ 5m
m以上・・・× 3−2重送(静電気による重ね送り) A4判粘着シート200枚をレーザープリンターに通紙
した時の静電気による重ね送りの発生回数で判定する。 判定基準 発生なし・・・○ 発生1回・・・△ 発生2
回・・・× 3−3走行性 A4判粘着シート200枚をレーザープリンターに通紙
した時の走行時のトラブルによる停止回数で判定する。 判定基準 停止なし・・・○ 停止1回・・・△ 停止2
回・・・× 3−4スタッカー適性(排紙部分での紙揃え) A4判粘着シート200枚をレーザープリンターに通紙
した時のスタッカー部での紙揃え状態を視覚で判定す
る。 判定基準 良好・・・○ やや問題あり・・・△ 問題あ
り・・・×
【0035】
【試験結果】各試験の結果は実施例1〜4を表1に、比
較例1〜3を表2に示した。
【0036】
【0037】
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、前記試験結果表に示し
たように、レーザープリンターによる記録時にカールや
静電気の発生がなく、レーザープリンターでの走行性が
優れ、重送やスタッカーでの紙詰まりや紙揃え不良のな
い、印刷適性および印字適性の付与されたレーザープリ
ンター用粘着シートが提供され、この粘着シートは、レ
ーザープリント面の表面電気抵抗値で10の12乗以下
が静電気の発生がなく良好であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザープリンター用粘着シートの層
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 粘着基紙 2 合成樹脂塗被層 3 顔料塗被層 4 剥離基紙 5 合成樹脂塗被層 6 顔料塗被層 7 目止め層 8 剥離層 9 粘着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKY JLE 7/04 JJA

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着基紙および剥離基紙の一面に、それ
    ぞれ合成樹脂塗被層を介して顔料塗被層を形成し、該剥
    離基紙の他の面には、目止め層を介して剥離層および粘
    着層を順次形成すると共に、前記粘着基紙の他の面に、
    該粘着層が相対して粘着貼合してなることを特徴とする
    レーザープリンター用粘着シート。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂塗被層のJIS−Z−02
    08による透湿度が0〜50g/m2 ・24Hrである
    請求項第1項記載のレーザープリンター用粘着シート。
  3. 【請求項3】 粘着基紙および剥離基紙の一面に、それ
    ぞれ合成樹脂エマルジョンを塗被してJIS−Z−02
    08による透湿度が0〜50g/m2 ・24Hrとなる
    合成樹脂塗被層を設け、該合成樹脂塗被層上に顔料およ
    び接着剤を主成分とする顔料塗被液を塗被して、粘着シ
    ート基紙および剥離シート基紙を得、該剥離シート基紙
    の他の面に目止め層を介して剥離層を設け、該剥離層上
    に粘着剤を塗被した粘着層を設け、該粘着層面と前記粘
    着シート基紙の基紙面とを粘着貼合することを特徴とす
    るレーザープリンター用粘着シートの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7586060B2 (en) 2003-12-25 2009-09-08 Nitto Denko Corporation Protective sheet for laser processing and manufacturing method of laser processed parts
US8168030B2 (en) 2005-01-14 2012-05-01 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of laser processed parts and adhesive sheet for laser processing
US8624156B2 (en) 2005-01-14 2014-01-07 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of laser processed parts and protective sheet for laser processing
US8778118B2 (en) 2003-04-25 2014-07-15 Nitto Denko Corporation Manufacturing method of laser processed parts, and pressure-sensitive adhesive sheet for laser processing used for the same

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