JPH07167363A - 可撓性複合管及びその端末部 - Google Patents
可撓性複合管及びその端末部Info
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- JPH07167363A JPH07167363A JP5341980A JP34198093A JPH07167363A JP H07167363 A JPH07167363 A JP H07167363A JP 5341980 A JP5341980 A JP 5341980A JP 34198093 A JP34198093 A JP 34198093A JP H07167363 A JPH07167363 A JP H07167363A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】可撓性複合管における軸力補強層の繊維強化プ
ラスチック線条体の加工を容易にし、端末部の固定を強
固にする。 【構成】可撓性複合管の軸力補強層(4) に熱可塑性樹脂
をマトリックス樹脂とした繊維強化プラスチック線条体
(4a 、4b) を用いることにより、管体周囲に密着させて
巻き付けることを可能にし、張力が加わってもねじれ
ず、管体を切断しても線条体がばらばらにならないよう
にし、端末部の曲げ加工を容易にする。また、繊維強化
プラスチック線条体(4a 、4b) の先端部に折曲鉤部(9)
を設け、端末金具(10)内の熱硬化性樹脂充填固化部(18)
内に前記折曲鉤部(9) を固定することにより、軸力補強
層(4) の端部の固定を強固にする。
ラスチック線条体の加工を容易にし、端末部の固定を強
固にする。 【構成】可撓性複合管の軸力補強層(4) に熱可塑性樹脂
をマトリックス樹脂とした繊維強化プラスチック線条体
(4a 、4b) を用いることにより、管体周囲に密着させて
巻き付けることを可能にし、張力が加わってもねじれ
ず、管体を切断しても線条体がばらばらにならないよう
にし、端末部の曲げ加工を容易にする。また、繊維強化
プラスチック線条体(4a 、4b) の先端部に折曲鉤部(9)
を設け、端末金具(10)内の熱硬化性樹脂充填固化部(18)
内に前記折曲鉤部(9) を固定することにより、軸力補強
層(4) の端部の固定を強固にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原油、ガス等の流体を
輸送する可撓性複合管及びその端末部に関するものであ
る。
輸送する可撓性複合管及びその端末部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原油、ガス等の流体を輸送する可撓性複
合管は、プラスチック内管の円周方向に発生する応力に
対し円周方向の補強をする内圧補強層と、管体にかかる
張力に対し軸方向の補強をする軸力補強層等の補強鎧装
を、鋼帯、鋼線等の金属補強体を巻き付けて構成してい
るが、深海域に使用される可撓性流体輸送管は、長尺な
ためその自重が大になるので、軽量化のために補強鎧装
を繊維強化プラスチック線条で構成し、通常この補強鎧
装に用いられる繊維強化プラスチック線条は、熱硬化性
樹脂をマトリックス樹脂として用いている。
合管は、プラスチック内管の円周方向に発生する応力に
対し円周方向の補強をする内圧補強層と、管体にかかる
張力に対し軸方向の補強をする軸力補強層等の補強鎧装
を、鋼帯、鋼線等の金属補強体を巻き付けて構成してい
るが、深海域に使用される可撓性流体輸送管は、長尺な
ためその自重が大になるので、軽量化のために補強鎧装
を繊維強化プラスチック線条で構成し、通常この補強鎧
装に用いられる繊維強化プラスチック線条は、熱硬化性
樹脂をマトリックス樹脂として用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の繊維強化プラス
チック線条のマトリックス樹脂として熱硬化性樹脂を用
いた線条は、成形加工後の2次加工が困難であり、可撓
性複合管の端末部の処理が困難である。このため可撓性
複合管の端末部は、巻回した繊維強化プラスチック補強
体の端部に金属管を挿入して接着し、またはかしめて端
末金具内に固定しているが、これは作業工数が多くなっ
て端末部の組立に多くの時間を要し、しかもかしめて固
定した個所には応力集中が生じやすくなり早期に破壊す
るという問題点がある。
チック線条のマトリックス樹脂として熱硬化性樹脂を用
いた線条は、成形加工後の2次加工が困難であり、可撓
性複合管の端末部の処理が困難である。このため可撓性
複合管の端末部は、巻回した繊維強化プラスチック補強
体の端部に金属管を挿入して接着し、またはかしめて端
末金具内に固定しているが、これは作業工数が多くなっ
て端末部の組立に多くの時間を要し、しかもかしめて固
定した個所には応力集中が生じやすくなり早期に破壊す
るという問題点がある。
【0004】また、熱硬化性樹脂をマトリックス樹脂と
した繊維強化プラスチック補強体を用いた可撓性複合管
は、繊維強化プラスチック線条に螺旋状の巻き付け癖を
つけることが困難であり、繊維強化プラスチック補強体
に内部応力としてねじりが加わった状態となるので、管
体周囲に密着させて巻き付けることができず、可撓性複
合管に張力が加わるとねじれが生ずるという問題点があ
る。また繊維強化プラスチック条には巻き付け癖がつか
ないために、可撓性複合管を切断したときに、無理に螺
旋状に巻かれている繊維強化プラスチック補強体がその
内部応力により一気に開放されてばらばらになるという
問題点がある。
した繊維強化プラスチック補強体を用いた可撓性複合管
は、繊維強化プラスチック線条に螺旋状の巻き付け癖を
つけることが困難であり、繊維強化プラスチック補強体
に内部応力としてねじりが加わった状態となるので、管
体周囲に密着させて巻き付けることができず、可撓性複
合管に張力が加わるとねじれが生ずるという問題点があ
る。また繊維強化プラスチック条には巻き付け癖がつか
ないために、可撓性複合管を切断したときに、無理に螺
旋状に巻かれている繊維強化プラスチック補強体がその
内部応力により一気に開放されてばらばらになるという
問題点がある。
【0005】本発明は、前記のような問題点のない繊維
強化プラスチック線条体を軸力補強層に用いた可撓性複
合管とその端末部を提供することを目的とする。
強化プラスチック線条体を軸力補強層に用いた可撓性複
合管とその端末部を提供することを目的とする。
【0006】
(1)前記の目的を達成するため本発明の可撓性複合管
は、プラスチック内管2と繊維強化プラスチック線条体
4a、4bを巻回した軸力補強層4とを有する可撓性複合管
において、前記軸力補強層4に、熱可塑性樹脂をマトリ
ックス樹脂とした繊維強化プラスチック線条体を用いた
ものである。
は、プラスチック内管2と繊維強化プラスチック線条体
4a、4bを巻回した軸力補強層4とを有する可撓性複合管
において、前記軸力補強層4に、熱可塑性樹脂をマトリ
ックス樹脂とした繊維強化プラスチック線条体を用いた
ものである。
【0007】(2)また、本発明の可撓性複合管の端末
部は、前記(1)の可撓性複合管の端部に端末金具10を
取り付けた可撓性複合管の端末部において、前記繊維強
化プラスチック線条体4a、4bの端部に折曲鉤部9(9a、
9b)を設け、前記端末金具10内の熱硬化性樹脂充填固化
部18内に前記折曲鉤部9を固定したものである。
部は、前記(1)の可撓性複合管の端部に端末金具10を
取り付けた可撓性複合管の端末部において、前記繊維強
化プラスチック線条体4a、4bの端部に折曲鉤部9(9a、
9b)を設け、前記端末金具10内の熱硬化性樹脂充填固化
部18内に前記折曲鉤部9を固定したものである。
【0008】
【作用】プラスチック内管2は内部に原油、ガス等の流
体が流れ、軸力補強層4は可撓性複合管に加わる張力に
対して軸方向の補強をする。この軸力補強層4は繊維強
化プラスチック線条体4a、4bを用いたことにより、可撓
性複合管が長尺になっても軽量化される。
体が流れ、軸力補強層4は可撓性複合管に加わる張力に
対して軸方向の補強をする。この軸力補強層4は繊維強
化プラスチック線条体4a、4bを用いたことにより、可撓
性複合管が長尺になっても軽量化される。
【0009】軸力補強層4の繊維強化プラスチック線条
体4a、4bに、熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした繊
維強化プラスチック線条体を用いたことにより、加熱軟
化させて管体周囲に密着させて巻き付けることが可能と
なり、可撓性複合管に張力が加わってもねじれが生ぜ
ず、螺旋状の巻き付け癖をつけることができるから可撓
性複合管を切断しても螺旋状に巻かれている繊維強化プ
ラスチック線条体がばらばらになるようなことはない。
体4a、4bに、熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした繊
維強化プラスチック線条体を用いたことにより、加熱軟
化させて管体周囲に密着させて巻き付けることが可能と
なり、可撓性複合管に張力が加わってもねじれが生ぜ
ず、螺旋状の巻き付け癖をつけることができるから可撓
性複合管を切断しても螺旋状に巻かれている繊維強化プ
ラスチック線条体がばらばらになるようなことはない。
【0010】また、繊維強化プラスチック線条体4a、4b
に、熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした繊維強化プ
ラスチック線条体を用いたことにより、端末部の曲げ加
工が容易になり、その先端部を加熱し軟化させて折曲鉤
部9を形成することが可能になる。この可撓性複合管の
端部に端末金具を取り付けた端末部においては、端末金
具10内に充填した熱硬化性樹脂の充填固化部18内に、繊
維強化プラスチック線条体4a、4bの端部に形成した折曲
鉤部9が固定されるので、軸力補強層4に大なる張力が
かかっても折曲鉤部9が抜け出ることがなく強固に固定
される。
に、熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした繊維強化プ
ラスチック線条体を用いたことにより、端末部の曲げ加
工が容易になり、その先端部を加熱し軟化させて折曲鉤
部9を形成することが可能になる。この可撓性複合管の
端部に端末金具を取り付けた端末部においては、端末金
具10内に充填した熱硬化性樹脂の充填固化部18内に、繊
維強化プラスチック線条体4a、4bの端部に形成した折曲
鉤部9が固定されるので、軸力補強層4に大なる張力が
かかっても折曲鉤部9が抜け出ることがなく強固に固定
される。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
本発明の1実施例の可撓性複合管を軸方向に管壁を切断
して示した図1において、1は断面形状をS状に噛み合
わせた可撓性のあるステンレス帯条製のインターロック
管であり、2はインターロック管1上に被覆したポリエ
チレンやポリアミド樹脂等のプラスチック内管である。
このプラスチック内管2の周囲には、内管2の円周方向
に発生する応力から内管2を補強するために、断面形状
がC字状の鋼条をその凸部が互に噛み合う2層にして短
ピッチで螺旋巻きした内圧補強層3を設ける。さらにこ
の内圧補強層3の周囲には、プラスチック内管2の軸方
向に加わる張力に対して補強する軸力補強層4を設け
る。この軸力補強層4は、矩形断面または円形断面の繊
維強化プラスチック線条体4a、4bを、内、外2層に、長
ピッチで、望ましくは内層線条体4aと外層線条体4bの巻
き方向を変えて、巻き付ける。この軸力補強層4の周囲
には、外傷から保護するためのポリエチレンやポリアミ
ド樹脂等の外部シース5を被覆して、本発明の可撓性複
合管6を構成する。
本発明の1実施例の可撓性複合管を軸方向に管壁を切断
して示した図1において、1は断面形状をS状に噛み合
わせた可撓性のあるステンレス帯条製のインターロック
管であり、2はインターロック管1上に被覆したポリエ
チレンやポリアミド樹脂等のプラスチック内管である。
このプラスチック内管2の周囲には、内管2の円周方向
に発生する応力から内管2を補強するために、断面形状
がC字状の鋼条をその凸部が互に噛み合う2層にして短
ピッチで螺旋巻きした内圧補強層3を設ける。さらにこ
の内圧補強層3の周囲には、プラスチック内管2の軸方
向に加わる張力に対して補強する軸力補強層4を設け
る。この軸力補強層4は、矩形断面または円形断面の繊
維強化プラスチック線条体4a、4bを、内、外2層に、長
ピッチで、望ましくは内層線条体4aと外層線条体4bの巻
き方向を変えて、巻き付ける。この軸力補強層4の周囲
には、外傷から保護するためのポリエチレンやポリアミ
ド樹脂等の外部シース5を被覆して、本発明の可撓性複
合管6を構成する。
【0012】前記の軸力補強層4の繊維強化プラスチッ
ク線条体4a、4bは、図2に断面で示したように、ポリア
ミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等の
熱可塑性樹脂からなるマトリックス4cと、ガラス繊維、
炭素繊維やアラミド繊維等の補強繊維4dとにより構成し
た繊維強化プラスチック線条体を用いる。この繊維強化
プラスチック線条体4a、4bを前記の内圧補強層3の周囲
に巻き付けるには、たとえば、巻付装置の回転ケージに
多数取り付けられた各サプライボビンから繰り出されて
内圧補強層3の周囲に巻き付けられた前記の繊維強化プ
ラスチック線条体4a、4bを、ヒーターで加熱することに
より、軸力補強層4の線条体4a、4bのねじれ力を開放し
て内圧補強層3の周囲に密着させて巻き付ける。また
は、サプライボビンから繰り出された繊維強化プラスチ
ック線条体4a、4bを、内圧補強層3の周囲に巻き付けら
れる直前にヒーターで加熱してねじれ力を開放し、内圧
補強層3の周囲に密着させて巻き付ける。
ク線条体4a、4bは、図2に断面で示したように、ポリア
ミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂等の
熱可塑性樹脂からなるマトリックス4cと、ガラス繊維、
炭素繊維やアラミド繊維等の補強繊維4dとにより構成し
た繊維強化プラスチック線条体を用いる。この繊維強化
プラスチック線条体4a、4bを前記の内圧補強層3の周囲
に巻き付けるには、たとえば、巻付装置の回転ケージに
多数取り付けられた各サプライボビンから繰り出されて
内圧補強層3の周囲に巻き付けられた前記の繊維強化プ
ラスチック線条体4a、4bを、ヒーターで加熱することに
より、軸力補強層4の線条体4a、4bのねじれ力を開放し
て内圧補強層3の周囲に密着させて巻き付ける。また
は、サプライボビンから繰り出された繊維強化プラスチ
ック線条体4a、4bを、内圧補強層3の周囲に巻き付けら
れる直前にヒーターで加熱してねじれ力を開放し、内圧
補強層3の周囲に密着させて巻き付ける。
【0013】前記のように熱可塑性樹脂をマトリックス
樹脂とした繊維強化プラスチック線条体4a、4bを用いた
軸力補強層4は、加熱軟化させて管体周囲に密着させて
巻き付けることができ、張力が加わってもねじれず、巻
き付け癖がつき管体を切断しても螺旋状に巻かれている
繊維強化プラスチック線条体がばらばらになることがな
い。
樹脂とした繊維強化プラスチック線条体4a、4bを用いた
軸力補強層4は、加熱軟化させて管体周囲に密着させて
巻き付けることができ、張力が加わってもねじれず、巻
き付け癖がつき管体を切断しても螺旋状に巻かれている
繊維強化プラスチック線条体がばらばらになることがな
い。
【0014】前記のように構成した可撓性複合管6の端
部には他の機器等に接続するための端末金具を取り付け
るが、この端末金具に可撓性複合管6の端部を取り付け
固定するために、軸力補強層4の繊維強化プラスチック
線条体4a、4bの各端部8に折曲鉤部9を設ける。この折
曲鉤部9は、繊維強化プラスチック線条体4aの先端部分
と線条体4bの先端部分を加熱して折曲することによりそ
れぞれ折曲鉤部9a、9bを形成する。
部には他の機器等に接続するための端末金具を取り付け
るが、この端末金具に可撓性複合管6の端部を取り付け
固定するために、軸力補強層4の繊維強化プラスチック
線条体4a、4bの各端部8に折曲鉤部9を設ける。この折
曲鉤部9は、繊維強化プラスチック線条体4aの先端部分
と線条体4bの先端部分を加熱して折曲することによりそ
れぞれ折曲鉤部9a、9bを形成する。
【0015】前記のように軸力補強層4の繊維強化プラ
スチック線条体端部に折曲鉤部9を設けた可撓性複合管
6の端部には、図3に示したように、端末金具10を取り
付ける。この端末金具10の取り付けは、フランジ部11を
有する接続金具12をプラスチック内管2の先端部に取り
付け、プラスチック内管2内の流体の漏洩を防止するシ
ール13を締め金具14で締め込んで接続金具12を固定し、
このプラスチック内管2の先端部近くに内圧補強層3の
先端部7を配置し、さらにこの内圧補強層3の先端部7
の近くに軸力補強層4の繊維強化プラスチック線条体端
部の折曲鉤部9を配置し、ケーシング15の先端内周のね
じ部15a を接続金具12の外周に螺合して取り付け、ケー
シング15の後端壁部15b の内周側に可撓性複合管6の外
部シース5の端部を入れ、この端部上にシール16を置い
て締め金具17で締め込んで液密に固定する。
スチック線条体端部に折曲鉤部9を設けた可撓性複合管
6の端部には、図3に示したように、端末金具10を取り
付ける。この端末金具10の取り付けは、フランジ部11を
有する接続金具12をプラスチック内管2の先端部に取り
付け、プラスチック内管2内の流体の漏洩を防止するシ
ール13を締め金具14で締め込んで接続金具12を固定し、
このプラスチック内管2の先端部近くに内圧補強層3の
先端部7を配置し、さらにこの内圧補強層3の先端部7
の近くに軸力補強層4の繊維強化プラスチック線条体端
部の折曲鉤部9を配置し、ケーシング15の先端内周のね
じ部15a を接続金具12の外周に螺合して取り付け、ケー
シング15の後端壁部15b の内周側に可撓性複合管6の外
部シース5の端部を入れ、この端部上にシール16を置い
て締め金具17で締め込んで液密に固定する。
【0016】前記のケーシング15の内部にはエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂を充填し固化させて、この熱硬化性
樹脂充填固化部18内に軸力補強層4の繊維強化プラスチ
ックプラスチック線条体4a、4bの先端の折曲鉤部9を固
定する。この繊維強化プラスチックプラスチック線条体
4a、4bの端部は折曲鉤部9が熱硬化性樹脂充填固化部18
内に固定されるので、軸力補強層4に大なる張力がかか
っても折曲鉤部9が抜け出ることがなく強固に固定され
る。またこの熱硬化性樹脂充填固化部18により内圧補強
層3の先端部7もケーシング15内に固定される。前記の
ようにして可撓性複合管6のインターロック管1とプラ
スチック内管2の先端部と、内圧補強層3の先端部7
と、軸力補強層4の繊維強化プラスチックプラスチック
線条体4a、4bの先端部の折曲鉤部9とがケーシング15内
に固定されて、可撓性複合管6の端部に接続金具12が取
り付けられる。この接続金具12のフランジ部11には他の
機器等が接続されて可撓性複合管6の端部が他の機器等
に接続されることになる。
脂等の熱硬化性樹脂を充填し固化させて、この熱硬化性
樹脂充填固化部18内に軸力補強層4の繊維強化プラスチ
ックプラスチック線条体4a、4bの先端の折曲鉤部9を固
定する。この繊維強化プラスチックプラスチック線条体
4a、4bの端部は折曲鉤部9が熱硬化性樹脂充填固化部18
内に固定されるので、軸力補強層4に大なる張力がかか
っても折曲鉤部9が抜け出ることがなく強固に固定され
る。またこの熱硬化性樹脂充填固化部18により内圧補強
層3の先端部7もケーシング15内に固定される。前記の
ようにして可撓性複合管6のインターロック管1とプラ
スチック内管2の先端部と、内圧補強層3の先端部7
と、軸力補強層4の繊維強化プラスチックプラスチック
線条体4a、4bの先端部の折曲鉤部9とがケーシング15内
に固定されて、可撓性複合管6の端部に接続金具12が取
り付けられる。この接続金具12のフランジ部11には他の
機器等が接続されて可撓性複合管6の端部が他の機器等
に接続されることになる。
【0017】
【発明の効果】前記のように本発明は、可撓性複合管の
軸力補強層に、熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした
繊維強化プラスチック線条体を用いたので、端末部の曲
げ加工が容易となり、管体周囲に密着させて巻き付ける
ことが可能となり、管体に張力が加わってもねじれが生
ぜず、管体を切断しても巻き付けられている繊維強化プ
ラスチック線条体がばらばらになることがない。
軸力補強層に、熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした
繊維強化プラスチック線条体を用いたので、端末部の曲
げ加工が容易となり、管体周囲に密着させて巻き付ける
ことが可能となり、管体に張力が加わってもねじれが生
ぜず、管体を切断しても巻き付けられている繊維強化プ
ラスチック線条体がばらばらになることがない。
【0018】また、繊維強化プラスチック線条体の端部
に折曲鉤部を設けて、端末金具の熱硬化性樹脂充填固化
部内に固定したので、軸力補強層に大なる張力がかかっ
ても折曲鉤部が抜け出るおそれがなく強固に固定するこ
とができるものである。
に折曲鉤部を設けて、端末金具の熱硬化性樹脂充填固化
部内に固定したので、軸力補強層に大なる張力がかかっ
ても折曲鉤部が抜け出るおそれがなく強固に固定するこ
とができるものである。
【図1】本発明の可撓性複合管の1実施例を管壁を軸方
向に切断して示した断面図
向に切断して示した断面図
【図2】本発明の繊維強化プラスチック線条体の1実施
例の断面図
例の断面図
【図3】本発明の端末部の1実施例を上半部を断面で示
した図
した図
【符号の説明】 2:プラスチック内管 4:軸力補強層 4a、4b:繊維強化プラスチック線条体 6:可撓性複合管 9、9a、9b:折曲鉤部 10:端末金具 18:熱硬化性樹脂充填固化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 1/08 B 7415−4F 27/04 Z 8413−4F 27/12 8413−4F F16L 11/08 B
Claims (2)
- 【請求項1】プラスチック内管と繊維強化プラスチック
線条体を巻回した軸力補強層とを有する可撓性複合管に
おいて、前記軸力補強層に、熱可塑性樹脂をマトリック
ス樹脂とした繊維強化プラスチック線条体を用いたこと
を特徴とする可撓性複合管。 - 【請求項2】プラスチック内管と繊維強化プラスチック
線条体を巻回した軸力補強層とを有する可撓性複合管の
端部に端末金具を取り付けた可撓性複合管の端末部にお
いて、前記繊維強化プラスチック線条体の端部に折曲鉤
部を設け、前記端末金具内の熱硬化性樹脂充填固化部内
に前記折曲鉤部を固定したことを特徴とする可撓性複合
管の端末部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341980A JPH07167363A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 可撓性複合管及びその端末部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341980A JPH07167363A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 可撓性複合管及びその端末部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167363A true JPH07167363A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18350255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5341980A Pending JPH07167363A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 可撓性複合管及びその端末部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167363A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009036371A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-02-19 | Wellstream Internatl Ltd | 可撓性本体 |
WO2018149461A1 (en) * | 2017-02-20 | 2018-08-23 | National Oilwell Varco Denmark I/S | An assembly comprising an unbonded flexible pipe and an associated end-fitting |
CN114215970A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-22 | 永高股份有限公司 | 一种增强增韧复合管的连接适配器 |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP5341980A patent/JPH07167363A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009036371A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-02-19 | Wellstream Internatl Ltd | 可撓性本体 |
US9079353B2 (en) | 2007-06-28 | 2015-07-14 | Ge Oil & Gas Uk Limited | Flexible pipe |
US9090019B2 (en) | 2007-06-28 | 2015-07-28 | Ge Oil & Gas Uk Limited | Flexible pipe |
WO2018149461A1 (en) * | 2017-02-20 | 2018-08-23 | National Oilwell Varco Denmark I/S | An assembly comprising an unbonded flexible pipe and an associated end-fitting |
CN114215970A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-22 | 永高股份有限公司 | 一种增强增韧复合管的连接适配器 |
CN114215970B (zh) * | 2021-12-17 | 2024-03-15 | 公元股份有限公司 | 一种增强增韧复合管的连接适配器 |
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