JPH07167051A - 液体ヘリウム冷却クライオポンプ - Google Patents
液体ヘリウム冷却クライオポンプInfo
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- JPH07167051A JPH07167051A JP31706493A JP31706493A JPH07167051A JP H07167051 A JPH07167051 A JP H07167051A JP 31706493 A JP31706493 A JP 31706493A JP 31706493 A JP31706493 A JP 31706493A JP H07167051 A JPH07167051 A JP H07167051A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のクライオポンプのように液体窒素でシ
ュラウドを冷却する必要がなく、構造および操作性が簡
単な液体ヘリウム冷却クライオポンプを提供すること。 【構成】 液体ヘリウムで冷却された絶対温度4.2゜Kの
クライオ面に、ガス分子を吸着させて排気する液体ヘリ
ウム冷却クライオポンプにおいて、4.2゜Kの液体ヘリウ
ム容器と、真空容器壁との間に、シュラウドを配置して
構成され、このシュラウドは、一方で前記液体ヘリウム
容器に連通すると共に、他方でポンプ外に連通するもの
であって、前記液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムから
蒸発したヘリウム蒸気を循環させて冷却する自己冷却型
シュラウドであること。
ュラウドを冷却する必要がなく、構造および操作性が簡
単な液体ヘリウム冷却クライオポンプを提供すること。 【構成】 液体ヘリウムで冷却された絶対温度4.2゜Kの
クライオ面に、ガス分子を吸着させて排気する液体ヘリ
ウム冷却クライオポンプにおいて、4.2゜Kの液体ヘリウ
ム容器と、真空容器壁との間に、シュラウドを配置して
構成され、このシュラウドは、一方で前記液体ヘリウム
容器に連通すると共に、他方でポンプ外に連通するもの
であって、前記液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムから
蒸発したヘリウム蒸気を循環させて冷却する自己冷却型
シュラウドであること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高真空装置、表面分
析装置、加速器などに用いられる真空ポンプに関するも
ので、より詳細には、液体ヘリウムを用いたクライオポ
ンプに関するものである。
析装置、加速器などに用いられる真空ポンプに関するも
ので、より詳細には、液体ヘリウムを用いたクライオポ
ンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】10-10Pa以下の極高真空が比較的簡単に
得られるポンプとして、冷却されたクライオ面にガスを
吸着固化して排気する液体ヘリウムポンプが古くから知
られている。このポンプは排気速度が非常に大きく、宇
宙模擬室や核融合実験装置などの比較的大型装置に用い
られて来たが、ポンプが極めてクリーンで汚染源がない
ことから、最近では表面分析装置や半導体製造装置にも
使われている、非常に広範囲に利用されているポンプで
ある。
得られるポンプとして、冷却されたクライオ面にガスを
吸着固化して排気する液体ヘリウムポンプが古くから知
られている。このポンプは排気速度が非常に大きく、宇
宙模擬室や核融合実験装置などの比較的大型装置に用い
られて来たが、ポンプが極めてクリーンで汚染源がない
ことから、最近では表面分析装置や半導体製造装置にも
使われている、非常に広範囲に利用されているポンプで
ある。
【0003】液体ヘリウムポンプは、伝統的に液体ヘリ
ウム容器とそれを取り囲む液体窒素容器と、これに連続
するバッフルから成っている。これは、4.2゜Kの液体ヘ
リウム容器およびクライオ面が、直接室温(〜300゜K)
の真空壁に対面していると、壁面より受ける熱輻射が大
きすぎ、高価な液体ヘリウムはたちまち蒸発してしまう
からである。
ウム容器とそれを取り囲む液体窒素容器と、これに連続
するバッフルから成っている。これは、4.2゜Kの液体ヘ
リウム容器およびクライオ面が、直接室温(〜300゜K)
の真空壁に対面していると、壁面より受ける熱輻射が大
きすぎ、高価な液体ヘリウムはたちまち蒸発してしまう
からである。
【0004】これを防ぐために、4.2゜Kの液体ヘリウム
容器と、室温の真空容器壁との間に、77゜Kの液体窒素
容器およびこれに連続したバッフルを配置する。従っ
て、従来の液体ヘリウム冷却クライオポンプは液体ヘリ
ウム容器と液体窒素容器の2重構造が必要で、非常に複
雑な構造となっていた。
容器と、室温の真空容器壁との間に、77゜Kの液体窒素
容器およびこれに連続したバッフルを配置する。従っ
て、従来の液体ヘリウム冷却クライオポンプは液体ヘリ
ウム容器と液体窒素容器の2重構造が必要で、非常に複
雑な構造となっていた。
【0005】さらに、このポンプを働かせるには、液体
ヘリウムと液体窒素の2種類の寒剤が必要であり、そし
て何よりも問題なことは、外容器に度々液体窒素を補給
しなければポンプの排気速度が変化し、真空系の圧力変
動を引き起こすという点にあった。
ヘリウムと液体窒素の2種類の寒剤が必要であり、そし
て何よりも問題なことは、外容器に度々液体窒素を補給
しなければポンプの排気速度が変化し、真空系の圧力変
動を引き起こすという点にあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の液体ヘリウムポ
ンプでは、液体窒素の補給は続けたとしても、液体ヘリ
ウムも蒸発し続けるので、77゜Kの窒素蒸気と4.2゜Kの
ヘリウム蒸気の両方のガスを大気に捨てていたことにな
る。しかし、4.2゜Kの温度から蒸発したヘリウム蒸気
は、77゜Kの液体窒素温度に比べれば遥かに低く、この
ヘリウム蒸気を有効に利用すれば、液体窒素なしで従来
を上回る液体ヘリウム冷却クライオポンプを提供するこ
とが可能で、前述の課題を根本から改良することができ
る。
ンプでは、液体窒素の補給は続けたとしても、液体ヘリ
ウムも蒸発し続けるので、77゜Kの窒素蒸気と4.2゜Kの
ヘリウム蒸気の両方のガスを大気に捨てていたことにな
る。しかし、4.2゜Kの温度から蒸発したヘリウム蒸気
は、77゜Kの液体窒素温度に比べれば遥かに低く、この
ヘリウム蒸気を有効に利用すれば、液体窒素なしで従来
を上回る液体ヘリウム冷却クライオポンプを提供するこ
とが可能で、前述の課題を根本から改良することができ
る。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、上述の課題を解決することを目的としている。
で、上述の課題を解決することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、液体
ヘリウムで冷却された絶対温度4.2゜Kのクライオ面に、
ガス分子を吸着させて排気する液体ヘリウム冷却クライ
オポンプにおいて、4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、真空
容器壁との間に、シュラウドを配置して構成され、この
シュラウドは、一方で前記液体ヘリウム容器に連通する
と共に、他方でポンプ外に連通するものであって、前記
液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムから蒸発したヘリウ
ム蒸気を循環させて冷却する自己冷却型シュラウドであ
ること特徴とする。
ヘリウムで冷却された絶対温度4.2゜Kのクライオ面に、
ガス分子を吸着させて排気する液体ヘリウム冷却クライ
オポンプにおいて、4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、真空
容器壁との間に、シュラウドを配置して構成され、この
シュラウドは、一方で前記液体ヘリウム容器に連通する
と共に、他方でポンプ外に連通するものであって、前記
液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムから蒸発したヘリウ
ム蒸気を循環させて冷却する自己冷却型シュラウドであ
ること特徴とする。
【0009】本発明において、好ましくは、前記シュラ
ウド表面および真空容器内壁が、金、銀、銅、又はアル
ミニウムの低輻射率金属で製作されるものである。
ウド表面および真空容器内壁が、金、銀、銅、又はアル
ミニウムの低輻射率金属で製作されるものである。
【0010】さらに好ましくは、前記液体ヘリウム容器
と前記シュラウドを2重管構造のパイプで吊下固定する
と共に、蒸発したヘリウムガスが該パイプの2重管の間
を通ってポンプ外に放出されるものである。そして、こ
の場合、好ましくは、前記液体ヘリウム容器と前記シュ
ラウドを吊下固定する2重管構造のパイプは、内側にジ
ルコニア・セラミックを用い、外側には金属ベローズを
用いるものである。
と前記シュラウドを2重管構造のパイプで吊下固定する
と共に、蒸発したヘリウムガスが該パイプの2重管の間
を通ってポンプ外に放出されるものである。そして、こ
の場合、好ましくは、前記液体ヘリウム容器と前記シュ
ラウドを吊下固定する2重管構造のパイプは、内側にジ
ルコニア・セラミックを用い、外側には金属ベローズを
用いるものである。
【0011】
【作用】前記本発明による液体ヘリウム冷却クライオポ
ンプは、4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、室温の真空容器
壁との間に、該液体ヘリウムから蒸発したヘリウム蒸気
を循環させるシュラウドを配置しているので、このシュ
ラウドが、気化ヘリウムの自己冷却によって、4.2゜Kと
室温との中間温度に保持して熱シールドすることとな
り、従来のクライオポンプのように液体窒素でシュラウ
ドを冷却する必要がない。従って、液体窒素容器を不要
として、構造および操作性が簡単になる。
ンプは、4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、室温の真空容器
壁との間に、該液体ヘリウムから蒸発したヘリウム蒸気
を循環させるシュラウドを配置しているので、このシュ
ラウドが、気化ヘリウムの自己冷却によって、4.2゜Kと
室温との中間温度に保持して熱シールドすることとな
り、従来のクライオポンプのように液体窒素でシュラウ
ドを冷却する必要がない。従って、液体窒素容器を不要
として、構造および操作性が簡単になる。
【0012】また、本発明の液体ヘリウム冷却クライオ
ポンプのシュラウド、液体ヘリウム容器および真空容器
の主なる構成材料を、熱輻射率の非常に小さい金、銀、
銅およびアルミニウムで製作した場合は、シュラウドが
室温の真空壁から受ける輻射熱、液体ヘリウム容器がシ
ュラウドから受ける輻射熱、のそれぞれを最小にするこ
とができ、輻射エネルギーによって失われる、液体ヘリ
ウムの消費量を非常に小さくすることができる。
ポンプのシュラウド、液体ヘリウム容器および真空容器
の主なる構成材料を、熱輻射率の非常に小さい金、銀、
銅およびアルミニウムで製作した場合は、シュラウドが
室温の真空壁から受ける輻射熱、液体ヘリウム容器がシ
ュラウドから受ける輻射熱、のそれぞれを最小にするこ
とができ、輻射エネルギーによって失われる、液体ヘリ
ウムの消費量を非常に小さくすることができる。
【0013】さらに液体ヘリウム容器およびシュラウド
を吊下固定する前述の材料および構造は、熱伝導によっ
て流入する熱量を最小にし、且熱交換できるように設計
されているので無駄がなく、液体ヘリウムの消費量を非
常に小さくすることができる。
を吊下固定する前述の材料および構造は、熱伝導によっ
て流入する熱量を最小にし、且熱交換できるように設計
されているので無駄がなく、液体ヘリウムの消費量を非
常に小さくすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に示す
一実施例を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施例を示す側断面図である。図1において、符
号1は、ヘリウム蒸気循環式液体ヘリウム冷却クライオ
ポンプを収める無酸素銅製の半球状真空容器である。2
は同じく無酸素銅製の半球状ヘリウム容器で、容器の円
盤底部2aがクライオ面で、真空中のガスは主にこの面
に吸着される。3は液体ヘリウム容器2と真空容器壁1
との間に相似形に配置される無酸素銅製の半球状熱放射
シールド・シュラウドである。
一実施例を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施例を示す側断面図である。図1において、符
号1は、ヘリウム蒸気循環式液体ヘリウム冷却クライオ
ポンプを収める無酸素銅製の半球状真空容器である。2
は同じく無酸素銅製の半球状ヘリウム容器で、容器の円
盤底部2aがクライオ面で、真空中のガスは主にこの面
に吸着される。3は液体ヘリウム容器2と真空容器壁1
との間に相似形に配置される無酸素銅製の半球状熱放射
シールド・シュラウドである。
【0015】前記ヘリウム容器2とシュラウド3は、ス
テンレス製の熱シールドパイプ5に電子ビーム溶接され
ており、一体構造になっている。また、シュラウド3に
は無酸素銅製のシブロン型バッフル4が取付けられてお
り、ガス分子はバッフルに衝突しながらクライオ面に達
するが、外気温からの熱輻射は直接クライオ面に入射で
きないようになっている。
テンレス製の熱シールドパイプ5に電子ビーム溶接され
ており、一体構造になっている。また、シュラウド3に
は無酸素銅製のシブロン型バッフル4が取付けられてお
り、ガス分子はバッフルに衝突しながらクライオ面に達
するが、外気温からの熱輻射は直接クライオ面に入射で
きないようになっている。
【0016】シールドパイプ5の側面には、蒸発したヘ
リウムガスが通過できる小穴5aが設けられており、小
穴5aはシュラウド3の金属内部に設けられた気化ヘリ
ウム循環通路の溝3bに連続している。この溝3bはシ
ュラウドの半球の縁まで達したところで円周に沿って2
方向に分かれ、縁を半周した後、再び溝3cで合流し、
シールドパイプ6とベローズ7との空間5bに連続して
いる。
リウムガスが通過できる小穴5aが設けられており、小
穴5aはシュラウド3の金属内部に設けられた気化ヘリ
ウム循環通路の溝3bに連続している。この溝3bはシ
ュラウドの半球の縁まで達したところで円周に沿って2
方向に分かれ、縁を半周した後、再び溝3cで合流し、
シールドパイプ6とベローズ7との空間5bに連続して
いる。
【0017】シュラウド3の上方の円環状縁3aには、
外気から伝導によって伝わってくる熱を最小にするため
に、伝導距離を長くすることのできるステンレス製の熱
シールド・ベローズ7が、電子ビームで溶接されてい
る。ベローズ7の上の縁は、真空容器1に連続するステ
ンレス製ホールダー8に同じく電子ビーム溶接されてい
る。
外気から伝導によって伝わってくる熱を最小にするため
に、伝導距離を長くすることのできるステンレス製の熱
シールド・ベローズ7が、電子ビームで溶接されてい
る。ベローズ7の上の縁は、真空容器1に連続するステ
ンレス製ホールダー8に同じく電子ビーム溶接されてい
る。
【0018】一方、熱シールドパイプ5の上方内側に
は、ネジ溝5cが設けられ、このネジ溝にジルコニア・
セラミック製パイプ6が嵌め込まれている。さらに、パ
イプ6はポンプ吊下ホールダー8に設けられたネジ溝に
同じようにして嵌め込まれている。
は、ネジ溝5cが設けられ、このネジ溝にジルコニア・
セラミック製パイプ6が嵌め込まれている。さらに、パ
イプ6はポンプ吊下ホールダー8に設けられたネジ溝に
同じようにして嵌め込まれている。
【0019】真空容器1の下方の外周にはポンプ取り付
け用のフランジ9が設けられており、フランジ9は、例
えば非排気系真空容器12の取り付けフランジ11にボ
ルトを用いて取り付けられる。排気口13には、例えば
真空バルブが取り付けられ、当該バルブの下にはターボ
分子ポンプのような粗引きポンプがつながれる。
け用のフランジ9が設けられており、フランジ9は、例
えば非排気系真空容器12の取り付けフランジ11にボ
ルトを用いて取り付けられる。排気口13には、例えば
真空バルブが取り付けられ、当該バルブの下にはターボ
分子ポンプのような粗引きポンプがつながれる。
【0020】次に上述した実施例の図1の構成におい
て、本発明の液体ヘリウム冷却クライオポンプの動作原
理を説明する。
て、本発明の液体ヘリウム冷却クライオポンプの動作原
理を説明する。
【0021】排気口13を通じて、別のポンプであらか
じめ10-1〜10-2Paまで予備排気しておく。この状態で液
体ヘリウム注入口10から、液体ヘリウムAが液体ヘリ
ウム容器2に溜め込まれる。液体ヘリウムAが溜まった
ら、注入口10には栓Bをして、ここからヘリウム蒸気
が漏れないようにする。
じめ10-1〜10-2Paまで予備排気しておく。この状態で液
体ヘリウム注入口10から、液体ヘリウムAが液体ヘリ
ウム容器2に溜め込まれる。液体ヘリウムAが溜まった
ら、注入口10には栓Bをして、ここからヘリウム蒸気
が漏れないようにする。
【0022】液体ヘリウムAから蒸発したヘリウム蒸気
は、矢印を通過し、矢印から小穴5aを抜け、循環
用の溝3bを矢印の方向に進み、縁のところで2方向
に分かれ、互いに縁を半周して反対側で合流し、溝3c
に出て矢印の方向に進む。さらに矢印のように進
み、パイプ6とベローズ7の間を矢印の方向に上昇
し、矢印を通ってポンプ外に抜ける。矢印乃至の
ヘリウムの通過経路は、真空容器内に通じていないこと
は言うまでもない。
は、矢印を通過し、矢印から小穴5aを抜け、循環
用の溝3bを矢印の方向に進み、縁のところで2方向
に分かれ、互いに縁を半周して反対側で合流し、溝3c
に出て矢印の方向に進む。さらに矢印のように進
み、パイプ6とベローズ7の間を矢印の方向に上昇
し、矢印を通ってポンプ外に抜ける。矢印乃至の
ヘリウムの通過経路は、真空容器内に通じていないこと
は言うまでもない。
【0023】矢印乃至のヘリウムの流れにより、ヘ
リウム蒸気の温度は極低温の矢印の箇所(4.2゜K)か
ら矢印の箇所(室温)へと徐々に上昇する。この流れ
の中で、シュラウド3は4.2゜Kと室温との中間の温度勾
配にあり、またシュラウド3は銅製であるから略均一
で、4.2゜Kと室温の中間に落ち着く。
リウム蒸気の温度は極低温の矢印の箇所(4.2゜K)か
ら矢印の箇所(室温)へと徐々に上昇する。この流れ
の中で、シュラウド3は4.2゜Kと室温との中間の温度勾
配にあり、またシュラウド3は銅製であるから略均一
で、4.2゜Kと室温の中間に落ち着く。
【0024】シュラウド3の温度は一定ではないが、熱
輻射のフィードバック作用によって液体ヘリウムの消費
量は最小となる。すなわち、シュラウド3の温度が高い
場合は、液体ヘリウム容器2の受ける輻射エネルギーも
大きくなり、液体ヘリウムの蒸発量は多くなる。すると
矢印から矢印へと循環するヘリウム蒸気の量も多く
なり、シュラウド3の冷却は促進される。反対に、シュ
ラウド3の温度が低くなった場合は、液体ヘリウムの蒸
発量は少なくなるが、シュラウド3と真空容器1との温
度差が大きくなるので、シュラウド3が受ける輻射エネ
ルギーはより大きくなって、シュラウド3の温度は上昇
するように熱シールドのフィードバックが働く。
輻射のフィードバック作用によって液体ヘリウムの消費
量は最小となる。すなわち、シュラウド3の温度が高い
場合は、液体ヘリウム容器2の受ける輻射エネルギーも
大きくなり、液体ヘリウムの蒸発量は多くなる。すると
矢印から矢印へと循環するヘリウム蒸気の量も多く
なり、シュラウド3の冷却は促進される。反対に、シュ
ラウド3の温度が低くなった場合は、液体ヘリウムの蒸
発量は少なくなるが、シュラウド3と真空容器1との温
度差が大きくなるので、シュラウド3が受ける輻射エネ
ルギーはより大きくなって、シュラウド3の温度は上昇
するように熱シールドのフィードバックが働く。
【0025】この場合、熱シールドパイプ5は最も熱伝
導性の悪いステンレス製で製作されているので、液体ヘ
リウム容器2とシュラウド3が熱伝導良好な銅で製作さ
れていたとしても、適当な温度勾配を持たせることがで
きる。また、銅とステンレスの膨張係数は、極低温の液
体ヘリウム温度から、ベーキングに必要な500゜Kまで略
同じであり、昇温、冷却を行ったとしても、溶接部に割
れが入るなどの心配がない。
導性の悪いステンレス製で製作されているので、液体ヘ
リウム容器2とシュラウド3が熱伝導良好な銅で製作さ
れていたとしても、適当な温度勾配を持たせることがで
きる。また、銅とステンレスの膨張係数は、極低温の液
体ヘリウム温度から、ベーキングに必要な500゜Kまで略
同じであり、昇温、冷却を行ったとしても、溶接部に割
れが入るなどの心配がない。
【0026】さらに、真空容器1、シュラウド3および
バッフル4、液体ヘリウム容器2のいずれも、その表面
は熱輻射率の非常に小さい無酸素銅で製作されているた
め、シュラウド3およびバッフル4が真空容器1の壁か
ら受ける熱輻射、液体ヘリウム容器2がシュラウド3お
よびバッフル4から受ける熱輻射のそれぞれが、最小と
なり、液体ヘリウムの蒸発を押えることができる。
バッフル4、液体ヘリウム容器2のいずれも、その表面
は熱輻射率の非常に小さい無酸素銅で製作されているた
め、シュラウド3およびバッフル4が真空容器1の壁か
ら受ける熱輻射、液体ヘリウム容器2がシュラウド3お
よびバッフル4から受ける熱輻射のそれぞれが、最小と
なり、液体ヘリウムの蒸発を押えることができる。
【0027】さらに液体ヘリウム容器2およびシュラウ
ド3を吊下固定する材料および構造は、熱伝導によって
流入する熱量を最小にし、2重構造の吊下パイプによっ
て流入する熱と、ヘリウムガスが効率よく熱交換され
て、真空側に放出されるヘリウムガスは最小になるよう
に設計されている。
ド3を吊下固定する材料および構造は、熱伝導によって
流入する熱量を最小にし、2重構造の吊下パイプによっ
て流入する熱と、ヘリウムガスが効率よく熱交換され
て、真空側に放出されるヘリウムガスは最小になるよう
に設計されている。
【0028】すなわち、吊下固定するパイプ6は、実施
例の場合、ジルコニアセラミックで構成されている。こ
のジルコニアセラミックは、アルミナセラミックの2倍
の曲げ強度が有り、熱伝導率は1桁以上小さい特性を持
っているが、多孔質でガス放出が大きいので、このセラ
ミックパイプは大気圧側(ヘリウム循環側)に配置さ
れ、その外周はガス放出が小さいステンレス製のベロー
ズ7で完全に密封している。また、ベローズ7は肉が薄
く、蛇行しており、熱伝導率が小さいステンレス鋼なの
で、このベローズ7を伝導してくる熱量も非常に小さ
い。
例の場合、ジルコニアセラミックで構成されている。こ
のジルコニアセラミックは、アルミナセラミックの2倍
の曲げ強度が有り、熱伝導率は1桁以上小さい特性を持
っているが、多孔質でガス放出が大きいので、このセラ
ミックパイプは大気圧側(ヘリウム循環側)に配置さ
れ、その外周はガス放出が小さいステンレス製のベロー
ズ7で完全に密封している。また、ベローズ7は肉が薄
く、蛇行しており、熱伝導率が小さいステンレス鋼なの
で、このベローズ7を伝導してくる熱量も非常に小さ
い。
【0029】図1の実施例では、真空容器1、液体ヘリ
ウム容器2、シュラウド3を半球状で示したが、形状は
これに限ったことではなく、従来のように円筒形、長方
形などいかなる形状であっても構わない。また、バッフ
ル4もシブロン型に限ったことではなく、傘型やスダレ
型などいかなる形状であってもよい。すなわち本発明
は、4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、室温の真空容器壁と
の間に、液体ヘリウムから蒸発したヘリウム蒸気を循環
させて冷却する自己冷却型シュラウドが配置され、該シ
ュラウドを4.2゜Kと室温との中間温度に保持することに
よってクライオ面を熱シールドし、液体ヘリウムの消費
量を小さくするように設けられるものであり、従って、
本発明の要旨に適合する限り、他の構成を採用すること
ができるものである。
ウム容器2、シュラウド3を半球状で示したが、形状は
これに限ったことではなく、従来のように円筒形、長方
形などいかなる形状であっても構わない。また、バッフ
ル4もシブロン型に限ったことではなく、傘型やスダレ
型などいかなる形状であってもよい。すなわち本発明
は、4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、室温の真空容器壁と
の間に、液体ヘリウムから蒸発したヘリウム蒸気を循環
させて冷却する自己冷却型シュラウドが配置され、該シ
ュラウドを4.2゜Kと室温との中間温度に保持することに
よってクライオ面を熱シールドし、液体ヘリウムの消費
量を小さくするように設けられるものであり、従って、
本発明の要旨に適合する限り、他の構成を採用すること
ができるものである。
【0030】また、図1の実施例では、真空容器1、液
体ヘリウム容器2、シュラウド3、バッフル4を無酸素
銅で製作した例で示したが、材料はこれに限ったことで
はなく、アルミニウム、金めっきステンレス又は銅、銀
めっきステンレス或いは銅など、熱輻射率が0.03以下の
表面を持つ低輻射率材料の組み合わせであるならば、い
かなる材料の組み合わせであっても構わない。
体ヘリウム容器2、シュラウド3、バッフル4を無酸素
銅で製作した例で示したが、材料はこれに限ったことで
はなく、アルミニウム、金めっきステンレス又は銅、銀
めっきステンレス或いは銅など、熱輻射率が0.03以下の
表面を持つ低輻射率材料の組み合わせであるならば、い
かなる材料の組み合わせであっても構わない。
【0031】さらに、図1の実施例では、シュラウド3
のヘリウム蒸気の通路を、シュラウド内に彫り込まれた
溝の例で示したが、構造はこれに限られずに、図1の小
穴5aに細い循環パイプの一端を溶接し、他端を空間5
bに連通するように溶接して、この循環パイプの側面を
シュラウドやバッフルに接触させて冷却するようにして
もよい。すなわち、液体ヘリウムから蒸発したヘリウム
蒸気を循環させてシュラウドが冷却され、該シュラウド
が4.2゜Kと室温との中間温度に保持されるならばいかな
る方式であっても構わない。
のヘリウム蒸気の通路を、シュラウド内に彫り込まれた
溝の例で示したが、構造はこれに限られずに、図1の小
穴5aに細い循環パイプの一端を溶接し、他端を空間5
bに連通するように溶接して、この循環パイプの側面を
シュラウドやバッフルに接触させて冷却するようにして
もよい。すなわち、液体ヘリウムから蒸発したヘリウム
蒸気を循環させてシュラウドが冷却され、該シュラウド
が4.2゜Kと室温との中間温度に保持されるならばいかな
る方式であっても構わない。
【0032】また、液体ヘリウム容器2とシュラウド3
を吊下固定する2重管構造のパイプは、内側のパイプ6
にジルコニア・セラミックを用い、外側のパイプ7には
ステンレス鋼のベローズを用いた例で示したが、2つの
パイプはこの構造および材質に限られずに、他のセラミ
ックや金属の組み合わせでもよい。以上を要するに、パ
イプが液体ヘリウム容器とシュラウドを吊下固定すると
共に、蒸発したヘリウムガスと、外気からパイプを通し
て流入してくる熱が効率良く熱交換できる構造であるな
らばいかなる構造であっても構わない。
を吊下固定する2重管構造のパイプは、内側のパイプ6
にジルコニア・セラミックを用い、外側のパイプ7には
ステンレス鋼のベローズを用いた例で示したが、2つの
パイプはこの構造および材質に限られずに、他のセラミ
ックや金属の組み合わせでもよい。以上を要するに、パ
イプが液体ヘリウム容器とシュラウドを吊下固定すると
共に、蒸発したヘリウムガスと、外気からパイプを通し
て流入してくる熱が効率良く熱交換できる構造であるな
らばいかなる構造であっても構わない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る液体
ヘリウム冷却クライオポンプによれば、次のような効果
ないし利点が得られる。
ヘリウム冷却クライオポンプによれば、次のような効果
ないし利点が得られる。
【0034】(1) 絶対温度4.2゜Kの液体ヘリウム容
器と、室温(〜300゜K)の真空容器壁との間に、液体ヘ
リウム容器内の液体ヘリウムから蒸発したヘリウム蒸気
を循環させるシュラウドを配置しているので、シュラウ
ドはヘリウムの自己冷却によって、4.2゜Kと室温との中
間温度に保持され、液体ヘリウム容器を室温の輻射から
熱シールドできる。従って、従来のクライオポンプのよ
うに液体窒素でシュラウドを冷却する必要がなくなり、
構造も、操作性も簡単になる。
器と、室温(〜300゜K)の真空容器壁との間に、液体ヘ
リウム容器内の液体ヘリウムから蒸発したヘリウム蒸気
を循環させるシュラウドを配置しているので、シュラウ
ドはヘリウムの自己冷却によって、4.2゜Kと室温との中
間温度に保持され、液体ヘリウム容器を室温の輻射から
熱シールドできる。従って、従来のクライオポンプのよ
うに液体窒素でシュラウドを冷却する必要がなくなり、
構造も、操作性も簡単になる。
【0035】(2) シュラウド、バッフル、液体ヘリ
ウム容器は勿論、真空容器の内壁も熱輻射の非常に小さ
い金、銀、銅およびアルミニウムで製作した場合は、シ
ュラウドが室温の真空壁から受ける輻射熱、液体ヘリウ
ム容器がシュラウドから受ける輻射熱、のそれぞれの輻
射量を最小にすることができ、輻射エネルギーによって
失われる、液体ヘリウムの消費量を非常に小さくするこ
とができる。
ウム容器は勿論、真空容器の内壁も熱輻射の非常に小さ
い金、銀、銅およびアルミニウムで製作した場合は、シ
ュラウドが室温の真空壁から受ける輻射熱、液体ヘリウ
ム容器がシュラウドから受ける輻射熱、のそれぞれの輻
射量を最小にすることができ、輻射エネルギーによって
失われる、液体ヘリウムの消費量を非常に小さくするこ
とができる。
【0036】(3) 液体ヘリウム容器とシュラウドを
吊下固定する材料および構造は、熱伝導によって流入す
る熱量を最小にし、且熱交換できるような材料選択と構
造設計を行うことにより、液体ヘリウムの蒸発の無駄が
なく、液体ヘリウムの消費量を非常に小さくすることが
できる。
吊下固定する材料および構造は、熱伝導によって流入す
る熱量を最小にし、且熱交換できるような材料選択と構
造設計を行うことにより、液体ヘリウムの蒸発の無駄が
なく、液体ヘリウムの消費量を非常に小さくすることが
できる。
【図1】本発明の実施例としての液体ヘリウム冷却クラ
イオポンプの側断面図。
イオポンプの側断面図。
1 真空容器 2 液体ヘリウム容器 2a クライオ面 3 シュラウド 3a 円環状縁 3b 溝 3c 溝 4 バッフル 5 シールドパイプ 5a 小穴 5b 空間 5c ネジ溝 6 パイプ 7 ベローズ 8 ホールダー 9 フランジ 10 液体ヘリウム注入口 A 液体ヘリウム B 栓
Claims (4)
- 【請求項1】 液体ヘリウムで冷却された絶対温度4.2゜
Kのクライオ面に、ガス分子を吸着させて排気する液体
ヘリウム冷却クライオポンプにおいて、 4.2゜Kの液体ヘリウム容器と、真空容器壁との間に、シ
ュラウドを配置して構成され、 前記シュラウドは、一方で前記液体ヘリウム容器に連通
すると共に、他方でポンプ外に連通するものであって、
前記液体ヘリウム容器内の液体ヘリウムから蒸発したヘ
リウム蒸気を循環させて冷却する自己冷却型シュラウド
であること特徴とする液体ヘリウム冷却クライオポン
プ。 - 【請求項2】 前記シュラウド表面および真空容器内壁
は、金、銀、銅、又はアルミニウムの低輻射率金属で製
作されていることを特徴とする前記請求項1記載の液体
ヘリウム冷却クライオポンプ。 - 【請求項3】 前記液体ヘリウム容器と前記シュラウド
を2重管構造のパイプで吊下固定すると共に、蒸発した
ヘリウムガスが該パイプの2重管の間を通ってポンプ外
に放出されることを特徴とする前記請求項1記載の液体
ヘリウム冷却クライオポンプ。 - 【請求項4】 前記液体ヘリウム容器と前記シュラウド
を吊下固定する2重管構造のパイプは、内側にジルコニ
ア・セラミックを用い、外側には金属ベローズを用いた
ことを特徴とする前記請求項3記載の液体ヘリウム冷却
クライオポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31706493A JPH07167051A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 液体ヘリウム冷却クライオポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31706493A JPH07167051A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 液体ヘリウム冷却クライオポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07167051A true JPH07167051A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18084023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31706493A Pending JPH07167051A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 液体ヘリウム冷却クライオポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07167051A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008202491A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Edwards Kk | クライオパネル冷却構造とその冷却方法 |
CN109751218A (zh) * | 2017-11-03 | 2019-05-14 | 核工业西南物理研究院 | 内置式高真空低温冷凝抽气泵 |
CN117554155A (zh) * | 2024-01-09 | 2024-02-13 | 北京飞斯科科技有限公司 | 一种用于电子自旋共振的顶部装卸型低温设备 |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31706493A patent/JPH07167051A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008202491A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Edwards Kk | クライオパネル冷却構造とその冷却方法 |
CN109751218A (zh) * | 2017-11-03 | 2019-05-14 | 核工业西南物理研究院 | 内置式高真空低温冷凝抽气泵 |
CN109751218B (zh) * | 2017-11-03 | 2023-10-20 | 核工业西南物理研究院 | 内置式高真空低温冷凝抽气泵 |
CN117554155A (zh) * | 2024-01-09 | 2024-02-13 | 北京飞斯科科技有限公司 | 一种用于电子自旋共振的顶部装卸型低温设备 |
CN117554155B (zh) * | 2024-01-09 | 2024-03-29 | 北京飞斯科科技有限公司 | 一种用于电子自旋共振的顶部装卸型低温设备 |
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