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JPH07163674A - 消火配管用分散ヘッダ及び連結用フレキシブル管 - Google Patents

消火配管用分散ヘッダ及び連結用フレキシブル管

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Publication number
JPH07163674A
JPH07163674A JP5307173A JP30717393A JPH07163674A JP H07163674 A JPH07163674 A JP H07163674A JP 5307173 A JP5307173 A JP 5307173A JP 30717393 A JP30717393 A JP 30717393A JP H07163674 A JPH07163674 A JP H07163674A
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JP
Japan
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pipe
flexible
connection
tube
header
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Application number
JP5307173A
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English (en)
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JP2840016B2 (ja
Inventor
Takeo Hanaoka
威夫 花岡
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP5307173A priority Critical patent/JP2840016B2/ja
Publication of JPH07163674A publication Critical patent/JPH07163674A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 市販鋼管や不要な管材等から容易に製造で
き、しかも接続部に可撓性を持たせることのできる消
配管用分散ヘッダ、及びその連結用フレキシブル管を得
る。 【構成】 管材によって構成される本体2一端部をキャ
ップ4で閉口させ、本体2の外周に複数の貫通孔13を
穿設し、一端部にテーパ状に開口したつば部12を有す
る分岐接続管11を貫通孔13の周縁部に固着して、連
結用フレキシブル管が接続される分岐接続体Pを構成
する。 【効果】 構成部材が全て管材から製造でき、しかもO
リングを介して連結用フレキシブル管の球座部をつば部
と突き合わせて外側からハウジングで固定させると、可
撓性のある水密接続が簡単に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化配管用分散ヘッ
ダ、及びこの消化配管用分散ヘッダに用いる連結用フレ
キシブル管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスプリンクラを用いた消化設備を
例にとって説明すると、従来この種の消化設備について
の配管系は天井部に配管されているが、基本的には天井
部空間に配管された本管、この本管に取り付けられた分
散ヘッダ、天井板に取り付けたスプリンクラヘッドと前
記分散ヘッダとの間を連結するための可撓性を有する連
結用のフレキシブル管によって構成されている。
【0003】そして図9、図10に示されたように、基
本的に従来のこの種の分散ヘッダ101は、本管に接続
される部分となる内周にネジが切られた接続部102
と、この接続部102の下方側面周囲に設けられて連結
用のフレキシブル管103と接続される、外周にネジが
切られた分岐接続部104とによって構成されている。
そして通常は前記分岐接続部104が等間隔の下で6カ
所に設けられている。
【0004】一方かかる分散ヘッダ101にその一端部
を接続するフレキシブル管103は、図9に示したよう
に、可撓性を有するチューブ105に剛性の筒状の接続
体106が設けられており、この接続体106の外周に
は締め付け用のナット体107を有している。そして分
散ヘッダ101の前記分岐接続部104にこのフレキシ
ブル管103接続する場合には、同図に示したように、
ナット体107を回して分岐接続部104の外周に螺着
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の分散ヘッダ101は、図からもわかるように極
めて複雑な形態を有しているため、鋳造によって製造す
るしかなかった。従って製造に手間がかかり、またコス
トも高いものとなっていたのである。しかもフレキシブ
ル管103と分岐接続部104との接続部自体には全く
可撓性がなく、そのためフレキシブル管103自体の可
撓性を超えるような配管施工は困難となり、天井部の配
管レイアウトに制限を受けていた。またそのようにフレ
キシブル管103と分岐接続部104との接続部自体に
可撓性がないため、往々にしてチューブ105と接続体
106との固着部に過負荷がかかり、そこから亀裂損傷
するおそれもあった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、市販鋼管や不要な管材等から容易に製造でき、し
かも接続部にある程度の可撓性を持たせることのできる
消化配管用分散ヘッダ、及びその連結用フレキシブル管
を提供して、叙上の問題の解決を図ることを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、まず請求項1に記載したように、管材の一端部を閉
口させると共に、この管材の外周に複数の貫通孔を穿設
し、一端部にテーパ状に開口したつば部を有する管体の
他端部を各貫通孔周縁部に固着したことを特徴とする、
消化配管用分散ヘッダが提供される。
【0008】この場合前記つば部は、つば部と管体とを
別体のものとせず、請求項2に記載したように、管体の
一端部を拡径成形加工してつば部を構成してもよい。
【0009】またさらに消化配管用分散ヘッダの本体と
なる管材に、請求項3に記載したように、角管を用いて
もよい。
【0010】他方連結用のフレキシブル管については、
請求項4に記載したような、可撓性を有する管状体の一
端部外周に、Oリング装着用の環状のへこみ部を軸方向
外方に向けて有する球座部を設けたことを特徴とする、
連結用フレキシブル管が提供される。
【0011】また請求項5に記載したような、可撓性を
有するアウターチューブを管体の一端部外周に固定する
と共に、前記管体の内周に環状溝を形成し、前記アウタ
ーチューブ内に挿入されるベローズ形状のインナーチュ
ーブの一端部を、前記環状溝に対して膨出させて当該イ
ンナーチューブの一端部を前記管体に固定し、前記管体
の他端部外周に、Oリング装着用の環状のへこみ部を軸
方向外方に向けて有する球座部を設けたことを特徴とす
る、連結用フレキシブル管も提供できる。
【0012】前記連結用フレキシブル管においてインナ
ーチューブの一端部を管体に固定する場合、請求項6に
記載したように、Oリングを介在させて膨出固定させた
ものとしてもよい。
【0013】
【作用】請求項1によれば、管材が消化配管用分散ヘッ
ダの本体となり、この管材の他端部が本管との接続部と
なり、つば部を有する管体が分岐接続部となる。このよ
うに全て管によって構成されるから、市販鋼管や不要な
管材によって製造することが可能である。そして前記つ
ば部が継手接続の一構成部材を構成する。
【0014】請求項2によれば、管体の一端部を拡径成
形加工して前記つば部が構成されているので、さらに部
材数の低減が図れると共に、製造容易となる。この拡径
成形加工するには、例えばベーリング(Belling)加工
を採ることができる。
【0015】請求項3のように、消化配管用分散ヘッダ
の本体となる管材に角管を用いた場合には、全体の強度
が向上すると共に、分岐接続部を構成する管体の管材へ
の固着が容易でかつ強固な固着となる。
【0016】一方請求項4に記載した連結用フレキシブ
ル管によれば、へこみ部にOリングを装着してそのまま
この球座部と、前記消化配管用分散ヘッダの管体のつば
部とを突き合わせ、その後これらつば部と球座部の外周
から適宜のハウジング材を被せてそのまま締め付けるよ
うにすればよい。そうするとつば部とこの球座部との間
のOリングによって水密性が確保されつつ、テーパ状の
開口部を有するつば部と球座部との突き合わせによる適
度の可撓性も確保される。またそのような接続は、適宜
のハウジング材の締め付けによって実現されるので、こ
のハウジング材を締め付けたり緩めたりすることによっ
て、接続、分離が簡易かつ迅速に行えるものである。
【0017】請求項5に記載した連結用フレキシブル管
によれば、上記作用効果に加えて、管体の内周に形成さ
れた環状溝内にインナーチューブが膨出されて固定され
ているので、溶接等の手段を用いずとも、例えばバルジ
ング加工によって簡単にインナーチューブを管体に固定
することが可能となる。
【0018】請求項6によれば、Oリングを介在させて
膨出固定させたので、インナーチューブと管体の内周と
の水密固定性が簡単に実現される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
れば、図1は本実施例にかかる消化配管用の分散ヘッダ
1の一部断面図、図2はこの分散ヘッダ1を図1におけ
るB−B線でみた断面図であり、その本体2は市販の角
管を所定長さに切断して構成されている。そしてこの本
体2の両端部は、夫々例えば焼きばめや適宜のプレス成
形加工によって図1中の斜線部で示される部分で環状に
成形されている。そして一端の環状部には、本管に接続
するために外周にネジが切られた略テーパ状の接続部材
3が溶接によって固着され、他端の環状部にはキャップ
4が溶接によって固着されて閉口されている。
【0020】かかる構成を有する本体2の外周には、計
6カ所に分岐接続体P1〜P6が設けられている。設定箇
所は、キャップ4寄りの外周四面各1カ所ずつ計4カ所
と、接続部材3寄りの外周における1つの対向面に計2
カ所である。もちろん図1における一点鎖線で示される
ように、接続部材3寄りの外周における他の対向面にも
夫々P7、P8を設けて、キャップ4寄りの外周と同様
に、接続部材3寄りの外周四面各1カ所ずつ計4カ所と
して、全体でP1〜P8の合計8つの分岐接続体を設けて
もよい。このように本発明の消化用分散ヘッダでは、必
要に応じて分岐接続体の数を増減することが容易であ
る。
【0021】各分岐接続体P1〜P6は全く同一構成であ
るから、いま分岐接続体P1についてその構成を説明す
ると、この分岐接続体P1は、市販鋼管や不要になった
管体を所定の長さに輪切り切断してこれを分岐接続管1
1とし、さらにこの分岐接続管11の一端部外周に、テ
ーパ状に開口したつば部12を固着した構成を有してい
る。このつば部12もやはり市販鋼管などを所定の長さ
に切断して、その一端部を拡径成形加工することによっ
て得たものである。
【0022】そして本体2の所定箇所に、分岐接続管1
1の内径と同一径の貫通孔13を穿設し、この貫通孔1
3の周縁部に分岐接続管11の他端部を溶接によって固
着することによって分岐接続体P1が構成される。他の
分岐接続体P2〜P6も全く同様にして構成される。
【0023】一方上記構成にかかる分散ヘッダ1の各分
岐接続体P1〜P6に対して水密に接続される連結用フレ
キシブル管は、図3、図4に示された構成を有してい
る。即ち、本実施例にかかる連結用フレキシブル管21
は、一の管体22内周と他の管体23内周との間に、中
間部にベローズ形状を有するインナーチューブ24を水
密に固定し、さらに当該インナーチューブ24の外周を
被冠させるように、管体22と管体23の各外周間にア
ウターチューブ25を渡し、このアウターチューブ25
の両端部を環状のアウターバンド26によって各々管体
22と管体23の外周に固定した構造となっている。
【0024】前記インナーチューブ24は、バルジング
によって管体22と管体23の各内周に固定される。即
ち、まず各管体22、23の内周にそれぞれ環状溝22
a、23aを形成しておき、その後インナーチューブ2
4における前記環状溝22a、23aに対応する部分の
外周に、環状のOリング装着溝を形成し、該Oリング装
着溝にそれぞれOリング27を装着する。そしてその状
態のインナーチューブ24の両端部をそれぞれ各管体2
2、23内に挿入し、その後このインナーチューブ24
の各挿入部分を、各管体22、23内周壁に向けてバル
ジングによって膨出させる。そうするとOリング27が
押圧されつつ、Oリング装着溝の部分が前記環状溝22
a、23a内に押し出し成形され、これによってインナ
ーチューブ24の両端部がそれぞれ管体22、23内周
に固定されるのである。
【0025】而して管体22の他端部外周には、外方に
向けて環状のへこみ部28を有する球座部29が固着さ
れ、一方管体23の他端部には、この他端部を拡径成形
加工することによって形成されたつば部30が設けられ
ている。
【0026】本実施例にかかる連結用フレキシブル管2
1は以上のように構成されており、次にこの連結用フレ
キシブル管21を、前出分散ヘッダ1の例えば分岐接続
体P1に接続する場合について、図5、図6に基づいて
説明すると、まず連結用フレキシブル管21の球座部2
9のへこみ部28にOリング31を装着した後、分岐接
続体P1のつば部12と前記球座部29とを向き合わ
せ、これらつば部12と球座部29の外側から、2つの
半割半円体32、33によって構成されたハウジング3
4をかぶせる。後はボルト35とナット36でこれら半
割半円体32、33を締め付けて、上記ハウジング34
を固定するだけでよい。
【0027】より詳細に説明すると、まず半割半円体3
2、33は全く同一構成であり、プレス成形加工によっ
て製作されるものである。そして半割半円体32の両端
部には、夫々両サイドにリブ37を有するクランプ部3
8、39が一体成形され、さらに一端のクランプ部39
には上記ボルト35挿入用の貫通孔が穿たれている。ま
た他方の半割半円体33の両端部にも、夫々両サイドに
リブ40を有するクランプ部41、42が一体成形さ
れ、さらに一端のクランプ部42にも上記ボルト35挿
入用の貫通孔が穿たれている。かかる構成まで半割半円
体32、33は全く同一構成である。そしてクランプ部
42の外側端面には、前記貫通孔周縁部に前出ナット3
6が溶接固定されている。
【0028】そして以上の構成にかかる半割半円体3
2、33は、板バネ43によってヒンジ連結されてい
る。即ち、断面が略M型の板バネ43を、各半割半円体
32、33の各クランプ部38、41に跨るようにして
嵌め込み、各半割半円体32、33はヒンジ連結されて
いる。上記板バネ43は、各半割半円体32、33をク
ランプさせる方向に付勢しているので、上記のようにヒ
ンジ連結されているハウジング34を、つば部12と球
座部29の外側にかぶせた際のホールド性は良好であ
り、作業性もよい。
【0029】そして上記のようにハウジング34を、つ
ば部12と球座部29の外側にかぶせた後、ボルト35
をナット36に螺着させることによって、ハウジング3
4の締め付け固定は完了されるのである。このようにハ
ウジング34の一連の締め付け固定作業もきわめて迅速
にかつ容易におこなえるものである。
【0030】以上のようにして、接続された接続部分
は、まずつば部12と球座部29の間に介在して両者で
押圧されるOリング31によってその水密性が確保され
ており、さらにつば部12の端縁部がハウジング34の
内周壁に当接するまで、この接続部分は可撓性を有して
いる。したがって、既述の従来の分散ヘッダにおけるこ
の種の接続部と比べると、同一可撓許容度を有する連結
用フレキシブル管を接続した場合、前記接続部分の可撓
性がある分、従来よりも全体としての可撓性が大きく、
この種の連結用フレキシブル管をスプリンクラヘッドに
接続する際の自由度が大きいものである。
【0031】しかも前記連結用フレキシブル管21自体
の可撓性は、中間部にベローズ形状を有するインナーチ
ューブ24によって確保されており、さらにこのインナ
ーチューブ24の管体22に対する固定は、バルジング
による単純な膨出固定であるから、信頼性も高く、前記
接続部の可撓性と相まって、極めて配管施工作業がしや
すくなっている。
【0032】なお前出分散ヘッダ1には、6つの分岐接
続体P1〜P6が設けてあったが、施工上接続すべき連結
用フレキシブル管21の数がそれより少なく、したがっ
て不要な分岐接続体を閉口させる必要があるときには、
図7に示した閉塞キャップ51を用いれば、現場にて簡
単にこれをなしえる。
【0033】この閉塞キャップ51は、一端が閉口した
筒体における開口端部外周に、前出連結用フレキシブル
管21の球座部29と同形同大の球座部52を固着した
構成を有しており、この閉塞キャップ51の球座部52
と、閉口させる分岐接続体Pのつば部53との間にOリ
ング54を介在させて両者を突き合わせ、前記した連結
用フレキシブル管21と分岐接続体P1との接続と同
様、これら球座部52とつば部53の外側から、ハウジ
ング34を締め突け固定させればよいのである。したが
って、そのような閉口作業が簡単、かつ迅速に現場で行
えるものである。
【0034】以上の分散ヘッダ1と連結用フレキシブル
管21を用いたスプリンクラ用消化配管の一例の様子を
図8に示した。同図中、61は本管であるが、この本管
61を構成するに当たっても、既述のつば部と球座部と
の突き合わせとハウジングによる締め付け接続を用いる
ことが可能である。
【0035】また連結用フレキシブル管21における一
端の管体23の外周には、既述の如くつば部30が設け
られているので、スプリンクラヘッド62との接続に当
たっても、このスプリンクラヘッド62に前出球座部2
9と同様な球座部を設ければ、上記と全く同様な接続手
法を採ることができ、この接続部分でも可撓性が得られ
る。したがって、全体として極めて配管施工しやすい作
業となる。
【0036】なお前出分散ヘッダ1や連結用フレキシブ
ル管21における管体22、23の防食加工について
は、例えば管体の内周壁に樹脂ライニングを施したり、
カニゼンメッキを施すことが好ましい。これによって例
えば自然電極電位差による腐食を確実に防止することが
可能である。かかる場合、例えばバルジングなどの膨出
加工によって固定される部分は、当該樹脂ライニングや
カニゼンメッキを損傷させることはないので、極めて耐
久性のある防食性が得られるものである。
【0037】
【発明の効果】請求項1によれば、市販鋼管や不要な管
材によって製造することが可能であるので、製造が容易
でしかもコストを抑えることが可能である。また分岐接
続部に可撓性を持たせることができるので、消化配管施
工する上で、作業しやすく、またレイアウトの自由度も
向上するものである。
【0038】請求項2によれば、請求項1の効果そのま
ま具有しつつ、さらに部材数の低減に伴って製造容易性
が向上し、コストもさらに低廉にすることが可能であ
る。
【0039】請求項3によれば、さらに全体の強度が向
上するとともに、分岐接続部を構成する管体の管材への
固着が容易でかつ強固な固着となる。
【0040】請求項4によれば、請求項1乃至3に記載
の消化配管用分散ヘッダに接続した場合、可撓性のある
接続が実現できる。しかもかかる接続は、適宜のハウジ
ング材の締め付けによって実現されるので、接続、分離
が簡易かつ迅速に行え現場での作業性が良好である。ま
た接続部自体に可撓性があるので、結果的に全体として
従来よりも可撓許容度が大きいものである。
【0041】請求項5に記載した連結用フレキシブル管
によれば、上記作用効果に加えて、溶接等の手段を用い
ずとも、簡単にインナーチューブを管体に固定すること
が可能となる。しかも当該固定部の信頼性は高いもので
あり、管体内表面の防食加工を損傷することはない。
【0042】請求項6によれば、Oリングを介在させて
膨出固定させたので、インナーチューブと管体の内周と
の水密固定性が極めて簡単に実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる分散ヘッダの一部断面側面図で
ある。
【図2】図1におけるB−B線断面図である。
【図3】実施例にかかる連結用フレキシブル管の側面図
である。
【図4】実施例にかかる連結用フレキシブル管の側面断
面図である。
【図5】実施例にかかる分散ヘッダと連結用フレキシブ
ル管との接続状況を示す要部側面断面図である。
【図6】実施例にかかる分散ヘッダと連結用フレキシブ
ル管との接続に用いたハウジングの軸方向正面図であ
る。
【図7】閉塞キャップの接続状況を示す要部側面断面図
である。
【図8】実施例にかかる分散ヘッダと連結用フレキシブ
ル管とを用いてスプリンクラヘッドに対して配管した様
子を示す斜視図である。
【図9】従来技術にかかる分散ヘッダの平面図である。
【図10】図9におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 分散ヘッダ 2 本体 11 分岐接続管 12 つば部 13 貫通孔 21 連結用フレキシブル管 22、23 管体 24 インナーチューブ 25 アウターチューブ 27 Oリング 28 へこみ部 29 球座部 31 Oリング 34 ハウジング P1〜P6 分岐接続体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 消配管用分散ヘッダ及び連結用フ
レキシブル管
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消配管用分散ヘッ
ダ、及びこの消配管用分散ヘッダに用いる連結用フレ
キシブル管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスプリンクラを用いた消設備を
例にとって説明すると、従来この種の消設備について
の配管系は天井部に配管されているが、基本的には天井
部空間に配管された本管、この本管に取り付けられた分
散ヘッダ、天井板に取り付けたスプリンクラヘッドと前
記分散ヘッダとの間を連結するための可撓性を有する連
結用のフレキシブル管によって構成されている。
【0003】そして図9、図10に示されたように、基
本的に従来のこの種の分散ヘッダ101は、本管に接続
される部分となる内周にネジが切られた接続部102
と、この接続部102の下方側面周囲に設けられて連結
用のフレキシブル管103と接続される、外周にネジが
切られた分岐接続部104とによって構成されている。
そして通常は前記分岐接続部104が等間隔の下で6カ
所に設けられている。
【0004】一方かかる分散ヘッダ101にその一端部
を接続するフレキシブル管103は、図9に示したよう
に、可撓性を有するチューブ105に剛性の筒状の接続
体106が設けられており、この接続体106の外周に
は締め付け用のナット体107を有している。そして分
散ヘッダ101の前記分岐接続部104にこのフレキシ
ブル管103接続する場合には、同図に示したように、
ナット体107を回して分岐接続部104の外周に螺着
するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の分散ヘッダ101は、図からもわかるように極
めて複雑な形態を有しているため、鋳造によって製造す
るしかなかった。従って製造に手間がかかり、またコス
トも高いものとなっていたのである。しかもフレキシブ
ル管103と分岐接続部104との接続部自体には全く
可撓性がなく、そのためフレキシブル管103自体の可
撓性を超えるような配管施工は困難となり、天井部の配
管レイアウトに制限を受けていた。またそのようにフレ
キシブル管103と分岐接続部104との接続部自体に
可撓性がないため、往々にしてチューブ105と接続体
106との固着部に過負荷がかかり、そこから亀裂損傷
するおそれもあった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、市販鋼管や不要な管材等から容易に製造でき、し
かも接続部にある程度の可撓性を持たせることのできる
消火配管用分散ヘッダ、及びその連結用フレキシブル管
を提供して、叙上の問題の解決を図ることを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、まず請求項1に記載したように、管材の一端部を閉
口させると共に、この管材の外周に複数の貫通孔を穿設
し、一端部にテーパ状に開口したつば部を有する管体の
他端部を各貫通孔周縁部に固着したことを特徴とする、
配管用分散ヘッダが提供される。
【0008】この場合前記つば部は、つば部と管体とを
別体のものとせず、請求項2に記載したように、管体の
一端部を拡径成形加工してつば部を構成してもよい。
【0009】またさらに消配管用分散ヘッダの本体と
なる管材に、請求項3に記載したように、角管を用いて
もよい。
【0010】他方連結用のフレキシブル管については、
請求項4に記載したような、可撓性を有する管状体の一
端部外周に、Oリング装着用の環状のへこみ部を軸方向
外方に向けて有する球座部を設けたことを特徴とする、
連結用フレキシブル管が提供される。
【0011】また請求項5に記載したような、可撓性を
有するアウターチューブを管体の一端部外周に固定する
と共に、前記管体の内周に環状溝を形成し、前記アウタ
ーチューブ内に挿入されるベローズ形状のインナーチュ
ーブの一端部を、前記環状溝に対して膨出させて当該イ
ンナーチューブの一端部を前記管体に固定し、前記管体
の他端部外周に、Oリング装着用の環状のへこみ部を軸
方向外方に向けて有する球座部を設けたことを特徴とす
る、連結用フレキシブル管も提供できる。
【0012】前記連結用フレキシブル管においてインナ
ーチューブの一端部を管体に固定する場合、請求項6に
記載したように、Oリングを介在させて膨出固定させた
ものとしてもよい。
【0013】
【作用】請求項1によれば、管材が消配管用分散ヘッ
ダの本体となり、この管材の他端部が本管との接続部と
なり、つば部を有する管体が分岐接続部となる。このよ
うに全て管によって構成されるから、市販鋼管や不要な
管材によって製造することが可能である。そして前記つ
ば部が継手接続の一構成部材を構成する。
【0014】請求項2によれば、管体の一端部を拡径成
形加工して前記つば部が構成されているので、さらに部
材数の低減が図れると共に、製造容易となる。この拡径
成形加工するには、例えばベーリング(Bellin
g)加工を採ることができる。
【0015】請求項3のように、消配管用分散ヘッダ
の本体となる管材に角管を用いた場合には、全体の強度
が向上すると共に、分岐接続部を構成する管体の管材へ
の固着が容易でかつ強固な固着となる。
【0016】一方請求項4に記載した連結用フレキシブ
ル管によれば、へこみ部にOリングを装着してそのまま
この球座部と、前記消配管用分散ヘッダの管体のつば
部とを突き合わせ、その後これらつば部と球座部の外周
から適宜のハウジング材を被せてそのまま締め付けるよ
うにすればよい。そうするとつば部とこの球座部との間
のOリングによって水密性が確保されつつ、テーパ状の
開口部を有するつば部と球座部との突き合わせによる適
度の可撓性も確保される。またそのような接続は、適宜
のハウジング材の締め付けによって実現されるので、こ
のハウジング材を締め付けたり緩めたりすることによっ
て、接続、分離が簡易かつ迅速に行えるものである。
【0017】請求項5に記載した連結用フレキシブル管
によれば、上記作用効果に加えて、管体の内周に形成さ
れた環状溝内にインナーチューブが膨出されて固定され
ているので、溶接等の手段を用いずとも、例えばバルジ
ング加工によって簡単にインナーチューブを管体に固定
することが可能となる。
【0018】請求項6によれば、Oリングを介在させて
膨出固定させたので、インナーチューブと管体の内周と
の水密固定性が簡単に実現される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
れば、図1は本実施例にかかる消配管用の分散ヘッダ
1の一部断面図、図2はこの分散ヘッダ1を図1におけ
るB−B線でみた断面図であり、その本体2は市販の角
管を所定長さに切断して構成されている。そしてこの本
体2の両端部は、夫々例えば焼きばめや適宜のプレス成
形加工によって図1中の斜線部で示される部分で環状に
成形されている。そして一端の環状部には、本管に接続
するために外周にネジが切られた略テーパ状の接続部材
3が溶接によって固着され、他端の環状部にはキャップ
4が溶接によって固着されて閉口されている。
【0020】かかる構成を有する本体2の外周には、計
6カ所に分岐接続体P〜Fが設けられている。設定
箇所は、キャップ4寄りの外周四面各1カ所ずつ計4カ
所と、接続部材3寄りの外周における1つの対向面に計
2カ所である。もちろん図1における一点鎖線で示され
るように、接続部材3寄りの外周における他の対向面に
も夫々P〜Pを設けて、キャップ4寄りの外周と同
様に、接続部材3寄りの外周四面各1カ所ずつ計4カ所
として、全体でP〜Pの合計8つの分岐接続体を設
けてもよい。このように本発明の消用分散ヘッダで
は、必要に応じて分岐接続体の数を増減することが容易
である。
【0021】各分岐接続体P〜Pは全く同一構成で
あるから、いま分岐接続体Pについてその構成を説明
すると、この分岐接続体Pは、市販鋼管や不要になっ
た管体を所定の長さに輪切り切断してこれを分岐接続管
11とし、さらにこの分岐接続管11の一端部外周に、
テーパ状に開口したつば部12を固着した構成を有して
いる。このつば部12もやはり市販鋼管などを所定の長
さに切断して、その一端部を拡径成形加工することによ
って得たものである。
【0022】そして本体2の所定箇所に、分岐接続管1
1の内径と同一径の貫通孔13を穿設し、この貫通孔1
3の周縁部に分岐接続管11の他端部を溶接によって固
着することによって分岐接続体Pが構成される。他の
分岐接続体P〜Pも全く同様にして構成される。
【0023】一方上記構成にかかる分散ヘッダ1の各分
岐接続体P〜Pに対して水密に接続される連結用フ
レキシブル管は、図3、図4に示された構成を有してい
る。即ち、本実施例にかかる連結用フレキシブル管21
は、一の管体22内周と他の管体23内周との間に、中
間部にベローズ形状を有するインナーチューブ24を水
密に固定し、さらに当該インナーチューブ24の外周を
被冠させるように、管体22と管体23の各外周間にア
ウターチューブ25を渡し、このアウターチューブ25
の両端部を環状のアウターバンド26によって各々管体
22と管体23の外周に固定した構造となっている。
【0024】前記インナーチューブ24は、バルジング
によって管体22と管体23の各内周に固定される。即
ち、まず各管体22、23の内周にそれぞれ環状溝22
a、23aを形成しておき、その後インナーチューブ2
4における前記環状溝22a、23aに対応する部分の
外周に、環状のOリング装着溝を形成し、該Oリング装
着溝にそれぞれOリング27を装着する。そしてその状
態のインナーチューブ24の両端部をそれぞれ各管体2
2、23内に挿入し、その後このインナーチューブ24
の各挿入部分を、各管体22、23内周壁に向けてバル
ジングによって膨出させる。そうするとOリング27が
押圧されつつ、Oリング装着溝の部分が前記環状溝22
a、23a内に押し出し成形され、これによってインナ
ーチューブ24の両端部がそれぞれ管体22、23内周
に固定されるのである。
【0025】而して管体22の他端部外周には、外方に
向けて環状のへこみ部28を有する球座部29が固着さ
れ、一方管体23の他端部には、この他端部を拡径成形
加工することによって形成されたつば部30が設けられ
ている。
【0026】本実施例にかかる連結用フレキシブル管2
1は以上のように構成されており、次にこの連結用フレ
キシブル管21を、前出分散ヘッダ1の例えば分岐接続
体Pに接続する場合について、図5、図6に基づいて
説明すると、まず連結用フレキシブル管21の球座部2
9のへこみ部28にOリング31を装着した後、分岐接
続体Pのつば部12と前記球座部29とを向き合わ
せ、これらつば部12と球座部29の外側から、2つの
半割半円体32、33によって構成されたハウジング3
4をかぶせる。後はボルト35とナット36でこれら半
割半円体32、33を締め付けて、上記ハウジング34
を固定するだけでよい。
【0027】より詳細に説明すると、まず半割半円体3
2、33は全く同一構成であり、プレス成形加工によっ
て製作されるものである。そして半割半円体32の両端
部には、夫々両サイドにリブ37を有するクランプ部3
8、39が一体成形され、さらに一端のクランプ部39
には上記ボルト35挿入用の貫通孔が穿たれている。ま
た他方の半割半円体33の両端部にも、夫々両サイドに
リブ40を有するクランプ部41、42が一体成形さ
れ、さらに一端のクランプ部42にも上記ボルト35挿
入用の貫通孔が穿たれている。かかる構成まで半割半円
体32、33は全く同一構成である。そしてクランプ部
42の外側端面には、前記貫通孔周縁部に前出ナット3
6が溶接固定されている。
【0028】そして以上の構成にかかる半割半円体3
2、33は、板バネ43によってヒンジ連結されてい
る。即ち、断面が略M型の板バネ43を、各半割半円体
32、33の各クランプ部38、41に跨るようにして
嵌め込み、各半割半円体32、33はヒンジ連結されて
いる。上記板バネ43は、各半割半円体32、33をク
ランプさせる方向に付勢しているので、上記のようにヒ
ンジ連結されているハウジング34を、つば部12と球
座部29の外側にかぶせた際のホールド性は良好であ
り、作業性もよい。
【0029】そして上記のようにハウジング34を、つ
ば部12と球座部29の外側にかぶせた後、ボルト35
をナット36に螺着させることによって、ハウジング3
4の締め付け固定は完了されるのである。このようにハ
ウジング34の一連の締め付け固定作業もきわめて迅速
にかつ容易におこなえるものである。
【0030】以上のようにして、接続された接続部分
は、まずつば部12と球座部29の間に介在して両者で
押圧されるOリング31によってその水密性が確保され
ており、さらにつば部12の端縁部がハウジング34の
内周壁に当接するまで、この接続部分は可撓性を有して
いる。したがって、既述の従来の分散ヘッダにおけるこ
の種の接続部と比べると、同一可撓許容度を有する連結
用フレキシブル管を接続した場合、前記接続部分の可撓
性がある分、従来よりも全体としての可撓性が大きく、
この種の連結用フレキシブル管をスプリンクラヘッドに
接続する際の自由度が大きいものである。
【0031】しかも前記連結用フレキシブル管21自体
の可撓性は、中間部にベローズ形状を有するインナーチ
ューブ24によって確保されており、さらにこのインナ
ーチューブ24の管体22に対する固定は、バルジング
による単純な膨出固定であるから、信頼性も高く、前記
接続部の可撓性と相まって、極めて配管施工作業がしや
すくなっている。
【0032】なお前出分散ヘッダ1には、6つの分岐接
続体P〜Pが設けてあったが、施工上接続すべき連
結用フレキシブル管21の数がそれより少なく、したが
って不要な分岐接続体を閉口させる必要があるときに
は、図7に示した閉塞キャップ51を用いれば、現場に
て簡単にこれをなしえる。
【0033】この閉塞キャップ51は、一端が閉口した
筒体における開口端部外周に、前出連結用フレキシブル
管21の球座部29と同形同大の球座部52を固着した
構成を有しており、この閉塞キャップ51の球座部52
と、閉口させる分岐接続体Pのつば部53との間にOリ
ング54を介在させて両者を突き合わせ、前記した連結
用フレキシブル管21と分岐接続体Pとの接続と同
様、これら球座部52とつば部53の外側から、ハウジ
ング34を締め突け固定させればよいのである。したが
って、そのような閉口作業が簡単、かつ迅速に現場で行
えるものである。
【0034】以上の分散ヘッダ1と連結用フレキシブル
管21を用いたスプリンクラ用消配管の一例の様子を
図8に示した。同図中、61は本管であるが、この本管
61を構成するに当たっても、既述のつば部と球座部と
の突き合わせとハウジングによる締め付け接続を用いる
ことが可能である。
【0035】また連結用フレキシブル管21における一
端の管体23の外周には、既述の如くつば部30が設け
られているので、スプリンクラヘッド62との接続に当
たっても、このスプリンクラヘッド62に前出球座部2
9と同様な球座部を設ければ、上記と全く同様な接続手
法を採ることができ、この接続部分でも可撓性が得られ
る。したがって、全体として極めて配管施工しやすい作
業となる。
【0036】なお前出分散ヘッダ1や連結用フレキシブ
ル管21における管体22、23の防食加工について
は、例えば管体の内周壁に樹脂ライニングを施したり、
カニゼンメッキを施すことが好ましい。これによって例
えば自然電極電位差による腐食を確実に防止することが
可能である。かかる場合、例えばバルジングなどの膨出
加工によって固定される部分は、当該樹脂ライニングや
カニゼンメッキを損傷させることはないので、極めて耐
久性のある防食性が得られるものである。
【0037】
【発明の効果】請求項1によれば、市販鋼管や不要な管
材によって製造することが可能であるので、製造が容易
でしかもコストを抑えることが可能である。また分岐接
続部に可撓性を持たせることができるので、消配管施
工する上で、作業しやすく、またレイアウトの自由度も
向上するものである。
【0038】請求項2によれば、請求項1の効果そのま
ま具有しつつ、さらに部材数の低減に伴って製造容易性
が向上し、コストもさらに低廉にすることが可能であ
る。
【0039】請求項3によれば、さらに全体の強度が向
上するとともに、分岐接続部を構成する管体の管材への
固着が容易でかつ強固な固着となる。
【0040】請求項4によれば、請求項1乃至3に記載
の消配管用分散ヘッダに接続した場合、可撓性のある
接続が実現できる。しかもかかる接続は、適宜のハウジ
ング材の締め付けによって実現されるので、接続、分離
が簡易かつ迅速に行え現場での作業性が良好である。ま
た接続部自体に可撓性があるので、結果的に全体として
従来よりも可撓許容度が大きいものである。
【0041】請求項5に記載した連結用フレキシブル管
によれば、上記作用効果に加えて、溶接等の手段を用い
ずとも、簡単にインナーチューブを管体に固定すること
が可能となる。しかも当該固定部の信頼性は高いもので
あり、管体内表面の防食加工を損傷することはない。
【0042】請求項6によれば、Oリングを介在させて
膨出固定させたので、インナーチューブと管体の内周と
の水密固定性が極めて簡単に実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる分散ヘッダの一部断面側面図で
ある。
【図2】図1におけるB−B線断面図である。
【図3】実施例にかかる連結用フレキシブル管の側面図
である。
【図4】実施例にかかる連結用フレキシブル管の側面断
面図である。
【図5】実施例にかかる分散ヘッダと連結用フレキシブ
ル管との接続状況を示す要部側面断面図である。
【図6】実施例にかかる分散ヘッダと連結用フレキシブ
ル管との接続に用いたハウジングの軸方向正面図であ
る。
【図7】閉塞キャップの接続状況を示す要部側面断面図
である。
【図8】実施例にかかる分散ヘッダと連結用フレキシブ
ル管とを用いてスプリンクラヘッドに対して配管した様
子を示す斜視図である。
【図9】従来技術にかかる分散ヘッダの平面図である。
【図10】図9におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】 1 分散ヘッダ 2 本体 11 分岐接続管 12 つば部 13 貫通孔 21 連結用フレキシブル管 22、23 管体 24 インナーチューブ 25 アウターチューブ 27 Oリング 28 へこみ部 29 球座部 31 Oリング 34 ハウジング P〜P 分岐接続体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管材の一端部を閉口させると共に、この
    管材の外周に複数の貫通孔を穿設し、一端部にテーパ状
    に開口したつば部を有する管体の他端部を各貫通孔周縁
    部に固着したことを特徴とする、消化配管用分散ヘッ
    ダ。
  2. 【請求項2】 管体の一端部を拡径成形加工してつば部
    を形成したことを特徴とする、請求項1に記載の消化配
    管用分散ヘッダ。
  3. 【請求項3】 管材は角管であることを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の消化配管用分散ヘッダ。
  4. 【請求項4】 可撓性を有する管状体の一端部外周に、
    Oリング装着用の環状のへこみ部を軸方向外方に向けて
    有する球座部を設けたことを特徴とする、連結用フレキ
    シブル管。
  5. 【請求項5】 可撓性を有するアウターチューブを管体
    の一端部外周に固定すると共に、前記管体の内周に環状
    溝を形成し、前記アウターチューブ内に挿入されるベロ
    ーズ形状のインナーチューブの一端部を、前記環状溝に
    対して膨出させて当該インナーチューブの一端部を前記
    管体に固定し、前記管体の他端部外周に、Oリング装着
    用の環状のへこみ部を軸方向外方に向けて有する球座部
    を設けたことを特徴とする、連結用フレキシブル管。
  6. 【請求項6】 Oリングを介在させてインナーチューブ
    の一端部を、環状溝に対して膨出固定させたことを特徴
    とする、請求項5に記載の連結用フレキシブル管。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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