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JPH07162990A - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

Info

Publication number
JPH07162990A
JPH07162990A JP30901793A JP30901793A JPH07162990A JP H07162990 A JPH07162990 A JP H07162990A JP 30901793 A JP30901793 A JP 30901793A JP 30901793 A JP30901793 A JP 30901793A JP H07162990 A JPH07162990 A JP H07162990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
acoustic
microphone
acoustic tube
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30901793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3132270B2 (ja
Inventor
Fumiyasu Konno
文靖 今野
Shinichi Oki
信一 大木
Katsumitsu Kurihara
功光 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30901793A priority Critical patent/JP3132270B2/ja
Publication of JPH07162990A publication Critical patent/JPH07162990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132270B2 publication Critical patent/JP3132270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種音響機器に使用される音響再生装置に関
し、安定でかつ補正効果の大きい帰還回路を備えた音響
再生装置を提供することを目的とする。 【構成】 スピーカ1の前面に音響管2を結合し、この
スピーカ1から放射された音響信号をスピーカ1の振動
板前面に近接配置したマイクロフォン6で検出し、マイ
クロフォン増幅器10を介し、加減算器11で入力端子
7に接続された減算器8の出力信号とマイクロフォン増
幅器10の出力信号とを加減算処理し、その出力信号を
減算器8の負入力端子に接続する構成とすることによ
り、帰還回路の安定度を向上させて位相変化の激しい音
響信号を安定させ、かつ帰還量を増大させることが可能
であり、音響特性の大幅な改善ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカの再生音をマイクロフォンで検出し、この検
出信号により上記スピーカの再生音を補正する音響再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の音響再生装置について図
面を用いて説明する。
【0003】図6は従来の音響再生装置の構成を示した
ブロック図であり、入力端子12に入力された信号を減
算器13を通して電力増幅器14で増幅し、この電力増
幅器14の出力信号をスピーカ15で再生し、このスピ
ーカ15から放射される音響出力信号をマイクロフォン
16で検出し、これをマイクロフォン増幅器17で増幅
後にフィルタ18を通して入力端子12に接続した減算
器13の負入力端子へ接続して負帰還ループを形成する
構成としたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、スピーカ15に入力される電気信号とスピ
ーカ15から放射される音響出力信号との位相差が図7
に示すように乱れており、位相差0°付近は負帰還とな
るが+180°または−180°付近はすべて正帰還と
なり、非常に不安定な帰還系で十分な負帰還をかけるこ
とができないといった問題が生じるものであった。
【0005】また、発振余裕度を確保するためにフィル
タ18で帯域を制限すると、ある限られた周波数帯域の
みに限定され、充分に音響出力を改善することができな
いといった問題が生じるものであり、このような従来の
音響再生装置の出力音圧周波数特性を図8に示す。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決し、
安定した特性を発揮することが可能な音響再生装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による音響再生装置は、電力増幅器の出力信号
を再生するスピーカの前面に音波を導く音響管を結合す
ると共に、このスピーカから放射される音響出力信号を
検出するマイクロフォンをスピーカの振動板の前面に近
接配置した構成としたものである。
【0008】
【作用】この構成により帰還回路の安定度を向上させ、
帰還量を増大させることが可能となり、音響管ならびに
この音響管を結合したスピーカの音響特性を改善するこ
とができる。
【0009】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例に
ついて図面を用いて説明する。
【0010】図1(a),(b)は同実施例による音響
再生装置に使用される音波を導く音響管を結合したスピ
ーカの構成を示した平面断面図と側面断面図であり、ス
ピーカボックス5に取り付けられたスピーカ1の前面に
音波を導く音響管2を結合し、狭い矩形状のスリットに
した開口部から音を出すようにしたものであり、この音
響管2の共振を抑えるために音響管2の両サイドに吸音
材3を配置してスピーカ1の音道となるスロート4を形
成し、スピーカ1の開口部から5cm前後の位置にマイ
クロフォン6を設置して上記音響管2を結合したスピー
カ1から放射される音響出力信号をこのマイクロフォン
6で検出し、この検出した音響出力信号を用いて帰還を
かけるようにしている。
【0011】図2は本実施例の音響再生装置の構成を示
すブロック図であり、入力端子7から減算器8を通って
電力増幅器9で増幅された入力信号を上記図1(a),
(b)で示した音響管2を結合したスピーカ1で再生
し、このスピーカ1から放射される音響出力信号をマイ
クロフォン6で検出し、このマイクロフォン6の出力を
マイクロフォン増幅器10で増幅し、その出力信号と入
力端子7に接続された減算器8の出力信号とを加減算器
11で加減算(加算または減算)処理した後に減算器8
の負入力端子に接続する構成としたものである。
【0012】この回路の伝達特性を、スピーカ1とマイ
クロフォン6を含む音響系の伝達特性をT(S)とし、
電力増幅器9の伝達特性をA、加減算器11および減算
器8の増幅度を1とし、Vinを入力電圧、Voutを
電力増幅器9の出力電圧として表わすと、 Vout/Vin=A/(2+A・T(S)) となる。
【0013】また、これと同様に従来例で図6を用いて
説明した音響再生装置のブロック図の伝達関数は、 Vout/Vin=A/(1+A・T(S)) となる。
【0014】すなわち、マイクロフォン6の特性がほぼ
フラットであるためにT(S)はほとんどスピーカ1の
伝達特性と考えると、スピーカ1および音響管2の共振
による位相変化で、T(S)がマイナス1となった(位
相が反転した)場合、電力増幅器9の増幅度をA=1と
すると、従来回路では分母が0となり発振する条件とな
る。しかし、本発明の伝達特性は1となり、同条件で帰
還の安定性を確保することが可能であることがわかる。
【0015】図3は実際に帰還をかける前後の周波数特
性を比較したものであり、図4は帰還をかけた時の電力
増幅器9の周波数特性を示したものである。
【0016】(実施例2)以下の実施例2〜同4はマイ
クロフォンの配置位置を変化させた場合の実施例を記載
したものであり、本発明の第2の実施例について図面を
用いて説明する。
【0017】図5は同実施例による音響再生装置の音響
管を結合したスピーカを示した断面図であり、スピーカ
1の振動板(図示せず)の前面に近接するように約1c
mの距離の位置6aにマイクロフォンを配置した構成と
したものである。
【0018】このようにスピーカ1の振動板前面に近接
配置されたマイクロフォンにより、スピーカ1の周波数
特性及び音響管2の特性が同時に検出でき、周波数特性
の制御を行うことが可能である。
【0019】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を用いて説明する。
【0020】図5は同実施例による音響再生装置の音響
管を結合したスピーカを示した断面図であり、本実施例
ではマイクロフォンを配置する位置6bを音響管2の1
次共振の音圧が最大となる位置である音響管2の始端か
ら終端に向かって音響管2の長さの1/3の距離となる
音響管2の内部に配置する構成としたものである。
【0021】この位置6bにマイクロフォンを配置する
ことによって特に音響管2の特性を補正することができ
る。
【0022】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を用いて説明する。
【0023】図5は同実施例による音響再生装置の音響
管を結合したスピーカを示した断面図であり、本実施例
ではマイクロフォンを配置する位置6cを音響管2の終
端近傍の内部に配置する構成としたものである。
【0024】この位置6cにマイクロフォンを配置する
ことにより、マイクロフォンはスピーカ1からの距離が
遠いため、主にスピーカ1と音響管2による低音域から
音響管2の1次共振までの特性を制御することが可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明による音響再生装置
は、スピーカならびにこの前面に結合した音響管の特性
の乱れを補正し、フラットな音響特性を得ることができ
るようになり、従来の音響特性補正に使用されていたイ
コライザーでは実現できないような特性を簡単に実現す
ることが可能であり、しかもマイクロフォンの検出信号
が基準となるためにある程度スピーカや音響管の周波数
特性が変化しても自動的に周波数特性を補正することが
できるという格別の効果を奏するものであり、その貢献
度は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例による音響再生装置の
音響管を結合したスピーカの構成を示す平面断面図 (b)同側面断面図
【図2】本発明の一実施例による音響再生装置の構成を
示すブロック図
【図3】同実施例による音響再生装置の周波数特性図
【図4】同実施例による音響再生装置の周波数特性図
【図5】本発明の第2〜第4の実施例による音響再生装
置の音響管を結合したスピーカの構成を示す平面断面図
【図6】従来の音響再生装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の音響再生装置の周波数特性図
【図8】従来の音響再生装置の出力音圧周波数特性図
【符号の説明】
1 スピーカ 2 音響管 3 吸音材 4 スロート 5 スピーカボックス 6 マイクロフォン 7 入力端子 8 減算器 9 電力増幅器 10 マイクロフォン増幅器 11 加減算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子を接続した電力増幅器と、この
    電力増幅器の出力信号を再生するスピーカと、このスピ
    ーカから放射される音響出力信号を検出するマイクロフ
    ォンと、このマイクロフォンで検出した音響出力信号を
    上記電力増幅器の入力側に帰還する帰還回路からなる音
    響再生装置において、上記スピーカの前面に音波を導く
    音響管を結合すると共に、上記マイクロフォンをこのス
    ピーカの振動板の前面に近接して配置する構成とした音
    響再生装置。
  2. 【請求項2】 音響管を結合したスピーカから放射され
    る音響出力信号を検出するマイクロフォンを、音響管の
    始端から終端に向かって音響管の長さの1/3の距離と
    なる音響管内部に配置する構成とした請求項1記載の音
    響再生装置。
  3. 【請求項3】 音響管を結合したスピーカから放射され
    る音響出力信号を検出するマイクロフォンを、音響管の
    終端近傍の内部に配置する構成とした請求項1記載の音
    響再生装置。
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