JPH07162717A - 適応型ガンマ補正方法 - Google Patents
適応型ガンマ補正方法Info
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- JPH07162717A JPH07162717A JP31008593A JP31008593A JPH07162717A JP H07162717 A JPH07162717 A JP H07162717A JP 31008593 A JP31008593 A JP 31008593A JP 31008593 A JP31008593 A JP 31008593A JP H07162717 A JPH07162717 A JP H07162717A
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 以前の階調度数と現在の階調度数との差分を
求め、同差分に応じてガンマ補正用のルックアップテー
ブルの切替時間を制御する。 【構成】 映像信号15をデジタルデータに変換するA
D変換部1と、前記デジタルデータを階調クラス別に計
数する階調度数計数部2と、基準度数値と前記各クラス
の度数とを比較し判定パターンを生成する判定パターン
生成部3と、同判定パターンに基づきガンマ補正部9に
切替信号を出力する切替部4と、クラス別階調度数デー
タと前記基準度数値と基準差分値とを記憶するメモリ5
と、差分を計算する演算部6と、差分の大小を判定する
判別部7と、計時部8と、前記切替部4の切替信号で複
数組のガンマ補正データテーブルから1組を選択し、同
データテーブルに基づき、デジタルデータをガンマ補正
する適応型ガンマ補正部9と、補正後のデジタルデータ
を映像信号16に変換するDA変換部10と、各部を制
御する制御部11とでなる。
求め、同差分に応じてガンマ補正用のルックアップテー
ブルの切替時間を制御する。 【構成】 映像信号15をデジタルデータに変換するA
D変換部1と、前記デジタルデータを階調クラス別に計
数する階調度数計数部2と、基準度数値と前記各クラス
の度数とを比較し判定パターンを生成する判定パターン
生成部3と、同判定パターンに基づきガンマ補正部9に
切替信号を出力する切替部4と、クラス別階調度数デー
タと前記基準度数値と基準差分値とを記憶するメモリ5
と、差分を計算する演算部6と、差分の大小を判定する
判別部7と、計時部8と、前記切替部4の切替信号で複
数組のガンマ補正データテーブルから1組を選択し、同
データテーブルに基づき、デジタルデータをガンマ補正
する適応型ガンマ補正部9と、補正後のデジタルデータ
を映像信号16に変換するDA変換部10と、各部を制
御する制御部11とでなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ画像信号等を入
力した時に、ブラウン管の表示に近い階調再現性、色再
現性を得るための液晶プロジェクタ装置に適用される適
応型ガンマ補正方法に関する。
力した時に、ブラウン管の表示に近い階調再現性、色再
現性を得るための液晶プロジェクタ装置に適用される適
応型ガンマ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】もともと、ガンマ補正はブラウン管式テ
レビの発光輝度の補正のため、テレビ信号の送出側で行
われている補正である。ブラウン管の入力電圧Eと、発
光輝度Lとの関係は直線的ではなく、 L=K×(Eのγ乗) ・・・ 上記する式の関係式で近似できる。LとEを両対数目
盛りでプロットすると、直線が得られ、γはその傾きと
なる。カラー受像管ではγは2.2とされている。従っ
て、受像画面の階調、色度を被写体のそれと比例して再
現させるために、補正を行う必要があり、NTSC方式
では受像側の負担を軽減するために、送出側でγ=1/
2.2の補正をかけ、結果的にブラウン管の表示がγ=
1となるようにしている。液晶プロジェクタ装置の入力
電圧と発光輝度の関係は、ブラウン管のそれと異なるの
で、液晶プロジェクタ装置側で、適正な補正を行う必要
があった。従来の液晶プロジェクタ装置で実施されてい
るガンマ補正方法は、1つの例として、図2、図3に示
すように、全輝度階調を8ビットで256段階に表現
し、64階調毎に、0〜63と、64〜127と、12
8〜191と、192〜255との4つのクラスに分け
る。そして、各フィールド毎に画像の輝度を前記4つの
クラスに分けて度数分布データを生成し、所要の度数基
準値と各クラスの度数とを比較し、その結果を4ビット
の判定パターンとする。同判定パターン毎に相応した1
6種類のガンマ補正テーブルを設け、同テーブルを前記
4ビットの判定パターンで適応的に選択し、選択された
ガンマ補正テーブルに基づき、前記8ビットの全輝度階
調の画像をガンマ補正していた。ところが、各クラスの
度数が基準度数値に近い場合、判定値が変わり易く、そ
の結果、判定パターンが変わり、選択されるガンマ補正
テーブルが切り替わり、そのためガンマ補正値が変化
し、最終的に補正された画像がちらつく問題が発生して
いた。
レビの発光輝度の補正のため、テレビ信号の送出側で行
われている補正である。ブラウン管の入力電圧Eと、発
光輝度Lとの関係は直線的ではなく、 L=K×(Eのγ乗) ・・・ 上記する式の関係式で近似できる。LとEを両対数目
盛りでプロットすると、直線が得られ、γはその傾きと
なる。カラー受像管ではγは2.2とされている。従っ
て、受像画面の階調、色度を被写体のそれと比例して再
現させるために、補正を行う必要があり、NTSC方式
では受像側の負担を軽減するために、送出側でγ=1/
2.2の補正をかけ、結果的にブラウン管の表示がγ=
1となるようにしている。液晶プロジェクタ装置の入力
電圧と発光輝度の関係は、ブラウン管のそれと異なるの
で、液晶プロジェクタ装置側で、適正な補正を行う必要
があった。従来の液晶プロジェクタ装置で実施されてい
るガンマ補正方法は、1つの例として、図2、図3に示
すように、全輝度階調を8ビットで256段階に表現
し、64階調毎に、0〜63と、64〜127と、12
8〜191と、192〜255との4つのクラスに分け
る。そして、各フィールド毎に画像の輝度を前記4つの
クラスに分けて度数分布データを生成し、所要の度数基
準値と各クラスの度数とを比較し、その結果を4ビット
の判定パターンとする。同判定パターン毎に相応した1
6種類のガンマ補正テーブルを設け、同テーブルを前記
4ビットの判定パターンで適応的に選択し、選択された
ガンマ補正テーブルに基づき、前記8ビットの全輝度階
調の画像をガンマ補正していた。ところが、各クラスの
度数が基準度数値に近い場合、判定値が変わり易く、そ
の結果、判定パターンが変わり、選択されるガンマ補正
テーブルが切り替わり、そのためガンマ補正値が変化
し、最終的に補正された画像がちらつく問題が発生して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、従来の適応型ガンマ補正によって
発生していた画像のちらつきを低減した補正方法を提供
することを目的とする。
鑑みなされたもので、従来の適応型ガンマ補正によって
発生していた画像のちらつきを低減した補正方法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、映像信号をデジタルデータに変換するAD変換部
と、前記AD変換部が出力するデジタルデータを階調ク
ラス別に計数する階調度数計数部と、基準度数値と前記
各クラスの度数とを比較し判定パターンを生成する判定
パターン生成部と、同判定パターンに基づきガンマ補正
部に切替信号を出力する切替部と、前記階調度数計数部
が計数したクラス別階調度数データと前記基準度数値と
基準差分値とを記憶するメモリと、前記クラス別階調度
数データにつき以前のフィールドのそれとの差分を計算
する演算部と、前記演算部で計算した差分と前記メモリ
に記憶している基準差分値とを比較し同差分の大小を判
定する判別部と、前記判別部の判定結果に基づき前記切
替部を切替える時間を計測する計時部と、複数組のガン
マ補正データを備え前記切替部の切替信号に相応してそ
の内から1組を選択し、選択したガンマ補正データに基
づき、前記AD変換部が出力するデジタルデータをガン
マ補正するガンマ補正部と、補正後のデジタルデータを
映像信号に変換するDA変換部と、各部を制御する制御
部とでなる。
に、映像信号をデジタルデータに変換するAD変換部
と、前記AD変換部が出力するデジタルデータを階調ク
ラス別に計数する階調度数計数部と、基準度数値と前記
各クラスの度数とを比較し判定パターンを生成する判定
パターン生成部と、同判定パターンに基づきガンマ補正
部に切替信号を出力する切替部と、前記階調度数計数部
が計数したクラス別階調度数データと前記基準度数値と
基準差分値とを記憶するメモリと、前記クラス別階調度
数データにつき以前のフィールドのそれとの差分を計算
する演算部と、前記演算部で計算した差分と前記メモリ
に記憶している基準差分値とを比較し同差分の大小を判
定する判別部と、前記判別部の判定結果に基づき前記切
替部を切替える時間を計測する計時部と、複数組のガン
マ補正データを備え前記切替部の切替信号に相応してそ
の内から1組を選択し、選択したガンマ補正データに基
づき、前記AD変換部が出力するデジタルデータをガン
マ補正するガンマ補正部と、補正後のデジタルデータを
映像信号に変換するDA変換部と、各部を制御する制御
部とでなる。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、判別部においてク
ラス別階調度数データが以前のデータと比較し、所定の
大きさ以上の変化があると判定した場合、切替部に保持
される判定パターンのデータを直ちに生成されている現
在の判定パターンに変更する。また、判別部においてク
ラス別階調度数データが以前のデータと比較し、所定の
大きさ未満の変化であると判定した場合、切替部に保持
される判定パターンのデータを以前のデータのまま保持
する。
ラス別階調度数データが以前のデータと比較し、所定の
大きさ以上の変化があると判定した場合、切替部に保持
される判定パターンのデータを直ちに生成されている現
在の判定パターンに変更する。また、判別部においてク
ラス別階調度数データが以前のデータと比較し、所定の
大きさ未満の変化であると判定した場合、切替部に保持
される判定パターンのデータを以前のデータのまま保持
する。
【0006】
【実施例】以下、本発明による適応型ガンマ補正方法に
ついて、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に
よる適応型ガンマ補正方法を実施するブロック図の例で
ある。図に示されるように、1は供給される映像信号1
5を、例えば、8ビットのデジタルデータに変換するA
D変換部である。2は、前記AD変換部1が出力するデ
ジタルデータを階調クラス別に計数する、例えば、階調
クラス毎にカウンタを設けて構成される階調度数計数部
である。3は基準度数値と前記各クラスの度数とを比較
し判定パターンを生成する判定パターン生成部である。
4は同判定パターンに基づき適応型ガンマ補正部9に切
替信号を出力する、例えば、4ビットのレジスタ(メモ
リ)で構成した切替部である。5は、前記階調度数計数
部2が計数したクラス別階調度数データと、前記基準度
数値と基準差分値とを記憶するメモリである。6は、前
記クラス別階調度数データにつき以前のフィールドのそ
れとの差分を計算する演算部である。7は、前記演算部
6で計算した差分と、前記メモリ5に記憶している基準
差分値とを比較し同差分の大小を判定する判別部であ
る。8は時間を計測する計時部であり、9は、例えば、
16組のガンマ補正データテーブルを記憶するROM
(Read Only Memory)で構成され、前
記切替部4が保持している4ビットの切替信号に相応し
て、前記16組の内から適応的に1組を選択し、選択し
たガンマ補正データテーブルに基づき、前記AD変換部
1が出力する8ビットのデジタルデータをアドレス入力
とし、相応するアドレスに記憶している補正データを出
力するようにして、ガンマ補正を行う適応型ガンマ補正
部である。10は補正後のデジタルデータを映像信号1
6に変換するDA変換部である。11は各部を制御する
制御部である。
ついて、図を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に
よる適応型ガンマ補正方法を実施するブロック図の例で
ある。図に示されるように、1は供給される映像信号1
5を、例えば、8ビットのデジタルデータに変換するA
D変換部である。2は、前記AD変換部1が出力するデ
ジタルデータを階調クラス別に計数する、例えば、階調
クラス毎にカウンタを設けて構成される階調度数計数部
である。3は基準度数値と前記各クラスの度数とを比較
し判定パターンを生成する判定パターン生成部である。
4は同判定パターンに基づき適応型ガンマ補正部9に切
替信号を出力する、例えば、4ビットのレジスタ(メモ
リ)で構成した切替部である。5は、前記階調度数計数
部2が計数したクラス別階調度数データと、前記基準度
数値と基準差分値とを記憶するメモリである。6は、前
記クラス別階調度数データにつき以前のフィールドのそ
れとの差分を計算する演算部である。7は、前記演算部
6で計算した差分と、前記メモリ5に記憶している基準
差分値とを比較し同差分の大小を判定する判別部であ
る。8は時間を計測する計時部であり、9は、例えば、
16組のガンマ補正データテーブルを記憶するROM
(Read Only Memory)で構成され、前
記切替部4が保持している4ビットの切替信号に相応し
て、前記16組の内から適応的に1組を選択し、選択し
たガンマ補正データテーブルに基づき、前記AD変換部
1が出力する8ビットのデジタルデータをアドレス入力
とし、相応するアドレスに記憶している補正データを出
力するようにして、ガンマ補正を行う適応型ガンマ補正
部である。10は補正後のデジタルデータを映像信号1
6に変換するDA変換部である。11は各部を制御する
制御部である。
【0007】本発明による適応型ガンマ補正方法の動作
について、図2〜図4に従い説明する。AD変換部1が
入力する映像信号15を、例えば、8ビットで量子化す
る場合、階調度数計数部2は、図2に示すように、A
(0〜63階調)、B(64〜127階調)、C(12
8〜191階調)、D(192〜255階調)の輝度ク
ラス毎に度数を計数した度数分布データを得る。判定パ
ターン生成部3では、基準度数値と、各クラスの度数と
を比較し、度数が基準度数値より大のときデータ1
(0)とし、小のときデータ0(1)として、前記A〜
Dの輝度クラスに対応したデータ列を生成し、同データ
列を判定パターンと呼ぶ。1例として、図2に示した度
数分布データに基づき、判定パターン生成部3では、図
3に示す(0,1,1,0)の判定パターンが生成され
る。適応型ガンマ補正部9には、前記4ビットの判定パ
ターンに対応して16種類のガンマ補正データテーブル
が予め備えられているので、判別部7がクラス別階調度
数データにつき直前のフィールドのそれと、演算部6で
計算した差分を基準差分値と比較し、同差分の大小を判
定することにより、前記クラス別階調度数データの変化
が所定の大きさ以上である場合、前記判定パターンに相
応して、適応的に相応するガンマ補正データテーブルが
選択され、同データテーブルに基づき、適応的ガンマ補
正が行われる。
について、図2〜図4に従い説明する。AD変換部1が
入力する映像信号15を、例えば、8ビットで量子化す
る場合、階調度数計数部2は、図2に示すように、A
(0〜63階調)、B(64〜127階調)、C(12
8〜191階調)、D(192〜255階調)の輝度ク
ラス毎に度数を計数した度数分布データを得る。判定パ
ターン生成部3では、基準度数値と、各クラスの度数と
を比較し、度数が基準度数値より大のときデータ1
(0)とし、小のときデータ0(1)として、前記A〜
Dの輝度クラスに対応したデータ列を生成し、同データ
列を判定パターンと呼ぶ。1例として、図2に示した度
数分布データに基づき、判定パターン生成部3では、図
3に示す(0,1,1,0)の判定パターンが生成され
る。適応型ガンマ補正部9には、前記4ビットの判定パ
ターンに対応して16種類のガンマ補正データテーブル
が予め備えられているので、判別部7がクラス別階調度
数データにつき直前のフィールドのそれと、演算部6で
計算した差分を基準差分値と比較し、同差分の大小を判
定することにより、前記クラス別階調度数データの変化
が所定の大きさ以上である場合、前記判定パターンに相
応して、適応的に相応するガンマ補正データテーブルが
選択され、同データテーブルに基づき、適応的ガンマ補
正が行われる。
【0008】以下、上記のクラス別階調度数データ間の
差分の大きさによりガンマ補正データテーブルを選択す
る状況をより詳細に述べる。図4は、図3に示した判定
パターンの1つのクラスについて説明したものであり、
同図に示すように、判別部7においてクラス別階調度数
データが以前のデータ、例えば、1フィールド前の同デ
ータと比較したとき、差分△T2が所定の大きさ以上で
あると判定された場合((ロ)図)、切替部4に保持さ
れる判定パターンのデータを、生成された現在の判定パ
ターン(1)に変更する。また、判別部7においてクラ
ス別階調度数データが以前のデータと比較し、差分△T
1が、所定の大きさ未満の変化であると判定された場合
((イ)図)、切替部4に保持される判定パターンのデ
ータを以前のデータのまま保持し、更新しない。例え
ば、上記動作の他の実施例として、演算部6で差分値が
その時の度数データに対するパーセント比を計算し、判
別部7では同パーセント値をメモリ5に記憶している基
準パーセント値を5%、10%、20%とした場合、そ
れらと比較することにより、計算したパーセント値が5
%未満では切替部4に保持される判定パターンのデータ
を以前のデータのまま保持し、5%以上10%未満では
2フレーム時間(2/30秒)後に変更し、10%以上
20%未満では1フレーム時間(1/30秒)後に変更
し、20%以上の場合には直ちに変更するように判定す
る。従って、上記したように、判別部7において差分△
Tあるいは計算して得たパーセント値が、所定の大きさ
以上であると判定した場合、該当するクラス毎に切替部
4に保持する判定データを初めて更新することにより、
今までの判定パターンを更新する。その結果、適応型ガ
ンマ補正部9のガンマ補正データテーブルが別の種類に
切替えられる。尚、差分△Tが所定の大きさ未満の場
合、切替部4は今までの判定パターンを所定時間保持す
る。また、差分計算の元となるクラス別階調度数データ
としては、最初の該クラス別階調度数データを継続保持
する。
差分の大きさによりガンマ補正データテーブルを選択す
る状況をより詳細に述べる。図4は、図3に示した判定
パターンの1つのクラスについて説明したものであり、
同図に示すように、判別部7においてクラス別階調度数
データが以前のデータ、例えば、1フィールド前の同デ
ータと比較したとき、差分△T2が所定の大きさ以上で
あると判定された場合((ロ)図)、切替部4に保持さ
れる判定パターンのデータを、生成された現在の判定パ
ターン(1)に変更する。また、判別部7においてクラ
ス別階調度数データが以前のデータと比較し、差分△T
1が、所定の大きさ未満の変化であると判定された場合
((イ)図)、切替部4に保持される判定パターンのデ
ータを以前のデータのまま保持し、更新しない。例え
ば、上記動作の他の実施例として、演算部6で差分値が
その時の度数データに対するパーセント比を計算し、判
別部7では同パーセント値をメモリ5に記憶している基
準パーセント値を5%、10%、20%とした場合、そ
れらと比較することにより、計算したパーセント値が5
%未満では切替部4に保持される判定パターンのデータ
を以前のデータのまま保持し、5%以上10%未満では
2フレーム時間(2/30秒)後に変更し、10%以上
20%未満では1フレーム時間(1/30秒)後に変更
し、20%以上の場合には直ちに変更するように判定す
る。従って、上記したように、判別部7において差分△
Tあるいは計算して得たパーセント値が、所定の大きさ
以上であると判定した場合、該当するクラス毎に切替部
4に保持する判定データを初めて更新することにより、
今までの判定パターンを更新する。その結果、適応型ガ
ンマ補正部9のガンマ補正データテーブルが別の種類に
切替えられる。尚、差分△Tが所定の大きさ未満の場
合、切替部4は今までの判定パターンを所定時間保持す
る。また、差分計算の元となるクラス別階調度数データ
としては、最初の該クラス別階調度数データを継続保持
する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は従来の適
応型ガンマ補正によって発生していた画像のちらつきを
低減する補正方法を提供する。従って、ブラウン管の表
示に近い階調再現性、色再現性を備えた高画質の液晶プ
ロジェクタ装置を実現できるメリットがある。
応型ガンマ補正によって発生していた画像のちらつきを
低減する補正方法を提供する。従って、ブラウン管の表
示に近い階調再現性、色再現性を備えた高画質の液晶プ
ロジェクタ装置を実現できるメリットがある。
【図1】本発明による適応型ガンマ補正方法を実施する
ブロック図の例である。
ブロック図の例である。
【図2】適応型ガンマ補正方法の輝度クラス別度数分布
データの一例を示す図である。
データの一例を示す図である。
【図3】適応型ガンマ補正方法の判定パターンの一例を
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明による適応型ガンマ補正方法の差分に基
づく切替部に保持する判定パターンの更新方法を説明す
る図である。
づく切替部に保持する判定パターンの更新方法を説明す
る図である。
1 AD変換部 2 階調度数計数部 3 判定パターン生成部 4 切替部 5 メモリ 6 演算部 7 判別部 8 計時部 9 適応型ガンマ補正部 10 DA変換部 11 制御部 15 映像信号 16 ガンマ補正後の映像信号
Claims (10)
- 【請求項1】 映像信号をデジタルデータに変換するA
D変換部と、前記AD変換部が出力するデジタルデータ
を階調クラス別に計数する階調度数計数部と、基準度数
値と前記各クラスの度数とを比較し判定パターンを生成
する判定パターン生成部と、同判定パターンに基づきガ
ンマ補正部に切替信号を出力する切替部と、前記階調度
数計数部が計数したクラス別階調度数データと前記基準
度数値と基準差分値とを記憶するメモリと、前記クラス
別階調度数データにつき以前のフィールドのそれとの差
分を計算する演算部と、前記演算部で計算した差分と前
記メモリに記憶している基準差分値とを比較し同差分の
大小を判定する判別部と、前記判別部の判定結果に基づ
き前記切替部を切替える時間を計測する計時部と、複数
組のガンマ補正データを備え前記切替部の切替信号に相
応してその内から1組を選択し、選択したガンマ補正デ
ータに基づき、前記AD変換部が出力するデジタルデー
タをガンマ補正するガンマ補正部と、補正後のデジタル
データを映像信号に変換するDA変換部と、各部を制御
する制御部とでなり、 前記判別部にて差分の大小を判定した判別結果に相応し
て、前記切替部を切替えるまでの時間の長さを制御する
ことを特徴とする適応型ガンマ補正方法。 - 【請求項2】 上記ガンマ補正部をROMを使用したル
ックアップテーブルで構成する請求項1記載の適応型ガ
ンマ補正方法。 - 【請求項3】 上記切替部をレジスタで構成する請求項
1記載の適応型ガンマ補正方法。 - 【請求項4】 上記階調度数計数部を複数のカウンタで
構成する請求項1記載の適応型ガンマ補正方法。 - 【請求項5】 上記演算部が差分と当該フィールドの階
調度数データとのパーセント比を計算するとともに、判
別部が前記パーセント比とメモリに記憶している基準と
なるパーセント値とに基づき変化の大小を判定すること
を特徴とする請求項1記載の適応型ガンマ補正方法。 - 【請求項6】 映像信号をデジタルデータに変換するA
D変換部と、前記AD変換部が出力するデジタルデータ
を階調クラス別に計数する階調度数計数部と、基準度数
値と前記各クラスの度数とを比較し判定パターンを生成
する判定パターン生成部と、同判定パターンに基づきガ
ンマ補正部に切替信号を出力する切替部と、前記階調度
数計数部が計数したクラス別階調度数データと前記基準
度数値と基準差分値とを記憶するメモリと、前記クラス
別階調度数データにつき以前のフィールドのそれとの差
分を計算する演算部と、前記演算部で計算した差分と前
記メモリに記憶している基準差分値とを比較し同差分の
大小を判定する判別部と、前記判別部の判定結果に基づ
き前記切替部を切替える時間を計測する計時部と、複数
組のガンマ補正データを備え前記切替部の切替信号に相
応してその内から1組を選択し、選択したガンマ補正デ
ータに基づき、前記AD変換部が出力するデジタルデー
タをガンマ補正するガンマ補正部と、補正後のデジタル
データを映像信号に変換するDA変換部と、各部を制御
する制御部とでなり、 上記切替部が判別部にて差分が小である判定に基づき、
現在保持している切替データを所定時間継続して保持す
るとともに、演算部が前記差分が小である該差分計算に
使用したクラス別階調度数データを次回の差分計算にも
継続して使用することを特徴とした適応型ガンマ補正方
法。 - 【請求項7】 上記ガンマ補正部をROMを使用したル
ックアップテーブルで構成する請求項6記載の適応型ガ
ンマ補正方法。 - 【請求項8】 上記切替部をレジスタで構成する請求項
6記載の適応型ガンマ補正方法。 - 【請求項9】 上記階調度数計数部を複数のカウンタで
構成する請求項6記載の適応型ガンマ補正方法。 - 【請求項10】 上記演算部が差分と当該フィールドの
階調度数データとのパーセント比を計算するとともに、
判別部が前記パーセント比とメモリに記憶している基準
となるパーセント値とに基づき変化の大小を判定するこ
とを特徴とする請求項6記載の適応型ガンマ補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31008593A JPH07162717A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 適応型ガンマ補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31008593A JPH07162717A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 適応型ガンマ補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162717A true JPH07162717A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18001008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31008593A Pending JPH07162717A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 適応型ガンマ補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07162717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6654028B1 (en) * | 1909-02-03 | 2003-11-25 | Sony Corporation | Display device |
US10097739B2 (en) | 2016-09-16 | 2018-10-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Processing device for performing gamma correction |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31008593A patent/JPH07162717A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6654028B1 (en) * | 1909-02-03 | 2003-11-25 | Sony Corporation | Display device |
US10097739B2 (en) | 2016-09-16 | 2018-10-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Processing device for performing gamma correction |
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