JPH07161077A - 光ディスクの案内溝及びピット作製方法 - Google Patents
光ディスクの案内溝及びピット作製方法Info
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- JPH07161077A JPH07161077A JP30693693A JP30693693A JPH07161077A JP H07161077 A JPH07161077 A JP H07161077A JP 30693693 A JP30693693 A JP 30693693A JP 30693693 A JP30693693 A JP 30693693A JP H07161077 A JPH07161077 A JP H07161077A
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Landscapes
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は案内溝及びピットの深さを容易に制御
することができ、溝ノイズを低減可能な光ディスクの案
内溝及びピット作製方法を提供することを目的とする。 【構成】平坦な基板2上に露光放射線に対して第1の感
度を有する所定厚さの第1フォトレジスト膜4を形成
し、該第1フォトレジスト膜4上に露光放射線に対して
透過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの中間層
6を形成し、該中間層6上に露光放射線に対して前記第
1の感度よりも感度のよい第2の感度を有する所定厚さ
の第2フォトレジスト膜8を形成し、案内溝10を形成
すべき部分を第1のパワーで露光し、ピット12を形成
すべき部分を第1のパワーよりも大きい第2のパワーで
露光し、前記第2フォトレジスト膜8を現像して案内溝
10及びピット12部分の第2フォトレジスト膜8を除
去し、露光した部分の中間層6をエッチングにより除去
し、次いで露光した部分の第1フォトレジスト膜4を現
像してピット12部分の第1フォトレジスト膜4を除去
するように構成する。
することができ、溝ノイズを低減可能な光ディスクの案
内溝及びピット作製方法を提供することを目的とする。 【構成】平坦な基板2上に露光放射線に対して第1の感
度を有する所定厚さの第1フォトレジスト膜4を形成
し、該第1フォトレジスト膜4上に露光放射線に対して
透過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの中間層
6を形成し、該中間層6上に露光放射線に対して前記第
1の感度よりも感度のよい第2の感度を有する所定厚さ
の第2フォトレジスト膜8を形成し、案内溝10を形成
すべき部分を第1のパワーで露光し、ピット12を形成
すべき部分を第1のパワーよりも大きい第2のパワーで
露光し、前記第2フォトレジスト膜8を現像して案内溝
10及びピット12部分の第2フォトレジスト膜8を除
去し、露光した部分の中間層6をエッチングにより除去
し、次いで露光した部分の第1フォトレジスト膜4を現
像してピット12部分の第1フォトレジスト膜4を除去
するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクの案内溝及び
ピット作製方法に関する。尚、本明細書で使用する光デ
ィスクという用語は光磁気ディスクを含むものとする。
ピット作製方法に関する。尚、本明細書で使用する光デ
ィスクという用語は光磁気ディスクを含むものとする。
【0002】近年、コンピュータの扱う情報量の飛躍的
増大に伴い大容量のメモリが要求され、その要求に応え
るものとして光ディスクが使用されている。光ディスク
に情報を記録/再生するためには光ヘッドの精度の高い
位置決めが必要である。
増大に伴い大容量のメモリが要求され、その要求に応え
るものとして光ディスクが使用されている。光ディスク
に情報を記録/再生するためには光ヘッドの精度の高い
位置決めが必要である。
【0003】このため、光ディスクに案内溝及びID信
号用のピットを作製し、この案内溝とID信号用のピッ
トを利用して光ヘッドの位置決めを行っている。
号用のピットを作製し、この案内溝とID信号用のピッ
トを利用して光ヘッドの位置決めを行っている。
【0004】
【従来の技術】光ディスクの案内溝は情報の記録及び読
み取りに使用するレーザ光の波長のλ/8の深さで形成
され、アドレス等に使用するID信号用のピットはλ/
4の深さで形成される。従来、これらの案内溝及びピッ
トの深さは、フォトレジストの露光量を変えることによ
り決定していた。
み取りに使用するレーザ光の波長のλ/8の深さで形成
され、アドレス等に使用するID信号用のピットはλ/
4の深さで形成される。従来、これらの案内溝及びピッ
トの深さは、フォトレジストの露光量を変えることによ
り決定していた。
【0005】また、ガラス基板上に形成するフォトレジ
ストを2層とし、その感度を変えて溝及びピットの深さ
をコントロールする方法が提案されている(特開昭59
−180839、特開昭60−209948、特開昭6
1−153850、特開昭58−155550、特開平
2−29955)。
ストを2層とし、その感度を変えて溝及びピットの深さ
をコントロールする方法が提案されている(特開昭59
−180839、特開昭60−209948、特開昭6
1−153850、特開昭58−155550、特開平
2−29955)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの公開
公報に記載された従来技術では、2層目のフォトレジス
トを塗布するときに1層目のフォトレジストが溶けてし
まうか、又は1層目のフォトレジストが2層目のフォト
レジストと表面で反応するという問題があった。
公報に記載された従来技術では、2層目のフォトレジス
トを塗布するときに1層目のフォトレジストが溶けてし
まうか、又は1層目のフォトレジストが2層目のフォト
レジストと表面で反応するという問題があった。
【0007】これにより1層目のフォトレジストの表面
粗さが増大し、グルーブノイズ(溝ノイズ)が大きくな
るという問題を生じていた。本発明はこのような点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、案
内溝及びピットの深さを容易に制御することができ、溝
ノイズを低減可能な光ディスクの案内溝及びピット作製
方法を提供することである。
粗さが増大し、グルーブノイズ(溝ノイズ)が大きくな
るという問題を生じていた。本発明はこのような点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、案
内溝及びピットの深さを容易に制御することができ、溝
ノイズを低減可能な光ディスクの案内溝及びピット作製
方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、平坦な基板上に露光放射線に対して
第1の感度を有する所定厚さの第1フォトレジスト膜を
形成し、該第1フォトレジスト膜上に露光放射線に対し
て透過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの中間
層を形成し、該中間層上に露光放射線に対して前記第1
の感度よりも感度のよい第2の感度を有する所定厚さの
第2フォトレジスト膜を形成し、案内溝を形成すべき部
分を第1のパワーで露光し、ピットを形成すべき部分を
第1のパワーよりも大きい第2のパワーで露光し、前記
第2フォトレジスト膜を現像して案内溝及びピット部分
の第2フォトレジスト膜を除去し、露光した部分の中間
層をエッチングにより除去し、次いで露光した部分の第
1フォトレジスト膜を現像してピット部分の第1フォト
レジスト膜を除去する、ステップから構成されることを
特徴とする光ディスクの案内溝及びピット作製方法を提
供する。
を解決するために、平坦な基板上に露光放射線に対して
第1の感度を有する所定厚さの第1フォトレジスト膜を
形成し、該第1フォトレジスト膜上に露光放射線に対し
て透過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの中間
層を形成し、該中間層上に露光放射線に対して前記第1
の感度よりも感度のよい第2の感度を有する所定厚さの
第2フォトレジスト膜を形成し、案内溝を形成すべき部
分を第1のパワーで露光し、ピットを形成すべき部分を
第1のパワーよりも大きい第2のパワーで露光し、前記
第2フォトレジスト膜を現像して案内溝及びピット部分
の第2フォトレジスト膜を除去し、露光した部分の中間
層をエッチングにより除去し、次いで露光した部分の第
1フォトレジスト膜を現像してピット部分の第1フォト
レジスト膜を除去する、ステップから構成されることを
特徴とする光ディスクの案内溝及びピット作製方法を提
供する。
【0009】第2フォトレジストの膜厚と中間層の厚さ
の和が案内溝の深さとなるように第2フォトレジストの
膜厚と中間層の膜厚を設定し、第1及び第2フォトレジ
ストの膜厚と中間層の膜厚の和がピットの深さとなるよ
うに第1フォトレジストの膜厚を設定する。
の和が案内溝の深さとなるように第2フォトレジストの
膜厚と中間層の膜厚を設定し、第1及び第2フォトレジ
ストの膜厚と中間層の膜厚の和がピットの深さとなるよ
うに第1フォトレジストの膜厚を設定する。
【0010】中間層はアルカリに溶解せずに酸性のエッ
チング液で溶解する物質から形成する。この構成に代え
て、中間層をアルカリに溶解せずに水に溶解する物質か
ら形成するようにしてもよい。
チング液で溶解する物質から形成する。この構成に代え
て、中間層をアルカリに溶解せずに水に溶解する物質か
ら形成するようにしてもよい。
【0011】
【作用】弱い第1のパワーで露光すると、第2フォトレ
ジストのみ露光される。強い第2のパワーで露光する
と、第1及び第2フォトレジストとも露光される。
ジストのみ露光される。強い第2のパワーで露光する
と、第1及び第2フォトレジストとも露光される。
【0012】よって、現像及びエッチングすることによ
り、第1のパワーで露光した部分に案内溝が形成され、
第2のパワーで露光した部分にピットが形成される。中
間層を介在させることで、第1フォトレジストの表面粗
さを粗くすることなく、第2フォトレジストを形成する
ことができ、グルーブノイズの低減が可能である。ま
た、露光パワーのマージンを上げることができる。
り、第1のパワーで露光した部分に案内溝が形成され、
第2のパワーで露光した部分にピットが形成される。中
間層を介在させることで、第1フォトレジストの表面粗
さを粗くすることなく、第2フォトレジストを形成する
ことができ、グルーブノイズの低減が可能である。ま
た、露光パワーのマージンを上げることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1を参照すると、積層状態の断面図が示
されている。ガラス基板2上に露光感度の悪い第1フォ
トレジストをスピンコートして、約90℃で所定時間プ
リベイクをして第1フォトレジスト膜4を形成する。
に説明する。図1を参照すると、積層状態の断面図が示
されている。ガラス基板2上に露光感度の悪い第1フォ
トレジストをスピンコートして、約90℃で所定時間プ
リベイクをして第1フォトレジスト膜4を形成する。
【0014】第1フォトレジスト膜4上に露光放射線に
対して透過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの
中間層6を真空蒸着、スパッタ等により形成する。さら
に、中間層6上に露光感度のよい第2フォトレジストを
スピンコートし、約90℃で所定時間プリベイクをして
第2フォトレジスト膜8を形成する。
対して透過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの
中間層6を真空蒸着、スパッタ等により形成する。さら
に、中間層6上に露光感度のよい第2フォトレジストを
スピンコートし、約90℃で所定時間プリベイクをして
第2フォトレジスト膜8を形成する。
【0015】中間層6の膜厚と第2フォトレジスト膜8
の膜厚の合計が案内溝の深さとなるように設定し、第1
及び第2フォトレジスト膜4,8と中間層6の膜厚の合
計がピットの深さとなるように第1フォトレジスト膜4
の厚さを設定する。
の膜厚の合計が案内溝の深さとなるように設定し、第1
及び第2フォトレジスト膜4,8と中間層6の膜厚の合
計がピットの深さとなるように第1フォトレジスト膜4
の厚さを設定する。
【0016】中間層6は第1フォトレジスト膜4と第2
フォトレジスト膜8が混合することを防止するもので、
露光放射線に対して透過性を有する必要がある。また、
中間層6はフォトレジスト及びその溶剤に溶解すること
なく、フォトレジストを侵さずにエッチング、水洗等に
より除去できなければならない。
フォトレジスト膜8が混合することを防止するもので、
露光放射線に対して透過性を有する必要がある。また、
中間層6はフォトレジスト及びその溶剤に溶解すること
なく、フォトレジストを侵さずにエッチング、水洗等に
より除去できなければならない。
【0017】中間層6としては、Yb,Y,In,E
r,Cd,Cr,Co,Sm,Dy,Sc,Ce,T
m,Fe,Tb,Ni,Nd,V,Bi,Pr,Ho,
Mg,Mn,Eu,La,Luからなる群から選択され
た物質又はこれらの混合物を採用可能であり、この場合
には塩酸でエッチングすることにより除去できる。
r,Cd,Cr,Co,Sm,Dy,Sc,Ce,T
m,Fe,Tb,Ni,Nd,V,Bi,Pr,Ho,
Mg,Mn,Eu,La,Luからなる群から選択され
た物質又はこれらの混合物を採用可能であり、この場合
には塩酸でエッチングすることにより除去できる。
【0018】中間層6としてはOs,Asも採用可能で
あり、この場合には塩酸に過酸化水素水を混合した液で
エッチングすればよい。また、中間層6としてSb,A
g,Se,Tl,Tc,Te,Pb,Reからなる群か
ら選択された物質又はこれらの混合物を採用可能であ
り、この場合には硝酸でエッチングすることにより除去
できる。
あり、この場合には塩酸に過酸化水素水を混合した液で
エッチングすればよい。また、中間層6としてSb,A
g,Se,Tl,Tc,Te,Pb,Reからなる群か
ら選択された物質又はこれらの混合物を採用可能であ
り、この場合には硝酸でエッチングすることにより除去
できる。
【0019】また、中間層6としてポリビニルアルコー
ル,Yb,Y,Er,Sm,Dy,Sc,Ce,Tm,
Tb,Nd,V,Bi,Pr,Ho,Mn,Eu,L
a,Luからなる群から選択された物質又はこれらの混
合物を使用した場合には、水洗することにより除去でき
る。
ル,Yb,Y,Er,Sm,Dy,Sc,Ce,Tm,
Tb,Nd,V,Bi,Pr,Ho,Mn,Eu,L
a,Luからなる群から選択された物質又はこれらの混
合物を使用した場合には、水洗することにより除去でき
る。
【0020】第2フォトレジスト膜8を第1のパワーで
露光すると、案内溝を形成すべき部分の第2フォトレジ
スト膜8がその底面まで露光され、現像及びエッチング
することにより図2(A)に示すような案内溝10を形
成できる。案内溝10の深さは情報の記録及び再生に使
用されるレーザ光の波長λの1/8の深さが望ましい。
露光すると、案内溝を形成すべき部分の第2フォトレジ
スト膜8がその底面まで露光され、現像及びエッチング
することにより図2(A)に示すような案内溝10を形
成できる。案内溝10の深さは情報の記録及び再生に使
用されるレーザ光の波長λの1/8の深さが望ましい。
【0021】また、第1のパワーよりも大きな第2のパ
ワーで露光すると、第2フォトレジスト膜8及び中間層
6を通してピットを形成すべき部分の第1フォトレジス
ト膜4がその底面まで露光され、現像することにより図
2(B)に示すピット12が形成される。
ワーで露光すると、第2フォトレジスト膜8及び中間層
6を通してピットを形成すべき部分の第1フォトレジス
ト膜4がその底面まで露光され、現像することにより図
2(B)に示すピット12が形成される。
【0022】ピット12の深さは情報の記録及び再生に
使用するレーザ光の波長λの1/4が望ましい。図3は
露光パワーに対する溝深さの関係を示すグラフである。
図3(A)はフォトレジスト膜が一様な感度の従来の作
製方法における露光パワーに対する溝深さの関係を示し
ており、図3(B)はフォトレジスト膜に感度差を設
け、さらにその間に中間層を介在させた本発明方法にお
ける露光パワーに対する溝深さの関係を示している。
使用するレーザ光の波長λの1/4が望ましい。図3は
露光パワーに対する溝深さの関係を示すグラフである。
図3(A)はフォトレジスト膜が一様な感度の従来の作
製方法における露光パワーに対する溝深さの関係を示し
ており、図3(B)はフォトレジスト膜に感度差を設
け、さらにその間に中間層を介在させた本発明方法にお
ける露光パワーに対する溝深さの関係を示している。
【0023】図3(B)のグラフにおける中間の略フラ
ット部分Fは、フォトレジストの感度差か中間層の透過
率から生じるものである。このように本発明では、溝の
深さに対する露光パワーのマージンを上げることができ
る。
ット部分Fは、フォトレジストの感度差か中間層の透過
率から生じるものである。このように本発明では、溝の
深さに対する露光パワーのマージンを上げることができ
る。
【0024】また、中間層6を薄い金属のような光をあ
る程度吸収する物質から形成すると、第1フォトレジス
ト膜4の感度が等価的に低くなるので、第2フォトレジ
スト膜8と同一感度のフォトレジストを第1フォトレジ
スト膜4として使用することができる。
る程度吸収する物質から形成すると、第1フォトレジス
ト膜4の感度が等価的に低くなるので、第2フォトレジ
スト膜8と同一感度のフォトレジストを第1フォトレジ
スト膜4として使用することができる。
【0025】このように中間層6の材料と厚さを適当に
決めると、第1フォトレジスト材料を第2フォトレジス
ト材料で代用することができる。以下、本発明の具体的
実施例について詳細に説明する。 <実施例1>精度よく研磨したガラス基板に露光感度の
悪いフォトレジスト(シュプレー社のマイクロポジット
S1400の感光剤の成分を半分にしたフォトレジス
ト)をスピンコートで85nmコートし、90℃で約1
5分間プリベイクした。
決めると、第1フォトレジスト材料を第2フォトレジス
ト材料で代用することができる。以下、本発明の具体的
実施例について詳細に説明する。 <実施例1>精度よく研磨したガラス基板に露光感度の
悪いフォトレジスト(シュプレー社のマイクロポジット
S1400の感光剤の成分を半分にしたフォトレジス
ト)をスピンコートで85nmコートし、90℃で約1
5分間プリベイクした。
【0026】その上にSnO2 を3重量%含むIn2 O
3 を真空蒸着で5nm付着させ、中間層とした。中間層
上にさらに、露光感度のよいフォトレジスト(シュプレ
ー社のマイクロポジットS1400)をスピンコートで
80nmコートし、90℃で約15分間プリベイクし
た。
3 を真空蒸着で5nm付着させ、中間層とした。中間層
上にさらに、露光感度のよいフォトレジスト(シュプレ
ー社のマイクロポジットS1400)をスピンコートで
80nmコートし、90℃で約15分間プリベイクし
た。
【0027】このように積層したフォトレジストをAr
レーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を形成する
ところは露光パワー2mWで露光し、ピットを形成する
ところは露光パワー5mWで露光した。
レーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を形成する
ところは露光パワー2mWで露光し、ピットを形成する
ところは露光パワー5mWで露光した。
【0028】その後まず、上層の感度のよいフォトレジ
ストを現像するため、現像液でスピン現像を行い、露光
された部分のフォトレジストを除去した。次に、露出さ
れた領域の中間層を薄い塩酸でエッチングした。
ストを現像するため、現像液でスピン現像を行い、露光
された部分のフォトレジストを除去した。次に、露出さ
れた領域の中間層を薄い塩酸でエッチングした。
【0029】さらに、下層の感度の悪いフォトレジスト
を現像するため現像液でスピン現像を行い、ピットを形
成した。その後120℃で約30分間ポストベイクを行
った。
を現像するため現像液でスピン現像を行い、ピットを形
成した。その後120℃で約30分間ポストベイクを行
った。
【0030】このようにして形成した案内溝は底の部分
の粗さが滑らかで、その断面形状がきれいなU形状とな
っており、グルーブノイズを低減することができた。 <実施例2>精度よく研磨したガラス基板にブリーチン
グを起こさないフォトレジスト(シュプレー社のマイク
ロポジット111S−19)をスピンコートで85nm
コートし、90℃で約15分間プリベイクした。
の粗さが滑らかで、その断面形状がきれいなU形状とな
っており、グルーブノイズを低減することができた。 <実施例2>精度よく研磨したガラス基板にブリーチン
グを起こさないフォトレジスト(シュプレー社のマイク
ロポジット111S−19)をスピンコートで85nm
コートし、90℃で約15分間プリベイクした。
【0031】ここでブリーチングとは、露光前のフォト
レジストの透過率に比べ露光後の透過率が上がる現象を
いう。プリベイクしたフォトレジスト上にSnO2 を3
重量%含むIn2 O3 を真空蒸着で5nm付着させて中
間層とした。
レジストの透過率に比べ露光後の透過率が上がる現象を
いう。プリベイクしたフォトレジスト上にSnO2 を3
重量%含むIn2 O3 を真空蒸着で5nm付着させて中
間層とした。
【0032】その上にさらに、ブリーチングを起こすフ
ォトレジスト(シュプレー社のメガポジットSPR2)
をスピンコートで80nmコートし、90℃で約15分
間プリベイクした。
ォトレジスト(シュプレー社のメガポジットSPR2)
をスピンコートで80nmコートし、90℃で約15分
間プリベイクした。
【0033】このようにして形成した積層フォトレジス
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ピットを
形成するところは露光パワー5mWで露光した。
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ピットを
形成するところは露光パワー5mWで露光した。
【0034】その後まず、ブリーチングを起こすフォト
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、露
光部分のフォトレジストを除去した。次に、露出した領
域の中間層を薄い塩酸でエッチングした。
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、露
光部分のフォトレジストを除去した。次に、露出した領
域の中間層を薄い塩酸でエッチングした。
【0035】さらに、ブリーチングを起こさないフォト
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、ピ
ットを形成した。その後120℃で約30分間ポストベ
イクを行った。
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、ピ
ットを形成した。その後120℃で約30分間ポストベ
イクを行った。
【0036】このようにして形成した案内溝もその断面
が実施例1と同様にきれいなU形状をしており、グルー
ブノイズを低減することができた。 <実施例3>精度よく研磨したガラス基板に露光感度の
悪いフォトレジスト(シュプレー社のマイクロポジット
S1400の感光剤の成分を半分にしたフォトレジス
ト)をスピンコートで85nmコートし、90℃で約1
5分間プリベイクした。
が実施例1と同様にきれいなU形状をしており、グルー
ブノイズを低減することができた。 <実施例3>精度よく研磨したガラス基板に露光感度の
悪いフォトレジスト(シュプレー社のマイクロポジット
S1400の感光剤の成分を半分にしたフォトレジス
ト)をスピンコートで85nmコートし、90℃で約1
5分間プリベイクした。
【0037】その上にポリビニルアルコールを真空蒸着
で5nm付着させて中間層とした。その上にさらに、露
光感度のよいフォトレジスト(シュプレー社のマイクロ
ポジットS1400)をスピンコートで80nmコート
し、90℃で約15分間プリベイクした。
で5nm付着させて中間層とした。その上にさらに、露
光感度のよいフォトレジスト(シュプレー社のマイクロ
ポジットS1400)をスピンコートで80nmコート
し、90℃で約15分間プリベイクした。
【0038】このようにして形成した積層フォトレジス
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ピットを
形成するところは露光パワー5mWで露光した。
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ピットを
形成するところは露光パワー5mWで露光した。
【0039】その後まず、上層の感度のよいフォトレジ
ストを現像するため現像液でスピン現像を行い、露光部
分のフォトレジストを除去した。次に、露出された中間
層を水洗して除去した。
ストを現像するため現像液でスピン現像を行い、露光部
分のフォトレジストを除去した。次に、露出された中間
層を水洗して除去した。
【0040】さらに、下層の感度の悪いフォトレジスト
を現像するため現像液でスピン現像を行い、ピットを形
成した。その後120℃で約30分間ポストベイクを行
った。
を現像するため現像液でスピン現像を行い、ピットを形
成した。その後120℃で約30分間ポストベイクを行
った。
【0041】このようにして形成した案内溝も第1実施
例と同様にその断面がきれいなU形状をしており、グル
ーブノイズを低減することができた。 <実施例4>精度よく研磨したガラス基板にブリーチン
グを起こさないフォトレジスト(シュプレー社のマイク
ロポジット111S−19)をスピンコートで85nm
コートし、90℃で約15分間プリベイクした。
例と同様にその断面がきれいなU形状をしており、グル
ーブノイズを低減することができた。 <実施例4>精度よく研磨したガラス基板にブリーチン
グを起こさないフォトレジスト(シュプレー社のマイク
ロポジット111S−19)をスピンコートで85nm
コートし、90℃で約15分間プリベイクした。
【0042】その上にポリビニルアルコールをスパッタ
で5nm付着させ、中間層とした。その上にさらに、ブ
リーチングを起こすフォトレジスト(シュプレー社のメ
ガポジットSPR2)をスピンコートで80nmコート
し、90℃で約15分間プリベイクした。
で5nm付着させ、中間層とした。その上にさらに、ブ
リーチングを起こすフォトレジスト(シュプレー社のメ
ガポジットSPR2)をスピンコートで80nmコート
し、90℃で約15分間プリベイクした。
【0043】このようにして形成した積層フォトレジス
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ピットを
形成するところは露光パワー5mWで露光した。
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ピットを
形成するところは露光パワー5mWで露光した。
【0044】その後まず、ブリーチングを起こすフォト
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、露
光された部分のフォトレジストを除去した。次に、露出
した中間層を水洗により除去した。
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、露
光された部分のフォトレジストを除去した。次に、露出
した中間層を水洗により除去した。
【0045】さらに、ブリーチングを起こさないフォト
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、ピ
ットを形成した。その後120℃で約30分間ポストベ
イクを行った。
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、ピ
ットを形成した。その後120℃で約30分間ポストベ
イクを行った。
【0046】このようにして形成した案内溝も実施例1
と同様にその断面がきれいなU形状をしており、グルー
ブノイズを低減することができた。 <実施例5>精度よく研磨したガラス基板に露光感度の
悪いフォトレジスト(シュプレー社のマイクロポジット
S1400の感光剤の成分を2割にしたフォトレジス
ト)をスピンコートで85nmコートし、90℃で約1
5分間プリベイクした。その上にSnO2 を3重量%含
むIn2 O3 を真空蒸着で5nm付着させ、中間層とし
た。
と同様にその断面がきれいなU形状をしており、グルー
ブノイズを低減することができた。 <実施例5>精度よく研磨したガラス基板に露光感度の
悪いフォトレジスト(シュプレー社のマイクロポジット
S1400の感光剤の成分を2割にしたフォトレジス
ト)をスピンコートで85nmコートし、90℃で約1
5分間プリベイクした。その上にSnO2 を3重量%含
むIn2 O3 を真空蒸着で5nm付着させ、中間層とし
た。
【0047】中間層上に露光感度のよいフォトレジスト
(シュプレー社のマイクロポジットS1400の感光剤
の成分を半分にしたフォトレジスト)をスピンコートで
80nmコートし、90℃で約15分間プリベイクし
た。
(シュプレー社のマイクロポジットS1400の感光剤
の成分を半分にしたフォトレジスト)をスピンコートで
80nmコートし、90℃で約15分間プリベイクし
た。
【0048】その上にSnO2 を3重量%含むIn2 O
3 を真空蒸着で5nm付着させ中間層とした。その上に
さらに、露光感度のさらによいフォトレジスト(シュプ
レー社のマイクロポジットS1400)をスピンコート
で80nmコートし、90℃で約15分間プリベイクし
た。
3 を真空蒸着で5nm付着させ中間層とした。その上に
さらに、露光感度のさらによいフォトレジスト(シュプ
レー社のマイクロポジットS1400)をスピンコート
で80nmコートし、90℃で約15分間プリベイクし
た。
【0049】このようにして形成した積層フォトレジス
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ランド部
分にピットを形成するところは露光パワー4mWで露光
し、溝部分にピットを形成するところは露光パワー6m
Wで露光した。
トをArレーザを光源とする露光機にかけた。案内溝を
形成するところは露光パワー2mWで露光し、ランド部
分にピットを形成するところは露光パワー4mWで露光
し、溝部分にピットを形成するところは露光パワー6m
Wで露光した。
【0050】その後まず、上層の感度の最もよいフォト
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、次
に、露出された中間層を薄い塩酸でエッチングした。さ
らに、その下の2番目に感度のよいフォトレジストを現
像するため現像液でスピン現像を行い、次いで露出した
中間層を薄い塩酸でエッチングした。
レジストを現像するため現像液でスピン現像を行い、次
に、露出された中間層を薄い塩酸でエッチングした。さ
らに、その下の2番目に感度のよいフォトレジストを現
像するため現像液でスピン現像を行い、次いで露出した
中間層を薄い塩酸でエッチングした。
【0051】最後に、下層の感度の悪いフォトレジスト
を現像するため現像液でスピン現像を行った。その後、
120℃で約30分間ポストベイクを行った。このよう
にして形成した光ディスクの一部分の断面斜視図を図4
に示す。ガラス基板22上にフォトレジストと中間層の
積層体24が形成されている。本実施例によると、溝の
底の部分の粗さが滑らかな案内溝26を形成できると共
に、ランド28のID信号用ピット30に加えて、案内
溝26部分にもID信号用のピット32を形成すること
ができる。
を現像するため現像液でスピン現像を行った。その後、
120℃で約30分間ポストベイクを行った。このよう
にして形成した光ディスクの一部分の断面斜視図を図4
に示す。ガラス基板22上にフォトレジストと中間層の
積層体24が形成されている。本実施例によると、溝の
底の部分の粗さが滑らかな案内溝26を形成できると共
に、ランド28のID信号用ピット30に加えて、案内
溝26部分にもID信号用のピット32を形成すること
ができる。
【0052】
【発明の効果】本発明方法によれば、溝及びピットの深
さを容易に調整でき、且つ底の部分の粗さが滑らかな案
内溝を形成できるので、光ディスクのグルーブノイズを
低減できるという効果がある。また、サーボを安定にか
けやすいU形状の案内溝を形成することができる。
さを容易に調整でき、且つ底の部分の粗さが滑らかな案
内溝を形成できるので、光ディスクのグルーブノイズを
低減できるという効果がある。また、サーボを安定にか
けやすいU形状の案内溝を形成することができる。
【図1】本発明方法によるフォトレジストの積層状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】現像後の状態を示す断面図であり、(A)が案
内溝を、(B)がピットをそれぞれ示している。
内溝を、(B)がピットをそれぞれ示している。
【図3】露光パワーに対する溝深さの関係を示すグラフ
であり、(A)が従来例を、(B)が本発明をそれぞれ
示している。
であり、(A)が従来例を、(B)が本発明をそれぞれ
示している。
【図4】ランド及び溝部分にピットを形成した光ディス
クの断面斜視図である。
クの断面斜視図である。
2,22 ガラス基板 4 第1フォトレジスト膜 6 中間層 8 第2フォトレジスト膜 10,26 案内溝 12,30,32 ピット 28 ランド
Claims (4)
- 【請求項1】 平坦な基板(2) 上に露光放射線に対して
第1の感度を有する所定厚さの第1フォトレジスト膜
(4) を形成し、 該第1フォトレジスト膜(4) 上に露光放射線に対して透
過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの中間層
(6) を形成し、 該中間層(6) 上に露光放射線に対して前記第1の感度よ
りも感度のよい第2の感度を有する所定厚さの第2フォ
トレジスト膜(8) を形成し、 案内溝(10)を形成すべき部分を第1のパワーで露光し、 ピット(12)を形成すべき部分を第1のパワーよりも大き
い第2のパワーで露光し、 前記第2フォトレジスト膜(8) を現像して案内溝(10)部
分の第2フォトレジスト膜(8) を除去し、 露光した部分の中間層(6) を除去し、 次いで露光した部分の第1フォトレジスト膜(4) を現像
してピット(12)部分の第1フォトレジスト膜(4) を除去
する、 ステップから構成されることを特徴とする光ディスクの
案内溝及びピット作製方法。 - 【請求項2】 前記中間層(6) はアルカリに溶解せずに
酸又は水に溶解することを特徴とする請求項1記載の光
ディスクの案内溝及びピット作製方法。 - 【請求項3】 第1の感度を有する第1フォトレジスト
膜(4) に代えて該第1フォトレジスト膜(4) をブリーチ
ングを起こさないフォトレジストから形成し、 第2の感度を有する第2フォトレジスト膜(8) に代えて
該第2フォトレジスト膜(8) をブリーチングを起こすフ
ォトレジストから形成したことを特徴とする請求項1記
載の光ディスクの案内溝及びピット作製方法。 - 【請求項4】 平坦な基板(2) 上に露光放射線に対して
第1の感度を有する第1フォトレジスト膜(4) を形成
し、 該第1フォトレジスト膜(4) 上に露光放射線に対して透
過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの第1中間
層(6) を形成し、 該第1中間層(6) 上に露光放射線に対して前記第1の感
度よりも感度のよい第2の感度を有する所定厚さの第2
フォトレジスト膜(8) を形成し、 該第2フォトレジスト膜(8) 上に露光放射線に対して透
過性を有し且つ現像液に溶解しない所定厚さの第2中間
層を形成し、 該第2中間層上に露光放射線に対して前記第2の感度よ
りも感度のよい第3の感度を有する所定厚さの第3フォ
トレジスト膜を形成し、 案内溝(26)を形成すべき部分を第1のパワーで露光し、 ランド部分(28)にピット(30)を形成すべき部分を第1の
パワーよりも大きい第2のパワーで露光し、 案内溝部分(26)にピット(32)を形成すべき部分を第2の
パワーよりも大きい第3のパワーで露光し、 前記第3フォトレジスト膜を現像して案内溝(26)及びピ
ット部分(30,32) の第3フォトレジスト膜を除去し、 露出した部分の第2中間層を除去し、 露出した部分の第2フォトレジスト膜(8) を現像してピ
ット部分(30,32) の第2フォトレジスト膜(8) を除去
し、 露出した部分の第1中間層(6) を除去し、 次いで露出した部分の第1フォトレジスト膜(4) を現像
して案内溝(26)のピット部分(32)の第1フォトレジスト
膜(4) を除去する、 ステップから構成されることを特徴とする光ディスクの
案内溝及びピット作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30693693A JPH07161077A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 光ディスクの案内溝及びピット作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30693693A JPH07161077A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 光ディスクの案内溝及びピット作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161077A true JPH07161077A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17963066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30693693A Pending JPH07161077A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 光ディスクの案内溝及びピット作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07161077A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5978327A (en) * | 1996-08-30 | 1999-11-02 | Fujitsu Limited | Optical recording medium for land-and-groove recording system |
US6510129B1 (en) | 1999-09-29 | 2003-01-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical recording medium, manufacturing method of optical recording medium master disk, and cutting device used therefor |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30693693A patent/JPH07161077A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5978327A (en) * | 1996-08-30 | 1999-11-02 | Fujitsu Limited | Optical recording medium for land-and-groove recording system |
US6510129B1 (en) | 1999-09-29 | 2003-01-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical recording medium, manufacturing method of optical recording medium master disk, and cutting device used therefor |
US6762989B2 (en) | 1999-09-29 | 2004-07-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical disk having groove address pits and land address pits of equal depths |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031028 |