JPH07160165A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH07160165A JPH07160165A JP5329987A JP32998793A JPH07160165A JP H07160165 A JPH07160165 A JP H07160165A JP 5329987 A JP5329987 A JP 5329987A JP 32998793 A JP32998793 A JP 32998793A JP H07160165 A JPH07160165 A JP H07160165A
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- roller
- toner
- forming apparatus
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小径、球形のトナーを使用する場合でも、良
好なクリーニング性能及び画像品質が得られるととも
に、小型化に好適な複写機を提供する。 【構成】 現像装置3で用いるトナーに、感光体1表面
の摩擦係数低下剤としてのステアリン酸亜鉛粉末を外添
又は内添し、かつ、非接触現像方式を採用する。感光体
1に接触する帯電ローラ21により、ステアリン酸亜鉛
を塗布してもよい。また、転写動作が行なわれていない
タイミングで、感光体1を一回転以上回転させ、感光体
1に接触する転写ローラ41、転写ベルト45、中間転
写ベルト402等により塗布してもよい。塗布時におけ
る感光体1の線速に対する転写ローラ41等の線速の比
は1.5〜3が好ましい。
好なクリーニング性能及び画像品質が得られるととも
に、小型化に好適な複写機を提供する。 【構成】 現像装置3で用いるトナーに、感光体1表面
の摩擦係数低下剤としてのステアリン酸亜鉛粉末を外添
又は内添し、かつ、非接触現像方式を採用する。感光体
1に接触する帯電ローラ21により、ステアリン酸亜鉛
を塗布してもよい。また、転写動作が行なわれていない
タイミングで、感光体1を一回転以上回転させ、感光体
1に接触する転写ローラ41、転写ベルト45、中間転
写ベルト402等により塗布してもよい。塗布時におけ
る感光体1の線速に対する転写ローラ41等の線速の比
は1.5〜3が好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体を一様に帯電する帯電装置と、該像担持体上に光
像を照射することにより潜像を形成する露光装置と、該
潜像を顕像化する現像装置と、該像担持体上の顕像を転
写材に転写する転写装置と、クリーニング部材を用いて
転写後の像担持体の表面をクリーニングするクリーニン
グ装置とを備えた画像形成装置に関するものである。
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、像
担持体を一様に帯電する帯電装置と、該像担持体上に光
像を照射することにより潜像を形成する露光装置と、該
潜像を顕像化する現像装置と、該像担持体上の顕像を転
写材に転写する転写装置と、クリーニング部材を用いて
転写後の像担持体の表面をクリーニングするクリーニン
グ装置とを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置のクリーニ
ング装置におけるクリーニング部材としては、ポリウレ
タンゴム等の弾性部材からなるクリーニングブレードの
ほか、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用いることができ
る。これらの中で、クリーニングブレードが、その構成
が簡単、小型で、コストの面から有利であるので、広く
実用されている。
ング装置におけるクリーニング部材としては、ポリウレ
タンゴム等の弾性部材からなるクリーニングブレードの
ほか、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用いることができ
る。これらの中で、クリーニングブレードが、その構成
が簡単、小型で、コストの面から有利であるので、広く
実用されている。
【0003】ところで、最近は、画質向上のためにトナ
ーの小径化、球形化が進められている。このような小
径、球形のトナーを用いた場合、トナーの像担持体への
固着力が大きくなりクリーニング不良が発生してしまう
おそれがある。特に、上記クリーニングブレードによる
クリーニング装置を備えた画像形成装置では、ブレード
の先端のわずかなめくれや振動でもトナーの掻き取りに
よるクリーニングができなくなり、クリーニング不良が
発生してしまうおそれがある。
ーの小径化、球形化が進められている。このような小
径、球形のトナーを用いた場合、トナーの像担持体への
固着力が大きくなりクリーニング不良が発生してしまう
おそれがある。特に、上記クリーニングブレードによる
クリーニング装置を備えた画像形成装置では、ブレード
の先端のわずかなめくれや振動でもトナーの掻き取りに
よるクリーニングができなくなり、クリーニング不良が
発生してしまうおそれがある。
【0004】このようなクリーニング不良の発生という
問題を解決すべく、特開平1−229281号公報で
は、像担持体上の非画像部に多少のトナーを付着させ、
クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を低減す
ることにより、クリーニングブレードの反転(めくれ)
を防止し、クリーニング性能を改良するものが提案され
ている。
問題を解決すべく、特開平1−229281号公報で
は、像担持体上の非画像部に多少のトナーを付着させ、
クリーニングブレードと像担持体との摩擦係数を低減す
ることにより、クリーニングブレードの反転(めくれ)
を防止し、クリーニング性能を改良するものが提案され
ている。
【0005】また、特開昭57−111576号公報で
は、像担持体とクリーニングブレードとの摩擦係数を小
さくする摩擦係数低下剤としてのクリーニング助剤、例
えばステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩等のクリーニン
グ助剤を現像剤に加え、更にクリーニング助剤をブラシ
により像担持体上に塗布することにより、クリーニング
性能を改良するものが提案されている。
は、像担持体とクリーニングブレードとの摩擦係数を小
さくする摩擦係数低下剤としてのクリーニング助剤、例
えばステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩等のクリーニン
グ助剤を現像剤に加え、更にクリーニング助剤をブラシ
により像担持体上に塗布することにより、クリーニング
性能を改良するものが提案されている。
【0006】また、特開昭60−225870号公報、
特開平2−106780号公報、特開平3−26947
8号公報では、上記摩擦係数低下剤としてのクリーニン
グ助剤、滑剤を像担持体上に塗布したり、クリーニング
ブレードの端部を摩擦係数の小さな材料で形成すること
により、クリーニングブレードのめくれやチャタリング
を防止し、クリーニング不良の発生を抑えるものが提案
されている。
特開平2−106780号公報、特開平3−26947
8号公報では、上記摩擦係数低下剤としてのクリーニン
グ助剤、滑剤を像担持体上に塗布したり、クリーニング
ブレードの端部を摩擦係数の小さな材料で形成すること
により、クリーニングブレードのめくれやチャタリング
を防止し、クリーニング不良の発生を抑えるものが提案
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
1−229281号公報で提案された画像形成装置にお
いては、像担持体上の非画像部にトナーを付着させてい
るので、コピー枚数の増加に応じて画像形成に直接寄与
しないトナーの消費量が増加していくという不具合があ
る。極端な場合は、コピー動作を行なわず空回し運転を
しているだけでトナーがなくなってしまう。
1−229281号公報で提案された画像形成装置にお
いては、像担持体上の非画像部にトナーを付着させてい
るので、コピー枚数の増加に応じて画像形成に直接寄与
しないトナーの消費量が増加していくという不具合があ
る。極端な場合は、コピー動作を行なわず空回し運転を
しているだけでトナーがなくなってしまう。
【0008】また、上記特開昭57−111576号公
報、特開昭60−225870号公報、特開平2−10
6780号公報、特開平3−269478号公報で提案
された画像形成装置では、上記摩擦係数低下剤を塗布し
て像担持体の表面が滑りやすくなっているため、接触現
像を採用した場合に、現像部での摺擦によって現像ムラ
が生じ、カスレ、白抜け等の画像劣化が発生しやすくな
るという不具合がある。特に、接触現像の場合は、地肌
汚れを防止するために現像剤担持体である現像ローラの
線速を像担持体の線速より大きくするのが一般的であ
り、上記現像ムラが発生しやすい。
報、特開昭60−225870号公報、特開平2−10
6780号公報、特開平3−269478号公報で提案
された画像形成装置では、上記摩擦係数低下剤を塗布し
て像担持体の表面が滑りやすくなっているため、接触現
像を採用した場合に、現像部での摺擦によって現像ムラ
が生じ、カスレ、白抜け等の画像劣化が発生しやすくな
るという不具合がある。特に、接触現像の場合は、地肌
汚れを防止するために現像剤担持体である現像ローラの
線速を像担持体の線速より大きくするのが一般的であ
り、上記現像ムラが発生しやすい。
【0009】特に、最近では装置の小型化が主流とな
り、ブレード等のクリーニング部材の他に、ファーブラ
シやローラによる摩擦係数低下剤の塗布装置を配置する
スペースを確保するのが難しくなってきている。
り、ブレード等のクリーニング部材の他に、ファーブラ
シやローラによる摩擦係数低下剤の塗布装置を配置する
スペースを確保するのが難しくなってきている。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするものは、小径、球形の現像剤を
使用する場合でも、良好なクリーニング性能とともに高
画質を得ることができる、小型化に好適な画像形成装置
を提供することである。
であり、その目的とするものは、小径、球形の現像剤を
使用する場合でも、良好なクリーニング性能とともに高
画質を得ることができる、小型化に好適な画像形成装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、像担持体を一様に帯電する帯
電装置と、該像担持体上に光像を照射することにより潜
像を形成する露光装置と、該潜像を顕像化する現像装置
と、該像担持体上の顕像を転写材に転写する転写装置
と、転写後の像担持体の表面をクリーニング部材でクリ
ーニングするクリーニング装置とを備えた画像形成装置
において、該像担持体の表面の摩擦係数を低下させる摩
擦係数低下剤を、該像担持体の表面に塗布する塗布手段
を設け、該現像装置を、該像担持体に非接触で該潜像を
顕像化するように構成したことを特徴とするものであ
る。ここで、該摩擦係数低下剤としては、ステアリン酸
亜鉛等の脂肪酸金属塩等が有効である。また、該塗布手
段として、例えば、該現像装置に用いる現像剤に該摩擦
係数低下剤を内添、又は外添してもよい。また、該クリ
ーニング部材としては、クリーニングブレード、ファー
ブラシ、磁気ブラシ等を用いることができ、特に小型
化、低コスト化の点ではクリーニングブレードが有利で
ある。
めに、請求項1の発明は、像担持体を一様に帯電する帯
電装置と、該像担持体上に光像を照射することにより潜
像を形成する露光装置と、該潜像を顕像化する現像装置
と、該像担持体上の顕像を転写材に転写する転写装置
と、転写後の像担持体の表面をクリーニング部材でクリ
ーニングするクリーニング装置とを備えた画像形成装置
において、該像担持体の表面の摩擦係数を低下させる摩
擦係数低下剤を、該像担持体の表面に塗布する塗布手段
を設け、該現像装置を、該像担持体に非接触で該潜像を
顕像化するように構成したことを特徴とするものであ
る。ここで、該摩擦係数低下剤としては、ステアリン酸
亜鉛等の脂肪酸金属塩等が有効である。また、該塗布手
段として、例えば、該現像装置に用いる現像剤に該摩擦
係数低下剤を内添、又は外添してもよい。また、該クリ
ーニング部材としては、クリーニングブレード、ファー
ブラシ、磁気ブラシ等を用いることができ、特に小型
化、低コスト化の点ではクリーニングブレードが有利で
ある。
【0012】また、請求項2の発明は、上記像担持体の
表面に接触する帯電部材を有する帯電装置を備えた請求
項1の画像形成装置において、上記塗布手段における塗
布用部材として、該帯電部材を用いたことを特徴とする
ものである。該帯電部材としては、例えば表面部を中抵
抗の弾性体で形成した円筒状の帯電ローラを用いること
ができる。
表面に接触する帯電部材を有する帯電装置を備えた請求
項1の画像形成装置において、上記塗布手段における塗
布用部材として、該帯電部材を用いたことを特徴とする
ものである。該帯電部材としては、例えば表面部を中抵
抗の弾性体で形成した円筒状の帯電ローラを用いること
ができる。
【0013】また、請求項3の発明は、上記像担持体の
表面に接触する転写部材を有する転写装置を備えた請求
項1の画像形成装置において、上記塗布手段における塗
布用部材として、該転写部材を用いたことを特徴とする
ものである。該転写部材としては、例えば円筒状の転写
ローラや、複数の支持ローラに懸け渡された転写ベルト
を用いることができる。
表面に接触する転写部材を有する転写装置を備えた請求
項1の画像形成装置において、上記塗布手段における塗
布用部材として、該転写部材を用いたことを特徴とする
ものである。該転写部材としては、例えば円筒状の転写
ローラや、複数の支持ローラに懸け渡された転写ベルト
を用いることができる。
【0014】また、請求項4の発明は、請求項3の画像
形成装置において、上記転写装置による転写動作が行な
われていないタイミングで、上記像担持体を1回転以上
回転させ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に上
記摩擦係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制御
する制御手段を設けたことを特徴とするものである。例
えば、装置のメインスイッチを入れた後のヒートアップ
時、画像形成動作の開始前、又は画像形成動作の終了後
等に、該摩擦係数低下剤を塗布するように制御する。
形成装置において、上記転写装置による転写動作が行な
われていないタイミングで、上記像担持体を1回転以上
回転させ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に上
記摩擦係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制御
する制御手段を設けたことを特徴とするものである。例
えば、装置のメインスイッチを入れた後のヒートアップ
時、画像形成動作の開始前、又は画像形成動作の終了後
等に、該摩擦係数低下剤を塗布するように制御する。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項4の画像
形成装置において、複数の転写材への連続した画像形成
時において、上記転写装置に転写材が供給されないタイ
ミングで、上記像担持体を1回転以上回転させ、上記転
写部材を用いて該像担持体の表面に上記摩擦係数低下剤
を塗布するように上記塗布手段を制御する制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
形成装置において、複数の転写材への連続した画像形成
時において、上記転写装置に転写材が供給されないタイ
ミングで、上記像担持体を1回転以上回転させ、上記転
写部材を用いて該像担持体の表面に上記摩擦係数低下剤
を塗布するように上記塗布手段を制御する制御手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項3乃至5
の画像形成装置において、上記摩擦係数低下剤の塗布時
の上記像担持体の表面に対する上記転写部材の表面の線
速比を、1.5〜3に設定したことを特徴とするもので
ある。
の画像形成装置において、上記摩擦係数低下剤の塗布時
の上記像担持体の表面に対する上記転写部材の表面の線
速比を、1.5〜3に設定したことを特徴とするもので
ある。
【0017】
【作用】請求項1の発明においては、上記塗布手段によ
って、上記摩擦係数低下剤を像担持体の表面に塗布する
ことにより、像担持体上の摩擦係数を低下させることが
でき、特にクリーニング部材にクリーニングブレードを
用いた場合に、ブレードのめくれやチャタリングの発生
を抑えることができるようになる。そして、非接触で現
像を行なうことにより、該摩擦係数低下剤で滑りやすく
なった像担持体表面への摺擦による現像ムラの発生を抑
えることができるようになる。
って、上記摩擦係数低下剤を像担持体の表面に塗布する
ことにより、像担持体上の摩擦係数を低下させることが
でき、特にクリーニング部材にクリーニングブレードを
用いた場合に、ブレードのめくれやチャタリングの発生
を抑えることができるようになる。そして、非接触で現
像を行なうことにより、該摩擦係数低下剤で滑りやすく
なった像担持体表面への摺擦による現像ムラの発生を抑
えることができるようになる。
【0018】請求項2の発明においては、上記塗布手段
における摩擦係数低下剤の塗布用部材として、帯電装置
の像担持体の表面に接触する帯電部材を用いている。こ
れにより、該塗布手段における塗布用部材を別に設ける
必要がなくなる。
における摩擦係数低下剤の塗布用部材として、帯電装置
の像担持体の表面に接触する帯電部材を用いている。こ
れにより、該塗布手段における塗布用部材を別に設ける
必要がなくなる。
【0019】請求項3の発明においては、上記塗布手段
における摩擦係数低下剤の塗布用部材として、転写装置
の像担持体の表面に接触する転写部材を用いている。こ
れにより、該塗布手段における塗布用部材を別に設ける
必要がなくなる。
における摩擦係数低下剤の塗布用部材として、転写装置
の像担持体の表面に接触する転写部材を用いている。こ
れにより、該塗布手段における塗布用部材を別に設ける
必要がなくなる。
【0020】請求項4の発明においては、上記制御手段
によって、上記転写装置による転写動作が行なわれてい
ないタイミングで、上記像担持体を1回転以上回転さ
せ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に上記摩擦
係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制御するこ
とにより、画像形成動作に影響を与えることなく、像担
持体表面に該摩擦係数低下剤を確実に塗布できるように
なる。
によって、上記転写装置による転写動作が行なわれてい
ないタイミングで、上記像担持体を1回転以上回転さ
せ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に上記摩擦
係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制御するこ
とにより、画像形成動作に影響を与えることなく、像担
持体表面に該摩擦係数低下剤を確実に塗布できるように
なる。
【0021】請求項5の発明においては、上記制御手段
によって、複数の転写材への連続した画像形成時におい
て、上記転写装置に転写材が供給されないタイミング
で、上記像担持体を1回転以上回転させ、上記転写部材
を用いて該像担持体の表面に上記摩擦係数低下剤を塗布
するように上記塗布手段を制御することにより、転写動
作に影響を与えることなく、像担持体表面に該摩擦係数
低下剤を確実に塗布できるようになる。
によって、複数の転写材への連続した画像形成時におい
て、上記転写装置に転写材が供給されないタイミング
で、上記像担持体を1回転以上回転させ、上記転写部材
を用いて該像担持体の表面に上記摩擦係数低下剤を塗布
するように上記塗布手段を制御することにより、転写動
作に影響を与えることなく、像担持体表面に該摩擦係数
低下剤を確実に塗布できるようになる。
【0022】請求項6の発明においては、上記摩擦係数
低下剤の塗布時の像担持体の表面に対する上記転写部材
の表面の線速比を、1.5〜3に設定することにより、
像担持体表面に所定量の摩擦係数低下剤を確実に塗布で
きるようになる。
低下剤の塗布時の像担持体の表面に対する上記転写部材
の表面の線速比を、1.5〜3に設定することにより、
像担持体表面に所定量の摩擦係数低下剤を確実に塗布で
きるようになる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した実施例につい
て説明する。 〔実施例1〕図1は、本発明の実施例1に係る複写機の
概略構成を示す正面図である。像担持体としての感光体
1を表面に備えた感光体ドラムは、矢印時計方向に所定
の線速(例えば120mm/sec)で回転駆動される。この
感光体1は像担持体の一構成例であり、かかる感光体ド
ラム上の感光体1に代わりに、例えばベルト状の像担持
体を用いることができる。感光体ドラムの周囲には、電
子写真プロセスを実施するために、帯電チャージャによ
る帯電装置2、露光装置(不図示)、現像装置3、転写
チャージャによる転写装置4、除電チャージャによる除
電装置5、クリーニング装置6等が配設されている。
複写機(以下、複写機という)に適用した実施例につい
て説明する。 〔実施例1〕図1は、本発明の実施例1に係る複写機の
概略構成を示す正面図である。像担持体としての感光体
1を表面に備えた感光体ドラムは、矢印時計方向に所定
の線速(例えば120mm/sec)で回転駆動される。この
感光体1は像担持体の一構成例であり、かかる感光体ド
ラム上の感光体1に代わりに、例えばベルト状の像担持
体を用いることができる。感光体ドラムの周囲には、電
子写真プロセスを実施するために、帯電チャージャによ
る帯電装置2、露光装置(不図示)、現像装置3、転写
チャージャによる転写装置4、除電チャージャによる除
電装置5、クリーニング装置6等が配設されている。
【0024】図2は、現像装置3の概略構成を示す正面
図である。現像方法としては、本出願人が特開平4−1
27177で提示した、非磁性一成分系現像剤(以下、
トナーという)を用いる現像方法を採用した。この現像
装置3は、感光体1表面に向けた開口を備えたケーシン
グ31と、該開口から一部が露出して所定の線速(例え
ば132〜144mm/sec)で矢印反時計方向に回転駆動
される現像剤担持体としての現像ローラ32と、該現像
ローラ32の右側方部に圧接した状態で矢印反時計方向
に回転駆動される現像剤供給部材としてのトナー供給ロ
ーラ33と、ケーシング31内の右側方部に構成された
現像剤貯溜手段としてのホッパー部に収容されているト
ナー7をトナー供給ローラ33表面に供給するとともに
ホッパー部内のトナーを撹拌するアジテータ34と、現
像ローラ32の回転で感光体1との対向部である現像領
域Aに搬送される現像ローラ32上のトナー層の厚みを
均一にならす現像剤規制部材としての層厚ならし板35
とを有している。ここで、トナー7の帯電極性は正極性
である。
図である。現像方法としては、本出願人が特開平4−1
27177で提示した、非磁性一成分系現像剤(以下、
トナーという)を用いる現像方法を採用した。この現像
装置3は、感光体1表面に向けた開口を備えたケーシン
グ31と、該開口から一部が露出して所定の線速(例え
ば132〜144mm/sec)で矢印反時計方向に回転駆動
される現像剤担持体としての現像ローラ32と、該現像
ローラ32の右側方部に圧接した状態で矢印反時計方向
に回転駆動される現像剤供給部材としてのトナー供給ロ
ーラ33と、ケーシング31内の右側方部に構成された
現像剤貯溜手段としてのホッパー部に収容されているト
ナー7をトナー供給ローラ33表面に供給するとともに
ホッパー部内のトナーを撹拌するアジテータ34と、現
像ローラ32の回転で感光体1との対向部である現像領
域Aに搬送される現像ローラ32上のトナー層の厚みを
均一にならす現像剤規制部材としての層厚ならし板35
とを有している。ここで、トナー7の帯電極性は正極性
である。
【0025】図3(a)乃至(c)は、それぞれ本実施
例1で用いた現像ローラ32の表面の一部の平面図、同
ローラ32の断面図、及び同ローラ32の表面に発生し
た微小閉電界の説明図を示している。この現像ローラ3
2は樹脂分散型の現像ローラであり、金属ローラ320
上の導電性樹脂321に誘電粒子322を分散させた構
成になっている。この現像ローラ32の誘電粒子322
の大きさは粒径(d)で50μm以上あり、この誘電粒
子322を帯電すれば十分な微小閉電界が得られる。誘
電粒子322の粒径(d)の上限は、画像やローラ工法
からの制約をうけ、平面上の大きさとしては200μm
程度が限度となる。誘電粒子322が大きくなると現像
ローラ32上の微小閉電界によるグラディエント力の空
間分布が粗くなり、まばらなトナー付着となってムラの
多い画像となることが上げられる。また、誘電粒子32
2の深さ方向の寸法は、特にローラ工法からの制約をう
け、100μm程度が限度となる。
例1で用いた現像ローラ32の表面の一部の平面図、同
ローラ32の断面図、及び同ローラ32の表面に発生し
た微小閉電界の説明図を示している。この現像ローラ3
2は樹脂分散型の現像ローラであり、金属ローラ320
上の導電性樹脂321に誘電粒子322を分散させた構
成になっている。この現像ローラ32の誘電粒子322
の大きさは粒径(d)で50μm以上あり、この誘電粒
子322を帯電すれば十分な微小閉電界が得られる。誘
電粒子322の粒径(d)の上限は、画像やローラ工法
からの制約をうけ、平面上の大きさとしては200μm
程度が限度となる。誘電粒子322が大きくなると現像
ローラ32上の微小閉電界によるグラディエント力の空
間分布が粗くなり、まばらなトナー付着となってムラの
多い画像となることが上げられる。また、誘電粒子32
2の深さ方向の寸法は、特にローラ工法からの制約をう
け、100μm程度が限度となる。
【0026】上記現像ローラ32は、図1に示すように
現像領域Aで感光体1表面と所定間隙をおいて対向して
非接触現像を行なう。現像領域Aを通過した現像ローラ
32の表面は、トナー供給ローラ33との接触部Bに到
達する。また、現像ローラ32には、図示しないバイア
ス電源により、直流電圧などを印加する。
現像領域Aで感光体1表面と所定間隙をおいて対向して
非接触現像を行なう。現像領域Aを通過した現像ローラ
32の表面は、トナー供給ローラ33との接触部Bに到
達する。また、現像ローラ32には、図示しないバイア
ス電源により、直流電圧などを印加する。
【0027】上記トナー供給ローラ33は、芯金上に弾
性発泡体であるスポンジ層を備えており、このスポンジ
層の少なくとも表面近傍の内部にトナーを保持できるよ
うに表面に多数の空孔が開口している。このスポンジ層
として、見かけ密度0.1g/cm3以下、セル数100ケ
/インチ以下、電気抵抗1010Ωcm以下のものを用いる
ことにより、供給量として十分なトナーを良好にホール
ドすることができる。スポンジ層の材料としては、例え
ばウレタンスポンジを用いることができる。また、トナ
ー供給ローラ33は、例えば現像ローラ32の表面に所
定量食い込んでで圧接する位置に支持され、表面が現像
ローラ32との接触部において現像ローラ32表面と逆
方向に移動するように回転駆動される。トナー供給ロー
ラ33の線速は、例えば現像ローラ32の線速の約0.
5〜1.5倍に設定される。また、上記バイアス電源に
より、トナー供給ローラ33の芯金にも、現像ローラ3
2に印加するのと同様の電圧を印加する。
性発泡体であるスポンジ層を備えており、このスポンジ
層の少なくとも表面近傍の内部にトナーを保持できるよ
うに表面に多数の空孔が開口している。このスポンジ層
として、見かけ密度0.1g/cm3以下、セル数100ケ
/インチ以下、電気抵抗1010Ωcm以下のものを用いる
ことにより、供給量として十分なトナーを良好にホール
ドすることができる。スポンジ層の材料としては、例え
ばウレタンスポンジを用いることができる。また、トナ
ー供給ローラ33は、例えば現像ローラ32の表面に所
定量食い込んでで圧接する位置に支持され、表面が現像
ローラ32との接触部において現像ローラ32表面と逆
方向に移動するように回転駆動される。トナー供給ロー
ラ33の線速は、例えば現像ローラ32の線速の約0.
5〜1.5倍に設定される。また、上記バイアス電源に
より、トナー供給ローラ33の芯金にも、現像ローラ3
2に印加するのと同様の電圧を印加する。
【0028】上記アジテータ34は、ホッパー部内の収
容トナー7をトナー供給ローラ33表面に供給するとと
もに、収容トナー7を撹拌するものであるが、ホッパー
部の形状やトナー7の流動性及び自重で、トナー供給ロ
ーラ33表面への供給が可能である場合等には、省略し
ても良い。
容トナー7をトナー供給ローラ33表面に供給するとと
もに、収容トナー7を撹拌するものであるが、ホッパー
部の形状やトナー7の流動性及び自重で、トナー供給ロ
ーラ33表面への供給が可能である場合等には、省略し
ても良い。
【0029】上記層厚ならし板35は、例えば10〜2
0g/cm程度の軽い当接圧で、現像ローラ32に当接す
るように配置する。
0g/cm程度の軽い当接圧で、現像ローラ32に当接す
るように配置する。
【0030】上記クリーニング装置6では、クリーニン
グ部材としてのクリーニングブレード61を感光体1の
表面に当接させている。本実施例1では、その当接方向
が感光体1の表面の移動方向に対して逆方向になるよう
に、クリーニングブレード61を配置している。
グ部材としてのクリーニングブレード61を感光体1の
表面に当接させている。本実施例1では、その当接方向
が感光体1の表面の移動方向に対して逆方向になるよう
に、クリーニングブレード61を配置している。
【0031】そして、本実施例1では、トナー7の感光
体1への固着力増大によって、クリーニングブレード6
1の先端のめくれ等によるクリーニング不良を防止する
ために、現像装置3で用いるトナー7として摩擦係数低
下剤を外添したものを用いる。具体的には、特開昭57
−111576号公報に示されているように、摩擦係数
低下剤としての0.5wt%のステアリン酸亜鉛粉末(平
均粒径1μm)を外添したものを用いた。摩擦係数低下
剤としては、ステアリン酸亜鉛のほか、同じ効果のある
脂肪酸金属塩等多くの材料を使用することができる。
体1への固着力増大によって、クリーニングブレード6
1の先端のめくれ等によるクリーニング不良を防止する
ために、現像装置3で用いるトナー7として摩擦係数低
下剤を外添したものを用いる。具体的には、特開昭57
−111576号公報に示されているように、摩擦係数
低下剤としての0.5wt%のステアリン酸亜鉛粉末(平
均粒径1μm)を外添したものを用いた。摩擦係数低下
剤としては、ステアリン酸亜鉛のほか、同じ効果のある
脂肪酸金属塩等多くの材料を使用することができる。
【0032】以上、本実施例1の構成において、トナー
供給ローラ33表面に、アジテータ34によってホッパ
ー部内の収容トナー7が供給される。トナー供給ローラ
33に供給されたトナー7はスポンジ層の表面や空孔内
に担持されて、トナー供給ローラ33の反時計方向の回
転によってトナー供給ローラ33と現像ローラ32との
接触部Bに向けて搬送される。
供給ローラ33表面に、アジテータ34によってホッパ
ー部内の収容トナー7が供給される。トナー供給ローラ
33に供給されたトナー7はスポンジ層の表面や空孔内
に担持されて、トナー供給ローラ33の反時計方向の回
転によってトナー供給ローラ33と現像ローラ32との
接触部Bに向けて搬送される。
【0033】そして、現像ローラ32とトナー7とトナ
ー供給ローラ33の摩擦により、現像ローラ32の表面
部の誘電粒子322に所望のトナー帯電極性と逆極性の
帯電(正規現像においては感光体電荷と同極性の帯電で
あり、反転現像においては感光体電荷と逆極性の帯電で
ある)を与える。本実施例1では、正極性に帯電される
トナー7を用いた正規現像を採用しており、誘電粒子3
22は負極性に帯電される。そして、この誘電粒子32
2と接地された導電性樹脂321との間に微小閉電界
(E)が多数形成される。
ー供給ローラ33の摩擦により、現像ローラ32の表面
部の誘電粒子322に所望のトナー帯電極性と逆極性の
帯電(正規現像においては感光体電荷と同極性の帯電で
あり、反転現像においては感光体電荷と逆極性の帯電で
ある)を与える。本実施例1では、正極性に帯電される
トナー7を用いた正規現像を採用しており、誘電粒子3
22は負極性に帯電される。そして、この誘電粒子32
2と接地された導電性樹脂321との間に微小閉電界
(E)が多数形成される。
【0034】一方、トナー供給ローラ33に担持された
トナー7は、現像ローラ32とトナー供給ローラ33間
で摺察され、ほとんどが所望の極性(正規現像において
は感光体電荷と逆極性であり、反転現像においては感光
体電荷と同極性である)に帯電する。本実施例1では、
トナー7は正極性に帯電される。
トナー7は、現像ローラ32とトナー供給ローラ33間
で摺察され、ほとんどが所望の極性(正規現像において
は感光体電荷と逆極性であり、反転現像においては感光
体電荷と同極性である)に帯電する。本実施例1では、
トナー7は正極性に帯電される。
【0035】そして、トナー供給ローラ33上の帯電さ
れたトナー7は、現像ローラ32上に形成された微小閉
電界(E)によって静電的に吸引され、現像ローラ32
表面に十分な付着量だけ付着して、接触部Bを出てい
く。接触部Bを通過した現像ローラ32上のトナー層
は、現像ローラ32上に軽く当接している層厚ならし板
35で厚みを均一に摺擦されて均一な薄層にされ、安定
した多層薄層となり、現像ローラ32の回転で現像領域
Aに搬送される。なお、本実施例1では、現像ローラ3
2上の付着量として0.8〜1.5mg/cm2(テープ転写
法による測定値)、帯電量として10〜20μc/g(吸
引法による測定値)が得られた。
れたトナー7は、現像ローラ32上に形成された微小閉
電界(E)によって静電的に吸引され、現像ローラ32
表面に十分な付着量だけ付着して、接触部Bを出てい
く。接触部Bを通過した現像ローラ32上のトナー層
は、現像ローラ32上に軽く当接している層厚ならし板
35で厚みを均一に摺擦されて均一な薄層にされ、安定
した多層薄層となり、現像ローラ32の回転で現像領域
Aに搬送される。なお、本実施例1では、現像ローラ3
2上の付着量として0.8〜1.5mg/cm2(テープ転写
法による測定値)、帯電量として10〜20μc/g(吸
引法による測定値)が得られた。
【0036】そして、現像領域Aでは、非接触現像法で
最適な現像バイアスが印加された現像ローラ32の表面
と感光体1の表面とが、所定の線速比Rd(本実施例1
に場合は、Rd=132/120〜144/120=
1.1〜1.2)で移動し、感光体1と現像ローラ32
との間の電界によりトナー7を感光体1表面に飛翔させ
て現像が行われる。
最適な現像バイアスが印加された現像ローラ32の表面
と感光体1の表面とが、所定の線速比Rd(本実施例1
に場合は、Rd=132/120〜144/120=
1.1〜1.2)で移動し、感光体1と現像ローラ32
との間の電界によりトナー7を感光体1表面に飛翔させ
て現像が行われる。
【0037】以上のように、現像ローラ32上に安定し
た多層のトナー層を形成し、上記線速比Rdで現像を行
なうことにより、線速比Rdを2〜4に設定し現像ロー
ラ上にトナーを単層に担持していた従来のものに比べ
て、ベタ画像の均一性、細線再現性、高速性などが改良
された。
た多層のトナー層を形成し、上記線速比Rdで現像を行
なうことにより、線速比Rdを2〜4に設定し現像ロー
ラ上にトナーを単層に担持していた従来のものに比べ
て、ベタ画像の均一性、細線再現性、高速性などが改良
された。
【0038】そして、上記トナー7に外添した摩擦係数
低下剤が、上記現像工程でトナー7とともに感光体1の
表面に付着する。
低下剤が、上記現像工程でトナー7とともに感光体1の
表面に付着する。
【0039】感光体1上に形成されたトナー像は、転写
装置4によって転写材としての転写紙8に転写される。
本実施例1では、転写紙8上に地肌汚れのない画像濃度
1.3〜1.4の安定した画像が得られた。転写後、ト
ナーが残留した感光体1は更に回転し、除電装置5で除
電され、感光体1上の残留トナーは、クリーニング装置
6のクリーニングブレード61によってクリーニングさ
れる。
装置4によって転写材としての転写紙8に転写される。
本実施例1では、転写紙8上に地肌汚れのない画像濃度
1.3〜1.4の安定した画像が得られた。転写後、ト
ナーが残留した感光体1は更に回転し、除電装置5で除
電され、感光体1上の残留トナーは、クリーニング装置
6のクリーニングブレード61によってクリーニングさ
れる。
【0040】以上、本実施例1によれば、トナー7に摩
擦係数低下剤としてのステアリン酸亜鉛粉末を外添する
ことにより、感光体1の表面にステアリン酸亜鉛を塗布
することができる。このステアリン酸亜鉛により、感光
体1の表面の摩擦係数を低下させることができ、クリー
ニングブレード61の先端のめくれやチャタリングの発
生を抑えることができる。従って、良好なクリーニング
性能が得られるようになる。(以下、余白)
擦係数低下剤としてのステアリン酸亜鉛粉末を外添する
ことにより、感光体1の表面にステアリン酸亜鉛を塗布
することができる。このステアリン酸亜鉛により、感光
体1の表面の摩擦係数を低下させることができ、クリー
ニングブレード61の先端のめくれやチャタリングの発
生を抑えることができる。従って、良好なクリーニング
性能が得られるようになる。(以下、余白)
【0041】そして、現像工程で非接触現像を用いるこ
とにより、摩擦係数低下剤で滑りやすくなっている感光
体1表面と現像ローラ32との摺擦による現像ムラの発
生を抑え、何等、画像劣化のない画像を得ることができ
た。
とにより、摩擦係数低下剤で滑りやすくなっている感光
体1表面と現像ローラ32との摺擦による現像ムラの発
生を抑え、何等、画像劣化のない画像を得ることができ
た。
【0042】以上のように、本実施例1によれば、良好
なクリーニング性能が得られると共に、良好な現像特性
によって高画質が得られるようになる。
なクリーニング性能が得られると共に、良好な現像特性
によって高画質が得られるようになる。
【0043】〔実施例2〕図4に、本発明の他の実施例
2に係る複写機の概略構成図を示す。上記実施例1では
トナー7に摩擦係数低下剤を外添しているが、これに代
え、本実施例2では、クリーニング装置6に感光体1表
面へ摩擦係数低下剤を塗布する塗布用部材を設けてい
る。また、トナー7としては、体積平均粒径7〜10μ
m、粒度分布5〜20μmのトナーを用いた。他の構成は
実施例1の複写機と共通であるため、共通の部材、装置
等には同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
2に係る複写機の概略構成図を示す。上記実施例1では
トナー7に摩擦係数低下剤を外添しているが、これに代
え、本実施例2では、クリーニング装置6に感光体1表
面へ摩擦係数低下剤を塗布する塗布用部材を設けてい
る。また、トナー7としては、体積平均粒径7〜10μ
m、粒度分布5〜20μmのトナーを用いた。他の構成は
実施例1の複写機と共通であるため、共通の部材、装置
等には同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0044】本実施例2のクリーニング装置6には、感
光体1の回転方向におけるクリーニングブレード61の
当接部より上流側に、摩擦係数低下剤を感光体1の表面
に塗布する塗布用部材を設けられている。この塗布手段
は、クリーニング装置6のケーシング60の下壁内面に
取り付けられた摩擦係数低下剤としてのブロック状のス
テアリン酸亜鉛9、及びステアリン酸亜鉛9の表面と感
光体1の表面を摺擦しながら矢印方向に回転駆動される
ファーブラシ62等により構成されている。
光体1の回転方向におけるクリーニングブレード61の
当接部より上流側に、摩擦係数低下剤を感光体1の表面
に塗布する塗布用部材を設けられている。この塗布手段
は、クリーニング装置6のケーシング60の下壁内面に
取り付けられた摩擦係数低下剤としてのブロック状のス
テアリン酸亜鉛9、及びステアリン酸亜鉛9の表面と感
光体1の表面を摺擦しながら矢印方向に回転駆動される
ファーブラシ62等により構成されている。
【0045】本実施例2によれば、ファーブラシ62を
矢印方向に回転させることによって、ブロック状のステ
アリン酸亜鉛9の一部が感光体1の表面に塗布される。
これにより、上記実施例1と同様な効果を得ることがで
きた
矢印方向に回転させることによって、ブロック状のステ
アリン酸亜鉛9の一部が感光体1の表面に塗布される。
これにより、上記実施例1と同様な効果を得ることがで
きた
【0046】〔実施例3〕本発明の他の実施例3の複写
機は、上記図4の複写機の構成と同じであるが、高画質
を得るためにトナー7として重合トナーを用いる点で上
記実施例2と異なる。具体的には、本出願人が特開平4
−137372で提示した処方の分散重合トナーを用い
た。ここで、トナーが凝集しにくく、より高画質が得ら
れるという点で、体積平均粒径が10μm以下の重合ト
ナーが好ましい。
機は、上記図4の複写機の構成と同じであるが、高画質
を得るためにトナー7として重合トナーを用いる点で上
記実施例2と異なる。具体的には、本出願人が特開平4
−137372で提示した処方の分散重合トナーを用い
た。ここで、トナーが凝集しにくく、より高画質が得ら
れるという点で、体積平均粒径が10μm以下の重合ト
ナーが好ましい。
【0047】本実施例3によれば、ファーブラシ62を
矢印方向に回転させることによって、ブロック状のステ
アリン酸亜鉛9の一部を感光体1の表面に塗布し、感光
体1の表面の摩擦係数を低下させているので、一般的に
粒径が5μm前後と小さく、かつ、形状がほぼ球形であ
る重合トナーを用いたときのように、ブレードによるク
リーニングにとっては悪い条件が重なっている場合で
も、クリーニングブレード61の先端のめくれ等の発生
を抑え、良好なクリーニング性能を得ることができた。
矢印方向に回転させることによって、ブロック状のステ
アリン酸亜鉛9の一部を感光体1の表面に塗布し、感光
体1の表面の摩擦係数を低下させているので、一般的に
粒径が5μm前後と小さく、かつ、形状がほぼ球形であ
る重合トナーを用いたときのように、ブレードによるク
リーニングにとっては悪い条件が重なっている場合で
も、クリーニングブレード61の先端のめくれ等の発生
を抑え、良好なクリーニング性能を得ることができた。
【0048】そして、感光体1としてOPCを用い、潜
像電位−500〜−700Vに対して、0〜−1kV、
繰り返し周波数1.5〜2.0kHzのパルスの現像バ
イアス電圧を用いて非接触現像を行なうことにより、良
好な現像特性が得られた。
像電位−500〜−700Vに対して、0〜−1kV、
繰り返し周波数1.5〜2.0kHzのパルスの現像バ
イアス電圧を用いて非接触現像を行なうことにより、良
好な現像特性が得られた。
【0049】〔実施例4〕図5に、本発明の他の実施例
4に係る複写機の概略構成図を示す。上記実施例1では
トナーに摩擦係数低下剤を外添しているが、これに代
え、本実施例4では、感光体1表面へ摩擦係数低下剤を
塗布する塗布手段の塗布用部材として帯電装置を用いて
いる。また、トナー7としては、本出願人が特開平4−
137372で提示した処方の分散重合トナーであっ
て、平均粒径が約5μmで、粒度分布が4〜7μmのもの
を用いた。このトナー7を用いたところ、現像ローラ3
2上の付着量として0.8〜1.5mg/cm2(テープ転写
法による測定値)、帯電量として20〜30μc/g(吸
引法による測定値)が得ることができた。他の構成は実
施例1の複写機と共通であるため、共通の部材、装置等
には同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
4に係る複写機の概略構成図を示す。上記実施例1では
トナーに摩擦係数低下剤を外添しているが、これに代
え、本実施例4では、感光体1表面へ摩擦係数低下剤を
塗布する塗布手段の塗布用部材として帯電装置を用いて
いる。また、トナー7としては、本出願人が特開平4−
137372で提示した処方の分散重合トナーであっ
て、平均粒径が約5μmで、粒度分布が4〜7μmのもの
を用いた。このトナー7を用いたところ、現像ローラ3
2上の付着量として0.8〜1.5mg/cm2(テープ転写
法による測定値)、帯電量として20〜30μc/g(吸
引法による測定値)が得ることができた。他の構成は実
施例1の複写機と共通であるため、共通の部材、装置等
には同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0050】本実施例4の帯電装置は、感光体1の表面
に接触する帯電部材として、中抵抗の弾性体で形成した
円筒状の帯電ローラ21を備えている。この帯電ローラ
21には、帯電用電源22によって2〜3kVの直流電
圧が印加される。また、帯電ローラ21の上方には、該
ローラ21の表面に接触するように配置されたブロック
状のステアリン酸亜鉛9、及びステアリン酸亜鉛9を帯
電ローラ21の表面に対して矢印方向に押圧する押圧手
段23が設けられている。この押圧手段23は、例えば
図5に示すように、一端がステアリン酸亜鉛9に固定さ
れ、他端が固定端部材23aに固定された付勢部材とし
てのスプリング23bで構成することができる。
に接触する帯電部材として、中抵抗の弾性体で形成した
円筒状の帯電ローラ21を備えている。この帯電ローラ
21には、帯電用電源22によって2〜3kVの直流電
圧が印加される。また、帯電ローラ21の上方には、該
ローラ21の表面に接触するように配置されたブロック
状のステアリン酸亜鉛9、及びステアリン酸亜鉛9を帯
電ローラ21の表面に対して矢印方向に押圧する押圧手
段23が設けられている。この押圧手段23は、例えば
図5に示すように、一端がステアリン酸亜鉛9に固定さ
れ、他端が固定端部材23aに固定された付勢部材とし
てのスプリング23bで構成することができる。
【0051】以上、本実施例4によれば、矢印方向に回
転する帯電ローラ21が、表面に押圧されているステア
リン酸亜鉛9を摺擦し、このステアリン酸亜鉛9を一旦
表面に保持する。そして、更に回転すると、感光体1と
の接触部において、感光体1の表面にステアリン酸亜鉛
9が塗布される。これにより、感光体1の表面の摩擦係
数が低下するので、クリーニングブレード61の先端の
めくれ等の発生が抑えられ、良好なクリーニング性能を
得ることができた。
転する帯電ローラ21が、表面に押圧されているステア
リン酸亜鉛9を摺擦し、このステアリン酸亜鉛9を一旦
表面に保持する。そして、更に回転すると、感光体1と
の接触部において、感光体1の表面にステアリン酸亜鉛
9が塗布される。これにより、感光体1の表面の摩擦係
数が低下するので、クリーニングブレード61の先端の
めくれ等の発生が抑えられ、良好なクリーニング性能を
得ることができた。
【0052】そして、現像工程で非接触現像を用いるこ
とにより、摩擦係数低下剤で滑りやすくなっている感光
体1表面と現像ローラ32との摺擦による現像ムラの発
生を抑え、カスレ、白抜け等の画像劣化のない画像を得
ることができた。
とにより、摩擦係数低下剤で滑りやすくなっている感光
体1表面と現像ローラ32との摺擦による現像ムラの発
生を抑え、カスレ、白抜け等の画像劣化のない画像を得
ることができた。
【0053】以上のように、本実施例4によれば、良好
なクリーニング性能が得られると共に、良好な現像特性
によって高画質が得られるようになる。
なクリーニング性能が得られると共に、良好な現像特性
によって高画質が得られるようになる。
【0054】また、特に本実施例4によれば、上記塗布
手段の塗布用部材として帯電装置2を用いることによ
り、該塗布用部材としてファーブラシ等による別の装置
を設ける必要がなくなるので、省スペース化及び低コス
ト化の点で有利である。
手段の塗布用部材として帯電装置2を用いることによ
り、該塗布用部材としてファーブラシ等による別の装置
を設ける必要がなくなるので、省スペース化及び低コス
ト化の点で有利である。
【0055】なお、本実施例4において、感光体1の表
面に対する帯電ローラ21の表面の線速比を変えること
により、ステアリン酸亜鉛9の感光体1表面への塗布量
を制御することができる。本発明者らの実験によると、
スプリング23bによる押圧力を30gf-cm、上記線速
比を1.2〜2.0に設定した条件で、感光体1表面に
厚さ10〜50μmのステアリン酸亜鉛を塗布すること
ができた。従って、少なくともステアリン酸亜鉛の塗布
時には、上記線速比が1.2〜2.0になるように帯電
ローラ21の回転速度を制御するのが好ましい。
面に対する帯電ローラ21の表面の線速比を変えること
により、ステアリン酸亜鉛9の感光体1表面への塗布量
を制御することができる。本発明者らの実験によると、
スプリング23bによる押圧力を30gf-cm、上記線速
比を1.2〜2.0に設定した条件で、感光体1表面に
厚さ10〜50μmのステアリン酸亜鉛を塗布すること
ができた。従って、少なくともステアリン酸亜鉛の塗布
時には、上記線速比が1.2〜2.0になるように帯電
ローラ21の回転速度を制御するのが好ましい。
【0056】〔実施例5〕図6に、本発明の他の実施例
5に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、ス
テアリン酸亜鉛の微粉末を帯電ローラ21上に供給する
ように上記塗布手段としての帯電装置を構成している点
で、上記実施例4の複写機と異なる。他の構成は実施例
4の複写機と共通であるため、共通の部材、装置等には
同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
5に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、ス
テアリン酸亜鉛の微粉末を帯電ローラ21上に供給する
ように上記塗布手段としての帯電装置を構成している点
で、上記実施例4の複写機と異なる。他の構成は実施例
4の複写機と共通であるため、共通の部材、装置等には
同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0057】本実施例5の帯電装置では、帯電ローラ2
1の上方に、2つのローラ24及び上蓋25aにより密
封された容器25が設けられ、この容器25の中にステ
アリン酸亜鉛の微粉末が充填されている。
1の上方に、2つのローラ24及び上蓋25aにより密
封された容器25が設けられ、この容器25の中にステ
アリン酸亜鉛の微粉末が充填されている。
【0058】本実施例5によれば、表面にステアリン酸
亜鉛の微粉末が付着した帯電ローラ21を矢印方向に回
転させることにより、感光体1との接触部において、感
光体1の表面にステアリン酸亜鉛が薄くコーティングさ
れる。これにより、上記実施例4と同様な効果を得るこ
とができた。
亜鉛の微粉末が付着した帯電ローラ21を矢印方向に回
転させることにより、感光体1との接触部において、感
光体1の表面にステアリン酸亜鉛が薄くコーティングさ
れる。これにより、上記実施例4と同様な効果を得るこ
とができた。
【0059】〔実施例6〕図7に、本発明の他の実施例
6に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、ス
テアリン酸亜鉛の微粉末を円筒状に形成した塗布ローラ
を用いて、ステアリン酸亜鉛を帯電ローラ21上に供給
するように上記塗布手段としての帯電装置を構成してい
る点で、上記実施例4の複写機と異なる。他の構成は実
施例4の複写機と共通であるため、共通の部材、装置等
には同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
6に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、ス
テアリン酸亜鉛の微粉末を円筒状に形成した塗布ローラ
を用いて、ステアリン酸亜鉛を帯電ローラ21上に供給
するように上記塗布手段としての帯電装置を構成してい
る点で、上記実施例4の複写機と異なる。他の構成は実
施例4の複写機と共通であるため、共通の部材、装置等
には同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0060】本実施例6の帯電装置では、帯電ローラ2
1の上方に、小径の軸体26a上にステアリン酸亜鉛の
微粉末を固めて形成した塗布ローラ26を設けている。
この塗布ローラ26は、帯電ローラ21の表面に接触
し、帯電ローラ21の回転に伴って従動するように構成
されている。なお、塗布ローラ26は帯電ローラ21と
は独立に駆動してもよい。
1の上方に、小径の軸体26a上にステアリン酸亜鉛の
微粉末を固めて形成した塗布ローラ26を設けている。
この塗布ローラ26は、帯電ローラ21の表面に接触
し、帯電ローラ21の回転に伴って従動するように構成
されている。なお、塗布ローラ26は帯電ローラ21と
は独立に駆動してもよい。
【0061】本実施例6によれば、帯電ローラ21が矢
印方向に回転するに伴って、塗布ローラ26が回転して
帯電ローラ21上にステアリン酸亜鉛が供給される。そ
して、感光体1との接触部において、感光体1の表面に
ステアリン酸亜鉛が薄くコーティングされる。これによ
り、上記実施例4と同様な効果を得ることができた。
印方向に回転するに伴って、塗布ローラ26が回転して
帯電ローラ21上にステアリン酸亜鉛が供給される。そ
して、感光体1との接触部において、感光体1の表面に
ステアリン酸亜鉛が薄くコーティングされる。これによ
り、上記実施例4と同様な効果を得ることができた。
【0062】なお、感光体1上のステアリン酸亜鉛の塗
布量は、帯電ローラ21の表面に対する塗布ローラ26
の表面の線速比を変化させることにより最適値に制御す
ることができる。
布量は、帯電ローラ21の表面に対する塗布ローラ26
の表面の線速比を変化させることにより最適値に制御す
ることができる。
【0063】〔実施例7〕図8に、本発明の他の実施例
7に係る複写機の概略構成図を示す。上記実施例1では
トナーに摩擦係数低下剤を外添しているが、これに代
え、本実施例7では、感光体1表面へ摩擦係数低下剤を
塗布する塗布手段として転写装置を用いている。また、
トナー7としては、本出願人が特開平4−137372
で提示した処方の分散重合トナーであって、平均粒径が
約5μmで、粒度分布が4〜7μmのものを用いた。この
トナーを用いたところ、現像ローラ32上の付着量とし
て0.8〜1.5mg/cm2(テープ転写法による測定
値)、帯電量として20〜30μc/g(吸引法による測
定値)が得ることができた。他の構成は実施例1の複写
機と共通であるため、共通の部材、装置等には同一の符
号を付し、その詳しい説明は省略する。
7に係る複写機の概略構成図を示す。上記実施例1では
トナーに摩擦係数低下剤を外添しているが、これに代
え、本実施例7では、感光体1表面へ摩擦係数低下剤を
塗布する塗布手段として転写装置を用いている。また、
トナー7としては、本出願人が特開平4−137372
で提示した処方の分散重合トナーであって、平均粒径が
約5μmで、粒度分布が4〜7μmのものを用いた。この
トナーを用いたところ、現像ローラ32上の付着量とし
て0.8〜1.5mg/cm2(テープ転写法による測定
値)、帯電量として20〜30μc/g(吸引法による測
定値)が得ることができた。他の構成は実施例1の複写
機と共通であるため、共通の部材、装置等には同一の符
号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0064】本実施例7の転写装置4は、感光体1の表
面に接触する転写部材として、JIS硬度50〜80度
の軸体の表面に、フッ素系、シリコーン系の樹脂等の中
抵抗の弾性体をコートした円筒状の転写ローラ41を備
えている。この転写ローラ41には、転写用電源42に
よって2〜3kVの直流電圧が印加される。
面に接触する転写部材として、JIS硬度50〜80度
の軸体の表面に、フッ素系、シリコーン系の樹脂等の中
抵抗の弾性体をコートした円筒状の転写ローラ41を備
えている。この転写ローラ41には、転写用電源42に
よって2〜3kVの直流電圧が印加される。
【0065】また、転写ローラ41の下方には、該ロー
ラ41の表面に接触するように配置されたブロック状の
ステアリン酸亜鉛9、及びステアリン酸亜鉛9を転写ロ
ーラ41の表面に対して矢印方向に押圧する押圧手段が
設けられている。この押圧手段は、例えば図8に示すよ
うに、板バネ状の押圧部材43で構成することができ
る。
ラ41の表面に接触するように配置されたブロック状の
ステアリン酸亜鉛9、及びステアリン酸亜鉛9を転写ロ
ーラ41の表面に対して矢印方向に押圧する押圧手段が
設けられている。この押圧手段は、例えば図8に示すよ
うに、板バネ状の押圧部材43で構成することができ
る。
【0066】以上、本実施例7によれば、矢印方向に回
転する転写ローラ41が、その表面に押圧されているス
テアリン酸亜鉛9を摺擦し、このステアリン酸亜鉛の一
部が該表面に供給される。そして、更に回転すると、感
光体1との接触部において、感光体1の表面にステアリ
ン酸亜鉛が塗布される。これにより、感光体1の表面の
摩擦係数が低下するので、クリーニングブレード61の
先端のめくれ等の発生が抑えられ、良好なクリーニング
性能を得ることができた。
転する転写ローラ41が、その表面に押圧されているス
テアリン酸亜鉛9を摺擦し、このステアリン酸亜鉛の一
部が該表面に供給される。そして、更に回転すると、感
光体1との接触部において、感光体1の表面にステアリ
ン酸亜鉛が塗布される。これにより、感光体1の表面の
摩擦係数が低下するので、クリーニングブレード61の
先端のめくれ等の発生が抑えられ、良好なクリーニング
性能を得ることができた。
【0067】そして、現像工程で非接触現像を用いるこ
とにより、摩擦係数低下剤で滑りやすくなっている感光
体1表面と現像ローラ32との摺擦による現像ムラの発
生を抑え、カスレ、白抜け等の画像劣化のない画像を得
ることができた。
とにより、摩擦係数低下剤で滑りやすくなっている感光
体1表面と現像ローラ32との摺擦による現像ムラの発
生を抑え、カスレ、白抜け等の画像劣化のない画像を得
ることができた。
【0068】以上のように、本実施例7によれば、良好
なクリーニング性能が得られると共に、良好な現像特性
によって高画質が得られるようになる。
なクリーニング性能が得られると共に、良好な現像特性
によって高画質が得られるようになる。
【0069】また、特に本実施例7によれば、上記塗布
手段の塗布用部材として転写装置4を用いることによ
り、該塗布用部材としてファーブラシ等による別の装置
を設ける必要がなくなるので、省スペース化及び低コス
ト化の点で有利である。
手段の塗布用部材として転写装置4を用いることによ
り、該塗布用部材としてファーブラシ等による別の装置
を設ける必要がなくなるので、省スペース化及び低コス
ト化の点で有利である。
【0070】なお、本実施例7において、転写時にステ
アリン酸亜鉛を塗布できないので、塗布のタイミング
は、装置のメインスイッチを入れた後のヒートアップ
時、転写紙8の通過の合間、又はコピー終了時等に設定
し、そのタイミングで感光体1を1回転以上回転させて
ステアリン酸亜鉛を感光体1の全面に塗布するように制
御するのが好ましい。この塗布のタイミング等を制御す
る制御手段には、装置本体の制御部を用いることができ
る。
アリン酸亜鉛を塗布できないので、塗布のタイミング
は、装置のメインスイッチを入れた後のヒートアップ
時、転写紙8の通過の合間、又はコピー終了時等に設定
し、そのタイミングで感光体1を1回転以上回転させて
ステアリン酸亜鉛を感光体1の全面に塗布するように制
御するのが好ましい。この塗布のタイミング等を制御す
る制御手段には、装置本体の制御部を用いることができ
る。
【0071】また、感光体1の表面に対する転写ローラ
41の表面の線速比を変えることにより、ステアリン酸
亜鉛の感光体1表面への塗布量を制御することができ
る。本発明者らの実験によると、押圧部材43による押
圧力を30gf-cm、上記線速比を1.5〜3.0に設定
した条件で、感光体1表面に厚さ10〜50μmのステ
アリン酸亜鉛を塗布することができた。従って、少なく
ともステアリン酸亜鉛の塗布時には、上記線速比が1.
5〜3.0になるように転写ローラ41の回転速度を制
御するのが好ましい。
41の表面の線速比を変えることにより、ステアリン酸
亜鉛の感光体1表面への塗布量を制御することができ
る。本発明者らの実験によると、押圧部材43による押
圧力を30gf-cm、上記線速比を1.5〜3.0に設定
した条件で、感光体1表面に厚さ10〜50μmのステ
アリン酸亜鉛を塗布することができた。従って、少なく
ともステアリン酸亜鉛の塗布時には、上記線速比が1.
5〜3.0になるように転写ローラ41の回転速度を制
御するのが好ましい。
【0072】〔実施例8〕図9に、本発明の他の実施例
8に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、転
写装置4の転写部材として転写ローラ41の代わりに転
写ベルトを用いている点、及びステアリン酸亜鉛の微粉
末を円筒状に形成した塗布ローラを用いて、ステアリン
酸亜鉛を転写ベルト上に供給している点で、上記実施例
7の複写機と異なる。他の構成は実施例7の複写機と共
通であるため、共通の部材、装置等には同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
8に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、転
写装置4の転写部材として転写ローラ41の代わりに転
写ベルトを用いている点、及びステアリン酸亜鉛の微粉
末を円筒状に形成した塗布ローラを用いて、ステアリン
酸亜鉛を転写ベルト上に供給している点で、上記実施例
7の複写機と異なる。他の構成は実施例7の複写機と共
通であるため、共通の部材、装置等には同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0073】本実施例8の転写装置では、転写部材とし
て、二つの小径の支持ローラ44に懸け渡され、矢印方
向に回転駆動される転写ベルト45を用いている。この
転写ベルト45は、感光体1との間に転写紙8を挾んで
接触するように配置されている。支持ローラ44には、
必要に応じて、転写用電源42により転写バイアス電圧
が印加することができる。なお、この転写ベルト45
は、三つ以上の支持ローラに懸け渡してもよい。
て、二つの小径の支持ローラ44に懸け渡され、矢印方
向に回転駆動される転写ベルト45を用いている。この
転写ベルト45は、感光体1との間に転写紙8を挾んで
接触するように配置されている。支持ローラ44には、
必要に応じて、転写用電源42により転写バイアス電圧
が印加することができる。なお、この転写ベルト45
は、三つ以上の支持ローラに懸け渡してもよい。
【0074】上記転写ベルト45の材料としては、離型
性に優れた中抵抗(108〜1012Ωcm程度)の材料が
好ましい。電気抵抗が高すぎるとベルト45に電荷が蓄
積されやすく、逆に低すぎるとバイアス印加部の電荷が
ベルト45を介してリーク(転写リーク)しやすくなる
からである。この中間転写ベルト45の材料例として
は、ポリカーボネート、ETFE(テトラフルオロエチ
レン−エチレン共重合体)等を挙げることができる。ま
た、ニッケルベルト上に、PFA(テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルエーテル共重合体)、FE
P(テトラフルオロエチレン−ヘキサンフルオロプロピ
レン共重合体)等のフッ素系の材料を塗布したものも用
いることができる。
性に優れた中抵抗(108〜1012Ωcm程度)の材料が
好ましい。電気抵抗が高すぎるとベルト45に電荷が蓄
積されやすく、逆に低すぎるとバイアス印加部の電荷が
ベルト45を介してリーク(転写リーク)しやすくなる
からである。この中間転写ベルト45の材料例として
は、ポリカーボネート、ETFE(テトラフルオロエチ
レン−エチレン共重合体)等を挙げることができる。ま
た、ニッケルベルト上に、PFA(テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルエーテル共重合体)、FE
P(テトラフルオロエチレン−ヘキサンフルオロプロピ
レン共重合体)等のフッ素系の材料を塗布したものも用
いることができる。
【0075】また、帯電ベルト45の下方には、小径の
軸体46a上にステアリン酸亜鉛の微粉末を固めて形成
した塗布ローラ46を設けている。この塗布ローラ46
は、転写ベルト45の表面に接触し、転写ベルト45の
回転に伴って従動するように構成されている。なお、塗
布ローラ46は転写ベルト45とは独立に駆動してもよ
い。
軸体46a上にステアリン酸亜鉛の微粉末を固めて形成
した塗布ローラ46を設けている。この塗布ローラ46
は、転写ベルト45の表面に接触し、転写ベルト45の
回転に伴って従動するように構成されている。なお、塗
布ローラ46は転写ベルト45とは独立に駆動してもよ
い。
【0076】以上、本実施例8によれば、転写ベルト4
5が矢印方向に回転するに伴って、塗布ローラ26が回
転して転写ベルト45上にステアリン酸亜鉛が供給され
る。そして、感光体1との接触部において、感光体1の
表面にステアリン酸亜鉛が薄くコーティングされる。こ
れにより、上記実施例7と同様な効果を得ることができ
た。
5が矢印方向に回転するに伴って、塗布ローラ26が回
転して転写ベルト45上にステアリン酸亜鉛が供給され
る。そして、感光体1との接触部において、感光体1の
表面にステアリン酸亜鉛が薄くコーティングされる。こ
れにより、上記実施例7と同様な効果を得ることができ
た。
【0077】〔実施例9〕図10に、本発明の他の実施
例9に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、
感光体1と転写ローラ41との間に中間の転写部材を設
けている点、及びこの中間の転写部材にステアリン酸亜
鉛を供給している点で、上記実施例7の複写機と異な
る。他の構成は実施例7の複写機と共通であるため、共
通の部材、装置等には同一の符号を付し、その詳しい説
明は省略する。
例9に係る複写機の概略構成図を示す。この複写機は、
感光体1と転写ローラ41との間に中間の転写部材を設
けている点、及びこの中間の転写部材にステアリン酸亜
鉛を供給している点で、上記実施例7の複写機と異な
る。他の構成は実施例7の複写機と共通であるため、共
通の部材、装置等には同一の符号を付し、その詳しい説
明は省略する。
【0078】本実施例9の転写装置では、上記中間の転
写部材として、二つの支持ローラ401a,bに懸け渡
され、矢印方向に回転駆動される中間転写ベルト402
を用いている。この中間転写ベルト402は、一方の支
持ローラ401a側で感光体1と接触するように配置さ
れている。また、中間転写ベルト402の材料として
は、上記実施例8の転写ベルト45と同様な材料を用い
た。なお、中間転写ベルト402は、三つ以上の支持ロ
ーラに懸け渡してもよい。
写部材として、二つの支持ローラ401a,bに懸け渡
され、矢印方向に回転駆動される中間転写ベルト402
を用いている。この中間転写ベルト402は、一方の支
持ローラ401a側で感光体1と接触するように配置さ
れている。また、中間転写ベルト402の材料として
は、上記実施例8の転写ベルト45と同様な材料を用い
た。なお、中間転写ベルト402は、三つ以上の支持ロ
ーラに懸け渡してもよい。
【0079】上記中間転写ベルト402の感光体1側の
支持ローラ401aには、中間転写用電源4032によ
って所定の中間転写バイアス電圧(例えば、2〜3kV
の直流電圧)を印加する。また、中間転写ベルト402
の表面をブレード404aでクリーニングするクリーニ
ング装置404を設けている。このクリーニング装置4
04は必要に応じて設けるようにする。
支持ローラ401aには、中間転写用電源4032によ
って所定の中間転写バイアス電圧(例えば、2〜3kV
の直流電圧)を印加する。また、中間転写ベルト402
の表面をブレード404aでクリーニングするクリーニ
ング装置404を設けている。このクリーニング装置4
04は必要に応じて設けるようにする。
【0080】また、上記支持ローラ401bの右側方に
は、中間転写ベルト402の表面に接触するように配置
されたブロック状のステアリン酸亜鉛9、及びステアリ
ン酸亜鉛9を中間転写ベルト402の表面に対して矢印
方向に押圧する押圧手段が設けられている。この押圧手
段は、例えば図10に示すように、板バネ状の押圧部材
406で構成することができる。
は、中間転写ベルト402の表面に接触するように配置
されたブロック状のステアリン酸亜鉛9、及びステアリ
ン酸亜鉛9を中間転写ベルト402の表面に対して矢印
方向に押圧する押圧手段が設けられている。この押圧手
段は、例えば図10に示すように、板バネ状の押圧部材
406で構成することができる。
【0081】上記構成の複写機の転写工程では、まず、
中間転写用電源403から印加された中間転写バイアス
電圧により、感光体1上のトナー像が中間転写ベルト4
02上に転写される(第1の転写工程)。次に、転写ロ
ーラ41によって、中間転写ベルト402上のトナー像
が、転写紙8に転写される(第2の転写工程)。
中間転写用電源403から印加された中間転写バイアス
電圧により、感光体1上のトナー像が中間転写ベルト4
02上に転写される(第1の転写工程)。次に、転写ロ
ーラ41によって、中間転写ベルト402上のトナー像
が、転写紙8に転写される(第2の転写工程)。
【0082】以上、本実施例9によれば、矢印方向に回
転する中間転写ベルト402が、その表面に押圧されて
いるステアリン酸亜鉛9を摺擦し、このステアリン酸亜
鉛の一部が該表面に供給される。そして、更に回転する
と、感光体1との接触部において、感光体1の表面にス
テアリン酸亜鉛が塗布される。これにより、上記実施例
7と同様な効果を得ることができた。
転する中間転写ベルト402が、その表面に押圧されて
いるステアリン酸亜鉛9を摺擦し、このステアリン酸亜
鉛の一部が該表面に供給される。そして、更に回転する
と、感光体1との接触部において、感光体1の表面にス
テアリン酸亜鉛が塗布される。これにより、上記実施例
7と同様な効果を得ることができた。
【0083】なお、本実施例9においても、転写時にス
テアリン酸亜鉛を塗布できないので、塗布のタイミング
は、装置のメインスイッチを入れた後のヒートアップ
時、転写紙8の通過の合間、又はコピー終了時等に設定
し、そのタイミングで感光体1を1回転以上回転させて
ステアリン酸亜鉛を感光体1の全面に塗布するように制
御するのが好ましい。
テアリン酸亜鉛を塗布できないので、塗布のタイミング
は、装置のメインスイッチを入れた後のヒートアップ
時、転写紙8の通過の合間、又はコピー終了時等に設定
し、そのタイミングで感光体1を1回転以上回転させて
ステアリン酸亜鉛を感光体1の全面に塗布するように制
御するのが好ましい。
【0084】また、感光体1の表面に対する中間転写ベ
ルト402の表面の線速比を変えることにより、ステア
リン酸亜鉛の感光体1表面への塗布量を制御することが
できる。
ルト402の表面の線速比を変えることにより、ステア
リン酸亜鉛の感光体1表面への塗布量を制御することが
できる。
【0085】また、本実施例9では、転写ローラ41を
用いているが、これに代え、上記実施例1の転写チャー
ジャや実施例8の転写ベルト45等を用いてもよい。ま
た、上記中間の転写部材として、上記中間転写ベルト4
02の代わりに、中間転写ローラを用いてもよい。
用いているが、これに代え、上記実施例1の転写チャー
ジャや実施例8の転写ベルト45等を用いてもよい。ま
た、上記中間の転写部材として、上記中間転写ベルト4
02の代わりに、中間転写ローラを用いてもよい。
【0086】なお、上記各実施例は、負帯電感光体及び
正帯電トナーを用いた正規現像の場合の例を示している
が、本発明は、感光体及びトナーの帯電極性に限定され
ることなく適用でき、また、正規現像方式のほか、反転
現像方式にも適用でき、更には2成分系現像剤を用いる
現像方式を採用した複写機等、他の一般的な電子写真方
式の画像形成装置にも適用でき、同様な効果が得られる
ものである。(以下、余白)
正帯電トナーを用いた正規現像の場合の例を示している
が、本発明は、感光体及びトナーの帯電極性に限定され
ることなく適用でき、また、正規現像方式のほか、反転
現像方式にも適用でき、更には2成分系現像剤を用いる
現像方式を採用した複写機等、他の一般的な電子写真方
式の画像形成装置にも適用でき、同様な効果が得られる
ものである。(以下、余白)
【0087】また、上記各実施例は、付着トナーを増大
させるために表面が導電性樹脂321による導電体部及
び誘電粒子322による誘電体部で構成された現像ロー
ラ32を用いた非磁性一成分系現像剤による現像装置3
を備えた複写機の例を示しているが、本発明は、この種
の現像装置3を備えた複写機に限定されることなく、例
えば、磁性一成分系現像剤を用いる現像装置を備えた複
写機等の画像形成装置等にも同様に適用でき、また、表
面部に導電体部及び誘電体部を設けていない現像ロー
ラ、内部に磁石を配置した現像ローラ等を備えた複写機
等の画像形成装置にも適用でき、同様な効果が得られる
ものである。
させるために表面が導電性樹脂321による導電体部及
び誘電粒子322による誘電体部で構成された現像ロー
ラ32を用いた非磁性一成分系現像剤による現像装置3
を備えた複写機の例を示しているが、本発明は、この種
の現像装置3を備えた複写機に限定されることなく、例
えば、磁性一成分系現像剤を用いる現像装置を備えた複
写機等の画像形成装置等にも同様に適用でき、また、表
面部に導電体部及び誘電体部を設けていない現像ロー
ラ、内部に磁石を配置した現像ローラ等を備えた複写機
等の画像形成装置にも適用でき、同様な効果が得られる
ものである。
【0088】また、上記各実施例では、クリーニングブ
レード61の先端部の当接方向が感光体1の表面の移動
方向と逆方向になるようにブレード61を配置している
が、本発明は、この配置に限定されることなく、例え
ば、ブレード61を感光体1表面に略垂直に当接させる
ように配置したり、ブレード61の先端部の当接方向が
感光体1の表面の移動方向と略同じ方向になるように配
置した場合にも適用でき、同様な効果が得られるもので
ある。
レード61の先端部の当接方向が感光体1の表面の移動
方向と逆方向になるようにブレード61を配置している
が、本発明は、この配置に限定されることなく、例え
ば、ブレード61を感光体1表面に略垂直に当接させる
ように配置したり、ブレード61の先端部の当接方向が
感光体1の表面の移動方向と略同じ方向になるように配
置した場合にも適用でき、同様な効果が得られるもので
ある。
【0089】また、上記各実施例は、クリーニング装置
6のクリーニング部材としてクリーニングブレード61
を用いた例を示しているが、本発明は、クリーニング部
材としてファーブラシ、磁気ブラシ等を用いた複写機等
の画像形成装置にも適用でき、同様な効果が得られるも
のである。
6のクリーニング部材としてクリーニングブレード61
を用いた例を示しているが、本発明は、クリーニング部
材としてファーブラシ、磁気ブラシ等を用いた複写機等
の画像形成装置にも適用でき、同様な効果が得られるも
のである。
【0090】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記塗布手段
によって、上記摩擦係数低下剤を像担持体の表面に塗布
しているので、像担持体上の摩擦係数を低下させること
ができ、特にクリーニング部材にクリーニングブレード
を用いた場合に、ブレードのめくれやチャタリングの発
生を抑えることができるようになる。更に、非接触で現
像を行なっているので、摩擦係数低下剤により像担持体
の表面が滑りやすくなっているにもかかわらず、接触現
像の場合と異なり、現像ムラの発生を抑えることがで
き、カスレ、白抜け等の画像劣化の発生を防止すること
ができるようになる。従って、小径、球形の現像剤を使
用する場合でも、良好なクリーニング性能が得られると
共に、良好な現像特性によって高画質が得られるという
効果がある。
によって、上記摩擦係数低下剤を像担持体の表面に塗布
しているので、像担持体上の摩擦係数を低下させること
ができ、特にクリーニング部材にクリーニングブレード
を用いた場合に、ブレードのめくれやチャタリングの発
生を抑えることができるようになる。更に、非接触で現
像を行なっているので、摩擦係数低下剤により像担持体
の表面が滑りやすくなっているにもかかわらず、接触現
像の場合と異なり、現像ムラの発生を抑えることがで
き、カスレ、白抜け等の画像劣化の発生を防止すること
ができるようになる。従って、小径、球形の現像剤を使
用する場合でも、良好なクリーニング性能が得られると
共に、良好な現像特性によって高画質が得られるという
効果がある。
【0091】特に、請求項2又は3の発明によれば、上
記塗布手段の摩擦係数低下剤の塗布用部材として、像担
持体の表面に接触する帯電部材又転写部材を用いている
ので、該塗布手段としての装置を別に設ける必要がなく
なる。従って、省スペース化、装置の小型化を図ること
ができるという効果がある。
記塗布手段の摩擦係数低下剤の塗布用部材として、像担
持体の表面に接触する帯電部材又転写部材を用いている
ので、該塗布手段としての装置を別に設ける必要がなく
なる。従って、省スペース化、装置の小型化を図ること
ができるという効果がある。
【0092】特に、請求項4又は5の発明によれば、上
記制御手段によって、上記転写装置による転写動作が行
なわれていないタイミングで、上記像担持体を1回転以
上回転させ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に
上記摩擦係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制
御することにより、画像形成動作に影響を与えることな
く、像担持体表面に該摩擦係数低下剤を確実に塗布でき
るようになる。従って、更に良好なクリーニング性能及
び良好な画像品質が得られるという効果がある。
記制御手段によって、上記転写装置による転写動作が行
なわれていないタイミングで、上記像担持体を1回転以
上回転させ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に
上記摩擦係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制
御することにより、画像形成動作に影響を与えることな
く、像担持体表面に該摩擦係数低下剤を確実に塗布でき
るようになる。従って、更に良好なクリーニング性能及
び良好な画像品質が得られるという効果がある。
【0093】特に、請求項6の発明によれば、上記摩擦
係数低下剤の塗布時の像担持体の表面に対する上記転写
部材の表面の線速比を、1.5〜3に設定することによ
り、像担持体表面に所定量の摩擦係数低下剤を確実に塗
布できるようになる。更に良好なクリーニング性能が得
られるという効果がある。
係数低下剤の塗布時の像担持体の表面に対する上記転写
部材の表面の線速比を、1.5〜3に設定することによ
り、像担持体表面に所定量の摩擦係数低下剤を確実に塗
布できるようになる。更に良好なクリーニング性能が得
られるという効果がある。
【図1】実施例1に係る複写機の概略構成図。
【図2】同複写機の現像装置の概略構成図。
【図3】(a)は同現像装置の現像ローラ表面の一部の
平面図。(b)は同現像ローラの表面部の断面図。
(c)は同現像ローラの表面へのトナーの付着状態を示
す説明図。
平面図。(b)は同現像ローラの表面部の断面図。
(c)は同現像ローラの表面へのトナーの付着状態を示
す説明図。
【図4】他の実施例2及び3に係る複写機の概略構成
図。
図。
【図5】更に他の実施例4に係る複写機の概略構成図。
【図6】更に他の実施例5に係る複写機の概略構成図。
【図7】更に他の実施例6に係る複写機の概略構成図。
【図8】更に他の実施例7に係る複写機の概略構成図。
【図9】更に他の実施例8に係る複写機の概略構成図。
【図10】更に他の実施例9に係る複写機の概略構成
図。
図。
1 感光体 2 帯電装置 3 現像装置 4 転写装置 6 クリーニング装置 7 トナー 8 転写紙 9 ブロック状のステアリン酸亜鉛 9a ステアリン酸亜鉛の微粉末 21 帯電ローラ 23 押圧部材 25 容器 41 転写ローラ 43 バネ状の押圧部材 45 転写ベルト 46 塗布ローラ 61 クリーニングブレード 62 ファーブラシ 402 中間転写ベルト 405 ファーブラシ 406 バネ状の押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/02 101 15/08 507 L 15/16 (72)発明者 吉田 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 公利 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 安達 司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (6)
- 【請求項1】像担持体を一様に帯電する帯電装置と、該
像担持体上に光像を照射することにより潜像を形成する
露光装置と、該潜像を顕像化する現像装置と、該像担持
体上の顕像を転写材に転写する転写装置と、転写後の像
担持体の表面をクリーニング部材でクリーニングするク
リーニング装置とを備えた画像形成装置において、 該像担持体の表面の摩擦係数を低下させる摩擦係数低下
剤を、該像担持体の表面に塗布する塗布手段を設け、 該現像装置を、該像担持体に非接触で該潜像を顕像化す
るように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】上記像担持体の表面に接触する帯電部材を
有する帯電装置を備えた請求項1の画像形成装置におい
て、 上記塗布手段における塗布用部材として、該帯電部材を
用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】上記像担持体の表面に接触する転写部材を
有する転写装置を備えた請求項1の画像形成装置におい
て、 上記塗布手段における塗布用部材として、該転写部材を
用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】上記転写装置による転写動作が行なわれて
いないタイミングで、上記像担持体を1回転以上回転さ
せ、上記転写部材を用いて該像担持体の表面に上記摩擦
係数低下剤を塗布するように上記塗布手段を制御する制
御手段を設けたことを特徴とする請求項3の画像形成装
置。 - 【請求項5】複数の転写材への連続した画像形成時にお
いて、上記転写装置に転写材が供給されないタイミング
で、上記像担持体を1回転以上回転させ、上記転写部材
を用いて該像担持体の表面に上記摩擦係数低下剤を塗布
するように上記塗布手段を制御する制御手段を設けたこ
とを特徴とする請求項4の画像形成装置。 - 【請求項6】上記摩擦係数低下剤の塗布時の上記像担持
体の表面に対する上記転写部材の表面の線速比を、1.
5〜3に設定したことを特徴とする請求項3乃至5の画
像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329987A JPH07160165A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329987A JPH07160165A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07160165A true JPH07160165A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18227508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5329987A Pending JPH07160165A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07160165A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-11-30 JP JP5329987A patent/JPH07160165A/ja active Pending
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---|---|---|---|
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