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JPH0715984Y2 - 扉用グレビティーヒンジ - Google Patents

扉用グレビティーヒンジ

Info

Publication number
JPH0715984Y2
JPH0715984Y2 JP1990041600U JP4160090U JPH0715984Y2 JP H0715984 Y2 JPH0715984 Y2 JP H0715984Y2 JP 1990041600 U JP1990041600 U JP 1990041600U JP 4160090 U JP4160090 U JP 4160090U JP H0715984 Y2 JPH0715984 Y2 JP H0715984Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge
door
hinge member
shaft
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990041600U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH041983U (ja
Inventor
和浩 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibutani Co Ltd
Original Assignee
Shibutani Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibutani Co Ltd filed Critical Shibutani Co Ltd
Priority to JP1990041600U priority Critical patent/JPH0715984Y2/ja
Publication of JPH041983U publication Critical patent/JPH041983U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0715984Y2 publication Critical patent/JPH0715984Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自閉式の扉に用いるグレビティーヒンジに関
するものである。
[従来の技術] 従来、例えばラバトリー用の自閉式の扉に、扉の自重を
利用したグレビティーヒンジが用いられており、一例を
示せば本件出願人の出願に係る実願昭47−100128号に示
されるものがある。この先行例では、上下に分割された
ヒンジ部材の互いの衝合(スライド)面を扉の回動軸に
対し斜めに傾けられており、扉の回動に伴い上部ヒンジ
部材及び扉が、前記衝合面を互いに摺動しながらせり上
ることによって、扉の自重により自ら閉じる構造となっ
ている。
又、門扉用ヒンジの調整機構として実願昭63−31723号
に示すものがあり、扉(ヒンジ)の前後方向への平行移
動が容易に行えるものとなっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、これらの従来例では以下のような問題が
ある。
即ち、ヒンジの機構が互いに傾けられた斜めの衝合面か
らなるため、稼働時に両衝合面の一部に隙間が生じてこ
こからゴミ等が入りこみ、これらが摺動時の抵抗となり
さらには、衝合面を痛める原因となる。このため、結果
として扉のスムーズな開閉が行えなくなる問題があっ
た。これらの問題は、特に塵や雨等の影響がある屋外で
門扉用として用いる場合等には顕著に現われる。
そこで、本考案では上記の問題点を解決した新たなヒン
ジ部材およびヒンジ機構を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的達成のため本考案では、扉の開閉に際し支点軸
となる回動軸部材と、前記軸部材に貫装される上下1対
のヒンジ部材とを有し、該各ヒンジ部材の衝合する面に
前記軸方向に対して斜め方向のスライド面が形成された
扉用グレビティーヒンジにおいて、前記上部ヒンジ部材
に、少なくとも前記衝合面を外側から覆うカバー部材が
形成されており、さらに、前記下部ヒンジ部材が、前記
スライド面の最下部に切り欠き部を有することを特徴と
する。
前記スライド面は、前記軸部材を中心とした円周方向に
分割された複数のスライド面を有し、各スライド面の傾
きが前記軸方向に関して対称で、かつ、互いに交差する
方向であるものがよい。
[作用] 本考案は上記のように構成されているため、ヒンジ部材
のスライド面がカバー部材に覆われているため、外部か
らの雨やゴミ等の侵入を防止する。また、仮に塵等が侵
入しても、スライド面の最下部に設けられた切り欠き部
に溜まる為、スライド面を痛めたり、互いの摺動を妨害
するものとならない。
以下、実施例を通じ本考案を更に詳しく説明する。
[実施例] 第1図に本発明の一実施例に係るヒンジ部材を示す。第
1図(A)は、上部ヒンジ部材1と下部ヒンジ部材2と
の軸方向断面図を示している。各々のヒンジ部材の互い
の衝合面には、内側スライド面3a,bと外側スライド面4
a,bとが設けられており、中央部には扉の回転軸となる
軸部材と係合する貫通孔8a,bが設けられている。この上
部ヒンジ部材1には、外側スライド面4aを外部から覆う
カバー5が設けられている。また、下部ヒンジ部材2の
各々のスライド面3b,4bの最下部には、切り欠き部6,7が
設けられている。第1図(B)に示すように、これらの
切り欠き部6,7は、スライド面の最下部を含んだ一部に
設けられていれば良く、スライド面間に侵入した塵や雨
滴等がここに溜まるような構造であればよい。
上記の外部カバー5によりスライド面間の摺動部には、
塵や雨滴等の侵入が殆ど防止されるが、仮に侵入して
も、外側の切り欠き部7に侵入した塵や雨滴等が溜まる
ため摺動面には不都合が生じない。さらに、ヒンジ部材
の回動に伴う外部カバー5の上昇により外側の切り欠き
部7が外部に露出され、ここに溜まった塵や雨滴等が排
出されるようになっている。内側のスライド面間には、
殆ど塵や雨滴等が侵入しないが、その場合にも、内側の
切り欠き部6が上記同様の機能を果たす。特に、塵や雨
滴等が多い場所で使用関する場合等を考慮して、内側の
切り欠き部6の下部に塵や雨等の逃がし用の貫通孔等
(図示せず)を設けてもよい。
また、この実施例に係るヒンジ部材1,2は、夫々一体に
形成されており、さらに内側と外側の二つのスライド面
を有しているため、充分な強度が得られるので、例えば
ラバトリー用として屋内で用いられる比較的軽い(木製
或は樹脂製が多い)扉部材から、門扉用として屋外で用
いられる比較的重い(金属性が多い)扉部材まで幅広く
対応できる利点がある。
次に、このヒンジ部材を利用する際の柱及び扉部材との
設置手段の一例を第2図を利用して説明する。
第2図は柱側固定部材と扉側固定部材とを組合せ、グレ
ビティーヒンジを完成させた状態を示すものであり、同
(A)は正面図、同(B)は平面図である。
前述した上下のヒンジ部材1,2の外周面は六角柱形状に
形成されており、夫々扉側固定部材20並びに柱側固定部
材21の係合孔20a,21aに嵌合する。
これらの係合孔20a,21aは、左右共通部材とするために
貫通孔とされている。
柱側固定部材21には、ヒンジ部材2の取付部と反対側及
び中間部に前記回動軸方向に貫通して設けられた固定孔
23a,bが設けられており、柱取付部材22に前記固定孔23
a,bに挿入される固定ボルト24a,bで保持されて柱に固定
される。柱取付部材22には、ボルト24a,bが係止される
係止孔25a,bが設けられており、この係止孔25a,bは扉の
前後方向に対して所定の長さを有し、ボルト24a,bの固
定位置を任意に可変できる様になっている。
このボルト24a,bの取付け位置により、前記ヒンジ部材
の水平方向に対する向きを可変できる。
また、柱取付部材22の上下部に水平方向に設けられた柱
固定孔26a,bにより、柱に設けた所定の固着孔(図示せ
ず)に固着ボルト(図示せず)を用いて、これらの部材
を柱に固定する。この固着ボルトの取付位置により、前
記ヒンジ部材の上下方向及び左右方向の取付け位置が可
変となる。
次にヒンジ部の作成について説明する。
柱側固定部材21の係合孔21aにヒンジ部材2′の下方外
周面を嵌合させて取付けた後、回動軸30をヒンジ部材
2′の貫通孔8bに挿入し、その下端部を軸固定部材31及
び軸固定ボルト32で固定する。ここで、柱側固定部材21
の位置合せマーク50aと、ヒンジ部材2′のマーク51と
を合せることで、ヒンジ部材2′の固定方向が容易と定
まる。
同様に、ヒンジ部材1′を回動軸30に付勢して上方から
挿入し、ヒンジ部材2′と組合せる。ヒンジ部材2′の
位置が固定されているため、ヒンジ部材1′の位置も定
まるが、ヒンジ部材1′にマーク52a,b等を設けると、
組合せの際の故障等を防止できる。
次に、ヒンジ部材1′の上方外周面に扉側固定部材20の
係合孔20aを上方から挿入して嵌合させる。この際に、
扉部材を予め固定してから行うともできる。扉側固定部
材20の外周面にもマーク53a,bが設けられており、この
マークを前記マーク50a,51,52a等に合せながら上記挿入
動作を行うことで、扉側固定部材20(及び扉)の設置位
置が容易に定められる。
なお、扉側固定部材20の抜け止め防止のため係合ピン31
が設けられている。また、係合孔20aの上端部には、樹
脂性の蓋部材(図示せず)が設けられている。
この実施例では、これらの取付け位置の調整機構が設け
られているため、柱の設置の際に位置ズレ、傾き等が生
じた場合にも、それらのズレ等を補正して扉を設置でき
る利点がある。
特に、本考案のグレビティーヒンジでは、ヒンジ部材の
設置位置(方向)で取付けられる扉の閉時における停止
位置が定まるため、水平方向の向きを可変できる調整機
構が設けられていることが重要となる。
又、各部材は左右扉の何れにも用いることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案にかかる扉用グレビティー
ヒンジによれば、摺動部の故障が少なくなり、安定した
性能を長期に渡り保持できる利点がある。これは、特に
屋外での使用に対して、塵や雨等の影響を効果的に排除
できるため、従来例に比較して格段に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の位置実施例にかかるヒンジ部材を示す
説明図であり、同(A)は上下ヒンジ部材の縦断面図、
同(B)は下部ヒンジ部材の平面図、 第2図は本考案の他の実施例をしめす説明図であり、同
(A)は正面図、同(B)は平面図である。 [主要部分の符号の説明] 1……上部ヒンジ部材、2……下部ヒンジ部材、5……
カバー、6,7……切り欠き部、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉の開閉に際し支点軸となる回動軸部材
    と、前記軸部材に貫装される上下1対のヒンジ部材とを
    有し、該各ヒンジ部材の衝合する面に前記軸方向に対し
    て斜め方向のスライド面が形成された扉用グレビティー
    ヒンジにおいて、 前記上部ヒンジ部材に、少なくとも前記衝合面を外側か
    ら覆うカバー部材が形成されており、 前記下部ヒンジ部材が、前記スライド面の最下部に切り
    欠き部を有することを特徴とする扉用グレビティーヒン
    ジ。
  2. 【請求項2】前記スライド面が、前記軸部材を中心とし
    た円周方向に分割された複数のスライド面を有し、各ス
    ライド面の傾きが前記軸方向に関して対称で、かつ、互
    いに交差する方向であることを特徴とする請求項(1)
    記載の扉用グレビティーヒンジ。
JP1990041600U 1990-04-20 1990-04-20 扉用グレビティーヒンジ Expired - Fee Related JPH0715984Y2 (ja)

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JPH041983U JPH041983U (ja) 1992-01-09
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JPS515647Y2 (ja) * 1972-08-24 1976-02-17
DE8218608U1 (de) * 1982-06-29 1985-06-20 Geze Gmbh, 7250 Leonberg Türschließer mit einstellbarer Schließkraft
JPS6282668U (ja) * 1985-11-12 1987-05-26
JPS6314778U (ja) * 1986-07-11 1988-01-30
JPH0625598Y2 (ja) * 1988-03-08 1994-07-06 澁谷金属産業株式会社 門扉用ヒンジの調節装置

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