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JPH0714985B2 - 耐水性の優れたラテツクスの製造方法 - Google Patents

耐水性の優れたラテツクスの製造方法

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Publication number
JPH0714985B2
JPH0714985B2 JP61081625A JP8162586A JPH0714985B2 JP H0714985 B2 JPH0714985 B2 JP H0714985B2 JP 61081625 A JP61081625 A JP 61081625A JP 8162586 A JP8162586 A JP 8162586A JP H0714985 B2 JPH0714985 B2 JP H0714985B2
Authority
JP
Japan
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parts
weight
monomer
latex
water
Prior art date
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JP61081625A
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JPS62236810A (ja
Inventor
弘義 橋本
豊昭 山内
Original Assignee
旭化成工業株式会社
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐水性の非常に優れた被膜を形成し得る重合
体ラテックスの製造方法に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
重合体ラテックスは、そのまま或いは種々の配合剤を添
加して塗料、接着剤、紙加工剤、繊維加工剤などの工業
分野で有効に利用されるものであるが、一般に、界面活
性剤を含む水性媒体中に単量体を乳化分散せしめ、ラジ
カルを発生する重合触媒により重合を行う周知の乳化重
合法によって製造され、ラテックス中の重合体は、一般
的には、濃度40〜65重量%、粒子径0.01〜1ミクロン
で、安定な分散状態で存在する。
界面活性剤は、一般的には単量体100重量部当たり1〜
7重量部用いられ、水性媒体中で単量体に重合の場を与
えると共に、乳化分散状態を長期に亘って安定に保つと
云う重要な働きをするものであるが、水溶性で本質的に
重合体との相溶性に欠けるため、その存在は、ラテック
スの乾燥によって形成される重合体被膜の耐水性を大き
く損なうものである。
このような欠点のため、被膜に高い耐水性の要求される
用途分野では、取扱性や安全衛生の面で有利なラテック
スを用いることができず、これらの面で劣る重合体の有
機溶剤溶液を用いなければならない場合があり、ラテッ
クスの本質的な欠点である耐水性の向上は、最も重要な
解決すべき問題点であった。
ラテックス被膜の耐水性を向上させるためには界面活性
剤の量を減らせば良いことになる。しかし、界面活性剤
の量を減らすと、通常工業的に実施されている40重量%
以上の重合体濃度では、乳化重合を行なうことができ
ず、許容できない程多量の凝集物が発生してしまう。
一方、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、イソシ
ァネート化合物、アジリジン化合物などの架橋剤を配合
したり、重合体中に各種の官能基を導入し、高熱処理し
て架橋反応を起こさせる方法により耐水性を向上させる
技術もあるが、150℃以上の高熱処理が必要であった
り、二液性で使用可能時間に制限があったりして汎用的
に用いることは困難であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記のような問題点を解決するために鋭
意検討をかさね、界面活性剤の少ない使用量でも、凝集
物の生成を起こさず、安定に高濃度ラテックスが製造で
き、耐水性の優れた被膜を与え得るラテックスの製造方
法を見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、(a)カルボキシル基を持つエチレン性
不飽和単量体0.5〜50重量%、(b)アクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステル20〜99.5重量%、(c)そ
の他のエチレン性不飽和単量体0〜79.5重量%、からな
る単量体混合物を、該単量体混合物100重量部に対して
ノニオン性及び/又はアニオン性界面活性剤を0.5〜7
重量部含む水性媒体中において乳化重合せしめてシード
ラテックスを得る第一段階、 第一段階で調製されたシードラテックスの存在下に、
(d)アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル20
〜100重量%、(e)カルボキシル基を持つエチレン性
不飽和単量体0〜7重量%、(f)その他のエチレン性
不飽和単量体0〜80重量%からなる単量体混合物を流入
して重合させる第二段階、 からなり、 カルボキシル基を持つエチレン性不飽和単量体の量が全
単量体の0.5〜7重量%の範囲にあり、かつ、界面活性
剤の量が全単量体100重量部に対して1重量部以下であ
ることを特徴とする耐水性の優れたラテックスの製造方
法に関するものである。
これらの要求が満たされない場合には、乳化重合中に多
量の凝集物が発生するのを防止し、ラテックスから形成
される被膜の耐水性を向上させることができない。な
お、本発明の第二段階を2以上に分けて行うこともでき
る。
本発明におけるカルボキシル基を持つエチレン性不飽和
単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸、フマール酸、マレイン酸、無水マレイン酸
などがあり、その量は全単量体中0.5〜7重量%の範囲
にあることが必要であり、0.5重量%未満では、安定な
乳化重合を行うことが困難であり、又、7重量%を超え
る量では、被膜の耐水性が低下する。好ましい範囲は1
〜4重量%である。
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル〔以後単
に(メタ)アクリル酸エステルのように表すことがあ
る。〕としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アク
リル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル等があ
る。
他のエチレン性不飽和単量体は、スチレン、ビニルトル
エン等の芳香族単量体、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステル類、(メ
タ)アクリロニトリル等のシアン化ビニル類、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル類、(メタ)
アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、(メ
タ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、メタクリル酸アシッドホスホオキシエ
チル、メタクリル酸3−クロロ−2−アシッドホスホオ
キシプロピル、メチルプロパンスルホン酸アクリルアミ
ド、ジビニルベンゼン、(メタ)アクリル酸アリル、
(ポリ)オキシエチレンジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ジメチルアミノ
エチルメタクリレート、及びジエチルアミノエチルメタ
クリレートからなる群から選ばれるものである。
ノニオン性又はアニオン性界面活性剤としては、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、オキシエチレンオキシプロピレンブ
ロックコポリマー等のノニオン性界面活性剤、脂肪酸石
鹸、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホ
ン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ル硫酸塩等のアニオン性界面活性剤等の例がある。これ
ら通常の界面活性剤以外に所謂反応性界面活性剤と呼ば
れるビニル基又はアリル基の重合性基とスルホン酸塩
基、水酸基、ポリオキシエチレン基と言った親水性基と
を併せ持つ化合物も有効に利用できる。これらの反応性
界面活性剤は、例えば特公昭49−46291号、特公昭51−4
4157号、特公昭56−29658号、特公昭51−30284号、特開
昭54−144317号、特開昭58−203960号の公報に開示され
ている。これらのノニオン性、アニオン性又は反応性の
界面活性剤の量は、全単量体100重量部に対して1重量
部以下であることが必要で、これより多いと被膜の耐水
性が低下してしまう。
本発明の実施には、通常の乳化重合法が採用できる。重
合触媒としては、熱又は還元性物質などによってラジカ
ル分解して単量体の付加重合を起こさせるもので、水溶
性又は油溶性の過硫酸塩、過酸化物、アゾビス化合物等
が使用できる。その具体例としては、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過酸化水素、
t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイ
ル、2,2−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス
(2−アミジノプロパン)ハイドロクロライド、2,2−
アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等があり、
特に水溶性のものが好ましく用いられ、その量としては
単量体に対して通常0.1〜1重量%添加される。なお、
重合速度の促進、より低温での重合を望む時には、重亜
硫酸ナトリウム、塩化第一鉄、アスコルビン酸、ロンガ
リット等の還元剤を重合触媒と組合せて用いる。
又、所望によって種々の重合調整剤を添加することもし
ばしば行われ、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸一
水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等のpH調整剤
がエチレンジアミン四酢酸及びその塩等のキレート剤又
は重合体の分子量を調整するための連鎖移動剤等であ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、これまでにない高度の耐水性被膜を形
成するラテックスを得ることができ、そのままで或いは
種々の配合剤を添加して水に対して耐性のある塗料、接
着剤、紙加工剤、繊維加工剤等を調製することができ
る。
〔実施例〕
次に、実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲がこれらの実施例のみに限定される
ものでないことは云うまでもない。なお、例中の部及び
%は重量表示である。
実施例1 撹拌機、還流冷却器、滴下槽及び温度計を取り付けた反
応容器に、メタクリル酸15部、メタリル酸メチル30部、
スチレン15部、アクリル酸2−エチルヘキシル40部、水
238.5部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(エマルゲン920、花王石鹸(株)製)の25%水溶液8
部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナ
トリウム(レベノールWZ、花王石鹸(株)製)の25%水
溶液4部及び水300部からなる単量体の乳化液を投入す
る。温度を80℃に上げてから、過硫酸アンモニウムの2
%水溶液15部を添加して1時間保つ。これによって第一
段階のシードラテックスが調製される。
次にメタクリル酸エチル117部、エチレン90部、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル190部、メタクリル酸3部から
なる混合単量体と、過硫酸アンモニウム1.2部、水184部
からなる水溶液とを反応容器中へ、別々の滴下槽より3
時間かけて流入させる。流量が終了してから温度を83℃
にして2時間保つ。冷却後25%のアンモニウム水溶液を
添加してpHを8.5に調整してから200メッシュの濾布で濾
過した。濾過された凝集物の乾燥重量は全単量体に対し
て0.03%と非常に僅少であった。
次に、得られたラテックス100部にブチルセロソルブの5
0%水10部と2−エチルヘキシルセロソルブ5部を成膜
助剤として配合した後、石綿スレート板に150g/m2の割
合で均一に塗工し、20℃で24時間乾燥した。これを20℃
の水中に24時間浸漬した後、その状態を観察したとこ
ろ、被膜の白化、膨潤、ふくれ、剥離等の異常は認めら
れなかった。
実施例2 撹拌機、還流冷却器、滴下槽及び温度計を取り付けた反
応容器に、水200部、過硫酸アンモニウム0.1部を投入
し、温度を80℃に上げ、次に、メタクリル酸10部、メタ
クリル酸メチル100部、アクリル酸ブチル89部、アクリ
ルアミド1部、ラウリルメルカプタン0.1部、水100部、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(エマルゲ
ン920、花王石鹸(株)製)の25%水溶液4部、ポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム
(レベノールWZ、花王石鹸(株)製)の25%水溶液4部
及び過硫酸アンモニウム0.5部からなる単量体の乳化液
を1.5時間にわたって流入する。これによって第一段階
のシードラテックスが調製される。
次にメタクリル酸メチル130部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル161部、メタクリル酸3部、メタクリル酸グリ
シジル6部、水200部、過硫酸アンモニウム0.75部、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム(レベノールWZ、花王石鹸(株)製)の25%水溶液1
部からなる単量体の乳化液を2時間かけて流入させる。
流入が終了してから温度を83℃にして2時間保つ。次い
で冷却後25%のアンモニア水溶液を添加してpHを8.5に
調整してから200メッシュの濾布で濾過した。濾過され
た凝集物の乾燥重量は全単量体に対して0.04%と非常に
僅少であった。次に、実施例1と同様にして得られたラ
テックス100部にブチルセロソルブの50%水10部と2−
エチルヘキシルセロソルブ5部を成膜助剤として配合し
た後、石綿スレート板に150g/m2の割合で均一に塗工
し、20℃で24時間乾燥した。これを20℃の水中に24時間
浸漬した後、その状態を観察したところ、被膜の白化、
膨潤、ふくれ、剥離等の異常は認められなかった。
比較例1 シードラテックス調製の段階でメタクリル酸を用いない
他はすべて実施例1と同様に重合を行ったところ、200
メッシュの濾布で濾過された凝集物の量は2.5%であ
り、安定にラテックスを製造することができないもので
あった。
比較例2 撹拌機、還流冷却器、滴下槽及び温度計を取り付けた反
応容器に、水200部、過硫酸アンモニウム0.1部を投入
し、温度を80℃に上げ、次に、メタクリル酸15部、メタ
クリル酸メチル150部、スチレン75部、アクリル酸2−
エチルヘキシル260部、水238.5部、過硫酸アンモニウム
1.5部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(エマルゲン920、花王石鹸(株)製)の25%水溶液40
部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナ
トリウム(レベノールWZ、花王石鹸(株)製)の25%水
溶液20部からなる単量体混合物の乳化液を3時間にわた
って流入する。流入が終了してから温度を83℃にして2
時間保つ。そして、冷却後25%のアンモニア水溶液を添
加してpHを8.5に調整してから200メッシュの濾布で濾過
した。濾過された凝集物の乾燥重量は全単量体に対して
0.05%と非常に僅少であった。次に、実施例1と同様に
して得られたラテックス100部にブチルセロソルブの50
%水10部と2−エチルヘキシルセロソルブ5部を成膜助
剤として配合した後、石綿スレート板に150g/m2の割合
で均一に塗工し、20℃で24時間乾燥した。これを20℃の
水中に24時間浸漬した後、その状態を観察したところ、
下地が見えないほど白化し、かつ直径1mm程度の水ぶく
れが多数認められた。
比較例3 撹拌機、還流冷却器、滴下槽及び温度計を取り付けた反
応容器に、メタクリル酸15部、メタクリル酸メチル30
部、スチレン15部、アクリル酸2−エチルヘキシル40
部、水238.5部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル硫酸ナトリウム(レベノールWZ、花王(株)製)
の25%水溶液32部及び水300部からなる単量体の乳化液
を投入する。温度を80℃に上げてから、過硫酸アンモニ
ウムの2%水溶液15部を添加して1時間保つ。これによ
って第一段階のシードラテックスが調製される。
次にメタクリル酸メチル117部、スチレン90部、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル190部、メタクリル酸3部から
なる混合単量体と、過硫酸アンモニウム1.2部、水184部
からなる水溶液とを反応容器中へ別々の滴下槽より3時
間かけて流入させる。流入が終了してから温度を83℃に
して2時間保つ。冷却後25%のアンモニア水溶液を添加
してpHを8.5に調整してから80メッシュのろ布で濾過し
た。濾過された凝集物の乾燥重量は全単量体に対して3.
2%であった。次に、実施例1と同様にして得られたラ
テックス100部にブチルセロソルブの50%水10部と2−
エチルヘキシルセロソルブ5部を成膜助剤として配合し
たところ凝集物を発生したため、80メッシュのろ布で濾
過した後、石綿スレート板に150g/m2の割合で均一に塗
工し、20℃で24時間浸漬した後、その状態を観察したと
ころ、被膜は白化し、膨潤及び全体にふくれが見られ、
耐水性は不良であった。
比較例4 撹拌機、還流冷却器、滴下槽及び温度計を取り付けた反
応容器に、水200部と過硫酸アンモニウム0.1部を投入
し、温度を80℃に上げ、次に、メタクリル酸10部、メタ
クリル酸メチル100部、アクリル酸ブチル89部、アクリ
ルアミド1部、ラウリルメルカプタン0.1部、水92部、
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリ
ウム(レベノールWZ、花王(株)製)の25%水溶液16部
及び過硫酸アンモニウム0.5部からなる単量体の乳化液
を1.5時間にわたって流入する。これによって第一段階
のシードラテックスが調製される。
次にメタクリル酸メチル130部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル161部、メタクリル酸3部、メタクリル酸グリ
シジル6部、水177部、過硫酸アンモニウム0.75部、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウ
ム(ノベノールWZ、花王(株)製)の25%水溶液24部か
らなる単量体の乳化液を2時間かけて流入させる。流入
が終了してから温度を83℃にして2時間保つ。次いで、
冷却後25%のアンモニウム水溶液を添加してpHを8.5に
調整してから200メッシュのろ布で濾過した。濾過され
た凝集物の乾燥重量は全単量体に対して0.25%であっ
た。次に、実施例1と同様にして得られたラテックス10
0部にブチルセロソルブの50%水10部と2−エチルヘキ
シルセロソルブ5部を成膜助剤として配合した後、石綿
スレート板に150g/m2の割合で均一に塗工し、20℃で24
時間浸漬した後、その状態を観察した所、被膜は白化
し、膨潤及び全体に膨れが見られ、耐水性は不良であっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)カルボキシル基を持つエチレン性不
    飽和単量体0.5〜50重量%、(b)アクリル酸エステル
    又はメタクリル酸エステル20〜99.5重量%、(c)その
    他のエチレン性不飽和単量体0〜79.5重量%、からなる
    単量体混合物を、該単量体混合物100重量部に対してノ
    ニオン性及び/又はアニオン性界面活性剤を0.5〜7重
    量部含む水性媒体中において乳化重合せしめてシードラ
    テックスを得る第一段階、 第一段階で調製されたシードラテックスの存在下に、
    (d)アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル20
    〜100重量%、(e)カルボキシル基を持つエチレン性
    不飽和単量体0〜7重量%、(f)その他のエチレン性
    不飽和単量体0〜80重量%からなる単量体混合物を流入
    して重合させる第二段階、 からなり、 カルボキシル基を持つエチレン性不飽和単量体の量が、
    全単量体の0.5〜7重量%の範囲にあり、かつ、界面活
    性剤の量が全単量体100重量部に対して1重量部以下で
    あることを特徴とする耐水性の優れたラテックスの製造
    方法。
JP61081625A 1986-04-09 1986-04-09 耐水性の優れたラテツクスの製造方法 Expired - Lifetime JPH0714985B2 (ja)

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