JPH07148153A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
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- JPH07148153A JPH07148153A JP5300260A JP30026093A JPH07148153A JP H07148153 A JPH07148153 A JP H07148153A JP 5300260 A JP5300260 A JP 5300260A JP 30026093 A JP30026093 A JP 30026093A JP H07148153 A JPH07148153 A JP H07148153A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オペレータの負担を軽減し、総体的な診断効率
を向上させるX線CT装置を提供する。 【構成】患者Hを載せる天板2aを上下方向に昇降可能
且つ水平方向に移動可能に支持した寝台2と、天板2a
をX線撮影時に挿入する診断用開口を形成したガントリ
ー1とを備えている。天板2aの搬送を指令する指令信
号に応答したCPU11の処理により昇降駆動部8及び
水平駆動部9を駆動させて、天板2aを、天板2aの患
者乗降用の初期位置とその天板2aの診断用開口におけ
るスキャン位置との間で、自動的に搬送させる。
を向上させるX線CT装置を提供する。 【構成】患者Hを載せる天板2aを上下方向に昇降可能
且つ水平方向に移動可能に支持した寝台2と、天板2a
をX線撮影時に挿入する診断用開口を形成したガントリ
ー1とを備えている。天板2aの搬送を指令する指令信
号に応答したCPU11の処理により昇降駆動部8及び
水平駆動部9を駆動させて、天板2aを、天板2aの患
者乗降用の初期位置とその天板2aの診断用開口におけ
るスキャン位置との間で、自動的に搬送させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線CT装置に係わ
り、特に、スキャン撮影を行なう際、あるいはスキャン
撮影終了後に天板を自動的に搬送する手段を備えたX線
CT装置に関する。
り、特に、スキャン撮影を行なう際、あるいはスキャン
撮影終了後に天板を自動的に搬送する手段を備えたX線
CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、図7に示すように、X
線管,X線検出器等を有したガントリー20と、患者載
置用天板21aを上下方向に昇降可能且つ水平方向に移
動可能に支持した寝台21とを備えている。また、この
ガントリー20及び寝台21は、スキャナ室に設置さ
れ、またスキャン条件等をオペレータが設定するための
コンソールは、スキャナ室とは仕切られた操作室に設置
されている。
線管,X線検出器等を有したガントリー20と、患者載
置用天板21aを上下方向に昇降可能且つ水平方向に移
動可能に支持した寝台21とを備えている。また、この
ガントリー20及び寝台21は、スキャナ室に設置さ
れ、またスキャン条件等をオペレータが設定するための
コンソールは、スキャナ室とは仕切られた操作室に設置
されている。
【0003】このようなX線CT装置によれば、撮影
(以下、スキャン撮影ともいう)を開始する際、スキャ
ナ室において、オペレータはスキャナ室に入ってきた患
者に、患者乗降用の初期位置にある天板21aに例えば
仰臥の姿勢で載るように指示し、患者が撮影可能な状態
で載ったことを確認する。
(以下、スキャン撮影ともいう)を開始する際、スキャ
ナ室において、オペレータはスキャナ室に入ってきた患
者に、患者乗降用の初期位置にある天板21aに例えば
仰臥の姿勢で載るように指示し、患者が撮影可能な状態
で載ったことを確認する。
【0004】次に、オペレータは、寝台側部に備えられ
た天板移動入力部22の天板上方移動スイッチを押して
天板21aを上昇させる。この際、オペレータは、天板
21aがガントリー20の診断用開口20aにおけるス
キャンを開始する位置(以下、スキャン開始位置とい
う)に対応した高さへ上昇するまで天板上方移動スイッ
チを押し続ける。天板21aの上昇終了後、オペレータ
は、天板水平移動スイッチを押して天板21aを水平方
向(図7中のIN方向)に移動させる。この際、オペレ
ータは、天板水平移動スイッチを天板21aがスキャン
開始位置へ水平移動するまで押し続ける。この結果、天
板21aは、寝台21の患者乗降用の初期位置からガン
トリー20の診断用開口20a内のスキャン開始位置ま
で搬送される。
た天板移動入力部22の天板上方移動スイッチを押して
天板21aを上昇させる。この際、オペレータは、天板
21aがガントリー20の診断用開口20aにおけるス
キャンを開始する位置(以下、スキャン開始位置とい
う)に対応した高さへ上昇するまで天板上方移動スイッ
チを押し続ける。天板21aの上昇終了後、オペレータ
は、天板水平移動スイッチを押して天板21aを水平方
向(図7中のIN方向)に移動させる。この際、オペレ
ータは、天板水平移動スイッチを天板21aがスキャン
開始位置へ水平移動するまで押し続ける。この結果、天
板21aは、寝台21の患者乗降用の初期位置からガン
トリー20の診断用開口20a内のスキャン開始位置ま
で搬送される。
【0005】こうして、天板21aがスキャン開始位置
まで搬送されたのを確認してから、オペレータはスキャ
ナ室からコンソール室に戻り、コンソールからスキャン
数やスキャン範囲(天板21aの水平移動によるスキャ
ン位置の移動範囲の設定、例えばmax約200mm)
等のスキャン条件を適宜設定してスキャン撮影を行なっ
ていた。
まで搬送されたのを確認してから、オペレータはスキャ
ナ室からコンソール室に戻り、コンソールからスキャン
数やスキャン範囲(天板21aの水平移動によるスキャ
ン位置の移動範囲の設定、例えばmax約200mm)
等のスキャン条件を適宜設定してスキャン撮影を行なっ
ていた。
【0006】また、スキャン撮影が終了したときは、オ
ペレータは、コンソール室からスキャナ室へ再度入り、
寝台21に一体に備えられた天板移動入力部22の天板
水平移動スイッチを押して天板21aを水平方向(図7
中のOUT方向)に移動させる。この際、オペレータ
は、天板水平移動スイッチを天板21aが患者乗降用の
初期位置に対応した水平位置になるまで押し続ける。天
板21aの水平移動終了後、オペレータは、天板下方移
動スイッチを押して天板21aを下降させる。この際、
オペレータは、天板下方移動スイッチを天板21aが患
者乗降用の初期位置に対応した高さになるまで押し続け
る。この結果、天板21aは、スキャン終了位置から寝
台21の患者乗降用初期位置まで搬送される。
ペレータは、コンソール室からスキャナ室へ再度入り、
寝台21に一体に備えられた天板移動入力部22の天板
水平移動スイッチを押して天板21aを水平方向(図7
中のOUT方向)に移動させる。この際、オペレータ
は、天板水平移動スイッチを天板21aが患者乗降用の
初期位置に対応した水平位置になるまで押し続ける。天
板21aの水平移動終了後、オペレータは、天板下方移
動スイッチを押して天板21aを下降させる。この際、
オペレータは、天板下方移動スイッチを天板21aが患
者乗降用の初期位置に対応した高さになるまで押し続け
る。この結果、天板21aは、スキャン終了位置から寝
台21の患者乗降用初期位置まで搬送される。
【0007】こうしてオペレータは、天板21aが寝台
21の患者乗降用初期位置まで搬送されたことを確認し
てから、患者に対して寝台21から降りるように指示し
(重病な患者の場合は降ろし)、再び同様の手順を踏ん
で次の患者のスキャンを行なっていた。
21の患者乗降用初期位置まで搬送されたことを確認し
てから、患者に対して寝台21から降りるように指示し
(重病な患者の場合は降ろし)、再び同様の手順を踏ん
で次の患者のスキャンを行なっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような天板のスキャン開始位置までの移動及び患者乗
降用初期位置までの移動は、一人一人の患者に対してオ
ペレータが操作室から逐一スキャナ室へ入って行なって
いたため、オペレータは、スキャナ室と操作室とを患者
毎にその都度往復しなければならばかった。これは、例
えば集団検診のように、短時間に多数の人をスキャンし
なければならない場合、特にオペレータの負担が大き
く、誤動作の原因にもなり易かった。また、その往復時
間のため各患者の診断時間が増大し、総体的な診断効率
を悪化させてしまう。
たような天板のスキャン開始位置までの移動及び患者乗
降用初期位置までの移動は、一人一人の患者に対してオ
ペレータが操作室から逐一スキャナ室へ入って行なって
いたため、オペレータは、スキャナ室と操作室とを患者
毎にその都度往復しなければならばかった。これは、例
えば集団検診のように、短時間に多数の人をスキャンし
なければならない場合、特にオペレータの負担が大き
く、誤動作の原因にもなり易かった。また、その往復時
間のため各患者の診断時間が増大し、総体的な診断効率
を悪化させてしまう。
【0009】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、天板を、そのスキャン位置と患者乗降用の
初期位置との間で自動的に搬送させる手段を備えること
により、オペレータの負担を軽減し、総体的な診断効率
を向上させるX線CT装置を提供することをその目的と
する。
れたもので、天板を、そのスキャン位置と患者乗降用の
初期位置との間で自動的に搬送させる手段を備えること
により、オペレータの負担を軽減し、総体的な診断効率
を向上させるX線CT装置を提供することをその目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載したX線CT装置は、患者を載せる天板
を上下方向に昇降可能且つ水平方向に移動可能に支持し
た寝台と、上記天板をX線撮影時に挿入する診断用開口
を形成したガントリーとを備えたX線CT装置におい
て、上記天板の搬送を指令する指令信号を発生する指令
手段と、上記天板の患者乗降用の初期位置とその天板の
上記診断用開口におけるスキャン範囲の位置との間で、
当該天板を上記指令信号に応答して自動的に搬送させる
天板自動搬送手段とを設けている。
請求項1に記載したX線CT装置は、患者を載せる天板
を上下方向に昇降可能且つ水平方向に移動可能に支持し
た寝台と、上記天板をX線撮影時に挿入する診断用開口
を形成したガントリーとを備えたX線CT装置におい
て、上記天板の搬送を指令する指令信号を発生する指令
手段と、上記天板の患者乗降用の初期位置とその天板の
上記診断用開口におけるスキャン範囲の位置との間で、
当該天板を上記指令信号に応答して自動的に搬送させる
天板自動搬送手段とを設けている。
【0011】請求項2に記載したX線CT装置におい
て、特に、前記指令信号は、前記患者が前記天板上にス
キャン可能な状態で寝かされたことを確認したオペレー
タによりコンソールを介して与えられる撮影開始時の天
板搬入用の指令信号であり、前記天板自動搬送手段は、
上記オペレータからの天板搬入用の指令信号に応答して
前記初期位置からスキャン開始位置に向けて上記天板を
搬送させる手段である。
て、特に、前記指令信号は、前記患者が前記天板上にス
キャン可能な状態で寝かされたことを確認したオペレー
タによりコンソールを介して与えられる撮影開始時の天
板搬入用の指令信号であり、前記天板自動搬送手段は、
上記オペレータからの天板搬入用の指令信号に応答して
前記初期位置からスキャン開始位置に向けて上記天板を
搬送させる手段である。
【0012】また請求項2に記載したX線CT装置にお
いて、特に、前記指令信号は、撮影完了に伴う天板復帰
用の指令信号であり、前記天板自動搬送手段は、上記天
板復帰用の指令信号に応答してスキャン終了位置から前
記初期位置に向けて上記天板を搬送させる手段である。
いて、特に、前記指令信号は、撮影完了に伴う天板復帰
用の指令信号であり、前記天板自動搬送手段は、上記天
板復帰用の指令信号に応答してスキャン終了位置から前
記初期位置に向けて上記天板を搬送させる手段である。
【0013】
【作用】本発明のX線CT装置によれば、指令手段から
天板搬送の指令が出力されると、天板自動搬送手段によ
り、天板は、寝台の患者乗降用の初期位置から自動的に
診断用開口におけるスキャン範囲の位置へ搬送され、あ
るいは、診断用開口におけるスキャン範囲の位置から自
動的に寝台の患者乗降用の初期位置へ搬送される。
天板搬送の指令が出力されると、天板自動搬送手段によ
り、天板は、寝台の患者乗降用の初期位置から自動的に
診断用開口におけるスキャン範囲の位置へ搬送され、あ
るいは、診断用開口におけるスキャン範囲の位置から自
動的に寝台の患者乗降用の初期位置へ搬送される。
【0014】具体的には、撮影を開始する際において
は、患者が患者乗降用の初期位置に位置する天板に安全
に載ったことを確認後、オペレータは、コンソールの操
作スイッチ等を操作して天板搬入用の指令信号を出力す
る。
は、患者が患者乗降用の初期位置に位置する天板に安全
に載ったことを確認後、オペレータは、コンソールの操
作スイッチ等を操作して天板搬入用の指令信号を出力す
る。
【0015】天板自動搬送手段は、その指令信号に応答
して、天板を患者乗降用の初期位置から診断用開口のス
キャン開始位置へ向けて自動的に搬送する。
して、天板を患者乗降用の初期位置から診断用開口のス
キャン開始位置へ向けて自動的に搬送する。
【0016】また、撮影を終了した際においては、天板
自動搬送手段は、その撮影完了に伴う指令信号に応答し
て、天板をスキャン終了位置から患者乗降用の初期位置
へ向けて自動的に搬送する。
自動搬送手段は、その撮影完了に伴う指令信号に応答し
て、天板をスキャン終了位置から患者乗降用の初期位置
へ向けて自動的に搬送する。
【0017】つまり、患者が天板に載ってから天板から
降りるまでの間、天板の搬送は全て自動的に行なわれ
る。
降りるまでの間、天板の搬送は全て自動的に行なわれ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0019】図1に本実施例におけるX線CT装置の概
略斜視図を示す。また、図2に図1に示したX線CT装
置の概略ブロック図を示す。
略斜視図を示す。また、図2に図1に示したX線CT装
置の概略ブロック図を示す。
【0020】このX線CT装置は、後述するX線出力部
やX線検出部等を備えたガントリー(以下、架台ともい
う)1と、患者Hを載せてガントリー1内へ運ぶための
寝台2と、ガントリー1操作用の図示しないコンソール
とを備えている。また、このガントリー1及び寝台2
は、スキャナ室に設置され、コンソールは、スキャナ室
とは仕切られた操作室に設置されている。なお、コンソ
ールにはマイクが備えられ、オペレータのマイクを通し
た音声が、スキャナ室の所要位置に設置されたスピーカ
から聞こえるように設定されている。
やX線検出部等を備えたガントリー(以下、架台ともい
う)1と、患者Hを載せてガントリー1内へ運ぶための
寝台2と、ガントリー1操作用の図示しないコンソール
とを備えている。また、このガントリー1及び寝台2
は、スキャナ室に設置され、コンソールは、スキャナ室
とは仕切られた操作室に設置されている。なお、コンソ
ールにはマイクが備えられ、オペレータのマイクを通し
た音声が、スキャナ室の所要位置に設置されたスピーカ
から聞こえるように設定されている。
【0021】ガントリー1は図1の如く、中央に患者挿
入用の診断用開口1aを有している。寝台2は、その水
平方向が診断用開口1aの中心軸上に沿うように配置さ
れている。また寝台2の上部には、患者載置用天板2a
が昇降可能且つ水平方向(図1に示すIN・OUT方
向)に移動可能に支持されている。なお、天板2aは、
スキャン開始前(通常の状態)では、寝台2の中心位置
に患者の乗り降りが十分可能な高さ(例えば床上約30
0mm;)で支持されている。以下、その寝台2の中心位
置を復帰位置といい、その高さを初期高さという。そし
て、このスキャン開始前の位置(復帰位置,初期高さ)
を総称して患者乗降用の初期位置という。
入用の診断用開口1aを有している。寝台2は、その水
平方向が診断用開口1aの中心軸上に沿うように配置さ
れている。また寝台2の上部には、患者載置用天板2a
が昇降可能且つ水平方向(図1に示すIN・OUT方
向)に移動可能に支持されている。なお、天板2aは、
スキャン開始前(通常の状態)では、寝台2の中心位置
に患者の乗り降りが十分可能な高さ(例えば床上約30
0mm;)で支持されている。以下、その寝台2の中心位
置を復帰位置といい、その高さを初期高さという。そし
て、このスキャン開始前の位置(復帰位置,初期高さ)
を総称して患者乗降用の初期位置という。
【0022】このX線CT装置のシステム構成を図2に
示す。ガントリー1は、診断用開口1a内に挿入された
患者Hに向けてX線を曝射するX線出力部3と、X線出
力部3からのX線出力,曝射タイミング等を制御するX
線制御部4と、患者Hに向けて曝射され、患者Hを透過
したX線を電荷量に変換するX線検出部5とを備えてい
る。
示す。ガントリー1は、診断用開口1a内に挿入された
患者Hに向けてX線を曝射するX線出力部3と、X線出
力部3からのX線出力,曝射タイミング等を制御するX
線制御部4と、患者Hに向けて曝射され、患者Hを透過
したX線を電荷量に変換するX線検出部5とを備えてい
る。
【0023】また、X線CT装置は、画像再構成部6を
備えている。この画像再構成部6は、X線検出部5から
の出力値から投影データを作成し、この投影データか
ら、バックプロジェクション等の演算手法に基づく画像
再構成演算処理により断層像を形成する。この画像再構
成部6の出力側には画像表示部7が備えられ、この画像
表示部7により、形成された断層像が表示される。
備えている。この画像再構成部6は、X線検出部5から
の出力値から投影データを作成し、この投影データか
ら、バックプロジェクション等の演算手法に基づく画像
再構成演算処理により断層像を形成する。この画像再構
成部6の出力側には画像表示部7が備えられ、この画像
表示部7により、形成された断層像が表示される。
【0024】一方、X線CT装置は、天板2aを上昇及
び下降させる、例えば油圧機構よりなる昇降駆動部8
と、天板2aを水平方向に移動させる、例えばスライド
機構よりなる水平駆動部9と、スキャンに伴うガントリ
ー(架台)1の回転動作やチルト等を制御する架台制御
部10とを備えている。この昇降駆動部8、水平駆動部
9、及び架台制御部10は、それぞれCPU11に接続
され、CPU11からの制御信号に応じて作動する。
び下降させる、例えば油圧機構よりなる昇降駆動部8
と、天板2aを水平方向に移動させる、例えばスライド
機構よりなる水平駆動部9と、スキャンに伴うガントリ
ー(架台)1の回転動作やチルト等を制御する架台制御
部10とを備えている。この昇降駆動部8、水平駆動部
9、及び架台制御部10は、それぞれCPU11に接続
され、CPU11からの制御信号に応じて作動する。
【0025】このCPU11は、装置のシステム全体を
制御すると共に、スキャン開始前、及びスキャン終了後
の天板の自動搬送に伴う処理(後述する図4の処理)を
行なっている。なお、このCPU11には、該CPU1
1における処理の手順やその処理に必要なデータが予め
記憶されたメモリ12,オペレータの操作に基づくシス
テム駆動条件設定部であるコンソール13が接続されて
いる。
制御すると共に、スキャン開始前、及びスキャン終了後
の天板の自動搬送に伴う処理(後述する図4の処理)を
行なっている。なお、このCPU11には、該CPU1
1における処理の手順やその処理に必要なデータが予め
記憶されたメモリ12,オペレータの操作に基づくシス
テム駆動条件設定部であるコンソール13が接続されて
いる。
【0026】このコンソール13は、図3に示すよう
に、天板の自動搬送を行なうか否かの設定を行なう自動
搬送設定スイッチ,天板2aの診断用開口1aへの搬入
を指令する搬入指令スイッチ,また、天板2aの自動搬
送を中断するための自動中断スイッチ等を備えた操作ス
イッチ13aと、スキャン数、スキャン範囲、及びスラ
イス厚等のスキャン条件を設定するスキャン条件設定部
13bと、寝台2の上昇及び下降の際の移動量及び天板
の水平方向の移動量を設定する移動量設定部13cと、
操作スイッチ13a,スキャン条件設定部13b,及び
移動量設定部13cから出力される制御信号と、CPU
11からコンソール13へ送られる出力信号とのインタ
ーフェースを行なうコンソール入出力インターフェース
13dと、天板2aの自動搬送が終了した際にCPU1
1から送られる終了指令を受けて点灯する表示ランプ1
3eとを備えている。
に、天板の自動搬送を行なうか否かの設定を行なう自動
搬送設定スイッチ,天板2aの診断用開口1aへの搬入
を指令する搬入指令スイッチ,また、天板2aの自動搬
送を中断するための自動中断スイッチ等を備えた操作ス
イッチ13aと、スキャン数、スキャン範囲、及びスラ
イス厚等のスキャン条件を設定するスキャン条件設定部
13bと、寝台2の上昇及び下降の際の移動量及び天板
の水平方向の移動量を設定する移動量設定部13cと、
操作スイッチ13a,スキャン条件設定部13b,及び
移動量設定部13cから出力される制御信号と、CPU
11からコンソール13へ送られる出力信号とのインタ
ーフェースを行なうコンソール入出力インターフェース
13dと、天板2aの自動搬送が終了した際にCPU1
1から送られる終了指令を受けて点灯する表示ランプ1
3eとを備えている。
【0027】なお、本実施例において、スキャン範囲と
は、スキャン開始位置(診断用開口でのスキャンを開始
したい高さ及び水平方向の位置を総称していう)からス
キャン終了位置(診断用開口でのスキャンを終了したい
高さ及び水平方向の位置を総称していう)までのスキャ
ン位置の範囲をいう。
は、スキャン開始位置(診断用開口でのスキャンを開始
したい高さ及び水平方向の位置を総称していう)からス
キャン終了位置(診断用開口でのスキャンを終了したい
高さ及び水平方向の位置を総称していう)までのスキャ
ン位置の範囲をいう。
【0028】さらに、寝台2は、天板2aの昇降量及び
水平方向の移動量を検出する図示しない検出部を備えて
いる。
水平方向の移動量を検出する図示しない検出部を備えて
いる。
【0029】ここで、CPU11のスキャン開始前、及
びスキャン終了後の天板の自動搬送に伴う処理を図4に
基づいて説明する。
びスキャン終了後の天板の自動搬送に伴う処理を図4に
基づいて説明する。
【0030】まず、スキャンを開始するにあたって、C
PU11は、ステップ101においてコンソール13の
操作スイッチ13aから、天板の自動搬送を行なうか否
かの指令を読み込む。続いてステップ102において、
この指令に基づいて天板2aの自動搬送を行なうか否か
の判断を行なう。この判断の結果、NOの場合には、天
板2aの自動搬送は行なわないと判断して処理を終了す
る。
PU11は、ステップ101においてコンソール13の
操作スイッチ13aから、天板の自動搬送を行なうか否
かの指令を読み込む。続いてステップ102において、
この指令に基づいて天板2aの自動搬送を行なうか否か
の判断を行なう。この判断の結果、NOの場合には、天
板2aの自動搬送は行なわないと判断して処理を終了す
る。
【0031】一方、ステップ102の判断の結果、YE
Sの場合には、天板2aの自動搬送を行なうと判断して
ステップ103により、操作スイッチ13aから天板搬
入指令が入力されているか否かを判断する。この判断の
結果、NOの場合には、ステップ103の実行前に戻
り、天板搬入指令が入力されるまで待機する。そして、
載置指令が入力されしだい、ステップ103の判断はY
ESとなり、ステップ104の処理に移行する。
Sの場合には、天板2aの自動搬送を行なうと判断して
ステップ103により、操作スイッチ13aから天板搬
入指令が入力されているか否かを判断する。この判断の
結果、NOの場合には、ステップ103の実行前に戻
り、天板搬入指令が入力されるまで待機する。そして、
載置指令が入力されしだい、ステップ103の判断はY
ESとなり、ステップ104の処理に移行する。
【0032】ステップ104では、スキャン条件設定部
13bにより設定されたスキャン条件を読み込むと共
に、コンソール13の移動量設定部13cからの天板2
aの上昇及び下降の移動量及び天板3の水平方向(IN
方向及びOUT方向)の移動量を読み込む。そして、ス
テップ105において、設定された移動量に基づく天板
2aの上昇指令を昇降駆動部8に送る。このとき、CP
U11は、ステップ106において、検出部からの移動
量検出信号に基づき天板2aが設定された移動量だけ上
昇したか否かを常に判断している。そして、この判断の
結果NOの場合には、この判断を繰り返し、天板2aが
設定された移動量だけ上昇すると、ステップ106の判
断はYESとなり、ステップ107の処理に移る。
13bにより設定されたスキャン条件を読み込むと共
に、コンソール13の移動量設定部13cからの天板2
aの上昇及び下降の移動量及び天板3の水平方向(IN
方向及びOUT方向)の移動量を読み込む。そして、ス
テップ105において、設定された移動量に基づく天板
2aの上昇指令を昇降駆動部8に送る。このとき、CP
U11は、ステップ106において、検出部からの移動
量検出信号に基づき天板2aが設定された移動量だけ上
昇したか否かを常に判断している。そして、この判断の
結果NOの場合には、この判断を繰り返し、天板2aが
設定された移動量だけ上昇すると、ステップ106の判
断はYESとなり、ステップ107の処理に移る。
【0033】ステップ107において、CPU11は、
設定された移動量に基づく天板3のIN方向移動指令を
水平駆動部9に送る。このとき、CPU11は、ステッ
プ108において、検出部からの移動量検出信号に基づ
き天板2aが設定された移動量だけIN方向に移動した
か否かを常に判断している。そして、この判断の結果N
Oの場合には、この判断を繰り返し、天板2aが設定さ
れた移動量だけ移動すると、ステップ108の判断はY
ESとなり、ステップ109の処理に進む。
設定された移動量に基づく天板3のIN方向移動指令を
水平駆動部9に送る。このとき、CPU11は、ステッ
プ108において、検出部からの移動量検出信号に基づ
き天板2aが設定された移動量だけIN方向に移動した
か否かを常に判断している。そして、この判断の結果N
Oの場合には、この判断を繰り返し、天板2aが設定さ
れた移動量だけ移動すると、ステップ108の判断はY
ESとなり、ステップ109の処理に進む。
【0034】ステップ109よりCPU11は、ステッ
プ104により読み込まれたスキャン条件とメモリ12
に記憶されたデータを参照して、スキャンプランを作成
する。そして、ステップ110で、作成されたスキャン
プランに基づくスキャンの実行指令をX線制御部4、画
像再構成部6、水平駆動部9、及び架台制御部10へ送
る。
プ104により読み込まれたスキャン条件とメモリ12
に記憶されたデータを参照して、スキャンプランを作成
する。そして、ステップ110で、作成されたスキャン
プランに基づくスキャンの実行指令をX線制御部4、画
像再構成部6、水平駆動部9、及び架台制御部10へ送
る。
【0035】このとき、CPU11は、ステップ111
において、作成されたスキャンプランに基づくスキャン
が終了したか否かを常に判断している。そして、この判
断の結果NOの場合には、ステップ111の判断を繰り
返す。こうしてスキャンが終了すると、ステップ111
の判断はYESとなる。このCPU11のYESの判断
が天板復帰の指令となり、ステップ112の処理に移行
する。
において、作成されたスキャンプランに基づくスキャン
が終了したか否かを常に判断している。そして、この判
断の結果NOの場合には、ステップ111の判断を繰り
返す。こうしてスキャンが終了すると、ステップ111
の判断はYESとなる。このCPU11のYESの判断
が天板復帰の指令となり、ステップ112の処理に移行
する。
【0036】ステップ112において、CPU11は、
スキャン時にガントリー(架台)1がチルトしたか否か
(例えば、正常時を傾斜角0°とすると、傾斜角0°±
θ°)を判断して、この結果がNOの場合には、チルト
していないと判断してステップ114の処理に移行す
る。また、ステップ112の判断がYESの場合は、ス
テップ113でガントリー(架台)1のチルトを正常の
状態に戻す(傾斜角0°)。そして、ステップ114の
処理に移行する。
スキャン時にガントリー(架台)1がチルトしたか否か
(例えば、正常時を傾斜角0°とすると、傾斜角0°±
θ°)を判断して、この結果がNOの場合には、チルト
していないと判断してステップ114の処理に移行す
る。また、ステップ112の判断がYESの場合は、ス
テップ113でガントリー(架台)1のチルトを正常の
状態に戻す(傾斜角0°)。そして、ステップ114の
処理に移行する。
【0037】そして、ステップ114において、CPU
11は、今度は天板2aの設定された移動量に基づくO
UT方向移動指令を天板駆動部10に送る。このとき、
ステップ115において、検出部からの移動量検出信号
に基づき天板2aが設定された移動量だけOUT方向に
移動したか否かを常に判断している。そして、この判断
の結果NOの場合には、この判断を繰り返し、天板2a
が設定された移動量だけ移動すると、ステップ115の
判断はYESとなり、ステップ116の処理に進む。
11は、今度は天板2aの設定された移動量に基づくO
UT方向移動指令を天板駆動部10に送る。このとき、
ステップ115において、検出部からの移動量検出信号
に基づき天板2aが設定された移動量だけOUT方向に
移動したか否かを常に判断している。そして、この判断
の結果NOの場合には、この判断を繰り返し、天板2a
が設定された移動量だけ移動すると、ステップ115の
判断はYESとなり、ステップ116の処理に進む。
【0038】そして、ステップ116では、設定された
移動量に基づく天板2aの下降指令を昇降駆動部8に送
る。このとき、CPU11は、ステップ117におい
て、検出部からの移動量検出信号に基づき天板2aが設
定された移動量だけ下降したか否かを常に判断してい
る。そして、この判断の結果NOの場合には、この判断
を繰り返し、天板2aが設定された移動量だけ下降する
と、ステップ117の判断はYESとなり、ステップ1
18の処理に移行する。
移動量に基づく天板2aの下降指令を昇降駆動部8に送
る。このとき、CPU11は、ステップ117におい
て、検出部からの移動量検出信号に基づき天板2aが設
定された移動量だけ下降したか否かを常に判断してい
る。そして、この判断の結果NOの場合には、この判断
を繰り返し、天板2aが設定された移動量だけ下降する
と、ステップ117の判断はYESとなり、ステップ1
18の処理に移行する。
【0039】そして、最後に、ステップ118でCPU
11は、天板2aの移動が終了した指令をコンソール1
3に送って処理を終了する。
11は、天板2aの移動が終了した指令をコンソール1
3に送って処理を終了する。
【0040】なお、本実施例におけるコンソール13、
及びCPU11のステップ102、103、111の処
理が指令手段を形成し、昇降駆動部8、水平駆動部9、
及びCPU11のステップ105〜ステップ108、ス
テップ114〜ステップ117の処理が天板自動搬送手
段を形成する。
及びCPU11のステップ102、103、111の処
理が指令手段を形成し、昇降駆動部8、水平駆動部9、
及びCPU11のステップ105〜ステップ108、ス
テップ114〜ステップ117の処理が天板自動搬送手
段を形成する。
【0041】次に全体動作を述べる。
【0042】天板2aの自動搬送を行なう場合、操作室
にいるオペレータは、スキャナ室に入った患者Hに対し
てマイクを通して、患者乗降用の初期位置に位置する天
板2aに載るように指示すると共に、コンソール13に
おける操作スイッチ13aの自動搬送設定スイッチを操
作して天板2aの自動搬送を行なう指令を出力する。こ
のときCPU11は、その指令を受けてステップ101
及びステップ102の処理を行ない天板2aの自動搬送
を行なうと判断して、コンソール13からの次の指令を
待つ。
にいるオペレータは、スキャナ室に入った患者Hに対し
てマイクを通して、患者乗降用の初期位置に位置する天
板2aに載るように指示すると共に、コンソール13に
おける操作スイッチ13aの自動搬送設定スイッチを操
作して天板2aの自動搬送を行なう指令を出力する。こ
のときCPU11は、その指令を受けてステップ101
及びステップ102の処理を行ない天板2aの自動搬送
を行なうと判断して、コンソール13からの次の指令を
待つ。
【0043】そして、オペレータは、患者Hが天板2a
にスキャン可能な状態で寝たことを確認して、操作スイ
ッチ13aの搬入指令スイッチを操作して天板搬入指令
をCPU11に出力する。そして、スキャン条件設定部
13bにより、スライス開始位置、スライス終了位置
(スライス範囲)、スライス厚2mm、スキャン数10
等のスキャン条件を設定してCPU11に出力すると共
に、移動量設定部13cにより天板2aの上昇及び下降
の移動量及び天板2aの水平方向(IN方向及びOUT
方向)の移動量を設定してCPU11に出力する。
にスキャン可能な状態で寝たことを確認して、操作スイ
ッチ13aの搬入指令スイッチを操作して天板搬入指令
をCPU11に出力する。そして、スキャン条件設定部
13bにより、スライス開始位置、スライス終了位置
(スライス範囲)、スライス厚2mm、スキャン数10
等のスキャン条件を設定してCPU11に出力すると共
に、移動量設定部13cにより天板2aの上昇及び下降
の移動量及び天板2aの水平方向(IN方向及びOUT
方向)の移動量を設定してCPU11に出力する。
【0044】このうち、天板2aの上昇における移動量
は、初期高さからスキャン開始位置の高さまでの移動量
であり、下降における移動量は、スキャン終了位置の高
さから初期高さまでの移動量である。なお本実施例の場
合、上昇における移動量及び下降における移動量は、共
に500mmとする。また、天板2aのIN方向移動量
は、復帰位置からスキャン開始位置までのIN方向への
移動量であり、OUT方向の移動量は、スキャン終了位
置から復帰位置までのOUT方向への移動量である。な
お、本実施例の場合、IN方向への移動量及びOUT方
向の移動量は、共に500mmとする。
は、初期高さからスキャン開始位置の高さまでの移動量
であり、下降における移動量は、スキャン終了位置の高
さから初期高さまでの移動量である。なお本実施例の場
合、上昇における移動量及び下降における移動量は、共
に500mmとする。また、天板2aのIN方向移動量
は、復帰位置からスキャン開始位置までのIN方向への
移動量であり、OUT方向の移動量は、スキャン終了位
置から復帰位置までのOUT方向への移動量である。な
お、本実施例の場合、IN方向への移動量及びOUT方
向の移動量は、共に500mmとする。
【0045】CPU11は、ステップ103〜ステップ
104の処理により、患者載置指令が入力されたことを
確認し、設定されたスキャン条件及び天板2aの上昇及
び下降の移動量並びに天板2aのIN方向及びOUT方
向の移動量(共に500mm)を読み込む。
104の処理により、患者載置指令が入力されたことを
確認し、設定されたスキャン条件及び天板2aの上昇及
び下降の移動量並びに天板2aのIN方向及びOUT方
向の移動量(共に500mm)を読み込む。
【0046】そして、ステップ105及びステップ10
6の処理を行なう。つまり、図5(a)に示すように、
昇降駆動部8を駆動させて、天板2aをスキャン開始位
置の高さまで500mm上昇させる(図5(b)参
照)。
6の処理を行なう。つまり、図5(a)に示すように、
昇降駆動部8を駆動させて、天板2aをスキャン開始位
置の高さまで500mm上昇させる(図5(b)参
照)。
【0047】続いて、ステップ107及びステップ10
8の処理を行なう。つまり、図5(b)に示すように、
水平駆動部9を駆動させて、天板2aを設定された移動
量に基づき診断用開口1a内のスキャン開始位置までI
N方向に500mm水平移動させる(図5(c)参
照)。
8の処理を行なう。つまり、図5(b)に示すように、
水平駆動部9を駆動させて、天板2aを設定された移動
量に基づき診断用開口1a内のスキャン開始位置までI
N方向に500mm水平移動させる(図5(c)参
照)。
【0048】こうして、天板2aは、診断用開口1a内
のスキャン開始位置に搬送される。そして、ステップ1
09〜ステップ110の処理によりX線出力部3,画像
再構成部6,昇降駆動部8、及び架台制御部10等に制
御信号を送り、天板2a上の患者Hに対してスキャン条
件に基づいて作成されたスキャンプランによるスキャン
が実行される。
のスキャン開始位置に搬送される。そして、ステップ1
09〜ステップ110の処理によりX線出力部3,画像
再構成部6,昇降駆動部8、及び架台制御部10等に制
御信号を送り、天板2a上の患者Hに対してスキャン条
件に基づいて作成されたスキャンプランによるスキャン
が実行される。
【0049】一方、ステップ111の処理により、患者
Hに対する所要のスキャンが終了したこと、すなわち、
天板復帰指令が出力されたことが判断される。そして、
ステップ112〜ステップ113の処理により架台1a
のチルトを正してステップ114〜ステップ115の処
理を行なう。
Hに対する所要のスキャンが終了したこと、すなわち、
天板復帰指令が出力されたことが判断される。そして、
ステップ112〜ステップ113の処理により架台1a
のチルトを正してステップ114〜ステップ115の処
理を行なう。
【0050】すなわち、図6(a)に示すように、水平
駆動部8を駆動させて、天板2aを復帰位置まで500
mmOUT方向に移動させる(図6(b)参照)。続い
て図6(b)に示すように、昇降駆動部8を駆動させ
て、天板2aを初期高さまで500mm下降させる(図
6(c)参照)。
駆動部8を駆動させて、天板2aを復帰位置まで500
mmOUT方向に移動させる(図6(b)参照)。続い
て図6(b)に示すように、昇降駆動部8を駆動させ
て、天板2aを初期高さまで500mm下降させる(図
6(c)参照)。
【0051】この天板2aの下降が終了すると、ステッ
プ118の処理により、コンソール13に対して搬送終
了指令が送られる。この指令信号は、コンソールインタ
ーフェース13dを介して表示ランプ13eに送られ、
ランプ13eが点灯する。
プ118の処理により、コンソール13に対して搬送終
了指令が送られる。この指令信号は、コンソールインタ
ーフェース13dを介して表示ランプ13eに送られ、
ランプ13eが点灯する。
【0052】オペレータは、表示ランプ13eが点灯し
たことを認識し、患者Hが初期高さまで下降したことを
確認してから、マイクにより患者Hに対して天板2aか
ら降りるように指示する。患者Hは、その指示に基づい
て天板2aから降りる。
たことを認識し、患者Hが初期高さまで下降したことを
確認してから、マイクにより患者Hに対して天板2aか
ら降りるように指示する。患者Hは、その指示に基づい
て天板2aから降りる。
【0053】このように、患者Hに対してスキャンを行
なうにあたって、天板2aの昇降移動及びIN・OUT
方向への移動を自動で行なうことにより、オペレータ
は、スキャナ室に入ることなく患者Hを天板2aに載せ
て診断用開口1a内のスキャン開始位置まで自動的に搬
送させることができ、さらに撮影終了後に患者Hを初期
高さまで自動的に搬送させることができる。したがっ
て、オペレータは、患者H毎に操作室〜スキャナ室間を
往復する手間が省け、その往復にかかる時間が短縮でき
る。
なうにあたって、天板2aの昇降移動及びIN・OUT
方向への移動を自動で行なうことにより、オペレータ
は、スキャナ室に入ることなく患者Hを天板2aに載せ
て診断用開口1a内のスキャン開始位置まで自動的に搬
送させることができ、さらに撮影終了後に患者Hを初期
高さまで自動的に搬送させることができる。したがっ
て、オペレータは、患者H毎に操作室〜スキャナ室間を
往復する手間が省け、その往復にかかる時間が短縮でき
る。
【0054】なお、天板2aの自動搬送中に、異常事態
が発生した場合、操作スイッチ13aの自動中断スイッ
チをONにすることにより、CPU11の図4に基づく
処理に割り込みが掛けられ、昇降駆動部8及び水平駆動
部9の駆動を停止させ、自動搬送を中断することができ
る。したがって、異常時においても的確にマニュアルで
対処できる。
が発生した場合、操作スイッチ13aの自動中断スイッ
チをONにすることにより、CPU11の図4に基づく
処理に割り込みが掛けられ、昇降駆動部8及び水平駆動
部9の駆動を停止させ、自動搬送を中断することができ
る。したがって、異常時においても的確にマニュアルで
対処できる。
【0055】また、乗り降りの便宜や天板移動中の姿勢
保持のため、天板2aに手摺や安全ベルトを設けてもよ
い。その手摺は、設置位置の移動や取り外し、折り畳み
が可能なものであると、一層効果的である。
保持のため、天板2aに手摺や安全ベルトを設けてもよ
い。その手摺は、設置位置の移動や取り外し、折り畳み
が可能なものであると、一層効果的である。
【0056】さらに、本実施例では、天板2aに載った
患者Hを診断用開口1aのスキャン開始位置まで自動的
に搬送(スキャン開始前の搬送)させ、さらにスキャン
終了後の患者Hを初期高さまで自動的に搬送(スキャン
終了後の搬送)させたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えばスキャン開始前の搬送及びスキャン
終了後の搬送のどちらか一方のみを自動で行なってもよ
い。
患者Hを診断用開口1aのスキャン開始位置まで自動的
に搬送(スキャン開始前の搬送)させ、さらにスキャン
終了後の患者Hを初期高さまで自動的に搬送(スキャン
終了後の搬送)させたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、例えばスキャン開始前の搬送及びスキャン
終了後の搬送のどちらか一方のみを自動で行なってもよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のX線CT装
置によれば、指令手段からの天板搬送指令に応答して天
板を自動的に搬送させる天板搬送手段を設けたため、天
板に載った患者を自動的にスキャン開始位置に搬送さ
せ、さらに、スキャンの終了した患者を自動的に寝台の
患者乗降用の初期位置に搬送させることができる。した
がって、オペレータがスキャナ室に直接入ってマニュア
ル操作による天板の搬送を行なう必要がなくなるため、
オペレータの負担が軽減される。また、オペレータは、
コンソール室から患者一人一人の診断を行なうことがで
きる。その結果、従来と同じ時間で多数の患者の診断を
行なうことができ、総体的な診断効率が向上する。
置によれば、指令手段からの天板搬送指令に応答して天
板を自動的に搬送させる天板搬送手段を設けたため、天
板に載った患者を自動的にスキャン開始位置に搬送さ
せ、さらに、スキャンの終了した患者を自動的に寝台の
患者乗降用の初期位置に搬送させることができる。した
がって、オペレータがスキャナ室に直接入ってマニュア
ル操作による天板の搬送を行なう必要がなくなるため、
オペレータの負担が軽減される。また、オペレータは、
コンソール室から患者一人一人の診断を行なうことがで
きる。その結果、従来と同じ時間で多数の患者の診断を
行なうことができ、総体的な診断効率が向上する。
【図1】本発明の一実施例に係わるX線CT装置の概略
斜視図。
斜視図。
【図2】図1のX線CT装置のシステム構成図。
【図3】図2におけるコンソールの概略構成を示す図。
【図4】図2におけるCPUの処理の一例を示す概略フ
ローチャート。
ローチャート。
【図5】本実施例における天板の上昇及び水平移動を示
す図。
す図。
【図6】本実施例における天板の下降及び水平移動を示
す図。
す図。
【図7】X線CT装置の概略斜視図。
1 ガントリー 1a 診断用開口 2 寝台 2a 天板 3 X線出力部 4 X線制御部 5 X線検出部 6 画像再構成部 7 画像表示部 8 寝台駆動部 9 天板駆動部 10 架台制御部 11 CPU 12 メモリ 13 コンソール
Claims (3)
- 【請求項1】 患者を載せる天板を上下方向に昇降可能
且つ水平方向に移動可能に支持した寝台と、上記天板を
X線撮影時に挿入する診断用開口を形成したガントリー
とを備えたX線CT装置において、上記天板の搬送を指
令する指令信号を発生する指令手段と、上記天板の患者
乗降用の初期位置とその天板の上記診断用開口における
スキャン範囲の位置との間で、当該天板を上記指令信号
に応答して自動的に搬送させる天板自動搬送手段とを設
けたことを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項2】 前記指令信号は、前記患者が前記天板上
にスキャン可能な状態で寝かされたことを確認したオペ
レータによりコンソールを介して与えられる撮影開始時
の天板搬入用の指令信号であり、前記天板自動搬送手段
は、上記オペレータからの天板搬入用の指令信号に応答
して前記初期位置からスキャン開始位置に向けて上記天
板を搬送させる手段である請求項1記載のX線CT装
置。 - 【請求項3】 前記指令信号は、撮影完了に伴う天板復
帰用の指令信号であり、前記天板自動搬送手段は、上記
天板復帰用の指令信号に応答してスキャン終了位置から
前記初期位置に向けて上記天板を搬送させる手段である
請求項1記載のX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5300260A JPH07148153A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5300260A JPH07148153A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148153A true JPH07148153A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17882649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5300260A Pending JPH07148153A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07148153A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000342571A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-12-12 | Ge Yokogawa Medical Systems Ltd | 医用画像診断装置 |
JP2008183220A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Toshiba Corp | X線ct装置および寝台動作制御方法 |
JP2009297348A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Toshiba Corp | Ct装置及びその処理方法 |
JP2012106083A (ja) * | 2012-03-05 | 2012-06-07 | Toshiba Corp | 医用撮影装置および寝台動作制御方法 |
JP2019010426A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 放射線断層撮影装置およびプログラム |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5300260A patent/JPH07148153A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000342571A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-12-12 | Ge Yokogawa Medical Systems Ltd | 医用画像診断装置 |
JP2008183220A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Toshiba Corp | X線ct装置および寝台動作制御方法 |
JP2009297348A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Toshiba Corp | Ct装置及びその処理方法 |
JP2012106083A (ja) * | 2012-03-05 | 2012-06-07 | Toshiba Corp | 医用撮影装置および寝台動作制御方法 |
JP2019010426A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 放射線断層撮影装置およびプログラム |
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