JPH07144987A - 汚泥の堆肥化方法及び装置 - Google Patents
汚泥の堆肥化方法及び装置Info
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- JPH07144987A JPH07144987A JP5312481A JP31248193A JPH07144987A JP H07144987 A JPH07144987 A JP H07144987A JP 5312481 A JP5312481 A JP 5312481A JP 31248193 A JP31248193 A JP 31248193A JP H07144987 A JPH07144987 A JP H07144987A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚泥の堆肥化方法及び装置において、汚泥混
合物の水分含有量を堆肥化反応に適する水分含有量に調
整するとともに、発酵に有用な微生物を取り込んで、効
率よく堆肥化を行う。また、槽内の発酵物充填率を高く
するとともに、気固接触効率を高める。 【構成】 (a) 原料汚泥を竪型槽10最上部に投入
し、槽内に残存している、原料汚泥より水分含有量が少
ない発酵途上物と槽内上部において撹拌・混合翼20に
て撹拌・混合して、汚泥中の水分を調整するとともに、
分解微生物を汚泥中に含ませる工程、(b) 水分調整
され、分解微生物を取り込んだ汚泥に散気管34から空
気を吹き込んで撹拌翼24にて撹拌する過程を多段に繰
り返し、汚泥を下降させながら発酵させる工程、(c)
各段を下降した発酵物を槽最下部から発酵終了物であ
る堆肥として排出する工程とからなる。
合物の水分含有量を堆肥化反応に適する水分含有量に調
整するとともに、発酵に有用な微生物を取り込んで、効
率よく堆肥化を行う。また、槽内の発酵物充填率を高く
するとともに、気固接触効率を高める。 【構成】 (a) 原料汚泥を竪型槽10最上部に投入
し、槽内に残存している、原料汚泥より水分含有量が少
ない発酵途上物と槽内上部において撹拌・混合翼20に
て撹拌・混合して、汚泥中の水分を調整するとともに、
分解微生物を汚泥中に含ませる工程、(b) 水分調整
され、分解微生物を取り込んだ汚泥に散気管34から空
気を吹き込んで撹拌翼24にて撹拌する過程を多段に繰
り返し、汚泥を下降させながら発酵させる工程、(c)
各段を下降した発酵物を槽最下部から発酵終了物であ
る堆肥として排出する工程とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿潤汚泥の堆肥(コン
ポスト、compost)化方法及び装置、詳しくは、
水分調整をしない原料汚泥を槽最上部に投入し、残存し
ている水分の少ない発酵途上物と撹拌・混合することに
よって、最適な水分含有量とし、分解微生物も高濃度に
維持するようにして、効率よく堆肥化することができる
方法及び装置に関する。
ポスト、compost)化方法及び装置、詳しくは、
水分調整をしない原料汚泥を槽最上部に投入し、残存し
ている水分の少ない発酵途上物と撹拌・混合することに
よって、最適な水分含有量とし、分解微生物も高濃度に
維持するようにして、効率よく堆肥化することができる
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開昭54−8908
0号公報には、羽根付回転体を有する発酵室を2段に設
け、これらの発酵室間に排出ガス取出口を設け、発酵槽
の上部及び下部から空気を導入し、上部発酵室と下部発
酵室の中間にある空気層から、水蒸気を多量に含む排ガ
スを取り出すようにすることにより、低水分の有機質発
酵肥料を連続的に安定して得る竪型発酵装置が記載され
ている。
0号公報には、羽根付回転体を有する発酵室を2段に設
け、これらの発酵室間に排出ガス取出口を設け、発酵槽
の上部及び下部から空気を導入し、上部発酵室と下部発
酵室の中間にある空気層から、水蒸気を多量に含む排ガ
スを取り出すようにすることにより、低水分の有機質発
酵肥料を連続的に安定して得る竪型発酵装置が記載され
ている。
【0003】特開昭56−78487号公報には、高水
分、高pH値の汚泥等に、CO2 リッチの高温ガスを供給
して乾燥させることにより、汚泥を低水分、中性pH値の
発酵性の良好な汚泥に変える堆肥化方法が記載されてい
る。
分、高pH値の汚泥等に、CO2 リッチの高温ガスを供給
して乾燥させることにより、汚泥を低水分、中性pH値の
発酵性の良好な汚泥に変える堆肥化方法が記載されてい
る。
【0004】特開昭59−111991号公報には、上
下2段の部分発酵槽の中心にスクリュー型撹拌羽根を備
え、周辺にレーキ型中心掻寄せ撹拌羽根を備え、底部に
2群の回転式ダンパを備えてなる堆肥化装置であって、
水分調整剤を使わずに短時間で堆肥化が可能で、かつ、
発酵槽設置面積が少ない堆肥化装置が記載されている。
下2段の部分発酵槽の中心にスクリュー型撹拌羽根を備
え、周辺にレーキ型中心掻寄せ撹拌羽根を備え、底部に
2群の回転式ダンパを備えてなる堆肥化装置であって、
水分調整剤を使わずに短時間で堆肥化が可能で、かつ、
発酵槽設置面積が少ない堆肥化装置が記載されている。
【0005】特開昭63−159282号公報には、下
水汚泥等を槽内に水分無調整のまま投入し、さらに、特
定量の処理済み醸成堆肥と適量の高分解能の好気性分解
菌を投入し、混合撹拌後に温風を供給することにより、
汚泥等の超高速堆肥化を図る方法が記載されている。
水汚泥等を槽内に水分無調整のまま投入し、さらに、特
定量の処理済み醸成堆肥と適量の高分解能の好気性分解
菌を投入し、混合撹拌後に温風を供給することにより、
汚泥等の超高速堆肥化を図る方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、つ
ぎのような問題点を有している。 (1) 堆肥化する原料汚泥の水分は通常85%以上あ
り、そのままでは堆肥化の反応を進めることが困難であ
り、予め水分含量を60%程度になるよう予備乾燥させ
たり、水分調整剤(籾殻、木材チップ、コンポスト製品
等)の混入を実施した後、発酵槽内に投入していた。こ
のため、工程が複雑になり、運転費が高くなっていた。 (2) 堆肥化反応促進のために、有用菌の添加及びコ
ンポスト製品を原料汚泥に混入していた。しかしなが
ら、有用菌は高価であり、汚泥の質によっては効果がな
く、また、コンポスト製品の添加効果は、水分調整が主
たる物で、微生物的には堆肥化初期に活躍する微生物と
反応終了時に残存している微生物とでは種類が異なり、
コンポスト製品の混入では、十分な微生物的な反応促進
効果は期待できない。すなわち、コンポスト製品は高温
処理を経ているので、初期の分解に必要な微生物の含有
量がきわめて少ない。
ぎのような問題点を有している。 (1) 堆肥化する原料汚泥の水分は通常85%以上あ
り、そのままでは堆肥化の反応を進めることが困難であ
り、予め水分含量を60%程度になるよう予備乾燥させ
たり、水分調整剤(籾殻、木材チップ、コンポスト製品
等)の混入を実施した後、発酵槽内に投入していた。こ
のため、工程が複雑になり、運転費が高くなっていた。 (2) 堆肥化反応促進のために、有用菌の添加及びコ
ンポスト製品を原料汚泥に混入していた。しかしなが
ら、有用菌は高価であり、汚泥の質によっては効果がな
く、また、コンポスト製品の添加効果は、水分調整が主
たる物で、微生物的には堆肥化初期に活躍する微生物と
反応終了時に残存している微生物とでは種類が異なり、
コンポスト製品の混入では、十分な微生物的な反応促進
効果は期待できない。すなわち、コンポスト製品は高温
処理を経ているので、初期の分解に必要な微生物の含有
量がきわめて少ない。
【0007】(3) 従来のコンポスト化装置は、仕切
板のない単なる円筒状の槽内に汚泥を投入して撹拌する
型式のサイロ方式や、円筒状の槽内を多段に仕切り、各
段にパドルを設けた型式の多段パドル方式が一般的であ
る。サイロ方式は、簡便な装置で、充填密度も高い利点
はあるが、通気抵抗が高く、製品の均一性に問題があっ
た。また、多段パドル方式は、均質な製品が効率的に生
産できる利点を有しているが、多段上の発酵物の充填密
度が低く、かつ、パドル作動空間が大きく必要であるこ
とより、装置価格が高価となる問題があった。 (4) サイロ方式は、反応段階に応じた通気量の最適
化を図ることが困難な構造となっていた。
板のない単なる円筒状の槽内に汚泥を投入して撹拌する
型式のサイロ方式や、円筒状の槽内を多段に仕切り、各
段にパドルを設けた型式の多段パドル方式が一般的であ
る。サイロ方式は、簡便な装置で、充填密度も高い利点
はあるが、通気抵抗が高く、製品の均一性に問題があっ
た。また、多段パドル方式は、均質な製品が効率的に生
産できる利点を有しているが、多段上の発酵物の充填密
度が低く、かつ、パドル作動空間が大きく必要であるこ
とより、装置価格が高価となる問題があった。 (4) サイロ方式は、反応段階に応じた通気量の最適
化を図ることが困難な構造となっていた。
【0008】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、汚泥混合物中の水分含有量をコン
ポスト化反応に適する水分含有量に調整することができ
るとともに、有用な微生物を取り込み、しかも、発酵物
充填率がサイロ方式なみに高く、かつ、多段パドル方式
なみの気固接触効率を得ることができる堆肥化方法及び
装置を提供することにある。
で、本発明の目的は、汚泥混合物中の水分含有量をコン
ポスト化反応に適する水分含有量に調整することができ
るとともに、有用な微生物を取り込み、しかも、発酵物
充填率がサイロ方式なみに高く、かつ、多段パドル方式
なみの気固接触効率を得ることができる堆肥化方法及び
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の汚泥の堆肥化方法は、(a) 原料汚泥
を竪型槽最上部に投入し、槽内に残存している、原料汚
泥より水分含有量が少ない発酵途上物と槽内上部におい
て撹拌・混合翼にて撹拌・混合して、汚泥中の水分を調
整するとともに、分解微生物を汚泥中に含ませる工程、
(b) 水分調整され、分解微生物を取り込んだ汚泥に
空気を吹き込んで撹拌翼にて撹拌する過程を多段に繰り
返し、汚泥を下降させながら発酵させる工程、(c)
各段を下降した発酵物を槽最下部から発酵終了物である
堆肥として排出する工程、とからなることを特徴として
いる。
めに、本発明の汚泥の堆肥化方法は、(a) 原料汚泥
を竪型槽最上部に投入し、槽内に残存している、原料汚
泥より水分含有量が少ない発酵途上物と槽内上部におい
て撹拌・混合翼にて撹拌・混合して、汚泥中の水分を調
整するとともに、分解微生物を汚泥中に含ませる工程、
(b) 水分調整され、分解微生物を取り込んだ汚泥に
空気を吹き込んで撹拌翼にて撹拌する過程を多段に繰り
返し、汚泥を下降させながら発酵させる工程、(c)
各段を下降した発酵物を槽最下部から発酵終了物である
堆肥として排出する工程、とからなることを特徴として
いる。
【0010】上記の方法において、最上段の撹拌・混合
翼のみを回転させ他の撹拌翼を回転させない状態と、最
上段の撹拌・混合翼及び他の撹拌翼を回転させる状態と
を切り換えることが好ましい。また、原料汚泥を少なく
とも1日の間隔で竪型槽上部に回分投入するとともに、
発酵終了物を槽下部から排出することが好ましい。槽内
最上部の発酵途上物を約1日以上放置しておくと、水分
含有量が少なくなるので、この発酵途上物上に、原料で
ある脱水有機質汚泥を回分投入することが好ましい。こ
のため、原料汚泥の投入間隔は1日以上で、上限は3日
程度までとする。なお、1日未満であれば、発酵途上物
の乾燥が不十分であり好ましくない。
翼のみを回転させ他の撹拌翼を回転させない状態と、最
上段の撹拌・混合翼及び他の撹拌翼を回転させる状態と
を切り換えることが好ましい。また、原料汚泥を少なく
とも1日の間隔で竪型槽上部に回分投入するとともに、
発酵終了物を槽下部から排出することが好ましい。槽内
最上部の発酵途上物を約1日以上放置しておくと、水分
含有量が少なくなるので、この発酵途上物上に、原料で
ある脱水有機質汚泥を回分投入することが好ましい。こ
のため、原料汚泥の投入間隔は1日以上で、上限は3日
程度までとする。なお、1日未満であれば、発酵途上物
の乾燥が不十分であり好ましくない。
【0011】また、投入される原料汚泥1重量部を、発
酵が少なくとも1日を経過した発酵途上物の少なくとも
1重量部と撹拌・混合することが好ましい。原料汚泥1
重量部に対して、発酵途上物が1重量部未満の場合は、
両者を混合したものの水分含有量が最適値(50〜60
%程度)以上となるので、好ましくない。また、原料汚
泥と発酵途上物とを撹拌・混合する以前に、各段の発酵
途上物を一段下の段に移動させ、槽最底部から発酵終了
物を排出することが好ましい。
酵が少なくとも1日を経過した発酵途上物の少なくとも
1重量部と撹拌・混合することが好ましい。原料汚泥1
重量部に対して、発酵途上物が1重量部未満の場合は、
両者を混合したものの水分含有量が最適値(50〜60
%程度)以上となるので、好ましくない。また、原料汚
泥と発酵途上物とを撹拌・混合する以前に、各段の発酵
途上物を一段下の段に移動させ、槽最底部から発酵終了
物を排出することが好ましい。
【0012】さらに、各段に吹き込む空気流量を、各段
ごとにその段に必要な空気量に調整するようにしたり、
竪型槽内で凝縮した水分を槽外に排出するようにした
り、排ガスを竪型槽上部から一括して排出し、この排ガ
スを排ガス処理工程へ導いて、排ガス中の悪臭成分を除
去するようにしたりすることが好ましい。
ごとにその段に必要な空気量に調整するようにしたり、
竪型槽内で凝縮した水分を槽外に排出するようにした
り、排ガスを竪型槽上部から一括して排出し、この排ガ
スを排ガス処理工程へ導いて、排ガス中の悪臭成分を除
去するようにしたりすることが好ましい。
【0013】本発明の汚泥の堆肥化装置は、上部に汚泥
投入口及びガス排出口を、下部に堆肥排出口を有する竪
型槽と、この竪型槽の中心部を槽上部から槽下部まで貫
いた回転軸と、この回転軸の最上部に撹拌・混合翼を取
り付けることにより、槽内最上部に形成された撹拌・混
合部と、この撹拌・混合翼の下側において、前記回転軸
に多段に取り付けられた撹拌翼と、これらの撹拌翼の上
下において、槽内壁に固定されたホッパー部と、これら
のホッパー部の開口部において、前記回転軸に取り付け
られた汚泥落下手段と、前記堆肥排出口の上側近傍にお
いて、前記回転軸に取り付けられた堆肥排出手段と、前
記撹拌・混合翼及び各段の撹拌翼の近傍にそれぞれ設け
られた散気管と、からなることを特徴としている。
投入口及びガス排出口を、下部に堆肥排出口を有する竪
型槽と、この竪型槽の中心部を槽上部から槽下部まで貫
いた回転軸と、この回転軸の最上部に撹拌・混合翼を取
り付けることにより、槽内最上部に形成された撹拌・混
合部と、この撹拌・混合翼の下側において、前記回転軸
に多段に取り付けられた撹拌翼と、これらの撹拌翼の上
下において、槽内壁に固定されたホッパー部と、これら
のホッパー部の開口部において、前記回転軸に取り付け
られた汚泥落下手段と、前記堆肥排出口の上側近傍にお
いて、前記回転軸に取り付けられた堆肥排出手段と、前
記撹拌・混合翼及び各段の撹拌翼の近傍にそれぞれ設け
られた散気管と、からなることを特徴としている。
【0014】また、本発明の他の装置は、上部に汚泥投
入口及びガス排出口を、下部に堆肥排出口を有する竪型
槽と、この竪型槽の上蓋の開口内に回転可能に挿通され
た中空円筒と、この中空円筒内の上部に回転可能に挿入
された回転上軸と、この中空円筒内の下部に回転可能に
挿入された下軸と、竪型槽内上部において、この中空円
筒に撹拌・混合翼を取り付けることにより、槽内最上部
に形成された撹拌・混合部と、この撹拌・混合翼の下側
において、前記下軸に多段に取り付けられた撹拌翼と、
前記上蓋の上側において、中空円筒のまわりに取り付け
られた上下移動用ガイドネジと、この上下移動用ガイド
ネジに係合し、中空円筒及び撹拌・混合翼を上下させる
上下移動駆動用回転ネジと、前記中空円筒内において、
回転上軸の下端と下軸の上端との間に取り付けられ、回
転上軸下端の凹部又は下軸上端の凹部に係合する上軸又
は下軸連結具と、前記撹拌翼の上下において、槽内壁に
固定されたホッパー部と、これらのホッパー部の開口部
において、前記下軸に取り付けられた汚泥落下手段と、
前記堆肥排出口の上側近傍において、前記下軸に取り付
けられた堆肥排出手段と、前記撹拌・混合翼及び各段の
撹拌翼の近傍にそれぞれ設けられた散気管と、からなる
ことを特徴としている。
入口及びガス排出口を、下部に堆肥排出口を有する竪型
槽と、この竪型槽の上蓋の開口内に回転可能に挿通され
た中空円筒と、この中空円筒内の上部に回転可能に挿入
された回転上軸と、この中空円筒内の下部に回転可能に
挿入された下軸と、竪型槽内上部において、この中空円
筒に撹拌・混合翼を取り付けることにより、槽内最上部
に形成された撹拌・混合部と、この撹拌・混合翼の下側
において、前記下軸に多段に取り付けられた撹拌翼と、
前記上蓋の上側において、中空円筒のまわりに取り付け
られた上下移動用ガイドネジと、この上下移動用ガイド
ネジに係合し、中空円筒及び撹拌・混合翼を上下させる
上下移動駆動用回転ネジと、前記中空円筒内において、
回転上軸の下端と下軸の上端との間に取り付けられ、回
転上軸下端の凹部又は下軸上端の凹部に係合する上軸又
は下軸連結具と、前記撹拌翼の上下において、槽内壁に
固定されたホッパー部と、これらのホッパー部の開口部
において、前記下軸に取り付けられた汚泥落下手段と、
前記堆肥排出口の上側近傍において、前記下軸に取り付
けられた堆肥排出手段と、前記撹拌・混合翼及び各段の
撹拌翼の近傍にそれぞれ設けられた散気管と、からなる
ことを特徴としている。
【0015】上記の各装置において、竪型槽の下部にホ
ッパー部が形成され、堆肥排出手段を、下部に行くにつ
れて外周の小さくなる形状の螺旋体とすることが好まし
い。また、竪型槽の各段に温度検出手段が設けられると
ともに、各段の散気管に流量調節弁が設けられ、該温度
検出手段と該流量調節弁とが、温度が高くなると弁が開
方向に作動するように制御手段を介して接続されること
が好ましい。
ッパー部が形成され、堆肥排出手段を、下部に行くにつ
れて外周の小さくなる形状の螺旋体とすることが好まし
い。また、竪型槽の各段に温度検出手段が設けられると
ともに、各段の散気管に流量調節弁が設けられ、該温度
検出手段と該流量調節弁とが、温度が高くなると弁が開
方向に作動するように制御手段を介して接続されること
が好ましい。
【0016】また、撹拌翼が板状であり、この撹拌翼の
上表面に中央部から周縁部へ汚泥を掻き出すための突条
が設けられ、この撹拌翼の下表面に周縁部から中央部に
汚泥を集めるための突条が設けられていることが好まし
い。さらに、竪型槽の上部内壁に凝縮水貯留用の樋が設
けられ、この樋に連通するように凝縮水排出管が槽壁を
貫通して設けられることが好ましい。
上表面に中央部から周縁部へ汚泥を掻き出すための突条
が設けられ、この撹拌翼の下表面に周縁部から中央部に
汚泥を集めるための突条が設けられていることが好まし
い。さらに、竪型槽の上部内壁に凝縮水貯留用の樋が設
けられ、この樋に連通するように凝縮水排出管が槽壁を
貫通して設けられることが好ましい。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成部材の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。 実施例1 図1は、本発明の汚泥の堆肥化装置の一実施例を示して
いる。10は竪型多段円筒槽(以下、単に竪型槽10と
いう)で、上部に汚泥投入口12及びガス排出口14を
有し、下部に堆肥(コンポスト)排出口16を有してい
る。
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成部材の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。 実施例1 図1は、本発明の汚泥の堆肥化装置の一実施例を示して
いる。10は竪型多段円筒槽(以下、単に竪型槽10と
いう)で、上部に汚泥投入口12及びガス排出口14を
有し、下部に堆肥(コンポスト)排出口16を有してい
る。
【0018】この竪型槽10の中心部には、最上部から
槽下部まで貫いて回転軸18が設けられ、この回転軸1
8の最上部に撹拌・混合翼20が取り付けられて、槽内
最上部に撹拌・混合部22が形成されている。この撹拌
・混合翼20の下側において、回転軸18に撹拌翼24
が多段に取り付けられ、これらの撹拌翼24の上下にお
いて、ホッパー部26が槽内壁に固定されている。
槽下部まで貫いて回転軸18が設けられ、この回転軸1
8の最上部に撹拌・混合翼20が取り付けられて、槽内
最上部に撹拌・混合部22が形成されている。この撹拌
・混合翼20の下側において、回転軸18に撹拌翼24
が多段に取り付けられ、これらの撹拌翼24の上下にお
いて、ホッパー部26が槽内壁に固定されている。
【0019】これらのホッパー部26の開口部28にお
いて、汚泥を破砕して下方に押し出すための汚泥落下手
段30(例えばスクリューネジ)が回転軸18に取り付
けられている。また、堆肥排出口16の上側近傍におい
て、堆肥排出手段32(例えばスクリューネジ)が回転
軸18に取り付けられている。さらに、撹拌・混合翼2
0及び各段の撹拌翼24の近傍にそれぞれ散気管34が
設けられている。36は回転軸18の駆動源、38は上
蓋、40は空気ポンプである。
いて、汚泥を破砕して下方に押し出すための汚泥落下手
段30(例えばスクリューネジ)が回転軸18に取り付
けられている。また、堆肥排出口16の上側近傍におい
て、堆肥排出手段32(例えばスクリューネジ)が回転
軸18に取り付けられている。さらに、撹拌・混合翼2
0及び各段の撹拌翼24の近傍にそれぞれ散気管34が
設けられている。36は回転軸18の駆動源、38は上
蓋、40は空気ポンプである。
【0020】竪型槽10の下部にはホッパー部42が形
成されており、堆肥排出手段32は、ホッパー部42の
内壁に沿って下部に行くほど外周が小さくなる形状とな
って、堆肥が排出され易いようになっている。また、竪
型槽10の上部にもホッパー部44が形成されており、
このホッパー部44の内壁の下端近傍に凝縮水貯留用の
樋46が設けられ、この樋46に連通するように凝縮水
排出管48が槽壁を貫通して設けられている。
成されており、堆肥排出手段32は、ホッパー部42の
内壁に沿って下部に行くほど外周が小さくなる形状とな
って、堆肥が排出され易いようになっている。また、竪
型槽10の上部にもホッパー部44が形成されており、
このホッパー部44の内壁の下端近傍に凝縮水貯留用の
樋46が設けられ、この樋46に連通するように凝縮水
排出管48が槽壁を貫通して設けられている。
【0021】また、図2に示すように、竪型槽10の各
段に温度検出手段50を設けるとともに、各段の散気管
34に流量調節弁52を設け、温度検出手段50と流量
調節弁52とを制御手段54を介して接続して、各段の
発酵途上物56の温度を検出して、温度が高い領域では
供給空気量を増やすように制御する構成とすることが好
ましい。さらに、図3に示すように、撹拌翼24を板状
とし、この撹拌翼24の上表面に中央部から周縁部へ汚
泥を掻き出すための突条58を設け、この撹拌翼24の
下表面に周縁部から中央部に汚泥を集めるための突条6
0を設けることが好ましい。
段に温度検出手段50を設けるとともに、各段の散気管
34に流量調節弁52を設け、温度検出手段50と流量
調節弁52とを制御手段54を介して接続して、各段の
発酵途上物56の温度を検出して、温度が高い領域では
供給空気量を増やすように制御する構成とすることが好
ましい。さらに、図3に示すように、撹拌翼24を板状
とし、この撹拌翼24の上表面に中央部から周縁部へ汚
泥を掻き出すための突条58を設け、この撹拌翼24の
下表面に周縁部から中央部に汚泥を集めるための突条6
0を設けることが好ましい。
【0022】つぎに、本実施例の作用について説明す
る。脱水汚泥ケーキ等の原料汚泥を水分調整をすること
なく汚泥投入口12から槽内上部の撹拌・混合部22に
投入する。槽内上部には、1日〜3日間放置され、自然
乾燥した発酵途上物を残存させておき、原料汚泥とこの
発酵途上物とを撹拌・混合翼20により十分に撹拌・混
合し、汚泥の水分を調整するとともに、初期の分解に必
要な微生物を汚泥中に混入させる。各段には、発酵に必
要な空気が供給され、発酵物は槽上部から各段を下降
し、最下部から堆肥として排出される。
る。脱水汚泥ケーキ等の原料汚泥を水分調整をすること
なく汚泥投入口12から槽内上部の撹拌・混合部22に
投入する。槽内上部には、1日〜3日間放置され、自然
乾燥した発酵途上物を残存させておき、原料汚泥とこの
発酵途上物とを撹拌・混合翼20により十分に撹拌・混
合し、汚泥の水分を調整するとともに、初期の分解に必
要な微生物を汚泥中に混入させる。各段には、発酵に必
要な空気が供給され、発酵物は槽上部から各段を下降
し、最下部から堆肥として排出される。
【0023】実施例2 本実施例は、図5に示すように、最上段の撹拌・混合翼
20のみを回転させ他の撹拌翼を回転させない状態と、
図6に示すように、最上段の撹拌・混合翼20及び他の
撹拌翼を回転させる状態とを切り換えるように構成した
ものである。図5において、竪型槽の上蓋38に開口6
2を設け、この開口62内にメカシール64を介して中
空円筒66を回転可能に挿通している。
20のみを回転させ他の撹拌翼を回転させない状態と、
図6に示すように、最上段の撹拌・混合翼20及び他の
撹拌翼を回転させる状態とを切り換えるように構成した
ものである。図5において、竪型槽の上蓋38に開口6
2を設け、この開口62内にメカシール64を介して中
空円筒66を回転可能に挿通している。
【0024】この中空円筒66内の上部に、回転上軸6
8の下部が回転可能に挿入され、中空円筒66内の下部
に、下軸70の上部が回転可能に挿入されている。ま
た、竪型槽内の上部において、中空円筒66に撹拌・混
合翼20が取り付けられて、槽内最上部に撹拌・混合部
22が形成されている。そして、撹拌・混合翼20の下
側において、下軸70に汚泥落下手段30、撹拌翼が多
段に取り付けられている。
8の下部が回転可能に挿入され、中空円筒66内の下部
に、下軸70の上部が回転可能に挿入されている。ま
た、竪型槽内の上部において、中空円筒66に撹拌・混
合翼20が取り付けられて、槽内最上部に撹拌・混合部
22が形成されている。そして、撹拌・混合翼20の下
側において、下軸70に汚泥落下手段30、撹拌翼が多
段に取り付けられている。
【0025】上蓋38の上側において、中空円筒66の
まわりには上下移動用ガイドネジ72が取り付けられ、
このガイドネジ72に係合し、中空円筒66及び撹拌・
混合翼20を上下させるための上下移動駆動用回転ネジ
74が、上蓋38上に設けられている。76はこの回転
ネジ74を駆動させるための上下移動用モーターであ
る。
まわりには上下移動用ガイドネジ72が取り付けられ、
このガイドネジ72に係合し、中空円筒66及び撹拌・
混合翼20を上下させるための上下移動駆動用回転ネジ
74が、上蓋38上に設けられている。76はこの回転
ネジ74を駆動させるための上下移動用モーターであ
る。
【0026】また、中空円筒66内において、回転上軸
68の下端と下軸70の上端との間に上軸68又は下軸
70に連結するための上軸又は下軸連結具78が中空円
筒66に取り付けて設けられている。この連結具78
は、一例として上下方向の突起を有し、回転上軸68の
下端面の凹部80又は下軸70の上端面の凹部82に係
合するようになっている。図5は、中空円筒66内の連
結具78が回転上軸68下端の凹部80に係合して、撹
拌・混合翼20のみが回転し、下軸70は回転しない状
態を示し、図6は、連結具78が下軸70上端の凹部8
2に係合して、撹拌・混合翼20及び下軸70が回転す
る状態を示している。84は減速機、86は上軸固定ネ
ジ、88は移動用溝、90は連結ネジである。他の構成
は実施例1の場合と同様である。
68の下端と下軸70の上端との間に上軸68又は下軸
70に連結するための上軸又は下軸連結具78が中空円
筒66に取り付けて設けられている。この連結具78
は、一例として上下方向の突起を有し、回転上軸68の
下端面の凹部80又は下軸70の上端面の凹部82に係
合するようになっている。図5は、中空円筒66内の連
結具78が回転上軸68下端の凹部80に係合して、撹
拌・混合翼20のみが回転し、下軸70は回転しない状
態を示し、図6は、連結具78が下軸70上端の凹部8
2に係合して、撹拌・混合翼20及び下軸70が回転す
る状態を示している。84は減速機、86は上軸固定ネ
ジ、88は移動用溝、90は連結ネジである。他の構成
は実施例1の場合と同様である。
【0027】つぎに、本実施例における作用について説
明する。原料汚泥投入時は最上部の撹拌・混合翼20の
みを回転させる。このため、図5に示すように、上下移
動駆動用回転ネジ74を回転させて、上下移動用ガイド
ネジ72を上方に移動させ、連結具78を回転上軸68
の下端面の凹部80に係合させる。このように、上下移
動用ガイドネジ72、中空円筒66及び撹拌・混合翼2
0からなる構造体を一体として上方に移動させることに
より、撹拌・混合翼20のみを回転させ、原料汚泥と発
酵途上物とを撹拌・混合する。
明する。原料汚泥投入時は最上部の撹拌・混合翼20の
みを回転させる。このため、図5に示すように、上下移
動駆動用回転ネジ74を回転させて、上下移動用ガイド
ネジ72を上方に移動させ、連結具78を回転上軸68
の下端面の凹部80に係合させる。このように、上下移
動用ガイドネジ72、中空円筒66及び撹拌・混合翼2
0からなる構造体を一体として上方に移動させることに
より、撹拌・混合翼20のみを回転させ、原料汚泥と発
酵途上物とを撹拌・混合する。
【0028】ついで、発酵途上物を下段に移動させる場
合は、図6に示すように、上下移動駆動用回転ネジ74
を回転させて、前記構造体を一体として下方に移動させ
ることにより、連結具78を下軸70の上端面の凹部8
2に係合させ、上軸68及び下軸70を回転させる。し
たがって、撹拌・混合翼20並びにその下側の各段の汚
泥落下手段30及び撹拌翼が回転する。
合は、図6に示すように、上下移動駆動用回転ネジ74
を回転させて、前記構造体を一体として下方に移動させ
ることにより、連結具78を下軸70の上端面の凹部8
2に係合させ、上軸68及び下軸70を回転させる。し
たがって、撹拌・混合翼20並びにその下側の各段の汚
泥落下手段30及び撹拌翼が回転する。
【0029】つぎに、堆肥化装置へ原料汚泥を投入する
場合の条件について説明する。条件として、一般的な値
である次の値を採用した。 原料汚泥含水率:75重量% 蒸発H2 O/SS=0.1kg/kg・day 蒸発SS/SS=30 g/kg・day なお、SSは固形物、蒸発SSは分解有機物を表わす。
上記の条件のもと、混合後の槽内汚泥含水率が発酵に適
する55%、50%になる場合の投入可能な汚泥重量と
槽内汚泥重量との比を、槽内汚泥の滞留期間が1日、2
日、3日の場合について計算すると、表1に示す如くで
あった。
場合の条件について説明する。条件として、一般的な値
である次の値を採用した。 原料汚泥含水率:75重量% 蒸発H2 O/SS=0.1kg/kg・day 蒸発SS/SS=30 g/kg・day なお、SSは固形物、蒸発SSは分解有機物を表わす。
上記の条件のもと、混合後の槽内汚泥含水率が発酵に適
する55%、50%になる場合の投入可能な汚泥重量と
槽内汚泥重量との比を、槽内汚泥の滞留期間が1日、2
日、3日の場合について計算すると、表1に示す如くで
あった。
【0030】
【表1】
【0031】表1から、槽内汚泥(発酵途上物)を槽内
に滞留させる期間が長い程、自然乾燥により水分が少な
くなるので、投入汚泥の割合が増加することがわかる。
また、槽内汚泥の滞留期間は、1〜3日が適当であるの
で、投入可能な汚泥1重量部に対して、槽内汚泥を1重
量部以上とすることが必要であることがわかる。
に滞留させる期間が長い程、自然乾燥により水分が少な
くなるので、投入汚泥の割合が増加することがわかる。
また、槽内汚泥の滞留期間は、1〜3日が適当であるの
で、投入可能な汚泥1重量部に対して、槽内汚泥を1重
量部以上とすることが必要であることがわかる。
【0032】以下、試験例について説明する。試験装置
として、図7に示すように、内容積20 lの上段発酵槽
92と、内容積20 lの下段発酵槽94とを、取付・取
外自在の網状仕切板96を介して接続したものを用い
た。98は空気入口、100は空気分散板、102は排
ガス出口である。
として、図7に示すように、内容積20 lの上段発酵槽
92と、内容積20 lの下段発酵槽94とを、取付・取
外自在の網状仕切板96を介して接続したものを用い
た。98は空気入口、100は空気分散板、102は排
ガス出口である。
【0033】原料汚泥として、含水率75重量%の石灰
凝集脱水汚泥を含水率55重量%まで通風乾燥器にて乾
燥し、粒径を8mm以下に揃えたものを用いた。この原料
汚泥20 l(10.6kg)を上段発酵槽92に充填し、
空気を50ml/min ・l の割合で吹き込んだ。このとき
の経過日数に対する発酵温度の変化は、図8における曲
線A(□の曲線)の如くであった。ついで、経過日数約
13日のところで網状仕切板96を抜き、上段汚泥を下
段発酵槽94内に落下させ、空気を50ml/min ・l の
割合で吹き込んだ。このときの発酵温度の変化は曲線B
(△の曲線)の如くであった。また、同時に上段発酵槽
92内へ原料汚泥20 l(10.6kg)を投入した。通
気量は50ml/min ・l と一定であった。このときの発
酵温度の変化は曲線C(□の曲線)の如くであった。曲
線Cは曲線Aに比べて、短い経過日数で発酵温度が上昇
している。これは下段からのCO2 と温度上昇によるも
のと考えられる。終了時の発酵物は上段が16 l(87
30 g)、下段が15 l(8087 g)であった。
凝集脱水汚泥を含水率55重量%まで通風乾燥器にて乾
燥し、粒径を8mm以下に揃えたものを用いた。この原料
汚泥20 l(10.6kg)を上段発酵槽92に充填し、
空気を50ml/min ・l の割合で吹き込んだ。このとき
の経過日数に対する発酵温度の変化は、図8における曲
線A(□の曲線)の如くであった。ついで、経過日数約
13日のところで網状仕切板96を抜き、上段汚泥を下
段発酵槽94内に落下させ、空気を50ml/min ・l の
割合で吹き込んだ。このときの発酵温度の変化は曲線B
(△の曲線)の如くであった。また、同時に上段発酵槽
92内へ原料汚泥20 l(10.6kg)を投入した。通
気量は50ml/min ・l と一定であった。このときの発
酵温度の変化は曲線C(□の曲線)の如くであった。曲
線Cは曲線Aに比べて、短い経過日数で発酵温度が上昇
している。これは下段からのCO2 と温度上昇によるも
のと考えられる。終了時の発酵物は上段が16 l(87
30 g)、下段が15 l(8087 g)であった。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 槽内最上部に、投入汚泥と発酵途上物とを撹拌
・混合する撹拌・混合部を設けているので、混合物の水
分含有量をコンポスト化反応に適する水分含有量に調整
することができるとともに、発酵に有用な微生物を取り
込むことができる。 (2) 槽内の発酵物充填率がサイロ方式なみに高くな
り、かつ、多段パドル方式なみの気固接触効率を得るこ
とができる。 (3) 通気管に流量調節弁を設け、この弁を各段の温
度により制御するように構成する場合は、各段の通気量
が最適になるように制御することができ、効率のよい反
応を行わせることができるとともに、上段にpH値の高い
原料を投入しても、発酵時に発生するCO2 ガスによ
り、pH値の調整を行うことができ、発酵速度を著しく上
昇させることができる。
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 槽内最上部に、投入汚泥と発酵途上物とを撹拌
・混合する撹拌・混合部を設けているので、混合物の水
分含有量をコンポスト化反応に適する水分含有量に調整
することができるとともに、発酵に有用な微生物を取り
込むことができる。 (2) 槽内の発酵物充填率がサイロ方式なみに高くな
り、かつ、多段パドル方式なみの気固接触効率を得るこ
とができる。 (3) 通気管に流量調節弁を設け、この弁を各段の温
度により制御するように構成する場合は、各段の通気量
が最適になるように制御することができ、効率のよい反
応を行わせることができるとともに、上段にpH値の高い
原料を投入しても、発酵時に発生するCO2 ガスによ
り、pH値の調整を行うことができ、発酵速度を著しく上
昇させることができる。
【図1】本発明の汚泥の堆肥化装置の一実施例を示す立
断面説明図である。
断面説明図である。
【図2】図1における散気管まわりの一例を示す説明図
である。
である。
【図3】図1における撹拌翼の上表面の一例を示す平面
図である。
図である。
【図4】図1における撹拌翼の下表面の一例を示す底面
図である。
図である。
【図5】本発明の汚泥の堆肥化装置の他の実施例におけ
る要部で、上軸のみが回転する状態を示す断面図であ
る。
る要部で、上軸のみが回転する状態を示す断面図であ
る。
【図6】図5の状態を切り換えて、上軸及び下軸が回転
する状態を示す断面図である。
する状態を示す断面図である。
【図7】実験例において使用された装置の立断面図であ
る。
る。
【図8】試験例の結果を示し、経過日数と発酵温度との
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
10 竪型槽 12 汚泥投入口 14 ガス排出口 16 堆肥排出口 18 回転軸 20 撹拌・混合翼 22 撹拌・混合部 24 撹拌翼 26 ホッパー部 28 開口部 30 汚泥落下手段 32 堆肥排出手段 34 散気管 38 上蓋 46 樋 48 凝縮水排出管 50 温度検出手段 52 流量調節弁 54 制御手段 58 突条 60 突条 62 開口 66 中空円筒 68 回転上軸 70 下軸 72 上下移動用ガイドネジ 74 上下移動駆動用回転ネジ 78 上軸又は下軸連結具 80 凹部 82 凹部 88 移動用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 修一郎 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 林谷 正雄 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内
Claims (14)
- 【請求項1】 (a) 原料汚泥を竪型槽最上部に投入
し、槽内に残存している、原料汚泥より水分含有量が少
ない発酵途上物と槽内上部において撹拌・混合翼にて撹
拌・混合して、汚泥中の水分を調整するとともに、分解
微生物を汚泥中に含ませる工程、(b) 水分調整さ
れ、分解微生物を取り込んだ汚泥に空気を吹き込んで撹
拌翼にて撹拌する過程を多段に繰り返し、汚泥を下降さ
せながら発酵させる工程、(c) 各段を下降した発酵
物を槽最下部から発酵終了物である堆肥として排出する
工程、とからなることを特徴とする汚泥の堆肥化方法。 - 【請求項2】 最上段の撹拌・混合翼のみを回転させ他
の撹拌翼を回転させない状態と、最上段の撹拌・混合翼
及び他の撹拌翼を回転させる状態とを切り換えることを
特徴とする請求項1記載の汚泥の堆肥化方法。 - 【請求項3】 原料汚泥を少なくとも1日の間隔で竪型
槽上部に回分投入するとともに、発酵終了物を槽下部か
ら排出することを特徴とする請求項1又は2記載の汚泥
の堆肥化方法。 - 【請求項4】 投入される原料汚泥1重量部を、発酵が
少なくとも1日を経過した発酵途上物の少なくとも1重
量部と撹拌・混合することを特徴とする請求項1、2又
は3記載の汚泥の堆肥化方法。 - 【請求項5】 原料汚泥と発酵途上物とを撹拌・混合す
る以前に、各段の発酵途上物を一段下の段に移動させ、
槽最底部から発酵終了物を排出することを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の汚泥の堆肥化方法。 - 【請求項6】 各段に吹き込む空気流量を、各段ごとに
その段に必要な空気量に調整することを特徴とする請求
項1〜5のいずれかに記載の汚泥の堆肥化方法。 - 【請求項7】 竪型槽内で凝縮した水分を槽外に排出す
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の汚
泥の堆肥化方法。 - 【請求項8】 排ガスを竪型槽上部から一括して排出
し、この排ガスを排ガス処理工程へ導くことを特徴とす
る請求項1〜7のいずれかに記載の汚泥の堆肥化方法。 - 【請求項9】 上部に汚泥投入口及びガス排出口を、下
部に堆肥排出口を有する竪型槽と、 この竪型槽の中心部を槽上部から槽下部まで貫いた回転
軸と、 この回転軸の最上部に撹拌・混合翼を取り付けることに
より、槽内最上部に形成された撹拌・混合部と、 この撹拌・混合翼の下側において、前記回転軸に多段に
取り付けられた撹拌翼と、 これらの撹拌翼の上下において、槽内壁に固定されたホ
ッパー部と、 これらのホッパー部の開口部において、前記回転軸に取
り付けられた汚泥落下手段と、 前記堆肥排出口の上側近傍において、前記回転軸に取り
付けられた堆肥排出手段と、 前記撹拌・混合翼及び各段の撹拌翼の近傍にそれぞれ設
けられた散気管と、からなることを特徴とする汚泥の堆
肥化装置。 - 【請求項10】 上部に汚泥投入口及びガス排出口を、
下部に堆肥排出口を有する竪型槽と、 この竪型槽の上蓋の開口内に回転可能に挿通された中空
円筒と、 この中空円筒内の上部に回転可能に挿入された回転上軸
と、 この中空円筒内の下部に回転可能に挿入された下軸と、 竪型槽内上部において、この中空円筒に撹拌・混合翼を
取り付けることにより、槽内最上部に形成された撹拌・
混合部と、 この撹拌・混合翼の下側において、前記下軸に多段に取
り付けられた撹拌翼と、 前記上蓋の上側において、中空円筒のまわりに取り付け
られた上下移動用ガイドネジと、 この上下移動用ガイドネジに係合し、中空円筒及び撹拌
・混合翼を上下させる上下移動駆動用回転ネジと、 前記中空円筒内において、回転上軸の下端と下軸の上端
との間に取り付けられ、回転上軸下端の凹部又は下軸上
端の凹部に係合する上軸又は下軸連結具と、 前記撹拌翼の上下において、槽内壁に固定されたホッパ
ー部と、 これらのホッパー部の開口部において、前記下軸に取り
付けられた汚泥落下手段と、 前記堆肥排出口の上側近傍において、前記下軸に取り付
けられた堆肥排出手段と、 前記撹拌・混合翼及び各段の撹拌翼の近傍にそれぞれ設
けられた散気管と、からなることを特徴とする汚泥の堆
肥化装置。 - 【請求項11】 竪型槽の下部にホッパー部が形成さ
れ、堆肥排出手段が、下部に行くにつれて外周の小さく
なる形状の螺旋体であることを特徴とする請求項9又は
10記載の汚泥の堆肥化装置。 - 【請求項12】 竪型槽の各段に温度検出手段が設けら
れるとともに、各段の散気管に流量調節弁が設けられ、
該温度検出手段と該流量調節弁とが、温度が高くなると
弁が開方向に作動するように制御手段を介して接続され
たことを特徴とする請求項9、10又は11記載の汚泥
の堆肥化装置。 - 【請求項13】 撹拌翼が板状であり、この撹拌翼の上
表面に中央部から周縁部へ汚泥を掻き出すための突条が
設けられ、この撹拌翼の下表面に周縁部から中央部に汚
泥を集めるための突条が設けられたことを特徴とする請
求項9〜12のいずれかに記載の汚泥の堆肥化装置。 - 【請求項14】 竪型槽の上部内壁に凝縮水貯留用の樋
が設けられ、この樋に連通するように凝縮水排出管が槽
壁を貫通して設けられたことを特徴とする請求項9〜1
3のいずれかに記載の汚泥の堆肥化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312481A JPH07144987A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 汚泥の堆肥化方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5312481A JPH07144987A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 汚泥の堆肥化方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07144987A true JPH07144987A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18029734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5312481A Pending JPH07144987A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 汚泥の堆肥化方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07144987A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100401419B1 (ko) * | 2000-11-29 | 2003-10-11 | 이종철 | 복합비료의 제조방법 및 그 장치 |
JP2012207871A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 多段型有機物乾燥システム |
CN108192815A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-22 | 贝嘉美(天津)生物技术研发有限公司 | 一种养殖场使用的微生物扩培发酵装置 |
CN115072964A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-09-20 | 沈阳光大环保科技股份有限公司 | 覆膜动态堆肥设备 |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP5312481A patent/JPH07144987A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100401419B1 (ko) * | 2000-11-29 | 2003-10-11 | 이종철 | 복합비료의 제조방법 및 그 장치 |
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TWI554737B (zh) * | 2011-03-30 | 2016-10-21 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | Multi - stage organic drying system |
CN108192815A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-22 | 贝嘉美(天津)生物技术研发有限公司 | 一种养殖场使用的微生物扩培发酵装置 |
CN115072964A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-09-20 | 沈阳光大环保科技股份有限公司 | 覆膜动态堆肥设备 |
CN115072964B (zh) * | 2022-05-27 | 2024-02-27 | 沈阳光大环保科技股份有限公司 | 覆膜动态堆肥设备 |
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