JPH0714230A - 光磁気記録媒体及びその再生方法 - Google Patents
光磁気記録媒体及びその再生方法Info
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- JPH0714230A JPH0714230A JP15470293A JP15470293A JPH0714230A JP H0714230 A JPH0714230 A JP H0714230A JP 15470293 A JP15470293 A JP 15470293A JP 15470293 A JP15470293 A JP 15470293A JP H0714230 A JPH0714230 A JP H0714230A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザー光などの光を用いて情報を記録再生
する光磁気記録媒体において、簡単な構造で安定して再
生動作ができることを目的とする。 【構成】 磁気的に結合した再生層2、中間層3、記録
層4を有し、中間層3は室温で面内磁化膜であり、中間
層3の補償温度は記録層4の磁化が再生層2に転写を開
始する温度よりも高く、かつ、中間層3のキュリー温度
は再生時の昇温により磁化が喪失する程度の温度である
構成により、従来に比較して光磁気記録媒体の層の数を
低減でき、交換結合力の制御を容易とし、かつ中間層3
の補償温度、キュリー点を調整することにより再生時の
動作を安定化することができる。
する光磁気記録媒体において、簡単な構造で安定して再
生動作ができることを目的とする。 【構成】 磁気的に結合した再生層2、中間層3、記録
層4を有し、中間層3は室温で面内磁化膜であり、中間
層3の補償温度は記録層4の磁化が再生層2に転写を開
始する温度よりも高く、かつ、中間層3のキュリー温度
は再生時の昇温により磁化が喪失する程度の温度である
構成により、従来に比較して光磁気記録媒体の層の数を
低減でき、交換結合力の制御を容易とし、かつ中間層3
の補償温度、キュリー点を調整することにより再生時の
動作を安定化することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー光などの光を用
いて情報の記録再生を行う光磁気記録媒体及びその再生
方法に関する。
いて情報の記録再生を行う光磁気記録媒体及びその再生
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムにおける情報処理量の
急速な増加にともない記録容量の大きい記録媒体、とり
わけ光磁気記録媒体が注目されている。
急速な増加にともない記録容量の大きい記録媒体、とり
わけ光磁気記録媒体が注目されている。
【0003】光磁気記録媒体への記録は、レーザー光照
射により記録膜の温度を局部的にキュリー温度以上に加
熱し、照射部の記録膜を外部磁界の向きに磁化させ、記
録磁区を形成することによって行う(熱磁気記録)。そ
の記録信号の再生は、記録消去時のレーザーパワーより
低いパワーのレーザー光を照射し、記録膜の記録状態
(記録磁区の磁化の向き)に応じて反射光あるいは透過
光の偏光面が回転する(磁気光学効果)状況を検出する
ことによって行う。
射により記録膜の温度を局部的にキュリー温度以上に加
熱し、照射部の記録膜を外部磁界の向きに磁化させ、記
録磁区を形成することによって行う(熱磁気記録)。そ
の記録信号の再生は、記録消去時のレーザーパワーより
低いパワーのレーザー光を照射し、記録膜の記録状態
(記録磁区の磁化の向き)に応じて反射光あるいは透過
光の偏光面が回転する(磁気光学効果)状況を検出する
ことによって行う。
【0004】記録磁区が再生光のスポット径以下に小さ
くなると、再生しようとする記録磁区の前後の記録磁区
も再生光の検出範囲に含まれ、それらからの干渉により
再生信号が小さくなるためにS/Nが低下するという課
題があった。この課題の解決策として、記録したドメイ
ンがレーザー光のスポット径に比較して充分小さいと
き、レーザー光のスポットの中に2つ以上のドメインが
入るため再生時のC/Nが悪くなるので、レーザー光の
スポットの中のドメインの一つのみを再生するという方
式がある(たとえば、日経エレクトロニクス1991.
10.28(No.539)の記載文献参照)。
くなると、再生しようとする記録磁区の前後の記録磁区
も再生光の検出範囲に含まれ、それらからの干渉により
再生信号が小さくなるためにS/Nが低下するという課
題があった。この課題の解決策として、記録したドメイ
ンがレーザー光のスポット径に比較して充分小さいと
き、レーザー光のスポットの中に2つ以上のドメインが
入るため再生時のC/Nが悪くなるので、レーザー光の
スポットの中のドメインの一つのみを再生するという方
式がある(たとえば、日経エレクトロニクス1991.
10.28(No.539)の記載文献参照)。
【0005】以下に従来の光磁気記録媒体について説明
する。図6に示すように、光磁気記録媒体は再生層2
1、再生補助層22、中間層23及び記録層24が交換
結合された4層で構成されている。
する。図6に示すように、光磁気記録媒体は再生層2
1、再生補助層22、中間層23及び記録層24が交換
結合された4層で構成されている。
【0006】再生層21と再生補助層22の交換結合力
をH1-2、中間層23を介して働く再生補助層22と記
録層24の交換結合力をH2-4とする。中間層23は面
内磁化膜であるためにH2-4は再生補助層22と記録層
24を直接に積層したときの交換結合力より小さくな
る。
をH1-2、中間層23を介して働く再生補助層22と記
録層24の交換結合力をH2-4とする。中間層23は面
内磁化膜であるためにH2-4は再生補助層22と記録層
24を直接に積層したときの交換結合力より小さくな
る。
【0007】再生層21は、低保磁力Hc1のGdFeC
o膜製の垂直磁化膜でHc1は50〜百Oe程度である。
再生補助層22は、低いキュリー温度Tcを有するTb
FeCo膜製の垂直磁化膜でTcは130〜160℃
で、保磁力Hc2は4kOe以下とする。室温での交換結
合力を制御するための中間層23は、GdFeCo膜製
で、記録層24は、高保磁力Hc4のTbFeCo膜製の
垂直磁化膜でHc4は10kOe以上とする。
o膜製の垂直磁化膜でHc1は50〜百Oe程度である。
再生補助層22は、低いキュリー温度Tcを有するTb
FeCo膜製の垂直磁化膜でTcは130〜160℃
で、保磁力Hc2は4kOe以下とする。室温での交換結
合力を制御するための中間層23は、GdFeCo膜製
で、記録層24は、高保磁力Hc4のTbFeCo膜製の
垂直磁化膜でHc4は10kOe以上とする。
【0008】図中の25は初期化磁界Hi、26は再生
磁界Hr、27は再生光、28は記録磁区を示す。
磁界Hr、27は再生光、28は記録磁区を示す。
【0009】以上のように構成された光磁気記録媒体に
ついて、以下その再生動作を説明する。
ついて、以下その再生動作を説明する。
【0010】あらかじめ、情報は光磁気記録媒体に熱磁
気記録されていて、その記録された記録磁区を再生する
方法について述べる。
気記録されていて、その記録された記録磁区を再生する
方法について述べる。
【0011】はじめに再生層21及び再生補助層22の
初期化を行う。すなわち、初期化磁界Hi25の向きに
再生層21及び記録層24の磁化を向ける。これによ
り、再生層21の記録磁区28が消失する。このための
条件は、再生層21については、Hi>Hc1+H1-2であ
り、再生補助層22については、Hi>Hc2+H2-4−H
1-2である。この条件を満たすように組成、製膜条件等
を設定する。
初期化を行う。すなわち、初期化磁界Hi25の向きに
再生層21及び記録層24の磁化を向ける。これによ
り、再生層21の記録磁区28が消失する。このための
条件は、再生層21については、Hi>Hc1+H1-2であ
り、再生補助層22については、Hi>Hc2+H2-4−H
1-2である。この条件を満たすように組成、製膜条件等
を設定する。
【0012】その磁化の揃った状態を保持させるため
に、Hc2>H2-4−H1-2を満足するように設定する。再
生層21の記録磁区28は消滅磁区29となる。
に、Hc2>H2-4−H1-2を満足するように設定する。再
生層21の記録磁区28は消滅磁区29となる。
【0013】次に再生光27が照射される。再生時に、
再生光27の照射によって再生層21及び再生補助層2
2の一部分30aの温度が、温度Td1以上かつ温度Td2
以下に上昇したときに、記録層24の磁化を再生層21
及び再生補助層22に転写させる。H2-4+Hr>Hc2+
H1-2を満足するように設定すると、記録層24の磁化
が再生補助層22に転写される。また、もともと、再生
層21の保磁力Hc1は小さいのでH1-2>Hc1と設定す
れば再生層21の磁化は再生補助層22の向きに揃う。
再生光27の照射によって再生層21及び再生補助層2
2の一部分30aの温度が、温度Td1以上かつ温度Td2
以下に上昇したときに、記録層24の磁化を再生層21
及び再生補助層22に転写させる。H2-4+Hr>Hc2+
H1-2を満足するように設定すると、記録層24の磁化
が再生補助層22に転写される。また、もともと、再生
層21の保磁力Hc1は小さいのでH1-2>Hc1と設定す
れば再生層21の磁化は再生補助層22の向きに揃う。
【0014】また、再生層21及び再生補助層22の一
部分30bがキュリー温度Tcより高い温度Td2以上に
上昇するが、Tc<Td2であるため、再生補助層22の
磁化が消滅して(再生補助層の一部分22b)H2-4が
零となる。また、このとき再生磁界HrをHr>Hc1にな
るように設定しているため、再生層21の磁化は再生磁
界Hrの方向に揃う。
部分30bがキュリー温度Tcより高い温度Td2以上に
上昇するが、Tc<Td2であるため、再生補助層22の
磁化が消滅して(再生補助層の一部分22b)H2-4が
零となる。また、このとき再生磁界HrをHr>Hc1にな
るように設定しているため、再生層21の磁化は再生磁
界Hrの方向に揃う。
【0015】従って、再生光27のスポットのうちで温
度Td1以上かつ温度Td2以下の部分からのみ記憶情報を
再生信号として読み出すことができる。これで再生光2
7のスポットの大きさよりも小さな記録磁区28を前後
の記録磁区28からの波形干渉なしで再生できることに
なる。
度Td1以上かつ温度Td2以下の部分からのみ記憶情報を
再生信号として読み出すことができる。これで再生光2
7のスポットの大きさよりも小さな記録磁区28を前後
の記録磁区28からの波形干渉なしで再生できることに
なる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、光磁気記録媒体の構造が4層となり、複
雑であるため各層間の制御が難しく、組成、膜厚、製膜
条件が多少変化しただけでも交換結合力が変わり再生の
動作条件が変動して、安定した再生が不可能となり動作
ができないという問題点、また、4層も製膜しなければ
ならないので製膜に手間がかかり低コスト化がはかれな
いという問題点を有していた。
来の構成では、光磁気記録媒体の構造が4層となり、複
雑であるため各層間の制御が難しく、組成、膜厚、製膜
条件が多少変化しただけでも交換結合力が変わり再生の
動作条件が変動して、安定した再生が不可能となり動作
ができないという問題点、また、4層も製膜しなければ
ならないので製膜に手間がかかり低コスト化がはかれな
いという問題点を有していた。
【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、安定した再生動作が可能で簡易な構造の光磁気記録
媒体及びその再生方法を提供することを目的とする。
で、安定した再生動作が可能で簡易な構造の光磁気記録
媒体及びその再生方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光磁気記録媒体及びその再生方法は、磁気的
に結合させた記録層、中間層、再生層を有し、中間層は
室温において面内磁化膜であり、かつ、中間層の補償温
度は記録層の磁化が再生層に転写を開始する温度よりも
高く、かつ、中間層のキュリー温度は再生時の昇温によ
り磁化が喪失する程度の温度である構成、及びその光磁
気記録媒体の中間層の一部が中間層のキュリー温度に到
達し、かつ、中間層の一部の温度が中間層の補償温度と
キュリー温度との間となるような強度のレーザー光で再
生する方法としたものである。
に本発明の光磁気記録媒体及びその再生方法は、磁気的
に結合させた記録層、中間層、再生層を有し、中間層は
室温において面内磁化膜であり、かつ、中間層の補償温
度は記録層の磁化が再生層に転写を開始する温度よりも
高く、かつ、中間層のキュリー温度は再生時の昇温によ
り磁化が喪失する程度の温度である構成、及びその光磁
気記録媒体の中間層の一部が中間層のキュリー温度に到
達し、かつ、中間層の一部の温度が中間層の補償温度と
キュリー温度との間となるような強度のレーザー光で再
生する方法としたものである。
【0019】
【作用】この構成及び方法において、中間層のキュリー
温度を低くして再生中に昇温する温度に近づけると、再
生中にキュリー温度以上になる領域が生じ、そのため磁
化がその領域で消滅して記録層と再生層の相互間の交換
結合力が作用しなくなる。
温度を低くして再生中に昇温する温度に近づけると、再
生中にキュリー温度以上になる領域が生じ、そのため磁
化がその領域で消滅して記録層と再生層の相互間の交換
結合力が作用しなくなる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0021】図1及び図2に示すように、光磁気記録媒
体は、ポリカーボネイト製の基板1上に形成されたキュ
リー温度Tc1、保磁力Hc1を有するGdTbFeCo膜
製の再生層2と、室温では面内磁化膜でキュリー温度T
c2と補償温度Tcompを有するGdFeCo膜製の中間層
3と、キュリー温度Tc3,保磁力Hc3を有するTbFe
Co膜製の記録層4と、窒化珪素製の保護層5a,5b
とで構成され、再生層2と記録層4は中間層3を介して
交換結合されている。各層はスパッタリング法または真
空蒸着法により形成し、各層の膜厚は再生層2を40n
m、中間層3を1〜10nm、記録層4を50nmと設
定した。また、キュリー温度はTc1を300℃程度、T
c2を200℃、Tc3を300℃程度、保磁力は室温にお
いてHc1を1.5〜2kOe、Hc3を希土類優勢(RE-r
ich)5kOeに設定した。また、中間層3の補償温度
Tcompは約150℃である。
体は、ポリカーボネイト製の基板1上に形成されたキュ
リー温度Tc1、保磁力Hc1を有するGdTbFeCo膜
製の再生層2と、室温では面内磁化膜でキュリー温度T
c2と補償温度Tcompを有するGdFeCo膜製の中間層
3と、キュリー温度Tc3,保磁力Hc3を有するTbFe
Co膜製の記録層4と、窒化珪素製の保護層5a,5b
とで構成され、再生層2と記録層4は中間層3を介して
交換結合されている。各層はスパッタリング法または真
空蒸着法により形成し、各層の膜厚は再生層2を40n
m、中間層3を1〜10nm、記録層4を50nmと設
定した。また、キュリー温度はTc1を300℃程度、T
c2を200℃、Tc3を300℃程度、保磁力は室温にお
いてHc1を1.5〜2kOe、Hc3を希土類優勢(RE-r
ich)5kOeに設定した。また、中間層3の補償温度
Tcompは約150℃である。
【0022】図中の6は初期化磁界Hi、7は再生磁界
Hr、8は再生光(斜線部も含む)、9は記録磁区、1
0は初期化磁界で消滅した記録磁区を示す。
Hr、8は再生光(斜線部も含む)、9は記録磁区、1
0は初期化磁界で消滅した記録磁区を示す。
【0023】以上のように構成された光磁気記録媒体に
ついて、以下その動作を説明する。情報は記録層4に記
録磁区9として記録用磁界(3百Oe前後)の下で熱磁
気記録されている。室温においては、中間層3の交換結
合抑制作用により記録層4から再生層2への記録磁区9
の転写する力、すなわち、交換結合力H1-3は弱められ
ている。つまり、中間層3の磁化は膜厚が薄いために記
録層4と再生層2からの交換結合力により垂直方向に向
くが、もともと面内に向こうとしている磁化を無理やり
垂直方向に向かせているために、そこに力がとられる。
このため、垂直磁化膜である記録層4と再生層2を直接
に積層するよりは記録層4と再生層2の交換結合力は弱
まる。中間層3の厚みが零のときの交換結合力を基準に
して図3に示した交換結合力から分るように、中間層3
の厚みが3nmのとき、交換結合力は中間層3を挿入し
ないときの6割程度に減らすことができる。中間層3の
ないときの再生層2と記録層4の交換結合力が約1.5
kOeなので、中間層3の厚みが3nmのとき、H1-3
は室温で9百Oe程度まで低減でき、Hc1を1.5kO
e程度とすれば初期化磁界Hiを3kOe以下に低減し
てもHc1>H1-3、かつ、Hc1+H1-3<Hi<Hc3の関
係を容易に設定できる。従って、再生層2の磁化は初期
化磁界Hiの向きに揃い、記録磁区10は消滅し、再生
層2には存在しない。再生時に、再生光8の照射によっ
て再生層2の一部分2aの温度が150℃程度以上に上
昇したとき、中間層3の補償温度(150℃)付近とな
り、磁化の減少により反磁界が大幅に減少して(磁化が
零で反磁界は零である。)交換結合の抑制作用が小さく
なって交換結合力H1-3が0.5kOe程度に大きくな
るため、Hc1<H1-3+Hr,H3-1+Hr<Hc3の関係が
容易に成立できる。従って、再生層2の一部分2aの磁
化は記録層4の磁化の向きに揃えられるので、記録層4
の記録磁区9は再生層2に転写される。
ついて、以下その動作を説明する。情報は記録層4に記
録磁区9として記録用磁界(3百Oe前後)の下で熱磁
気記録されている。室温においては、中間層3の交換結
合抑制作用により記録層4から再生層2への記録磁区9
の転写する力、すなわち、交換結合力H1-3は弱められ
ている。つまり、中間層3の磁化は膜厚が薄いために記
録層4と再生層2からの交換結合力により垂直方向に向
くが、もともと面内に向こうとしている磁化を無理やり
垂直方向に向かせているために、そこに力がとられる。
このため、垂直磁化膜である記録層4と再生層2を直接
に積層するよりは記録層4と再生層2の交換結合力は弱
まる。中間層3の厚みが零のときの交換結合力を基準に
して図3に示した交換結合力から分るように、中間層3
の厚みが3nmのとき、交換結合力は中間層3を挿入し
ないときの6割程度に減らすことができる。中間層3の
ないときの再生層2と記録層4の交換結合力が約1.5
kOeなので、中間層3の厚みが3nmのとき、H1-3
は室温で9百Oe程度まで低減でき、Hc1を1.5kO
e程度とすれば初期化磁界Hiを3kOe以下に低減し
てもHc1>H1-3、かつ、Hc1+H1-3<Hi<Hc3の関
係を容易に設定できる。従って、再生層2の磁化は初期
化磁界Hiの向きに揃い、記録磁区10は消滅し、再生
層2には存在しない。再生時に、再生光8の照射によっ
て再生層2の一部分2aの温度が150℃程度以上に上
昇したとき、中間層3の補償温度(150℃)付近とな
り、磁化の減少により反磁界が大幅に減少して(磁化が
零で反磁界は零である。)交換結合の抑制作用が小さく
なって交換結合力H1-3が0.5kOe程度に大きくな
るため、Hc1<H1-3+Hr,H3-1+Hr<Hc3の関係が
容易に成立できる。従って、再生層2の一部分2aの磁
化は記録層4の磁化の向きに揃えられるので、記録層4
の記録磁区9は再生層2に転写される。
【0024】更に、再生層2の一部分2bでは温度が2
00℃以上になり、中間層3のキュリー温度Tc2の20
0℃をこえるので、中間層3の一部分11の磁化が消滅
する。このために、交換結合力H1-3は零となる。この
ために、再生層2の保磁力Hc1はもともと小さいのでH
c1<Hr(再生磁界)となり、再生層2の一部分2bで
は再び再生層2は再生磁界Hrの方向に揃う。このた
め、再生層2の一部分2aのみで記録層4の記録磁区9
が再生層2に転写される。
00℃以上になり、中間層3のキュリー温度Tc2の20
0℃をこえるので、中間層3の一部分11の磁化が消滅
する。このために、交換結合力H1-3は零となる。この
ために、再生層2の保磁力Hc1はもともと小さいのでH
c1<Hr(再生磁界)となり、再生層2の一部分2bで
は再び再生層2は再生磁界Hrの方向に揃う。このた
め、再生層2の一部分2aのみで記録層4の記録磁区9
が再生層2に転写される。
【0025】この光磁気記録媒体を再生した場合、再生
光8の照射により光磁気記録媒体の温度が上昇する。集
束された再生光8の強度はガウシアン分布を有し、光磁
気記録媒体が再生光8に対して矢印Aで示した方向に移
動するので、再生光スポット内の温度分布は再生光8の
中心付近より後方にずれて再生層2の一部分2aは15
0℃程度ないし200℃の高温となり、再生層2の一部
分2bは200℃以上の高温となる。すなわち、再生光
8のうち150℃程度以上200℃以下になった一部分
において交換結合力H1-3が0.5kOe程度に大きく
なり、Hc1<H1-3+Hr,H3-1+Hr<Hc3の関係が成
立して、再生層2の一部分2aの磁化は記録層4の磁化
の向きに揃えられるので、記録層4の記録磁区9は再生
層2に転写される。
光8の照射により光磁気記録媒体の温度が上昇する。集
束された再生光8の強度はガウシアン分布を有し、光磁
気記録媒体が再生光8に対して矢印Aで示した方向に移
動するので、再生光スポット内の温度分布は再生光8の
中心付近より後方にずれて再生層2の一部分2aは15
0℃程度ないし200℃の高温となり、再生層2の一部
分2bは200℃以上の高温となる。すなわち、再生光
8のうち150℃程度以上200℃以下になった一部分
において交換結合力H1-3が0.5kOe程度に大きく
なり、Hc1<H1-3+Hr,H3-1+Hr<Hc3の関係が成
立して、再生層2の一部分2aの磁化は記録層4の磁化
の向きに揃えられるので、記録層4の記録磁区9は再生
層2に転写される。
【0026】また、200℃以上の高温となる部分2b
では中間層3の磁化が消滅して(中間層の一部分1
1)、交換結合力H1-3が零となり、再生磁界Hrが再生
層2の保磁力Hc1より大となり、再び再生層2の磁化は
再生磁界Hrの方向に揃う。
では中間層3の磁化が消滅して(中間層の一部分1
1)、交換結合力H1-3が零となり、再生磁界Hrが再生
層2の保磁力Hc1より大となり、再び再生層2の磁化は
再生磁界Hrの方向に揃う。
【0027】図4に示すように、室温において、再生層
2の保磁力Hc1は1.5kOe、磁界換算した交換結合
力H1-3は0.8kOeである。Hc1>H1-3となり3.
5kOe程度の初期化磁界Hiで初期化できる。温度の
上昇とともに保磁力Hc1と交換結合力H1-3は共に減少
し、温度To(約150℃)で同値となる。この温度To
以上ではHc1>H1-3となり、記録層4の磁化が再生層
2に転写される。更に温度が上昇してTc2になると中間
層3の磁化が消滅するために交換結合力H1-3は零とな
る。
2の保磁力Hc1は1.5kOe、磁界換算した交換結合
力H1-3は0.8kOeである。Hc1>H1-3となり3.
5kOe程度の初期化磁界Hiで初期化できる。温度の
上昇とともに保磁力Hc1と交換結合力H1-3は共に減少
し、温度To(約150℃)で同値となる。この温度To
以上ではHc1>H1-3となり、記録層4の磁化が再生層
2に転写される。更に温度が上昇してTc2になると中間
層3の磁化が消滅するために交換結合力H1-3は零とな
る。
【0028】次に、この光磁気記録媒体の再生方法につ
いて説明する。記録磁区9の大きさが0.4μmで、線
速が5.6m/sで、再生パワーが1〜3.5mWの光
磁気記録媒体の再生出力とノイズの再生パワー依存性を
示した図5から分るように、再生パワーが1mWでは再
生出力は低いが、再生パワーの増加にともない光磁気記
録媒体も昇温し、1.5mWで図4で示した温度To以
上になり記録層4の磁化が再生層2に転写され出力が激
増する。更に再生パワーを上げると一部の領域で中間層
3のキュリー温度Tc2を越えるために、図2の再生層2
の一部分2bで示した領域が出現し出力が更に増加す
る。つまり再生するときに、1.5mWの再生パワーが
記録層4の磁化の再生層2への転写が開始する光磁気記
録媒体の温度となる。また、出力を更に増加させると中
間層3の一部に中間層3のキュリー温度Tc2を越える部
分が出現する。
いて説明する。記録磁区9の大きさが0.4μmで、線
速が5.6m/sで、再生パワーが1〜3.5mWの光
磁気記録媒体の再生出力とノイズの再生パワー依存性を
示した図5から分るように、再生パワーが1mWでは再
生出力は低いが、再生パワーの増加にともない光磁気記
録媒体も昇温し、1.5mWで図4で示した温度To以
上になり記録層4の磁化が再生層2に転写され出力が激
増する。更に再生パワーを上げると一部の領域で中間層
3のキュリー温度Tc2を越えるために、図2の再生層2
の一部分2bで示した領域が出現し出力が更に増加す
る。つまり再生するときに、1.5mWの再生パワーが
記録層4の磁化の再生層2への転写が開始する光磁気記
録媒体の温度となる。また、出力を更に増加させると中
間層3の一部に中間層3のキュリー温度Tc2を越える部
分が出現する。
【0029】記録層4の磁化の再生層2への転写がおき
ている領域の温度が、中間層3の補償温度Tcomp近傍に
設定されているために、記録層4の磁化の再生層2への
転写が容易となる。再生パワーと中間層3の昇温温度の
関係は、光磁気記録媒体が移動する線速や光磁気記録媒
体の構造により変化するため一義的には決まらない。そ
こで、記録磁区9を外部磁界零の条件で消去が開始する
パワーから類推する。この消去開始パワーで記録磁区9
の一部はキュリー温度Tc2に達したと推測できるので、
投入するレーザーパワーと記録磁区9が昇温する温度が
比例関係であるとすると、記録磁区9の昇温温度を中間
層3の補償温度Tcompにするために必要なパワーが類推
できる。
ている領域の温度が、中間層3の補償温度Tcomp近傍に
設定されているために、記録層4の磁化の再生層2への
転写が容易となる。再生パワーと中間層3の昇温温度の
関係は、光磁気記録媒体が移動する線速や光磁気記録媒
体の構造により変化するため一義的には決まらない。そ
こで、記録磁区9を外部磁界零の条件で消去が開始する
パワーから類推する。この消去開始パワーで記録磁区9
の一部はキュリー温度Tc2に達したと推測できるので、
投入するレーザーパワーと記録磁区9が昇温する温度が
比例関係であるとすると、記録磁区9の昇温温度を中間
層3の補償温度Tcompにするために必要なパワーが類推
できる。
【0030】以上のように本実施例によれば、中間層3
のキュリー温度Tc2を低くして再生中に昇温する温度に
近づくと、再生中にキュリー温度Tc2以上になる領域が
生じ、そのため磁化がその領域で消滅して、記録層4と
再生層2の相互間の交換結合力が作用しなくなる。これ
は従来の再生補助層の役割であり、本実施例では従来の
再生補助層は必要なくなり、記録層4と再生層2の相互
間の交換結合力を制御すれば良いことになる。従って制
御するパラメータが減少し安定な動作が確保でき、再生
補助層を一つ減らすことによりコストの低減も可能とな
る。更に光磁気記録媒体を構成する各磁性層のキュリー
温度及び保磁力は、組成の選択及び垂直磁気異方性の大
きさを変化させる各種元素の添加によって比較的簡単に
変えることができるので、光磁気記録媒体に要求される
記録再生条件が変化しても最適な光磁気記録媒体を作製
することができる。
のキュリー温度Tc2を低くして再生中に昇温する温度に
近づくと、再生中にキュリー温度Tc2以上になる領域が
生じ、そのため磁化がその領域で消滅して、記録層4と
再生層2の相互間の交換結合力が作用しなくなる。これ
は従来の再生補助層の役割であり、本実施例では従来の
再生補助層は必要なくなり、記録層4と再生層2の相互
間の交換結合力を制御すれば良いことになる。従って制
御するパラメータが減少し安定な動作が確保でき、再生
補助層を一つ減らすことによりコストの低減も可能とな
る。更に光磁気記録媒体を構成する各磁性層のキュリー
温度及び保磁力は、組成の選択及び垂直磁気異方性の大
きさを変化させる各種元素の添加によって比較的簡単に
変えることができるので、光磁気記録媒体に要求される
記録再生条件が変化しても最適な光磁気記録媒体を作製
することができる。
【0031】更に、本実施例では記録層4の磁化を再生
層2に転写させながら再生動作を行うため再生中の再生
層2の最高到達温度は記録層4の磁化が再生層2に転写
を開始する温度To以上になっており、温度Toより大き
くかつキュリー温度Tc2より小なる領域において転写が
生じる。また、中間層3の補償温度Tcompは記録層4の
磁化が再生層2に転写を開始する温度をToとするとTc
omp>Toが望ましく、Tc2>Tcomp>Toの関係が成立
すると、再生動作が行われているときに温度Toより大
かつキュリー温度Tcより小なる領域において中間層3
の温度は、補償温度Tcomp近傍となる。補償温度Tcomp
付近では磁化が小さいため反磁界が小さくなり交換結合
力を高める方向に力が働き記録層4の記録磁区9は再生
層2に転写しやすくなるので、動作温度でも交換結合力
が強くなり、記録磁区9の転写性が良くなる。また中間
層3は面内磁化膜であるために室温においては記録層4
と再生層2の交換結合力を弱めるため初期化磁界を低減
できる。
層2に転写させながら再生動作を行うため再生中の再生
層2の最高到達温度は記録層4の磁化が再生層2に転写
を開始する温度To以上になっており、温度Toより大き
くかつキュリー温度Tc2より小なる領域において転写が
生じる。また、中間層3の補償温度Tcompは記録層4の
磁化が再生層2に転写を開始する温度をToとするとTc
omp>Toが望ましく、Tc2>Tcomp>Toの関係が成立
すると、再生動作が行われているときに温度Toより大
かつキュリー温度Tcより小なる領域において中間層3
の温度は、補償温度Tcomp近傍となる。補償温度Tcomp
付近では磁化が小さいため反磁界が小さくなり交換結合
力を高める方向に力が働き記録層4の記録磁区9は再生
層2に転写しやすくなるので、動作温度でも交換結合力
が強くなり、記録磁区9の転写性が良くなる。また中間
層3は面内磁化膜であるために室温においては記録層4
と再生層2の交換結合力を弱めるため初期化磁界を低減
できる。
【0032】更に、初期化動作及び転写動作を良好に行
うための各磁性膜の組成、交換結合力の制御を簡易に行
え、動作の安定性を広げることができる。
うための各磁性膜の組成、交換結合力の制御を簡易に行
え、動作の安定性を広げることができる。
【0033】なお、中間層3はGdFeCo膜製とした
が、それ以外の中間層3の補償温度をTcomp、記録層4
の磁化が再生層2に転写を開始する温度をToとしたと
きにTo<Tcompの条件を満たし、かつ、再生時の昇温
により磁化が喪失する程度のキュリー温度を有する磁性
材料膜製としてもよい。
が、それ以外の中間層3の補償温度をTcomp、記録層4
の磁化が再生層2に転写を開始する温度をToとしたと
きにTo<Tcompの条件を満たし、かつ、再生時の昇温
により磁化が喪失する程度のキュリー温度を有する磁性
材料膜製としてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、磁気的に結合した記録層、中間層、再生層を有し、
中間層は室温において面内磁化膜であり、かつ、中間層
の補償温度は記録層の磁化が再生層に転写を開始する温
度よりも高く、かつ、中間層のキュリー温度は再生時の
昇温により磁化が喪失する程度の温度である構成、及
び、その光磁気記録媒体の中間層の一部が中間層のキュ
リー温度に到達し、かつ、中間層の一部の温度が中間層
の補償温度とキュリー温度との間となるような強度のレ
ーザー光で再生する方法により、安定した再生動作が可
能で簡単な構造の優れた光磁気記録媒体及びその再生方
法を実現できるものである。
は、磁気的に結合した記録層、中間層、再生層を有し、
中間層は室温において面内磁化膜であり、かつ、中間層
の補償温度は記録層の磁化が再生層に転写を開始する温
度よりも高く、かつ、中間層のキュリー温度は再生時の
昇温により磁化が喪失する程度の温度である構成、及
び、その光磁気記録媒体の中間層の一部が中間層のキュ
リー温度に到達し、かつ、中間層の一部の温度が中間層
の補償温度とキュリー温度との間となるような強度のレ
ーザー光で再生する方法により、安定した再生動作が可
能で簡単な構造の優れた光磁気記録媒体及びその再生方
法を実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例の光磁気記録媒体の断面略図
【図2】(a)は同光磁気記録媒体の再生動作を説明す
る平面略図 (b)は(a)の要部断面図
る平面略図 (b)は(a)の要部断面図
【図3】同光磁気記録媒体の中間層の膜厚と交換結合力
の関係を示した図
の関係を示した図
【図4】同光磁気記録媒体の交換結合力と再生層の保磁
力の温度依存性を示した図
力の温度依存性を示した図
【図5】同光磁気記録媒体の再生出力とノイズの再生パ
ワー依存性を示した図
ワー依存性を示した図
【図6】(a)は従来の光磁気記録媒体の再生動作を説
明する平面略図 (b)は(a)の要部断面図
明する平面略図 (b)は(a)の要部断面図
2 再生層 3 中間層 4 記録層
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気的に結合した記録層、中間層、再生
層を有し、前記記録層に対し信号の記録を行うととも
に、前記再生層の磁化の向きを揃えた後、前記再生層を
レーザー光の照射により昇温せしめ、前記記録層に記録
された磁気信号を前記再生層に転写しながら磁気光学効
果により光学信号に変換して読み取る再生方法で使用す
る光磁気記録媒体であって、前記中間層は室温において
面内磁化膜であり、かつ、前記中間層の補償温度は前記
記録層の磁化が前記再生層に転写を開始する温度よりも
高く、かつ、前記中間層のキュリー温度は再生時の昇温
により磁化が喪失する程度の温度であることを特徴とし
た光磁気記録媒体。 - 【請求項2】 磁気的に結合した記録層、中間層、再生
層を有し、前記中間層は室温において面内磁化膜であ
り、かつ、前記中間層の補償温度が前記記録層の磁化が
前記再生層に転写を開始する温度より高く、かつ、再生
時の昇温により前記中間層の磁化が喪失する程度の温度
のキュリー温度を有する光磁気記録媒体を前記中間層の
一部の温度がキュリー温度に到達し、かつ、前記中間層
の一部の温度が前記中間層の補償温度とキュリー温度と
の間になるような強度のレーザー光で再生することを特
徴とした光磁気記録媒体の再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15470293A JPH0714230A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 光磁気記録媒体及びその再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15470293A JPH0714230A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 光磁気記録媒体及びその再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714230A true JPH0714230A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15590089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15470293A Pending JPH0714230A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 光磁気記録媒体及びその再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714230A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020079A (en) * | 1994-01-17 | 2000-02-01 | Fujitsu Limited | Magneto-optical recording medium and reproducing method for information recorded on the medium |
WO2002065465A1 (fr) * | 2001-02-14 | 2002-08-22 | Fujitsu Limited | Support d'enregistrement magneto-optique |
US6800348B2 (en) | 1998-06-04 | 2004-10-05 | Sony Corporation | Optical recording medium |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15470293A patent/JPH0714230A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6020079A (en) * | 1994-01-17 | 2000-02-01 | Fujitsu Limited | Magneto-optical recording medium and reproducing method for information recorded on the medium |
US6128254A (en) * | 1994-01-17 | 2000-10-03 | Fujitsu Limited | Magneto-optical recording medium and reproducing method for information recorded on the medium |
US6800348B2 (en) | 1998-06-04 | 2004-10-05 | Sony Corporation | Optical recording medium |
WO2002065465A1 (fr) * | 2001-02-14 | 2002-08-22 | Fujitsu Limited | Support d'enregistrement magneto-optique |
US6844083B2 (en) | 2001-02-14 | 2005-01-18 | Fujitsu Limited | Magneto-optical recording medium possessing a magnetic assist layer |
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