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JPH07137089A - 異材質樹脂成形品の射出成形方法 - Google Patents

異材質樹脂成形品の射出成形方法

Info

Publication number
JPH07137089A
JPH07137089A JP30987993A JP30987993A JPH07137089A JP H07137089 A JPH07137089 A JP H07137089A JP 30987993 A JP30987993 A JP 30987993A JP 30987993 A JP30987993 A JP 30987993A JP H07137089 A JPH07137089 A JP H07137089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
shot
molded
molding
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30987993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Ando
嘉浩 安藤
Sadahisa Ando
定久 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMASHITA DENKI KK
Original Assignee
YAMASHITA DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMASHITA DENKI KK filed Critical YAMASHITA DENKI KK
Priority to JP30987993A priority Critical patent/JPH07137089A/ja
Publication of JPH07137089A publication Critical patent/JPH07137089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/46Knobs or handles, push-buttons, grips
    • B29L2031/466Keypads, keytops

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 接触面で融着しない異材質樹脂の組み合わせ
でも、二色成形方法やインサート成形方法等の場合、樹
脂成形部品と射出成形した樹脂の分離脱落がない射出成
形方法の提供。 【構成】 二色成形方法やインサート成形方法等の1次
側の樹脂として、特定樹脂A(ポリアセタール樹脂、ポ
リアミド樹脂あるいはポリプロピレン樹脂)と特定樹脂
B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボ
ネイト樹脂)のどちらか一方を使用し、かつ前記方法の
それぞれの2次側の樹脂として、前記特定樹脂A,Bの
他方を使用し、二色成形方法やインサート成形方法等の
1次側樹脂成形部の適所にリブ等の突起を形成して置
く。2次側樹脂を射出して樹脂の熱や圧力によって前記
突起を変形させ、当該射出樹脂の内部に該突起を楔状に
残存させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュホン式電話や
コンピュータ等の各種入力用キートップ、電子機器の筐
体、防水や防塵用筐体等といった樹脂成形品を、材質の
異なる樹脂どうしの組み合わせにより成形する射出成形
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1次側の成形部分と2次側の成形部分を
2種類の樹脂で交互に射出成形する二色成形方法や、金
型内に挿入した樹脂成形部品の周囲に該樹脂成形部品と
は別の種類の樹脂を射出成形して該樹脂成形部品と一体
化させるインサート成形方法や、金型内に挿入した樹脂
成形部分の一部または複数の部分に該樹脂成形部品とは
別の種類の樹脂を射出成形して該樹脂成形部品と一体化
させるアウトサート成形方法等を用いることによって、
各種の樹脂成形品(部品および最終製品)が異なった樹
脂の組み合わせにより成形されている。
【0003】このように色や物性等の材質が異なる樹脂
どうしの射出成形では、二色成形方法の場合の1次側の
成形部分と2次側の成形部分との接触部分、あるいはイ
ンサート成形方法やアウトサート成形方法の場合の金型
に挿入した樹脂成形部品と射出成形した樹脂との接触部
分で、樹脂どうしが融着一体化して、あたかもひとつの
成形品となるような樹脂の組み合わせが選択されてい
る。この接触面で融着する樹脂の代表的な組み合わせと
しては、ABS樹脂どうしの組み合わせや、ABS樹脂
とポリカーボネイト樹脂の組み合わせが知られている。
【0004】しかしながら最近では、樹脂成形品の機能
を高めるために、樹脂どうしの接触面で融着が起きない
か、融着が起きにくいような樹脂の組み合わせで成形す
る場合が増えている。この接触面で融着しないか、融着
しにくい樹脂の代表的な組み合わせとしては、2種類の
一方にポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂あるいはポ
リプロピレン樹脂などを使用し、他の一方にABS樹脂
あるいはポリカーボネイト樹脂などを使用する組合せな
どがある。
【0005】このような樹脂の組み合わせで成形した場
合には、樹脂どうしの接触面で融着が起きないか、不十
分な融着しか起きないために、成形の途中や製品として
使用している最中などに2種類の樹脂が接触面で分離
し、片側が脱落してしまうことがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、接触面で融着しないか、融着しにくい樹脂の組み
合わせで射出成形しても、二色成形方法の場合の1次側
と2次側の樹脂の成形部分の分離脱落、あるいはインサ
ート成形方法やアウトサート成形方法の場合の樹脂成形
部品と射出成形した樹脂の分離脱落がない、異材質樹脂
成形品の射出成形方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の異材質樹脂成形
品の射出成形方法では、ファーストショットで1次側の
樹脂の射出成形を行い、セカンドショットで2次側の樹
脂の射出成形を行う二色成形方法において、ファースト
ショットの1次側の樹脂として特定樹脂A(ポリアセタ
ール樹脂、ポリアミド樹脂あるいはポリプロピレン樹
脂)と特定樹脂B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂ある
いはポリカーボネイト樹脂)のどちらか一方を使用し、
セカンドショットの2次側の樹脂として前記特定樹脂
A,Bの他方を使用し、ファーストショットの1次側の
樹脂の成形部分の適所に、セカンドショットの2次側の
樹脂の射出成形の際に変形して2次側の樹脂の成形部分
の内部に残るリブ等の突起を、ファーストショットの1
次側の樹脂によって形成して置く。
【0008】また、本発明の別の態様の射出成形方法で
は、樹脂成形部品を金型内に挿入し、該樹脂成形部品の
周囲に樹脂を射出成形して樹脂成形部品と一体化させる
インサート成形方法や、樹脂成形部品を金型内に挿入
し、該樹脂成形部品の一部または複数の部分に樹脂を射
出成形して樹脂成形部品と一体化させるアウトサート成
形方法において、金型内に挿入する樹脂成形部品の成形
材料として、特定樹脂A(ポリアセタール樹脂、ポリア
ミド樹脂あるいはポリプロピレン樹脂)と特定樹脂B
(ABS樹脂等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボネ
イト樹脂)のどちらか一方を使用し、インサート成形や
アウトサート成形の際に射出成形する樹脂として前記特
定樹脂A,Bの他方を使用し、金型内に挿入する樹脂成
形部品の適所に、インサート成形やアウトサート成形の
際に射出した樹脂によって変形して該射出成形した樹脂
の内部に残るリブ等の突起を形成して置く。
【0009】樹脂成形品をキートップとした本発明の射
出成形方法では、ファーストショットの1次側の樹脂に
より文字や数字、あるいは図形を表す1次樹脂成形部分
6の射出成形を行い、セカンドショットの2次側の樹脂
によりその周囲を囲む2次樹脂成形部分9の射出成形を
行う二色成形方法において、ファーストショットの一次
側の樹脂として、特定樹脂A(ポリアセタール樹脂、ポ
リアミド樹脂あるいはポリプロピレン樹脂)と特定樹脂
B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボ
ネイト樹脂)のどちらか一方を使用し、セカンドショッ
トの2次側の樹脂として前記特定樹脂A,Bの他方を使
用し、ファーストショットの1次側樹脂成形部分6の適
所に、セカンドショットの射出成形の際に変形して2次
樹脂成形部分9の内部に残るリブ等の突起を、ファース
トショットの一次側の樹脂によって形成して置く。
【0010】樹脂成形品をキートップとした本発明の別
の態様の射出成形方法では、文字や数字あるいは図形の
一部に、文字や数字あるいは図形を表す1次側樹脂成形
部分11によって包囲された2次側樹脂の隔離部分12
aが存在し、ファーストショットの1次側の樹脂により
文字や数字あるいは図形を表す1次樹脂成形部分11の
射出成形を行い、セカンドショットの2次側の樹脂によ
り1次樹脂成形部分11の周囲を囲む2次樹脂の外側樹
脂成形部分12と2次樹脂の隔離部分12aの射出成形
を行うキートップの射出成形方法であって、ファースト
ショットの1次側の樹脂として、特定樹脂A(ポリアセ
タール樹脂、ポリアミド樹脂あるいはポリプロピレン樹
脂)と特定樹脂B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂ある
いはポリカーボネイト樹脂)のどちらか一方を使用し、
セカンドショットの2次側の樹脂として前記特定樹脂
A,Bの他方を使用し、2次樹脂の隔離部分形成用空間
22dに突出する位置に、セカンドショットの2次側の
樹脂の射出成形の際に変形するリブ等の突起をファース
トショットの一次側の樹脂によって成形して置く。
【0011】
【作用】二色成形方法の場合について、文字や数字ある
いは図形を表す部分をファーストショットの一次側の樹
脂で成形し、その周囲をセカンドショットの2次側の樹
脂で囲むことによって作成するキートップを例にして説
明すると、図1に示したようにファーストショットの上
側金型2には、ファーストショットで1次樹脂の充填さ
れる1次樹脂成形用空間4と、1次樹脂成形用空間4か
ら延長した楔リブ成形用空間4aが形成されている。
【0012】ファーストショットにおいて、1次側の樹
脂は射出成形機によりファーストショットの樹脂注入口
5から金型内の1次樹脂成形用空間4と楔リブ成形用空
間4aに充填され、図5に示したように楔リブ6aを含
む1次樹脂成形部分6を成形する。
【0013】図2と図3に示したようにファーストショ
ットの上側金型2をセカンドショットの上側金型3と交
換し、射出成形機によりセカンドショットの2次側の樹
脂をセカンドショットの樹脂注入口8から2次樹脂成形
用空間7に充填する。
【0014】このとき2次樹脂成形用空間7に充填され
た2次側の樹脂の熱と圧力により、あらかじめ成形され
ていた楔リブ6aが変形し、図4と図6に示したように
2次側の樹脂の冷却と固化に伴って変形した形状のまま
2次側の樹脂の内部に変形した楔リブ6bとして残され
る。
【0015】このようにファーストショットの1次側の
樹脂成形部分の適所にリブ等の突起を設け、セカンドシ
ョットの際の2次側の成形樹脂の注入によってリブ等の
突起を変形させて1次側と2次側の樹脂の分離、脱落を
防ぐ本発明方法は、当然のことながら、キートップ以外
の樹脂成形品を二色成形方法で成形する場合にも適用で
きる。
【0016】次に、インサート成形方法の場合を説明す
ると、図12に示したようにインサート成形部品23に
は、あらかじめインサート成形部品楔リブ23aが形成
されている。
【0017】図13に示したようにインサート成形部品
23をインサートの挿入側金型24の所定の位置に挿入
し、インサートの射出側金型25を閉じた後、射出成形
機よりインサートの樹脂注入口27からインサートの成
形用空間26に樹脂を充填する。
【0018】このときにインサートの成形用空間26に
充填される樹脂の熱と圧力により、インサート成形部品
楔リブ23aが変形し、充填された樹脂の冷却、固化に
ともなって変形した形状のまま樹脂の内部に残される。
【0019】次に、アウトサート成形方法の場合を説明
すると、図14に示したようにアウトサートの際の樹脂
成形部品である樹脂ケース29には、あらかじめ樹脂ケ
ースの楔リブ29aが形成されている。
【0020】図15に示したように樹脂成形部品をアウ
トサートの挿入側金型30の所定の位置に挿入し、アウ
トサートの射出型金型31を閉じた後、射出成形機より
アウトサートの樹脂注入口33からアウトサートの成形
用空間32に樹脂を充填する。
【0021】このときにアウトサートの成形用空間32
に充填される樹脂の熱と圧力により、樹脂ケースの楔リ
ブ29aが変形し、図16に示したように充填された樹
脂の冷却、固化に伴って変形した形状のまま樹脂の内部
に成形後の楔リブ29bとして残される。
【0022】
【発明の効果】以上のように特定樹脂A,Bを用いた本
発明の異材質樹脂成形品の射出成形方法によれば、二色
成形方法ではファーストショットの一次樹脂成形部分に
設けられたリブ等の突起がセカンドショットの2次側の
樹脂の射出成形によって変形して2次側の樹脂の内部に
残るため、また、インサート成形方法やアウトサート成
形方法では金型内に挿入する樹脂成形部品にあらかじめ
形成されたリブ等の突起が射出成形によって変形して射
出成形された樹脂の内部に残るため、互いに融着しない
樹脂どうしが接触面で剥離した場合でも、変形したリブ
等の突起が楔のように互いの成形部分を繋ぐことにな
り、片側の樹脂の成形部分を脱落させることがない。
【0023】
【実施例1】ファーストショットで数字の部分を含む1
次樹脂成形部分6を射出成形し、セカンドショットで数
字の部分を残して外側を覆う2次樹脂成形部分9を射出
成形するキートップの二色成形であって、図1に示した
ようにファーストショットの上側金型2には、ファース
トショットで1次側の樹脂の充填される1次樹脂成形用
空間4と、1次樹脂成形空間4の側面から延長した楔リ
ブ成形用空間4aとファーストショットの樹脂注入口5
が形成されている。
【0024】ファーストショットとセカンドショットの
両方の成形に共通して使用される下側金型1には、1次
樹脂成形部分6と2次樹脂成形部分9の両方に当たる位
置に突き出しピン10が差し込まれている。
【0025】ファーストショットにおいて、図1に示し
たように下側金型1とファーストショットの上側金型2
を閉じた後、1次側の樹脂としてポリアセタール樹脂を
使用し、射出成形機によりファーストショットの樹脂注
入口5から金型内の1次樹脂成形用空間4と楔リブ成形
用空間4aに充填し、図5に示したように楔リブ6aを
含む1次樹脂成形部分を成形する。
【0026】セカンドショットにおいて、図2に示した
ようにファーストショットの上側金型2を2次樹脂成形
用空間7が形成されているセカンドショットの上側金型
3と交換した後、射出成形機により2次側の樹脂として
ABS樹脂をセカンドショットの上側金型3に設けられ
たセカンドショットの樹脂注入口8から2次樹脂成形用
空間7に充填する。
【0027】このとき2次樹脂成形用空間7に充填され
た2次側の樹脂の熱と圧力により、あらかじめファース
トショットにおいて成形されていた楔リブ6aが変形
し、図4に示したように2次側の樹脂の冷却と固化に伴
って変形した形状のまま2次側の樹脂の内部に変形した
楔リブ6bとして残る。
【0028】セカンドショットの終了したキートップ
は、セカンドショットの上側金型3を型開きした後に、
突出しピン10によって下側金型1から突き出されて分
離される。
【0029】図6に示したように1次樹脂成形部分6か
ら延長した楔リブ6aが2次側の樹脂の内部に複雑に変
形した形状を持つ変形した楔リブ6bとして残るため
に、1次樹脂成形部分6と2次樹脂成形部分9の接触部
分が剥離しても、1次樹脂成形部分6と2次樹脂成形部
分9が別れて脱落することがない。
【0030】
【実施例2】ファーストショットの1次側の樹脂成形部
分に”O”の図形があり、セカンドショットの2次側の
樹脂で”O”の図形を残して周囲を覆うとともに”O”
の内部を埋めるキートップを二色成形方法によって成形
する場合、図7に示したように2次側の樹脂の成形部分
にはキートップの外側を囲む2次樹脂の外側部分12
と、”O”を表す1次樹脂成形部分11の図形部に囲ま
れた2次樹脂の隔離部分12aが存在する。
【0031】また、1次樹脂成形部分11の”O”の図
形の部分の裏側には、セカンドショットの際に2次樹脂
の外側部分12から2次樹脂の隔離部分12aに2次側
の樹脂を導いた樹脂の流路である2次樹脂の外側通路1
2bと2次樹脂の連結通路12cと2次樹脂の内側通路
12dが残っており、2次樹脂の外側部分12と2次樹
脂の隔離部分12aをキートップの裏側で繋いでいる。
【0032】二色成形方法によって融着しないか、ある
いは融着の起こりにくい樹脂の組み合わせで1次側の樹
脂の成形部分である1次樹脂成形部分11と2次側の樹
脂の成形部分である2次樹脂の外側部分12、および2
次樹脂の隔離部分12aのキートップの成形を行った場
合には、2次樹脂の隔離部分12aは、1次樹脂成形部
分11の周囲を覆う2次樹脂の外側部分12に比べて1
次樹脂成形部分11からより脱落しやすい。
【0033】特にキートップの裏側などに別の樹脂成形
品を超音波溶着で溶着するような場合には、超音波溶着
の際の振動によって2次樹脂の外側通路12bや2次樹
脂の内側通路12dの部分か、あるいはそれらの周辺で
2次側の樹脂が分断され、2次樹脂の隔離部分12aは
容易に1次樹脂成形部分11から脱落する。
【0034】このように2次樹脂の隔離部分12aを持
つキートップを二色成形方法で作成するに当たり、図8
に示したようにファーストショットの上側金型13には
1次樹脂成形用空間15と、1次樹脂成形用空間15か
ら延長し、キートップの図形表示部分に当たる1次樹脂
成形用空間上面15bより高さが低く、周囲を囲む1次
樹脂成形用空間内壁15cに接触しない壁形状の楔リブ
成形用空間15aと、ファーストショットの樹脂注入口
19とが形成されている。
【0035】また、ファーストショットの上側金型13
には、セカンドショットのときに2次樹脂の外側形成用
空間22から2次樹脂の隔離部分成形用空間22dに2
次側の樹脂を充填するための通路となる2次樹脂の外側
通路成形用空間22aと2次樹脂の内側通路形成用空間
22cを形成するために、外側閉鎖ピン16と内側閉鎖
ピン17が、2次樹脂の外側部分12と2次樹脂の隔離
部分12aが形成される位置であって、下側金型14に
差し込むスライドピン18に接触する位置に差し込まれ
れている。
【0036】ファーストショットとセカンドショットに
共通して使用される下側金型14には、セカンドショッ
トのときに2次樹脂の隔離部分成形用空間22dに2次
樹脂を充填するために、2次樹脂の外側通路成形用空間
22aと2次樹脂の内側通路成形用空間22cを繋ぐ空
間である2次樹脂の連結通路成形用空間22bを形成す
るためのスライドピン18が、1次樹脂の成形用空間1
5に接する位置まで差し込まれている。
【0037】ファーストショットの1次側の樹脂として
ポリアセタール樹脂(三菱ガス化学株式会社製、ユピタ
ールF40−20)を使用し、射出成形機よりファース
トショットの樹脂注入口19から楔リブ成形用空間15
aを含む1次樹脂成形用空間15に1次側の樹脂を充填
し、図9に示したように楔リブ11aを含む1次樹脂の
成形部分11を成形する。
【0038】ファーストショット終了後に、外側閉鎖ピ
ン16と内側閉鎖ピン17を図8の上の方向に移動させ
て、セカンドショットの際に2次側の樹脂を2次樹脂の
隔離部分成形用空間22dに充填するための通路とな
る、2次樹脂の外側通路成形用空間22aと2次樹脂の
内側通路成形用空間22cを形成する。そして、外側閉
鎖ピン16と内側閉鎖ピン17を含むファーストショッ
トの上側金型13を下側金型14から引き離し、図10
に示したように2次樹脂の外側成形用空間22と2次樹
脂の隔離部分形成用空間22dが形成されているセカン
ドショットの上側金型20と交換する。
【0039】また、下側金型14に差し込まれたスライ
ドピン18を図9の下の方向にスライドさせて、2次樹
脂の連結通路成形用空間22bを形成する。
【0040】セカンドショットの2次側の樹脂としてA
BS樹脂(日本合成ゴム株式会社製、JSR ABS3
8B)を使用し、射出成形機よりセカンドショットの樹
脂注入口21より2次樹脂の外側成形用空間22に樹脂
を充填するとともに、2次樹脂の外側通路成形用空間2
2aと2次樹脂の連結成形用空間22bと2次樹脂の内
側通路成形用空間22cを通して2次樹脂の隔離部分成
形用空間22dに充填する。
【0041】そのときに2次樹脂の隔離部分成形用空間
22dに充填される2次側の樹脂の熱と圧力により楔リ
ブ11aが変形し、図11に示したように2次側の樹脂
の冷却、固化に伴って変形した形状のまま変形後の楔リ
ブ11bとして2次樹脂の隔離部分12aの内部に残
る。
【0042】セカンドショットの終了したキートップ
は、セカンドショットの上側金型20を型開きした後
に、突き出しピン10によって下側金型14から突き出
されて分離される。
【0043】本発明の二色成形方法により成形した変形
後の楔リブ11b持つキートップの裏側と、変形後の楔
リブ11bを持たない従来の二色成形方法により成形し
たキートップの裏側に、超音波溶着によって別の樹脂成
形部品を溶着し、超音波溶着の際に発生する振動によっ
て2次樹脂の隔離部分12aが脱落を起こす試験を行っ
たところ、本発明方法により成形したキートップでは隔
離部分の脱落発生率は2%であり、従来方法で成形した
キートップでは隔離部分の脱落発生率は10%であり、
本発明方法によれば脱落の発生を改善できるとの結果を
得た。
【0044】なお、本実施例では楔リブ11aとして1
樹脂成形用空間上面15bより高さが低く、1次樹脂成
形用空間内壁15cに接触しない壁形状のリブを設けた
が、実用上から脱落が起きず、2次樹脂の隔離部分成形
用空間22dへの2次側の樹脂の充填を阻害しなけれ
ば、壁状のリブの端を伸ばして1樹脂成形用空間内壁1
5cと一体化させても良いし、リブの形状としても円筒
状、円錐状、その他の形状の突起を1箇所または複数箇
所に設けても良い。
【0045】
【実施例3】本実施例によるインサート成形方法では、
あらかじめ図12のようなインサート成形部品楔リブ2
3aを含むインサート成形部品23を、ポリアセタール
樹脂を使用して通常の射出成形方法によって成形する。
【0046】インサートの挿入側金型24には、インサ
ートの成形用空間26の一部とインサート成形用部品2
3を差し込む空間が形成され、インサートの成形用空間
26に対応した適当な位置に突き出しピン10が差し込
まれる。
【0047】インサート成形部品23をインサートの挿
入金型24の所定の位置に挿入した後に、インサートの
成形用空間26の残りの部分とインサートの樹脂注入口
27が形成されたインサートの射出側金型25とインサ
ートの挿入側金型24を閉じる。
【0048】射出成形樹脂としてABS樹脂を使用し、
射出成形機によりインサートの樹脂注入口27からイン
サートの成形用空間26に充填する。
【0049】このときにインサートの成形用空間26に
充填されるABS樹脂の熱と圧力により、インサート成
形用部品楔リブ23aが変形し、充填された樹脂の冷
却、固化に伴って変形した形状のままABS樹脂の内部
に残る。
【0050】射出成形の終わった後にインサートの射出
側金型25を引き離し、インサート成形部品23と射出
成形樹脂であるABS樹脂が一体化された成形品は、突
き出しピン10によってインサートの挿入側金型24か
ら突き出されて分離される。
【0051】インサート成形部品23をポリアセタール
樹脂とし、射出成形樹脂をABS樹脂として成形された
本発明の異材質樹脂成形品は、複雑に変形したインサー
ト成形部品楔リブ23aの効果により、振動や衝撃を受
けても抜け落ちることのない強固に一体化したものとな
る。
【0052】
【実施例4】本実施例によるアウトサート成形方法で
は、図14に示したようにアウトサート成形用の部品
は、ポリアセタール樹脂を使用した通常の射出成形によ
って成形したアウトサート成形品楔リブ29aを含む樹
脂ケース29に、内装部品28を抜け落ちることのない
程度の強さで嵌め込んだものである。
【0053】アウトサートの挿入側金型30には、アウ
トサート成形の部品を差し込む空間とアウトサートの成
形用空間32の一部が形成され、アウトサート成形用部
品に対応した適当な位置に突き出しピン10が差し込ま
れる。
【0054】アウトサート成形用の部品をアウトサート
の挿入側金型30の所定の位置に挿入し、アウトサート
の樹脂注入口33とアウトサートの成形用空間32の残
りの一部が形成されたアウトサートの射出側金型31を
閉じる。
【0055】射出成形樹脂としてABS樹脂を使用し、
射出成形機よりアウトサートの樹脂注入口33からアウ
トサートの成形用空間32に充填する。
【0056】このときにアウトサートの成形用空間32
に充填されるABS樹脂の熱と圧力により、樹脂ケース
の楔リブ29aが変形し、充填された樹脂の冷却、固化
にともなって変形した形状のまま樹脂の内部に変形後の
楔リブ29bとして残る。
【0057】射出成形の終わった後にアウトサートの射
出側金型31を引き離し、アウトサート成形用部品と射
出成形樹脂であるABS樹脂が一体化された成形品は、
突き出しピン10によってアウトサートの挿入側金型3
0から突き出されて分離される。
【0058】アウトサート成形用部品29をポリアセタ
ール樹脂とし、射出成形樹脂をABS樹脂として成形さ
れた本発明の異材質樹脂成形品は、複雑に変形した成形
後の縦リブ29bの効果により、振動や衝撃を受けても
抜け落ちることのない強固に一体化したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例に係る二色成形方法によ
ってキートップを成形する場合のファーストショット開
始前の金型縦断面図である。
【図2】該二色成形方法のセカンドショット開始前の金
型縦断面図である。
【図3】該二色成形方法のセカンドショット開始前の金
型横断面図である。
【図4】該二色成形方法のセカンドショット終了時の金
型横断面図である。
【図5】前記ファーストショットで成形された1次樹脂
成形部分の斜視図である。
【図6】前記セカンドショットで完成されたキートップ
の斜視図であり、2次樹脂成形部分の一部を切除して示
している。
【図7】本発明方法の別の実施例に係る二色成形方法に
よって作成されたキートップの斜視図である。
【図8】図7のキートップの成形に用いた二色成形方法
のファーストショット開始前の金型縦断面図である。
【図9】該ファーストショットで成形された1次樹脂成
形部分の斜視図である。
【図10】図7のキートップの成形に用いた二色成形方
法のセカンドショット開始前の金型縦断面図である。
【図11】該セカンドショットで完成されたキートップ
の縦断面図である。
【図12】本発明方法の更に別の実施例に係るインサー
ト成形方法に使用されるインサート用成形部品の斜視図
である。
【図13】図12のインサート用成形部品を所定位置に
挿入したインサート成形用金型の縦断面図である。
【図14】本発明方法の更に他の実施例に係るアウトサ
ート成形方法に使用されるアウトサート成形用部品の斜
視図である。
【図15】図14のアウトサート成形用部品を所定位置
に挿入したアウトサート成形用金型の縦断面図である。
【図16】該アウトサート成形方法で完成された成形品
の斜視図であり、2次樹脂成形部分の一部を切除して示
してある。
【符号の説明】
1 二色成形方法の下側金型 2 二色成形方法のファーストショットの上側金型 3 二色成形方法のセカンドショットの上側金型 4 1次樹脂成形用空間 4a 楔リブ成形用空間 5 ファーストショットの樹脂注入口 6 1次樹脂成形部分 6a 楔リブ 6b 変形後の楔リブ 7 2次樹脂成形用空間 8 セカンドショットの樹脂注入口 9 2次樹脂成形部分 10 突き出しピン 11 1次樹脂成形部分 12 2次樹脂の外側部分 12a 2次樹脂の隔離部分 12b 2次樹脂の外側通路 12c 2次樹脂の連結通路 12d 2次樹脂の内側通路 13 二色成形方法のファーストショットの上側金型 14 二色成形方法の下側金型 15 1次樹脂成形用空間 15a 楔リブ成形用空間 15b 1次樹脂成形用空間上面 15c 1次樹脂成形用空間内壁 16 外側閉鎖ピン 17 内側閉鎖ピン 18 スライドピン 19 ファーストショットの樹脂注入口 20 二色成形方法のセカンドショットの上側金型 21 セカンドショットの樹脂注入口 22 2次樹脂の外側形成用空間 22a 2次樹脂の外側通路成形用空間 22b 2次樹脂の連結通路成形用空間 22c 2次樹脂の内側通路成形用空間 22d 2次樹脂の隔離部分成形用空間 23 インサート成形方法のインサート成形部品 23a インサート成形部品楔リブ 24 インサートの挿入側金型 25 インサートの射出側金型 26 インサートの成形用空間 27 インサートの樹脂注入口 28 アウトサート成形用部品の内装部品 29 アウトサート成形用部品 29a アウトサート成形部品楔リブ 29b 変形後の楔リブ 30 アウトサートの挿入側金型 31 アウトサートの射出側金型 32 アウトサートの成形用空間 33 アウトサートの樹脂注入口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 55:02 59:00 69:00 77:00 B29L 31:34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファーストショットで1次側の樹脂の射
    出成形を行い、セカンドショットで2次側の樹脂の射出
    成形を行う二色成形方法において、ファーストショット
    の1次側の樹脂として、特定樹脂A(ポリアセタール樹
    脂、ポリアミド樹脂あるいはポリプロピレン樹脂)と特
    定樹脂B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂あるいはポリ
    カーボネイト樹脂)のどちらか一方を使用し、セカンド
    ショットの2次側の樹脂として前記特定樹脂A,Bの他
    方を使用し、ファーストショットの1次側の樹脂の成形
    部分の適所に、セカンドショットの2次側の樹脂の射出
    成形の際に変形して2次側の樹脂の成形部分の内部に残
    るリブ等の突起を、ファーストショットの1次側の樹脂
    によって形成しておくことを特徴とする異材質樹脂成形
    品の射出形成方法。
  2. 【請求項2】 樹脂成形部品を金型内に挿入し、該樹脂
    成形部品の周囲に樹脂を射出成形して樹脂成形部品と一
    体化させるインサート成形方法や、樹脂成形部品を金型
    内に挿入し、該樹脂成形部品の一部または複数の部分に
    樹脂を射出成形して樹脂成形部品と一体化させるアウト
    サート成形方法において、金型内に挿入する樹脂成形部
    品の成形材料として、特定樹脂A(ポリアセタール樹
    脂、ポリアミド樹脂あるいはポリプロピレン樹脂)と特
    定樹脂B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂あるいはポリ
    カーボネイト樹脂)のどちらか一方を使用し、インサー
    ト成形やアウトサート成形の際に射出成形する樹脂とし
    て前記特定樹脂A,Bの他方を使用し、金型内に挿入す
    る樹脂成形部品の適所に、インサート成形やアウトサー
    ト成形の際に射出した樹脂によって変形して該射出成形
    した樹脂の内部に残るリブ等の突起を形成しておくこと
    を特徴とする異材質樹脂成形品の射出成形方法。
  3. 【請求項3】 樹脂成形品をキートップとし、ファース
    トショットの1次側の樹脂により文字や数字、あるいは
    図形を表す1次樹脂成形部分6の射出成形を行い、セカ
    ンドショットの2次側の樹脂によりその周囲を囲む2次
    樹脂成形部分9の射出成形を行う二色成形方法におい
    て、ファーストショットの一次側の樹脂として、特定樹
    脂A(ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂あるいはポ
    リプロピレン樹脂)と特定樹脂B(ABS樹脂等のスチ
    レン系樹脂あるいはポリカーボネイト樹脂)のどちらか
    一方を使用し、セカンドショットの2次側の樹脂として
    前記特定樹脂A,Bの他方を使用し、ファーストショッ
    トの1次側樹脂成形部分6の適所に、セカンドショット
    の射出成形の際に変形して2次樹脂成形部分9の内部に
    残るリブ等の突起を、ファーストショットの一次側の樹
    脂によって形成しておくことを特徴とする請求項1に記
    載の射出成形方法。
  4. 【請求項4】 樹脂成形品をキートップとし、文字や数
    字あるいは図形の一部に、文字や数字あるいは図形を表
    す1次側樹脂成形部分11によって包囲された2次側樹
    脂の隔離部分12aが存在し、ファーストショットの1
    次側の樹脂により文字や数字あるいは図形を表す1次樹
    脂成形部分11の射出成形を行い、セカンドショットの
    2次側の樹脂により1次樹脂成形部分11の周囲を囲む
    2次樹脂の外側樹脂成形部分12と2次樹脂の隔離部分
    12aの射出成形を行う二色成形方法において、ファー
    ストショットの1次側の樹脂として、特定樹脂A(ポリ
    アセタール樹脂、ポリアミド樹脂あるいはポリプロピレ
    ン樹脂)と特定樹脂B(ABS樹脂等のスチレン系樹脂
    あるいはポリカーボネイト樹脂)のどちらか一方を使用
    し、セカンドショットの2次側の樹脂として前記特定樹
    脂A,Bの他方を使用し、2次樹脂の隔離部分形成用空
    間22dに突出する位置に、セカンドショットの2次側
    の樹脂の射出成形の際に変形するリブ等の突起を、ファ
    ーストショットの一次側の樹脂によって成形しておくこ
    とを特徴とする請求項1に記載の射出成形方法。
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