JPH07137001A - 表面化粧木質板 - Google Patents
表面化粧木質板Info
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- JPH07137001A JPH07137001A JP28375893A JP28375893A JPH07137001A JP H07137001 A JPH07137001 A JP H07137001A JP 28375893 A JP28375893 A JP 28375893A JP 28375893 A JP28375893 A JP 28375893A JP H07137001 A JPH07137001 A JP H07137001A
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- Japan
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- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面が平滑で美観的に好ましい一方、耐湿
性、耐水性に優れた表面化粧木質板を提供する。 【構成】 木材薄片集成板2に方向性木材薄片集成板3
を積層した積層木質板6の方向性木材薄片集成板3側の
一面に、表面が平滑な硬質シート4と化粧材5を積層す
る。また、前記硬質シート4として、シート状の基材に
熱硬化性樹脂を含浸させた熱硬化性樹脂含浸硬化シート
を用いる。
性、耐水性に優れた表面化粧木質板を提供する。 【構成】 木材薄片集成板2に方向性木材薄片集成板3
を積層した積層木質板6の方向性木材薄片集成板3側の
一面に、表面が平滑な硬質シート4と化粧材5を積層す
る。また、前記硬質シート4として、シート状の基材に
熱硬化性樹脂を含浸させた熱硬化性樹脂含浸硬化シート
を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅などの内装材に用
いられる表面平滑性に優れて美観的にも好ましく、かつ
耐水性、耐湿性に優れた表面化粧木質板に関する。
いられる表面平滑性に優れて美観的にも好ましく、かつ
耐水性、耐湿性に優れた表面化粧木質板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木材資源の不足や、森林の保護が
問題となってきており、森林伐採は今後ますます困難に
なることは明らかである。したがって、原木を大量に使
用して製造される合板などの板材は、その供給が不安定
あるいは供給不足となり、価格も高騰することが予想さ
れる。このため、従来廃材とされていた木材や小径木の
薄片を利用したOSB(ORIENTED STRAND BOARD) と呼
ばれる方向性木材薄片集成板が合板に代わって用いられ
つつある。
問題となってきており、森林伐採は今後ますます困難に
なることは明らかである。したがって、原木を大量に使
用して製造される合板などの板材は、その供給が不安定
あるいは供給不足となり、価格も高騰することが予想さ
れる。このため、従来廃材とされていた木材や小径木の
薄片を利用したOSB(ORIENTED STRAND BOARD) と呼
ばれる方向性木材薄片集成板が合板に代わって用いられ
つつある。
【0003】この木材薄片を用いた方向性木材薄片集成
板は、一般に、原材料となる木材薄片をバインダーで接
着し、成形一体化して形成される。その際、原材料の寸
法が小さくなるに従い、得られる方向性木材薄片集成板
は均一になり、表面も平滑になるが、強度、剛性は低下
し、密度は増加する。逆に原材料の寸法を大きくする
と、木材本来が持っている強度、密度に近づいて行く
が、このような方向性木材薄片集成板は不均質で、表面
の凹凸も大きくなる傾向がある。また、住宅用内装材と
して用いるためには、表面の化粧性が要求されるため、
木材薄片集成板の表面に化粧単板などの化粧材を貼着す
ることが必要となる。
板は、一般に、原材料となる木材薄片をバインダーで接
着し、成形一体化して形成される。その際、原材料の寸
法が小さくなるに従い、得られる方向性木材薄片集成板
は均一になり、表面も平滑になるが、強度、剛性は低下
し、密度は増加する。逆に原材料の寸法を大きくする
と、木材本来が持っている強度、密度に近づいて行く
が、このような方向性木材薄片集成板は不均質で、表面
の凹凸も大きくなる傾向がある。また、住宅用内装材と
して用いるためには、表面の化粧性が要求されるため、
木材薄片集成板の表面に化粧単板などの化粧材を貼着す
ることが必要となる。
【0004】しかしながら、薄物化粧材を貼着したも
の、例えば、薄物化粧単板を貼着した床材や、塩化ビニ
ル印刷フィルムを貼着したカラーパネルなどにおいて
は、方向性木材薄片集成板の表面の凹凸が化粧材の表面
に現出し、さらに、方向性木材薄片集成板特有のチップ
模様が透けて見え、美観的にも好ましくないという問題
があった。
の、例えば、薄物化粧単板を貼着した床材や、塩化ビニ
ル印刷フィルムを貼着したカラーパネルなどにおいて
は、方向性木材薄片集成板の表面の凹凸が化粧材の表面
に現出し、さらに、方向性木材薄片集成板特有のチップ
模様が透けて見え、美観的にも好ましくないという問題
があった。
【0005】表面の凹凸はサンディング処理により、一
時的に平滑になるが、このような方向性木材薄片集成板
は、吸湿性、吸水性が高く、吸湿した際に応力が緩和さ
れ、再度凹凸が発生したり、寸法のくるいが生じるとい
う問題があった。さらに、吸湿、脱湿による個々の木材
薄片の膨れや縮みの度合の違いにより、方向性木材薄片
集成板への化粧材の貼着が困難な場合も生じていた。
時的に平滑になるが、このような方向性木材薄片集成板
は、吸湿性、吸水性が高く、吸湿した際に応力が緩和さ
れ、再度凹凸が発生したり、寸法のくるいが生じるとい
う問題があった。さらに、吸湿、脱湿による個々の木材
薄片の膨れや縮みの度合の違いにより、方向性木材薄片
集成板への化粧材の貼着が困難な場合も生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの事
情に鑑みてなされたものであって、方向性木材薄片集成
板とこれに貼着された化粧材からなり、表面が平滑で美
観的に好ましく、かつ耐湿性、耐水性に優れた表面化粧
木質板を提供することを目的としている。
情に鑑みてなされたものであって、方向性木材薄片集成
板とこれに貼着された化粧材からなり、表面が平滑で美
観的に好ましく、かつ耐湿性、耐水性に優れた表面化粧
木質板を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、木材薄片
集成板に方向性木材薄片集成板を積層した積層木質板
の、方向性木材薄片集成板側の一面に、表面が平滑な硬
質シートを積層した後、化粧材を積層することで解決で
きる。また、前記硬質シートとして、シート状の基材に
熱硬化性樹脂を含浸硬化させた熱硬化性樹脂含浸硬化シ
ートを用いることが好ましい。
集成板に方向性木材薄片集成板を積層した積層木質板
の、方向性木材薄片集成板側の一面に、表面が平滑な硬
質シートを積層した後、化粧材を積層することで解決で
きる。また、前記硬質シートとして、シート状の基材に
熱硬化性樹脂を含浸硬化させた熱硬化性樹脂含浸硬化シ
ートを用いることが好ましい。
【0008】
【作用】方向性木材薄片集成板と化粧材との間に表面が
平滑な硬質シートを積層することによって、方向性木材
薄片集成板の化粧材貼着面が滑らかになる。また、前記
硬質シートによって、木材薄片集成板および方向性木材
薄片集成板内部への水分の浸透が防止される。
平滑な硬質シートを積層することによって、方向性木材
薄片集成板の化粧材貼着面が滑らかになる。また、前記
硬質シートによって、木材薄片集成板および方向性木材
薄片集成板内部への水分の浸透が防止される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の表面化粧木質板について詳し
く説明する。図1は本発明の表面化粧木質板1の一例を
示すものである。このものは、芯層となる木材薄片集成
板2の両面に、表層となる方向性木材薄片集成板3が積
層されて積層木質板6とされ、さらに、前記方向性木材
薄片集成板3の一面に硬質シート4と化粧材5とがこの
順に積層されたものである。
く説明する。図1は本発明の表面化粧木質板1の一例を
示すものである。このものは、芯層となる木材薄片集成
板2の両面に、表層となる方向性木材薄片集成板3が積
層されて積層木質板6とされ、さらに、前記方向性木材
薄片集成板3の一面に硬質シート4と化粧材5とがこの
順に積層されたものである。
【0010】芯層となる木材薄片集成板2は、厚さ0.
4〜0.8mmの木材薄片がバインダーで接着され、成
形一体化されたものである。この木材薄片は、長さが2
0〜100mm、幅が2〜60mmの範囲内であること
が好ましい。これらの木材薄片としては、アカマツ、カ
ラマツ、エゾマツ、トドマツ、アスペン、ロッジポール
パインなどの薄片が好適に用いられるが、樹種は特に限
られるものではない。
4〜0.8mmの木材薄片がバインダーで接着され、成
形一体化されたものである。この木材薄片は、長さが2
0〜100mm、幅が2〜60mmの範囲内であること
が好ましい。これらの木材薄片としては、アカマツ、カ
ラマツ、エゾマツ、トドマツ、アスペン、ロッジポール
パインなどの薄片が好適に用いられるが、樹種は特に限
られるものではない。
【0011】これらの木材薄片は好ましくは、発泡性バ
インダーにより接着され成形一体化されている。この発
泡性バインダーは、木材薄片集成板2中で木材薄片を相
互に結合させるとともに、それ自体が発泡するものであ
って、好ましくは木材薄片同士の交差点にのみ樹脂分を
存在させ、木材薄片の小さな隙間を、発泡セルで押し広
げるようにすることにより、樹脂分の使用量を少なく
し、木材薄片集成板2を低密度化させるものが用いられ
る。さらに、発泡性バインダーは、木材薄片集成板2の
耐水、耐湿性能も向上させる。
インダーにより接着され成形一体化されている。この発
泡性バインダーは、木材薄片集成板2中で木材薄片を相
互に結合させるとともに、それ自体が発泡するものであ
って、好ましくは木材薄片同士の交差点にのみ樹脂分を
存在させ、木材薄片の小さな隙間を、発泡セルで押し広
げるようにすることにより、樹脂分の使用量を少なく
し、木材薄片集成板2を低密度化させるものが用いられ
る。さらに、発泡性バインダーは、木材薄片集成板2の
耐水、耐湿性能も向上させる。
【0012】これらの発泡性バインダーとしては自己発
泡する発泡性ポリウレタン樹脂や、発泡剤によって発泡
するポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂
またはその混合物が挙げられる。発泡剤としては、揮発
性発泡剤であるCCl3 F、CCl2 F2 、または、C
Cl2 F−CClF2 などや熱分解性発泡剤である、ア
ゾジカルボンアミド、アゾヘキサヒドロベンゾニトリ
ル、2,2’ーアゾイソブチロニトリル、ベンゼンスル
ホヒドラジド、または、N,N’ージニトロソーN,
N’ージメチルテレフタルアミドなどを挙げることがで
きる。また、このような発泡性バインダーの木材薄片に
対する割合は、木材薄片100重量部に対して、5〜3
0重量部とするのが好ましいが、発泡性バインダーの割
合は多ければ耐水、耐湿性能が向上するが、重量増とな
るため、両性能のバランスを考慮して決定すればよい。
泡する発泡性ポリウレタン樹脂や、発泡剤によって発泡
するポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂
またはその混合物が挙げられる。発泡剤としては、揮発
性発泡剤であるCCl3 F、CCl2 F2 、または、C
Cl2 F−CClF2 などや熱分解性発泡剤である、ア
ゾジカルボンアミド、アゾヘキサヒドロベンゾニトリ
ル、2,2’ーアゾイソブチロニトリル、ベンゼンスル
ホヒドラジド、または、N,N’ージニトロソーN,
N’ージメチルテレフタルアミドなどを挙げることがで
きる。また、このような発泡性バインダーの木材薄片に
対する割合は、木材薄片100重量部に対して、5〜3
0重量部とするのが好ましいが、発泡性バインダーの割
合は多ければ耐水、耐湿性能が向上するが、重量増とな
るため、両性能のバランスを考慮して決定すればよい。
【0013】さらに、この木材薄片集成板2の厚さは5
〜13mmとするのが好ましく、その密度は0.40〜
0.65g/cm3 とするのが好ましい。密度が0.4
0g/cm3 より小さいと板の強度が不十分になり、逆
に密度が0.65g/cm3より大きい場合は、材料全
体の重量が増加して取扱いが困難になるからである。
〜13mmとするのが好ましく、その密度は0.40〜
0.65g/cm3 とするのが好ましい。密度が0.4
0g/cm3 より小さいと板の強度が不十分になり、逆
に密度が0.65g/cm3より大きい場合は、材料全
体の重量が増加して取扱いが困難になるからである。
【0014】また表層となる方向性木材薄片集成板3
は、厚さ0.4〜0.8mm、長さ20〜100mm、
幅2〜60mmの木材薄片が、ほぼ一定方向に揃えられ
て配列され、バインダーによって成形一体化されてい
る。この際に用いられるバインダーとしては、前記のよ
うな発泡性バインダーを用いてもよいし、非発泡性バイ
ンダーあるいはそれらの混合物のいずれでもよいが、実
用的には、成形用の金型からの離型性の点で、非発泡性
バインダーを主体とするものが好ましい。それらの混合
比は、目的とする方向性木材薄片集成板3の密度と離型
性を考慮して、適宜変更することができる。
は、厚さ0.4〜0.8mm、長さ20〜100mm、
幅2〜60mmの木材薄片が、ほぼ一定方向に揃えられ
て配列され、バインダーによって成形一体化されてい
る。この際に用いられるバインダーとしては、前記のよ
うな発泡性バインダーを用いてもよいし、非発泡性バイ
ンダーあるいはそれらの混合物のいずれでもよいが、実
用的には、成形用の金型からの離型性の点で、非発泡性
バインダーを主体とするものが好ましい。それらの混合
比は、目的とする方向性木材薄片集成板3の密度と離型
性を考慮して、適宜変更することができる。
【0015】また、この方向性木材薄片集成板3におけ
る、木材薄片に対するバインダーの割合は、木材薄片1
00重量部に対して5重量部以上とすることが好まし
い。木材薄片100重量部に対し、バインダー添加量を
5重量部以下とすると、得られた方向性木材薄片集成板
3の強度が不十分になる。
る、木材薄片に対するバインダーの割合は、木材薄片1
00重量部に対して5重量部以上とすることが好まし
い。木材薄片100重量部に対し、バインダー添加量を
5重量部以下とすると、得られた方向性木材薄片集成板
3の強度が不十分になる。
【0016】またこの方向性木材薄片集成板3の厚さは
1〜7mm、好ましくは3〜4mmとされる。さらに、
この方向性木材薄片集成板3の密度は0.40〜0.6
5g/cm3 とするのが好ましい。密度が0.40g/
cm3 より小さいと、板の強度が不十分になり、逆に密
度が0.65g/cm3 より大きい場合は、材料全体の
重量が増加して取扱いが困難になるからである。
1〜7mm、好ましくは3〜4mmとされる。さらに、
この方向性木材薄片集成板3の密度は0.40〜0.6
5g/cm3 とするのが好ましい。密度が0.40g/
cm3 より小さいと、板の強度が不十分になり、逆に密
度が0.65g/cm3 より大きい場合は、材料全体の
重量が増加して取扱いが困難になるからである。
【0017】また、この表層となる方向性木材薄片集成
板3に耐湿性、耐水性を付与するため、原材料である木
材薄片を予めアセチル化しておくのが好ましい。木材薄
片をアセチル化する場合は、その木材薄片を含水率3%
以下、好ましくは1%以下になるまで乾燥した後、酢
酸、無水酢酸、クロル酢酸などの気化蒸気に接触させて
気相中でアセチル化(アセチル化度12〜20%)する
のが好ましい。
板3に耐湿性、耐水性を付与するため、原材料である木
材薄片を予めアセチル化しておくのが好ましい。木材薄
片をアセチル化する場合は、その木材薄片を含水率3%
以下、好ましくは1%以下になるまで乾燥した後、酢
酸、無水酢酸、クロル酢酸などの気化蒸気に接触させて
気相中でアセチル化(アセチル化度12〜20%)する
のが好ましい。
【0018】前記硬質シート4は、シート状の基材に熱
硬化性樹脂を含浸したものである。シート状の基材とし
ては、紙、布、不織布など、前記熱硬化性樹脂を含浸で
き、表面が平滑なものならば任意のものを使用すること
ができるが、特に紙製であることが好ましく、紙の種類
は任意である。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂など
が用いられる。また、硬質シート4は積層木質板6や化
粧材5の色に合わせて任意の色に着色されるか、あるい
は乳濁色などの不透明のものであることが好ましい。ま
た、前記硬質シート4の厚さは0.2〜1.5mmが好
ましい。これは、0.2mm以下であると剛性が劣り、
方向性木材薄片集成板3の表面の凹凸を平滑化する効果
が少なくなる。また、1.5mm以上であっても耐湿
性、耐水性の向上に寄与しないばかりか、硬質シート4
の重量が増し、表面化粧木質板1の反りの原因となるお
それがあるからである。
硬化性樹脂を含浸したものである。シート状の基材とし
ては、紙、布、不織布など、前記熱硬化性樹脂を含浸で
き、表面が平滑なものならば任意のものを使用すること
ができるが、特に紙製であることが好ましく、紙の種類
は任意である。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂など
が用いられる。また、硬質シート4は積層木質板6や化
粧材5の色に合わせて任意の色に着色されるか、あるい
は乳濁色などの不透明のものであることが好ましい。ま
た、前記硬質シート4の厚さは0.2〜1.5mmが好
ましい。これは、0.2mm以下であると剛性が劣り、
方向性木材薄片集成板3の表面の凹凸を平滑化する効果
が少なくなる。また、1.5mm以上であっても耐湿
性、耐水性の向上に寄与しないばかりか、硬質シート4
の重量が増し、表面化粧木質板1の反りの原因となるお
それがあるからである。
【0019】化粧材5としては、化粧単板、印刷樹脂フ
ィルム、化粧紙、布など公知のものを用いることができ
る。化粧単板としては、ナラ、ヒノキ、チーク、ウォル
ナット、スプルースなどの樹種のものが用いられ、厚さ
は0.15〜0.8mm程度のものが用いられるが、本
発明では、特に薄物化粧単板の使用に関して効果がある
ので、0.2〜0.3mmの化粧単板であることが好ま
しい。さらに、このものの含水率は7〜8%程度である
ことが好ましい。含水率がこれより高いものは接着効果
を低下させるばかりでなく、さらに、接着剤の水分が加
算され、積層木質板6との水分の受授の際に反りを生じ
る。また、含水率がこれより低すぎるものは、作業中に
化粧単板が割れてロスを生じ、作業効率を阻害するから
である。印刷樹脂フィルムとしては、厚さ0.2〜0.
5mmのポリエステルフィルム、塩化ビニルフィルムな
どに美麗な模様を印刷した印刷樹脂フィルムなどが用い
られる。さらに、化粧紙、布としては、使用目的に応じ
て、模様を施したものなど任意のものを用いることがで
きる。また、厚さは0.1〜0.5mmのものが好まし
い。また、化粧材5の種類はここに挙げたものばかりで
なく、表面化粧木質板1の用途に応じて任意のものを用
いることができる。
ィルム、化粧紙、布など公知のものを用いることができ
る。化粧単板としては、ナラ、ヒノキ、チーク、ウォル
ナット、スプルースなどの樹種のものが用いられ、厚さ
は0.15〜0.8mm程度のものが用いられるが、本
発明では、特に薄物化粧単板の使用に関して効果がある
ので、0.2〜0.3mmの化粧単板であることが好ま
しい。さらに、このものの含水率は7〜8%程度である
ことが好ましい。含水率がこれより高いものは接着効果
を低下させるばかりでなく、さらに、接着剤の水分が加
算され、積層木質板6との水分の受授の際に反りを生じ
る。また、含水率がこれより低すぎるものは、作業中に
化粧単板が割れてロスを生じ、作業効率を阻害するから
である。印刷樹脂フィルムとしては、厚さ0.2〜0.
5mmのポリエステルフィルム、塩化ビニルフィルムな
どに美麗な模様を印刷した印刷樹脂フィルムなどが用い
られる。さらに、化粧紙、布としては、使用目的に応じ
て、模様を施したものなど任意のものを用いることがで
きる。また、厚さは0.1〜0.5mmのものが好まし
い。また、化粧材5の種類はここに挙げたものばかりで
なく、表面化粧木質板1の用途に応じて任意のものを用
いることができる。
【0020】次に、本発明の表面化粧木質板1の製法の
一例を説明する。まず、熱圧板上に形成される積層木質
板6の長手方向と木材薄片の長辺がほぼ平行になるよう
に非発泡性バインダーを塗布した表層となる木材薄片を
散布し、ついで、発泡性バインダーを塗布した芯層とな
る木材薄片を散布し、さらに、非発泡性バインダーを塗
布した表層となる木材薄片をもう一方の表層と同方向に
並ぶようにして散布し、3層積層物とする。次に、熱圧
成形機中でこの3層積層物に熱圧を加えて熱圧同時成形
する。その熱圧条件は、圧力が1〜2MPa、温度が1
50〜200℃、時間が目的とする厚み(mm)×5〜
120秒とすることが好ましい。
一例を説明する。まず、熱圧板上に形成される積層木質
板6の長手方向と木材薄片の長辺がほぼ平行になるよう
に非発泡性バインダーを塗布した表層となる木材薄片を
散布し、ついで、発泡性バインダーを塗布した芯層とな
る木材薄片を散布し、さらに、非発泡性バインダーを塗
布した表層となる木材薄片をもう一方の表層と同方向に
並ぶようにして散布し、3層積層物とする。次に、熱圧
成形機中でこの3層積層物に熱圧を加えて熱圧同時成形
する。その熱圧条件は、圧力が1〜2MPa、温度が1
50〜200℃、時間が目的とする厚み(mm)×5〜
120秒とすることが好ましい。
【0021】ついで、前記のようにして成形された積層
木質板6の表面に、ユリア樹脂、ゴム変性メラミン・ユ
リア樹脂などの接着剤を120〜150g/m2 塗布
し、さらにこの上に硬質シート4を積層し、約110℃
で、10kg/cm2 の圧力をかけ、約3分間熱圧処理
を施し、木質板ー硬質シート積層物とする。ついで、前
記木質板ー硬質シート積層物の硬質シート4上に、ユリ
ア樹脂、ゴム変性メラミン・ユリア樹脂などの接着剤を
120〜150g/m2 塗布し、さらにこの上に化粧材
5を積層し、前記と同じ熱圧条件で熱圧処理を施し、接
着させる。また、化粧材5の貼着に用いられる接着剤は
先に挙げた任意のものを用いることができるが、化粧材
5への染み出しを低減するためには、ゴム変性メラミン
・ユリア樹脂接着剤が好ましい。
木質板6の表面に、ユリア樹脂、ゴム変性メラミン・ユ
リア樹脂などの接着剤を120〜150g/m2 塗布
し、さらにこの上に硬質シート4を積層し、約110℃
で、10kg/cm2 の圧力をかけ、約3分間熱圧処理
を施し、木質板ー硬質シート積層物とする。ついで、前
記木質板ー硬質シート積層物の硬質シート4上に、ユリ
ア樹脂、ゴム変性メラミン・ユリア樹脂などの接着剤を
120〜150g/m2 塗布し、さらにこの上に化粧材
5を積層し、前記と同じ熱圧条件で熱圧処理を施し、接
着させる。また、化粧材5の貼着に用いられる接着剤は
先に挙げた任意のものを用いることができるが、化粧材
5への染み出しを低減するためには、ゴム変性メラミン
・ユリア樹脂接着剤が好ましい。
【0022】このようにして得られた表面化粧木質板1
は、木材薄片集成板2に方向性木材薄片集成板3を積層
した積層木質板6の方向性木材薄片集成板3側の一面
に、表面が平滑な硬質シート4と、化粧材5を積層し、
特に前記硬質シート4として、シート状の基材に熱硬化
性樹脂を含浸させた熱硬化性樹脂含浸硬化シートを用い
ているので、前記硬質シート4によって、積層木質板6
の化粧材貼着面が滑らかになっているため、化粧材5の
表面に方向性木材薄片集成材3の表面の凹凸が現出せ
ず、表面平滑性が向上し、方向性木材薄片集成板3のチ
ップ模様が透けて見えることはなく美観的にも好まし
い。また、前記硬質シート4が木材薄片集成板2内部へ
の水分の浸透を防止するため、表面化粧木質板1の耐湿
性、耐水性が向上し、寸法安定性に優れる。
は、木材薄片集成板2に方向性木材薄片集成板3を積層
した積層木質板6の方向性木材薄片集成板3側の一面
に、表面が平滑な硬質シート4と、化粧材5を積層し、
特に前記硬質シート4として、シート状の基材に熱硬化
性樹脂を含浸させた熱硬化性樹脂含浸硬化シートを用い
ているので、前記硬質シート4によって、積層木質板6
の化粧材貼着面が滑らかになっているため、化粧材5の
表面に方向性木材薄片集成材3の表面の凹凸が現出せ
ず、表面平滑性が向上し、方向性木材薄片集成板3のチ
ップ模様が透けて見えることはなく美観的にも好まし
い。また、前記硬質シート4が木材薄片集成板2内部へ
の水分の浸透を防止するため、表面化粧木質板1の耐湿
性、耐水性が向上し、寸法安定性に優れる。
【0023】また、本発明で用いられる積層木質板6
は、発泡性バインダーを用いて成形一体化された芯層と
なる木材薄片集成板2に、非発泡性バインダーを用いて
成形一体化された表層となる方向性木材薄片集成板3を
積層しているので、芯層となる木材薄片集成板2は低密
度で軽量であり、表層となる方向性木材薄片集成板3
は、芯層となる木材薄片集成板2より高密度で高強度、
高剛性であるため、積層木質板6全体でみた場合、低密
度で高強度、高剛性の積層木質板6となる。
は、発泡性バインダーを用いて成形一体化された芯層と
なる木材薄片集成板2に、非発泡性バインダーを用いて
成形一体化された表層となる方向性木材薄片集成板3を
積層しているので、芯層となる木材薄片集成板2は低密
度で軽量であり、表層となる方向性木材薄片集成板3
は、芯層となる木材薄片集成板2より高密度で高強度、
高剛性であるため、積層木質板6全体でみた場合、低密
度で高強度、高剛性の積層木質板6となる。
【0024】また、積層木質板6の構造は先の例の他に
も、木材薄片集成板2の片面にのみ方向性木材薄片集成
板3を積層した2層積層物であってもよい。また、芯層
となる木材薄片集成板2の両面に2層ずつの方向性木材
薄片集成板3を積層した5層積層物であってもよい。こ
の場合、隣接する方向性木材薄片集成板3の木材薄片の
配列方向は互いに直交するように配列させるのが好まし
い。このように積層木質板6は、芯層となる木材薄片集
成板2の片面あるいは両面に、用途に応じた最適な強度
となるよう、任意の数の方向性木材薄片集成板3を積層
することができる。
も、木材薄片集成板2の片面にのみ方向性木材薄片集成
板3を積層した2層積層物であってもよい。また、芯層
となる木材薄片集成板2の両面に2層ずつの方向性木材
薄片集成板3を積層した5層積層物であってもよい。こ
の場合、隣接する方向性木材薄片集成板3の木材薄片の
配列方向は互いに直交するように配列させるのが好まし
い。このように積層木質板6は、芯層となる木材薄片集
成板2の片面あるいは両面に、用途に応じた最適な強度
となるよう、任意の数の方向性木材薄片集成板3を積層
することができる。
【0025】さらに、芯層も方向性木材薄片集成板3で
あってよい。この際も、芯層となる木材薄片は発泡性バ
インダーを用いて成形一体化し、低密度の方向性木材薄
片集成板3とすることが好ましい。また、表層となる方
向性木材薄片集成板3の原材料として、厚さが0.3m
m以下の木材薄片を用いると、方向性木材薄片集成板3
の表面平滑性が増し、硬質シート4、化粧材5の貼着が
容易になり、さらに表面平滑性に優れた表面化粧木質板
1を得ることができる。
あってよい。この際も、芯層となる木材薄片は発泡性バ
インダーを用いて成形一体化し、低密度の方向性木材薄
片集成板3とすることが好ましい。また、表層となる方
向性木材薄片集成板3の原材料として、厚さが0.3m
m以下の木材薄片を用いると、方向性木材薄片集成板3
の表面平滑性が増し、硬質シート4、化粧材5の貼着が
容易になり、さらに表面平滑性に優れた表面化粧木質板
1を得ることができる。
【0026】以下、具体例を示し、本発明の効果を明ら
かにする。 (具体例)まず、木材薄片集成板2の材料として、厚さ
0.4〜0.8mm、長さ20〜100mm、幅2〜6
0mmの木材薄片を用意し、低速で回転する回転ドラム
内に前記の木材薄片100重量部を入れて、ドラム内で
自然落下する際に、発泡性ウレタン樹脂(住友バイエル
ウレタン社製の粗MDI)からなる発泡性バインダー1
0重量部をスプレーで散布することにより、発泡性バイ
ンダーが塗布された木材薄片を得た。
かにする。 (具体例)まず、木材薄片集成板2の材料として、厚さ
0.4〜0.8mm、長さ20〜100mm、幅2〜6
0mmの木材薄片を用意し、低速で回転する回転ドラム
内に前記の木材薄片100重量部を入れて、ドラム内で
自然落下する際に、発泡性ウレタン樹脂(住友バイエル
ウレタン社製の粗MDI)からなる発泡性バインダー1
0重量部をスプレーで散布することにより、発泡性バイ
ンダーが塗布された木材薄片を得た。
【0027】ついで、方向性木材薄片集成板3の材料と
して、厚さ0.4〜0.8mm、長さ20〜100m
m、幅2〜60mmの木材薄片を用意し、低速で回転す
る回転ドラム内に前記の木材薄片100重量部を入れ
て、ドラム内で自然落下する際に、水性フェノールバイ
ンダーからなる非発泡性バインダー10重量部をスプレ
ーで散布することにより、非発泡性バインダーが塗布さ
れた木材薄片を得た。
して、厚さ0.4〜0.8mm、長さ20〜100m
m、幅2〜60mmの木材薄片を用意し、低速で回転す
る回転ドラム内に前記の木材薄片100重量部を入れ
て、ドラム内で自然落下する際に、水性フェノールバイ
ンダーからなる非発泡性バインダー10重量部をスプレ
ーで散布することにより、非発泡性バインダーが塗布さ
れた木材薄片を得た。
【0028】ついで、非発泡性バインダーを塗布した木
材薄片のうちの半分を、木材薄片の配列方向がほぼ一定
になるように熱圧板上に散布し、その上に、発泡性バイ
ンダーを塗布した木材薄片を散布した。さらにその上
に、残りの非発泡性バインダーを塗布した木材薄片を、
木材薄片の配列方向がほぼ一定になるように散布し、厚
さ250mmの積層物とした。その積層物を、厚さ12
mmとなるように、温度160℃、圧力20kg/cm
2 で20分間熱圧同時成形し積層木質板6を得た。
材薄片のうちの半分を、木材薄片の配列方向がほぼ一定
になるように熱圧板上に散布し、その上に、発泡性バイ
ンダーを塗布した木材薄片を散布した。さらにその上
に、残りの非発泡性バインダーを塗布した木材薄片を、
木材薄片の配列方向がほぼ一定になるように散布し、厚
さ250mmの積層物とした。その積層物を、厚さ12
mmとなるように、温度160℃、圧力20kg/cm
2 で20分間熱圧同時成形し積層木質板6を得た。
【0029】ついで、前記積層木質板6の片面にユリア
樹脂を120〜150g/m2 塗布した後に、厚さ0.
1mmのクラフトパルプ紙にフェノール樹脂を含浸し、
この含浸紙3枚を積層した後、プレス機にて加熱、硬化
させた硬質シート4を重ねた。さらに、このものに温度
110℃、圧力10kg/cm2 の条件のもと熱圧処理
を施し、積層木質板6と硬質シート4とを貼着し、木質
板ー硬質シート積層物を得た。
樹脂を120〜150g/m2 塗布した後に、厚さ0.
1mmのクラフトパルプ紙にフェノール樹脂を含浸し、
この含浸紙3枚を積層した後、プレス機にて加熱、硬化
させた硬質シート4を重ねた。さらに、このものに温度
110℃、圧力10kg/cm2 の条件のもと熱圧処理
を施し、積層木質板6と硬質シート4とを貼着し、木質
板ー硬質シート積層物を得た。
【0030】次に、この木質板ー硬質シート積層物にゴ
ム変性メラミン・ユリア樹脂接着剤を120〜150g
/m2 塗布し、さらに、厚さ0.3mm、含水率7%の
ナラの化粧単板5を重ね、このものに温度110℃、圧
力10kg/cm2 の条件のもと熱圧処理を施し、木質
板ー硬質シート積層物に化粧単板5を貼着した。このよ
うにして得られた表面化粧木質板1の表面は平滑で、方
向性木材薄片集成板3のチップ模様も認められなかっ
た。また、飽水状態、絶乾状態での長さを比較してみた
ところ、本発明のものは1m当り平均で0.05mm程
度の相違がみられたに留まった。
ム変性メラミン・ユリア樹脂接着剤を120〜150g
/m2 塗布し、さらに、厚さ0.3mm、含水率7%の
ナラの化粧単板5を重ね、このものに温度110℃、圧
力10kg/cm2 の条件のもと熱圧処理を施し、木質
板ー硬質シート積層物に化粧単板5を貼着した。このよ
うにして得られた表面化粧木質板1の表面は平滑で、方
向性木材薄片集成板3のチップ模様も認められなかっ
た。また、飽水状態、絶乾状態での長さを比較してみた
ところ、本発明のものは1m当り平均で0.05mm程
度の相違がみられたに留まった。
【0031】(比較例)硬質シート4を用いない他は、
実施例と同様にして表面化粧木質板を得た。このもの
は、方向性木材薄片集成板3のチップ模様が透けて見え
た。さらに、飽水状態、絶乾状態での長さを比較してみ
たところ、1m当り平均で0.2mmのくるいが生じて
いた。
実施例と同様にして表面化粧木質板を得た。このもの
は、方向性木材薄片集成板3のチップ模様が透けて見え
た。さらに、飽水状態、絶乾状態での長さを比較してみ
たところ、1m当り平均で0.2mmのくるいが生じて
いた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表面化粧
木質板は、木材薄片集成板に方向性木材薄片集成板を積
層した積層木質板の方向性木材薄片集成板側の一面に、
硬質シートと、化粧材が積層され、特に前記硬質シート
として、シート状の基材に熱硬化性樹脂を含浸させた熱
硬化性樹脂含浸硬化シートを用いているので、前記硬質
シートによって、積層木質板の化粧材貼着面が滑らかに
なるため、化粧材の表面に方向性木材薄片集成板表面の
凹凸が現出せず、表面平滑性が向上する。また、方向性
木材薄片集成板のチップ模様が透けて見えることもなく
美観的にも好ましい。さらに、また、前記硬質シートが
木材薄片集成板内部への水分の浸透を防止するため、表
面化粧木質板の耐湿性、耐水性が向上し、寸法安定性に
優れるなどの効果が得られる。
木質板は、木材薄片集成板に方向性木材薄片集成板を積
層した積層木質板の方向性木材薄片集成板側の一面に、
硬質シートと、化粧材が積層され、特に前記硬質シート
として、シート状の基材に熱硬化性樹脂を含浸させた熱
硬化性樹脂含浸硬化シートを用いているので、前記硬質
シートによって、積層木質板の化粧材貼着面が滑らかに
なるため、化粧材の表面に方向性木材薄片集成板表面の
凹凸が現出せず、表面平滑性が向上する。また、方向性
木材薄片集成板のチップ模様が透けて見えることもなく
美観的にも好ましい。さらに、また、前記硬質シートが
木材薄片集成板内部への水分の浸透を防止するため、表
面化粧木質板の耐湿性、耐水性が向上し、寸法安定性に
優れるなどの効果が得られる。
【図1】 本発明の表面化粧木質板の構造を示す断面図
である。
である。
1…表面化粧木質板、2…木材薄片集成板、3…方向性
木材薄片集成板、4…硬質シート、5…化粧材、6…積
層木質板
木材薄片集成板、4…硬質シート、5…化粧材、6…積
層木質板
Claims (2)
- 【請求項1】 木材薄片集成板に方向性木材薄片集成板
を積層した積層木質板の方向性木材薄片集成板側の一面
に、表面が平滑な硬質シートと、化粧材を積層したこと
を特徴とする表面化粧木質板。 - 【請求項2】 前記硬質シートとして、シート状の基材
に熱硬化性樹脂を含浸硬化させた熱硬化性樹脂含浸硬化
シートを用いたことを特徴とする請求項1記載の表面化
粧木質板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28375893A JPH07137001A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 表面化粧木質板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28375893A JPH07137001A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 表面化粧木質板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07137001A true JPH07137001A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17669738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28375893A Pending JPH07137001A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 表面化粧木質板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07137001A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003034011A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-04 | Toppan Printing Co Ltd | 床用化粧シート |
JP2008088741A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 床材及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28375893A patent/JPH07137001A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003034011A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-04 | Toppan Printing Co Ltd | 床用化粧シート |
JP2008088741A (ja) * | 2006-10-03 | 2008-04-17 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 床材及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001219 |