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JPH071349U - 防振体のバネ定数可変装置 - Google Patents

防振体のバネ定数可変装置

Info

Publication number
JPH071349U
JPH071349U JP3636293U JP3636293U JPH071349U JP H071349 U JPH071349 U JP H071349U JP 3636293 U JP3636293 U JP 3636293U JP 3636293 U JP3636293 U JP 3636293U JP H071349 U JPH071349 U JP H071349U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
vibration isolator
spring constant
elastic body
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3636293U
Other languages
English (en)
Inventor
修一 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP3636293U priority Critical patent/JPH071349U/ja
Publication of JPH071349U publication Critical patent/JPH071349U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本願考案は、振動体と支持体の間に介装され
る防振体を構成する固体弾性体に固定部材を当接するこ
とによって、共振周波数を変更し、振動体から支持体へ
の振動の伝達を低減することを目的とする。 【構成】 本願考案は、固体弾性体と、同固体弾性体に
当接される固定部材と、同固定部材を前記弾性体に当接
した位置と当接しない位置に移動させる駆動手段と、同
駆動手段を制御する制御手段と、を備えた防振体のバネ
定数可変装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等においてエンジンやトランスミッションといった振動体を 車体フレーム等の支持体に固定する防振体のバネ定数を変化させ、振動体と防振 体の共振を防ぎ、振動の伝達を低減する防振体のバネ定数可変装置に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
自動車等においては、エンジンやトランスミッション等の振動が車室内に伝達 するのを防止するために、これらの振動発生源をゴム等の固体の弾性体や流体を 封入した振動吸収体からなる防振体で車両に固定している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、固体の弾性体を使用した防振体の場合、設置が簡単で耐久性に優れ るという利点があるが、固体弾性体の特有の共振周波数と振動の周波数が一致す ると殆ど振動が低減されずに伝達されてしまう。エンジンやトランスミッション 等の振動源に起因する振動の周波数は常に一定ではなく、エンジンや駆動軸の回 転数によってかなり広い範囲で変化する。この範囲外の周波数に共振点を有する ように固体弾性体の形状、材質を設定することは困難であった。そのため、固体 弾性体を使用した防振体の場合、特定のエンジンや駆動軸の回転数では振動がほ とんど低減されずに車体に伝達されてしまう場合があるという不具合があった。 また、流体封入型の防振体においては、この共振現象を防止するため流体ポン プ等を使用して封入された流体の量を変化させ、共振周波数を変化させて共振現 象を防止することが行われている。この機構により、振動伝達の低減は行えるも のの、一方でこのような機構を使用するためには防振体の他に流体貯溜部、流体 ポンプ及び流体用の通路を設けなければならず、機構が複雑で高価なものになっ てしまうという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案では、振動体と支持体の間に介装される固体弾性体からなる防 振体と、前記弾性体の表面に当接される固定部材と、同固定部材を前記弾性体に 当接した位置と当接しない位置に移動させる駆動手段と、同駆動手段を制御する 制御手段を設けることによって、簡単な構成で固体弾性体の共振周波数を変化さ せることができる防振体のバネ定数可変装置を提供する。
【0005】
【作用】
固体弾性体の共振周波数は、弾性体の材質、形状及びその自由表面積によって 決定される。そこで、固体弾性体に固定部材を接触させることにより、自由表面 積を変化させて、共振周波数を変化させ、振動の伝達を低減することが可能とな る。
【0006】
【実施例】
図2に示すように硬度Hs60、静的せん断弾性率8.9(kgf/cm2 ) のNBR(ニトリルゴム、カーボンブラック配合無し)を使用し、縦40mm、 横40mm、高さ30mmの防振ゴムを作成した。この防振ゴムに振動を入力し た場合の入力周波数に対する振動伝達率の変化は図3の7の曲線になる。 一方、図1の示すように、図2と同じ防振ゴム1に厚さ10mmの同一材質の 固定部材2を接触させた状態では、入力周波数に対する振動伝達率の変化は図3 の8の曲線になる。 そこで、防振ゴムに加わる振動の周波数をエンジン4に設けた振動センサ5で 検出し、周波数が特定の値、例えば70Hzになるまでは固定部材2を防振ゴム 1に接触した位置とする。すると振動伝達係数は図3の8の曲線と同じように変 化する。周波数が70Hzになった時点で固定部材2を電動アクチュエータ3に より防振ゴム1と接触しない位置に移動させると、防振ゴム1の振動伝達率の変 化は図3の7の曲線と同じように変化する。 この結果、固定部材2を接触した状態から接触しない状態に切り換えた場合の 防振ゴム1の振動伝達率の変化は図4の9のようになり、固定部材2を接触させ ない場合の図3の曲線7や接触させたままの状態の図3の曲線8よりも、最大振 動伝達率を低い状態に維持することができ、簡単な構成で振動伝達の低減を図る ことができる。 尚、上記実施例では固定部材の移動には電動アクチュエータを使用したが、油 圧アクチュエータ、エアシリンダ、モータ等を使用して移動させてもよい。 又、固定部材の先端形状を曲面で形成し、固定部材と防振ゴムとの接触圧力を 変化させることにより、自由表面積を連続して変化させ、共振周波数を連続して 変化させることもできる。又、上記実施例では固定部材を1方向から接触させた が、2方向でも4方向でもかまわない。 又、上記実施例では防振ゴムに加わる振動の周波数を直接検出して固定部材の 移動を行ったが、周波数と密接な関連をもつエンジン回転数や駆動軸の回転数を 検出して固定部材の移動を行ってもよい。
【0007】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る防振体のバネ定数可変装置は、簡単な構成で固体 弾性体のバネ定数を変化させ共振による振動の伝達を防止して、振動の伝達を低 減することができるという効果を奏するものである。
【0008】
【図面の簡単な説明】
第1図は防振ゴムと固定部材の概略図、第2図は防振ゴ
ムの概略図、第3図は防振ゴムに固定部材を接触させた
状態と接触させない状態での入力振動周波数と振動伝達
率の関係図、第4図は防振ゴムに固定部材を接触させた
状態から接触させない状態へ切り換えた場合の入力振動
周波数と振動伝達率の関係図である。 1・・・防振ゴム 2・・・固定部材 3・・・電動ア
クチュエータ 4・・・エンジン 5・・・振動センサ 6・・・車体
フレーム 7・・・防振ゴムの振動伝達率曲線 8・・・固定部材
を接触させた状態での振動伝達率曲線 9・・・70Hzで固定部材を接触した状態から接触し
ない状態に切り換えた場合の振動伝達率曲線

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体と、同振動体を支持する支持体
    と、前記振動体と前記支持体の間に介装される固体弾性
    体からなる防振体と、前記弾性体の表面に当接される固
    定部材と、同固定部材を前記弾性体に当接した位置と当
    接しない位置に移動させる駆動手段と、同駆動手段を制
    御する制御手段と、を備えたことを特徴とする防振体の
    バネ定数可変装置。
  2. 【請求項2】 固体弾性体がゴムであることを特徴とす
    る請求項1に記載の防振体のバネ定数可変装置。
  3. 【請求項3】 固定部材の固体弾性体への接触面が曲面
    で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防
    振体のバネ定数可変装置。
  4. 【請求項4】 制御手段が振動体の振動周波数を検出し
    て駆動手段を制御するものであることを特徴とする請求
    項1に記載の防振体のバネ定数可変装置。
  5. 【請求項5】 エンジンと、同エンジンを支持する車体
    フレームと、前記エンジンと前記車体フレームの間に介
    装される固体弾性体からなる防振体と、前記弾性体の表
    面に当接される固定部材と、同固定部材を前記弾性体に
    当接した位置と当接しない位置に移動させる駆動手段
    と、同駆動手段を制御する制御手段と、からなることを
    特徴とする防振体のバネ定数可変装置。
  6. 【請求項6】 固体弾性体がゴムであることを特徴とす
    る請求項5に記載の防振体のバネ定数可変装置。
  7. 【請求項7】 固定部材の固体弾性体への接触面が局面
    で形成されていることを特徴とする請求項5に記載の防
    振体のバネ定数可変装置。
  8. 【請求項8】 制御手段がエンジンの振動周波数を検出
    して駆動手段を制御するものであることを特徴とする請
    求項5に記載の防振体のバネ定数可変装置。
  9. 【請求項9】 制御手段がエンジンの回転数を検出して
    駆動手段を制御するものであることを特徴とする請求項
    5に記載の防振体のバネ定数可変装置。
JP3636293U 1993-06-08 1993-06-08 防振体のバネ定数可変装置 Withdrawn JPH071349U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3636293U JPH071349U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 防振体のバネ定数可変装置

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JP3636293U JPH071349U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 防振体のバネ定数可変装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH071349U true JPH071349U (ja) 1995-01-10

Family

ID=12467729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3636293U Withdrawn JPH071349U (ja) 1993-06-08 1993-06-08 防振体のバネ定数可変装置

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JP (1) JPH071349U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002124787A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Nec Corp 電子機器の防振構造
JP2014105653A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルパンの底板の制振装置及び制振方法

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JP2002124787A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Nec Corp 電子機器の防振構造
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106