JP2003156096A - 振動制御装置 - Google Patents
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/005—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion using electro- or magnetostrictive actuation means
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車のエンジンカバーなどの振動を吸収し
て消失させる。 【解決手段】 カバー面に装着された圧電ストレーンア
クチュエータ2と、カバーの振動を検出する位置センサ
3と、カバーの振動を消失させるように圧電ストレーン
アクチュエータ2を電気的に駆動する制御回路21とを
設ける。制御回路21は、位置センサ3およびエンジン
制御ユニット20に接続され、データ信号および振動信
号に関連する信号を出力する入力回路22と、入力回路
の出力を増幅して圧電ストレーンアクチュエータ2に出
力する増幅器23とを有している。制御回路21は、第
1の推測値としてエンジン制御ユニット20のデータ信
号を採用し、位置センサ3からのフィードバック信号に
基づいて振動の位相を調整する。
て消失させる。 【解決手段】 カバー面に装着された圧電ストレーンア
クチュエータ2と、カバーの振動を検出する位置センサ
3と、カバーの振動を消失させるように圧電ストレーン
アクチュエータ2を電気的に駆動する制御回路21とを
設ける。制御回路21は、位置センサ3およびエンジン
制御ユニット20に接続され、データ信号および振動信
号に関連する信号を出力する入力回路22と、入力回路
の出力を増幅して圧電ストレーンアクチュエータ2に出
力する増幅器23とを有している。制御回路21は、第
1の推測値としてエンジン制御ユニット20のデータ信
号を採用し、位置センサ3からのフィードバック信号に
基づいて振動の位相を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動制御の分野に
関する。より詳細には、本発明は、自動車におけるノイ
ズ、振動および不快音(harshness) の受動制御(パッシ
ブコントロール)および能動制御(アクティブコントロ
ール)のための装置に関する。
関する。より詳細には、本発明は、自動車におけるノイ
ズ、振動および不快音(harshness) の受動制御(パッシ
ブコントロール)および能動制御(アクティブコントロ
ール)のための装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】自動車の振動および音響
ノイズは、自動車産業にとって長年の問題であり、振動
およびノイズレベルを低減させるための試みがこれまで
絶えずなされてきた。
ノイズは、自動車産業にとって長年の問題であり、振動
およびノイズレベルを低減させるための試みがこれまで
絶えずなされてきた。
【0003】エンジンルームを車内空間から隔てるため
のダッシュボードや防火壁のようなパネルの振動を減少
させることによって音響ノイズを低減させることや、パ
ネルを通した振動の伝搬を防止して自動車の音響ノイズ
レベルを低減させることは、当該分野では知られてい
る。
のダッシュボードや防火壁のようなパネルの振動を減少
させることによって音響ノイズを低減させることや、パ
ネルを通した振動の伝搬を防止して自動車の音響ノイズ
レベルを低減させることは、当該分野では知られてい
る。
【0004】たとえば、パネルの厚みを増やしたり、パ
ネルにリブおよび(または)ビードを設けることによっ
て、パネルの剛性が増す。あるいは、または追加的に、
アスファルトシートがパネルに熱接着され、または減衰
特性をパネルに付加するために粘弾性材料がパネル上に
照射される。このような方法は、パネルの振動透過率を
減少させるのに効果的であることがよく知られている。
ネルにリブおよび(または)ビードを設けることによっ
て、パネルの剛性が増す。あるいは、または追加的に、
アスファルトシートがパネルに熱接着され、または減衰
特性をパネルに付加するために粘弾性材料がパネル上に
照射される。このような方法は、パネルの振動透過率を
減少させるのに効果的であることがよく知られている。
【0005】しかしながら、上述した方法は、車体の重
量を不可避的に増加させるというような固有の問題を有
している。また、結果的に生じるパネル厚みの増加が車
内空間を減少させる。さらに、結果的に生じるパネル質
量の増加もまた、低周波ノイズの遮蔽が満足のゆくやり
方で達成されないように、パネルの共振周波数を減少さ
せる。
量を不可避的に増加させるというような固有の問題を有
している。また、結果的に生じるパネル厚みの増加が車
内空間を減少させる。さらに、結果的に生じるパネル質
量の増加もまた、低周波ノイズの遮蔽が満足のゆくやり
方で達成されないように、パネルの共振周波数を減少さ
せる。
【0006】従来におけるこのような問題に鑑みて、本
発明は、たとえばエンジンタイミングカバーのような隣
の構造体の振動を受動的に吸収して消失させるために、
または能動的にアクチュエータを駆動して構造上の運動
および(または)振動に対抗するために、圧電ストレー
ンアクチュエータを採用することによって振動を低減さ
せる受動的または能動的振動制御を提供している。
発明は、たとえばエンジンタイミングカバーのような隣
の構造体の振動を受動的に吸収して消失させるために、
または能動的にアクチュエータを駆動して構造上の運動
および(または)振動に対抗するために、圧電ストレー
ンアクチュエータを採用することによって振動を低減さ
せる受動的または能動的振動制御を提供している。
【0007】圧電性は、天然の水晶、ロッシェル塩およ
びトルマリンのみならず、チタン酸バリウムおよびチタ
ン酸ジルコン酸鉛(PZI)のようなセラミックを含む
ある種の結晶材料が有する特性の一つである。
びトルマリンのみならず、チタン酸バリウムおよびチタ
ン酸ジルコン酸鉛(PZI)のようなセラミックを含む
ある種の結晶材料が有する特性の一つである。
【0008】圧縮、締付け、引張りなどの機械的な力が
圧電性材料に作用すると、結晶構造は、作用した圧力の
大きさに比例する電圧を発生する。逆にいえば、電界が
作用すると、結晶構造は形状を変え、これにより、材料
に寸法的な変化が生じる。
圧電性材料に作用すると、結晶構造は、作用した圧力の
大きさに比例する電圧を発生する。逆にいえば、電界が
作用すると、結晶構造は形状を変え、これにより、材料
に寸法的な変化が生じる。
【0009】大抵の場合、同じ部材がいずれかの仕事を
遂行するように用いられ得る。圧電性材料に対してz軸
方向に正の電圧が作用した場合には、固体の矩形状部材
は、一方向(z軸方向)に伸びるとともに他の二方向
(x軸方向およびy軸方向)に縮む。
遂行するように用いられ得る。圧電性材料に対してz軸
方向に正の電圧が作用した場合には、固体の矩形状部材
は、一方向(z軸方向)に伸びるとともに他の二方向
(x軸方向およびy軸方向)に縮む。
【0010】電圧が逆向きに作用した場合には、部材は
z軸方向に縮み、x,y軸方向に伸びる。このようにし
て、圧電モータ(ピエゾモータ)つまりアクチュエータ
は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換し、ピエゾ
生成器つまりセンサは、機械エネルギーを電気エネルギ
ーに変換する。
z軸方向に縮み、x,y軸方向に伸びる。このようにし
て、圧電モータ(ピエゾモータ)つまりアクチュエータ
は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換し、ピエゾ
生成器つまりセンサは、機械エネルギーを電気エネルギ
ーに変換する。
【0011】バイモルフ・ピエゾアクチュエータは、互
いに強固に接着されかつ位相をずらして接続された、二
枚の薄い圧電性材料の層から構成されている。一方の層
が伸びると、他方の層が縮んで、バイメタルの帯板のよ
うにアクチュエータを湾曲させる。
いに強固に接着されかつ位相をずらして接続された、二
枚の薄い圧電性材料の層から構成されている。一方の層
が伸びると、他方の層が縮んで、バイメタルの帯板のよ
うにアクチュエータを湾曲させる。
【0012】1995年マサチューセッツ州ケンブリッ
ジのACX(現在はシマー・インクの支社)は、K2
“4”スキーとして市場に出されたスキーの振動を減少
させるために、受動的な共振回路を有する二層の圧電技
術を利用していた。現在、同社は、高速ジェット機の後
部のバフェッティング(buffeting) 振動を減少させるた
めに、能動的なDSP制御システムを有する圧電アクチ
ュエータを使用している。
ジのACX(現在はシマー・インクの支社)は、K2
“4”スキーとして市場に出されたスキーの振動を減少
させるために、受動的な共振回路を有する二層の圧電技
術を利用していた。現在、同社は、高速ジェット機の後
部のバフェッティング(buffeting) 振動を減少させるた
めに、能動的なDSP制御システムを有する圧電アクチ
ュエータを使用している。
【0013】自動車、ジェットエンジンまたは洗濯機に
見られるような圧電センサおよび(または)パネル装着
のアクチュエータを使用する振動・ノイズ制御が、当該
分野で知られている。
見られるような圧電センサおよび(または)パネル装着
のアクチュエータを使用する振動・ノイズ制御が、当該
分野で知られている。
【0014】たとえば、「曲げ振動を受ける構造体のア
クティブ振動制御」という名称の米国特許第 5,458,222
号は、ジェットエンジンのダクトまたは洗濯機のパネル
のようなパネルの上に装着されるとともに、AC信号に
よって圧電駆動されて、曲げ振動を相殺するように構造
物に予応力を作用させるピエゾ変換器を開示している。
クティブ振動制御」という名称の米国特許第 5,458,222
号は、ジェットエンジンのダクトまたは洗濯機のパネル
のようなパネルの上に装着されるとともに、AC信号に
よって圧電駆動されて、曲げ振動を相殺するように構造
物に予応力を作用させるピエゾ変換器を開示している。
【0015】「アクティブ音響ライナー」という名称の
米国特許第 5,498,127号は、吸入ファン領域の回りで圧
電パネルを支持するとともに、ジェットエンジン内のノ
イズを低減するように駆動される堅い後ろ板を開示して
いる。
米国特許第 5,498,127号は、吸入ファン領域の回りで圧
電パネルを支持するとともに、ジェットエンジン内のノ
イズを低減するように駆動される堅い後ろ板を開示して
いる。
【0016】「自動車の車内ノイズ減衰装置」という名
称の米国特許第 5,812,684号は、振動の基本的な節に沿
った個所において自動車のサイドウインドーに装着され
た圧電センサおよび圧電アクチュエータを開示してお
り、サイドウインドーの前記個所では、アクチュエータ
は、センサにより発生する信号と逆位相で振動する。
称の米国特許第 5,812,684号は、振動の基本的な節に沿
った個所において自動車のサイドウインドーに装着され
た圧電センサおよび圧電アクチュエータを開示してお
り、サイドウインドーの前記個所では、アクチュエータ
は、センサにより発生する信号と逆位相で振動する。
【0017】「自動車パネルの振動制御装置」という名
称の米国特許第 6,138,996号は、振動により発生するパ
ネル応力を相殺し、これによりパネルの剛性を効果的に
増加させるように使用される圧電素子について開示して
いる。当該特許はまた、振動を低減させるための共振回
路の使用についても開示している。
称の米国特許第 6,138,996号は、振動により発生するパ
ネル応力を相殺し、これによりパネルの剛性を効果的に
増加させるように使用される圧電素子について開示して
いる。当該特許はまた、振動を低減させるための共振回
路の使用についても開示している。
【0018】「表面から発生するノイズを能動的に抑制
するための装置」という名称の米国特許第 6,178,246号
は、軸方向に高感度のピエゾノイズセンサと、自動車の
ボディのノイズ抑制アクチュエータとを開示している。
するための装置」という名称の米国特許第 6,178,246号
は、軸方向に高感度のピエゾノイズセンサと、自動車の
ボディのノイズ抑制アクチュエータとを開示している。
【0019】さらに、米国特許第 5,656,882号、米国特
許第 5,687,462号および米国特許第5,857,694号は、多
くのアプリケーションに適した圧電減衰器について開示
している。
許第 5,687,462号および米国特許第5,857,694号は、多
くのアプリケーションに適した圧電減衰器について開示
している。
【0020】
【特許文献1】米国特許第 5,458,222号明細書
【特許文献2】米国特許第 5,498,127号明細書
【特許文献3】米国特許第 5,812,684号明細書
【特許文献4】米国特許第 6,138,996号明細書
【特許文献5】米国特許第 6,178,246号明細書
【特許文献6】米国特許第 5,656,882号明細書
【特許文献7】米国特許第 5,687,462号明細書
【特許文献8】米国特許第 5,857,694号明細書
【0021】本発明は、自動車のエンジンカバーまたは
トランスミッションカバーの振動を吸収して消失させる
ことができる振動制御装置を提供することを目的とす
る。
トランスミッションカバーの振動を吸収して消失させる
ことができる振動制御装置を提供することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンカバーまたはトランスミッションカバーのためのパ
ッシブ共振制御装置であって、a)エンジンカバーまた
はトランスミッションカバーの面に装着された圧電スト
レーンアクチュエータと、b)エンジンカバーまたはト
ランスミッションカバーの共振周波数に同調したアナロ
グ共振回路を有するとともに、ギヤまたはチェーンによ
る振動に起因するエンジンカバーまたはトランスミッシ
ョンカバーの構造上の運動または振動を制御し、吸収し
または消失させるために圧電ストレーンアクチュエータ
と相互に作用する共振回路とを備えている。
ジンカバーまたはトランスミッションカバーのためのパ
ッシブ共振制御装置であって、a)エンジンカバーまた
はトランスミッションカバーの面に装着された圧電スト
レーンアクチュエータと、b)エンジンカバーまたはト
ランスミッションカバーの共振周波数に同調したアナロ
グ共振回路を有するとともに、ギヤまたはチェーンによ
る振動に起因するエンジンカバーまたはトランスミッシ
ョンカバーの構造上の運動または振動を制御し、吸収し
または消失させるために圧電ストレーンアクチュエータ
と相互に作用する共振回路とを備えている。
【0023】請求項2の発明に係るパッシブ共振制御装
置は、請求項1において、圧電対抗力アクチュエータを
さらに備えている。圧電対抗力アクチュエータは、共振
回路が圧電ストレーンアクチュエータにより共振点で駆
動されるときに、エンジンカバーまたはトランスミッシ
ョンカバーに相殺力を及ぼすように駆動されるように、
共振回路に接続された入力を有している。
置は、請求項1において、圧電対抗力アクチュエータを
さらに備えている。圧電対抗力アクチュエータは、共振
回路が圧電ストレーンアクチュエータにより共振点で駆
動されるときに、エンジンカバーまたはトランスミッシ
ョンカバーに相殺力を及ぼすように駆動されるように、
共振回路に接続された入力を有している。
【0024】請求項3の発明に係るパッシブ共振制御装
置は、請求項1において、圧電ストレーンアクチュエー
タが、エンジンカバーまたはトランスミッションカバー
に対して、その相対的に堅い部分の近傍に装着されてい
る。
置は、請求項1において、圧電ストレーンアクチュエー
タが、エンジンカバーまたはトランスミッションカバー
に対して、その相対的に堅い部分の近傍に装着されてい
る。
【0025】請求項4の発明に係るパッシブ共振制御装
置は、請求項1において、圧電ストレーンアクチュエー
タが、エンジンカバーまたはトランスミッションカバー
に対して、その振動点の近傍に装着されている。
置は、請求項1において、圧電ストレーンアクチュエー
タが、エンジンカバーまたはトランスミッションカバー
に対して、その振動点の近傍に装着されている。
【0026】請求項5の発明は、エンジンカバーまたは
トランスミッションカバーのためのアクティブ振動制御
装置であって、a)エンジンカバーまたはトランスミッ
ションカバーの面に装着された圧電ストレーンアクチュ
エータと、b)ギヤまたはチェーンによる振動に起因す
るエンジンカバーまたはトランスミッションカバーの構
造上の運動または振動を制御し、吸収しまたは消失させ
るように圧電ストレーンアクチュエータを電気的に駆動
するために、圧電ストレーンアクチュエータに駆動可能
に接続されるとともに、開ループシステムを有する制御
回路とを備えている。前記制御回路は、i)エンジンま
たはトランスミッションの運転状態を表すデータ信号を
エンジン制御ユニットから受け取るようにエンジン制御
ユニットに接続されるとともに、データ信号に関連する
信号を含む出力を出力する入力回路と、ii) 入力回路の
出力を入力とし、圧電ストレーンアクチュエータに電気
エネルギを供給するための出力を出力するとともに、前
記電気エネルギが、位置センサからのフィードバックな
しにエンジン制御ユニットからのデータ信号から入力回
路によって決定される特性を有している増幅器とを有し
ている。そして、エンジンカバーまたはトランスミッシ
ョンカバーの振動は、増幅器からの電気エネルギが圧電
ストレーンアクチュエータに作用することによって、制
御されるようになっている。
トランスミッションカバーのためのアクティブ振動制御
装置であって、a)エンジンカバーまたはトランスミッ
ションカバーの面に装着された圧電ストレーンアクチュ
エータと、b)ギヤまたはチェーンによる振動に起因す
るエンジンカバーまたはトランスミッションカバーの構
造上の運動または振動を制御し、吸収しまたは消失させ
るように圧電ストレーンアクチュエータを電気的に駆動
するために、圧電ストレーンアクチュエータに駆動可能
に接続されるとともに、開ループシステムを有する制御
回路とを備えている。前記制御回路は、i)エンジンま
たはトランスミッションの運転状態を表すデータ信号を
エンジン制御ユニットから受け取るようにエンジン制御
ユニットに接続されるとともに、データ信号に関連する
信号を含む出力を出力する入力回路と、ii) 入力回路の
出力を入力とし、圧電ストレーンアクチュエータに電気
エネルギを供給するための出力を出力するとともに、前
記電気エネルギが、位置センサからのフィードバックな
しにエンジン制御ユニットからのデータ信号から入力回
路によって決定される特性を有している増幅器とを有し
ている。そして、エンジンカバーまたはトランスミッシ
ョンカバーの振動は、増幅器からの電気エネルギが圧電
ストレーンアクチュエータに作用することによって、制
御されるようになっている。
【0027】請求項6の発明に係るアクティブ振動制御
装置は、請求項5において、データ信号が、a)車速、
b)エンジン回転数、c)トランスミッション回転数、
d)カムシャフト回転数、e)ギヤ比、f)トルク か
らなるグループから選択されている。
装置は、請求項5において、データ信号が、a)車速、
b)エンジン回転数、c)トランスミッション回転数、
d)カムシャフト回転数、e)ギヤ比、f)トルク か
らなるグループから選択されている。
【0028】請求項7の発明に係るアクティブ振動制御
装置は、請求項5において、圧電ストレーンアクチュエ
ータが、エンジンカバーまたはトランスミッションカバ
ーに対して、その振動点の近傍に装着されている。
装置は、請求項5において、圧電ストレーンアクチュエ
ータが、エンジンカバーまたはトランスミッションカバ
ーに対して、その振動点の近傍に装着されている。
【0029】請求項8の発明に係るアクティブ振動制御
装置は、請求項5において、エンジン制御ユニットが、
周波数対位相の制御マップを有しており、入力回路によ
り受け取られるエンジン制御ユニットからのデータ信号
が、制御マップに基づいてエンジン制御ユニットにより
生成されている。
装置は、請求項5において、エンジン制御ユニットが、
周波数対位相の制御マップを有しており、入力回路によ
り受け取られるエンジン制御ユニットからのデータ信号
が、制御マップに基づいてエンジン制御ユニットにより
生成されている。
【0030】請求項9の発明は、エンジンカバーまたは
トランスミッションカバーのためのアクティブ振動制御
装置であって、a)エンジンカバーまたはトランスミッ
ションカバーの面に装着された圧電ストレーンアクチュ
エータと、b)エンジンカバーまたはトランスミッショ
ンカバーの振動を検出する少なくとも一つのセンサと、
c)ギヤまたはチェーンによる振動に起因するエンジン
カバーまたはトランスミッションカバーの構造上の運動
または振動を制御し、吸収しまたは消失させるように圧
電ストレーンアクチュエータを電気的に駆動するため
に、圧電ストレーンアクチュエータおよびセンサに駆動
可能に接続されるとともに、開ループシステムを有する
制御回路とを備えている。制御回路は、i)エンジンま
たはトランスミッションの運転状態を表すデータ信号を
エンジン制御ユニットから受け取り、カバーの振動を表
す振動信号をセンサから受け取るように、センサおよび
エンジン制御ユニットに接続されるとともに、データ信
号および振動信号に関連する信号を含む出力を出力する
入力回路と、ii) 入力回路の出力を入力とし、圧電スト
レーンアクチュエータに電気エネルギを供給するための
出力を出力するとともに、該電気エネルギがデータ信号
から入力回路によって決定される特性を有している増幅
器とを有している。制御回路は、第1の推測値としてエ
ンジン制御ユニットのデータ信号を採用し、次に、セン
サからの信号のフィードバックに基づいて振動の位相を
調整するように閉ループ方式を使用している。そして、
エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの振動
は、増幅器からの電気エネルギが圧電ストレーンアクチ
ュエータに作用することによって、制御されるようにな
っている。
トランスミッションカバーのためのアクティブ振動制御
装置であって、a)エンジンカバーまたはトランスミッ
ションカバーの面に装着された圧電ストレーンアクチュ
エータと、b)エンジンカバーまたはトランスミッショ
ンカバーの振動を検出する少なくとも一つのセンサと、
c)ギヤまたはチェーンによる振動に起因するエンジン
カバーまたはトランスミッションカバーの構造上の運動
または振動を制御し、吸収しまたは消失させるように圧
電ストレーンアクチュエータを電気的に駆動するため
に、圧電ストレーンアクチュエータおよびセンサに駆動
可能に接続されるとともに、開ループシステムを有する
制御回路とを備えている。制御回路は、i)エンジンま
たはトランスミッションの運転状態を表すデータ信号を
エンジン制御ユニットから受け取り、カバーの振動を表
す振動信号をセンサから受け取るように、センサおよび
エンジン制御ユニットに接続されるとともに、データ信
号および振動信号に関連する信号を含む出力を出力する
入力回路と、ii) 入力回路の出力を入力とし、圧電スト
レーンアクチュエータに電気エネルギを供給するための
出力を出力するとともに、該電気エネルギがデータ信号
から入力回路によって決定される特性を有している増幅
器とを有している。制御回路は、第1の推測値としてエ
ンジン制御ユニットのデータ信号を採用し、次に、セン
サからの信号のフィードバックに基づいて振動の位相を
調整するように閉ループ方式を使用している。そして、
エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの振動
は、増幅器からの電気エネルギが圧電ストレーンアクチ
ュエータに作用することによって、制御されるようにな
っている。
【0031】請求項10の発明に係るアクティブ振動制
御装置は、請求項9において、データ信号が、a)車
速、b)エンジン回転数、c)トランスミッション回転
数、d)カムシャフト回転数、e)ギヤ比、f)トルク
からなるグループから選択されている。
御装置は、請求項9において、データ信号が、a)車
速、b)エンジン回転数、c)トランスミッション回転
数、d)カムシャフト回転数、e)ギヤ比、f)トルク
からなるグループから選択されている。
【0032】請求項11の発明に係るアクティブ振動制
御装置は、請求項9において、圧電ストレーンアクチュ
エータが、エンジンカバーまたはトランスミッションカ
バーに対して、その振動点の近傍に装着されている。
御装置は、請求項9において、圧電ストレーンアクチュ
エータが、エンジンカバーまたはトランスミッションカ
バーに対して、その振動点の近傍に装着されている。
【0033】本発明は、受動的振動制御および能動的振
動制御双方の自動車用アプリケーションを含んでいる。
受動的共振制御システムは、トランスミッションカバー
およびエンジンタイミングカバーにおける一定の共振周
波数での振動を吸収して消失させるために圧電ストレー
ンアクチュエータの使用を含んでいる。
動制御双方の自動車用アプリケーションを含んでいる。
受動的共振制御システムは、トランスミッションカバー
およびエンジンタイミングカバーにおける一定の共振周
波数での振動を吸収して消失させるために圧電ストレー
ンアクチュエータの使用を含んでいる。
【0034】本発明による受動的共振制御システムは、
トランスミッションカバーまたはエンジンタイミングカ
バーの摩耗や疲労を減少させ、これにより、耐久性を向
上させて自動車部品の有効寿命を伸ばすために、ノイズ
自体というよりもむしろ、とくにチェーンまたはギヤに
より引き起こされる振動の問題に直接取り組んでいる。
トランスミッションカバーまたはエンジンタイミングカ
バーの摩耗や疲労を減少させ、これにより、耐久性を向
上させて自動車部品の有効寿命を伸ばすために、ノイズ
自体というよりもむしろ、とくにチェーンまたはギヤに
より引き起こされる振動の問題に直接取り組んでいる。
【0035】本発明の他の実施態様は、ギヤまたはチェ
ーンにより引き起こされる振動を吸収して消失させるた
めの圧電ストレーンアクチュエータの使用を含んでい
る。この圧電ストレーンアクチュエータは、位置センサ
からのフィードバックを含まない開ループアクティブ制
御システムを有しており、該システムは、車速、エンジ
ン回転数、トランスミッション回転数、ギヤ比、トルク
などのような、車載エンジンコントローラ内にすでに存
在している信号に基づいている。
ーンにより引き起こされる振動を吸収して消失させるた
めの圧電ストレーンアクチュエータの使用を含んでい
る。この圧電ストレーンアクチュエータは、位置センサ
からのフィードバックを含まない開ループアクティブ制
御システムを有しており、該システムは、車速、エンジ
ン回転数、トランスミッション回転数、ギヤ比、トルク
などのような、車載エンジンコントローラ内にすでに存
在している信号に基づいている。
【0036】ECUは、振動制御回路のための制御信号
を発生して圧電ストレーンアクチュエータを駆動するた
めに、振動の振幅、位相および周波数の制御マップとと
もに上記各信号を使用している。
を発生して圧電ストレーンアクチュエータを駆動するた
めに、振動の振幅、位相および周波数の制御マップとと
もに上記各信号を使用している。
【0037】本発明のさらに他の実施態様は、開ループ
制御および閉ループ制御の双方を組み合わせたハイブリ
ッドシステムを採用している。この実施態様において
は、開ループ制御システムは、振動に対抗する際に最初
の「推測」を行うのに使用され、フィードバック用のセ
ンサを用いる閉ループ制御システムは、信号の位相を調
整するのに使用される。
制御および閉ループ制御の双方を組み合わせたハイブリ
ッドシステムを採用している。この実施態様において
は、開ループ制御システムは、振動に対抗する際に最初
の「推測」を行うのに使用され、フィードバック用のセ
ンサを用いる閉ループ制御システムは、信号の位相を調
整するのに使用される。
【0038】本発明のこれらおよびその他の特徴・目的
をよく理解するためには、添付図面に関連して以下の詳
細な記述が参照されるべきである。
をよく理解するためには、添付図面に関連して以下の詳
細な記述が参照されるべきである。
【0039】
【発明の実施の形態】アクティブ・ノイズ制御技術およ
びパッシブ・ノイズ制御技術の双方を通じた動的変位の
制御は、自動車構造におけるノイズ、振動および不快音
(noise, vibration and harshness: NVH)の特性を
著しく減少させ、空中のノイズをバックグラウンド・ノ
イズのかなり下方のレベルまで減少させるとともに、チ
ェーンやギヤなどによる励振がNVH全体に寄与するの
を有効に排除する。
びパッシブ・ノイズ制御技術の双方を通じた動的変位の
制御は、自動車構造におけるノイズ、振動および不快音
(noise, vibration and harshness: NVH)の特性を
著しく減少させ、空中のノイズをバックグラウンド・ノ
イズのかなり下方のレベルまで減少させるとともに、チ
ェーンやギヤなどによる励振がNVH全体に寄与するの
を有効に排除する。
【0040】本発明は、ギヤおよびチェーンにより引き
起こされる振動の問題に取り組むために、パッシブ振動
制御およびアクティブ振動制御(passive and active vi
bration controls) の双方の自動車用アプリケーション
を含んでいる。
起こされる振動の問題に取り組むために、パッシブ振動
制御およびアクティブ振動制御(passive and active vi
bration controls) の双方の自動車用アプリケーション
を含んでいる。
【0041】本発明は、振動制御を通じてNVHの減少
を提供する装置を有している。ここに開示された装置
は、振動する構造体に取り付けられた圧電ストレーンア
クチュエータ(piezoelectric strain actuators)を使用
している。
を提供する装置を有している。ここに開示された装置
は、振動する構造体に取り付けられた圧電ストレーンア
クチュエータ(piezoelectric strain actuators)を使用
している。
【0042】典型的には、構造分析は、振動する構造体
の位置および形状を決定するように行われ、アクチュエ
ータは、当該分野で周知の方法により、このような分析
に基づいた位置および大きさに製作されている。この分
析はまた、臨界振動周波数とこの周波数に関連するNV
Hとを提供する。
の位置および形状を決定するように行われ、アクチュエ
ータは、当該分野で周知の方法により、このような分析
に基づいた位置および大きさに製作されている。この分
析はまた、臨界振動周波数とこの周波数に関連するNV
Hとを提供する。
【0043】図1には、本発明による振動制御システム
のエンジンフロントカバー1への適用例の概略が示され
ている。本発明は、構造振動に対して応答するために、
圧電ストレーンアクチュエータ2を使用する制御回路
(図示せず)を含んでいる。ストレーンアクチュエータ
2は圧電性材料から構成されているので、ひずみを検出
するのみならず、ひずみを生成するのにも使用され得
る。
のエンジンフロントカバー1への適用例の概略が示され
ている。本発明は、構造振動に対して応答するために、
圧電ストレーンアクチュエータ2を使用する制御回路
(図示せず)を含んでいる。ストレーンアクチュエータ
2は圧電性材料から構成されているので、ひずみを検出
するのみならず、ひずみを生成するのにも使用され得
る。
【0044】以下の例は、フロントエンジンカバーまた
はタイミングチェーンカバーの振動制御に本発明が使用
された例を示しているが、当該分野の当業者には、本発
明の開示部分から、本発明が、バルブカバー、トランス
ミッションカバー、トランスファケースカバーまたはデ
ファレンシャルカバー、あるいは、チェーンやギヤによ
り生じる振動に対抗するのに必要な他の任意のパワート
レンカバーのような、その他の多くの自動車エンジン構
造またはパワートレン構造に適用可能であることは明ら
かであろう。
はタイミングチェーンカバーの振動制御に本発明が使用
された例を示しているが、当該分野の当業者には、本発
明の開示部分から、本発明が、バルブカバー、トランス
ミッションカバー、トランスファケースカバーまたはデ
ファレンシャルカバー、あるいは、チェーンやギヤによ
り生じる振動に対抗するのに必要な他の任意のパワート
レンカバーのような、その他の多くの自動車エンジン構
造またはパワートレン構造に適用可能であることは明ら
かであろう。
【0045】「エンジンカバーまたはトランスミッショ
ンカバー」という用語は、ここでは、このような構造す
べてを記述するのに用いられている。
ンカバー」という用語は、ここでは、このような構造す
べてを記述するのに用いられている。
【0046】図1および図2に示すように、本発明によ
るパッシブ共振制御システムは、好ましくは共振点4の
隣においてエンジンカバー1の面に装着された圧電スト
レーンアクチュエータ2の使用を含んでいる。圧電スト
レーンアクチュエータ2は、好ましくは、エンジンカバ
ー1の面に接着されまたは同様にして取り付けられてお
り、駆動電圧に反応して平面内で伸長しまたは収縮す
る。
るパッシブ共振制御システムは、好ましくは共振点4の
隣においてエンジンカバー1の面に装着された圧電スト
レーンアクチュエータ2の使用を含んでいる。圧電スト
レーンアクチュエータ2は、好ましくは、エンジンカバ
ー1の面に接着されまたは同様にして取り付けられてお
り、駆動電圧に反応して平面内で伸長しまたは収縮す
る。
【0047】これにより、エンジンカバー1の面にひず
みを与えて、エンジンカバー1を湾曲させまたは撓ませ
る。同時に、カバーがギヤまたはチェーンにより引き起
こされる振動に反応して湾曲しまたは撓むと、与えられ
た力に反応して圧電性部材が電圧を発生する。
みを与えて、エンジンカバー1を湾曲させまたは撓ませ
る。同時に、カバーがギヤまたはチェーンにより引き起
こされる振動に反応して湾曲しまたは撓むと、与えられ
た力に反応して圧電性部材が電圧を発生する。
【0048】圧電ストレーンアクチュエータ2と電気的
に相互作用する制御回路は、ギヤやチェーンによる振動
に起因する、エンジンカバー1の構造上の運動や振動を
吸収しまたは消失させるために、圧電ストレーンアクチ
ュエータ2に駆動可能に接続されている。
に相互作用する制御回路は、ギヤやチェーンによる振動
に起因する、エンジンカバー1の構造上の運動や振動を
吸収しまたは消失させるために、圧電ストレーンアクチ
ュエータ2に駆動可能に接続されている。
【0049】パッシブ制御の実施態様では、制御回路
は、アナログ共振回路26を有しており、この共振回路
26は、制御するのが望ましいとされる、エンジンカバ
ーの共振周波数に同調されている。
は、アナログ共振回路26を有しており、この共振回路
26は、制御するのが望ましいとされる、エンジンカバ
ーの共振周波数に同調されている。
【0050】パッシブ共振回路は、当該分野で知られて
いるように、たとえば、抵抗・コイル回路(RL)、抵
抗・コンデンサ回路(RC)またはコイル・コンデンサ
回路(LC)、あるいはこれら三つの要素すべてを使用
する回路(RLC)を含み得る。
いるように、たとえば、抵抗・コイル回路(RL)、抵
抗・コンデンサ回路(RC)またはコイル・コンデンサ
回路(LC)、あるいはこれら三つの要素すべてを使用
する回路(RLC)を含み得る。
【0051】この実施態様においては、振動制御回路の
周波数は、本発明の教示の範囲内において多数の共振回
路も可能ではあるが、構造上の単一の振動共振周波数
(たとえばフォードの2.5リッターV6エンジンのタ
イミングカバーの場合は2200Hz)と適合するよう
に設計されているのが好ましい。
周波数は、本発明の教示の範囲内において多数の共振回
路も可能ではあるが、構造上の単一の振動共振周波数
(たとえばフォードの2.5リッターV6エンジンのタ
イミングカバーの場合は2200Hz)と適合するよう
に設計されているのが好ましい。
【0052】回路が反応する周波数の幅(帯域幅)はま
た、当該分野では知られていることであるが、設計上の
問題として変更され得る。すなわち、回路の設計は、効
果的な減衰作用と機能上の帯域幅(Q値)との妥協案で
ある。
た、当該分野では知られていることであるが、設計上の
問題として変更され得る。すなわち、回路の設計は、効
果的な減衰作用と機能上の帯域幅(Q値)との妥協案で
ある。
【0053】エンジンカバー1が一定の共振周波数にお
いて励振されているとき、その結果として生じる機械的
なエネルギ入力は、アクチュエータ2によって電気的な
エネルギに変換させられて、アクチュエータ2により電
圧が発生する。発生した電圧は、パッシブ共振回路26
に伝達される。
いて励振されているとき、その結果として生じる機械的
なエネルギ入力は、アクチュエータ2によって電気的な
エネルギに変換させられて、アクチュエータ2により電
圧が発生する。発生した電圧は、パッシブ共振回路26
に伝達される。
【0054】減衰が必要とされる共振周波数においてま
たはその近傍の周波数において電圧が変化しているので
あれば、回路が共振する。このことは、共振回路のエネ
ルギを消失させ、これにより、機械的なシステムに効果
的に減衰作用が与えられる。
たはその近傍の周波数において電圧が変化しているので
あれば、回路が共振する。このことは、共振回路のエネ
ルギを消失させ、これにより、機械的なシステムに効果
的に減衰作用が与えられる。
【0055】あるいは、共振回路はまた、第2の圧電ア
クチュエータに逆電圧を作用させ、第2のアクチュエー
タを撓ませて振動を相殺させる。検出アクチュエータお
よび相殺アクチュエータは、参照符号2で示されるよう
に、単一のパッケージとして用いられるか、または、参
照符号2,3で示されるように、互いに接近して配置さ
れた別個のアクチュエータである。
クチュエータに逆電圧を作用させ、第2のアクチュエー
タを撓ませて振動を相殺させる。検出アクチュエータお
よび相殺アクチュエータは、参照符号2で示されるよう
に、単一のパッケージとして用いられるか、または、参
照符号2,3で示されるように、互いに接近して配置さ
れた別個のアクチュエータである。
【0056】このような減衰作用を加えることによっ
て、本発明は、結果的に、エンジンカバーのNVH特性
を低減させ、これにより、エンジンカバーの耐久性を向
上させて、有効寿命を伸ばす。
て、本発明は、結果的に、エンジンカバーのNVH特性
を低減させ、これにより、エンジンカバーの耐久性を向
上させて、有効寿命を伸ばす。
【0057】他の実施態様においては、システムは、一
つまたはそれ以上のセンサからの多数のフィードバック
入力および(または)エンジン制御ユニット(ECU)
のデータ信号を有する閉ループ制御システムを選択的に
採用している。
つまたはそれ以上のセンサからの多数のフィードバック
入力および(または)エンジン制御ユニット(ECU)
のデータ信号を有する閉ループ制御システムを選択的に
採用している。
【0058】この実施態様は、完全フィードバックアク
ティブ振動制御システムを使用しており、当該システム
では、一つまたはそれ以上のアクチュエータが、振動制
御が望まれる構造体の上において振動的にアクティブな
位置に設けられている。
ティブ振動制御システムを使用しており、当該システム
では、一つまたはそれ以上のアクチュエータが、振動制
御が望まれる構造体の上において振動的にアクティブな
位置に設けられている。
【0059】図1において、圧電ストレーンアクチュエ
ータ2は、共振振動点4において、エンジンカバー1の
面に接着されまたは同様にして取り付けられている。シ
ステムは、構造上の運動に対抗させてフィードバック応
答を最小限に抑えるために、アクチュエータ2を能動的
に駆動する。
ータ2は、共振振動点4において、エンジンカバー1の
面に接着されまたは同様にして取り付けられている。シ
ステムは、構造上の運動に対抗させてフィードバック応
答を最小限に抑えるために、アクチュエータ2を能動的
に駆動する。
【0060】アクティブ制御のためのこのような方法
は、とくに、たとえば加速時計3からの情報のような励
振周波数に関する追加情報(つまり初期の推測値)が含
まれている場合に、非常に効果的である。
は、とくに、たとえば加速時計3からの情報のような励
振周波数に関する追加情報(つまり初期の推測値)が含
まれている場合に、非常に効果的である。
【0061】チェーンにより引き起こされる励振に対し
ては、測定されたまたは計算された励振周波数(つまり
ピッチ周波数)をすぐに利用できる。十分に発達したシ
ステムにおいては、チェーン励振情報にのみ基づいた完
全フィードフォワード(feed-forward)システムを採用す
ることも可能である。このシステムでは、運転中の変化
を検出し、出力への影響を見越して最終出力までの修正
信号を出して制御が行われることになる。
ては、測定されたまたは計算された励振周波数(つまり
ピッチ周波数)をすぐに利用できる。十分に発達したシ
ステムにおいては、チェーン励振情報にのみ基づいた完
全フィードフォワード(feed-forward)システムを採用す
ることも可能である。このシステムでは、運転中の変化
を検出し、出力への影響を見越して最終出力までの修正
信号を出して制御が行われることになる。
【0062】図3に示された本発明の実施態様は、車
速、エンジン回転数(RPM)またはカムシャフト回転
数(RPM)、トランスミッション回転数(RPM)、
ギヤ比、トルクなどの特性を検出するためのセンサ25
と相互に作用する車載エンジンコントローラ(ECU)
20にすでに存在している信号に基づいて、ギヤまたは
チェーンによる振動を吸収して消失させるために、開ル
ープアクティブ制御システム内で圧電ストレーンアクチ
ュエータ2を使用することを含んでいる。
速、エンジン回転数(RPM)またはカムシャフト回転
数(RPM)、トランスミッション回転数(RPM)、
ギヤ比、トルクなどの特性を検出するためのセンサ25
と相互に作用する車載エンジンコントローラ(ECU)
20にすでに存在している信号に基づいて、ギヤまたは
チェーンによる振動を吸収して消失させるために、開ル
ープアクティブ制御システム内で圧電ストレーンアクチ
ュエータ2を使用することを含んでいる。
【0063】この実施態様では、ECU20は、これら
の特性のうちの一つまたはそれ以上の特性を表す一つま
たはそれ以上のデータ信号を読み取り、振動の周波数、
振幅、位相のような変数を、車両の特性を表すデータ信
号と関連付けるために制御マップ28を使用し、エンジ
ン制御ユニット20から出力されて制御回路21の入力
回路22まで伝達される駆動信号を出力する。
の特性のうちの一つまたはそれ以上の特性を表す一つま
たはそれ以上のデータ信号を読み取り、振動の周波数、
振幅、位相のような変数を、車両の特性を表すデータ信
号と関連付けるために制御マップ28を使用し、エンジ
ン制御ユニット20から出力されて制御回路21の入力
回路22まで伝達される駆動信号を出力する。
【0064】このデータから得られた制御信号は、アン
プ(AMP)23で増幅され、その結果生じる電気エネ
ルギは、振動に対抗するように圧電アクチュエータ2に
供給される。
プ(AMP)23で増幅され、その結果生じる電気エネ
ルギは、振動に対抗するように圧電アクチュエータ2に
供給される。
【0065】開ループシステムでは、圧電ストレーンア
クチュエータは、振動位置において、位置センサまたは
振動センサからのフィードバックを用いることなく使用
されている。これにより、開ループシステムは、センサ
よりもむしろエンジン制御ユニットから受け取った入力
に基づいて逆振動を提供する。
クチュエータは、振動位置において、位置センサまたは
振動センサからのフィードバックを用いることなく使用
されている。これにより、開ループシステムは、センサ
よりもむしろエンジン制御ユニットから受け取った入力
に基づいて逆振動を提供する。
【0066】変位はおおよそ駆動電圧に対応しており、
クリープ、非線形性およびヒステリシスのような要因は
補償されていない。
クリープ、非線形性およびヒステリシスのような要因は
補償されていない。
【0067】開ループシステムに潜在的な問題の一つ
は、位置センサからのフィードバックがないと、システ
ムが振動および(または)ノイズをさらに悪化させる可
能性があるということである。こうした問題に対処する
ため、図4に示すように、本発明の他の実施態様は、開
ループ制御および閉ループ制御の双方を組み合わせたハ
イブリッドシステムを採用している。
は、位置センサからのフィードバックがないと、システ
ムが振動および(または)ノイズをさらに悪化させる可
能性があるということである。こうした問題に対処する
ため、図4に示すように、本発明の他の実施態様は、開
ループ制御および閉ループ制御の双方を組み合わせたハ
イブリッドシステムを採用している。
【0068】この実施態様において、システムは、周波
数が既知であるために「最初の推測値(first guess) 」
として、センサ25の入力に基づいてエンジン制御ユニ
ット(ECU)20のデータ信号を使用しており、次
に、位相を調整するために位置センサ3を用いて閉ルー
プ方式を使用している。
数が既知であるために「最初の推測値(first guess) 」
として、センサ25の入力に基づいてエンジン制御ユニ
ット(ECU)20のデータ信号を使用しており、次
に、位相を調整するために位置センサ3を用いて閉ルー
プ方式を使用している。
【0069】ここで、記述された本発明の実施態様は、
本発明の原理の単なる適用例にすぎないことが理解され
るべきである。例示された実施態様の詳細に本明細書中
で言及することは、これらの特徴部分が本発明に本質的
であると主張する特許請求の範囲を限定することを意図
するものでない。
本発明の原理の単なる適用例にすぎないことが理解され
るべきである。例示された実施態様の詳細に本明細書中
で言及することは、これらの特徴部分が本発明に本質的
であると主張する特許請求の範囲を限定することを意図
するものでない。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る振動制御装
置によれば、自動車のエンジンカバーまたはトランスミ
ッションカバーの振動を吸収して消失させることができ
る効果がある。
置によれば、自動車のエンジンカバーまたはトランスミ
ッションカバーの振動を吸収して消失させることができ
る効果がある。
【図1】本発明の一実施態様による振動制御装置を採用
するエンジンカバーの概略図である。
するエンジンカバーの概略図である。
【図2】本発明の一実施態様による、振動を受動的に制
御する装置のフローチャートである。
御する装置のフローチャートである。
【図3】本発明の一実施態様による、振動を制御する開
ループ制御装置のフローチャートである。
ループ制御装置のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施態様による、開ループ・フィー
ドバック制御を使用する振動制御装置のフローチャート
である。
ドバック制御を使用する振動制御装置のフローチャート
である。
1: エンジンフロントカバー
2: 圧電ストレーンアクチュエータ
3: 位置センサ
20: 車載エンジンコントローラ(ECU)
21: 制御回路
22: 入力回路
23: アンプ(AMP)
25: センサ
26: 共振回路
28: 制御マップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(71)出願人 500124378
Powetrain Technical
Center 3800 Automati
on Avenue Suite 100,
Auburn Hills,Michig
an 48326−1782 U.S.A
(72)発明者 マーク・イー・パットン
アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13053
ドライデン ウエスト・レイク・ロード
7
Fターム(参考) 3J048 AB08 AD02 AD03 CB19 EA01
EA04
Claims (11)
- 【請求項1】 エンジンカバーまたはトランスミッショ
ンカバーのためのパッシブ共振振動制御装置であって、 a)エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの
面に装着された圧電ストレーンアクチュエータと、 b)エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの
共振周波数に同調したアナログ共振回路を有するととも
に、ギヤまたはチェーンによる振動に起因するエンジン
カバーまたはトランスミッションカバーの構造上の運動
または振動を制御し、吸収しまたは消失させるために圧
電ストレーンアクチュエータと相互に作用する共振回路
と、 を備えたパッシブ共振振動制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 圧電対抗力アクチュエータをさらに備えており、圧電対
抗力アクチュエータは、共振回路が圧電ストレーンアク
チュエータにより共振点で駆動されるときに、エンジン
カバーまたはトランスミッションカバーに相殺力を及ぼ
すように駆動されるように、共振回路に接続された入力
を有している、ことを特徴とするパッシブ共振振動制御
装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 圧電ストレーンアクチュエータは、エンジンカバーまた
はトランスミッションカバーに対して、その相対的に堅
い部分の近傍に装着されている、ことを特徴とするパッ
シブ共振振動制御装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 圧電ストレーンアクチュエータは、エンジンカバーまた
はトランスミッションカバーに対して、その振動点の近
傍に装着されている、ことを特徴とするパッシブ共振振
動制御装置。 - 【請求項5】 エンジンカバーまたはトランスミッショ
ンカバーのためのアクティブ振動制御装置であって、 a)エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの
面に装着された圧電ストレーンアクチュエータと、 b)ギヤまたはチェーンによる振動に起因するエンジン
カバーまたはトランスミッションカバーの構造上の運動
または振動を制御し、吸収しまたは消失させるように圧
電ストレーンアクチュエータを電気的に駆動するため
に、圧電ストレーンアクチュエータに駆動可能に接続さ
れるとともに、開ループシステムを有する制御回路とを
備えており、前記制御回路は、 i)エンジンまたはトランスミッションの運転状態を表
すデータ信号をエンジン制御ユニットから受け取るよう
にエンジン制御ユニットに接続されるとともに、データ
信号に関連する信号を含む出力を出力する入力回路と、 ii) 入力回路の出力を入力とし、圧電ストレーンアクチ
ュエータに電気エネルギを供給するための出力を出力す
るとともに、位置センサからのフィードバックなしにエ
ンジン制御ユニットからのデータ信号から入力回路によ
って決定される特性を前記電気エネルギが有している増
幅器とを有しており、 エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの振動
は、増幅器からの電気エネルギが圧電ストレーンアクチ
ュエータに作用することによって、制御されるようにな
っている、ことを特徴とするアクティブ振動制御装置。 - 【請求項6】 請求項5において、 データ信号が、a)車速、b)エンジン回転数、c)ト
ランスミッション回転数、d)カムシャフト回転数、
e)ギヤ比、f)トルク からなるグループから選択さ
れている、ことを特徴とするアクティブ振動制御装置。 - 【請求項7】 請求項5において、 圧電ストレーンアクチュエータが、エンジンカバーまた
はトランスミッションカバーに対して、その振動点の近
傍に装着されている、ことを特徴とするアクティブ振動
制御装置。 - 【請求項8】 請求項5において、 エンジン制御ユニットが、周波数対位相の制御マップを
有しており、入力回路により受け取られるエンジン制御
ユニットからのデータ信号が、制御マップに基づいてエ
ンジン制御ユニットにより生成されている、ことを特徴
とするアクティブ振動制御装置。 - 【請求項9】 エンジンカバーまたはトランスミッショ
ンカバーのためのアクティブ振動制御装置であって、 a)エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの
面に装着された圧電ストレーンアクチュエータと、 b)エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの
振動を検出する少なくとも一つのセンサと、 c)ギヤまたはチェーンによる振動に起因するエンジン
カバーまたはトランスミッションカバーの構造上の運動
または振動を制御し、吸収しまたは消失させるように圧
電ストレーンアクチュエータを電気的に駆動するため
に、圧電ストレーンアクチュエータおよびセンサに駆動
可能に接続されるとともに、開ループシステムを有する
制御回路とを備えており、 制御回路は、 i)エンジンまたはトランスミッションの運転状態を表
すデータ信号をエンジン制御ユニットから受け取り、カ
バーの振動を表す振動信号をセンサから受け取るよう
に、センサおよびエンジン制御ユニットに接続されると
ともに、データ信号および振動信号に関連する信号を含
む出力を出力する入力回路と、 ii) 入力回路の出力を入力とし、圧電ストレーンアクチ
ュエータに電気エネルギを供給するための出力を出力す
るとともに、該電気エネルギがデータ信号から入力回路
によって決定される特性を有している増幅器とを有する
とともに、 制御回路は、第1の推測値としてエンジン制御ユニット
のデータ信号を採用し、センサからの信号のフィードバ
ックに基づいて振動の位相を調整するように閉ループ方
式を使用しており、 エンジンカバーまたはトランスミッションカバーの振動
は、増幅器からの電気エネルギが圧電ストレーンアクチ
ュエータに作用することによって、制御されるようにな
っている、ことを特徴とするアクティブ振動制御装置。 - 【請求項10】 請求項9において、 データ信号が、a)車速、b)エンジン回転数、c)ト
ランスミッション回転数、d)カムシャフト回転数、
e)ギヤ比、f)トルク からなるグループから選択さ
れている、ことを特徴とするアクティブ振動制御装置。 - 【請求項11】 請求項9において、 圧電ストレーンアクチュエータが、エンジンカバーまた
はトランスミッションカバーに対して、その振動点の近
傍に装着されている、ことを特徴とするアクティブ振動
制御装置。
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