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JPH07131984A - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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Publication number
JPH07131984A
JPH07131984A JP30097393A JP30097393A JPH07131984A JP H07131984 A JPH07131984 A JP H07131984A JP 30097393 A JP30097393 A JP 30097393A JP 30097393 A JP30097393 A JP 30097393A JP H07131984 A JPH07131984 A JP H07131984A
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JP
Japan
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voltage
circuit
power supply
output
switching element
Prior art date
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Application number
JP30097393A
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English (en)
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Inventor
Yutaka Hosoya
裕 細谷
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
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Publication of JPH07131984A publication Critical patent/JPH07131984A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電流波形の改善及び力率を改善すること
ができる直流電源装置のコストを低減させる。また、入
力交流電圧が高い場合であっても入力電流波形の高調波
成分の増大を抑制する。 【構成】 交流電圧を全波整流する整流回路8の出力に
リアクトル13を介してスイッチング素子15を接続す
る。出力電圧と基準電圧との誤差出力と三角波とを合成
し、更に交流電圧が高い時のみ交流電圧の瞬時値を合成
したものをコンパレータ25の一方の入力端子に与え、
コンパレータ25の他方の入力端子にはスイッチング素
子15を流れる電流の検出値を与える。フリップフロッ
プ31を三角波の立上りでセットし、コンパレータ25
の出力でリセットしてPWM波を作り、スイッチング素
子15をオン・オフ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流入力ラインにおけ
る電流波形の改善を容易に達成することができる直流電
源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】整流回路に接続されたスイッチングレギ
ュレータ又はインバータ等のスイッチング素子のオン・
オフ動作に基づく交流入力ラインの電圧波形の歪みを補
正するために、電源ラインにリアクトルを接続し、整流
回路の一対の直流出力ライン間に接続されたスイッチン
グ素子をオン・オフ制御することは公知である(例えば
特開昭63−190557号公報)。
【0003】ところで、従来の装置では、出力電圧と基
準電圧との差に対応する信号を形成し、この信号と基準
正弦波とを乗算することが必要であり、必然的に回路構
成が複雑且つコスト高になった。
【0004】上述のような問題を解決するために、本件
出願人は、特願平1−139658号によって図1に示
す直流電源装置を提案した。
【0005】次に、図1の直流電源装置を説明する。こ
の装置は、例えば50Hzの商用交流電源が接続される一
対の交流電源端子1、2を有する。電源端子1、2に接
続された高周波除去用フィルタ3はラインに直列に接続
されたリアクトル4、5と、一対のライン間に接続され
たコンデンサ6、7とから成る。
【0006】フィルタ3の出力段には、全波整流回路8
が接続されている。この整流回路8と一対の直流出力端
子9、10との間の一対の直流ライン11、12の一方
にはエネルギー蓄積要素としてのリアクトル13と逆流
阻止用ダイオード14がそれぞれ直列に接続されてい
る。リアクトル13の出力端子と下側の直流ライン12
との間にはFETから成るスイッチング素子15と電流
検出器としての電流検出抵抗16とが接続されている。
平滑用コンデンサ16aは逆流阻止用ダイオード14の
出力段において出力端子9、10間に接続されている。
【0007】抵抗17、18から成る電圧検出回路19
は出力端子9、10間に接続され、この電圧検出ライン
20はスイッチング素子制御回路21の差動増幅器22
の一方の入力端子に接続されている。差動増幅器22の
他方の入力端子は基準電圧源23が接続されている。
【0008】電流検出抵抗16の一端から導出されてい
る電流検出ライン24は電圧コンパレータ25の一方の
入力端子に接続されている。電圧コンパレータ25の他
方の入力端子には、三角波発生回路26の三角波(のこ
ぎり波)と差動増幅器22の差動出力との合成波形を得
るために抵抗27、28から成る合成回路29が接続さ
れている。
【0009】制御パルス形成回路30は、RSフリップ
フロップ31とセット信号発生回路32とリセット信号
形成回路33とから成る。セット信号発生回路32は三
角波発生回路26の三角波に同期してセットトリガ信号
を形成し、これをフリップフロップ31のセット端子S
に与える。図1ではセット信号発生回路32が三角波発
生回路26で制御されるように示されているが、セット
信号発生回路32に基準発振器を内蔵させ、この基準発
振器の出力クロックに基づいてフリップフロップ31の
セット信号を形成すると共に、三角波発生回路26を制
御するようにしてもよい。リセット信号形成回路33は
コンパレータ25の出力状態の転換に応答してリセット
トリガパルスをフリップフロップ31のリセット端子R
に与える。フリップフロップ31のQ出力端子はFET
から成るスイッチング素子15の制御端子(ゲート)に
接続されている。
【0010】
【動作】次に、図1の回路の動作を図2の波形を参照し
て説明する。電源端子1、2に正弦波交流電圧を印加す
ると、整流回路8の出力段に図2(A)に示す全波整流
電圧波形が得られる。この電圧波形をスイッチング素子
15で電源周波数よりも十分に高い周波数(数Hz以上の
例えば20kHz )で断続すると、スイッチング素子15
には図2(B)に示すように電圧波形の振幅に対応した
振幅(ピーク)を有する電流が断続的に流れる。これに
より、電源端子1、2に流れる電流波形は図2(C)に
示すように電圧波形に対応した近似正弦波になる。
【0011】ところで、スイッチング素子15を断続制
御するための制御パルスのデューティは、正弦波の振幅
が大きい時に小さく、振幅が小さい時に大きくなること
が電流波形を正弦波に近づけるために望ましい。また、
スイッチング素子15は電流波形改善のみでなく、出力
電圧制御に併用することが回路構成を簡略化する上で望
ましい。これ等を達成するために、コンパレータ25に
電流検出波形を入力させると共に、三角波と差動出力と
の合成波を入力させている。
【0012】リアクトル13を有するので、スイッチン
グ素子15のオン期間にはここを通って流れる電流が図
2(B)に示すように時間と共に増大する。スイッチン
グ素子15のオフ期間にはリアクトル13に蓄積された
エネルギーがダイオード14を通してコンデンサ16a
に与えられる。この時、リアクトル13の電圧と電源電
圧との和の電圧でコンデンサ16aが充電されるので、
コンデンサ16aの充電電圧は電源電圧よりも高くな
る。出力端子9、10間に得られる図2(D)に示す直
流電圧は基準電圧源23の直流基準電圧と比較され、そ
の差に対応する差動出力電圧が図2(G)に示すように
得られる。三角波発生回路26からは図2(F)に示す
ように、右下りの傾きを有する三角波(のこぎり波)が
高い周波数(例えば20kHz )で得られる。図2(F)
の三角波は図2(G)の差動出力と合成され、図2
(H)の実線で示す合成波になり、これがコンパレータ
25の入力となる。コンパレータ25では図2(B)の
電流検出波形(図2(H)で点線で示す波形)と図2
(H)で実線で示すのこぎり波とが比較され、電流検出
波が合成波に達した時にコンパレータ25の出力が転換
し、リセット信号形成回路33の出力ラインに図2
(I)に示すリセットトリガパルスが得られる。セット
信号発生回路32からは、図2(E)に示すように三角
波の立上りに同期してセットトリガパルスが発生する。
これにより、フリップフロップ31からは図2(J)に
示す制御パルスが発生し、スイッチング素子15はこれ
に対応してオン・オフする。コンパレータ25には正弦
波電圧の振幅に対してピーク値が変化するスイッチング
素子15の電流検出波形が入力されるので、交流電圧の
振幅が大きい期間にスイッチング素子15の制御パルス
のデューティが小さくなり、逆に交流電圧の振幅が小さ
い時に制御パルスのデューティが大きくなる。また、制
御パルスのデューティは出力電圧に逆比例的に変化す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図1の装置において、
入力交流電圧の振幅レベルが低い時には、図2(C)で
実線で示すように正弦波に近似した入力電流を流すこと
ができる。しかし、入力交流電圧が高くなると、出力電
圧を一定に制御するためにスイッチング素子のオン時間
幅が狭くなる。しかし、交流電圧の振幅の最大値及びこ
の近傍においてスイッチング素子のオン時間幅を制御の
遅れ等の理由で十分に狭くすることができず、図2
(C)で点線で示すように高調波成分(特に3次、5次
等の奇数高調波)の多い入力電流が流れる。
【0014】上述のような問題は、三角波発生回路26
の出力を電流検出抵抗16の電圧と合成してコンパレー
タ25に入力させるように図1の回路を変形した場合、
又は誤差増幅器22の出力で三角波発生回路26を制御
するように図1の回路を変形する場合にも生じる。
【0015】本発明の目的は、入力交流電圧が高い場合
であっても入力電流波形の改善を良好且つ低コストに行
うことができる直流電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、正弦波の交流電圧が供給される交流電源端
子と、前記交流電源端子に接続された整流回路と、前記
交流電源端子と前記整流回路との間の交流電源ラインに
直列に又は前記整流回路の直流出力ラインに直列及び/
又は並列に接続されたインダクタンス回路要素と、前記
整流回路の出力側に配置されており、前記交流電源端子
の交流電圧の周期よりも短い周期を有してオン・オフ動
作し、前記インダクタンス回路要素に対するエネルギー
の蓄積及び放出を制御するスイッチング素子と、前記ス
イッチング素子よりも出力側に設けられた平滑用コンデ
ンサと、前記平滑用コンデンサで平滑された直流出力電
圧を検出する電圧検出回路と、前記スイッチング素子又
は前記リアクトルを流れる電流を検出するための電流検
出器と、基準電圧源と、前記基準電圧源の基準電圧と前
記電圧検出回路から得られる検出電圧との差に対応する
電圧を形成する差信号形成回路と、前記交流電源端子の
交流電圧よりも十分に高い周波数で三角波を発生する三
角波発生回路と、前記差信号形成回路の出力電圧と前記
三角波との合成電圧を形成する合成回路と、前記電流検
出器から得られる電流検出波形と前記合成回路から得ら
れる合成電圧との電圧比較出力を発生する電圧コンパレ
ータと、前記三角波に同期して前記スイッチング素子を
オフ状態からオン状態に転換させ、前記電圧コンパレー
タの出力に同期して前記スイッチング素子をオン状態か
らオフ状態に転換させる制御パルスを形成して前記スイ
ッチング素子に与える制御パルス形成回路とを備えた直
流電源装置において、前記交流電圧の振幅情報を含む電
圧を得るための交流電圧振幅情報検出手段と、前記交流
電圧の振幅が所定値以上になった時に前記交流電源端子
を通って流れる入力電流の振幅を制限するように前記合
成電圧の電圧レベルを制御するために前記交流電圧振幅
情報検出手段と前記合成回路との間に接続された電圧電
流非直線性素子とが設けられていることを特徴とする直
流電源装置に係わるものである。なお、インダクタンス
回路要素は、例えばリアクトル又はトランスである。ま
た、前記差信号形成回路は例えば実施例の差動増幅器
(誤差増幅器)22である。請求項2に示すように、三
角波と電流検出波形との合成値と差動出力とを比較し、
制御パルスを制御することができる。また、請求項3に
示すように、三角波の傾きを差信号の出力で制御するこ
とができる。
【0017】
【発明の作用及び効果】請求項1、2、3のいずれの発
明においても、入力交流電圧の振幅が所定値よりも高く
なると、電圧電流非直線性素子の電流が増大し、入力電
流波形の振幅の最大値及びこの近傍のレベルを下げるよ
うな制御になる。即ち、交流電圧の瞬時値に基づくコン
パレータ入力の補正が行われる。これにより、入力電流
の高調波成分(特に3次、5次等の奇数高調波成分)の
増大が抑制される。
【0018】
【第1の実施例】次に、図3及び図4を参照して本発明
の第1の実施例の直流電源装置を説明する。但し、図3
において、図1と共通する部分には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0019】図3の直流電源装置は、図1の装置に、交
流電圧振幅情報検出回路60と、電圧電流非直線性素子
としてのツエナーダイオード61と、逆流阻止用ダイオ
ード62と、抵抗63と、制御用電圧Vccを得るための
ダイオード64と、コンデンサ65とを付加した回路構
成を有し、これ以外は図1と同一に構成されている。
【0020】交流電圧振幅情報検出回路60は、リアク
トル13の2次巻線66と、この2次巻線66に整流ダ
イオード67を介して並列に接続された小容量のコンデ
ンサ68と、分圧抵抗69、71とから成る。コンデン
サ68の一端はグランドライン12に接続され、他端は
分圧抵抗69、70を介してグランドライン12に接続
されているので、分圧抵抗69、70の間に接続された
検出ライン71にはコンデンサ68の電圧に対応した検
出電圧が得られる。
【0021】ツエナーダイオード61と逆流阻止ダイオ
ード62と抵抗63との直列回路は、検出ライン61と
合成回路29の出力端との間に接続されている。なお、
ツエナーダイオード61は入力交流電圧が所定値よりも
高くなった時に導通するようなツエナー電圧と方向性を
有する。
【0022】
【動作】図3の回路において交流電源端子1、2間の正
弦波交流電圧の振幅が比較的低い時には、ツエナーダイ
オード61がオフに保たれているので図1の回路と同一
に動作し、図3のA〜J点の状態は図1の回路のA〜J
点と同様に図2の(A)〜(J)に示すように変化し、
入力電流は図2(C)の実線で示すように近似正弦波と
なり、且つ力率もほぼ1になる。
【0023】図3の回路において、入力交流電圧の振幅
及び図4(A)に示す整流回路8の出力電圧が所定値よ
りも高くなると、ツエナーダイオード61が導通してこ
のカソード側のライン72の電位が図4(B)に示すよ
うに変化する。即ち、リアクトル13の2次巻線66に
は整流回路8の出力電圧に対応した電圧が得られ、この
電圧がコンデンサ68に印加される。コンデンサ68は
スイッチング素子15のオン・オフによって断続した波
形を正弦波に戻すための高周波フィルタである。これに
より、コンデンサ68には図4(A)に対応した電圧が
得られる。コンデンサ68の電圧は抵抗69、70で分
圧されてライン71に送られる。ライン71の電位はグ
ランドライン12に対して負であり、且つ正弦波で変化
する。交流電圧の最大振幅又はこの近傍においてツエナ
ーダイオード61に所定のツエナー電圧以上の電圧が印
加されると、これが導通し、ライン72の電位が図4
(B)に示すように負になり、合成回路29の出力電圧
即ちコンパレータ25の下側入力端子の入力電圧が図4
(C)に示すように正弦波の最大値即ち90度及びこの
近傍で低くなる。これにより、スイッチング素子15の
オン時間幅が狭くなり、入力端子1に流れる電流の波形
が図4(D)に示すように最大振幅が制限された波形即
ち高調波成分の低い波形となる。
【0024】
【第2の実施例】次に、図5及び図6を参照して第2の
実施例の直流電源装置を説明する。但し、図5及び図6
及び後に示す図7〜図13において図1〜図3と実質的
に同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0025】図5の回路では三角波発生回路26から得
られる図6(F)の右上り傾斜の三角波と電流検出抵抗
16から得られる図6(B)の電流検出波形とを合成す
るために、抵抗27、28aから成る合成回路29が設
けられ、更にこの出力端とライン71との間に抵抗6
3、ダイオード62、ツエナーダイオード61の直列回
路が接続され、合成回路29の出力ラインがコンパレー
タ25に接続されている。図2と同様に入力交流電圧が
比較的低い時には、合成回路29から図6(H)に原理
的に示すような波形が得られ、この波形と図6(G)の
差動出力とがコンパレータ25で比較され、図6(H)
の波形が差動出力のレベルに達した時点でコンパレータ
25の出力が転換し、リセット信号形成回路33から図
6(I)のリセットパルスが発生する。従って、第1の
実施例と同様な作用効果を得ることができる。入力交流
電圧が高い時には図4と同様にツエナーダイオード61
の導通により入力電流の振幅制限動作が生じる。この第
2の実施例は耐ノイズ性で第1の実施例よりも優れてい
る。
【0026】
【第3の実施例】図7及び図8に示す実施例では、コン
パレータ25に電流検出ライン24と三角波発生回路2
6とが接続され、差動増幅器22の出力端子は三角波発
生回路26の傾き制御端子に接続されている。三角波発
生回路26からは、図8(B)に示す電流検出波形と反
対の傾きを有する三角波が図8(F)に示すように出力
する。三角波発生回路26の出力ラインは抵抗27、6
3から成る合成回路29に接続され、三角波と補正信号
が合成されてコンパレータ25の入力となる。なお、抵
抗26はダイオード62とツエナーダイオード61を介
してライン71に接続されている。この結果、ツエナー
ダイオード61がオフ時にはコンパレータ25の出力は
図3と同一の原理で変化し、図8(F)の実線で示す三
角波と点線で示す電流検出波形との交差点で図8(H)
に示すリセットパルスが発生し、図8(I)に示す制御
パルスがスイッチング素子15に与えられる。
【0027】出力電圧の変化に基づくデューティの制御
は三角波の傾きの制御で達成される。図8のt1 時点以
後で軽負荷となって出力電圧が上昇したとすれば、三角
波の傾きがゆるくなり、図8(I)に示す制御パルスの
幅が狭くなり、出力電圧が基準値に戻される。また、入
力交流電圧が図8よりも高くなった場合にはツエナーダ
イオード61がオンになり、図4と同様な動作になる。
この第3の実施例によっても第1の実施例と同様な作用
効果を得ることができる。
【0028】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図9に示すような、リアクトル13を整流回路
8の交流入力ラインに接続してもよい。 (2) 図10に示すように、リアクトル13の代り
に、トランス1次巻線13aと2次巻線13bとを設
け、1次巻線13aに直列にスイッチング素子15を接
続し、トランスに蓄積されたエネルギーを2次巻線13
bで放出するように構成してもよい。 (3) 図11に示すように、スイッチング素子15を
ライン11に直列に接続し、リアクトル13をライン1
1、12間で接続してもよい。 (4) 図12に示すように、インダクタンス素子とし
てのトランス1次巻線13aと2次巻線13bとを絶縁
分離してもよい。 (5) 図13に示すように、インダクタンス素子とし
ての2次巻線13bの出力段に、ダイオード14の他
に、ダイオード51とリアクトル52とから成る平滑回
路を設けてもよい。なお、スイッチング素子15による
電圧変換回路は更に種々変形可能である。 (6) 出力電圧が低い場合には、抵抗17、18の分
圧回路を省いて出力端子9に電圧検出ライン20を直接
に接続してもよい。 (7) 検出ライン71に与える電圧をリアクトル13
を使用して検出しないで、整流回路8の出力の分圧等に
よって得てもよい。即ち、交流電圧の瞬時値が得られれ
ばどのような方法で検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直流電源装置を示す回路図である。
【図2】図1のA〜J点の状態を示す波形図である。
【図3】第1の実施例の直流電源装置を示す回路図であ
る。
【図4】図3の回路の交流電圧が高い時の各部の状態を
示す波形図である。
【図5】第2の実施例の直流電源装置を示す回路図であ
る。
【図6】交流電圧が低い場合の図5のA〜J点の状態を
示す波形図である。
【図7】第3の実施例の直流電源装置を示す回路図であ
る。
【図8】交流電圧が低い場合の図7のA〜I点の状態を
示す波形図である。
【図9】変形例の直流電源装置の一部を示す回路図であ
る。
【図10】別の変形例の直流電源装置の一部を示す回路
図である。
【図11】更に別の変形例の直流電源装置の一部を示す
回路図である。
【図12】更に別の変形例の直流電源装置の一部を示す
回路図である。
【図13】更に別の変形例の直流電源装置の一部を示す
回路図である。
【符号の説明】
15 スイッチング素子 25 コンパレータ 61 ツエナーダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正弦波の交流電圧が供給される交流電源
    端子と、 前記交流電源端子に接続された整流回路と、 前記交流電源端子と前記整流回路との間の交流電源ライ
    ンに直列に又は前記整流回路の直流出力ラインに直列及
    び/又は並列に接続されたインダクタンス回路要素と、 前記整流回路の出力側に配置されており、前記交流電源
    端子の交流電圧の周期よりも短い周期を有してオン・オ
    フ動作し、前記インダクタンス回路要素に対するエネル
    ギーの蓄積及び放出を制御するスイッチング素子と、 前記スイッチング素子よりも出力側に設けられた平滑用
    コンデンサと、 前記平滑用コンデンサで平滑された直流出力電圧を検出
    する電圧検出回路と、 前記スイッチング素子又は前記リアクトルを流れる電流
    を検出するための電流検出器と、 基準電圧源と、 前記基準電圧源の基準電圧と前記電圧検出回路から得ら
    れる検出電圧との差に対応する電圧を形成する差信号形
    成回路と、 前記交流電源端子の交流電圧よりも十分に高い周波数で
    三角波を発生する三角波発生回路と、 前記差信号形成回路の出力電圧と前記三角波との合成電
    圧を形成する合成回路と、 前記電流検出器から得られる電流検出波形と前記合成回
    路から得られる合成電圧との電圧比較出力を発生する電
    圧コンパレータと、 前記三角波に同期して前記スイッチング素子をオフ状態
    からオン状態に転換させ、前記電圧コンパレータの出力
    に同期して前記スイッチング素子をオン状態からオフ状
    態に転換させる制御パルスを形成して前記スイッチング
    素子に与える制御パルス形成回路とを備えた直流電源装
    置において、 前記交流電圧の振幅情報を含む電圧を得るための交流電
    圧振幅情報検出手段と、 前記交流電圧の振幅が所定値以上になった時に前記交流
    電源端子を通って流れる入力電流の振幅を制限するよう
    に前記合成電圧の電圧レベルを制御するために前記交流
    電圧振幅情報検出手段と前記合成回路との間に接続され
    た電圧電流非直線性素子とが設けられていることを特徴
    とする直流電源装置。
  2. 【請求項2】 正弦波の交流電圧が供給される交流電源
    端子と、 前記交流電源端子に接続された整流回路と、 前記交流電源端子と前記整流回路との間の交流電源ライ
    ンに直列に又は前記整流回路の直流出力ラインに直列及
    び/又は並列に接続されたインダクタンス回路要素と、 前記整流回路の出力側に配置されており、前記交流電源
    端子の交流電圧の周期よりも短い周期を有してオン・オ
    フ動作し、前記インダクタンス回路要素に対するエネル
    ギーの蓄積及び放出を制御するスイッチング素子と、 前記スイッチング素子よりも出力側に設けられた平滑用
    コンデンサと、 前記平滑用コンデンサで平滑された直流出力電圧を検出
    する電圧検出回路と、 前記スイッチング素子又は前記リアクトルを流れる電流
    を検出するための電流検出器と、 基準電圧源と、 前記基準電圧源の基準電圧と前記電圧検出回路から得ら
    れる検出電圧との差に対応する電圧を形成する差信号形
    成回路と、 前記交流電源端子の交流電圧よりも十分に高い周波数で
    三角波を発生する三角波発生回路と、 前記電流検出器から得られる電流検出波形と前記三角波
    との合成電圧を形成する合成回路と、 前記差信号形成回路から得られる差信号と前記合成回路
    から得られる合成電圧との電圧比較出力を発生する電圧
    コンパレータと、 前記三角波に同期して前記スイッチング素子をオフ状態
    からオン状態に転換させ、前記電圧コンパレータの出力
    に同期して前記スイッチング素子をオン状態からオフ状
    態に転換させる制御パルスを形成して前記スイッチング
    素子に与える制御パルス形成回路とを備えた直流電源装
    置において、 前記交流電圧の振幅情報を含む電圧を得るための交流電
    圧振幅情報検出手段と、 前記交流電圧の振幅が所定値以上になった時に前記交流
    電源端子を通って流れる入力電流の振幅を制限するよう
    に前記合成電圧の電圧レベルを制御するために前記交流
    電圧振幅情報検出手段と前記合成回路との間に接続され
    た電圧電流非直線性素子とが設けられていることを特徴
    とする直流電源装置。
  3. 【請求項3】 正弦波の交流電圧が供給される交流電源
    端子と、 前記交流電源端子に接続された整流回路と、 前記交流電源端子と前記整流回路との間の交流電源ライ
    ンに直列に又は前記整流回路の直流出力ラインに直列及
    び/又は並列に接続されたインダクタンス回路要素と、 前記整流回路の出力側に配置されており、前記交流電源
    端子の交流電圧の周期よりも短い周期を有してオン・オ
    フ動作し、前記インダクタンス回路要素に対するエネル
    ギーの蓄積及び放出を制御するスイッチング素子と、 前記スイッチング素子よりも出力側に設けられた平滑用
    コンデンサと、 前記平滑用コンデンサで平滑された直流出力電圧を検出
    する電圧検出回路と、 前記スイッチング素子又は前記リアクトルを流れる電流
    を検出するための電流検出器と、 基準電圧源と、 前記基準電圧源の基準電圧と前記電圧検出回路から得ら
    れる検出電圧との差に対応する電圧を形成する差信号形
    成回路と、 前記交流電源端子の交流電圧よりも十分に高い周波数で
    三角波を発生するものであり、前記差信号形成回路の出
    力に応答して前記三角波の傾きが変化するように形成さ
    れている三角波発生回路と、 前記三角波発生回路から得られた三角波と前記電流検出
    器から得られた電流検出波形との電圧比較出力を発生す
    る電圧コンパレータと、 前記三角波に同期して前記スイッチング素子をオフ状態
    からオン状態に転換させ、前記電圧コンパレータの出力
    に同期して前記スイッチング素子をオフ状態からオン状
    態に転換させ、前記電圧コンパレータの出力に同期して
    前記スイッチング素子をオン状態からオフ状態に転換さ
    せる制御パルスを形成して前記スイッチング素子に与え
    る制御パルス形成回路とを備えた直流電源装置におい
    て、 前記交流電圧の振幅情報を含む電圧を得るための交流電
    圧振幅情報検出手段と、 前記交流電圧の振幅が所定値以上になった時に前記交流
    電源端子を通って流れる入力電流の振幅を制限するよう
    に前記差信号形成回路の出力又は前記三角波発生回路の
    出力の電圧レベルを制御するために前記交流電圧振幅情
    報検出手段と前記差信号形成回路の出力ライン又は前記
    三角波発生回路の出力ラインとの間に接続された電圧電
    流非直線性素子とが設けられていることを特徴とする直
    流電源装置。
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