JPH07131251A - 周波数変換器 - Google Patents
周波数変換器Info
- Publication number
- JPH07131251A JPH07131251A JP27237193A JP27237193A JPH07131251A JP H07131251 A JPH07131251 A JP H07131251A JP 27237193 A JP27237193 A JP 27237193A JP 27237193 A JP27237193 A JP 27237193A JP H07131251 A JPH07131251 A JP H07131251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- vco
- output signal
- divider
- oscillation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一のVCOで広帯域に渡る周波数変換を可
能とする。 【構成】 VCO(1)と、該VCOの発振周波数を変
化させる周波数制御回路(2)と、前記VCOの発振出
力信号を1/n(nは1又は偶数)に分周する第1の分
周器(18)と、前記VCOの発振出力信号を1/m
(mはn以外の偶数)に分周する第2の分周器(9)
と、前記第1及び第2の分周器の分周出力信号を選択出
力するスイッチ(11)と、該スイッチで選択された分
周出力信号と被変換信号とを掛算する掛算回路(12)
とを有する。
能とする。 【構成】 VCO(1)と、該VCOの発振周波数を変
化させる周波数制御回路(2)と、前記VCOの発振出
力信号を1/n(nは1又は偶数)に分周する第1の分
周器(18)と、前記VCOの発振出力信号を1/m
(mはn以外の偶数)に分周する第2の分周器(9)
と、前記第1及び第2の分周器の分周出力信号を選択出
力するスイッチ(11)と、該スイッチで選択された分
周出力信号と被変換信号とを掛算する掛算回路(12)
とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TVやラジオのRF信
号入力をIF信号に変換する周波数変換や、VTRのR
Fモジュレ−タの周波数変換に利用される周波数変換器
に関する。
号入力をIF信号に変換する周波数変換や、VTRのR
Fモジュレ−タの周波数変換に利用される周波数変換器
に関する。
【0002】
【従来の技術】TV放送信号は、UHF帯,VHF帯を
含めると数十MHzから数百MHzまで広範囲な周波数
帯域を持っている。この為、チュ−ナの局部発振器から
発生する周波数変換用の信号は、その周波数帯域として
非常に広範囲なものが要求される。局部発振器を構成す
るVCO(電圧制御型発振器)の可変周波数範囲は限ら
れているので、1つのVCOではカバ−しきれない。そ
こで、中心周波数の異なる複数のVCOを配置し、周波
数帯域に応じて最適な周波数のVCOを選択し、利用し
ていた。
含めると数十MHzから数百MHzまで広範囲な周波数
帯域を持っている。この為、チュ−ナの局部発振器から
発生する周波数変換用の信号は、その周波数帯域として
非常に広範囲なものが要求される。局部発振器を構成す
るVCO(電圧制御型発振器)の可変周波数範囲は限ら
れているので、1つのVCOではカバ−しきれない。そ
こで、中心周波数の異なる複数のVCOを配置し、周波
数帯域に応じて最適な周波数のVCOを選択し、利用し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
VCOを有することは、共振子等の部品がそれぞれ必要
となり部品数や素子数の増加につながった。
VCOを有することは、共振子等の部品がそれぞれ必要
となり部品数や素子数の増加につながった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたもので、VCOと、該VCOの発振周波数を変
化させる周波数制御回路と、前記VCOの発振出力信号
を1/n(nは1又は偶数)に分周する第1の分周器
と、前記VCOの発振出力信号を1/m(mはn以外の
偶数)に分周する第2の分周器と、前記第1及び第2の
分周器の分周出力信号を選択出力するスイッチと、該ス
イッチで選択された分周出力信号と被変換信号とを掛算
する掛算回路と、を備えることを特徴とする。
成されたもので、VCOと、該VCOの発振周波数を変
化させる周波数制御回路と、前記VCOの発振出力信号
を1/n(nは1又は偶数)に分周する第1の分周器
と、前記VCOの発振出力信号を1/m(mはn以外の
偶数)に分周する第2の分周器と、前記第1及び第2の
分周器の分周出力信号を選択出力するスイッチと、該ス
イッチで選択された分周出力信号と被変換信号とを掛算
する掛算回路と、を備えることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明に依れば、VCOの発振周波数を十分に
高く設定し、その発振出力信号を複数の分周器で分周
し、周波数の異なる複数の出力信号を得る。そして、該
複数の出力信号から1つの出力信号をスイッチにより選
択し、掛算回路に印加している。その為、等価的に周波
数可変範囲の広いVCOが得られる。
高く設定し、その発振出力信号を複数の分周器で分周
し、周波数の異なる複数の出力信号を得る。そして、該
複数の出力信号から1つの出力信号をスイッチにより選
択し、掛算回路に印加している。その為、等価的に周波
数可変範囲の広いVCOが得られる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の周波数変換器を示すブロッ
ク図で、(1)は必要となる周波数帯域の内、最大周波
数帯域の中心周波数で発振するVCO、(2)は、固定
型の発振器(3)、分周器(4)、位相比較器(5)、
LPF(6)及びプログラマブルな分周器(7)を含む
周波数制御回路、(8)は1/2分周器、(9)は1/
4分周器、(10)は1/6分周器、(11)は必要と
なる周波数帯域に応じて切換わるスイッチ、(12)は
スイッチ(11)からのキャリア信号により、被変換信
号の周波数変換を行なう周波数変換回路である。
ク図で、(1)は必要となる周波数帯域の内、最大周波
数帯域の中心周波数で発振するVCO、(2)は、固定
型の発振器(3)、分周器(4)、位相比較器(5)、
LPF(6)及びプログラマブルな分周器(7)を含む
周波数制御回路、(8)は1/2分周器、(9)は1/
4分周器、(10)は1/6分周器、(11)は必要と
なる周波数帯域に応じて切換わるスイッチ、(12)は
スイッチ(11)からのキャリア信号により、被変換信
号の周波数変換を行なう周波数変換回路である。
【0007】今、スイッチ(11)から周波数変換回路
(12)へのキャリア信号の周波数帯域として500M
Hzから1GHzの帯域を最大として、最低で85MH
zから165MHzの間の帯域を必要とする。その場合
には、VCO(1)の可変周波数帯域を500MHzか
ら1GMHzに設定し、その中間の周波数(例えば75
0MHz)をVCO(1)の中心周波数に設定する。V
CO(1)の中心周波数を正確に設定する為に周波数制
御回路(2)が設けられている。周波数制御回路(2)
では、発振周波数が一定で正確な発振器(3)の発振出
力信号とVCO(1)の発振出力信号とが同一周波数で
位相比較器(5)に印加される様、分周器(4)及び
(7)の分周数が設定されている。そして、位相比較器
(5)からエラ−電圧がLPF(6)を介してVCO
(1)に印加され、VCO(1)は、正確に750MH
zで発振する。この状態から、VCO(1)の発振周波
数を変えるには、分周器(7)の分周数を変えれば良
い。このようにして、VCO(1)の発振周波数を50
0MHzから1GHzまで変化させることができる。
(12)へのキャリア信号の周波数帯域として500M
Hzから1GHzの帯域を最大として、最低で85MH
zから165MHzの間の帯域を必要とする。その場合
には、VCO(1)の可変周波数帯域を500MHzか
ら1GMHzに設定し、その中間の周波数(例えば75
0MHz)をVCO(1)の中心周波数に設定する。V
CO(1)の中心周波数を正確に設定する為に周波数制
御回路(2)が設けられている。周波数制御回路(2)
では、発振周波数が一定で正確な発振器(3)の発振出
力信号とVCO(1)の発振出力信号とが同一周波数で
位相比較器(5)に印加される様、分周器(4)及び
(7)の分周数が設定されている。そして、位相比較器
(5)からエラ−電圧がLPF(6)を介してVCO
(1)に印加され、VCO(1)は、正確に750MH
zで発振する。この状態から、VCO(1)の発振周波
数を変えるには、分周器(7)の分周数を変えれば良
い。このようにして、VCO(1)の発振周波数を50
0MHzから1GHzまで変化させることができる。
【0008】そして、周波数変換回路(12)に最大の
周波数帯域のキャリアが必要な時は、スイッチ(11)
をa側に切換える。そうすれば、500MHzから1G
Hzの間のキャリアが周波数変換回路(12)に印加さ
れ、入力端子(13)からの被変換信号を所望の周波数
に変換して出力端子(14)に得ることができる。次に
キャリアとして85MHzから165MHzの間の帯域
が必要な時にはスイッチ(11)をd側に切換える。す
ると、1/6分周器(10)で1/6分周され中心周波
数が125MHzで、85MHzから165MHzまで
周波数が変化するキャリアが周波数変換回路(12)に
印加される。同様に250MHzから500MHzのキ
ャリアの場合は、1/2分周を行なう1/2分周器
(8)を用い、125MHzから250MHzのキャリ
アは1/4分周を行なう1/4分周器(9)を用いれば
良い。以降同様に、85MHzより低い周波数の信号に
ついては、1/2n(nは正の整数)分周器(図示せ
ず)でVCO(1)の出力を1/2n分周することで得
ることが可能である。
周波数帯域のキャリアが必要な時は、スイッチ(11)
をa側に切換える。そうすれば、500MHzから1G
Hzの間のキャリアが周波数変換回路(12)に印加さ
れ、入力端子(13)からの被変換信号を所望の周波数
に変換して出力端子(14)に得ることができる。次に
キャリアとして85MHzから165MHzの間の帯域
が必要な時にはスイッチ(11)をd側に切換える。す
ると、1/6分周器(10)で1/6分周され中心周波
数が125MHzで、85MHzから165MHzまで
周波数が変化するキャリアが周波数変換回路(12)に
印加される。同様に250MHzから500MHzのキ
ャリアの場合は、1/2分周を行なう1/2分周器
(8)を用い、125MHzから250MHzのキャリ
アは1/4分周を行なう1/4分周器(9)を用いれば
良い。以降同様に、85MHzより低い周波数の信号に
ついては、1/2n(nは正の整数)分周器(図示せ
ず)でVCO(1)の出力を1/2n分周することで得
ることが可能である。
【0009】従って、図1のブロック図によれば、単一
のVCOで実質的に拡大された周波数可変範囲を得るこ
とができる。図2は、図1の1/2分周器(8)や1/
4分周器(9)などのVCO(1)の出力信号を偶数分
の1に分周する複数の分周器の具体回路図を示すもの
で、端子(15)にはVCO(1)の発振出力信号が印
加され、端子(16)に分周された出力信号が発生す
る。端子(17)乃至(22)には、分周数を選択する
「H」レベルの制御信号が印加される。例えば、分周を
行なわない場合には、端子(17)のみに「H」レベル
を印加し、他の端子は「L」レベルとする。すると、端
子(15)からの信号は、アンドゲ−ト(23)及びオ
アゲ−ト(24)を介して、そのままで端子(16)に
得られる。次に1/2分周を行なうには端子(18)の
みに「H」レベルを印加する。すると、端子(15)か
らの信号は、アンドゲ−ト(25)、オアゲ−ト(2
6)、分周器(27)、アンドゲ−ト(28)及びオア
ゲ−ト(24)を介して端子(16)に得られる。以
降、同様に端子(19)乃至(22)を選択することに
より所望の分周比が得られる。
のVCOで実質的に拡大された周波数可変範囲を得るこ
とができる。図2は、図1の1/2分周器(8)や1/
4分周器(9)などのVCO(1)の出力信号を偶数分
の1に分周する複数の分周器の具体回路図を示すもの
で、端子(15)にはVCO(1)の発振出力信号が印
加され、端子(16)に分周された出力信号が発生す
る。端子(17)乃至(22)には、分周数を選択する
「H」レベルの制御信号が印加される。例えば、分周を
行なわない場合には、端子(17)のみに「H」レベル
を印加し、他の端子は「L」レベルとする。すると、端
子(15)からの信号は、アンドゲ−ト(23)及びオ
アゲ−ト(24)を介して、そのままで端子(16)に
得られる。次に1/2分周を行なうには端子(18)の
みに「H」レベルを印加する。すると、端子(15)か
らの信号は、アンドゲ−ト(25)、オアゲ−ト(2
6)、分周器(27)、アンドゲ−ト(28)及びオア
ゲ−ト(24)を介して端子(16)に得られる。以
降、同様に端子(19)乃至(22)を選択することに
より所望の分周比が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明に依れば、単一のVCOにより広
帯域に渡る周波数変換が可能な周波数変換器を提供でき
る。
帯域に渡る周波数変換が可能な周波数変換器を提供でき
る。
【図1】本発明の周波数変換器を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1の分周器の具体回路図である。
(1) VCO (2) 周波数制御回路 (8) 1/2分周回路 (11) スイッチ (12) 周波数変換回路
Claims (2)
- 【請求項1】 VCOと、 該VCOの発振周波数を変化させる周波数制御回路と、 前記VCOの発振出力信号を1/n(nは1又は偶数)
に分周する第1の分周器と、 前記VCOの発振出力信号を1/m(mはn以外の偶
数)に分周する第2の分周器と、 前記第1及び第2の分周器の分周出力信号を選択出力す
るスイッチと、 該スイッチで選択された分周出力信号と被変換信号とを
掛算する掛算回路と、を備えることを特徴とする周波数
変換器。 - 【請求項2】 前記VCOは、前記周波数制御回路と共
にプログラマブル分周器を備えたPLL回路を構成して
いることを特徴とする請求項1記載の周波数変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27237193A JPH07131251A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 周波数変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27237193A JPH07131251A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 周波数変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131251A true JPH07131251A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17512961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27237193A Pending JPH07131251A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 周波数変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07131251A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6968159B2 (en) | 2001-02-26 | 2005-11-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Frequency converter and communication device |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27237193A patent/JPH07131251A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6968159B2 (en) | 2001-02-26 | 2005-11-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Frequency converter and communication device |
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