JPH07124997A - アウトサート成形品 - Google Patents
アウトサート成形品Info
- Publication number
- JPH07124997A JPH07124997A JP27554993A JP27554993A JPH07124997A JP H07124997 A JPH07124997 A JP H07124997A JP 27554993 A JP27554993 A JP 27554993A JP 27554993 A JP27554993 A JP 27554993A JP H07124997 A JPH07124997 A JP H07124997A
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- Japan
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- resin
- outsert
- formal
- molded product
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14344—Moulding in or through a hole in the article, e.g. outsert moulding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 精密でかつ優れた寸法安定性が要求される用
途に好適に用いられるアウトサート成形品を提供する。 【構成】 少なくとも一つ以上の切欠きもしくは穴のあ
いた基板に結晶化時間が5分以上のポリアセタール共重
合樹脂の機能部をアウトサート成形法により形成したア
ウトサート成形品。
途に好適に用いられるアウトサート成形品を提供する。 【構成】 少なくとも一つ以上の切欠きもしくは穴のあ
いた基板に結晶化時間が5分以上のポリアセタール共重
合樹脂の機能部をアウトサート成形法により形成したア
ウトサート成形品。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアウトサート成形品に係
わり、特に精密でかつ優れた寸法安定性が要求される用
途に好適に用いられるアウトサート成形品に関する。
わり、特に精密でかつ優れた寸法安定性が要求される用
途に好適に用いられるアウトサート成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】テープレコーダー、ビデオテープレコー
ダー(VTR)のシャーシ類に代表される各種シャーシ
やスイッチ基板等は、設計の自由度が大きい事、後加工
が削減できる事、軽量化が図れる事、安価である事等の
利点から、金属製等の硬質基板と熱可塑性樹脂を一体化
してなるアウトサート成形品が広く使用されている。こ
れらのアウトサート成形用の熱可塑性樹脂としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂を
はじめ、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリカーボネート樹脂等のエンジニアリン
グプラスチック等、種々のものが使用されている。特に
精密で寸法安定性が要求される用途には、前記のエンジ
ニアリングプラスチックが使用されており、とりわけテ
ープレコーダー、VTR等のシャーシには、剛性、クリ
ープ特性、摺動特性の優れたポリアセタール樹脂が広く
使用されている。
ダー(VTR)のシャーシ類に代表される各種シャーシ
やスイッチ基板等は、設計の自由度が大きい事、後加工
が削減できる事、軽量化が図れる事、安価である事等の
利点から、金属製等の硬質基板と熱可塑性樹脂を一体化
してなるアウトサート成形品が広く使用されている。こ
れらのアウトサート成形用の熱可塑性樹脂としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂を
はじめ、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリカーボネート樹脂等のエンジニアリン
グプラスチック等、種々のものが使用されている。特に
精密で寸法安定性が要求される用途には、前記のエンジ
ニアリングプラスチックが使用されており、とりわけテ
ープレコーダー、VTR等のシャーシには、剛性、クリ
ープ特性、摺動特性の優れたポリアセタール樹脂が広く
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリア
セタール樹脂はクリープ特性を初めとする優れた機械的
物性、電気特性、摺動特性を有しているが、成形時の収
縮が大きく、金属或いは熱硬化性樹脂等からなる硬質の
基板との気密性、密着性が悪くなる問題がある。また、
成形品を高温雰囲気に置いた場合にはポリアセタール樹
脂の後収縮により気密性、密着性が悪くなったり、樹脂
製機能部品乃至樹脂製機能部品間を結ぶランナー部に割
れが発生したり、甚だしくは機能部にも割れが発生する
という問題がある。ランナー部の割れを防止する方法と
しては、ランナー部にS字型の部分を設け、応力を吸
収、分散させる機構を付与する方法等が用いられている
が、成形品の設計に制約がでる問題がある。
セタール樹脂はクリープ特性を初めとする優れた機械的
物性、電気特性、摺動特性を有しているが、成形時の収
縮が大きく、金属或いは熱硬化性樹脂等からなる硬質の
基板との気密性、密着性が悪くなる問題がある。また、
成形品を高温雰囲気に置いた場合にはポリアセタール樹
脂の後収縮により気密性、密着性が悪くなったり、樹脂
製機能部品乃至樹脂製機能部品間を結ぶランナー部に割
れが発生したり、甚だしくは機能部にも割れが発生する
という問題がある。ランナー部の割れを防止する方法と
しては、ランナー部にS字型の部分を設け、応力を吸
収、分散させる機構を付与する方法等が用いられている
が、成形品の設計に制約がでる問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる従
来技術の問題点を解消して、硬質基板と樹脂部品間の気
密性、密着性を改良し、高温又は低温の雰囲気に置いた
場合も樹脂部品や樹脂ランナー部に亀裂、割れが発生す
る事を防止し、良好なアウトサート成形品を提供する事
を目的に鋭意検討した結果、特定のポリアセタール共重
合樹脂を用いる事が極めて有効であることを見出し、本
発明を完成するに到った。
来技術の問題点を解消して、硬質基板と樹脂部品間の気
密性、密着性を改良し、高温又は低温の雰囲気に置いた
場合も樹脂部品や樹脂ランナー部に亀裂、割れが発生す
る事を防止し、良好なアウトサート成形品を提供する事
を目的に鋭意検討した結果、特定のポリアセタール共重
合樹脂を用いる事が極めて有効であることを見出し、本
発明を完成するに到った。
【0005】即ち本発明は、少なくとも一つ以上の切欠
きもしくは穴のあいた硬質基板に結晶化時間が5分以上
のポリアセタール共重合樹脂の機能部をアウトサート成
形法により形成したアウトサート成形品である。
きもしくは穴のあいた硬質基板に結晶化時間が5分以上
のポリアセタール共重合樹脂の機能部をアウトサート成
形法により形成したアウトサート成形品である。
【0006】本発明でいう結晶化時間とは、示差走査熱
量計(以下DSCという)を用いて、ポリアセタール樹
脂を 200℃で5分間保持した後、10℃/分で 152℃まで
降温し、 152℃で保持したときの保持開始から結晶化に
よる発熱ピークまでの時間を言い、時間が短いものほど
結晶化速度は速い事を意味する。
量計(以下DSCという)を用いて、ポリアセタール樹
脂を 200℃で5分間保持した後、10℃/分で 152℃まで
降温し、 152℃で保持したときの保持開始から結晶化に
よる発熱ピークまでの時間を言い、時間が短いものほど
結晶化速度は速い事を意味する。
【0007】本発明では、この結晶化時間が5分以上で
あるポリアセタール共重合樹脂が選択的に使用される。
優れたアウトサート成形品を得るには、使用する樹脂材
料の結晶化時間が重要であり、結晶化時間が5分より短
いと、成形時の収縮および成形品を加熱した時の後収縮
が大きいため、本発明所期の効果が得られない。逆に結
晶化時間があまりにも長過ぎると射出された樹脂の固化
時間が長くなり生産性が低下するばかりか、得られた成
形品の機械品強度が低下するため好ましくなく、実用的
には5〜200 分の範囲が好ましい。
あるポリアセタール共重合樹脂が選択的に使用される。
優れたアウトサート成形品を得るには、使用する樹脂材
料の結晶化時間が重要であり、結晶化時間が5分より短
いと、成形時の収縮および成形品を加熱した時の後収縮
が大きいため、本発明所期の効果が得られない。逆に結
晶化時間があまりにも長過ぎると射出された樹脂の固化
時間が長くなり生産性が低下するばかりか、得られた成
形品の機械品強度が低下するため好ましくなく、実用的
には5〜200 分の範囲が好ましい。
【0008】本発明のポリアセタール樹脂とは、オキシ
メチレンユニット(-OCH2-)を主たる構成単位とし、下記
に示す環状エーテルもしくは環状ホルマール等を共重合
させて得られるコポリマーもしくはターポリマーを含む
共重合体である。また、ポリマーの骨格については特に
限定されず、線状のみならず分岐構造、架橋構造を有す
るものであってもなんら問題はない。
メチレンユニット(-OCH2-)を主たる構成単位とし、下記
に示す環状エーテルもしくは環状ホルマール等を共重合
させて得られるコポリマーもしくはターポリマーを含む
共重合体である。また、ポリマーの骨格については特に
限定されず、線状のみならず分岐構造、架橋構造を有す
るものであってもなんら問題はない。
【0009】又、かかるポリアセタール樹脂のメルトイ
ンデックス(以下MIという)については、特に限定さ
れないが、成形性の点から 1.0〜60g/10分である事が
望ましい。MIが 1.0より小さいと、射出成形の際、樹
脂の流動が悪く所望する形状の成形品が得にくくなる。
一方、MIが大きすぎると成形品が脆くなり好ましくな
い。尚、本発明で言うメルトインデックスとは、AST
M−D1238により、 190℃、2160gの荷重で測定した値
でg/10分の単位で表されるものである。
ンデックス(以下MIという)については、特に限定さ
れないが、成形性の点から 1.0〜60g/10分である事が
望ましい。MIが 1.0より小さいと、射出成形の際、樹
脂の流動が悪く所望する形状の成形品が得にくくなる。
一方、MIが大きすぎると成形品が脆くなり好ましくな
い。尚、本発明で言うメルトインデックスとは、AST
M−D1238により、 190℃、2160gの荷重で測定した値
でg/10分の単位で表されるものである。
【0010】ポリアセタールコポリマーの製造に用いる
コモノマー成分は特に限定されないが、一般的には下記
した一般式の構造を有するものから選ばれた少なくとも
1種以上であることが好ましい。
コモノマー成分は特に限定されないが、一般的には下記
した一般式の構造を有するものから選ばれた少なくとも
1種以上であることが好ましい。
【0011】
【化1】
【0012】(但し、R1、R2、R3、R4は、同一又は異な
る置換基であり、水素原子、アルキル基(1〜5個の炭
素を有し0〜3個の水素がハロゲン原子で置換されたも
の、以下同じ)、または、ハロゲンで置換されたアルキ
ル基を意味し、R5はメチレン基、オキシメチレン基、夫
々アルキル基もしくはハロゲン化アルキルで置換された
メチレン基もしくはオキシメチレン基(この場合、p=
0〜3の整数)、-(CH2)q -OCH2-(q =1〜4の整数)
または-(O-CH2-CH2)q -OCH2-(q =1〜4の整数)で示
される2価の基(この場合p=1)を示す。)また、上
記の如き結晶化時間が5分以上の共重合体とするために
は、オキシメチレンユニットを主たる構成単位とする重
合体中に炭素数2以上のオキシアルキレンユニットを3
〜30mol %、好ましくは3〜15mol %含有するもの、特
に炭素数2以上のオキシアルキレンユニットを構成する
モノマー成分が、1,3 −ジオキソラン、ジエチレングリ
コールホルマール、1,3 −プロパンジオールホルマー
ル、1,4 −ブタンジオールホルマール、1,5 −ペンタン
ジオールホルマール及び1,6 −ヘキサンジオールホルマ
ールの何れか1種以上であることが望ましい。
る置換基であり、水素原子、アルキル基(1〜5個の炭
素を有し0〜3個の水素がハロゲン原子で置換されたも
の、以下同じ)、または、ハロゲンで置換されたアルキ
ル基を意味し、R5はメチレン基、オキシメチレン基、夫
々アルキル基もしくはハロゲン化アルキルで置換された
メチレン基もしくはオキシメチレン基(この場合、p=
0〜3の整数)、-(CH2)q -OCH2-(q =1〜4の整数)
または-(O-CH2-CH2)q -OCH2-(q =1〜4の整数)で示
される2価の基(この場合p=1)を示す。)また、上
記の如き結晶化時間が5分以上の共重合体とするために
は、オキシメチレンユニットを主たる構成単位とする重
合体中に炭素数2以上のオキシアルキレンユニットを3
〜30mol %、好ましくは3〜15mol %含有するもの、特
に炭素数2以上のオキシアルキレンユニットを構成する
モノマー成分が、1,3 −ジオキソラン、ジエチレングリ
コールホルマール、1,3 −プロパンジオールホルマー
ル、1,4 −ブタンジオールホルマール、1,5 −ペンタン
ジオールホルマール及び1,6 −ヘキサンジオールホルマ
ールの何れか1種以上であることが望ましい。
【0013】尚、本発明は、従来公知の添加剤、例え
ば、酸化防止剤をはじめとする各種安定剤、核剤、顔
料、帯電防止剤等や、耐光安定剤、強化材料、例えば、
ガラスファイバー、ガラスフレーク、タルク、マイカ、
チタン酸カリウイスカー等を添加、配合する事ができ
る。その他、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリオ
レフィン樹脂等とのポリマーブレンド、ポリマーアロイ
も可能である。
ば、酸化防止剤をはじめとする各種安定剤、核剤、顔
料、帯電防止剤等や、耐光安定剤、強化材料、例えば、
ガラスファイバー、ガラスフレーク、タルク、マイカ、
チタン酸カリウイスカー等を添加、配合する事ができ
る。その他、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリオ
レフィン樹脂等とのポリマーブレンド、ポリマーアロイ
も可能である。
【0014】
【作用】結晶化時間が5分以上のポリアセタール共重合
樹脂は、優れた機械的強度、耐熱性、摺動性を有するだ
けでなく、成形時の収縮、後加熱による収縮が小さく優
れた寸法安定性を示すので、特に精密で寸法安定性が要
求されるシャーシ類のアウトサート成形用に最適な樹脂
材料となり、金属部品あるいは熱硬化性樹脂等の部品と
ポリアセタール共重合樹脂製部品間の気密性、密着性に
優れ、長期にわたって、亀裂、割れが極めて少ない優れ
たアウトサート成形品を得る事ができる。
樹脂は、優れた機械的強度、耐熱性、摺動性を有するだ
けでなく、成形時の収縮、後加熱による収縮が小さく優
れた寸法安定性を示すので、特に精密で寸法安定性が要
求されるシャーシ類のアウトサート成形用に最適な樹脂
材料となり、金属部品あるいは熱硬化性樹脂等の部品と
ポリアセタール共重合樹脂製部品間の気密性、密着性に
優れ、長期にわたって、亀裂、割れが極めて少ない優れ
たアウトサート成形品を得る事ができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明がこれらに限定されるものではない事は勿論
である。
が、本発明がこれらに限定されるものではない事は勿論
である。
【0016】実施例1 コポリマー成分として、1,3 −ジオキソランからなるオ
キシアルキレンユニットを3重量%含有するポリアセタ
ール共重合樹脂を用い、射出成形機にて図1に示す成形
品を成形した。得られた成形品を温度23℃、相対湿度50
%に調整された部屋で24時間放置した後、アウトサート
された金属部材と樹脂ボス部の固着の度合い(ガタツキ
の程度)及び樹脂部のクラック、割れの有無を調べた。
又、この成形品のヒートショック試験を行った後、金属
部品と樹脂ボス部の固着の度合い(ガタツキの程度)及
び樹脂部の亀裂、割れの有無を調べた。これらの結果を
表1に示す。
キシアルキレンユニットを3重量%含有するポリアセタ
ール共重合樹脂を用い、射出成形機にて図1に示す成形
品を成形した。得られた成形品を温度23℃、相対湿度50
%に調整された部屋で24時間放置した後、アウトサート
された金属部材と樹脂ボス部の固着の度合い(ガタツキ
の程度)及び樹脂部のクラック、割れの有無を調べた。
又、この成形品のヒートショック試験を行った後、金属
部品と樹脂ボス部の固着の度合い(ガタツキの程度)及
び樹脂部の亀裂、割れの有無を調べた。これらの結果を
表1に示す。
【0017】ヒートショック試験とは成形品を 120℃で
1時間加熱した後、すぐに−40℃の雰囲気に成形品を移
して1時間冷却する試験であり、加熱−冷却を1サイク
ルとして、100 サイクルの試験を行った。
1時間加熱した後、すぐに−40℃の雰囲気に成形品を移
して1時間冷却する試験であり、加熱−冷却を1サイク
ルとして、100 サイクルの試験を行った。
【0018】実施例2 トリオキサンと1,3 −ジオキソランの混合比率を変えた
以外は実施例1と同様の操作を行いオキシエチレンユニ
ットが5重量%の重合体を作製した。この重合体を用い
た場合についても実施例1と同様の試験を行った。これ
らの結果を表1に示す。
以外は実施例1と同様の操作を行いオキシエチレンユニ
ットが5重量%の重合体を作製した。この重合体を用い
た場合についても実施例1と同様の試験を行った。これ
らの結果を表1に示す。
【0019】実施例3 1,3 −ジオキソランを1,4 −ブタンジオールホルマール
に変えた以外は実施例1と同様の操作を行いオキシブチ
レンユニットが4重量%の重合体を作製した。この重合
体を用いた場合についても実施例1と同様の試験を行っ
た。これらの結果を表1に示す。
に変えた以外は実施例1と同様の操作を行いオキシブチ
レンユニットが4重量%の重合体を作製した。この重合
体を用いた場合についても実施例1と同様の試験を行っ
た。これらの結果を表1に示す。
【0020】比較例1 トリオキサンとエチレンオキシドを一定の混合比率にし
た以外は実施例1と同様の操作を行いオキシエチレンユ
ニットが2.5 重量%の重合体を得た。この重合体を用い
た場合についても実施例1と同様の試験を行った。これ
らの結果を表1に示す。
た以外は実施例1と同様の操作を行いオキシエチレンユ
ニットが2.5 重量%の重合体を得た。この重合体を用い
た場合についても実施例1と同様の試験を行った。これ
らの結果を表1に示す。
【0021】尚、アウトサート部品(金属部品)と樹脂
部品の固着度合いについては、下記の基準で評価した。
部品の固着度合いについては、下記の基準で評価した。
【0022】○:金属部と樹脂部品間に殆ど隙間がな
く、樹脂部品のがたつきが無いもの ×:金属基板と樹脂部品間に隙間が見られ、樹脂部品の
がたつきが見られるもの 樹脂部品のそり、変形、亀裂、割れの有無を下記の基準
で評価した。
く、樹脂部品のがたつきが無いもの ×:金属基板と樹脂部品間に隙間が見られ、樹脂部品の
がたつきが見られるもの 樹脂部品のそり、変形、亀裂、割れの有無を下記の基準
で評価した。
【0023】○:樹脂部品にそり、変形、亀裂、割れが
ないもの ×:樹脂部品に著しいそりや変形又は、亀裂、割れが見
られるもの
ないもの ×:樹脂部品に著しいそりや変形又は、亀裂、割れが見
られるもの
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明のポリアセタール樹脂は、優れた
機械的強度、耐熱性、摺動性を有するだけでなく、成形
時の収縮、後加熱による収縮が小さく優れた寸法安定性
を示すので、精密で寸法安定性を要求されるアウトサー
ト成形の部品等の用途に用いられる。さらに、このポリ
アセタール樹脂を用いる事により、アウトサート部品と
樹脂部品の固着に優れ、樹脂部品のガタツキがなく樹脂
部品の亀裂や割れが極めて少ないアウトサート成形品が
得られる。
機械的強度、耐熱性、摺動性を有するだけでなく、成形
時の収縮、後加熱による収縮が小さく優れた寸法安定性
を示すので、精密で寸法安定性を要求されるアウトサー
ト成形の部品等の用途に用いられる。さらに、このポリ
アセタール樹脂を用いる事により、アウトサート部品と
樹脂部品の固着に優れ、樹脂部品のガタツキがなく樹脂
部品の亀裂や割れが極めて少ないアウトサート成形品が
得られる。
【図1】 実施例で作製したアウトサート成形品の概略
図である。
図である。
1 硬質基板(金属部品) 2 ポリアセタール共重合樹脂 3 ランナー部
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも一つ以上の切欠きもしくは穴
のあいた基板に結晶化時間が5分以上のポリアセタール
共重合樹脂の機能部をアウトサート成形法により形成し
たアウトサート成形品。 - 【請求項2】 結晶化時間が5分以上のポリアセタール
共重合樹脂が、オキシメチレンユニットを主たる構成単
位とする重合体中に炭素数2以上のオキシアルキレンユ
ニットを3〜30重量%含有するものである請求項1記載
のアウトサート成形品。 - 【請求項3】 炭素数2以上のオキシアルキレンユニッ
トを構成するモノマー成分が、エチレンオキシド、1,3
−ジオキソラン、ジエチレングリコールホルマール、1,
3 −プロパンジオールホルマール、1,4 −ブタンジオー
ルホルマール、1,5 −ペンタンジオールホルマール及び
1,6 −ヘキサンジオールホルマールの何れか1種以上で
ある請求項2記載のアウトサート成形品。 - 【請求項4】 ポリアセタール共重合樹脂のメルトイン
デックスが 1.0〜60g/10分である請求項1〜3の何れ
か1項記載のアウトサート成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27554993A JPH07124997A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | アウトサート成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27554993A JPH07124997A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | アウトサート成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07124997A true JPH07124997A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17557002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27554993A Pending JPH07124997A (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | アウトサート成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07124997A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5952410A (en) * | 1995-09-06 | 1999-09-14 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Polyacetal resin composition exhibiting high retentivity of mechanical strengths |
US6618241B2 (en) | 2000-11-17 | 2003-09-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Computer system |
CN111572070A (zh) * | 2020-05-22 | 2020-08-25 | 青岛开疆拓土农业装备科技有限公司 | 一种智能大棚膜自动修复装置的密封机构 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27554993A patent/JPH07124997A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5952410A (en) * | 1995-09-06 | 1999-09-14 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Polyacetal resin composition exhibiting high retentivity of mechanical strengths |
US6618241B2 (en) | 2000-11-17 | 2003-09-09 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Computer system |
CN111572070A (zh) * | 2020-05-22 | 2020-08-25 | 青岛开疆拓土农业装备科技有限公司 | 一种智能大棚膜自动修复装置的密封机构 |
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