JPH07120646A - 光学部品の接着固定構造 - Google Patents
光学部品の接着固定構造Info
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- JPH07120646A JPH07120646A JP28594793A JP28594793A JPH07120646A JP H07120646 A JPH07120646 A JP H07120646A JP 28594793 A JP28594793 A JP 28594793A JP 28594793 A JP28594793 A JP 28594793A JP H07120646 A JPH07120646 A JP H07120646A
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- Japan
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- adhesive
- base material
- optical component
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- Pending
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 47
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 26
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract 1
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光学部品を基材に接着固定する構造におい
て、光学部品と基材の位置を正確に保つことができ、し
かも大きな接着強度が得られるようにする。 【構成】 フレーム1の被着面1aに溝3を設け、この
溝3に接着剤4を充填し、被着面1aに重ね合わせたミ
ラー2を前記接着剤4によりフレーム側に接着固定す
る。 【効果】 ミラー2を直接フレーム1の被着面1aに重
ね合わせるので、ミラーとフレームの位置を正確に保つ
ことができる。また、溝3で接着剤の量が均一になるた
め、接着強度のバラツキが小さくなる。
て、光学部品と基材の位置を正確に保つことができ、し
かも大きな接着強度が得られるようにする。 【構成】 フレーム1の被着面1aに溝3を設け、この
溝3に接着剤4を充填し、被着面1aに重ね合わせたミ
ラー2を前記接着剤4によりフレーム側に接着固定す
る。 【効果】 ミラー2を直接フレーム1の被着面1aに重
ね合わせるので、ミラーとフレームの位置を正確に保つ
ことができる。また、溝3で接着剤の量が均一になるた
め、接着強度のバラツキが小さくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学結晶体、プリズム
等の光学部品を他の基材に接着する接着固定構造の改良
に関する。
等の光学部品を他の基材に接着する接着固定構造の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学部品を基材に接着固定する構
造には、図9〜図10に示すように、光学部品Aを接着
剤Bにより基材Cに平面接着する構造と、図11〜図1
2に示すように、光学部品Aを接着剤Bにより基材Cに
端面接着する構造の2通りがある。
造には、図9〜図10に示すように、光学部品Aを接着
剤Bにより基材Cに平面接着する構造と、図11〜図1
2に示すように、光学部品Aを接着剤Bにより基材Cに
端面接着する構造の2通りがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9〜図10の平面接
着構造は接着面積が大きいため、接着強度は大きいが、
接着剤の厚みにより、光学部品は直接基材に固定されな
い。即ち、基材Bに隙間なく固定するためには、接着強
度は小さくなるが、端面接着で行うことになる。したが
って、特にミクロンオーダーレベルの位置決めを問題と
する光学部品の接着には、図11〜図12の端面接着構
造をとることとなる。
着構造は接着面積が大きいため、接着強度は大きいが、
接着剤の厚みにより、光学部品は直接基材に固定されな
い。即ち、基材Bに隙間なく固定するためには、接着強
度は小さくなるが、端面接着で行うことになる。したが
って、特にミクロンオーダーレベルの位置決めを問題と
する光学部品の接着には、図11〜図12の端面接着構
造をとることとなる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、光学部品と基材の位置を正確
に保つことが可能であり、しかも接着強度も端面接着に
較べて高くすることができる光学部品の接着固定構造を
提供することを主たる目的としている。
に保つことが可能であり、しかも接着強度も端面接着に
較べて高くすることができる光学部品の接着固定構造を
提供することを主たる目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学部品と基
材の被着面とを接着する接着固定構造において、前記基
材の被着面に溝からなる接着剤の充填部を設け、この充
填部の接着剤により前記光学部品と前記基材を接着固定
させたことを要旨としている。
材の被着面とを接着する接着固定構造において、前記基
材の被着面に溝からなる接着剤の充填部を設け、この充
填部の接着剤により前記光学部品と前記基材を接着固定
させたことを要旨としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、光学部品は基材の被着面で
の位置決めができ、しかも接着剤が充填される溝の面積
により、大きな接着面が得られる。
の位置決めができ、しかも接着剤が充填される溝の面積
により、大きな接着面が得られる。
【0007】
【実施例】図1〜図3に、光ピックアップのフレームに
ミラーを接着固定する例を示している。同図において、
1はフレーム、2はミラーであり、フレーム1のミラー
被着面1aに溝3が設けられ、この溝3に接着剤4を充
填し、フレーム1の被着面1aに直接重ね合わされたミ
ラー2は溝内の接着剤4により、被着面に接着固定され
る構造となっている。
ミラーを接着固定する例を示している。同図において、
1はフレーム、2はミラーであり、フレーム1のミラー
被着面1aに溝3が設けられ、この溝3に接着剤4を充
填し、フレーム1の被着面1aに直接重ね合わされたミ
ラー2は溝内の接着剤4により、被着面に接着固定され
る構造となっている。
【0008】前記フレーム1のミラー被着面1aに形成
する溝3は1本でもよいが、多数あってもかまわない。
また、左右に1本につながっていなくてもよい。その場
合、接着剤の接着力による接着ミラー2への歪発生を少
なくするために、溝のパターニングは左右対称にするの
が好ましい。
する溝3は1本でもよいが、多数あってもかまわない。
また、左右に1本につながっていなくてもよい。その場
合、接着剤の接着力による接着ミラー2への歪発生を少
なくするために、溝のパターニングは左右対称にするの
が好ましい。
【0009】図4〜図6に他の実施例を示す。本実施例
は、フレーム1の傾斜被着面1aに2本の縦の溝5と、
その下部を連絡する横の溝6を設け、接着剤を縦溝の上
部から塗布し、自重で流下させて充填するようにした例
であって、横の溝6は接着剤4の充填がきちっとなされ
るように、空気抜き部の役目を果たしている。
は、フレーム1の傾斜被着面1aに2本の縦の溝5と、
その下部を連絡する横の溝6を設け、接着剤を縦溝の上
部から塗布し、自重で流下させて充填するようにした例
であって、横の溝6は接着剤4の充填がきちっとなされ
るように、空気抜き部の役目を果たしている。
【0010】図4〜図6の実施例で、ミラーを接着する
には、図7に示すように、フレーム被着面にミラー2を
押え治具7などで固定状態に保持しておき、接着剤(U
V硬化型接着剤)をディスペンサー8で溝に流し込み、
接着剤を紫外線照射具9を用いて照射して硬化させ、ミ
ラーを接着したあと、押え治具7を取り外す。
には、図7に示すように、フレーム被着面にミラー2を
押え治具7などで固定状態に保持しておき、接着剤(U
V硬化型接着剤)をディスペンサー8で溝に流し込み、
接着剤を紫外線照射具9を用いて照射して硬化させ、ミ
ラーを接着したあと、押え治具7を取り外す。
【0011】図8は、従来の接着固定構造と本発明の接
着固定構造の剥離強度を比較したグラフである。このグ
ラフにみられるように、本発明によれば、大きな接着強
度が得られる。
着固定構造の剥離強度を比較したグラフである。このグ
ラフにみられるように、本発明によれば、大きな接着強
度が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、下記効果が得られる。 (1)光学部品と基材の位置を正確に保ち、しかも接着
強度も端面接着に較べ高く得られる。 (2)基材に設けた溝で接着剤の量が均一になるため、
接着強度のバラツキが小さくなる。 (3)基材の光学部品被着面が斜面になっている場合、
塗布した接着剤が硬化する前に流れ落ちたり、形状が変
わるが、溝の場合は、全く心配ない。 (4)光学部品の被着面が斜面になっている場合、その
下部に空気抜き溝を形成したものによれば、接着剤の未
充填部を残さずに充填ができる。
によれば、下記効果が得られる。 (1)光学部品と基材の位置を正確に保ち、しかも接着
強度も端面接着に較べ高く得られる。 (2)基材に設けた溝で接着剤の量が均一になるため、
接着強度のバラツキが小さくなる。 (3)基材の光学部品被着面が斜面になっている場合、
塗布した接着剤が硬化する前に流れ落ちたり、形状が変
わるが、溝の場合は、全く心配ない。 (4)光学部品の被着面が斜面になっている場合、その
下部に空気抜き溝を形成したものによれば、接着剤の未
充填部を残さずに充填ができる。
【図1】本発明の一実施例を示す光学部品の接着固定構
造における基材の側面図である。
造における基材の側面図である。
【図2】前記基材の正面図である。
【図3】光学部品を基材に接着固定した構造の側面図で
ある。
ある。
【図4】他の実施例を示す光学部品の接着固定構造にお
ける基材の側面図である。
ける基材の側面図である。
【図5】前記基材の正面図である。
【図6】光学部品を基材に接着固定した構造の側面図で
ある。
ある。
【図7】光学部品を基材に接着固定する手段の説明図で
ある。
ある。
【図8】従来の接着固定構造と本発明の接着固定構造の
剥離強度を比較したグラフである。
剥離強度を比較したグラフである。
【図9】従来の光学部品の接着固定構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】従来の光学部品の接着固定構造を示す斜視図
である。
である。
【図11】従来の光学部品の接着固定構造を示す側面図
である。
である。
【図12】従来の光学部品の接着固定構造を示す正面図
である。
である。
【符号の説明】 1 フレーム 1a 被着面 2 ミラー 3 溝 4 接着剤 5 縦の溝 6 横の溝 7 ミラー押え治具 8 接着剤のディスペンサー 9 照射具
Claims (2)
- 【請求項1】 光学部品と基材の被着面とを接着する固
定構造において、前記基材の被着面に溝からなる接着剤
の充填部を設け、この充填部の接着剤により前記光学部
品と前記基材を接着固定させたことを特徴とする光学部
品の接着固定構造。 - 【請求項2】 前記基材の被着面端部に前記充填部と連
通する空気抜き部が形成されている請求項1に記載の光
学部品の接着固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28594793A JPH07120646A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 光学部品の接着固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28594793A JPH07120646A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 光学部品の接着固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07120646A true JPH07120646A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17698031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28594793A Pending JPH07120646A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | 光学部品の接着固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120646A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0922984A1 (en) * | 1997-12-10 | 1999-06-16 | Datalogic S.P.A. | A mirror mount for a rotor and a method of production of a mirror rotor |
JP2005234058A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Sigma Koki Kk | 光学ユニット及びこれを用いた光学装置 |
CN102520502A (zh) * | 2011-12-12 | 2012-06-27 | 中国科学院电工研究所 | 一种太阳能聚光器反射镜单元的粘接工艺 |
JP2012181551A (ja) * | 2006-10-04 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 光学走査デバイスのハウジング、画像形成装置、光学走査デバイス、ミラーの取り付け方法、ミラーの配置調整装置、及びミラーの配置調整方法 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP28594793A patent/JPH07120646A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0922984A1 (en) * | 1997-12-10 | 1999-06-16 | Datalogic S.P.A. | A mirror mount for a rotor and a method of production of a mirror rotor |
US6169620B1 (en) | 1997-12-10 | 2001-01-02 | Datalogic S.P.A. | Mirror mount for a rotor and a method of production of a mirror rotor |
US6268947B1 (en) | 1997-12-10 | 2001-07-31 | Datalogic S.P.A. | Mirror mount for a rotor and a method of production of a mirror rotor |
JP2005234058A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Sigma Koki Kk | 光学ユニット及びこれを用いた光学装置 |
JP2012181551A (ja) * | 2006-10-04 | 2012-09-20 | Ricoh Co Ltd | 光学走査デバイスのハウジング、画像形成装置、光学走査デバイス、ミラーの取り付け方法、ミラーの配置調整装置、及びミラーの配置調整方法 |
CN102520502A (zh) * | 2011-12-12 | 2012-06-27 | 中国科学院电工研究所 | 一种太阳能聚光器反射镜单元的粘接工艺 |
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