JPH0711830Y2 - 浄水フィルター - Google Patents
浄水フィルターInfo
- Publication number
- JPH0711830Y2 JPH0711830Y2 JP7389590U JP7389590U JPH0711830Y2 JP H0711830 Y2 JPH0711830 Y2 JP H0711830Y2 JP 7389590 U JP7389590 U JP 7389590U JP 7389590 U JP7389590 U JP 7389590U JP H0711830 Y2 JPH0711830 Y2 JP H0711830Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- filter
- adsorbent
- water purification
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は河川水、池水、井戸水や水道水などに発生する
悪臭や各種溶存物質ならびに錆などの懸濁物質を除去
し、水質を向上させるための浄水用具に関する。
悪臭や各種溶存物質ならびに錆などの懸濁物質を除去
し、水質を向上させるための浄水用具に関する。
用水浄化のために濾過処理を行ない、また各種吸着処理
を行うことが知られている。そしてかかる処理を実施す
るための簡便な装置として、容器内に吸着材や濾過材を
充填した浄水フィルターが用いられていた。
を行うことが知られている。そしてかかる処理を実施す
るための簡便な装置として、容器内に吸着材や濾過材を
充填した浄水フィルターが用いられていた。
かかる従来の浄水フィルターは、通常、容器の入口と出
口とにシート状の濾過材を設け、その間に粉状又は粒状
の吸着材を充填した構造を取っているために、水の流通
経路が偏り易く充分な浄水効果が発揮できないこと、吸
着材による濾過材の目詰まりが起こり水の流通が制限さ
れること、また吸着材の充填状態によって通水速度が一
定しないことなどの問題があった。
口とにシート状の濾過材を設け、その間に粉状又は粒状
の吸着材を充填した構造を取っているために、水の流通
経路が偏り易く充分な浄水効果が発揮できないこと、吸
着材による濾過材の目詰まりが起こり水の流通が制限さ
れること、また吸着材の充填状態によって通水速度が一
定しないことなどの問題があった。
本考案は、このような従来の浄水フィルターの欠点を除
くためになされたものであって、その目的は均一な通水
速度が得られ、小型で処理能力が大きい浄水フィルター
を提供することにある。
くためになされたものであって、その目的は均一な通水
速度が得られ、小型で処理能力が大きい浄水フィルター
を提供することにある。
上記のような本考案の目的は、繊維集合体シートから形
成された多重層巻上体の両端部を除いた部分の各層間
に、粉状ないし粒状の吸着材と繊維状の活性炭とを分散
保持してなる浄水フィルターによって達成することがで
きる。
成された多重層巻上体の両端部を除いた部分の各層間
に、粉状ないし粒状の吸着材と繊維状の活性炭とを分散
保持してなる浄水フィルターによって達成することがで
きる。
本考案の浄水フィルターに用いられる繊維集合体シート
としてはたとえば合成繊維からなる不織布などが好まし
いが、必ずしもこれに限られるものではない。また吸着
材としてはゼオライト、イオン交換樹脂、あるいは活性
炭などの公知のものが利用できるが、これらは粉状また
は粒状であってよく、造粒されたものであってもよい。
これらの種類はとくに限定されるものではなく、一種或
いは二種以上を併せて用いることができる。
としてはたとえば合成繊維からなる不織布などが好まし
いが、必ずしもこれに限られるものではない。また吸着
材としてはゼオライト、イオン交換樹脂、あるいは活性
炭などの公知のものが利用できるが、これらは粉状また
は粒状であってよく、造粒されたものであってもよい。
これらの種類はとくに限定されるものではなく、一種或
いは二種以上を併せて用いることができる。
本考案の浄水フィルターは、各種の送水管の途中などに
挿入して用いるほか、管状その他の容器などに充填し水
栓の出口などに取り付けて用いることもできる。
挿入して用いるほか、管状その他の容器などに充填し水
栓の出口などに取り付けて用いることもできる。
かかる本考案の浄水フィルターを用いて水の浄化を行え
ば、吸着材の流出やそれによる目詰まりなどがなく、均
一で偏りのない水流分布が得られるため、大量の水を効
率よく浄化することができる。
ば、吸着材の流出やそれによる目詰まりなどがなく、均
一で偏りのない水流分布が得られるため、大量の水を効
率よく浄化することができる。
本考案の浄水フィルターの例を図によって説明する。
第1図及び第2図に示す浄水フィルターは、熱融着可能
なポリプロピレン繊維を含んで形成された不織布1をそ
の一方端から巻き上げて多重層の柱状体とし、その各層
間には両端縁部分2、2を除いて粒状の吸着材3と繊維
状の活性炭4を均一に分散させて挟み込んである。
なポリプロピレン繊維を含んで形成された不織布1をそ
の一方端から巻き上げて多重層の柱状体とし、その各層
間には両端縁部分2、2を除いて粒状の吸着材3と繊維
状の活性炭4を均一に分散させて挟み込んである。
このように構成された浄水フィルターは、第3図に示す
ような多孔底板5aを有する円筒状のケース5内に挿入し
たうえその周面とケース5の内面とを適宜の手段により
接着固定し、ユニット型フィルターとした。
ような多孔底板5aを有する円筒状のケース5内に挿入し
たうえその周面とケース5の内面とを適宜の手段により
接着固定し、ユニット型フィルターとした。
このような構造の浄水フィルターにおいては、その一方
端から原水を流入させると、水はそれぞれの層に沿って
一様に分布して流れ、吸着材3と繊維状の活性炭4とに
接触して溶存物質などが除去されると同時に不織布1部
分で懸濁物質の除去が行われるので、浄水フィルターの
他端から浄化された水が流出することになる。この際、
両端縁部分2、2は懸濁物質の除去及び吸着材3の流出
阻止の機能を発揮する。
端から原水を流入させると、水はそれぞれの層に沿って
一様に分布して流れ、吸着材3と繊維状の活性炭4とに
接触して溶存物質などが除去されると同時に不織布1部
分で懸濁物質の除去が行われるので、浄水フィルターの
他端から浄化された水が流出することになる。この際、
両端縁部分2、2は懸濁物質の除去及び吸着材3の流出
阻止の機能を発揮する。
本考案の浄水フィルターは吸着材が繊維集合体シートに
よって確実に保持されるから、粒度が細かくて吸着能力
が高い吸着材を利用することができ、小型であって大能
力の浄水フィルターが経済的に提供できるほか、種々の
能力を持つ浄水フィルターを任意に製造できる特長があ
る。
よって確実に保持されるから、粒度が細かくて吸着能力
が高い吸着材を利用することができ、小型であって大能
力の浄水フィルターが経済的に提供できるほか、種々の
能力を持つ浄水フィルターを任意に製造できる特長があ
る。
第1図は本考案の浄水フィルターの例の外観斜視図、 第2図は同じくその破断面を示す斜視図である。 第3図は本考案の浄水フィルターを挿入したユニット型
フィルターの断面図である。 1…不織布、2…端縁部分、3…吸着材、4…繊維状の
活性炭、5…ケース、5a…多孔底板。
フィルターの断面図である。 1…不織布、2…端縁部分、3…吸着材、4…繊維状の
活性炭、5…ケース、5a…多孔底板。
Claims (1)
- 【請求項1】繊維集合体シートから形成された多重層巻
上体の両端部を除いた部分の各層間に、粉状ないし粒状
の吸着材と繊維状の活性炭とを分散保持してなる浄水フ
ィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7389590U JPH0711830Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 浄水フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7389590U JPH0711830Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 浄水フィルター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433993U JPH0433993U (ja) | 1992-03-19 |
JPH0711830Y2 true JPH0711830Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31613107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7389590U Expired - Lifetime JPH0711830Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 浄水フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711830Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0889944A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-04-09 | Toto Ltd | 浄水器 |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP7389590U patent/JPH0711830Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433993U (ja) | 1992-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |